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11月上旬入荷予定。1980年代初頭の日本におけるアヴァンギャルド、ニューウェーヴ・シーンの異彩を凝縮したカルト的コンピ。EP-4の佐藤薫や原マスミ&BANANA、友田真吾をはじめとする異能ミュージシャン群と、当時の気鋭ストリート・アーティストたちによる実験性と強烈なブラックユーモアが全編に炸裂。過激なインダストリアル、ノイズや鋭角なポスト・パンク・ビート、サンプリング音響を取り入れつつも、日本の伝統的なわらべ歌の解体やシュールなコント的アプローチによってポップで刺激的な「明るいニューウェーヴ」を展開。サウンドと真剣に戯れ、既存の音楽表現を嘲笑うかのような極東アヴァン・ポップの真髄。
11月上旬入荷予定。メタ演劇やポエトリーを横断する表現者、とうじ魔とうじが、のちに「たま」のメンバーとなる知久寿焼や石川浩司らと結成した、とうじ魔とうじバンド名義で1986年に発表した自主制作ファースト・アルバム。日常の雑器や日用品を用い「目で見る音」を追求した独自のパフォーマンスを背景に、シュールな歌詞と緻密な音像が冴え渡るカルト的作品。声や伝統楽器、日用品の発声器が織りなす素朴で歪んだアンサンブルに対し、日常の微細な破滅やユーモアを孕んだ奇抜な詩世界が交錯。怪しく幻想的、確信犯的なストレンジ・ポップ世界。たま前夜の歴史的価値にとどまらず、80年代日本の自主制作シーンが生んだ唯一無二の一枚。
10月下旬入荷予定(変更となりました)。東京を拠点に活動するアーティストNekomachi。彼が長年愛用し、その音楽制作の核となってきたのが、1998年発売の名機シーケンサー「YAMAHA QY100」である。PCやDAWを一切使用せず、過去20年間にわたり同機に蓄積されてきたシーケンス・データを取り出し、多彩なエフェクターとサンプルを掛け合わせる独自のスタイルを確立。彼が紡ぎ出す唯一無二のエクスペリメンタル・アンビエントは、Shimmering Moods、Mabui Music、Ume Records、Eating Musicといった世界の優良レーベルの作品群にラインナップされ、カセットテープ・シーンを中心に高い評価を得ている。本作には、2024年にMystery Circlesよりリリースされた『Koko Doko』収録の「kopopo」を、自らさらに深く探求・再構築したセルフリミックス「unseen worlds kopopo mix」も収録。水底へと沈み込んでいくような深遠な浮遊感と、ヴィンテージ・シーケンサーならではの温かくも実験的な音響美学が交差する、静謐な音響作品に仕上がっている。
アートディレクションは、「環境レコーズ(Kankyō Records)」の洗練されたグラフィックデザインで知られるYudai OsawaとMichihisa Sakamotoが担当。カバーデザインをYudai Osawa、ジャケット写真をLeoArimotoが手がけており、本作の静謐な世界観を視覚的にも美しく表現している。
※限定100部(100 copies limited)の特別仕様にてリリース。

11月下旬入荷予定。ヴェルナー・ヘルツォーク監督の1974年作ドキュメンタリーのために、Florian Fricke率いるPopol Vuhが手掛けた伝説の未発表映画スコア『The Great Ecstasy of Woodcarver Steiner』が、名門〈Latency〉より奇跡の初LP化!スイスのスキー飛躍選手ヴァルター・シュタイナーの人間離れした跳躍と重力からの解放を描いた作品につけられた音楽であり、半世紀もの間アーカイヴに眠っていた貴重なオリジナル音源が、50年の時を超えてついに最新リマスターでリリース。サティやバダラメンティを思わせる切なく循環するピアノ・フレーズやマントラ的な歌声、そして90年代ポスト・ロックの原点ともいえる弓弾きギターの残響が、滞空する孤独と静寂を浮き彫りにするかのような崇高なサウンドを展開。アコースティックな温もりに宇宙的な祈りの響きが静かに溶け込んだ様は、まさにPopol Vuhの美学を捉えたもの。以上のオリジナル音源に加えて、今回の再発では、さらに現代レフトフィールドの先端を走るjames K、ML Buch、Lorenzo Senniの3組による豪華な現代的変奏曲も収録。声の粒子を幾重にも重ねた重層的なアンビエント、点描のように打ち込まれる歯切れの良い電子音によるポリリズム、デジタル処理されたヴォーカルと美しいハーモニクスが繊細に交錯し、原曲の持つ神秘的な浮遊感と崇高な響きを鮮やかにアップデートしている。アコースティック音響の精神性と現代のデジタル音響手法が見事に交錯し、時代を超えて共鳴し続ける重要な記録。

