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〈Black Acre〉や〈Sähkö Recordings〉〈Diskotopia〉といった各地の名門レーベルからここ10年にわたって作品を送り出してきた英国・ブリストル出身の実験的電子音楽家/アンビエント作家Memotoneが、〈The Trilogy Tapes〉から発表した最新アルバム『Tollard』をストック。仄かなノワール・ジャズの香りやスピリチュアル・ジャズの神聖な空気感、ポスト・ミニマリズムの息吹までをたたえた、エクレクティックで特異なアンビエント・フォーク・ジャズ作品。名手Stephan Mathieuによるマスタリング仕様。
英国・ロンドン拠点の実験的オルガン奏者、Gillies Adamson Sempleによる2024年度最新作『Volumes』が〈Fourth Sounds〉レーベルよりアナログ・リリース。2022年にスイスのアルプスにある大聖堂Valère Basilicaを巡礼した際に、1435年に作られた世界最古のパイプオルガンを演奏(!!)その録音をロンドンのスタジオでミュージック・コンクレートの文脈へと巧みに落とし込んだアルバムにして、Sarah DavachiやKali Maloneの長編作品から触発されたドローン・ミニマル作品。ストップやペダルからオルガンの古びたパイプを駆け抜ける空気まで、音の物理的な本質を捉える事を目的としている模様です。限定200部。
全ニューエイジ/アンビエント・リスナーに捧ぐ国産アンビエントの最後の秘宝の一角が初のアナログ・リイシュー!80年、札幌で元はちみつぱいの和田博巳を中心に結成されたバンド ”QUOTATIONS”にギタリストとして参加。84年水族館レーベルでデビューを飾った愛知県出身武蔵野育ちのミュージシャン/神楽・伝承音楽研究家であり、細野晴臣主宰〈daisyworld discs〉からMicaboxとして作品を送り出している大ベテラン・三上敏視。1995年には〈札幌気功研究会〉を設立し、自身も気功音楽家としてアンビエント作品を発表、奉納即興演奏グループ「細野晴臣&環太平洋モンゴロイドユニット」にも参加していた事も知られるなど、多角的に展開してきた同氏が1996年に〈Gru-Gru Records〉より発表したアルバム『気舞』の〈Night Rhythms Recordings〉からの史上初アナログ再発盤をストック!傑作『香功』のシリーズなどと同様に、元々は気功や太極拳、ヨガなどのBGMとして制作されたものであり、様々なリラックスタイムへと捧げられた、ミニマル・アンビエント/モダン・クラシカル・ニューエイジの破格の名作!
新品デッドストック入荷!ジャーナリストや劇作家としても活動し、イタリアのフリージャズ系名パーカッショニスト、Andrea Centazzo作品の録音も手がけているイタリアの作曲家、Marco Maria Tosoliniが1985年に発表したエクスペリメンタル・ニューウェイヴ傑作『Mèlange』のオリジナル盤!イタリアのアヴァンギャルド/ミニマルの再評価を推し進めた〈Soave〉によって2018年に再発されたミニマル・アンビエント傑作、Tiziano Popoli, Marco Dalpane『Scorie』もリリースしていた同国の〈Yaki Record〉に残されたオブスキュアな作品。アンビエントからミニマル、コンテンポラリー・ジャズといった様々なスタイルを横断しながら、泣きの一手とも言えるフルートの旋律に、ヘロヘロなシンセとベースライン、プログレ的音色を有効に取り入れたアヴァン・ニューウェイヴの秀逸タイトル。なかなかにファンキー、そしてディスコ的にも聞こえるところも。都会的ながら実に妙な感じがします。その変な感じがニューウェイヴというべきではないでしょうか。シンセサイザーや電子ドラムには、前述のTiziano Popoli、ベースには、イタリア産ニューエイジの最高峰とも言えるFranco Nanniの『Elicoide』をプロデュースしたことでも名高いPaolo Grandiが参加(この人のジャズファンクな面も感じ取れます)。スネアの音が意外と気持ちいいんですよね。単にニューウェイブの珍盤だと思ったら誤解するでしょう・・・もっとさらに拗らせてますよ。必携!※オリジナル盤デッドストック品の為、未使用品ですがスリーブに経年劣化がある場合がございます。予めご了承くださいませ。
7月上旬再入荷。オリジナルは4万円越えの高値を付けた事もある鬼レア盤!太平洋岸北西部のミュージシャン、John Greekが、1979年に限定盤として発表したプライベートプレス盤12インチシングルであり、オリジナルはたった100部しかプレスされなかったとされる超絶アウトサイダーな実験的サイケ盤『I'm Hot For Your Body』がリマスタリング仕様で待望のアナログ再発!卑劣で原始的なディスコ・ブルース・サウンドに、まるで亡霊のように影の周りで渦巻くストリングス・シンセ、それらすべてをフランジャーに注ぎ込んでいく様は恐ろしく、圧巻の内容です!
