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David Torn - now i imagine a place not the same (2LP)David Torn - now i imagine a place not the same (2LP)
David Torn - now i imagine a place not the same (2LP)Kou Records
¥5,879

9月中旬入荷予定。エレクトリック・ギターの音響処理を数十年にわたり探求してきたDavid Tornが、Sunn O)))やThurston Mooreの作品を手がけてきたRandall Dunnを録音、プロデュースに迎えて制作した最新作『now i imagine a place not the same』。ギター、エレクトロニクス、アンプ、空間そのものを素材として扱い、即興と作曲の境界を曖昧にする音楽が全編を貫く。液体のように滑らかな質感でありながら、ざらついた倍音やフィードバックが絶えず形を変え、音が自律的に進化していくような広がりを持つ。Randall Dunnの録音は物理的な存在感を強調し、ギターが空間の中で浮遊したり沈んだりするように聴こえる。ドローンの持続と即興的なフレーズがゆっくり折り重なり、映画音楽で培われた心理的な陰影が抽象的な形で立ち上がる。静けさの中に緊張があり、映像のように風景がゆっくり変化していく感覚が続く。音の粒子一つひとつにまで美意識が行き渡った、深い没入感をもたらす緻密な傑作。

Jon Hassell - Music Is Invisible (Pentimento Volume Three) (LP+Obi)Jon Hassell - Music Is Invisible (Pentimento Volume Three) (LP+Obi)
Jon Hassell - Music Is Invisible (Pentimento Volume Three) (LP+Obi)Ndeya
¥4,715

この50年間で最も影響力のある作曲家だ。 - ブライアン・イーノ

10月2日発売予定。 (数量限定/日本語帯付き/解説書封入)ジョン・ハッセルの『Music Is Invisible』は、「Pentimento Trilogy」を締めくくる第3作であり、彼が生前最後に行ったライヴ・パフォーマンスを収録した特別な作品である。2015年5月23日にロンドンのSt John at Hackney教会で行われた、Rリック・コックス、ジョン・フォン・ゼーゲルンとのトリオ演奏を、ジェフ・ロナが緻密な編集・ミックスによって再構築し、単なるライヴ盤の枠を超えた音響作品へと昇華している。

2018年の『Listening To Pictures』、2020年の『Seeing Through Sound』に続く本作では、両作に登場したテーマ、モチーフ、リフが半即興的な演奏の中に姿を現す。Pentimentoとは、絵画の上から塗り重ねられた過去のイメージや筆跡が浮かび上がる現象を指す言葉。ハッセルはこの概念を音楽に応用し、過去のライヴやリハーサルの録音を素材として新たな演奏を重ねたり、ループや編集によって別の楽曲へと変容させてきた。その手法には、ジャマイカのダブにおける「ヴァージョン」文化や、テオ・マセロによるマイルス・デイヴィスの大胆なテープ編集からの影響も色濃く反映されている。

『Music Is Invisible』もまた、過去の演奏をサウンドベッドとして活用し、編集、サンプリング、オーバーダビングを施すことで、ライヴとスタジオの境界を曖昧にしている。アルバム・タイトルは、ハッセルが『Seeing Through Sound』制作時に考えていた候補のひとつであり、ライナーノーツには彼自身による「On The Invisibility Of Music」を収録。

アートワークには、彼の親友マティ・クラーワインによる1976年の絵画『Leh C'est Beau』を使用。リック・コックス、ジョン・フォン・ゼーゲルや、長年のエンジニア、アルノー・メルシエらの協力のもと完成された本作は、ハッセルが追求した「見えない音楽」の思想を受け継ぐ、静かで壮大なラスト・ステートメントである。

ジョン・ハッセル

ジョン・ハッセルは、2021年6月26日、84歳で逝去した。彼は生涯を通じて創造した、音楽とアートにおける多大な影響力を持つ遺産を残した。

トランペット奏者、作曲家、そして音楽的コンセプトの探求者であった彼は、20世紀の芸術と音楽における極めて広範な領域を結びつけた、まるで至る所に居合わせるカメレオンのような存在だった。

彼は第二次世界大戦後のテネシー州メンフィスで、ジューク・ジョイントやブルース・パーティーに通いながら育った。シュトックハウゼンのもとで学び、カンのメンバーとなるホルガー・シューカイやイルミン・シュミットと交流を深めた。
テリー・ライリーと親交を結び、歴史的録音「In C」に参加したこと。
ラ・モンテ・ヤングとマリアン・ザジーラによる「Theatre Of Eternal Music」の一員となった。
パンディット・プラン・ナートからラーガの指導を受けた。
最初の作品ではデヴィッド・ローゼンブームやナナ・ヴァスコンセロスと共演した。
ブライアン・イーノとのコラボレーション。
トーキング・ヘッズの『Remain In Light』への参加。
アーティスト、マティ・クラレンとの生涯にわたる友情。
ファラフィナ、ライ・クーダー、レスリー・ウィナー、ファン・アトキンス、モリッツ・フォン・オズワルド、ピーター・ガブリエル、デヴィッド・シルヴィアン、ビョークなど、数多くのアーティストとの録音。

さらに映画音楽、演劇作品、オペラ、児童書(!)まで、その活動範囲は果てしなく広がっている。そして彼の成し遂げた功績の全貌が本格的に評価され始めたのは、実は近年になってからのことだった。

