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1998年にCDのみでリリースされたMitsuto Suzuki(鈴木光人)による幻のコンセプト作品『Electric Satie』が、〈ISC Hi-Fi Selects〉から初のアーカイブ再発。タイトル通り、エリック・サティのピアノ作品を電子音楽で再構築した一枚で、ボサノヴァ調のダウンテンポからチルアウト、IDM、アンビエントまで、ジャンルを横断しながらサティの旋律が現代的な響きで蘇る。「ジムノペディ」「サラバンド」「家具の音楽」などサティの代表曲が、デジタル処理と柔らかな電子リズムで大胆に再構成されながらも、原曲の甘美な旋律とモーダルな浮遊感をしっかりと継承。Music From Memoryの『Virtual Dreams』や、Warpの『Artificial Intelligence』系コンピに通じる空気感も漂わせる、隠れたエレクトロニック名品!
Steve Lacy、Evan Parker、Lol Coxhill らとの共演で知られ、70年代から現在までヨーロッパ前衛音楽の最前線を走り続けるパーカッショニスト兼作曲家である Andrea Centazzo が 1976 年にElektriktus名義で発表した、イタリア産コズミック・ミニマル電子音楽の秘宝。Conrad Schnitzler、Cosmic Jokers、Tangerine Dream ら当時のドイツのクラウトロックに触発され、ツアーの合間に自宅スタジオへこもり、Minimoog や Davolisint、GEM Rodeo 49 といったシンセサイザーと 4トラックレコーダーを使って密かに進めていた電子音楽実験の集大成で、波打つアナログシンセのうねりに、柔らかなストリングス・シンセ、レイドバックしたドラム、そして盟友 Franco Feruglio のダブルベースが溶け合い、人間味のあるコズミックが立ち上がる。ミニマルな反復の中に宗教的な神秘性が漂い、抽象的な電子音の海にジャズ的なリズムがふっと浮かび上がる、そのバランス感覚はイタリアの電子音楽ならではの美学であり、独自のイタリアン・コスミッシェ・ムジークというべきもの。クラウトロック、ミニマル電子音楽、アンビエント、そして地中海的サイケデリアが交差する、唯一無二の音楽性。
Steve Lacy、Evan Parker、Lol Coxhill らとの共演で知られ、70年代から現在までヨーロッパ前衛音楽の最前線を走り続けるパーカッショニスト兼作曲家である Andrea Centazzo が 1976年にElektriktus名義で発表した、イタリア産コズミック・ミニマル電子音楽の秘宝『Electronic Mind Waves』のまさかの続編が実に49年越しにリリース!本作は『Electronic Mind Waves』のオリジナルセッションの未発表テープが近年になって屋根裏部屋から発掘されたことをきっかけに生まれたもので、前作から50年以上の音楽経験を経た Centazzo は、当時の自分と対話するようにデジタル・エレクトロニクスやパーカッションをオーバーダブしていく。「10分のループを作るには、10分間演奏し続けるしかない」と、コンピュータによる自動化を拒み、1975年と2025年を手で演奏するという連続性でつなぐことで生まれた Vol.2 は、回顧でも再構築でもない、時間横断的なコラボレーション。1975年の Elektriktus が生み出した、荒削りでありながら、クラウトロックのコズミック感覚とイタリア的な抒情性が混ざり合う独自の魅力を持つ抽象的な電子音の風景に、長年の即興演奏で培われた脈動する身体性が重ね合わされ、過去と現在が同じ強度で響き合う、唯一無二の音世界が立ち上がる。

日野浩志郎氏参加のgoatファンから、現代ジャズ・ファンにもお薦め!Laurel HaloやOneohtrix Point Neverのコラボレーターとしても知られるニューヨークのパーカッショニストでありヴィジュアル・アーティストの、Eli Keszlerが才媛Félicia Atkinson主催の仏Shelter Pressから2018年に発表したアルバム。
これで「生音」とは・・・・緩やかに、そして、優雅にビルドアップするこの感覚。心地好いアンビエンスを伴い、静寂の中を縫うように突き抜ける、繊細なリズムとそのダイナミズムは圧倒的です。しかし、不思議と聴き疲れしません。エクスペリメンタル脈において、今最も注目すべきドラマーの一人ではないでしょうか!マスタリングはもちろんShelter Pressお抱えの名技師、Rashad Beckerが担当。