10月下旬入荷予定。スウェーデン・マルメの地下シーンを牽引する〈Fasaan Records〉の主宰Prins Emanuelと、異才Golden Ivy、そしてInre Kretsen Gruppという現代北欧バレアリック〜レフトフィールドのキーパーソン3組によるトリオ第2弾『IME I』。情報過多で即時性が求められる現代の消費文化からそっと距離を置き、自ら切り拓いた独自の音楽領域をよりエレガントかつ深く探求したもので、ダブのスローモーなボトム、ジャズの即興性、フォークの有機的な温もり、そしてミュージック・コンクレートの実験的音響処理が絶妙な塩梅で交錯。繊細に配されたパーカッションや柔らかな旋律、流動的なドローンがオーガニックでシネマティックな音像を描き出していく。ダンサブルなグルーヴと、瞑想的な精神性が完璧な均衡を保った、時間の感覚を優しく停止させるかのような幻想的な聴き心地!

11月下旬入荷予定。2000年代初頭のクリック&カッツ、エレクトロニカ・ムーブメントを牽引したスウェーデンの俊英Andreas Tillianderが、2001年に名門〈Mille Plateaux〉より発表した本名名義での1stアルバム『Ljud』が、リリース25周年を記念して〈Keplar〉より待望の2LP初アナログ化再発!Nord ModularやJescola Buzzといった当時のデジタル環境を駆使し、即興的なリアルタイム・アレンジと直感的なループ構築によって生み出された時代を超越する名作。〈Mille Plateaux〉直系の精密でシャープなデジタル・グリッチ音や微細な効果音を緻密に配しながらも、ハウス・ミュージックに深く根ざした温かい質感と可憐なメロディ、そして有機的なグルーヴが全編を優しく包み込む。デジタルとアナログの狭間で生まれた偶然の産物を巧みに掬い上げたかのようなサウンドは、先鋭的な実験音響でありながらも、ダンサブルで遊び心に満ちあふれている。Tilliander本人による最新のアナログ機器を通したリマスタリングが施され、当時の瑞々しく温もりあるサウンドがより深みのある音響クオリティで色鮮やかに蘇った逸品。

11月下旬入荷予定。Jack CooperとのThe Sleevesや、Claire Rousay、Tom Skinnerら第一線の実験音響〜現代ジャズミュージシャンとの協働でも知られるギタリスト、作曲家のTara Cunninghamの最新作『Warm Ground』。即興演奏と緻密な作曲の境界線上に立ち現れる7つのインストゥルメンタル・トラックを収めたミニ・アルバムで、ギターの余韻や鳴りが生み出す空間の美しさを際立たせる点描画的なギタースタイルに、身近な日常から採取されたフィールド・レコーディング、変則的で少し歪なリズムが有機的に対話。日常の些細な光景に宿る質感を、繊細なギター・グリッチと豊かなトーンで緻密にすくい上げている。Kirk BarleyやFohn周辺の繊細な音響美学ともリンクする、極めて親密でアコースティックな質感と、抽象的な音響効果が見事に融和した、アコースティック音響の逸品!

11月下旬入荷予定。〈Lillerne Tapes〉でのカセット作品等でマニアの信頼を集めてきたマルチ奏者Randy Ribackによるソロ・プロジェクトjung djが、〈Soda Gong〉よりニュー・アルバム『Spring Back, Ball Forward』をリリース!1990年代シカゴから中西部ポスト・ロックの角張ったダイナミクスと特有の空間美を、ベッドルーム・エレクトロニクスの手法で鮮やかに捉え直したもので、デジタル・アンプ・モデリングを極限まで駆使し、真空管の感触やスピーカーの歪み、ざらついたアンプの圧力を音響彫刻としてデザイン。切なく佇む透明感あふれるアンビエントドローンから、歪んだベースや重厚なギターアンプの質感が押し寄せるカタルシスまで、喪失感や情動をダイレクトに訴えかける叙情的なサウンドが全編を貫く。対照的な2人の語り手による存在感あるスポークン・ワードや、Mister Water Wetら豪華ゲストの演奏が、生アンサンブルとデジタル処理の境界を曖昧化。Gast r del SolやTortoiseの系譜を感じさせるポスト・ロックの遺伝子と、現代レフトフィールド音響が見事な化学反応を起こした一枚!

