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12月上旬入荷予定。Mica LeviやBrother Mayらとともに運営するコレクティブCURLの立ち上げから10年、ロンドン・ルーイシャムを拠点に活動するCoby Seyが新レーベル〈Cardinal Loom〉を設立し、その第1弾として『Passengers』をリリース。多忙なコラボレーションの合間に訪れた孤立のなかで録音された、プライベートなインストゥルメンタル作品で、ヴォーカルやビート主導のスタイルから離れ、ピアノや長年愛用するDXキーボードの旋律を核に構築。繊細な鍵盤のタッチと余白を生かしたアンビエンスが密やかに蠢き、静まり返った都市の夜や淡い光を思わせる詩的で親密な音響空間を作り上げている。

11月中旬入荷予定。2020年にカセット作品として発表されたClaire Rousayの初期重要作『a heavenly touch』。フィールド・レコーディング、ドローン、電子音響、即興演奏、エレクトロ・アコースティックといった要素を横断。環境音や生活の痕跡、ピアノ、パーカッション、電子ノイズを繊細に配置した音響コラージュは、後年の代表作群へと繋がる美学の輪郭をすでに鮮明に示している。アンビエントの静けさを基調としながらも、単なる背景としての音楽には回収されない緊張感と親密さが同居しており、記憶や感情の断片がゆっくりと浮かび上がるような感触を生み出している。実験音楽、サウンドアート、ニュー・アンビエントの交差点に位置する内容でありながら、その響きは驚くほど人間的。極微の音響表現のなかにClaire Rousayならではの個性が宿った、現在の充実した活動を振り返るうえでも見逃せない原点的作品。

11月中旬入荷予定。サンアントニオの旧知のビジュアル・アーティストDani Toralとの長年の友情から生まれた、Claire Rousayの2021年作『A Softer Focus』。従来の実験音響の枠組みから踏み出し、メロディや旋律の美しさを大々的に取り入れたターニングポイントとなる作品で、日常の繊細なフィールドレコーディング素材や会話音に、オートチューンを施した歌声やLia Kohlらのストリングス、エアリーなドローンを惜しみなくブレンド。親密で甘美な白昼夢のごときアンビエント・ポップを構築している。親密さの深層をやさしく照らし出すような全6曲。
2月上旬入荷予定。1980年代半ばのマレーシアで巻き起こったエレクトロ〜ブレイクダンスの熱気とディスコ/シンセポップの狂熱。旧正月のお年玉袋を模したジャケットデザインも目を引く、ユーモアと熱気に満ちた、異色の7インチ『Breakin’ New Year』。Side Aは「客家歌王」ことChong Sau-Lin & The Shaolin Bandによる、旧正月の定番祝い歌を題材にしたキラー・トラック。Grandmaster Flashや80sブレイクダンス映画直系の打ち込みビートにスクラッチ、伝統的な銅鑼の音色が交錯するキッチュなエレクトロ・フュージョンを展開する。対するSide Bには、ブルネイ王室への結婚を機に引退したMazuin Hamzahが1987年に残したラスト・アルバムから、煌びやかでノスタルジックなマレー・シンセ・パワーバラードを収録。
12月23日発売。下半身不随となりながらも独自の奏法を生み出し活動を続けた偉大なる日本人ドラマー/パーカッショニスト・富樫雅彦の代表作『スピリチュアル・ネイチャー』(1975年)の翌年に録音。富樫雅彦の絶頂期を象徴する作品で、和ジャズ・スピリチュアルジャズのコレクターから非常に高い評価のある名盤が、1976年11月の発売から50年の時を経て、Spin This Now!第12弾リリースとして再発決定!
トラックリスト:
A1: ファースト・エクスプレッション
A2: セカンド・エクスプレッション
A3: ザード・エクスプレッション
B1: フォース・エクスプレッション
B2: フィフス・エクスプレッション
B3: シックスス・エクスプレッション

