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無限の過去=OOと未来=OOの間に立つ私自身=I、による新次元アンサンブルはさらなる完全共鳴体へ“
これまでの彼女たちが培ってきた独自の強烈な「訛り」を100%継承しつつ、新たにインドネシアの伝統楽器「ガムラン」を全面にフィーチャーし、これまでとは一線を画す新たな次元の音楽を聴かせてくれます。
本作のガムランのフィーチャーは決して突発的なアイデアではなく、2012年以降多数のライブを通してじっくりと検証・熟成されており、レコーディング前にはOOIOOアンサンブルにおいて不可欠な要素として溶け込んでいる状態になっていました。本作はライブに近い状態で録音されており、彼女たちの“今”のアンサンブルを存分に堪能いただける内容となっています。
ガムランの繊細で豊潤な音表現を最大限に抽出するかのように、直情的なビートをあえて抑えたシンプルでミニマリスティックなリズム・アンサンブルが用いられ、複雑なテクスチャーと、豊かな倍音成分がもたらす不思議な浮遊感、そして緻密かつ大胆なハーモニーに満ちた、まったく新しい、けれど懐かしく優しい肌触りを持った音楽を織り上げられています。
古代遺跡が時に未来の建造物に見えるような自由な時間・空間の感覚的往来。土の匂いと豊かな色彩がもたらす稔りの季節のような多幸感。そんな中、突発的な電子音と歪みが落雷のように突き刺さり、まだ見ぬ未来をちょっぴり垣間見せてくれます。
新しいOOIOOは、そんな快い刺激とイマジネーションに溢れ、心地よく空気を振動させてくれます。
音楽フリーク注目のレーベル、Warp傘下の〈Disciples〉からPhewの最新作『Vertigo KO』がリリース!
"このアルバムは、2017年から2019年、10年代の終わり、この閉塞的な期間に制作された音のスケッチです。
言い換えるなら、幻想に浸るでもなく、音楽へ逃避するでもなく、また世界観を提示するものでもなく、2010年代後半のある個人のドキュメンタリーミュージックです。
このアルバムの隠されたメッセージは、「なんてひどい世界、でも生き残ろう」です。” - Phew
日本のアンダーグラウンド・ミュージック界の伝説的なアーティスト、Phew。1978年に大阪で最も初期のパンク・グループの一つであるアーント・サリー (Aunt Sally) のフロントを務めたのを皮切りに、80年代にはソロ・アーティストとして坂本龍一、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、DAFのクリス・ハースなど、多くの著名なアーティストとのコラボレーションを行い、近年では、レインコーツのアナ・ダ・シルヴァ、ジム・オルーク、イクエ・モリ、オーレン・アンバーチ、ボアダムス/OOIOO/SaicobabのYoshimi (Yoshimi P-We) などとのコラボレーションも行っている彼女が、最新作のリリースを発表。
本作は、これまでに、ブラック・ロッジ、ボグダン・ラチンスキー、ヒズ・ネイム・イズ・アライヴといったカルト・ヒーローたちの未発表音源を世に発表して音楽ファンから一目置かれてきたレーベル〈Disciples〉の審美眼に適った初の日本人アーティスト作品となる。
Phewの80年代初期のニューウェイブ指向の作品には、日本のみならず海外のコアな音楽フリークやレーベルから多くの関心が寄せられており、コラボレートしてきた著名なアーティストたちの数々も印象的だが、〈Disciples〉は『Light Sleep』『Voice Hardcore』といった近年の作品は、彼女の素晴らしいキャリアの中でもモダン・クラシックと呼ぶべき傑作であり、Phewが今、再び最盛期を迎えていることを確信し、本作のリリースへと繋がった。〈Disciples〉が今回のリリースにおいて探求したいと思ったのは、まさに彼女の今なのだ。『Vertigo KO』は、前述の2枚のアルバムと同じ時期に録音された楽曲と、今回のリリース用に制作の新曲を収録。アルバムには20ページのブックレットが付属しており、Phewについての文章と、表紙にもなっている塩田正幸の写真が収録。
「30年前の自分の気持ちを思い出そうとしたんだけど、やってみたら超難しくてね。」 「5年前の自分がどう思っていたかもわからないし、心の新陳代謝は思ったより早いようです。昔のMIDIデータを掘り起こしたり、昔の経験を思い出して作曲したりと、いろいろな方法を試しました。ラッシュアワーの力を借りて、30年前の自分が持っていた心の光のようなものを見つけました。見つけた心の光を『浅草ライト』というニックネームにしました。」
日本に残された数少ない部族のひとつであるアイヌの言葉を使いながらも、現代の音楽、特にレゲエ的な音響処理をする事で今現在も世界中で増殖するNEW WORLD MUSICの先端に踊り出る作品に。
どこか怪しく、どこかユーモラスで、それでいて多幸感がある2曲。
300枚世界限定作品。
デザイン提供はロシアの偉大な画家パブリーシンの絵を使用!
