Psychedelic / Progressive
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The Space Lady - The Space Lady’s Other Hits (LP)Night School
¥4,832
RSD2024リリース。羽付き帽子を被り、サンフランシスコの路上でカシオのシンセサイザーを弾き語る宇宙からの平和と調和の伝道師にして、当店ベストセラーでもお馴染みThe Space Ladyによる傑作音源集『The Space Lady's Greatest Hits』のボーナスCDとしてリリースされた6曲入りのEP『Other Hits』が初のアナログ・リリース。話題溢れる経歴を除いても音楽性は素晴らしく、ひたすら浮遊するシンセに乗せてぼやけたボーカルがほ~~~~と高らかに舞い上がるといったもので、この素朴で楽しげな感覚はIasosやUku Kuut、Moondogらに通じる音楽の普遍的な素晴らしさがあります。あまりに中毒性激高でトリップ必至な極上録音となっています!

Alex Zhang Hungtai - Young Gods Run Free (Clear Orange Vinyl LP)MODERN LOVE
¥4,565
テン年代初頭のアンダーグラウンド/エクスペリメンタル・シーンでカルト的人気を博したDirty Beachesとしても煙たくてノワールなダーク・ジャズ/ヒプナコジック・ポップ・サウンドを大いに披露した、天才的サックス奏者ことAlex Zhang Hungtai。元々、デジタル・オンリーで自主リリースしていた2020年の作品『Young Gods Run Free』が〈Modren Love〉より4年越しに初アナログ化。まるで、Sun RaとWolf Eyesの邂逅。デヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス:ザ・リターン』にも、リンチの実子ライリー&Dean Hurleyと共に俳優として参加した経歴もあるアレックス。13年のテン年代エクスペリメンタル傑作『Drifters / Love Is The Devil』などに代表される、その長年のシグネチャーであったノワールなサイケデリック・サウンドの真骨頂と言える内容に仕上がっています!Rashad Beckerによるマスタリング仕様。限定500部。

Andwella - To Dream (Grey Butterfly Effect Color Vinyl 3LP)Numero Group
¥7,689
ベルファスト出身の天才SSW、David Lewisも参加!ロンドンの〈Reflection〉レーベルから1970年代に3枚のLPを発表している北アイルランドのトリオ・グループ、Andwella(Andwella's Dream)が残したディスコグラフィを一挙網羅した3枚組LPコンピレーション・アルバム『To Dream』が名門〈Numero Group〉から登場!ポピュラー・ロックのファンタジアを呼び起こす、当時の最も巧みに作曲されオーケストレーションされた楽曲に挑戦した楽曲たちが収録。Creamのようなロック・ワークアウト、ポスト『Sgt. Pepper's』なサイケデリックの実験的高揚、The Bandが『Big Pink』で夢見た哀歌まで、珠玉のトラックが満載。
Brainstory - Sounds Good (CS)Big Crown Records
¥1,741
文句無しの珠玉のインディ・サイケデリック/ソウル・アルバム!El Michels AffairやBacao Rhythm、Holy Hive といった面々による傑作の数々も知られる当店人気レーベル〈Big Crown Records〉からは、カリフォルニア州リアルト出身の3人組バンド、”Brainstory”による24年度最新アルバム『Sounds Good』がアナウンスされました。バンド・メンバー同士の絆が際立って強固なものとなり、非の打ちどころのないタイトな音楽性で個人的なテーマを反芻したセカンド・フルレングス・アルバム。これは幅広い音楽好きにレコメンドしたい内容です!
V.A. - Louis Wayne Moody High (LP)Numero Group
¥4,716
自国のブルースやソウル、ゴスペルのみならず、世界各地のオブスキュア・グルーヴを掘り起こし、独自の視点でコンパイル&新たな価値を付与してきた名門〈Numero〉から「ルイス・ウェイン・ムーディー高校」と銘打ち、67年の自主盤サイケをコンパイルした独創的コンピレーション・アルバムが登場!! 暗い青春の真空パック詰めか?? 救いのないヘヴィなムード付き纏う傑作オムニバス!もう二度と帰れないと項垂れるように、ひたすらダウナーなThe Invaders "I Was A Foo"、東洋的旋律が暗がりに揺れるなかで、虚ろにサイケデリック・ディーヴァが歌い上げるThe Shades "Tell Me Not To Hurt"、ここまで重いとそろそろ心も壊れそうになってくるThe Weejuns "Ready C'Mon Now"と、どこから聴いてもエヴァーグリーンな青い春とは思えない、もはや『遺影』のような自主盤サイケ卒業アルバム!特殊装丁ゲイトフォールド・スリーブ限定版。
Flower Travellin' Band - Satori (LP)Life Goes On Records
¥3,217
1971年リリース、日本人による海外市場を意識して初めて制作されたアルバム。米国、カナダ、日本で同時発売され、特にカナダではシングル「SATORI PART2」は8位を記録している。欧米での東洋思想的な流行もあり、作品はより東洋的、日本的なサウンドを取り入れてあるのも特徴。この時期の日本はGSからフォークへの転換期でもあり、まだまだロックを受け入れる層は少なかったが先進的なサウンドで今なお支持され続けている。もちろん海外でも大人気で知名度もいまだ衰えず。