11月上旬入荷予定。2562やA Made Up Sound名義でも知られるプロデューサーDave Huismansが手がけるプロジェクト、ex_librisのシリーズ第4弾12インチ作品。これまでの音響世界を継承しつつも、よりリズムにフォーカスを当てた変則的なアプローチが光る。余計な装飾を削ぎ落としたミニマルな骨格ながら、ダイナミクスを限界まで高めたパーカッシヴなミッドテンポ・サウンドを展開。抑えの効いたビートと変則的な打楽器が精密なモザイクのように折り重なり、生々しく躍動する空間美を作り出している。ダブステップやレフトフィールド・テクノ、現代ダブの探求者には見逃せない、ダイナミックで洗練された一枚。

11月下旬入荷予定。アイルランドの実験音楽シーンで異彩を放つマルチ奏者Seán Beingのファースト・フルアルバム『Thank Goodness』。2023年から2026年にかけてロンドンとアイルランドを往還しながら制作、ベース、ヴィオラ、ピアノ、チェンバロ、ドラム、そして歌声を一人で多重録音し、架空の室内楽団を構築。バロックや中世宮廷音楽を思わせるクラシカルな響きと、ローファイで生々しい打音や歌声がしなやかに融合している。古楽の気品とアヴァン・フォークの歪みが共存し、奇妙で高貴な美学を放つ現代チェンバー・ポップの逸品。
12月上旬入荷予定。John Cassavetes監督の『A Woman Under the Influence』や『Love Streams』など、数々の伝説的独立映画を音響・音楽面で陰から支え続けた独学のミュージシャン/音響家Bo Harwood。本作は、映画制作の過程で残された貴重なマスターテープやスケッチ録音から全9曲を厳選し、知られざる偉大な足跡を一枚の作品として捉え直したもの。完璧に整えられたスタジオ録音とは一線を画す、アコースティック・ギターの素朴な爪弾きや骨組みだけのピアノ、そして飾り気のない歌声。John Cassavetesがあえて洗練よりもその生々しさや繊細な脆弱さを愛したという仮録音の数々は、映画の持つ奇妙でロマンティックな情緒を宿しながらも、単なる劇伴の枠を超えて一歩踏み込んだ親密さを醸し出す。アメリカン・プライベート・フォークの隠れた傑作としても静かな感動を呼ぶ、タイムレスで愛おしい一枚。

11月下旬入荷予定。Melati ESP、Tristan Arp、Kaaziの3人による多国籍ユニットAsa Toneのニューアルバム『Mutualkind』が名門〈Music From Memory〉から登場。インドネシア、メキシコシティ、ベルリン、ニューヨークと多拠点を跨ぐ遠隔交流とセッションを経て生まれたもので、電子ハンドパーカッションで声の断片をリアルタイム駆動させる等、声と打楽器、有機と無機の境界を解き明かす巧みな音響設計を展開。モジュラーシンセやFM音源の澄んだテクスチャー、MIDIウインドシンセに、バリ島の伝統太鼓クンダンの脈動や変容するボーカルが密やかに交錯する。Asa-Chang & 巡礼やVisible Cloaksにも通じる繊細な点描的リズムと多国籍なエレクトロニカが融合した、美しい無国籍アンビエント〜アヴァン・ポップの結晶。

12月上旬入荷予定。電子音楽ユニットGeorgiaのメンバーとしても知られるブライアン・クロースによるソロプロジェクトB. Closeのニューアルバム『B. Chamber (Stratum B)』。2021年から5年間にわたりコネチカットの農場にてマシンと対峙して生み出した膨大な音源群から編まれた2部作の完結編となる作品で、点描のように研ぎ澄まされたエレクトロニクスと解体されたフットワークのビート、歪んだ管楽器のサンプルや浮遊する歌声の断片が変則的に跳躍。数学的な精度で組み上げられた電子音と田園風景の対比が生み出す異種混合の至高のレフトフィールド・ビート。
12月上旬入荷予定。長年にわたりOrphax名義で澄み渡る響きを手掛けてきたオランダの音響作家Sietse van Erve。本名名義への移行というキャリアの重要な転換点を告げる本作は、アムステルダムの旧教会スタジオStudio 150にて特異な音響空間のもと捉えられたもので、Anne La Bergeのフルート、Gareth Davisのバス・クラリネット、Dario Calderoneのコントラバスが織りなす息遣いや弦の擦れが、微細な電子音響と分かちがたく融合。単一のドローン粒子となって美しく漂うミニマルな音像は、タイトルの通り「時間が静止した」かのような緊張感と静謐さを描き出し、前衛現代音楽とモダン・アンビエントの狭間に深遠な美を立ち上がらせている。

