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11月下旬再入荷。直販限定カラーヴァイナル仕様。Charles Hayward、Charles Bullen、Gareth Williamsによる、英国アヴァン・ロック/ポストパンクの伝説This Heatが1981年に発表した、2ndアルバムにして最後のスタジオ・アルバム。デビュー作よりも時代への強い応答と明確な楽曲構成を備えながら、核戦争へと向かう人類への強烈な危機意識を背景に、濃密で損傷したような音響と怒り、それらを驚くべき創造性と共に結晶化させた傑作。
軋む音響、変拍子や複雑なリズム、電子音やテープ操作、DIY的なラフさと高度な演奏能力が同居し、技術的にも、音楽的にも、おそらく政治的にも刺激的な内容。
ポストパンクの枠組みを越え、アヴァンギャルド、プログレッシヴ・ロック、ミュージック・コンクレート、エレクトロニクスを独自の方法で接続した特異な音楽語法は、後のポストロック、マス・ロック、実験的エレクトロニクスへと繋がるひとつの雛形を形成。恐怖、欺瞞、消費、核戦争、社会への批評と音楽そのものの革新を切り離すことなく揺さぶり続けた、This Heatの核心に位置する名作です。
11月下旬再入荷。Charles Hayward、Charles Bullen、Gareth Williamsによる、英国アヴァン・ロック/ポストパンクの伝説This Heatが1981年に発表した、2ndアルバムにして最後のスタジオ・アルバム。デビュー作よりも時代への強い応答と明確な楽曲構成を備えながら、核戦争へと向かう人類への強烈な危機意識を背景に、濃密で損傷したような音響と怒り、それらを驚くべき創造性と共に結晶化させた傑作。
軋む音響、変拍子や複雑なリズム、電子音やテープ操作、DIY的なラフさと高度な演奏能力が同居し、技術的にも、音楽的にも、おそらく政治的にも刺激的な内容。
ポストパンクの枠組みを越え、アヴァンギャルド、プログレッシヴ・ロック、ミュージック・コンクレート、エレクトロニクスを独自の方法で接続した特異な音楽語法は、後のポストロック、マス・ロック、実験的エレクトロニクスへと繋がるひとつの雛形を形成。恐怖、欺瞞、消費、核戦争、社会への批評と音楽そのものの革新を切り離すことなく揺さぶり続けた、This Heatの核心に位置する名作です。
10月下旬入荷予定。当時20歳のシンガーソングライターWillis Alan Ramseyが、Leon RussellとDenny Cordellによる〈Shelter Records〉の3人目の契約アーティストとして1972年に発表した、唯一のスタジオ作。Leon Russell、J.J. Caleに続くShelter Recordsの初期を飾った一枚であり、ゆるやかなTexasカントリー・ロック、ブルースの陰影を帯びたフォーク、アウトロー・バラードを独自のバランスで溶かし込んだ、70年代アメリカン・ソングライティングの名作が初ヴァイナル・リイシュー!
幼少期からラジオを通じてElvis PresleyやThe Beatles、デルタ・ブルース、カントリー、クラシックまで幅広く吸収し、やがてUniversity of Texasを離れてコーヒーハウスのサーキットへ。Townes Van Zandt、Jerry Jeff Walkerらと共演するなかで磨かれていった楽曲群は、様々な音楽的背景を持ちながらも、Ramsey自身の飄々とした歌と卓越したソングライティングによってひとつの世界へと結ばれています。
Memphis、Nashville、そしてHollywood HillsのLeon Russell邸スタジオで録音され、Eddie Hintonのギター、Red Rhodesのペダル・スティール、Leland SklarとJim Keltnerによるリズム・セクションなど、当時を代表する名手たちが参加。「Satin Sheets」「The Ballad of Spider John」「Muskrat Love」など、後にWaylon Jennings、Jimmy Buffett、Captain & Tennilleらによってカヴァーされる、オリジナル・ヴァージョンを収録しています。
その後も演奏と作曲を続けながら、いまだ2ndアルバムを発表しておらず、長年その理由を尋ねられるたびに「最初のアルバムの何が悪いんだ?」と答えていたという逸話も、この一枚の特異な完成度を物語ります。歌詞カード、インタビュー、ライナーノーツ付属。

