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仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、ベトナム中部高原に暮らすジョライ族の伝統音楽と儀式歌を収録したフィールド録音作品。共同体の精霊への捧げ物、葬儀、祝祭、家屋の新築儀礼など、生活に根ざした音楽が多彩な楽器とともに記録されており、竹製の木琴、口共鳴フィドル、二弦・十一弦の棍棒型ツィターなど、独自の楽器による演奏が民族の精神文化を鮮やかに伝える。楽器の音色は素朴ながらも力強く、祝祭の高揚感は、天然のミニマル・ミュージックのよう。ベトナムの音楽的多様性と精神性を体感できる、貴重な記録となっている。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、ベトナム北部高原地帯に暮らす少数民族の伝統歌を収録したフィールド録音作品。ヌン族、ヤオ族、モン族、タイ族などの民族による儀式歌や民謡が、素朴な声と独特の旋律で記録されている。歌は生活の場面に根ざしており、恋愛、祈り、労働、子守唄など多様なテーマが扱われる。素朴で力強い歌声と、独特の旋律が民族ごとの文化的背景を映し出しており、言語といい発声法の違いといいベトナムの音楽的多様性と精神性を体感できる、貴重な記録となっている。奥深いに二声曲も収録されており、耳を澄まさなければ聴こえてこないようなあまりに静寂なその音世界は、音楽というよりも、語りと祈りを聴くような体験。貴重な音源として、民族音楽研究やフィールド録音愛好家にとっても重要な一枚。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、ベトナム北部に暮らすモン族の伝統音楽と歌を収録したフィールド録音作品。葬儀、恋愛、子守唄、儀式など、さまざまな場面で歌われる声が収められており、男女の歌声は素朴で力強く、旋律は反復的で呪術的な響きを持つ。竹製の笛、口琴、太鼓など、モン族特有の楽器も登場。録音は現地の自然音も含み、臨場感と生活感が強く伝わってくる。楽器にしても歌声にしても、耳を澄まさなければ聴こえてこないようなあまりに静寂なもので、音楽というよりも、民族の語りと祈りを聴くような体験。貴重な音源として、民族音楽研究やフィールド録音愛好家にとっても重要な一枚。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つ、スイスはローザンヌ近郊を拠点とする長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、アラビア半島のベドウィン(遊牧民)による詩の歌唱伝統を記録したフィールド・レコーディング作品『Anthologie musicale de la péninsule Arabique : Poésie chantée des bédouins ; vol.1』。1970〜1972年クウェートでの録音で、アラビア半島の口承詩と音楽の関係を明らかにする貴重な資料となっている。歌詞の翻訳、演奏者の背景、録音状況などが詳細に記載されたブックレットも付属。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つ、スイスはローザンヌ近郊を拠点とする長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、イタリアはアペニン山脈の北部に広がる山岳地帯で、行政区分を越えて共通の音楽・言語・風習を持つ文化圏として知られる地域の多声合唱の伝統を記録した貴重なフィールド・レコーディング作品『Italie: Polyphonies des Quatre Provinces』。この地域では、口承による多声合唱(polyphonie vocale)と伝統的な器楽演奏が融合した祝祭音楽が今も受け継がれており、イタリアの山岳地帯に息づく声の文化と共同体の記憶を、音を通じて体験できるアルバムとなっている。素朴で力強い歌声が、土地の風景と人々の暮らしを鮮やかに描き出す一枚。