11月下旬入荷予定。ベルリン上院文化局の助成やストックホルムEMSでのレジデンシー選出などで注目を集めるChantal Michelleによる、サックス/フルート奏者Patrick Shiroishiと詩人Funto Omojolaという卓越したコラボレーターを迎えた最新作『Unit of Heart』。フィールド・レコーディングの生々しい質感、生の管楽器が吐き出す息づかい、そして電子回路のシグナルやシンセサイザーの静謐なドローンが幾重にも交錯。マイクロトーナルなピッチの揺らぎや独自の空間配置によって、潮の満ち引きを思わせる微細な空気の揺らぎから、虫の鳴き声や水音がうねりとなってノイズへと変容していくカタルシスまで、極めて高度で多層的な音響世界を描き出していく。身近な現象や日常の音響を神秘的な聴取体験へと昇華させる、卓越したコンポジションと圧倒的な音響デザイン。

11月20日発売予定。(数量限定/日本語帯付/解説書封入)2026年5月にリリースされたアルバム『Inferno』と共に、13年の沈黙を破り、まさかの再始動を果たしたボーズ・オブ・カナダ。世界中で大きな話題を呼んだ新作に続き、1996年に発表した名盤『Hi Scores』の30周年記念盤が〈Warp Records〉よりリリースされることが明らかとなった。
オリジナル盤は1996年に〈Skam Records〉よりリリース。ボーズ・オブ・カナダにとって初めて広く流通した作品となった全6曲入りの本作には、「Turquoise Hexagon Sun」や「Everything You Do Is A Balloon」といった、その後も長く愛され続ける名曲が収録されている。
今回の『Hi Scores』リイシュー企画によって、ボーズ・オブ・カナダの全カタログが、初めて同時にアナログ盤で入手可能となる。国内盤CDには解説書を封入。LPは通常盤LP (ブラック・ヴァイナル) と数量限定の日本語帯付き仕様 (解説書付)でも発売される。
11月下旬入荷予定。1979年にCrampsレーベルから発表された『Prati Bagnati del Monte Analogo』で知られるイタリア現代音響の巨匠Francesco Messinaが、名盤から数十年の時を経てリリースするニュー・アルバム『Le Api dell’Invisibile』。2023年のライヴ公演を経て、自宅にある100年前のSchimmel製ピアノと再び対峙し、いかなる制約からも解放された瞑想的セッションの中で紡ぎ出された珠玉の7篇を収録。詩人ライナー・マリア・リルケの言葉から着想を得た本作は、ヴィンテージ・ピアノ特有の豊潤な余韻と霞のようなドローン、繊細な音響が美しく溶け合う極上のアンビエント・ミニマリズム。Franco Battiatoらと共に築き上げた70年代イタリアン・エクスペリメンタルの気品とオーガニックな素朴さを宿しつつ、静寂と旋律のあわいに漂う神秘的な響きが、目に映る日常の風景を、あたたかな静寂を孕んだ透明な響きへと変容させていく。Harold BuddやBrian Eno『Music for Airports』の静謐な世界観から、Floating Pointsに通じる現代最高峰の繊細な音響美学までを想起させる現行録音にして永遠のクラシック!
11月下旬入荷予定。1979年にCrampsレーベルから発表された『Prati Bagnati del Monte Analogo』で知られるイタリア現代音響の巨匠Francesco Messinaが、名盤から数十年の時を経てリリースするニュー・アルバム『Le Api dell’Invisibile』。2023年のライヴ公演を経て、自宅にある100年前のSchimmel製ピアノと再び対峙し、いかなる制約からも解放された瞑想的セッションの中で紡ぎ出された珠玉の7篇を収録。詩人ライナー・マリア・リルケの言葉から着想を得た本作は、ヴィンテージ・ピアノ特有の豊潤な余韻と霞のようなドローン、繊細な音響が美しく溶け合う極上のアンビエント・ミニマリズム。Franco Battiatoらと共に築き上げた70年代イタリアン・エクスペリメンタルの気品とオーガニックな素朴さを宿しつつ、静寂と旋律のあわいに漂う神秘的な響きが、目に映る日常の風景を、あたたかな静寂を孕んだ透明な響きへと変容させていく。Harold BuddやBrian Eno『Music for Airports』の静謐な世界観から、Floating Pointsに通じる現代最高峰の繊細な音響美学までを想起させる現行録音にして永遠のクラシック!