11月27日発売予定。Floating Points、Leon Vynehall、The Fieldなどファンにも推薦!Barcelonaを拠点に活動するカタルーニャ出身のプロデューサー/電子音楽家/DJ、OR-Oriol Riverola。John Talabot名義で発表した2012年のデビュー・アルバム『ƒIN』によって世界的な評価を獲得した彼が、実に10年以上の歳月を経て発表する待望のニュー・アルバムが名門〈AD93〉より登場。色彩豊かなシンセサイザーのフックが複雑に絡み合い、ループする電子音と細かな音の変化が次々と折り重なることで、反復を基盤としながらも、単純なミニマリズムには収まらない豊かな展開を形成。旋回するようなシンセのフレーズと刻々と姿を変える電子音のレイヤーによって、ダンス・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックの境界を横断する一作。
エレクトロニック・ミュージック・シーンでは John Talabot として広く知られている Oriol Riverola は、これまでのキャリアを通じて、ツアー/ライブ、スタジオでの制作、そして音楽家としての日々の暮らしから生まれる、創造的かつ社会的な刺激を原動力としてきた。
しかし、2020年に世界が一斉に閉ざされたことで、その原動力は突然失われることになった。本当に以前の日常が戻ってくるのかさえ分からない、先行きが不安な状況のなか、ダンス・ミュージックを作ることはどこか奇妙で、意味を失ったようにも感じられた。音楽シーンの多くが、自宅で過ごす時間に寄り添う曖昧なアンビエントへと大きく傾いていくなか、Oriol Riverola はひとつの問いを抱くようになった。
「もし、もっとも多幸感に満ちたアンビエント・サウンドがあるとしたら、それはどんな音楽だろう?」
本作『Music for Empty Stadiums』は、その問いに対する答えとして生まれたアルバムである。全17曲、約95分にも及ぶ本作は、Riverola のキャリアにおいて最も壮大な作品であると同時に、これまでで最もパーソナルな作品のひとつでもある。だからこそ彼は、本作を OR という名義でリリースすることを選んだ。OR は彼のイニシャルを表すだけでなく、カタルーニャ語で「金 - ゴールド」を意味する言葉でもある。

10月30日発売予定。Fatima Al Qadiriが、West Asiaのフォーク/ダンス音楽への愛情を込めて放つ新作EP『3TWI』。クウェート・アラビア語で「女たらしの年配男性」を意味するタイトルを軸に、地域のクラブ・ミュージック、伝統的なダンス音楽、クィアな視点を大胆に交差させた4曲を収録。長年の友人でもあるBobo Secret、Lama3an、Gumarを迎え、挑発的なスポークンワードから切実なアンセムまで、ユーモアと欲望、ジェンダーやパフォーマンスをめぐる物語を描き出す。
クウェートや湾岸地域の音楽文化を中心に、イラン系の3eemi、古典アラビア語まで複数の言語・方言を横断し、国境を越えて共有される音楽的伝統を祝福。伝統とクラブ、ローカルな言葉とグローバルな電子音楽を繋ぐ、妖しくユーモラスで刺激的なEP。