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つ、スイスはローザンヌ近郊を拠点とする長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、1982年にポルトガル・マデイラ諸島のポルト・サント島で録音されたフィールド・レコーディング作品『Portugal: Musique de l'île de Porto Santo (Archipel de Madère)』。本作は、ポルト・サント島に伝わる宗教的・世俗的な祝祭音楽を記録した貴重な音源集で、地元の歌い手たちによる多声合唱と器楽演奏を収録。ポルトガル本土とは異なる独自のスタイルと楽器編成を持ち、地域性の強い音楽遺産となっている。ポルトガルの島嶼部における音楽の多様性と、当時の生活や祝祭の雰囲気をリアルに伝える一枚。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つ、スイスはローザンヌ近郊を拠点とする長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、Ustad Ghulam Mohammad Saznawazによるインド・カシミール地方のスーフィー音楽スーフィヤーナ・カラームの伝統を記録した貴重なフィールド録音作品『Cachemire: Le Sūfyāna Kalām de Srinagar』。スーフィヤーナ・カラームとは、イスラム神秘主義に根ざした音楽形式で、瞑想的な夜の集いメフフィルで演奏される声楽・器楽の組曲で、maqāmと呼ばれる旋法構造に基づき、sāz-e-kashmīrīなどの伝統楽器を用いて演奏される。本作は、カシミールの音楽文化の保存と継承を目的とした民族音楽学的プロジェクトの一環として制作されたもので、儀式的・霊的・詩的な要素が融合した音楽であり、現代では希少となったこの伝統の生きた証言としても非常に貴重な一枚。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つ、スイスはローザンヌ近郊を拠点とする長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、2016年にジュネーブ民族学博物館(MEG)が企画した展覧会「Amazonie: Le chamane et la pensée de la forêt(シャーマンと森の思考)」に合わせて制作された、フィールド・レコーディング作品『AMAZONIE: Contes sonores』。アマゾン地域の13の音の物語で構成されており、環境音、動物や人間の声、アヤワスカの儀式音楽などが収録されています。各トラックは、狩猟、漁、儀式、癒し、森林破壊など、現地の生活や精神文化に根ざしたテーマを持っており、アマゾンの音響文化を芸術的かつ学術的に記録した貴重なドキュメントとなっている。音を通じて森の思想や人々の営みに触れることができる聴く民族誌とも言える内容。

激激サイケなトランス・リチュアル・ミュージック!イマジナリーかつ広大な地平です。これまた凄いものが、絶対にお見逃しなく。佐渡をルーツに活動を展開する打楽器集団”鼓童”の運営するレーベルである〈音大工〉からは、”鼓童”の一員である打楽器奏者の中込健太と住吉佑太からなるユニット、ケンタタクユウタタクの自作打楽器によるパフォーマンスを収めたカセット作品が登場。 Mohammad Reza MortazaviやRicardo Villalobos & Oren Ambarchi『Hubris』といった人力テクノの卓越した音景色に魅了されてきた人々にも推薦したいトライバル・ミニマルの極地とも言うべき一作!
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ケンタタクユウタタク2ndアルバム
デジタルリリースと共にカセットテープでのフィジカルリリース。カセットは100本限定です!
音から想像する。
音を創造する。
様々なストリーミングサービスで、なんでも聴ける時代に、「カセット」というメディアを選んだ中込健太&住吉佑太の二人から溢れ出る「音」は、自分の音、二人にしか出せない音にこだわり「NAYUTA」という作品になりました。
カセットデッキをご用意のうえ、デジタルでは絶対に再現できない、アナログ特有の質感や音質の違いを存分にお楽しみください。