ニューヨークを拠点に活動するシンガー/マルチ・インストゥルメンタリスト、ピアニストのエリアナ・グラスのファースト・アルバム『E』が〈Shelter Press〉より登場!本作は、ヴォーカリストとしてクラシックの訓練を受ける前に、両親のピアノの下に座って耳で弾くことを覚えたという、グラスの幼少期の思い出を呼び起こす作品であり、カーラ・ブレイやアネット・ピーコックといったレフトフィールド・ジャズやフリー・インプロヴィゼーションの巨匠たちへの尊敬の念、シビル・ベイヤーのような儚い美しさを感じさせつつも、特有の瑞々しく自然体のサウンドによってフィルターされている。オフビートで探し求めるような質感と、詩的で畏敬の念を抱かせる音域を交互に奏でていくような、彼女自身が「日常生活の凝縮」と表現する、ほろ苦く、はかなく、まばらで瞑想的な音楽!エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゲーブルーと彼女の2006年のコンピレーション『Éthiopiques』への物憂げなオマージュである"Emahoy"も収録!

ニューヨークを拠点に活動するシンガー/マルチ・インストゥルメンタリスト、ピアニストのエリアナ・グラスのファースト・アルバム『E』が〈Shelter Press〉より登場!本作は、ヴォーカリストとしてクラシックの訓練を受ける前に、両親のピアノの下に座って耳で弾くことを覚えたという、グラスの幼少期の思い出を呼び起こす作品であり、カーラ・ブレイやアネット・ピーコックといったレフトフィールド・ジャズやフリー・インプロヴィゼーションの巨匠たちへの尊敬の念、シビル・ベイヤーのような儚い美しさを感じさせつつも、特有の瑞々しく自然体のサウンドによってフィルターされている。オフビートで探し求めるような質感と、詩的で畏敬の念を抱かせる音域を交互に奏でていくような、彼女自身が「日常生活の凝縮」と表現する、ほろ苦く、はかなく、まばらで瞑想的な音楽!エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゲーブルーと彼女の2006年のコンピレーション『Éthiopiques』への物憂げなオマージュである"Emahoy"も収録!

Eliane Radigueの最高傑作と称される三時間におよぶ電子音響の大作『Trilogie de la Mort(死の三部作)』。本作は、ドローン、ミニマル・ミュージックの金字塔ともいえる作品であり、チベットの死生観に基づき、生と死、そして死後の再生までを主題にした深い瞑想のような音の旅。三部構成で、第一部「Kyema」は『チベット死者の書』の六つの中間状態を音で描写。第二部「Kailasha」はヒマラヤの聖山カイラス山を巡る想像上の巡礼を描き、第三部「Koumé」では死の最も深い地点へと潜り込み、そこで再び生の火花が灯る──死は誕生へと転じる、という循環的な世界観を静かに提示している。ラディーグはこの作品を8年かけてアナログ機器のみで丁寧に制作。最初はただのハム音にしか聴こえなくても、深く耳を傾けると、そこには豊かな倍音、音の揺らぎ、感情の移ろいがあり、まるでオーケストラやバグパイプが幽かな哀歌を奏でているようにも感じられる。ゆっくりとしか変化しない音の流れは、日常のスピードを緩め、聴く者の時間感覚そのものを変容させる。耳で聴くのではなく、時間とともに存在する音楽であり、精神的・哲学的な深みと芸術的な緻密さを兼ね備えた唯一無二の音響体験となっている。



フランスの電子音楽家エリアーヌ・ラディーグの創作の核心に迫るアンソロジー書籍が〈Blank Forms Editions〉より刊行。彼女の初期作品に焦点を当て、磁気テープやアナログ・シンセを用いた独自の作曲技法を丁寧に掘り下げている。インタビュー、論考、未発表資料を通じて、静寂や持続、微細な変化を重視した音楽を追求し、従来の形式から距離を置いた彼女の音響美学と精神的探求が浮き彫りになる内容で、本書では、彼女の哲学的背景や仏教との関わりも紹介され、音楽と精神性の関係が深く考察されている。収録されたテキストは、音楽批評家、作曲家、研究者による多角的な視点から構成され、彼女の音楽がどのように生まれ、どのように聴かれるべきかを問い直す貴重な資料となっている。