〈Ndeya〉は、ジョン・ハッセル自身が〈Warp Records〉と共同で、自身の音楽を発表する拠点として設立したレーベルである。

これまでNdeyaからは、Pentimentoシリーズの2作品——『Listening To Pictures』(2018年)と『Seeing Through Sound』(2020年)——がリリースされている。これらは真のオーター(作家性を持つ表現者)による見事な集大成である。

さらに、オリジナル・テープからリマスターされたデビュー・アルバム『Vernal Equinox』の待望の再発や、自身の音楽について書いた文章をまとめた限定版コレクション『Atmospherics』も発表された。

現在、Jonがこの世を去った後も、〈Ndeya〉はハッセルの遺族と協力しながら、彼の音楽的遺産を未来へ残していくため、複数のアーカイブ・プロジェクトを進行させている。

彼の作品群を辿れば、彼のトランペットは幻視的な存在へと変化している。それは言語を超越したものだ。聴いたことがないのに、奇妙なほど馴染み深い。

それは熱帯の鳥たちが広がる樹冠であり、異国の言葉で歌われる女性の嘆きであり、羽音を立てる昆虫であり、砂丘の向こうから響くベドウィンの角笛であり、遠くから聞こえる列車の汽笛であり、金星にいるChet Bakerなのだ。
 - Resident Advisor

emer -  Fog (LP)emer -  Fog (LP)
emer - Fog (LP)Short Span
¥4,318

9月下旬入荷予定。サウンドアーティストMarija Rasaによるプロジェクトemerのデビュー作で、アンビエント・ダブ、ダウンテンポ、実験音響が静かに重なり合う作品『Fog』。厚いベースがゆっくりと空間を満たし、その上で微細な音の粒子や声の断片が浮かんでは消える。ダブの伝統的な手法を基盤にしながら、音を再配置するようなミキシングが作品の中心にあり、霧の中で音が形を変えていくような感触が続く。リズムは控えめながら確かな存在感を持ち、低域の気配が全体を支える。アンビエントの柔らかさと、音響研究に基づく冷静な空間設計が自然に同居し、ヘッドフォンでもスピーカーでも印象が変わる多層的な音像が魅力。初期〈Short Span〉を象徴する、内省的なアンビエント・ダブ作品。

Blue Chemise - Mothers of All (LP+DL)Blue Chemise - Mothers of All (LP+DL)
Blue Chemise - Mothers of All (LP+DL)Students of decay
¥4,788

10月下旬入荷予定。オーストラリアのMark GomesによるプロジェクトBlue Chemiseによる、静謐で実験的な新作『Mothers of All』。家庭的な断片や身近な素材から別の領域を立ち上げる独自のアプローチをさらに推し進め、古いサロン音楽の影がゆっくりと揺れるように、ストリングスや鍵盤の残響、遠くの声のようなノイズが、時間の層をまたぐように配置される。個人的な記憶と匿名性が同居する静かな音世界は、完璧に整ったアンビエントではなく、音の端がほつれたり、色がわずかに変化したりする生きている音響ともいうべきもの。The Caretakerや Gas、Elodieなどの記憶の音楽に連なる系譜にありながら、どこか私的で親密な温もりを残した独自の世界観を結実させている。かすかな残響の隙間から失われた時間がそっと顔を覗かせるような、美しい音楽。

Churashima Navigator - 片思い (12")
Churashima Navigator - 片思い (12")TUFF BEATS
¥3,900

9月30日発売予定。大城美佐子のデビュー曲『片思い』を、Churashima Navigatorのメンバーそれぞれが尊敬と感謝の気持ちを込めてカバー&リミックス。

「片思い」は、2021年に逝去した沖縄民謡唄者・大城美佐子の1962年デビュー曲である。
師匠・知名定繁(知名定男の父)が作詞・曲を手がけ捧げた作品で、大城の代名詞的楽曲。最後まで現役唄者だった大城は、この曲を大事に歌い続け、育ててきた。
それを弟子の堀内加奈子が歌い継いだのが本作だ。堀内を筆頭に、Churashima Navigatorのメンバーは生前大城と縁深く、SINKICHIとNu-dohは、2017年に「片思い」(1962年録音)のリミックスを手がけた仲でもある。
今作は、大城への感謝と尊敬の念を示すべく制作されたという。始まりは、Nu-dohが2024年11月に行われた「大城美佐子 偲ぶ唄会」で堀内が歌う「片思い」を聞き、「今の加奈子の歌を残したい」と構想を練り始めたこと。
2025年11月、那覇でのライブで約6年ぶりにChurashima Navigatorのメンバーが集結したことを機に、制作がスタートした。
A-1は、堀内が歌三線のみで聞かせる「片思い」。行きどころのない恋心が切々と語られる本曲だが、闇雲に感情を込めすぎてもいけない、それでいて“泣き”を滲み出すことが求められる難曲だと痛感する。師匠の歌から学び、独自に鍛錬してきた堀内流の「片思い」に宿る、心の揺れをじっくり聞き込んでほしい。
A-2は、Nu-doh & Harikuyamakuのリミックスに、MARINO(sax)、カナミネケイタロウ (bass)が客演。鼓動のように刻まれるビートと、セッション的な美しい音の重なりが、海の彼方の世界にトリップしたような深遠なる景色を見せてくれる。
B-1は、A-2のトラックをベースにSINKICHIがリミックス、大城の持ち歌「白雲節」にかけて「White cloud Mix」と銘打ったナンバー。どこかエキゾチックな音の響きや、鳥の鳴き声などが心地良いアンビエントな仕上がり。途中、一瞬だが大城と堀内の会話が聞けるのも微笑ましい。
「リミックスでも歌三線をしっかり聞かせることが大前提だった」というNu-dohの言葉が頷ける本作。師匠の思いを歌い継ぐ弟子の表現、新たな解釈の音世界を立ち上らせたリミックスで、大城美佐子が愛した「片思い」という楽曲の普遍的な魅力を堪能したい。
              