Şatellitesの中心人物であるテルアビブを拠点に活動するマルチ奏者イタマール・クルーガーがEje Eje名義でリリースする2作目のアルバム。前作『Five Seasons』に続き、彼自身が大半の楽器を演奏・録音し、地中海〜中東の伝統音楽を軸にサイケ、ファンク、ダブ、ビート・プロダクションを自在に織り交ぜた作品になっている。タイトル「Primordial Soup(原始のスープ)」は生命の起源をめぐる科学理論に由来し、多様な要素が混ざり合い新しい形を生む比喩として、クルーガーはこの考えをサウンドに投影し、トルコの打楽器やサイケデリックなギター、ダブの質感、シンセやドラムマシン、中東の旋法をひとつの鍋で煮込むように融合させている。録音は細部まで作り込まれつつも、演奏には生々しい熱があり、DJ Shadowや初期Four Tetを思わせるプロダクション感覚と、伝統楽器の直接的な響きが共存している。中東伝統と現代的なビート感覚を横断する現在進行形のサウンドを提示する一枚。

インドネシアの伝統音楽ガムランや大衆音楽ダンドゥットをベースに、ガバ、ノイズ、レイヴ、トランス、フットワークなどの欧米のダンスミュージックを融合したガムラン・ガバとも呼ばれる、超高速・超過激・儀式的なサウンドで知られるインドネシアのGabber Modus Operandiの共同創設者であるKasimynのソロ・プロジェクト、Hulubalangによるデビュー・アルバム『Bunyi Bunyi Tumbal』。Kasimynは、オランダ植民地時代の写真や戦争記録を長年にわたって閲覧し、そこに写る無名の犠牲者や歴史の周縁にいる人々に対して抱いた強い感情的反応を精神的な出発点として、「Tumbal(犠牲)」という概念を軸に、匿名的な痛みや怒りを儀式的なビート、断片的なノイズ、トライバルなリズムで表現し、歴史的暴力の記憶を身体的・感覚的に再現。視覚資料から生まれた感情を聴覚体験へと変換するかのように、聴く者の身体と記憶に直接訴えかける。歴史の中で声を持たなかった人々の存在を音によって可視化し、痛みと怒りをカタルシスとして昇華する、極めてラディカルで詩的な音響ドキュメント。

Angus MacLiseやSun Ra、Allen Ginsberg、Timothy Learyといったカウンターカルチャーの偉人たちによる録音資料を、味わい深いカセットで紹介する地下レーベル〈Counter Culture Chronicles〉からLa Monte YoungとMarian Zazeelaの歴史的な発掘盤『Live in Rome, 23/6/1969』が登場!収録されているのはたった18分の演奏だが、その内容は濃密で、当時の二人の芸術的探求の只中を切り取った貴重な記録になっている。ニューヨークのダウンタウンで1960年代初頭から育まれたドローンのヴィジョンが、ヨーロッパへと広がっていく端緒とも言える時期の記録であり、同年に録音された代表作『31 VII 69 10:26-10:49 PM / 23 VIII 64 2:50:45-3:11 AM』の直前というタイミングで、まさにTheatre of Eternal Music期の絶頂を捉えている。音質も驚くほど鮮明で、微細な周波数の揺らぎが空間を満たし、聴く者の頭のわずかな動きさえ音の聞こえ方を変えてしまう、音楽の枠組みを超えた、感覚そのものに働きかける音響芸術。ラ・モンテ・ヤングが「演奏の前にも後にも存在する音」と語ったドリーム・ミュージックの哲学が、そのまま封じ込められている。
細部仕様変更+新定価リプレス。
和モノ&ワールド&エキゾ・ファンに捧げる最強(狂)7インチ。「ソーラン節」 と「恋の季節」のまとわりつくようなタイ語カバーでお届けする日タイ友好リリース。
タイ東北部イサーン出身のタイ音楽界の重要人物、スリン・パークシリが60年代後半に手がけた、ルークトゥンの中でも相当キワドい2曲が本邦初リリース。

