Filters

NEW ARRIVALS

1307 products

Showing 1249 - 1272 of 1307 products
View
Save 30%
Zero Kama What Is A Body? (Marble Vinyl LP)Zero Kama What Is A Body? (Marble Vinyl LP)
Zero Kama What Is A Body? (Marble Vinyl LP)Infinite Fog Productions
¥4,180 ¥5,998

ここ数十年の間に幾度か再発は為されてきたものの、その新作については夢を見ることさえ忘れてしまっていた、人骨で演奏を繰り広げたという、ダーク・アンビエント/リチュアル・インダストリアルの始祖的存在のひとつ、Zoe DewittことZero Kamaによる実に16年ぶりのニューアルバム『What Is A Body?'』が〈Infinite Fog Productions〉よりリリース!!本作は、この16年間、書籍の出版、ゼロカーマとコルプス・カタトニックの再発、講演、科学的研究、展覧会、そして希少だが輝かしいライブと、精力的に活動してきたZoe Dewittが2015年にウィーン美術アカデミーの解剖学シアターで行ったレクチャー・パフォーマンスの50分間のバックグラウンドサウンドトラックで、『The Secret Eye of LAYLAH』からのサンプルを使用し、ダークなドローン、トライバルなリズム、超越的なアトモスフィアをブレンドした心を揺さぶる儀式音楽となっている。語るためではなく、聴いて消えるための音楽とでも言うべき唯一無二の境地!レコードの構想やZoe Dewittによるレクチャーについての詳細なブックレットが付属。

Paul Schütze - New Maps Of Hell (2LP)Paul Schütze - New Maps Of Hell (2LP)
Paul Schütze - New Maps Of Hell (2LP)Kontakt Audio
¥5,998

80'Sオーストラリアで活躍したテープ、シンセサイザー、ギター、ハンド・パーカッションによる即興演奏をベースにしたリズミックなインダストリアル・エレクトロニクスによるレジェンド・グループLAUGHING HANDSにも在籍したマルチ・インストゥルメンタル / エクスペリメンタル・コンポーザー、PAUL SCHUTZEによる、オリジナルは1992年に〈EXTREME RECORDS〉よりリリースされた『New Maps Of Hell 』がボーナストラックを追加、新たに素晴らしいリマスターを施され、オリジナルよりはるかに良いサウンドで蘇る!!シュッツェのソングライティングとプロデュース・スキルの高さを示す、最も魅力的な作品のひとつで、ワールド・ミュージックへの愛情にあふれたトライバル・アンビエント・ダブ傑作!。

Muslimgauze - Al-Zulfiquar Shaheed (2LP)Muslimgauze - Al-Zulfiquar Shaheed (2LP)
Muslimgauze - Al-Zulfiquar Shaheed (2LP)Kontakt Audio
¥5,998

日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手ことMuslimgauze。オリジナルは1994年、仏レーベル〈T.4〉よりリリースされたアルバム『AL-ZULFIQUAR SHAHEED』が〈Kontakt Audio〉よりリイシュー!トレードマークとも言えるアラビック・パーカッション、ドローンのようなキーボード、ヴォーカル・サンプルによる幽玄な雰囲気に満ちた本作は、リズミカルでありながらメロディアスな5つの長尺トラックで構成された、75分に渡るアラビアン催眠術!長尺トラックでこそ真価を発揮するムスリムガウゼの真骨頂とも言うべき好内容!

Muslimgauze - Citadel (2LP)Muslimgauze - Citadel (2LP)
Muslimgauze - Citadel (2LP)Kontakt Audio
¥5,998

日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手ことMuslimgauze。90年代オーストラリアの地下シーンを代表する実験系名門レーベル〈Extreme〉に残した94年作『Citadel』が〈Kontakt Audio〉から初アナログ化!そのキャリア中でも比較的チルで、ブレイクビーツ的な展開まで聴き取れるレフトフィールドで異色の、アンビエンスに溢れた作品。抑制の効いた展開が徐々にクレッシェンドしていく、美しい展開も楽しめるキャッチーな一枚。

V.A. - Midnight In Tokyo Vol.4 (2LP)V.A. - Midnight In Tokyo Vol.4 (2LP)
V.A. - Midnight In Tokyo Vol.4 (2LP)Studio Mule
¥4,871

自宅でのリスニングやクラブでのプレイ、ドライブのBGMまで、場所や空間を問わず、東京の夜へと捧げるサウンドトラックとして、日本の音楽に焦点を当てるStudio Muleの『Midnight in Tokyo』シリーズ。