The Smile - Wall Of Eyes (Sky Blue Vinyl LP+Obi)XL RECORDINGS
¥5,029
(数量限定/スカイブルー・ヴァイナル/日本語帯付き/Indie Exclusive)トム・ヨーク×ジョニー・グリーンウッド×トム・スキナーの3人からなるバンド、ザ・スマイルが2ndフル・アルバムを〈XL RECORDINGS〉からリリース!!
サム・ペッツ・デイヴィスがプロデュースを手がけた本作は、OxfordとAbbey Road Studiosでレコーディングされ、ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団がストリングスのアレンジを担当している。
また、先行曲「Wall Of Eyes」は、映画監督のポール・トーマス・アンダーソンがミュージック・ビデオを手がけている。
サム・ペッツ・デイヴィスがプロデュースを手がけた本作は、OxfordとAbbey Road Studiosでレコーディングされ、ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団がストリングスのアレンジを担当している。
また、先行曲「Wall Of Eyes」は、映画監督のポール・トーマス・アンダーソンがミュージック・ビデオを手がけている。
Hitomi Moriwaki - Subtropic Cosmos (LP)Guruguru Brain
¥4,998
日本から世界のサイケデリック/インディ・シーンを牽引した名バンド、幾何学模様のGo & Tomoが2014年に創設したインディペンデント・レーベルであり、シベールの日曜日や破地獄、Satomimagaeといった大変ユニークなアクトを送り出してきた名門〈Guruguru Brain〉から最新物件が登場。「その他の短編ズ」としても活動している森脇ひとみによる海外デビュー・アルバム『Subtropic Cosmos』がアナログ・リリース。幾何学模様のHideki Urawaによるプロデュース作品!2020年から2022年にかけて世界的なパンデミック時に福岡の自宅で作曲・録音された音源を収録したアルバムとなっており、ヒップホップ、ポップス、エクスペリメンタル・ミュージックを大胆に融合させた、インナートリップ的でサイケデリックな唯一無二の音楽体験と言える意欲作に仕上がっています。

Loren Connors & Alan Licht - At The Top Of The Stairs (LP)Family Vineyard
¥3,269
実に30年もの長きにも渡るコラボレーションを展開してきたLoren Connors & Alan Lichtという名ギタリスト・デュオによる8枚目となる最新アルバム『At The Top Of The Stairs』がインディアナポリスの名門〈Family Vineyard〉よりアナログで登場!数十年に渡って展開されてきた彼らの即興演奏はますます抽象的かつ無調となりつつも、依然として複雑で神妙なアレンジメントを維持。Alan Lichtによる細心の注意を払って作られたフィードバック&ハーモニックパターンと、Loren Connorsの亡霊のようなブルートーンの調和のとれたブレンドにより、このタッグでしか作り得ない、特異なダーク・アンビエント/ドローン・ブルース・サウンドが展開されていく怪盤です。
The Shaggs - Philosophy of the World (LP)LIGHT IN THE ATTIC
¥2,989
フランク・ザッパに「ビートルズより重要」と賞賛され、ニルヴァーナのカート・コバーンもその影響を公言していたカルト的人気を誇る伝説のガールズ・バンド、シャッグスの1969年発表の1stアルバム。