(文/岡部徳枝)

■収録楽曲:
Side A
1. 片思い (堀内加奈子)
2. 片思い  Island dub Mix
(Nu-doh & Harikuyamaku feat. カナミネケイタロウ (bass) / MARINO (sax))

Side B
1. 片思い White cloud Mix(SINKICHI)

Mos Def - The Ecstatic (CS)
Mos Def - The Ecstatic (CS)Rhymesayers Entertainment
¥3,064

9月中旬再入荷。Mos DefことYasiin Beyが、原点回帰と再生を掲げて放った2009年の代表作『The Ecstatic』。Madlib、Oh No、J Dilla、Georgia Anne Muldrowら錚々たるプロデューサー陣が参加し、多国籍なサンプルと鋭い視点が交差するオルタナティブ・ヒップホップの金字塔。MadlibやOh Noが〈Stones Throw〉で制作したビートを再利用しており、MF DOOMの影響も本人が言及。アフロビート、ラテン、ジャズ、中東音楽など、世界中の音楽が縦横無尽に飛び交うビートを核に、Mos Defのフロウは軽やかで、曲によっては声そのものがパーカッションのように機能し、ビートと一体化していく。短い曲が連続するスケッチ集のような構造で、軽いリバーブ処理や変則的な拍子が多用され、常に新しい景色へ移り変わる。Mos Def が世界を旅するように音を紡いだ、多彩で知的なヒップホップの到達点。

Curly Castro - Yaphet (LP)Curly Castro - Yaphet (LP)
Curly Castro - Yaphet (LP)Backwoodz Studioz
¥4,278

10月下旬入荷予定。Shrapknelの一員としても知られるラッパーCurly Castroによる、1970年代前半のアメリカで生まれた、黒人キャストを中心に据えた低予算の娯楽映画群、ブラックスプロイテーション映画の美学を現代のアンダーグラウンド・ラップへと再構築した意欲作『Yaphet』。全編をLocustがプロデュースし、硬質なブーンバップの質感とざらついたサンプリングが同居するビートの上で、Castroの語りは映画のカット割りのように場面を切り替えながら進む。黒人文化史、映画的引用、社会的文脈、そして自身の喪失体験が重なり、言葉の密度が非常に高い。billy woods、PremRock、Fatboi Sharif、Brian Ennalsなど〈Backwoodz Studioz〉周辺のMCが多数参加し、それぞれの声質が作品に群像劇的な奥行きを与えている。荒々しさと知性が共存する、2020年代以降のアンダーグラウンド・ラップの到達点とも言える、映画的な世界観と個人的な痛みが交差する、強度の高い一枚。

Curly Castro - Yaphet (CS)Curly Castro - Yaphet (CS)
Curly Castro - Yaphet (CS)Backwoodz Studioz
¥2,342

9月下旬入荷予定。Shrapknelの一員としても知られるラッパーCurly Castroによる、1970年代前半のアメリカで生まれた、黒人キャストを中心に据えた低予算の娯楽映画群、ブラックスプロイテーション映画の美学を現代のアンダーグラウンド・ラップへと再構築した意欲作『Yaphet』。全編をLocustがプロデュースし、硬質なブーンバップの質感とざらついたサンプリングが同居するビートの上で、Castroの語りは映画のカット割りのように場面を切り替えながら進む。黒人文化史、映画的引用、社会的文脈、そして自身の喪失体験が重なり、言葉の密度が非常に高い。billy woods、PremRock、Fatboi Sharif、Brian Ennalsなど〈Backwoodz Studioz〉周辺のMCが多数参加し、それぞれの声質が作品に群像劇的な奥行きを与えている。荒々しさと知性が共存する、2020年代以降のアンダーグラウンド・ラップの到達点とも言える、映画的な世界観と個人的な痛みが交差する、強度の高い一枚。

Maria W Horn - Melting Pillars of Snow (LP)
Maria W Horn - Melting Pillars of Snow (LP)Xkatedral
¥3,768