その6年振りとなる第4弾では、「アンビエント歌謡」を新たな切り口として、1977年から1999年にかけて発売されたジャンルや枠組みを超えた楽曲をコンパイルし、国内のアンビエントとポップの境目を解きほぐします。

久々の第4弾となった今回のセレクションでは、国内大手レコード会社から発売された楽曲や自主盤といったカテゴリや時代、レコードやCDといったリリース・フォーマット、オリジナルが高価であるかどうか、既存の再発の有無などを問わず、聴く人の心を深く揺さぶること、オープン・マインドで喚起的であること、
インスピレーションや精神的な気付きに満ちていること、そして、日本のアーティストの「歌心」へと着目しました。

コンピレーションの幕開けを飾るのは、和レアリックやアンビエント・ポップの隠れた宝庫として近年掘り返される、日本を代表するシンガーソングライターである井上陽水の「海へ来なさい」です。
名作『氷の世界』のアレンジを手掛けた事も知られる作曲家、星勝が作編曲を手掛け、高中正義や乾裕樹、井上茂といった名プレイヤーに祝福されたこの曲は、遥か水平線の先=バレアリスへの憧憬が瑞々しい青さと感傷を帯びています。

二十弦箏奏者・野坂恵子とオキナワン・ロックのパイオニアであるジョージ紫のアルバム『ニライカナイ Requiem 1945』からコンパイルされた「折りたたむ海」は、インストの楽曲でありながら、その表題が示すように鎮魂や追悼の意が込められた、詩的で歌心に溢れる楽曲。琉球/沖縄の伝統的なハーモニーと土着的な要素をふんだんに採り入れた、親密でノスタルジックな魅力に溢れるプログレッシヴ・ロックが展開されています。

RCサクセションの前身=The Remainders of The Cloverのギタリストであった武田清一を中心に結成されたフォーク・ロック・バンド、日暮しの「夏のこわれる頃」もまた、冒頭の「海へ来なさい」と同様に、星勝によってプロデュースされた楽曲。Twin Cosmosや原マスミのファンにもレコメンドできる、「向こう側」の世界へと一歩踏み入れたフォーク/ニューミュージックです。

S.R. Kinoshitaというミステリアスな作家が「ブルー」名義で残した唯一作であり、CD Ageの日本のアンビエント/ニューエイジ作品の知られざる秘宝といえる『ブルー・碧い海のイマージュ』からピックアップされた「Mangrove」は、オリエンタルで謎めいた内容の逸品であり、奥地密林的な秘境世界の情景が眼前に広がる、神秘的なニューエイジ歌謡が繰り広げられていきます。

インドの瞑想指導者Oshoのグルでありバラフォン奏者としても知られるSwami Dhyan AkamoがプロデュースしたグループRehabilualが残した唯一作にして国産ニューエイジ傑作『New Child』からの「Yaponesia Sakura」は、その思想に共鳴した小川美潮(チャクラ)や藤本敦夫(Colored Music)といった豪華面が繰り広げるスピリチュアルなアンビエント・ポップ・サウンドが珠玉。

細野晴臣が手掛けた日本のフォークの幻の金字塔『み空』で知られる金延幸子が活動再開後4作目として発表されたアルバムであり、「愛」をテーマにサンフランシスコ在住の経験が落とし込まれた『Sachiko』からの冒頭のフォーク・ソング「朝のひとしずく」は、「み空」の親密な詩世界に通じる澄んだイノセンスを備えた美しい内容。

細野晴臣プロデュースのオキナワン・テクノ歌謡「テクテクマミー」で知られるシンセ・ポップ・バンド、E.S. Islandが残した幻のニューエイジ傑作にして、彼ら夫婦が八丈島で暮らしていた際に「島でのハイでハッピーな日常の波動を音に」したという『南風 from Hachijo』からの「夢風鈴〈土〉」は、とてもトライバルで動的な魅力を備えたニューエイジ歌謡を堪能することが出来ます。

「世界初の民謡ハウス・ミックス」と銘打ち、ジャパニーズ・ハウス名手・寺田創一と、民謡歌手・金沢明子がコラボレーションした作品『金沢明子 HOUSE MIX I』からの「江差追分(前唄) 」では、北海道江差町の日本を代表する民謡が、クラブ・ミュージックというプリズムを通じて、近未来的なサウンド・デザインのアンビエント・ポップへと変貌を遂げています。