11月下旬入荷予定。アムステルダムの異才upsammyと、先端テクノ、ベースシーンの注目株Piezoによる注目のユニットEerie Enterpriseのデビュー・アルバム『Places Remember Events』。2024年夏に行われた濃密なハードウェア・セッションを起点に1年半の歳月をかけて磨き上げられた本作は、刺激や過剰な緊張感に傾倒しがちな現代のクラブシーンに対し、優しく寄り添うような印象。黄金期のIDMからエレクトロニカを想起させる温かく叙情的なメロディラインと、Piezoならではのエッジの効いた立体的なサウンドデザイン、そしてupsammyの精密な音響センスが見事に融合。躍動感を秘めた複雑なリズム構造でありながら、あえてハーフタイムの空間や余白を贅沢に残すことで、緻密なアレンジメントに心地よい落ち着きと静かな奥行きを与えている。繊細なメランコリーとミステリアスな音響空間が美しく交錯する、エモーショナルで純度の高いエレクトロニカ。
11月中旬入荷予定。Aesop RockとBlockhead、約30年にわたってコラボレーションを続けてきた二人による最新作。ニューヨークで育った二人の記憶に残る、Poconosのリゾート地を宣伝するテレビCMを着想源に、架空のリゾート「Trouble Mountain」を舞台として、人間が抱える「逃避」という欲望をシュールな心理風景へと変換した作品。
刑務所からの脱出や危険な旅のような劇的な逃避ではなく、日常の延長にある「どこか別の場所へ行けば、今とは違う自分になれる」という感覚。しかし、この山は現実からの避難所になるどころか、家族、仕事、記憶、アイデンティティ、現代社会の目に見えないシステムといった日常の不安を、さらに奇妙なかたちで表現。
Aesop Rockの自在に伸縮するフロウと、些細な出来事のなかから人間の本質をすくい上げる鋭い言葉。そのラップは、ありふれた日常を現実と幻想の境界へと滑らせながら、現代を生きることの可笑しさと不安を同時に描き出します。そこにBlockheadが、長年培ってきた二人の化学反応を引き継ぎながら、無駄を削ぎ落としたキネティックなプロダクションを重ねていきます。
『Labor Days』以来、彼らが繰り返し見つめてきた労働、生存、疎外、そしてそこから逃れたいという欲望。本作はその「逃避」を安易な解決として提示するのではなく、なぜ私たちはそこまでして別の場所を探し続けるのかという問いへと反転させる。日常そのものが次第に理解しがたいものとなっていく世界のなかで、ありふれた現実を異様な風景へと変換するAesop RockとBlockheadの現在形が刻まれた一枚。

11月下旬入荷予定。SuicideでMartin Revとともに、ロックという音楽形式そのものを根底から揺さぶる表現を生み出してきたヴォーカリスト、Alan Vega。1980年7月18日、ニューヨークの伝説的なライヴ・ハウス、Max’s Kansas Cityにて録音されたAlan Vegaの未発表ライヴ音源が〈Sacred Bones Records〉より登場。同年のセルフ・タイトルによるソロ・デビュー作のリリースを数週間後に控えた、まさにVegaがソロ・アーティストとして独自の表現を確立しつつあった時期の記録。ロックンロールやロカビリー、ブルースの原初的な衝動と、テープ操作による電子的なノイズ、パフォーマンス・アート的な身体表現とが衝突し、従来の楽曲構成や演奏技術という枠組みから逸脱した、極めて直接的な音楽が展開されています。ソロ・デビュー直前、最も自由で剥き出しの状態にあったAlan Vegaの創造力を捉えた、貴重な歴史的ドキュメント。

12月上旬入荷予定。ニュージーランド出身のValentine & Clementine Nixon姉妹によるデュオ、Purple Pilgrimsのニュー・アルバム『Given to the Night』。制作にあたりSNSを遮断し、故郷の深い森の中へと隠遁した彼女たちが、直感とシンプルなプロセスを頼りに幾重もの感情の揺らぎを音へと昇華させた幻想的なアルバム。浮遊感あふれる繊細なギターと美しく絡み合うシンセサイザー、アナログなテープのヒスノイズ、そして二人の重なり合う声が静かに層を成す、万華鏡のように儚くも美しいドリーム・ポップを展開。夜の曖昧な影をまとったサウンドは、現実と夢の狭間を漂うかのようなサイケデリアを描き出している。静かな孤立感と秘めたる歓喜、悲しみと癒やしが複雑に溶け合う、きわめて人間的でありながらどこか神秘的な気品を湛えた逸品。