10月上旬入荷予定。〈XKatedral〉の共同創設者であるスウェーデンの作曲家Maria W Hornが、W.G. Sebald『土星の環』から着想を得て制作した室内アンサンブル作品『Melting Pillars of Snow』。コントラバス・リコーダー、笙、パーカッション、エレクトリック・ギター、声、電子音響を組み合わせた編成は彼女のキャリアでも特に野心的なもので、倍音の層がゆっくりと変化し続ける静的で緻密な構造。Anna Petrini、Mattias Hållsten、Magdalena Meitzner、Mats Erlandssonらも参加し、アコースティック楽器の倍音と電子処理がゆっくりと重なり変化していく様は、季節や風景の移ろい、深い時間を体験するかのよう。低域の重い呼吸と高域の持続音が対照的に響き、空間の縦の広がりが強調される一方、金属的な細かな音が薄い霧のように全体を包む。ギターはアルペジオやドローンで影のように構造を支え、Hornの電子音響処理がアコースティック楽器の倍音と絡み合いながらスペクトルを変形させていく。静寂と緊張が同じ温度で存在する、深い観察性を持つアルバム。

Maria W Horn - Melting Pillars of Snow (Starlight Sparkle Vinyl LP)
Maria W Horn - Melting Pillars of Snow (Starlight Sparkle Vinyl LP)Xkatedral
¥4,164

10月上旬入荷予定。〈XKatedral〉の共同創設者であるスウェーデンの作曲家Maria W Hornが、W.G. Sebald『土星の環』から着想を得て制作した室内アンサンブル作品『Melting Pillars of Snow』。コントラバス・リコーダー、笙、パーカッション、エレクトリック・ギター、声、電子音響を組み合わせた編成は彼女のキャリアでも特に野心的なもので、倍音の層がゆっくりと変化し続ける静的で緻密な構造。Anna Petrini、Mattias Hållsten、Magdalena Meitzner、Mats Erlandssonらも参加し、アコースティック楽器の倍音と電子処理がゆっくりと重なり変化していく様は、季節や風景の移ろい、深い時間を体験するかのよう。低域の重い呼吸と高域の持続音が対照的に響き、空間の縦の広がりが強調される一方、金属的な細かな音が薄い霧のように全体を包む。ギターはアルペジオやドローンで影のように構造を支え、Hornの電子音響処理がアコースティック楽器の倍音と絡み合いながらスペクトルを変形させていく。静寂と緊張が同じ温度で存在する、深い観察性を持つアルバム。

Jon Hassell - The Pentimento Trilogy (3CD)Jon Hassell - The Pentimento Trilogy (3CD)
Jon Hassell - The Pentimento Trilogy (3CD)Ndeya
¥5,500

この50年間で最も影響力のある作曲家だ。 - ブライアン・イーノ

10月2日発売予定。国内流通仕様盤3CD (解説書封入/28ページ英語ブックレット/ハードカバー仕様)3部作全ての作品を収録した3枚組CD。

Listening To Pictures (Pentimento Volume One)
第四世界の思想、電子音響、民族音楽の要素を融合し、長年培った革新的な音楽世界を再構築。絵画的なテクニックをプロダクション・アレンジメントに反映させたペンティメント・シリーズ第1作。

Seeing Through Sound (Pentimento Volume Two)
ペンティメント・シリーズ第2作。多彩なミュージシャンとの協働による反復するリズムと変容する音響が、時間感覚を揺さぶる幻想的で没入感あふれるサウンドスケープを描く。

Music Is Invisible (Pentimento Volume Three)
ジョン・ハッセル最後のライヴ録音を元に再構築したシリーズ完結作。即興、過去の音源、電子音響を融合し、「見えない音楽」を追求した彼の創造性と遺産を刻むラスト・ステートメント。

ジョン・ハッセルの『Music Is Invisible』は、「Pentimento Trilogy」を締めくくる第3作であり、彼が生前最後に行ったライヴ・パフォーマンスを収録した特別な作品である。2015年5月23日にロンドンのSt John at Hackney教会で行われた、Rリック・コックス、ジョン・フォン・ゼーゲルンとのトリオ演奏を、ジェフ・ロナが緻密な編集・ミックスによって再構築し、単なるライヴ盤の枠を超えた音響作品へと昇華している。

2018年の『Listening To Pictures』、2020年の『Seeing Through Sound』に続く本作では、両作に登場したテーマ、モチーフ、リフが半即興的な演奏の中に姿を現す。Pentimentoとは、絵画の上から塗り重ねられた過去のイメージや筆跡が浮かび上がる現象を指す言葉。ハッセルはこの概念を音楽に応用し、過去のライヴやリハーサルの録音を素材として新たな演奏を重ねたり、ループや編集によって別の楽曲へと変容させてきた。その手法には、ジャマイカのダブにおける「ヴァージョン」文化や、テオ・マセロによるマイルス・デイヴィスの大胆なテープ編集からの影響も色濃く反映されている。

『Music Is Invisible』もまた、過去の演奏をサウンドベッドとして活用し、編集、サンプリング、オーバーダビングを施すことで、ライヴとスタジオの境界を曖昧にしている。アルバム・タイトルは、ハッセルが『Seeing Through Sound』制作時に考えていた候補のひとつであり、ライナーノーツには彼自身による「On The Invisibility Of Music」を収録。

アートワークには、彼の親友マティ・クラーワインによる1976年の絵画『Leh C'est Beau』を使用。リック・コックス、ジョン・フォン・ゼーゲルや、長年のエンジニア、アルノー・メルシエらの協力のもと完成された本作は、ハッセルが追求した「見えない音楽」の思想を受け継ぐ、静かで壮大なラスト・ステートメントである。