ドイツ・ミュンヘンの実験的音楽シーンで活躍するミュージシャンたちによる、クンビア、ダブ、フォーク、ラテンジャズ、ブラスバンドなどが融合した祝祭的かつサイケデリックなサウンドで知られるThe Alien Dub Orchestraが、孤高のダブ・アーティスト、Elijah Minnelliの楽曲集「Breadminster Songbook」をカバーしたアルバム『Plays the Breadminster Songbook』。本作でもThe Alien Dub Orchestraらしい音響世界が展開されており、ギロ、アコーディオン、スーザフォン、フルートなど多様な楽器編成による豊かなアレンジが魅力的。録音はライブ感を重視し、スタジオの枠を超えた自由な音楽表現が感じらレ、原曲のスピリットを保ちつつ、より生演奏的で有機的なグルーヴへと昇華している。ダブの空間処理とクンビアのリズムが融合し、聴く者を異国の祝祭へと誘う。Elijah Minnelliの世界観を拡張しつつ、The Alien Dub Orchestraならではの解釈が光る、ジャンルを横断する発見と驚きに満ちた作品。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、マリの牧畜民・プル族の伝統的なフルート演奏を収録したフィールド録音作品。1993年に現地で録音された音源には、牧童たちの踊りや儀礼に伴うフルートの即興演奏が収められている。風のような音色のフルートによる即興は、反復的で呪術的な旋律構造、複数のフルートによる幽玄な絡み合いを伴って聴く者をトランス状態へと誘う。サバンナの風景や遊牧民の暮らしと深く結びついていて、耳を傾けていると、自然との一体したかのような静かな喜びと深い余韻が残る。今は失われてしまった世界の貴重な記録。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、コンゴ民主共和国(旧ザイール)に暮らすナンデ族の伝統音楽を収録した1986年のフィールド録音作品。婚礼や誕生などの儀礼に根ざした歌と演奏は、共同体の営みと精神性を生々しく伝え、口弓、フルート、フィドル、ハープ、ラメロフォンなど多彩な民族楽器が登場。旋律は反復的で呪術的な響きを持ち、歌声は語りに近く、生活と密接に結びついたリズムと抑揚が聴く者をアフリカ中央部の村の風景へと誘う。楽器の音色は素朴で力強く、自然との一体化しているかのようで、録音から感じ取れる演奏者の存在が消えてしまったかのような静寂さとリアリティは圧倒的。今は失われてしまった世界の貴重な記録。
1941〜42年頃、国際文化振興会が制作したSP盤シリーズの一部で、戦前の日本で録音された伝統音楽の記録。当時制作された78回転盤は60枚に及ぶ大規模なセットだったが、戦争やその後の散逸で現存するものはごくわずかとなっており、本シリーズは、その失われかけた記録を修復する試みの第一歩であり、日本の伝統音楽の真髄を伝える重要な歴史資料でもある。本作では雅楽と仏教声明に焦点を当てている。World Arbiterのアラン・エヴァンスは「今聴ける雅楽は繊細で壊れやすい印象だが、1941年の演奏には不滅の帝国を背負ったような確かな重みがあった」と語っているが、いまや失われてしまった日本古来の生きた音楽が記録されている。
1941〜42年頃、国際文化振興会が制作したSP盤シリーズの一部で、戦前の日本で録音された伝統音楽の記録。当時制作された78回転盤は60枚に及ぶ大規模なセットだったが、戦争やその後の散逸で現存するものはごくわずかとなっており、本シリーズは、その失われかけた記録を修復する試みであり、日本の伝統音楽の真髄を伝える重要な歴史資料でもある。本作では江戸時代から伝わる琴曲や三味線の大曲、歌舞伎舞踊や人形浄瑠璃に由来する楽曲などが収録されていて、当時生きていた名人たちの演奏を直に聴ける。間といい、流れといい、後世の演奏ではうかがい知れない、当時ならではの本物の空気がここに残されている。
これはお見逃しなく!まさに、音楽が国や文化の境界を越えることができるということを示す感動的な証言ともいうべき一枚。Oren Ambarchi主催のもと数々の前衛的な作品群を送り出してきた豪州の大聖地である〈Black Truffle〉から要注目物件!ミラノ出身であり長年ベルリンに在住、10年以上インドへと滞在し、北インドの古典的な声楽スタイルであるドゥルパドの巨匠たちに師事してきた名手であり、現代のドゥルパドの偉大なる解釈者ことAmelia Cuniによる、合計一時間半以上に渡る3つの魅力的な長編ラーガを収めたアルバム「Mumbai 04.02.1996」が登場。ムンバイのヴィシュヴェーシュヴァライヤ・ホールでのコンサートを記録した作品であり、オーストラリアのファッション写真家のRobyn Beecheが撮影したクーニの素晴らしい豪華フォトをフィーチャーした筆舌に尽くし難い美しさを秘めた歴史的ドキュメント!