1989年から1992年まで活動していた、ヴォイス・アーティストのおおたか静流らによるグループ、Voice From Asiaが、青山スパイラルの展開していたCDレーベルである〈Newsic〉に残していた空想ミニマル傑作『Voice From Asia』からの「Sweet Ong Choh」は、民族楽器を用いた、ピースフルで透き通った響きのトライバル・ミニマル・サウンドが展開されています。

細野晴臣に「彼女の声にはシャーマンが住んでいる」と言わしめた女性シンガーソングライターであり、ヘンリー川原ともコラボレーションしている、宝達奈巳。そのデビュー・アルバムに収録されていた「朝 A-Sa 夢 Yu-Me 雨 A-me 火 Hi 光 Hi-Ka-Ri」は、現在のボーカロイド/合成音声音楽のオーパーツとして、改めて今のリスナーに届くべきポスト・クワイアの秘宝といえます。

マライアの面々がサポートした秋本奈緒美のアルバム『One Night Stand』からの「Tennessee Waltz」もまた、前曲の宝達奈巳と並んで、早すぎたボーカロイド/合成音声音楽のプロトタイプと言うべき楽曲であり、断片的な声ネタ風のヴォーカルと牧歌的で甘美なミニマルなシンセ・サウンド、無機質なマシン・ビートの取り合わせが美しい邦楽史に残る異常楽曲と呼べるでしょう。

コンピレーションのクロージングを飾るのは、AutechreやSeefeel、Sun Electricがリミックスで参加したNav Katzeのアルバム『Gentle & Elegance』からピックアップされた「Heaven Electric」。IDMやアンビエント・テクノ、チルアウトを通過したこの曲は、宇宙音楽にも通じるオプティミズムと和の神秘的なテイストが幻想的に折衷されたアンビエント・ポップの傑作です。

ポスト・ハイパーポップ期~Y2Kリバイバルという激動の時代へ突入した20年代中盤の情景との親和性に満ちた、アンビエント・フィーリング抜群で珠玉のポップ・ミュージックを全12曲収録。

You Ishihara - Passivité (LP)You Ishihara - Passivité (LP)
You Ishihara - Passivité (LP)Black Editions
¥5,387

国産サイケ/アシッド・ロックの金字塔White Heavenの創設者であり、ゆらゆら帝国のプロデューサーとして知られる石原洋氏の97年作『Passivité』 が<Black Editions>より初LP化。栗原ミチオ(White Heaven)、亀川千代(ゆらゆら帝国)、志村浩二(Acid Mothers Temple)ら盟友達に支えられた傑作。ロックやサイケデリック・ミュージック、60年代アメリカのサウンド、さらにはジャズ、ボサノヴァ、ソウル、そしてエレクトロニック・ミュージックの要素を取り入れた、日本のアンダーグラウンド・ミュージックにおける重要人物の50年近いキャリアを象徴するコンセプト、フィーリング、そして輝きが凝縮されている、深く個人的で親密な一枚が、メタリックシルバーの新装チップオン・ジャケット、グロス・フィルムラミネート仕上げ。音楽評論家・編集者の松村正人氏による書き下ろしの日本語と英語のライナーノーツ、柴山真治氏によるオリジナル・ノーツ併記で、オリジナル録音のエンジニアを担当した中村宗一郎によるリマスタリング済みのデラックス・エディションにて登場!

Floating Points - Crush (Purple Vinyl LP+Obi)Floating Points - Crush (Purple Vinyl LP+Obi)
Floating Points - Crush (Purple Vinyl LP+Obi)Ninja Tune
¥5,972
【※400枚限定プレス!Japan exclusive Purple vinyl※】(数量限定/日本語帯付き/解説書封入/日本限定パープル・ヴァイナル)17、8歳のころにラップトップ一台で初期衝動にまかせて作った自身の初EP作品『Shadows』にあったスリリングな即時性に触発され、5週間で作り上げたという本作。今にもカタルシスの嗚咽が聞こえてきそうな、もしくはフロアに何かが降臨する前兆を予感させるイントロから一気にリスナー、ダンサーを引き込む「Last Bloom」、MJ・コール、キャリバー、今は亡きマーカス・インタレックスといった初期UKガラージからの影響を感じさせるアンビエント・ジャングル「Apoptose」、不穏なメロディの中に徐々に流し込まれるビートがフロアを完全に掌握する「Bias」、美しい惑星を想起させる黄金律をローズ・クローマで奏でる「Birth」など初期衝動の感覚、音楽的成熟、コンポーザーとしての探究心、熱心なセレクター/DJとしての一面、そして音楽に対する情熱が結実。エイフェックス・ツイン「Selected AmbientWorks 85-92」、マニュエル・ゲッチング「E2-E4」、レイ・ハラカミ「Red Curb」など燦然と輝くエレクトロニック音楽の連峰に加わるマスターピースがここに完成。
Stereolab - Transient Random-Noise Bursts With Announcements (2LP+Obi)Stereolab - Transient Random-Noise Bursts With Announcements (2LP+Obi)
Stereolab - Transient Random-Noise Bursts With Announcements (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)クラウト・ロックの意匠を借りた反復とモータリック・ビート。ノイジーでエクスペリメンタルな音像が描き出す異色作。
本作は、オリジナル・メンバーのゲインやサディエールにメアリー・ハンセンやアンディ・ラムゼイらを加えた、その後のステ レオラブの基盤を築いたラインナップで制作された初めてのアルバムになる。本作のサウンドは彼らを印象付けた『Emperor Tomato Ketchup』以降のそれとは大きく異なり、音楽的な中核を占めているのが所謂クラウト・ロックの意匠を借りた反復と モータリック・ビートである。さらに加えて特徴的なのが、60年代 のヴェルヴェット・アンダーグラ ウンドのようなサイケデリック・ミュージックとしてのドローンやホワイトノイズの援用である。ノイジーでエクスペリメンタルな趣向が彩り、彼らのディスコグラフィーのなかでも際立つ異質さによって、今あらためて聴き返してもインパクトの色褪せない作品である。