ジョン・ハッセル

ジョン・ハッセルは、2021年6月26日、84歳で逝去した。彼は生涯を通じて創造した、音楽とアートにおける多大な影響力を持つ遺産を残した。

トランペット奏者、作曲家、そして音楽的コンセプトの探求者であった彼は、20世紀の芸術と音楽における極めて広範な領域を結びつけた、まるで至る所に居合わせるカメレオンのような存在だった。

彼は第二次世界大戦後のテネシー州メンフィスで、ジューク・ジョイントやブルース・パーティーに通いながら育った。シュトックハウゼンのもとで学び、カンのメンバーとなるホルガー・シューカイやイルミン・シュミットと交流を深めた。
テリー・ライリーと親交を結び、歴史的録音「In C」に参加したこと。
ラ・モンテ・ヤングとマリアン・ザジーラによる「Theatre Of Eternal Music」の一員となった。
パンディット・プラン・ナートからラーガの指導を受けた。
最初の作品ではデヴィッド・ローゼンブームやナナ・ヴァスコンセロスと共演した。
ブライアン・イーノとのコラボレーション。
トーキング・ヘッズの『Remain In Light』への参加。
アーティスト、マティ・クラレンとの生涯にわたる友情。
ファラフィナ、ライ・クーダー、レスリー・ウィナー、ファン・アトキンス、モリッツ・フォン・オズワルド、ピーター・ガブリエル、デヴィッド・シルヴィアン、ビョークなど、数多くのアーティストとの録音。

さらに映画音楽、演劇作品、オペラ、児童書(!)まで、その活動範囲は果てしなく広がっている。そして彼の成し遂げた功績の全貌が本格的に評価され始めたのは、実は近年になってからのことだった。

〈Ndeya〉は、ジョン・ハッセル自身が〈Warp Records〉と共同で、自身の音楽を発表する拠点として設立したレーベルである。

これまでNdeyaからは、Pentimentoシリーズの2作品——『Listening To Pictures』(2018年)と『Seeing Through Sound』(2020年)——がリリースされている。これらは真のオーター(作家性を持つ表現者)による見事な集大成である。

さらに、オリジナル・テープからリマスターされたデビュー・アルバム『Vernal Equinox』の待望の再発や、自身の音楽について書いた文章をまとめた限定版コレクション『Atmospherics』も発表された。

現在、Jonがこの世を去った後も、〈Ndeya〉はハッセルの遺族と協力しながら、彼の音楽的遺産を未来へ残していくため、複数のアーカイブ・プロジェクトを進行させている。

彼の作品群を辿れば、彼のトランペットは幻視的な存在へと変化している。それは言語を超越したものだ。聴いたことがないのに、奇妙なほど馴染み深い。

それは熱帯の鳥たちが広がる樹冠であり、異国の言葉で歌われる女性の嘆きであり、羽音を立てる昆虫であり、砂丘の向こうから響くベドウィンの角笛であり、遠くから聞こえる列車の汽笛であり、金星にいるChet Bakerなのだ。
 - Resident Advisor

maya ongaku - Nothing Space Music (LP)maya ongaku - Nothing Space Music (LP)
maya ongaku - Nothing Space Music (LP)Guruguru Brain
¥4,950

9月16日発売予定。maya ongaku3年ぶりとなる待望の2ndアルバム『Nothing Space Music』の12inch VINYLが、Guruguru Brainからリリース!
2023年『Approach to Anima』での世界デビュー以降、国内外で精力的にライブ活動を展開し、各地で高い評価を獲得してきたmaya ongaku。 本作では、その経験を経た先にある「沈黙」に焦点を当て、より内省的かつ深度のあるサウンドへと歩みを進めた。反復するグルーヴと繊細なアンサンブル、アンビエントな空間性、即興性を兼ね備えながらも、 本作には人の記憶や感情に寄り添うポップスとしての親密さがあり、時間や境界の感覚をほどいていくような没入感に満ちている。 その一方で、制作の過程で浮かび上がった「Nothing Space」というひとつの空間のイメージ。
それは単なる無ではない。過去・現在・未来、あらゆる時間の記憶が漂い、空と海、陰と陽、音と沈黙といった境界が溶け合う広大な場所。 「Vanishing Waves」から「Permanent Waves」へ。 ジャンルを横断しながらも、そのどれにも属さない独自のサウンドは、国内インディーシーンのみならず、 海外リスナーにも高い親和性を持つ作品として、maya ongakuの新たな到達点となる全8曲を収録した珠玉の名作。

Holy Tongue - Basilikum (LP)Holy Tongue - Basilikum (LP)
Holy Tongue - Basilikum (LP)AD 93
¥5,294

10月下旬入荷予定。Valentina Magaletti、Al Wootton、Susumu Mukai によるカルト的人気を誇る気鋭ダブ・バンドHoly Tongueが放つセカンド・アルバム『Basilikum』。スイス・アルプスとロンドンでの即興セッションをもとに構築された、ダブ、儀式的パーカッション、トランス、サイケデリアを横断するリズム作品。ヴィンテージ・ドラムマシンの太いビートを軸に、身体的なパーカッションと残響と空間の揺らぎで生まれる立体的なリズム構造。ベースや電子音は低域の推進力と奇妙なメロディの影を与え、ジャム的な自由さと構造的な緊張感を同時に形成。ゲストのDali De Saint Paulの声は歌というより音の層として機能し、トラックに儀式的な質感を加えている。実験的なダブの精神を核にしながら、ポストパンク、トランス、シネマティックな広がりが自然に混ざり合う、スピリチュアルなダブ・ダンス・ミュージック。