10月下旬入荷予定。ブルックリンを拠点に活動するKali Priya FlanaganによるプロジェクトSuperfanによるセカンド・アルバム『My Piledriver Heart』。14歳からのレーベル契約を離れ完全独立後初となる本作は、The StrokesのサポートやHorsegirlらとの共演でNYのDIYシーンのキーパーソンとなった彼が、失恋や自立、希望混じりのメランコリーを紡いだ渾身の一作。チェリストのOmeed Almassiとの緊密なライブ録音から生まれたのは、深く調律されたアコースティック・ギターと美しく重厚なチェロ、そして東洋音楽のニュアンスが溶け合う独自のもの。フォークや室内楽のエレガンスと、オルタナティヴ・ロック〜エモの初期衝動が交錯し、親密でありながらノイジーでダイナミックなポップ・ロック・バラードを展開している。ジャンルの境界にとらわれないポップなメロディセンスと、実験的なアンサンブルが見事な調和を見せる好作品。
11月下旬入荷予定。トロントのポストパンク・アンダーグラウンドの深部で活動を続けてきたMounir Al ShamiとAndrew MatthewsによるデュオWHIMMによる、パレスチナ・ディアスポラとしてのアイデンティティや疎外感、そして不屈の意志を重厚な音響美学へと昇華させたアルバム。Coilのディスコグラフィーを粉砕して再構築したような暗い電子音響と、VangelisがSection 25を招いてB級映画のサウンドトラックを作ったかのような退廃的な美学が交錯。実験的かつダークなエレクトロニクス、ジョン・ハッセルを彷彿とさせるミニマリズム、教会オルガンのオペラ的な残響、幽幻な音響演出が交錯するレフトフィールド・ポストパンク・ドキュメント。 。

11月上旬入荷予定。深いファンクのポケットへと沈み込むようなグルーヴを軸に、ドイツ・ハンブルクを拠点とするWinston Brothersが、約4年ぶりにオハイオの名門レーベル〈Colemine Records〉へ帰還。2010年代以降のハンブルク・ソウル/ファンク・シーンの豊かな土壌を背景に、70年代のソウル映画音楽へと深く分け入り、そのブラックシネマ遺産を現代へと引き継ぐセカンド・アルバム。Isaac Hayes、Willie Hutch、Roy Ayers、J.J. Johnsonらが手掛けた、ホーンを前面に据えた70年代のサウンドトラックに影響を受け、シネマティックで濃密な音響空間を参照しながらも、単なるヴィンテージ・ファンクの再現に留まらず、現在進行形のグルーヴとして再編。70年代の映画音楽が持っていた、映像の背後で都市や人物、物語を陰影深く描き出すような音響感覚を受け継ぎながらも、その遺伝子を現在へと通過させることで、いまなお更新され続けるファンクの最前線を鮮やかに示した作品。

10月下旬入荷予定。Basma & Temir Alcyが手掛けた、愛する友人の死や失恋を経たあとの生々しい悲嘆や心の空虚感、そして時間をかけて自己を取り戻していく過程を繊細に掬い上げた『NAD (ناض)』。不安の動悸や身体に残る重い記憶をダイレクトに映し出した音響空間から、催眠的な声の囁きや柔らかな旋律が立ち現れ、暗闇から少しずつ光が差し込むようなストーリーを展開。儚く繊細な音の粒子が徐々に息を吹き返し、力強い生命力を帯びて広がる極めて親密なサウンドを構築している。傷つきやすさと芯のある美しさが同居する、普遍的な魅力に満ちた一枚!

12月中旬入荷予定。日本の環境音楽を確立した巨匠、吉村弘が、2003年の他界前に遺した長編作『Quiet Forest』。1996年のCD発表以前、1993年の制作開始から試行錯誤を重ねて完成された本作は、代表作『Green』の精神的続編とも評される晩年の不朽の逸品。米国シアトル対岸のオリンピック国立公園にある森を訪れた際、鳥や昆虫の声すら途絶えた神秘的な静寂と、時が止まったかのような森の美しさに感銘を受けて着想。無駄を極限まで削ぎ落とした透き通るキーボードの響きや、空間に清涼な空気をもたらす穏やかなダウンテンポが、まるで揺りかごのように心身をやさしく包み込んでいく。自然音のフィールドレコーディングに頼ることなく、純粋な音響表現のみで幻想的な森の呼吸と静寂を描き出した、心が解き放たれるような深い安らぎに満ちた至高の音。