SANAM - Aykathani Malakon صنم - أيقظني ملاكٌ (Color Vinyl LP)Mais Um
¥4,579
OKI DUB AINU BANDのOKIやHowie Leeの作品も手がけたロンドンのレーベル〈Mais Um〉からは、レバノンの首都ベイルートを拠点にフリーフォームなサイケデリック・サウンドを展開するポスト・ロック/エクスペリメンタル・ロック・グループ、”SANAM”によるデビュー・アルバム『Aykathani Malakon』がアナログ・リリース!ノイズ・ロック、アンビエント・テクスチャー、アラビアンな音楽の様式の骨太なブレンドとなった本作は、伝統的な素材を直感的な新しい文脈へと落とし込んだ内容に仕上げられています。SenyawaやSun City Girls、Squadra Omega辺りが好きな方にもオススメです!

V.A. - Greasy Mike Gets the Giggles (LP)Jazzman
¥3,674
名門〈Jazzman〉からは、レコード・コレクター、Greasy Mike監修のコンピ・シリーズ最新作『Greasy Mike Gets the Giggles』がアナログ・リリース。Pat & the WildcatsやBobby Bunny & the Jackrabbits、Jim Doval & the Gauchosといった極めてオブスキュアな面々による、実にワイヤードな内容のR&Bからロカビリー、ロックンロール、ガレージロックなどが満載、一切のジョーク無しな軽薄な楽しさに満ちた超絶アウトサイダーなカルト・コンピレーション・アルバムに仕上がっています!

V.A. - Greasy Mike's Chinese Takeaway (LP)Jazzman
¥3,674
何故かカタコトの日本語まで・・・・レコード・コレクターのGreasy Mikeが監修するコンピレーション・アルバム・シリーズの最新作『Greasy Mike's Chinese Takeaway』が信頼の〈Jazzman〉よりアナログ・リリース!The Fugu FiveにBilly Nash Rock Band、The Manhattansといった極めてオブスキュアな面々による、大いに中国大衆文化からインスパイアされた妙りくりんなサーフロックやロックンロール、R&B、ファンクなど、実にワイヤードでアウトサイダーな異常トラックが満載のかなり凄い一枚!
Meiko Kaji - Gincho Wataridori (LP)Wewantsounds
¥4,700
女優で歌手でもある梶芽衣子が約50年前にリリースしたデビュー・アルバム『銀蝶渡り鳥』('73年)が、Wewantsoundsからリイシュー。代表作『修羅雪姫』に影響を受けたQuentin Tarantino監督が映画『キル・ビル』においてオマージュを捧げるなど、世界的なカルト・アイコンとして支持を集める中でリイシューが実現。今作は1972年に東映が公開した仁侠映画『銀杏渡り鳥』の主題歌をはじめ、ポップス、演歌、サイケ・ロック、70年代のシネマティック・グルーヴが見事にミックスされた、テイチクのベテラン・プロデューサーである伊東順文と中島賢二によって制作された名作。本作は新たにマスタリングされた音源、オリジナル・アートワーク、さらにロサンゼルスを拠点とするレーベルPlant Bass Records主宰、DJ、音楽制作など多岐に渡る活動行うバルーチャ・ハシム廣太郎によるライナー・ノーツ付き!