現代と過去、そして国境を越えて繋がる新しい作品がまた生れました。
1981年に神戸で日本の"元祖音響系女子"ことHACO(vo/key/tapes)を中心に、様々なバックグラウンドを持つメンバーにより結成。日本の大変特異なアンダーグラウンド・シーンの中でも、他とは一線を画す革新的かつアヴァンギャルドな音楽性で海外でも非常に評価の高く、フレッド・フリス、クリス・カトラー、ロバート・ワイアットなどの海外からの支持者も多い伝説的ユニット、After Dinner。
84年のデビュー・アルバム『GLASS TUBE』と82年デビュー・シングル『AFTER DINNER』を収録した英〈Recommended Records〉より発表の84年コンピ盤『AFTER DINNER』がボーナストラックが追加され『1982-85』として、意外にも伊〈Soave〉より再発!!
HACOの神秘的なヴォーカルと宇都宮泰による各種音響加工を加え、ニュー・ウエイヴ、電子音楽、民族音楽、そして日本の伝統音楽が融合した唯一無二の音楽性を聴かせる、アヴァン/レコメン系ファンは必聴の編集盤!
ボーナストラックに、仏〈Celluloid〉より85年発表されたコンピレーション・アルバム『WELCOME TO DREAMLAND』が初出であり、後に91年『AFTER DINNER』ReR再発盤CDや05年『GLASS TUBE』Arcangelo再発盤CDなどにも収録された"The Room of Hair-mobile"を収録。
クレジット/歌詞/写真が掲載された24Pのブックレットが付属。
「ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド」にも掲載した佐藤準やLove, Peace & Tranceなどを始め、細野晴臣プロデュースな井上陽水の和レアリック"Pi Po Pa"から日向敏文プロデュースのXácara(シャカラ)、桜井圭介の声明ディープ・ハウス"はらい"、横川理彦(P-Model、4-D他)に橋本一子といった面々によるニューエイジからアンビエント、エクスペリメンタルまでも横断したサウンドから、〈FOND/SOUND〉も以前取り上げたPOiSON GiRL FRiENDや喜納友子などの様に未だリバイバルされていない、90年代J-POP独特のアブストラクトな質感までも内包させた意欲的コンピレーション・アルバム。10年代以降のオブスキュアなアナログ再発ブームを推し進めてきた界隈から繰り出された編集盤の中でも、最も新鮮味のあるラインナップに思えます。選曲を担当したのは、〈Rare Groove Osaka〉の佐藤憲男と〈Revelation Time〉の谷口英司という共に大阪のニッチな名店の店長であり、彼らが日本人として発したハードな和物ディグの成果を支えるのが〈Music From Memory〉という胸熱な逸品!そして、Chee Shimizuによるライナーノーツという完璧な布陣です。まさに金字塔!
即興演奏を出自とする森山だが、本作に即興的なものは皆無で、むしろ構築された作品性の高さが際立つ。実は、彼が『ゆうたいりだつ』で目指したのは<オーケストラ>を取り入れた音楽で、しかもこれはブリッジ人脈の音楽に結びつきそうにないユニークな死角、そこからの跳躍であった。ひとり彼はパソコンのソフトウェア音源を使って、約一年かけて本作をものにした。
「にこエレクトロ」「 タイムリミット」は国内外で評価される森山的宅録オーケストラの典型で、アルバムの中心には表題作「ゆうたいりだつ」や「やっかいな記憶」という長尺の2曲が据えてある。また、新たに差し替え追加した4曲が妙なオーケストラ感を補充する。挑発的な混淆にイメージされてきた関西ゼロ世代の暴力的な個性の中あって終始控えめな森山だったが、その内には<関西ゼロ世代に生まれたもっとも微妙な〔変〕>と言えるような作家性を秘めており、それが本作の摩耗しない作品強度につながっている。
=作品仕様=
+ 通常ジュエルケース、帯付き
+ 装丁デザイン:木村銀次
TRACKS:
1. イントロ B * [1:00]
2. にこエレクトロ [4:49]
3. クエスチョン [2:10]
4. きっかけ * [2:16]
5. ゆうたいりだつ [7:44]
6. タイムリミット [1:43]
7. やっかいな記憶 [10:00]
8. タコパーセントOK( ゆうたいりだつMIX)* [3:47]
9. くろ * [2:48]
* 未発表・新曲