1969年にハプニング「Mémorial」の為に依頼されたフィードバック作品“In Memoriam-Ostinato”と、1998年にミルズ・カレッジでのワークショップに招待された際に「ダーキニー(女神・夜叉)」をテーマに制作した作品“Danse des Dakinis”を収録。
待望の再プレス!ドローンマスター、チベットと電子音楽を合一させたグルEliane Radigue(1932-)の1987年名作(オリジナルはカセット)が2CDで目出たく再発!ディープ過ぎる雲のようなドローンにチベタンベルが薄らと響く、彼女の他のどの作品よりも存在感のある音の雲が展開するチベット密教下最高のドローン。この直後にリリースされた「Mila’s Journey Inspired By A Dream」と同様にチベット仏教の聖者ミラレパの人生にインスパイアされた作品で、倍音を多く含んだアープ・シンセサイザーの密教持続音が全面に出された瞑想的ドローンの極地。二枚目は薄らと僧侶達の読経がドローンと交じる、深淵なる東洋精神世界へ誘う霊的持続音の嵐。チベット仏教や瞑想に興味がある方にも、是非体験していただきたい歴史的傑作です。

2021年にこの世を去った京都出身のドローン・マスターであり、フルクサスの一員Yoshi Wadaの息子、Tashi Wadaの主宰のもと、父の師であるLa Monte Young周辺作家などによる20世紀の前衛音楽を現代に再提示してきた名所〈Saltern〉。23年に発売された重要物件を漸くストック!チベットと電子音楽を合一させたドローン巨匠Eliane Radigue (1932-)。自身が初めてアコースティック楽器のために作曲した記念碑的作品となった『Naldjorlak』の2020年のロスアンゼルスでのライブ版と06年のパリでのオリジナル録音をカップリングした決定版的2枚組編集盤。演奏を担当したのは、ラディーグやヤングの盟友であり、前衛的チェロ奏者のCharles Curtis。まさに孤高と言うべき深度を発揮した、崇高かつ優美なストリングス・ドローンの傑作盤!名匠Stephan Mathieuによるリマスタリング仕様。<iframe style="border: 0; width: 350px; height: 241px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=958261425/size=large/bgcol=ffffff/linkcol=333333/artwork=none/transparent=true/" seamless><a href="https://saltern.bandcamp.com/album/naldjorlak">Naldjorlak by Éliane Radigue</a></iframe>

これがRadigue史に残された最後のフィードバック音源!70年制作の未発表作品、大きな転換点とされる傑作Opus 17が待望の初CD化!
1970年にヴェルデロンヌで開催されたインスタレーションの為の作品で、この同じ年に自作シンセの第1号を完成させ、濃厚ドローンへの道へと歩んで行きます…ただごーっと鳴っているというよりも、霊的な存在感が研ぎすまされ、音それぞれが浮かび上がって独立行動するような迫力があり、後のシンセ期と生楽器演奏に繋がる芯がありつつ、フィードバックでこその荒い太さが素晴らしい仕上がりです。彼女の技術が惜しみなく注ぎ込まれた全5編を収録。

リマスター仕様。これがRadigue史に残された最後のフィードバック音源との事です!! 70年制作の未発表作品、大きな転換点とされる作品Opus 17がLPで初お目見え。
1970年にヴェルデロンヌで開催されたインスタレーションの為の作品で、この同じ年に自作シンセの第1号を完成させ、濃厚ドローンへの道へと歩んで行きます…ただごーっと鳴っているというよりも、霊的な存在感が研ぎすまされ、音それぞれが浮かび上がって独立行動するような迫力があり、後のシンセ期と生楽器演奏に繋がる芯がありつつ、フィードバックでこその荒い太さが素晴らしい仕上がりです。彼女の技術が惜しみなく注ぎ込まれた全5編を収録。美しいインナスリーブとゲイトフォールド仕様のスリーブ、見開きシルバージャケット仕様。
ドローンマスター、チベットと電子音楽を合一させたグルEliane Radigueによる、11世紀のチベット仏教の聖者であり詩人であるミラレパに捧げた、魂の奥底に語りかけてくるような響きの涅槃を示した霊的チベット・ドローン大名作『Songs Of Milarepa』。ARPシンセによる極めて緩やかな周波数変調と音色の変化を特徴とする持続音と、この瞑想的な持続音をバックに、ラマ僧クンガ・リンポチェによるチベット語の朗読と、米国の実験音楽家ロバート・アシュリーによる英訳詩の朗読が絡み合い、電子音響と精神世界が融合した稀有な世界を描き出す。1983年と1987年の録音を収めた本作はRadigue自身の精神的探求が色濃く反映されており、ドローン/ミニマル音楽の文脈にありながら、宗教的・哲学的な深みを持ち、聴く者の意識を内面深くへと導く霊的ドローンの金字塔!