12月上旬入荷予定。ホノルル国際空港が、ハワイをテーマにした17曲のAI生成楽曲を館内BGMとして流し始めた報道を受け、地元の音楽コミュニティや住民の間に強い落胆と不満が広がった。これに対し、名門〈Aloha Got Soul〉が抗議と提言を込めて緊急編纂した異色のコンピレーション作品『Music For The Airport』。Brian Enoの名盤『Ambient 1: Music for Airports』の志を継承し、ハワイの玄関口で本来響くべき音とは何かという問いに対する鮮烈な回答として届けられた本作は、90年代から2000年代のCD時代を中心に、1984年から2017年にかけてローカル・アーティストの手で録音された全17曲を収録。AIの記号的な生成音響とは対極をなす、ソウルフルで人間味あふれる歌声と素朴なアコースティックのトーン、しなやかなアイランド・ポップスやAORのメロディが息づく。ハワイの類稀な音楽的アイデンティティとぬくもりを真っ直ぐに伝える、きわめて意義深い作品。
12月下旬入荷予定。名門〈Jahtari〉が贈る名物コンピレーションの第6弾『Jahtarian Dubbers Vol. 6』。MophonoやRoger Robinsonをはじめ、Tapes、Maffi、Elijah Minelli、Kiki Hitomi、Disruptらレーベルゆかりの異能からレフトフィールドの気鋭までが集結。チープな8-bitゲーム音源やCasioキーボードの電子音と、地鳴りのようなヘヴィウェイト・ダブの超低音がスリリングに交差。歪んだリディムや宇宙空間へ飛ばすような極太のエコー&ディレイ処理、レトロ・ヒップホップ調のビートからあっと驚く楽曲のダブ改変まで、ユーモアと実験性に溢れたデジタル・ダブ/ベース・ミュージックの怪作。
2月上旬入荷予定。70年代の伝説的グループAktualaの創設メンバーであり、イタリア前衛音響の巨匠として知られるLino Capra Vaccinaと、Holger CzukayやSteve Jansenらとの共演でも知られるサウンド・アーティストLuca Formentiniが2025年に完全な即興演奏として吹き込んだコラボレーション作『Limen』。ラテン語で「境界・閾値」を意味するタイトルの通り、作曲と即興、そして沈黙と共鳴のあわいを穏やかに探求。生楽器の微細な倍音や打撃の残響、繊細なエレクトロアコースティック処理が等価に響き合い、音と音のあいだに広がる余白そのものが豊かに立ち上がる。静寂を美しく押し広げるアコースティック・ミニマリズム。

12月上旬入荷予定。岡山を拠点に活動するTakafumi OkadaによるソロプロジェクトNboj Tespoのニューアルバム『Stories In The Womb』。自身の子の誕生と生命の神秘から強い着想を得て制作、重厚なローエンドの低音域と包み込むような音響デザインによって胎内の環境を立体的に描き出し、実際のへその緒の音覚や分娩室で捉えた産声、高精度のピンギング・シンセやオルガン的なフレーズ、脈動するポリリズムが密やかに交錯。ドラマーならではの緻密なリズムアプローチと有機的な電子音響が溶け合い、命の誕生という未知なる体験を身体全体で受け止める神秘的なサイケデリアへと昇華させている。