11月06日発売予定。(数量限定/カラー・ヴァイナル)レッチリのフリーのソロ作でもプロデューサーを務めた、作曲家、プロデューサー、サックス奏者、最新作を名門〈International Anthem〉よりリリース
ソウル、ジャズ、ポスト・バップ、エレクトロニック、ミニマリズム、ドリーミーなアンビエンスが交差する珠玉の一枚
作曲家、プロデューサー、サックス奏者、シンセサイザー奏者として活動するジョシュ・ジョンソン(SML、ジェフ・パーカー ETA IVtet、Flea and The Honora Band)。最近ではフリー(レッド・ホット・チリ・ペッパー)のソロ作でプロデューサーを務めたことで話題となった彼が、最新作『Animative』をリリース。自身のソロ名義では3作目、〈International Anthem〉からは初のアルバムとなる本作は、ジョンソン自身とポール・ブライアンが共同プロデュースし、メシェル・ンデゲオチェロ、マシー・スチュワート、マーキス・ヒル、ベン・ラムズデインらが参加。作曲家としての卓越した才能と、テクノロジーへの飽くなき探究心を融合させた、エレクトロ・アコースティック音楽の驚異的な作品となっている。骨格の際立ったソウル・ジャズ、ポスト・バップ、エレクトロニック・ミニマリズム、ドリーミーなアンビエンスが交差する、魅惑的な音楽世界を描き出している。
2020年代を通じて、シカゴで育ち現在はロサンゼルスを拠点とするサックス奏者、キーボーディスト、シンセサイザー奏者、プロデューサー、作曲家のジョシュ・ジョンソンは、進歩的な音楽のさまざまな領域において、重要かつ革新的な存在として頭角を現してきた。
彼はサイドマン/コラボレーターとしても活躍し、ジェフ・パーカーが率いる評価の高いETA IVtetのサウンド形成に貢献。また、SML、Openness Trio、そしてサム・ウィルクスとグレゴリー・ウールマンとのコレクティヴなど、オールスター的なクリエイティヴ・アンサンブルの共同リーダーを務めている。
さらに、メシェル・ンデゲオチェロのグラミー賞受賞作『The Omnichord Real Book』(2023年)ではプロデューサーを務め、Fleaの高い評価を得た2026年のアルバム『Honora』でもプロデューサーを務めた。
『Animative』は、ジョンソンが2020年のフルバンド作品『Freedom Exercise』、そして2024年の没入型ソロ・アルバム『Unusual Object』で芽生えさせてきた、ハーモニー豊かでループを取り入れたサウンドの集大成ともいえる作品だ。
アルバム全体を通して、ジョンソンは高度なテクノロジーを駆使し、しばしばサックスそのものをサンプラーやドラムマシンのコントローラーとして使用。ループやエフェクトに変化を加えていく。
しかし、それらは常にひとつの「感情」に奉仕するためのものだ。卓越した技術を披露すること自体が目的になってしまう罠から逃れようとしているのである。
「もっと人間らしく感じられるものを作りたいんです」とジョンソンは語る。
特に、同じシカゴ出身のサックス奏者であり、音楽だけでなくあらゆる領域から芸術を考えるエディー・ハリス、そして偉大な異才ピアニスト、マル・ウォルドロンを、自身の形式を打ち破り、演奏の身体的な要素を強調するアプローチへの影響として挙げている。
ジョンソンの思慮深く控えめな性格を知る友人たちにとって、『Animative』というタイトルは少し意外なものだった。
「何人かにこの名前を伝えたら、“Animatedっていうのは、君を表現する言葉じゃないよね”って言われたんです」とジョンソンは笑う。
「でも僕が考えているのは、何かを動かすこと、生命を与えること、あるいは精神とつながること、という意味なんです」
彼は、かつて師のひとりだったウェイン・ショーターから学んだことをしばしば思い返す。ショーターは彼に、神秘的なものへの畏敬の念を植え付け、ミュージシャンには「呼び起こし、運ぶ(conjure and transport)」という役割があることを強調した。
ジョンソンはまた、西アフリカの哲学者マリドマ・ソメの著作と、そこに示される「時間と存在についての非西洋的な考え方」からもインスピレーションを得た。さらに、独創的で、ときに夢のような短編小説で知られるイタロ・カルヴィーノからも影響を受けている。
ジョンソンのアプローチに見られる幅広い影響、明確な意図、そして確かな技術への自信は、『Animative』において見事な成果を生み出している。
「Aughts Hymnal」では、精神的でさすらうような楽曲に、ハードウェア・テクノロジーによる独特な過剰処理が加わる。「High Step」では、異世界の深海生物が放つ光のような輝きを帯びた、よろめくようなファンクが脈打つ。「Jazz Chord Possession」では、シュルレアリスティックなダンスフロア向けの楽曲を展開。そして「Upstairs 2021」では、シューゲイズ的なサックスによる霞がかったコラージュを聴かせる。
こうした作品群がひとつにまとまることで、『Animative』は奇妙でありながら美しい全体像を形成する。それは、作者としてのジョンソン自身を寛容かつ魅惑的に映し出した作品でもある。