11月下旬入荷予定。50年以上にわたり自らの人生そのものをアートへと捧げてきたポーランドの鬼才Andrzej Dudek-Dürerによる、1990年から2013年にかけての未発表プライベート・アーカイブ作品集『Astral Meditations From A Living Statue』が〈Huveshta Rituals〉より初のヴァイナル化!共産主義下の孤立を経て、世界各地で録音されながら長年カセットテープのまま眠っていた貴重な音源群が、半世紀の時を超えてついに陽の目を浴びる。自ら製作したシタールとタンブーラによる濃密なドローン、スペース・ディレイを深く纏わせたピアノやヴォイス、そして静謐な残響が幾重にも交錯。空間の気配やろうそくの灯火、倍音の揺らぎがそのまま刻み込まれたような極限の静けさは、単なるニューエイジや環境音楽の枠組みを越えて、深遠なる宇宙的サイケデリアと神秘的な瞑想空間を描き出している。物質としての音を超えて魂の深淵に響く、生涯をかけて紡がれた祈りにも似た真摯な美意識。限定400部。

11月中旬入荷予定。GRMの歴史を支えた巨匠Ivo Malecが、1961年から1982年の約20年間に渡り手掛けた重要電子音響作品4曲を収めた『Luminétudes』が、〈Recollection GRM〉より初のLP復刻!初期のコンクレート作品からコンピュータ・ミュージックや電子シンセシスを導入した80年代作品まで、現代音楽/実験音響史に輝く不朽のアーカイブ。磁気テープの精緻な切り貼りによる極めて硬質な音像と、初期電子音が描き出す不穏でドラマチックなグラデーション。鋭利な電子音のカットアップから突如立ち現れる密度の高いドローン、そして緻密に設計された構造美まで、時代時代の最先端テクノロジーを取り入れながら強靭な美学で構築された唯一無二のサウンド・コラージュ。GRM主宰François Bonnetをして「現代音楽シーンにおける不可欠な作曲家」と言わしめた、妥協なき音響探求の記録。
11月下旬入荷予定。1982年の結成以来、ダーティ・アンビエントの異名を冠しカルト的異彩を放ち続けるUKの先駆者O Yuki Conjugateと、ドイツのDJ、プロデューサーPhilipp Otterbachによる世代を超えたコラボレーション作品『Sleep Machines』が名門〈Music From Memory〉より登場!Jon HassellやCabaret Voltaireの系譜を継ぐ第4世界的な実験音響と、レフトフィールドなボトムエンドが見事に融和。O Yuki Conjugate特有の霞みがかった湿り気のある空気感や手触りのあるリズムに、Otterbach特有のエレクトロニクスと鋭い異種音響のセンスが重なり合い、全10曲が途切れることなく一つの巨大な音響空間として滑らかに移ろいゆく。歪みや残響を帯びたオーガニックな打楽器音と不穏なドローン、浮遊する電子音が幾重にもレイヤー化されたディープ・レフトフィールド・エレクトロニカの最前線!
11月中旬入荷予定。1960年代後半に録音されながらも長年お蔵入りとなり、1998年の発掘以降MadlibやLoyle Carnerをはじめとする数々のヒップホップ・プロデューサーにサンプリングされ伝説化してきたデトロイト・ディープ・ソウルの最高峰、Little Annの「Deep Shadows」が〈Timmion〉より待望の7インチ化!歯切れの良いスナッピーなドラムと哀愁を帯びたヴィブラフォンの響きに乗せ、孤独と 切ない渇望を絞り出すように歌い上げるLittle Annのヴォーカルが胸を打つ真摯なディープ・ソウル。B面にはUKのセッション・バンドThe Third Degreeによる未発表トラックに彼女の歌声を乗せ換えた新バージョン「Deeper Shadows」をカップリングし、異なるビートで名曲の新たな魅力を引き出している。
11月中旬入荷予定。時空を超越する透明な歌声ALA.NIと、ヴィンテージ・ソウル、映画音楽の巨匠Adrian Youngeが10年もの歳月を重ねて完成させたコラボレーション『Proud of Me』。ロサンゼルスでの日々や密やかな愛、親しい者の喪失と自己発見の軌跡を日記のように綴り、情感豊かな歌声を生のまま剥き出しにして刻み込んだパーソナルな作品で、Adrian Youngeの真骨頂である温かいアナログ機材の響きとサイケデリックなニュアンス、そして濃密で洗練されたストリングス・オーケストレーションが見事に交錯。深夜の静謐なジャズの気配から甘美でどこかノスタルジックなソウル・アンサンブルまで、ALA.NIの詩的でタイムレスなヴォーカルを際立たせる贅沢なシネマティック・音響空間を描き出している。クラシック・ソウルの上品な美学と、優美で深みのある現代的な表現が見事に融解したマスターピース。