12月下旬入荷予定。ベルリンを拠点に活動するフランス=ベトナム系のMargaux Gazurのニューアルバム『Over There』が名門〈Music From Memory〉より登場。長年故郷を離れて暮らす彼女が、距離や離れた場所にいる大切な人々とのつながりをテーマに創り上げたもので、アコースティック楽器の可憐な鳴りや柔らかな電子音、環境音や生活音、そしてクリスマス休暇中に妹たちが奏でた素朴な音片が交錯。ミュージック・コンクレートの実験的アプローチとノスタルジックで温かみのあるメロディがしなやかに融合し、音の一つひとつが持つ触覚的な質感を残したまま、記憶や故郷へと緩やかに思いを馳せる極上の現代音響を織りなしている。

11月下旬入荷予定。ベルリンを拠点に活動するハンガリー出身の鍵盤奏者Àbáseのブレイクスルー作『Laroyê』が、発表5周年を記念し豪華2枚組仕様でリマスター復刻。2017年のブラジル滞在時にリオやサルバドールの現地ミュージシャンと繰り広げたセッションを起点としており、カンドンブレの儀式的な打音やサンバ、MPBの躍動感に、ブロークンビーツやヒップホップ、アフロビートの鋭角な打感としなやかなジャズの色彩が融合。ダイナミックなベースラインと生々しいパーカッションのうねり、煌めくエレピやフルートの旋律が鮮やかに波打ち、アフロ・ブラジリアン伝統の力強さと現代の音響センスが見事に溶け合ったクロスオーバー・ジャズとして結実した一枚。

12月上旬入荷予定。1970年代から活動を続けるアイルランド電子音楽界の先駆者であり、劇団Operating Theatreの創設者としても知られる巨匠Roger Doyleのソロ最新作『Idir』。2023年から2025年にかけて制作された本作は、ソフトウェア・ピアノによる流麗な即興、緻密に配置された電子音響、そして1986年の演劇作品『The Pentagonal Dream』の楽曲再録やJames Joyceの『Finnegans Wake』への音響的応答を収載。Olwen Fouéréの気品ある朗読と古典的なピアノの静謐さ、抽象的な電子ノイズや歪んだトーンがしなやかに重なり合い、文学的な叙情性と前衛的音響が交差する高雅なアヴァン・エレクトロニカに昇華されている。

12月上旬入荷予定。Pascal Pinkert率いるアムステルダムのコールドウェーヴ/シンセポップ・プロジェクトDe Ambassadeによる2019年の名盤『Duistre Kamers』が、自身が主宰する新レーベル〈Phantom Sounds〉の第一弾として、最新リマスター&ボーナストラックを追加して待望のLP復刻。重厚でインダストリアルな質感を帯びたリズムと、揺らめくアナログ・シンセサイザーの旋律、そしてオランダ語で紡がれるダークなヴォーカリゼーションが強烈なコントラストを生成。冷たく鋭利なEBM/ポストパンクの音響設計でありながら、どこかノスタルジックで温かな哀愁を漂わせる、アムステルダム地下シーンの異彩を決定づけたレフトフィールド・シンセポップの傑作。

12月上旬入荷予定。ハワイ島を拠点に20年以上にわたって活動し、100作以上のアルバムと2000曲近くの楽曲を自主制作で遺してきた夫婦デュオDennis & Christy Soares。名門〈Aloha Got Soul〉の主宰者Roger Bongが12年の歳月を費やし、600曲以上の候補から全11曲を選り抜いた初の選集LP『Free At Last』。素朴で柔らかなアコースティック・ギターの響きと温もり溢れる歌声、アイランド・フォークやプライベート・ソウル、スピリチュアルな楽曲性がしなやかに調和。トレンドや商業主義とは無縁のDIY精神から紡がれたメロディは、どこまでも誠実で豊かな多幸感を漂わせ、知られざるアコースティック・ミュージックの深淵へ優しく導いてくれる。アイランド・ディグの枠を超え、真摯に音楽と生きてきた音楽家による密やかな奇跡を凝縮した、タイムレスなアコースティック・ソウルの逸品。