11月06日発売予定。レッチリのフリーのソロ作でもプロデューサーを務めた、作曲家、プロデューサー、サックス奏者、最新作を名門〈International Anthem〉よりリリース
ソウル、ジャズ、ポスト・バップ、エレクトロニック、ミニマリズム、ドリーミーなアンビエンスが交差する珠玉の一枚
作曲家、プロデューサー、サックス奏者、シンセサイザー奏者として活動するジョシュ・ジョンソン(SML、ジェフ・パーカー ETA IVtet、Flea and The Honora Band)。最近ではフリー(レッド・ホット・チリ・ペッパー)のソロ作でプロデューサーを務めたことで話題となった彼が、最新作『Animative』をリリース。自身のソロ名義では3作目、〈International Anthem〉からは初のアルバムとなる本作は、ジョンソン自身とポール・ブライアンが共同プロデュースし、メシェル・ンデゲオチェロ、マシー・スチュワート、マーキス・ヒル、ベン・ラムズデインらが参加。作曲家としての卓越した才能と、テクノロジーへの飽くなき探究心を融合させた、エレクトロ・アコースティック音楽の驚異的な作品となっている。骨格の際立ったソウル・ジャズ、ポスト・バップ、エレクトロニック・ミニマリズム、ドリーミーなアンビエンスが交差する、魅惑的な音楽世界を描き出している。
2020年代を通じて、シカゴで育ち現在はロサンゼルスを拠点とするサックス奏者、キーボーディスト、シンセサイザー奏者、プロデューサー、作曲家のジョシュ・ジョンソンは、進歩的な音楽のさまざまな領域において、重要かつ革新的な存在として頭角を現してきた。
彼はサイドマン/コラボレーターとしても活躍し、ジェフ・パーカーが率いる評価の高いETA IVtetのサウンド形成に貢献。また、SML、Openness Trio、そしてサム・ウィルクスとグレゴリー・ウールマンとのコレクティヴなど、オールスター的なクリエイティヴ・アンサンブルの共同リーダーを務めている。
さらに、メシェル・ンデゲオチェロのグラミー賞受賞作『The Omnichord Real Book』(2023年)ではプロデューサーを務め、Fleaの高い評価を得た2026年のアルバム『Honora』でもプロデューサーを務めた。
『Animative』は、ジョンソンが2020年のフルバンド作品『Freedom Exercise』、そして2024年の没入型ソロ・アルバム『Unusual Object』で芽生えさせてきた、ハーモニー豊かでループを取り入れたサウンドの集大成ともいえる作品だ。
アルバム全体を通して、ジョンソンは高度なテクノロジーを駆使し、しばしばサックスそのものをサンプラーやドラムマシンのコントローラーとして使用。ループやエフェクトに変化を加えていく。
しかし、それらは常にひとつの「感情」に奉仕するためのものだ。卓越した技術を披露すること自体が目的になってしまう罠から逃れようとしているのである。
「もっと人間らしく感じられるものを作りたいんです」とジョンソンは語る。
特に、同じシカゴ出身のサックス奏者であり、音楽だけでなくあらゆる領域から芸術を考えるエディー・ハリス、そして偉大な異才ピアニスト、マル・ウォルドロンを、自身の形式を打ち破り、演奏の身体的な要素を強調するアプローチへの影響として挙げている。
ジョンソンの思慮深く控えめな性格を知る友人たちにとって、『Animative』というタイトルは少し意外なものだった。
「何人かにこの名前を伝えたら、“Animatedっていうのは、君を表現する言葉じゃないよね”って言われたんです」とジョンソンは笑う。
「でも僕が考えているのは、何かを動かすこと、生命を与えること、あるいは精神とつながること、という意味なんです」
彼は、かつて師のひとりだったウェイン・ショーターから学んだことをしばしば思い返す。ショーターは彼に、神秘的なものへの畏敬の念を植え付け、ミュージシャンには「呼び起こし、運ぶ(conjure and transport)」という役割があることを強調した。
ジョンソンはまた、西アフリカの哲学者マリドマ・ソメの著作と、そこに示される「時間と存在についての非西洋的な考え方」からもインスピレーションを得た。さらに、独創的で、ときに夢のような短編小説で知られるイタロ・カルヴィーノからも影響を受けている。
ジョンソンのアプローチに見られる幅広い影響、明確な意図、そして確かな技術への自信は、『Animative』において見事な成果を生み出している。
「Aughts Hymnal」では、精神的でさすらうような楽曲に、ハードウェア・テクノロジーによる独特な過剰処理が加わる。「High Step」では、異世界の深海生物が放つ光のような輝きを帯びた、よろめくようなファンクが脈打つ。「Jazz Chord Possession」では、シュルレアリスティックなダンスフロア向けの楽曲を展開。そして「Upstairs 2021」では、シューゲイズ的なサックスによる霞がかったコラージュを聴かせる。
こうした作品群がひとつにまとまることで、『Animative』は奇妙でありながら美しい全体像を形成する。それは、作者としてのジョンソン自身を寛容かつ魅惑的に映し出した作品でもある。
11月中旬入荷予定(変更となりました)。フィンランドの巨匠Mika Vainioのソロ・プロジェクトØによる、ミニマル・テクノの絶対的金字塔『Röntgen』が、大音量に対応した極厚音質のカッティングによる特別仕様12インチで再登場!1993年に〈Sähkö Recordings〉の輝かしい第一弾リリースとして発表され、テクノの概念そのものを刷新した歴史的クラシック「Röntgen」に加え、B面には1995年制作の貴重な未発表トラックを片面いっぱいにカッティングして初収録。ハードエッジで硬質な美しさとどこか狂気的な焦燥感が同居する完璧なアプローチの一方で、未発表音源では楽曲後半に向けて繊細で温かみのあるメロディが立ち現れ、後のØ作品へと繋がる静謐な叙情性を覗かせる。電子音楽とミニマル・テクノの原点にして青写真。
11月下旬入荷予定。〈XKatedral〉や〈Moloton〉からの作品で知られるストックホルムの作曲家Linus Hillborgによる、フランスの異才映画監督Pierre Clémentiが1969年に遺した短編無声映画『Positano』のために制作したスコアをベースにしたアルバム『Remanens』。映画の断片的・無時間的な質感に寄り添い、磁気テープのノイズやデジタルの残像を思わせる繊細なテクスチャーを構築。アコースティック楽器と電子音響がシームレスに交錯する重厚なドローンが、過去の記憶や過ぎ去った未来への予感を想起させるように静けさの中でゆっくりと重なり合っていく。夢の中の風景をそのまま音響へと変換したかのような、美しくもどこか寂げな現代ドローンの一編。