Ndox Electrique - Tëdd ak Mame Coumba Lamba ak Mame Coumba Mbang (LP)Les Disques Bongo Joe
¥3,597
アゼルバイジャンやマルティニークなどの神秘的な音楽からスイスの地下音楽、フランスの電化ライまで、各地の辺境音楽を掘り起こすだけでなく、Altin GunやDerya Yıldırım & Grup Şimşekなど現代の突出した才能も紹介してきたスイスの名門〈Bongo Joe〉から超強力物件!北アフリカの儀式文化の起源を辿るべく結成されたセネガル拠点のデュオにして、出演アーティストが出演者を決める先鋭的音楽フェスティバル〈Le Guess Who?〉にも出演が決まったNdox ElectriqueがBongo Joeから登場。電子音楽的要素を取り入れたアヴァン・ロック・サウンドと「ンドエップ」儀式の激しく儀式的なヴォーカル・チャント、そして、リズミカルなパーカッションがシームレスに融合。〈Nyege Nyege Tapes〉や〈Rock in Opposition〉ファンにもレコメンドしたい儀式的Avant-Rockの怪盤!
Ndox Electrique - Tëdd ak Mame Coumba Lamba ak Mame Coumba Mbang (CD)Les Disques Bongo Joe
¥2,446
アゼルバイジャンやマルティニークなどの神秘的な音楽からスイスの地下音楽、フランスの電化ライまで、各地の辺境音楽を掘り起こすだけでなく、Altin GunやDerya Yıldırım & Grup Şimşekなど現代の突出した才能も紹介してきたスイスの名門〈Bongo Joe〉から超強力物件!北アフリカの儀式文化の起源を辿るべく結成されたセネガル拠点のデュオにして、出演アーティストが出演者を決める先鋭的音楽フェスティバル〈Le Guess Who?〉にも出演が決まったNdox ElectriqueがBongo Joeから登場。電子音楽的要素を取り入れたアヴァン・ロック・サウンドと「ンドエップ」儀式の激しく儀式的なヴォーカル・チャント、そして、リズミカルなパーカッションがシームレスに融合。〈Nyege Nyege Tapes〉や〈Rock in Opposition〉ファンにもレコメンドしたい儀式的Avant-Rockの怪盤!
Lonnie Holley - MITH (CS)Jagjaguwar
¥1,923
2023年度の重要作品である『Oh Me Oh My』を送り出したバーミングハム出身の芸術家Lonnie Holleyが2018年にUSインディ一大名門レーベルこと〈Jagjaguwar〉より発表していた傑作『MITH』が再プレス!ポルトガルのポルト、オレゴン州コテージ・グローブ、ニューヨーク、そしてホリーの故郷であるジョージア州アトランタなどで、5年の歳月をかけてレコーディングされたアルバムであり、ニューエイジのパイオニアLaraaji、ジャズ・トリオのNelson Patton、大人気サックス奏者のSam Gendel、プロデューサー、ミュージシャンのShahzad Ismailyといった豪華面々が参加。驚異的な本作で織りなす広大なアメリカ体験は、多種多様でありながら細部まで緻密。独学で学んだピアノの即興演奏と意識の流れに沿った叙情的なアプローチは、2012年の『Just Before Music』、続く2013年の『Keeping a Record of It』で音楽的な側面を披露して以来、目的とパワーをよりいっそう増しています!