11月下旬入荷予定。2026年リプレス!近年は現行ダブ・アンビエントの聖地〈West Mineral〉を設立し、アンダーグラウンド・シーンへと新たな風を送り込んだ現代電子音楽界の最大級のカルト・アイコンであり、かつてOneohtrix Point NeverことDaniel Lopatinが主宰した10年代エクスペリメンタルの牙城〈Software〉から2013年にデビュー・アルバムを発表した偉才Huerco S.ことBrian Leeds。カンザス州出身現在ドイツを拠点に活動、登場以来10年もの間未だに台風の目で在り続け、当店では最大級のベストセラー作品『For Those Of You Who Have Never (And Also Those Who Have)』でもおなじみの彼が実に5年ぶりに本命名義にて帰還!今回の版元はAnthony Naples & Jenny Slattery主宰のもとDJ PythonにButtechno、People Plus、Call Superなど大いに注目作家を送り出してきた現行レフトフィールド・ダンス系の名門レーベルであり、やはりカルトな佇まいでマニアからも支持の高い〈Incienso〉。先日はPendant名義での3年ぶりの最新作を発表したばかりですがこの名前でも待望の新作をリリース。16年の前作は〈Pitchfork〉にて“The 50 Best Albums of 2016”にも選出された注目作でしたが、今作はここのレーベル・カラーに絶妙にフィットしたレフティなダンス・サウンドへと転換したミュータントなテクノ・アルバム!

11月下旬入荷予定。Pablo Mirón、Miguel Monzón、Javier Rodriguez、Juan Vacasの4人からなるプロジェクトMagic Pony Productionsのデビュー作『Las Flores Del Profesor』。2025年夏、モロッコ北部の海沿いの村ティンダフェルに集い、現地で借り受けた楽器と僅かな機材のみで立ち上げたセッションを収めたもので、事前準備なしの完全即興、ルームマイク1本によるワンテイク録音というストイックな手法のもと、伝統弦楽器ゲンブリが刻む重低音や生ドラムのグルーヴ、ラジオ放送の断片や流動的な電子エフェクトが交錯。役割を入れ替えながら紡がれる生々しい響きは、現地の空気感とゲンブリの骨太な反復に触発された即興的なトランス感、そしてレフトフィールドな音響センスが溶け合った、濃密で神秘的なオーガニック・サイケデリアを形成している。
12月下旬入荷予定。東京を拠点とするTaka Nodaのソロ・プロジェクトMystica Tribeと、グラスゴーのScott PrenticeによるScopeotakuがタッグを組んだコラボ第2弾『MTMS2』。イタリアの〈13/Silentes〉からリリースされた前作に続き、地理的な距離を超えて両者の感性を高次元で響き合わせたレフトフィールド・ダブ。テープ・ディレイや濃密なダブ・エコーが作り出す音響空間に、重厚なステッパーズ・ビートとアシッド・シンセのうねりが交錯。ダブ・テクノやインダストリアル、アンビエントの要素を呑み込みながら、伝統的なダブの枠組みを大胆に解体していく変種ミュータント・ダブが展開される。ディープなベース・プレッシャーと先鋭的な音響工作が冴え渡る一枚。

11月下旬入荷予定。音響作家Byron Westbrookによる、写真家Brice Bischoffとの共鳴から生まれた環境音響芸術『A Landform Embodies A Mythical Creature』。渓谷や洞窟でのカセット録音と長時間のフィールドレコーディングを基調に、映画音響の技術を用いて空間表現を押し広げた16の立体音響シーンを収録。吹き荒れる風が地鳴りのようなドローンへと変容し、足音が雨音へと溶けていく幻想的な音響空間が展開。映画的なシネマティック・エフェクトによって自然現象と未知のメカニカルなノイズがシームレスに交錯し不穏で美しいグラデーションを描き出す。Giuseppe Ielasiマスタリングによる音響設計が冴え渡る、環境音やコンテンポラリー・ドローンの魅力を深く堪能できる一枚。