11月下旬入荷予定。〈Spazio Disponibile〉や〈light-years〉、〈Umor Rex〉など名門で異彩を放つオランダ系イタリア人作曲家Aimée PortioliのプロジェクトGrand Riverが〈Editions Mego〉より待望の最新作『Temporary』をリリース!深く低く蠢くエレクトロニクスと厳かに波打つモジュラー・シンセサイザーのレイヤーの上で、感情を荒々しく揺さぶるエレキギターや重厚な打楽器、そしてハープやアコースティック・ギターの繊細で可憐な響きが鮮烈に対峙。静寂に満ちた幽玄なアンビエント空間から、破滅的なカタルシスを伴うドローン/音響へと目眩く移り変わるダイナミックなサウンドスケープを描き出している。曲のタイトル群がそのまま一つの詩的な文章を構成するように、生の儚さと一瞬の美しさを音で解き明かした美しくも切ない現代音響。

12月中旬入荷予定。日本の環境音楽を確立した巨匠、吉村弘が、2003年の他界前に遺した長編作『Quiet Forest』。1996年のCD発表以前、1993年の制作開始から試行錯誤を重ねて完成された本作は、代表作『Green』の精神的続編とも評される晩年の不朽の逸品。米国シアトル対岸のオリンピック国立公園にある森を訪れた際、鳥や昆虫の声すら途絶えた神秘的な静寂と、時が止まったかのような森の美しさに感銘を受けて着想。無駄を極限まで削ぎ落とした透き通るキーボードの響きや、空間に清涼な空気をもたらす穏やかなダウンテンポが、まるで揺りかごのように心身をやさしく包み込んでいく。自然音のフィールドレコーディングに頼ることなく、純粋な音響表現のみで幻想的な森の呼吸と静寂を描き出した、心が解き放たれるような深い安らぎに満ちた至高の音。