エチオ・ジャズの創始者、ムラトゥ・アスタトゥケが約10年ぶりに発表したスタジオ・アルバム『Mulatu Plays Mulatu』が〈Strut Records〉より登場。60〜70年代にエチオピア音楽の歴史を塗り替えた自身の代表曲を、熟練のUKバンドやアディス・アベバのジャズ・ヴィレッジに集う現地ミュージシャンと共に新たなアレンジで再演した一枚。西洋ジャズの洗練されたアンサンブルに、エチオピア伝統楽器クラール、マセンコ、ワシント、ケベロ、ベゲナの響きを重ね、豊かな質感と複雑なリズム、自由な即興で名曲たちをアップデート。ムラトゥが長年追い求めてきた「エチオ・ジャズを世界に伝える」という夢の集大成であり、近代的な音楽理論やジャズ教育を受けたわけではないけれど、古くから口承や地域の慣習の中で培われてきた伝統的なエチオピア音楽の中で独自に音楽理論や演奏法、作曲技法を基礎付けた、「エチオピアの無名の音楽科学者たち」への敬意も込めた作品。ロサンゼルスのカルロス・ニーニョ、キブロム・ビルハネら現代アーティストも参加し、伝統と現代性、エチオピアと西洋が深い次元で融合されている。巨匠!
ベトナム中部高原に暮らすJarai、Bahnar、Ede、Rơngaoなどの少数民族による伝統音楽を収めたコンピレーション・アルバム『Music From the Mountain People of Vietnam』。Jarai、Bahnar、Ede、Rơngaoといった民族の伝統的な演奏を、現地でのフィールド録音によって収録した本作は、旋律や構造よりも、音色の揺らぎやリズムの呼吸に重きを置いており、極めて素朴でプリミティブだが鮮烈な印象を残す。収録されているのは、竹製打楽器や弓琴、銅鑼、ギター、そして声といった限られた音素材による演奏で、シンプルでありながらその響きは驚くほど豊か。まるで山間の集落に流れる時間そのものを聴いているかのような空気は、音楽というよりも音の営みに近く、耳を澄まさなければ聴こえないような静かな音は、都市の喧騒から離れ、音楽の原初的な力に触れたいと願うリスナーにとって、耳で旅するための最良のパスポートとなっている。これまでも、ミャンマー、ラオス、インドネシアなどアジア各地のローカル音楽を記録してきた〈Sublime Frequencies〉による、ベトナムの少数民族文化に深く踏み込み、消えゆく音の風景を丁寧に掬い取った一枚。現地に溶け込んで撮られた写真と詳細なライナーノーツが付属し、音だけでなく背景にある生活や文化への理解も促してくれる構成となっている。
1941〜42年頃、国際文化振興会が制作したSP盤シリーズの一部で、戦前の日本で録音された伝統音楽の記録。当時制作された78回転盤は60枚に及ぶ大規模なセットだったが、戦争やその後の散逸で現存するものはごくわずかとなっており、本シリーズは、その失われかけた記録を修復する試みであり、日本の伝統音楽の真髄を伝える重要な歴史資料でもある。本作に収録されているのは、能楽、琵琶、尺八の伝統音楽で、琵琶は、盲僧琵琶、薩摩琵琶、筑前琵琶をバランスよく紹介し、尺八は、普化尺八、琴古流尺八、都山流尺八、民謡尺八の四つの種類の尺八音楽となっている。明治以前から活動していた師匠に学んだ能楽の大家たちの演奏も含まれており、間といい、流れといい、後世の演奏ではうかがい知れない、当時ならではの本物の空気がここに残されている。