Les Rallizes Dénudés (裸のラリーズ) - The OZ Tapes (Transparent Blue Vinyl 2LP)Temporal Drift
¥4,183
海外流通限定カラーヴァイナル仕様。裸のラリーズ、未発表音源を収録した世界初となるオフィシャル・アナログ盤を遂にリリース!
'73年東京・吉祥寺のライブハウス「OZ」で録音されたオムニバスアルバム『OZ DAYS LIVE』に、当時収録されていなかった未発表音源をプラスした2枚組アナログLPのリリースが決定。ラリーズの音源に関する法的権利を有する<The Last One Musique>が正式に認めた公式、久保田麻琴によるオリジナル・アナログテープからのリマスター盤。手塚実(OZ店長/のちにラリーズのマネージャー)によるライナーノーツと当時の貴重な写真を含むブックレット付属。クラフトボード・スリーヴ、帯付き。
1972年、吉祥寺駅からほど近い建物の2階にオープンしたライブハウス「OZ」は、雑然とした手作り感満載のロック喫茶で、1年3ヶ月とわずかしか存在しなかったものの、その短い存在の間に、東京で急成長するアンダーグランド、カウンターカルチャーの中枢として、ミュージシャンのみならず個性的な人々が集う特別な場所となった。
そのOZの目玉グループのひとつが、京都出身のサイケデリック・ノイズバンド、裸のラリーズだった。
謎に包まれたリーダー水谷孝による今や伝説と化したこのバンドは、OZがその最初期にブッキングしたバンドのひとつであり、また最終的には、その閉店を受けて企画された"OZ LAST DAYS"と銘打たれたシリーズ・ライブ、OZの短命ながらもその素晴らしい世界を称える5日間にわたる騒々しいイベントにも出演することになる。
そしてその機会にOZ店内で録音された音源が、『OZ DAYS LIVE』という自主製作の2枚組LPとして発売された。収録アーティストは、都落ち、アシッド・セブン、南正人、タージ・マハル旅行団、そして裸のラリーズによる4曲。これらはその時に録音された音源のほんの一部であったが、この4曲が、アナログ盤としては現在に至るまで唯一のラリーズの公式音源であった––
しかしこの『The OZ Tapes』によって、ついに私たちはすべてを聴くことができるようになる。
Scotchのオープンリールに残されたこれらの録音はほぼ半世紀にわたり眠ったままだった。
これまで一度も聴かれることのなかった音源は、ラリーズの最も抑制不能で実験的な姿と、繊細で美しい姿を明らかにする。水谷孝の持つこの二面性こそが、バンドのレガシーを決定づけるものとなるのだ––
『The OZ Tapes』のすべてを聴くことは、ラリーズの靄に包まれた歴史の一部を紐解く手だてとなるだろう。
もちろん、この後に水谷がバンドを引きずり込んでゆく一触即発の未踏の世界をまだ暗示する段階の、活気に満ちた、一見イノセントな時代の音源だとしても。
Text by Yosuke Kitazawa
'73年東京・吉祥寺のライブハウス「OZ」で録音されたオムニバスアルバム『OZ DAYS LIVE』に、当時収録されていなかった未発表音源をプラスした2枚組アナログLPのリリースが決定。ラリーズの音源に関する法的権利を有する<The Last One Musique>が正式に認めた公式、久保田麻琴によるオリジナル・アナログテープからのリマスター盤。手塚実(OZ店長/のちにラリーズのマネージャー)によるライナーノーツと当時の貴重な写真を含むブックレット付属。クラフトボード・スリーヴ、帯付き。
1972年、吉祥寺駅からほど近い建物の2階にオープンしたライブハウス「OZ」は、雑然とした手作り感満載のロック喫茶で、1年3ヶ月とわずかしか存在しなかったものの、その短い存在の間に、東京で急成長するアンダーグランド、カウンターカルチャーの中枢として、ミュージシャンのみならず個性的な人々が集う特別な場所となった。
そのOZの目玉グループのひとつが、京都出身のサイケデリック・ノイズバンド、裸のラリーズだった。
謎に包まれたリーダー水谷孝による今や伝説と化したこのバンドは、OZがその最初期にブッキングしたバンドのひとつであり、また最終的には、その閉店を受けて企画された"OZ LAST DAYS"と銘打たれたシリーズ・ライブ、OZの短命ながらもその素晴らしい世界を称える5日間にわたる騒々しいイベントにも出演することになる。
そしてその機会にOZ店内で録音された音源が、『OZ DAYS LIVE』という自主製作の2枚組LPとして発売された。収録アーティストは、都落ち、アシッド・セブン、南正人、タージ・マハル旅行団、そして裸のラリーズによる4曲。これらはその時に録音された音源のほんの一部であったが、この4曲が、アナログ盤としては現在に至るまで唯一のラリーズの公式音源であった––
しかしこの『The OZ Tapes』によって、ついに私たちはすべてを聴くことができるようになる。
Scotchのオープンリールに残されたこれらの録音はほぼ半世紀にわたり眠ったままだった。
これまで一度も聴かれることのなかった音源は、ラリーズの最も抑制不能で実験的な姿と、繊細で美しい姿を明らかにする。水谷孝の持つこの二面性こそが、バンドのレガシーを決定づけるものとなるのだ––
『The OZ Tapes』のすべてを聴くことは、ラリーズの靄に包まれた歴史の一部を紐解く手だてとなるだろう。
もちろん、この後に水谷がバンドを引きずり込んでゆく一触即発の未踏の世界をまだ暗示する段階の、活気に満ちた、一見イノセントな時代の音源だとしても。
Text by Yosuke Kitazawa
Ennio Morricone - Spasmo (LP)Tiger Bay
¥3,998
巨匠エンニオ・モリコーネがウンベルト・レンツィ監督の1974年のカルト・スリラー映画『スパズモ』のために作曲した素晴らしい音楽を収めたサウンドトラック盤が2024年度リプレス。サウンドや音楽、各種楽器の珍奇で前衛的な組み合わせを用いて、方向感覚を失われる様な不穏な世界観を演出した内容となっています。
Funkadelic - Maggot Brain (LP)Westbound
¥4,212
LSDに浸りきっていたジョージ・クリントンがギタリストのエディ・ヘイズルに「母親が死んだと言われたように演奏しろ」と指示し、一発録りで収録された絶望と悲壮感漂う表題曲をはじめ、ファンカデリック史上最高傑作と名高い1971年発表のアルバム。