Z-Factor (feat. Jesse Saunders) - Dance Party Album (Duck Yellow Opaque Vinyl LP)
Z-Factor (feat. Jesse Saunders) - Dance Party Album (Duck Yellow Opaque Vinyl LP)Numero Group
¥3,879

10月下旬入荷予定。Jesse SaundersとVince LawrenceによるZ‑Factorが 1984年に残したシカゴ・ハウス誕生直前の空気をそのまま封じ込めた、極めて初期のダンス・ミュージック史料『Dance Party Album』。エレクトロ、ブギー、シンセ・ファンクが混ざり合う荒削りなトラック群は、後のハウスのミニマルな反復へとつながる萌芽をすでに含んでおり、909の硬い打ち込みやシンセベースが原始的な推進力を生む。ハウス・ミュージック成立の直前に作られた数少ないアルバム作品ならではの跳ねたリズムやDIY感のあるミックスが、当時のローカルな熱量を鮮明に伝えてくれる。〈Numero〉によるオリジナルの希少性と歴史的価値を踏まえた丁寧な復刻は、初期シカゴ・ダンスミュージックの核心を再提示するもので、エレクトロ寄りの軽快さと、ハウスの胎動が同じフレームで響く、現在の耳で聴くとジャンルが生まれる瞬間の面白さが際立つ一枚。

Anthonius - Origen (LP)
Anthonius - Origen (LP)Tokonoma Records
¥4,346

10月上旬入荷予定。80年代アフリカン・エレクトロを現代に継承するスペインのピアニスト、プロデューサーAnthoniusによる、モーダルジャズを軸に、エジプト、エチオピア、ブラジル、ラテン、カリブ、フラメンコまで多文化的な音楽語法を横断する、トランス・トロピカル・モーダルジャズ探求作『Origen』。モーダルハーモニーに、乾いた質感のホーン、柔らかいパーカッション、ブラジル、ラテン、カリブの揺れるリズムが重なり、砂漠の風景とトロピカルな湿度が同時に立ち上がるような独特の広がりを持つ。エジプト、エチオジャズの影、フラメンコ的な旋律のニュアンスが時折自然に差し込み、複数の大陸がひとつのモードの上で会話しているような感覚を生む。ワリー・バダロウやフランシス・ベベイ、ムラトゥ・アシュタトゥケ、ファラオ・サンダースらの系譜を現代的に再解釈し、文化の交差点としてのジャズを鮮明に示す一枚。

Steve Rachmad -  Light And Time (CD)
Steve Rachmad - Light And Time (CD)DEKMANTEL
¥3,279

9月下旬入荷予定。オランダ・テクノのオリジネイターSteve Rachmadが、キャリア45周年の節目に提示する、クラブ・トラックから大きく離れ、シンフォニックな広がりとアンビエントの静けさを中心に据えた新しい電子音楽作品『Light And Time』。パンデミック期に映画音楽の研究へのめり込み、オーケストラ編成のレイヤー構築を独学で習得したことが、本作の音響的な基盤となっている。録音された演奏者の揺らぎや、人間的な誤差をそのまま取り込むことで、これまでの機械的な精度とは異なる質感が生まれている。ストリングスのレイヤーとシンセの柔らかな揺らぎが自然に交差し、調和的なパッセージがゆっくりと展開。低域のパルスやざらついたリズムが影として存在し、Rachmad のテクノ的ルーツを抽象的に示す。長年のキャリアを再定義するような、静かで深い到達点を感じさせる音楽性で、空間の広がりや質感の変化をじっくり味わうためのシンフォニック電子音楽。

Voice Actor / Lukid / Winkate - Good Luck (7")
Voice Actor / Lukid / Winkate - Good Luck (7")STROOM.tv
¥2,989

10月上旬入荷予定。Voice Actor、Lukid、Winkateによる、断片化された声のコラージュ、UKベース由来の低音、抽象的な電子テクスチャが交差するコラボレーション7インチ『Good Luck』。語りや環境音の断片が作品の核となり、曖昧なビートやダブ処理、電子音の膜や粒子状のノイズが重なり、音の層が複雑に絡み合う構造。声はメロディではなく、音の断片として配置され、電子音の中で浮かんだり沈んだりしながら、物語の気配だけを残していく。クラブ・ミュージックの影を感じさせつつも、完全にダンスへ向かうわけではなく、ポップの残響と抽象性のあいだを漂う独特の質感を形成。断片的なストーリーが電子音の中で漂うような独自の音世界。