新津章夫が自宅の物置を改造した手製スタジオにて、作曲からエンジニアリングまで全て自身の手によって三年の歳月をかけ、ギターの多重録音によって制作した78年発売のファースト・アルバム『I/O(イ・オ)』の初アナログ再発売。
ギターの多重録音アルバムとしては84年に「アシュ・ラ・テンペル」の中心人物「マニュエル・ゲッチング」がリリースしたアルバム『E2-E4』より6年も早く着想を具現化したが、早すぎるが故に埋もれてしまったエクスペリメンタル/アンビエントの迷盤!
迷宮の森へと深く迷い込んでいくようなパラドックス・サウンドが横尾忠則のアートワークと相俟って、耳と目で新津章夫の世界観が堪能できる一枚。
トラックリスト:
Side A
1. Orange Paradox
2. Wonder Land
3. Music Box Of Sparkle
4. From Eternity To Schaffhausen Information
Side B
1. Black Hole
2. Tenkiame
3. Cosmic Train
4. Forest Of Maze
イタリアの親子デュオ、Luciano MicheliniとLorenzo Dadaによる稀に見る美しさを誇るコラボレーション作品『Lucifer』がドイツの電子音楽の聖地〈Kompakt〉よりアナログ・リリース。Jay HazeやFete、Leo Benassi、Derといった面々と仕事を共にしているテクノ・プロデューサー兼DJであり、ソロ・アルバム『Second Life』(2018)もリリースしているLorenzo Dadaと、60年代から80年代にかけて〈RCA〉で働いていたサウンドトラック作家で、 Snoop Dogg の「Crip Ya Enthusiasm」でもサンプリングされたLarry Davidのテレビ番組『Curb Your Enthusiasm』シリーズのテーマ曲「Frolic」でも知られるLuciano Micheliniという親子ユニットによる実験的アンビエント作品。エレクトロニックとアコースティック、都会と田園が融合した、美しく魅惑的な音楽の組曲であり、そのゴージャスな夜目のようなヴィジョンと優しいメランコリーは〈Kompakt〉の世界にうまく収まり、好奇心旺盛なリスナーに新しい視点を提供するものとなっています。
〈EM Records〉もCD再発していたバイオフィードバック音楽の金字塔『脳波の音楽』で知られるDavid Rosenboomが、1981年に短命なデトロイトのレーベル〈Street Records〉からリリースした作品『Future Travel』が、同時期のワイルドで未発表のライブ及びスタジオ・マテリアルを追加した拡張版仕様で豪州前衛音楽の聖地〈Black Truffle〉よりアナログ・リイシュー!「音楽とは何か?」という根本的な疑問から始まる「音楽の完全な認知モデル」と定義される「命題音楽」の探求、そして、RosenboomとシンセサイザーのパイオニアであるDon Buchlaとの長いコラボレーションにおける重要な瞬間の記録という2つのセクションからなる作品。一部の作品ではJacqueline Humbertの加工された声を加えており、RosenboomとHumbertがコラボレートした抽象化されたシンセ・シャンソン”Daytime Viewing”も収録。爽快なまでに独特かつ固有のものであり、クセナキス風の過激な形式化が表現力豊かなジャズのハーモニーと昔ながらのフォークメロディーを自然に生み出す『Future Travel』は極めてユニークな世界に存在しています。ゲイトフォールド・スリーブ仕様、12ページのブックレット付属。
廃盤最終入荷です。Chari Chari 名義でも知られるDJ/音楽家の Kaoru Inoue の新作「Dedicated to the Island -soundwalk & music for SAUNTER magazine-」。
屋久島を拠点とする出版社「キルティブックス」が発行する旅雑誌「サウンターマガジン」の第6号、特集「屋久島の現在」の限定版特典CDとして2023年9月に発売されたアルバムが、新たなプロセスを経て初アナログレコード化!
屋久島でのフィールド・レコーディングを元に制作された「Mizukumi」「Nagareru」「Hoshifuru」など9曲を含む、珠玉のOrganic Electronic Music。
2024年4月20日(土)開催の "RECORD STORE DAY" に、RSD限定盤としてLPレコードで発売(180g重量盤、ライナーノーツ付き)。
2002年、Final Dropの制作のために初めて訪れた屋久島のあり様に衝撃を受けて以来、4度目となった今回の屋久島訪問は、当初はフィールド・レコーディングを敢行してその取材を受けるというものだった。ちょうど周りの音楽人の間で話題になっていた書籍「フィールド・レコーディング入門」(柳沢英輔著)を読んでいる最中だったのもあり、また屋久島へ行ける、という純粋な動機から二つ返事でOKしたものだったが、最終的にそこから音楽を産み出すという、自分にとって更なる特別な案件となっていった。
カナダの作曲家、マリー・シェーファーが60年代に提唱した概念「サウンドスケープ」は多くの理念・事柄を含んでおり、最も興味深いのはその教育的な側面のひとつとして、注意深く環境に耳を向けることのクリエイティビティを実感することと、その実践としてのサウンドウォークという行動だった。今回の屋久島旅は正にこれに該当していたと思う。森深い山へ録音機材を背負って入っていった時に自分の中で微かに鳴っている音楽、本作は屋久島の環境音と共にそれが土台になっている。(井上薫)
*サウンターマガジン06「屋久島の現在」誌面より抜粋*
Kaoru Inoue アーティストプロフィール
井上薫。DJ/音楽家。
90年代初頭からDJカルチャーに没入し、94年にChari Chari名義で初の楽曲をリリース。以降、国内外で様々な名義での楽曲リリースやリミックスを手がけ、大小問わずクラブ、また屋外レイヴ・パーティーなどでDJとして活動してきた。今後は電子楽器を使ったライブ活動を視野に入れた制作を行なっていく予定である。
廃盤最終入荷です。日本が世界に誇る、今は亡きrei harakami(レイ・ハラカミ)の名作が蘇る。レイ・ハラカミが手掛けた『天然コケッコー』のサウンド・トラックが、砂原良徳によるリマスタリングを施し、遂にアナログ盤で完全限定盤にてリリース決定!!