V.A. - JUGOTON FUNK vol.1 (2LP)Everland Music
¥5,324
東欧音楽のディガーに捧ぐ破格の編集盤!旧ユーゴスラビアからビーツ、ブレイク、レアグルーヴ目線で貴重音源をよりすぐった画期的なコンピレーション・アルバムが〈Everland Music〉から登場。ユーゴ・ファンクにサイケ、ソウル、プログレ、オーケストラ・ディスコ、ビッグバンド・ジャズ・ファンクなどなど、1969年から1979年の旧ユーゴスラビアの6つの共和国に残された楽曲を大胆にセレクト。旧構成国クロアチア・ザグレブを拠点に、バルカン半島のルーツ・ミュージックから現代的なトレンド、フューチャリスティックなサウンドまでも多様な作品を取り扱ったユーゴ最大級のレーベル〈Jugoton〉(現・Croatia Records)の保管庫から発掘されたオリジナル・マスター・テープからのリマスタリング仕様。

Female Species - Tale Of My Lost Love (Moonshine Vinyl LP)Numero Group
¥3,264
限定カラーヴァイナル仕様、お見逃しなく。こんなものがまだ眠っていたとは恐るべし。自国のブルースやソウル、ゴスペルのみならず、世界各地のオブスキュア・グルーヴを掘り起こし、独自の視点でコンパイル新たな価値を付与してきた名門であり昨今その最盛期を更新している感すらある人気レーベル〈Numero〉。昨年リリースし当店でも密かに火が付いていた、まるで「遺影」のような暗さの自主盤サイケが集った謎コンピ『Louis Wayne Moody High』(ルイス・ウェイン・ムーディー高校)にも収録された南カリフォルニアの二人組姉妹による66年結成の女性バンド、Female Speciesのウルトラ・レアな音源を一挙コンパイルした編集盤が初リリース!66年に片面シングルの10"として発表された唯一の作品である『Female Species』のオリジナル盤は幻にも近い骨董品で、某マーケットプレイスには¥99999で出品されている彼女たちの知られざる楽曲の数々を収めた極上のサイケ盤。めちゃくちゃいいです!

Iku Sakan - Omnitopoeia (CS+DL)IRIAI VERLAG
¥3,109
Miki YuiやMichael Northamといった先鋭的な面々も参加。まるで宇宙との交信...Acid Mothers Templeを彷彿とさせる壮絶なコズミック・サイケデリアが炸裂!17年の傑作アンビエントカセット『Human Wave Music』も人気!〈Japan Blues〉や〈Natural Sciences〉〈Atlantic Rhythms〉といったレーベルに作品を残している他、Lowtec主宰の〈Workshop〉のコンピレーションにもKiki KudoやYPYら日本勢と参加している大阪出身の実験音楽家、DJ、即興演奏家のIku Sakanによる久々のカセットアルバム『OMNITOPOEIA』が登場。版元はベルリン/ケルン拠点の新鋭レーベル〈iriai verlag〉。2009年から2015年にかけて録音・収集、2021年から2023年に録音・ミックスされた音源を収録。サイケデリックな音の洪水が迫る怒涛のノイズ・ドローン/アンビエント・アルバム!限定100部。

Maria - Best Of (LP)South of North
¥4,589
オランダとチェコ共和国出身のメンバーからなるトリオであり、アウトサイダーポップとインプロヴィゼーションの騒乱の中でこれまでに7枚のアルバムを発表してきたMariaによる最新アルバム『Best Of』がアムステルダムの〈South of North〉からアナログ・リリース。2年間にわたって農場の新鮮な空気のもとで制作されてきたという一枚。ドラムマシン、シンセベース、キーボードからなるクラシカルなサウンドがメンバーのBjornのギターと共にKaterinaとLyckleのヴォーカルを支えながら、気まぐれにして親密でありながら目を血走らせたアウトサイダーポップの素晴らしいスライスを生み出しています。