1月中旬入荷予定(11月上旬入荷分は完売しました)。Huerco S.やPendantなどの名義でも知られる現代電子音響の巨匠ブライアン・リードが、Loidis名義で放つ3枚組大作『From The Toolkit Of Lovers』。カルト的人気を誇る傑作『One Day』の深遠な世界観をさらに推し進め、15年に及ぶキャリアの音響技術を壮大なスケールで結実。Ricardo VillalobosやShinichi Atobe、Marc Leclairらを彷彿とさせる洗練されたマイクロ・ハウスとダブ・テクノの融合体。重厚で太く心地よいサブベースと、細かく刻まれる立体的なパーカッション、浮遊感あふれるヴォコーダーやフィルター処理されたディスコティックな質感が交錯する。思考と肉体が心地よく揺れる深夜から明け方のオフピーク・アワーズに寄り添う、官能的でヒプノティックなディープ・グルーヴがじっくりと時間をかけて紡がれていく。クラブのアフターアワーズから自宅でのリスニング空間までを極上の音響で満たす至高のプロダクション。

11月上旬入荷予定。1984年に吉村弘や芦川聡らとともに日本の環境音楽の歴史を切り拓いた巨匠・磯田健一郎。キャリア40年超の集大成にして、過去のアーカイヴや構想を八丈島での現在の視点から解体・再構築した『Epilogue』。自身の原点である環境音楽の美学に立ち返りつつ、八丈島で採取された希少鳥類の鳴き声や水流のフィールド・レコーディング、そしてフルートやナイロン弦ギター、ヴィブラフォン、メロディオンなどの温もりあるアコースティック楽器が電子音と静かに交錯。maya ongakuの園田努によるヴォーカルや、80年代の未完カセット・テープの現代的な復元も交え、自然のゆらぎと人の記憶が解け合うような優美で親密な室内楽アンビエントを立ち上げている。単なるノスタルジーにとどまらず、時間とともに移ろいゆく音楽そのものの息づかいを封じ込めた静かな祈りのようなドキュメント。
11月下旬入荷予定。Evan Parker、Alexander von Schlippenbach、Thurston Moore、Alex Zhang Hungtaiらとも共演し、Sunny MurrayやMilford Gravesといったフリー・ジャズの先駆者たちから即興打楽器手法を継承してきたポルトガルのドラマー、Gabriel Ferrandiniが即興演奏の枠組みを超え、打楽器そのものを音響生成の素材として扱ったアヴァンギャルド電子音響。ルネサンス期の作曲家ジェズアルドが残した不協和音的な旋律美から着想を得つつ、ドラムやシンバルの響きをエレクトロニクスで変容させた、激情的でありながら強烈な不協和を孕む彼の半音階的な手法による音響彫刻。James Tenney、Roland Kayn、Andy Stottにも通じる、アコースティックな音と電子音響の境界を溶かしながら、打楽器から未知の音響空間を立ち上げた作品。
10月下旬入荷予定。限定クリア・ヴァイナル仕様。Theoretical Girls、The Staticで70年代末のNYノー・ウェイヴ・シーンを駆け抜けたGlenn Brancaが、1980年に初めてソロ名義で放った記念碑的作品。NYの伝説的ポストパンク/ダンス・レーベル〈99 Records〉の第一弾としてリリースされ、後のSonic YouthやSwansをはじめとする数多くの若いバンドに決定的な影響を与え、NYダウンタウンのアート・パンクを形づくった重要作。
疾走するビートと幾重にも絡み合う反復パターンによって、Neu!を彷彿させる反復ビートとPhilip Glassのミニマリズムを接続したかのような強烈な音響運動を展開。反復は単純な循環に留まらず、ギター、ベース、ドラム、キーボードが重なり合うことで巨大さへと変容し、ロックの原始的エナジーとミニマリズムを陶酔的な高揚へと合一。
一方、B面はその対極で、暗く、不穏で、予測不能な音響のなか、ギター、キーボード、ベース、ドラム、そしてスレッジハンマーまでを含む編成が、工業的な轟音と緊張を幾重にも積み重ねていきます。構築と破壊、反復とノイズ。その両極をひとつの巨大な音響空間へと統合した本作は、ロック・バンドという形式そのものを拡張し、80年代以降の実験的ギター・ミュージックの新たな地平を切り拓いた、Glenn Brancaの原点にして極めて重要な一枚。
11月上旬入荷予定。Gilles PetersonやAntal、HuneeらトップDJやコレクターたちから絶賛を浴びてきた〈Kalita〉の名物シリーズ『Borga Revolution!』の全4部作を締めくくる最終章となる『Volume 4』!70年代末から80年代にかけて、政情不安を逃れヨーロッパへ渡ったガーナ人ミュージシャンたちが生み出したバーガー・ハイライフの秘蔵・激レア音源を網羅アーカイブ作品で、自国の伝統的ハイライフが持つ呪術的で深いグルーヴをベースに、当時の最新機材であったYamaha DX7などのシンセサイザーやドラムマシン、ファンク、ディスコ、ブギーの要素を果敢に融合。重量感あふれるベースラインと脈打つポリリズム、そして初期デジタル音源特有のキラめくエレクトロニック・リフが爽快に交錯する。洗練されたアフロ・ブギーから、哀愁漂うトロピカルなメロディまで、当時のディアスポラたちが放った圧倒的な音楽的エネルギーを鮮烈に伝えている。豪華ゲートフォールド仕様に加え、アーカイヴ写真や貴重なライナーノーツを付属した永久保存盤。