2011年7月40歳の若さで亡くなったレイ・ハラカミのオリジナル・アルバム/企画盤の中でも根強い人気を誇る、くらもちふさこ原作の漫画を映画化した『天然コケッコー』のサウンド・トラックが、待望のレコード化が決定!!
この映画全編に渡って使用される音楽をレイ・ハラカミが提供し、今作は毎日映画コンクール音楽賞を受賞した。また、レコード化に伴い、レイ・ハラカミとも親交があった砂原良徳がマスタリングを担当した全20曲を収録。
「映画のサウンドトラックとして残されたこの20曲、トータル30分ほどのアルバムには、繰り返し聴くことに誘う魅力があります。レイ・ハラカミのオリジナル・アルバムにある音楽と似ていますが、これはもっとさり気なくそこに存在している音楽に感じられるのです。映画と共にある音楽のはずなのに、パーソナルな音楽として響きます。だからこそ、レコードで聴きたい、レコードとして存在させたいと思いました。砂原良徳さんの素晴らしいリマスタリングと共に、それを実現しました。」 (原 雅明 ringsプロデューサー)
境界もジャンルもほとんどない陽気な音楽の世界。ウルグアイから登場し、バレアリックの再興を推し進めた世界的名門レーベル〈International Feel〉からの新タイトルは、ハンブルクのレコードディガーであり、ニューエイジ・リバイバルの火付け役とも言える名ブログ/レーベル〈Growing Bin Records〉主宰のBasso監修のコンピレーション・アルバム『Sitting In Trees』がアナログ・リリース。バレアリスへの確かな眼差しを据えながら、黄昏に夕映映えのモダン・クラシカル・ニューエイジ&プロト・ヴェイパーウェイヴ、第四世界の息吹が聞こえる上質なコンテンポラリー・ジャズ、黒光りするミュータント・ファンクまで横断。オブスキュアなセレクトで絶対文句無しの内容に仕上がっています!
Om UnitやMoiré、John Fruscianteなどのリリースも知られるベルリンの先鋭的レーベル〈Acid Test〉から新物件!ウィーンのTin ManことJohannes Auvinenとイタリア地下テクノ・マエストロ、Donato DozzyによるコラボEP作品『Acid Test 09』が10周年記念盤『Acid Test 09.1』として追加楽曲を搭載して久々の再プレス!アシッド・ノマドのTin Man VS テクノ・ドリーム・ウィーバーDonato Dozzyのタッグによる、ディープなアシッドとダビーでブリーピーなオリジナルのトラック3曲収録に加え、”Test 3”の新規ボーカルミックスを加えた特別な10周年記念エディション。名匠Rashad Beckerの手による〈Clunk〉でのマスタリング仕様。
インダストリアル伝説Coilにも参加した経歴を持つスコットランド出身/ニューヨーク拠点のエレクトロニック・ミュージックの先駆者、Psychic TVのDrew McDowallによる7枚目のソロアルバムにして、2024年度最新作『A Thread, Silvered and Trembling』が〈Dais Records〉から堂々アナウンス!同氏の長年の関心事であったピブロッシュ・バグパイプ・スタイルの独特なサウンドを追求した本作は、それらの音素材を電子変容させ、より幅広いエレクトロアコースティックのパッチワークへと落とし込んだ秀逸タイトル。
〈Echovolt Records〉主宰のIlias Pitsiosと〈Music From Memory〉のTako Reyengaが運営していたニューエイジ系の名門再発レーベル〈Into The Light Records〉からもコンピレーション作品が組まれていたギリシャの作曲家であり、1989年に自身が創立した〈Utopia〉レーベルでは、Tomasz StańkoやIskraといったオブスキュアな面々による作品を送り出していたVangelis Katsoulisが1986年に同国の〈Praxis〉から発表した2枚目のアルバム『Minimal Suite - Double Image』の新品デッドストックを奇跡的に入荷出来ました!”Minimal Suite”と”Double Image”という珠玉の霊性ミニマル・ニューエイジ長編2作品を収録したアルバム。Franco NanniやDitto、Cabaret Du Ciel、Vito Ricci辺りのラインが好きな人には絶対オススメな極上のオブスキュア・ニューエイジ盤です!