The Melting Hours (12")
The Melting Hours (12")BEYOND SPACE AND TIME
¥3,019

10月中旬入荷予定。Wata IgarashiとKuniyukiによるライブ・プロジェクトThe Melting Hoursによる、スタジオ・リハーサルとDraaimolen Festival 2025のライブ録音を再構築した、電子音と生楽器がゆっくりと溶け合いながら形を変えていく、有機的なアンビエント、エレクトロニック作品。Igarashiの精密なシンセワークと、Kuniyukiの柔らかい音色やパーカッションが自然に交差し、即興性の中で生まれるその場の空気がそのまま音に刻まれている。アンビエント・ジャズやニューエイジの系譜を思わせる広がりを持ちながら、テクノの推進力も静かに潜み、ライブ由来の偶発的な音や、環境の変化がそのまま作品の一部となり、電子音楽でありながら生き物のように変化する質感が印象的。クラブとアンビエントの境界を横断し、長尺の流れの中で少しずつ表情を変えていく、現在の両者の成熟したコラボレーションが感じられる一枚。

HUG (LP)HUG (LP)
HUG (LP)Luaka Bop
¥5,186

9月11日発売予定。ミニマル・ミュージックの先駆者 テリー・ライリーを父に持つギャン・ライリー (Gyan Riley) と、2005年のアルバム『Cripple Crow』共同プロデュースをはじめ、長年の盟友であるデヴェンドラ・バンハート (Devendra Banhart )、ノア・ジョージソン (Noah Georgeson) のトリオによる新たなコラボレーション・プロジェクト HUG (ハグ)。特別編成トリオとして幾度か来日公演も行い、夢見心地で温かく会場を包み込むような演奏を披露してきた3人が、ついに HUG として、セルフタイトルとなるデビューアルバムを発表。国もジャンルも超越する多彩なリリースで多くの音楽マニアを魅了し続けてきた〈Luaka Bop〉から9月11日 (金) に世界同時発売となる。
自然な流れに身を任せるように、オーガニックに紡がれた本作『HUG』は、旧知の3人が童心に還り、ピュアな好奇心のもと生み出した作品だ。同時に独立したアーティストでもある彼らの奥深さや親密で内省的な側面も併せ持ち、アンビエントな要素や、時に謎めいた瞬間も訪れる。デヴェンドラ、ギャン、ノアが交互にリードを取りながら、各楽曲はフォークの伝統とジャンルを横断しながら溶け込んでいく。

先行シングルにして、アルバム冒頭を飾る「 Cow With Half Moon Parasol」は、鳴り響くカエルの声からはじまる。他にもインドの聖なる丘やベネズエラとコロンビアを流れる川など、トリオにとってそれぞれ意味を持つ固有の場所における環境音が、本作のサウンドスケープを彩っている。

深い親交のもと、一心同体となったトリオ HUG は、単なるギター・トリオの枠には留まらない。

ギャン・ライリーとノア・ジョージソンはネヴァダ・シティを同郷に、幼少期からの親交を持っている。ギャンはアーティスト兼ツアー・ミュージシャンとして複数のアルバムをリリースし、アルージ・アフタブ、ジョン・ゾーン、ポール・サイモン、そして父のテリーなど多彩なミュージシャンとコラボレーションを重ねた。一方、ノアはフレッド・フリス、ポーリン・オリヴェロス、アルヴィン・カランに師事しながらサンフランシスコで独自の実験音楽家として実績を築いた。その後、10代でアートスクールを中退したデヴェンドラと出会い、2000年代を定義する音楽を共に生み出した。ベネズエラとカリフォルニア南部で育ち、授業をサボってストリートでバスキングをしながらギターと共に過ごしていたデヴェンドラ・バンハートは、このトリオ結成時について「すべてが輝いていて、まるで子供に戻ったみたいだった」と振り返る。「だから確信したんだ... 一緒に演奏しなければって。」

アルバム自体は3週間でまとまったが、その後も3人が長い時間をかけて本作と向き合ってきたことを示す痕跡が、各トラックのあちこちに散りばめられている。ラストの曲には、ノアとデヴェンドラが20年前、まだヴェニス・ビーチで共に暮らしていた頃に作ったループが含まれている。それは、これまでどう完成させればいいかわからなかった、ある曲の断片だった。そしてアルバムのラストには「Well I went down…!」と叫ぶ声が、かすかに聴こえ、新たに未完成の断片を残して幕を閉じていく...。それはおそらく、これから来るプロジェクトへの予告かもしれない。

Koen Holtkamp - Nightlife (LP)Koen Holtkamp - Nightlife (LP)
Koen Holtkamp - Nightlife (LP)Western Vinyl
¥3,634

10月上旬入荷予定。Mountainsの片翼として知られるKoen Holtkampによる、ブルックリンからハドソン・バレーの自然環境へ移住したことを契機に生まれた、静けさと観察のための実験室内楽作品『Nightlife』。深夜のセッションを中心に制作され、モジュラー・シンセの実験から派生した電子的撥弦楽器のような物理モデリング音を核にしながら、Greg Fox(ドラム)、Matt Bauder(サックス/フルート)、Ben Vida(シンセ・ベース)らの生演奏がしっかりとした身体性とリズムを与えている。電子音の質感は繊細だが、演奏の呼吸が作品の中心にあり、ドラムの推進力、サックスやフルートの柔らかな揺らぎ、電子的撥弦音の微細なニュアンスが同じ空間で交差し、アンサンブルのようでありながら、各音が独立したレイヤーとして配置される多層的な音場が広がる。レイヤーは薄いのに奥行きが深く、静けさの中で音がゆっくりと動き続ける、夜の時間特有の集中と観察の感覚がそのまま音楽として立ち上がる。実験音響の精度と生楽器の演奏感が自然に溶け合う、空間と質感への意識が研ぎ澄まされた作品。