11月上旬入荷予定。ギタリスト、作曲家のTal Sandman率いるプロジェクトSandman Projectが、ヤッファからライプツィヒへの移住を経て完成させた最新作『Hearts Forever』。全曲の作曲・編曲・プロデュースをTal自らが全開で手掛け、言語や国境の垣根を超えた人々の繋がりと希望を優しく歌い上げる無国籍アフロ〜中東サイケデリック・グルーヴ。KhruangbinやTinariwenを思わせるしなやかでメロウなデザート・ロック・ギターを軸に、ウードやモロッコのゲンブリ調の旋律、エチオピアン・ジャズの叙情美、そしてダイナミックなブラスとアフロビート由来のファンキーなグルーブが鮮やかに交錯。リバーブやディレイが深くかかった幻想的なフルートやアナログ・シンセの彩りが加わり、情熱的なダンス・トラックから心に染み入るメロウな哀愁のアンサンブルまで、映画のように情感豊かな音響風景を描き出している。中東からアフリカの伝統的要素とモダンなサイケデリア、ファンク、ジャズが高次元で融合を果たしたオーガニック・グルーヴ!
10月下旬入荷予定。Charles Hayward、Charles Bullen、Gareth Williamsによる、Can、Faust、Henry Cow、Wireと並ぶ革新的存在であり、ロック以降の音楽を大きくアップデートしたと言っても過言ではない、英国アヴァン・ロック、ポストパンクの伝説This Heat。Flying LizardsのDavid Cunninghamが設立したPianoより、1980年にリリースされたThis Heatの傑作EP『Health And Efficiency』が名門〈Superior Viaduct〉より2026年ヴァイナル復刻!
David CunninghamがThis Heatを「ポストパンクのKing Crimson」と評したように緻密なロックの構築性を備えながら、その内部では音楽と非音楽、反復と環境音との境界が絶えずラディカルに溶解。B面では同時代のクラウト/電子勢の幽玄さを増幅させたかのような音響空間で、45回転と33 1/3回転という再生速度の違いによって、その時間そのものが変化していくように設計されており、固定された「作品」がそこにあるのではなく、再生という行為によって異なる時間が生成。当時のThis Heatが意識していたとされる「健全な身体に健全な精神を(mens sana in corpore sano)」というラテン語の格言は、単なる生活上の規律ではなく、音楽をより明晰に、より自由にしていくための創造的なアプローチでもあり、音楽、身体、環境、時間、その境界を溶解させながら、世界との新たな接続の可能性を探究したThis Heatの特異な創造性が凝縮された名作。