12月中旬入荷予定。日本の環境音楽を確立した巨匠、吉村弘が、2003年の他界前に遺した長編作『Quiet Forest』。1996年のCD発表以前、1993年の制作開始から試行錯誤を重ねて完成された本作は、代表作『Green』の精神的続編とも評される晩年の不朽の逸品。米国シアトル対岸のオリンピック国立公園にある森を訪れた際、鳥や昆虫の声すら途絶えた神秘的な静寂と、時が止まったかのような森の美しさに感銘を受けて着想。無駄を極限まで削ぎ落とした透き通るキーボードの響きや、空間に清涼な空気をもたらす穏やかなダウンテンポが、まるで揺りかごのように心身をやさしく包み込んでいく。自然音のフィールドレコーディングに頼ることなく、純粋な音響表現のみで幻想的な森の呼吸と静寂を描き出した、心が解き放たれるような深い安らぎに満ちた至高の音。

12月中旬入荷予定。日本の環境音楽を確立した巨匠、吉村弘が、2003年の他界前に遺した長編作『Quiet Forest』。1996年のCD発表以前、1993年の制作開始から試行錯誤を重ねて完成された本作は、代表作『Green』の精神的続編とも評される晩年の不朽の逸品。米国シアトル対岸のオリンピック国立公園にある森を訪れた際、鳥や昆虫の声すら途絶えた神秘的な静寂と、時が止まったかのような森の美しさに感銘を受けて着想。無駄を極限まで削ぎ落とした透き通るキーボードの響きや、空間に清涼な空気をもたらす穏やかなダウンテンポが、まるで揺りかごのように心身をやさしく包み込んでいく。自然音のフィールドレコーディングに頼ることなく、純粋な音響表現のみで幻想的な森の呼吸と静寂を描き出した、心が解き放たれるような深い安らぎに満ちた至高の音。

11月下旬入荷予定。現代エレクトロニック・ミュージック界の重鎮Nicolás Jaarと、気鋭の実験派ギタリストPatrick Higginsによる新ユニットAEAEAが、3年の歳月を費やして完成させた待望のデビュー作『Mist』。濃霧に覆われた神話の島への古代の航海に着想を得て、リアルタイムの音響プロセッシングと緻密な即興演奏を融合させた圧倒的な音響空間を作り上げている。Higginsが奏でるギターやパーカッションの生々しい響きを、Jaarがエフェクト・チェーンへライブで通すことで、メロディが電子の海へと美しく拡散。ゲストのチェリストJudith Hamannによる切ない即興演奏やキーボード、オルガンのレイヤーが重なり合い、浮遊する美麗なハーモニーとテクスチャーの中へと静かに溶け込んでいく。時間の感覚が心地よく麻痺していくような幻想的な音像!
2月上旬入荷予定(変更となりました)。ナイジェリア・ベニンシティが誇るハイライフの巨星Prince Ọmọ Lawal-Osulaが、ファミリーバンドを率いて遺した最高峰『Oru Ye Ye Ye』がご遺族の正規ライセンスを得て〈Mississippi Records〉より待望の公式再発!12世紀まで遡る由緒ある音楽的系譜を継ぐ彼が、自身のレーベル〈Arala〉から発表した本作は、「ベニンシティのブラック・アーク」と称されるJoromi StudioにてSir Victor Uwaifoの手により録音・ミックスされたもので、深いリバーブが強烈な余韻を残すエレキギター、コズミックな音響効果、そして重厚に畳みかける太いドラムの壁が交錯。催眠的なポリリズムの上で、Prince Osulaの渋いダミ声と歓喜に満ちたコール&レスポンスが片面いっぱいのメドレー形式でダイナミックに展開していく。アフロ・ハイライフの深遠な美学とダブにも通じる実験的スピリット、そして熱狂的なグルーヴが見事に融合した圧巻の音像。ナイジェリアン・サウンドの底知れぬ魅力が詰まった名盤。