Isik Kural - Motorcycles and Cherry Wind (LP)Isik Kural - Motorcycles and Cherry Wind (LP)
Isik Kural - Motorcycles and Cherry Wind (LP)Rvng Intl.
¥3,597

10月下旬入荷予定。トルコ出身で現在グラスゴーを拠点に活動するIsik Kural による、世界各地で採取したフィールドレコーディングと室内楽的アンサンブルに囁くような声をのせた音の旅行記のようなアルバム『Motorcycles and Cherry Wind』が、〈RVNG Intl.〉より登場。マラケシュの市場、イスタンブールの乗合バス、古代リュキアの海辺、スコットランドの森で録音した鳥の声など、長年の旅で蓄積した環境音のアーカイブを丁寧に再構成し、ピアノやナイロン弦ギター、木管、弦楽器の柔らかな響きと自然に溶け合わせている。アンビエント的な静けさに自然な歌心が混ざり合い、現実の風景と夢の風景がゆっくり重なっていくような曖昧な質感。様々な文化的出自を持つミュージシャンも参加し、国境を越えたひとつの静かな風景画のような普遍性が生まれている。旅先で感じた空気や午後の光、土の匂いといった感覚の記憶が音として立ち上がる。詩的で奥行きのある、まだ行ったことのない懐かしい場所をそっと呼び起こすような音楽。

June McDoom -  Follow The Light (LP)June McDoom -  Follow The Light (LP)
June McDoom - Follow The Light (LP)Jagjaguwar
¥3,498

10月中旬入荷予定。ジャマイカ系の家庭で育ち、現在はニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライターJune McDoomによる初フルアルバム『Follow The Light』。祖父が奏でていた、ジャマイカ最古のアコースティック民俗音楽メント、父が運営していたサウンドシステムの重心の低い響き、そして彼女自身が影響を受けたDionne WarwickやMinnie Riperton、Pentangle、Cocteau Twinsといった系譜が、声とギターを中心にしたミニマルなアレンジの中で自然に交差する。繊細なフォーク・ハーモニーを軸にしながら、ダブ的な低音の揺れやレゲエ由来のリズム感が静かに漂い、薄いレイヤーの中に豊かな奥行きが生まれている。ギターの残響は時にドリームポップのように霞み、声は親密でありながら空間にふわりと広がる。ジャマイカの伝統音楽の素朴な響きと、インディ・フォークの繊細な質感が矛盾なく同居し、子どもの頃の静かな夜の記憶と低音文化が同じ部屋で鳴っているような、独特の静けさを持つ音楽。

June McDoom -  Follow The Light (Pink Clear Vinyl LP)June McDoom -  Follow The Light (Pink Clear Vinyl LP)
June McDoom - Follow The Light (Pink Clear Vinyl LP)Jagjaguwar
¥3,634

10月中旬入荷予定。ジャマイカ系の家庭で育ち、現在はニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライターJune McDoomによる初フルアルバム『Follow The Light』。祖父が奏でていた、ジャマイカ最古のアコースティック民俗音楽メント、父が運営していたサウンドシステムの重心の低い響き、そして彼女自身が影響を受けたDionne WarwickやMinnie Riperton、Pentangle、Cocteau Twinsといった系譜が、声とギターを中心にしたミニマルなアレンジの中で自然に交差する。繊細なフォーク・ハーモニーを軸にしながら、ダブ的な低音の揺れやレゲエ由来のリズム感が静かに漂い、薄いレイヤーの中に豊かな奥行きが生まれている。ギターの残響は時にドリームポップのように霞み、声は親密でありながら空間にふわりと広がる。ジャマイカの伝統音楽の素朴な響きと、インディ・フォークの繊細な質感が矛盾なく同居し、子どもの頃の静かな夜の記憶と低音文化が同じ部屋で鳴っているような、独特の静けさを持つ音楽。

henry o henry - Apocrypha (LP)henry o henry - Apocrypha (LP)
henry o henry - Apocrypha (LP)Western Vinyl
¥3,634

9月下旬入荷予定。ダブリン出身で、30年以上アメリカで職人として暮らしてきたhenry o henryが、兄から譲り受けた6ドルのギターで曲を書き始めたことから生まれた初アルバム。自身をミュージシャンではないと語るものの、映画監督Rick Alversonの後押しで制作が本格化し、Eamon O’Leary(ギター)と Ned Steves(ベース)がリハーサルなしで初めて共演するという、極めて素朴で直感的なセッションを軸に録音された。声とギターを中心にした素朴で静かなフォークで、余計な装飾を排した言葉のための空間が広がる。henryの歌は移民としての時間、土地に馴染みきれない感覚、過去の記憶と現在の生活が折り重なるような語り口で、Nick DrakeやLeonard Cohenの系譜に連なりながらも、もっと素朴で、もっと個人的な温度を持つ。静かで深いフォークの中に、移民としての人生の重みと、日々の労働の中で育まれた言語感覚が息づく、個人の物語を丁寧にすくい上げたアルバム。

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