Stereolab - Dots And Loops (2LP+Obi)Stereolab - Dots And Loops (2LP+Obi)
Stereolab - Dots And Loops (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)時代に愛された名作。プロデューサーにジョン・マッケンタイア (トータス)、アンディ・トマ (マウス・オン・マーズ)を迎え、同時代において他に追随を許さないほどの多様性を備えた必聴盤。
今作『Dots and Loops』を聴いていると、このアルバムほど時代に愛された作品はポピュラー・ミュージック史を見渡してもそうはないのではないかと思えてくる。IDMの代表的存在にして異形のユニットであるドイツのマウス・オン・マーズや、ポストロックを牽引するロック・バンド、トータスのジョン・マッケンタイアとダグラス・マコームス、ザ・ビーチ・ボーイズの薫陶を受けながら稀代のチェンバー・ポップを作り上げたザ・ハイ・ラマズのショーン・オヘイガンやマルクス・ホルダウェイといった、90年代に破竹の勢いで才覚を発揮し時代を塗り替えていった音楽家たちの参加はもちろん、のちに日本の渋谷系周辺にも影響を与えることになるイージー・リスニング〜ラウンジ/モンド・ミュージックとしての機能性、ステレオラブにとって初めてコンピューターを用いて作られたアルバムであることなどは、まさに90年代的というほかない。今作は上質なポップスの衣をまといながらも、本作における音楽的要素や文脈は同時代において他に追随を許さないほどの多様性をはらんでいる。『Dots and Loops』はあまりにも時代に愛された作品であり、そうであるからこそ時代を越えた傑作になったのだ。

Stereolab - Margerine Eclipse (2LP+Obi)Stereolab - Margerine Eclipse (2LP+Obi)
Stereolab - Margerine Eclipse (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)時代の転換期に生まれた重要作。メンバーの死を乗り越え、激動の時期を迎えたバンドが、デュアル・モノ録音を採用するなど実験性を取り戻し完成させたセルフプロデュース作。
メアリー・ハンセンの早すぎる死、ポスト・ロック〜音響派のシーンの失速、時代が転換期を迎えた中、逆境を乗り越え完成させた本作。フランスに設立したプライベート・スタジオ、INSTANT Oで制作された初のアルバムでもあり、長く続いたジョン・マッケンタイア(及びジム・オルーク)との連携から離れ、セルフプロデュースを行っている。左右のチャンネルで別々の演奏を録音する〈デュアル・モノ〉というトリッキーな手法を取り入れるなど実験性を取り戻し、前作までのクールな音響ポップスとは対照的に、『Margerine Eclipse』はアッパーで濃密なアルバムに仕上がっている。ボーナストラックとして同時期にリリースされた2003年のEP『Instant 0 in the Universe』と2004年のシングル「Rose, My Rocket-Brain!」の全トラックを収録。

Stereolab - Cobra And Phases Group Play Voltage In The Milky Night (2LP+Obi)Stereolab - Cobra And Phases Group Play Voltage In The Milky Night (2LP+Obi)
Stereolab - Cobra And Phases Group Play Voltage In The Milky Night (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)共同プロデューサーにトータスのジョン・マッケンタイアとジム・オルークが起用されたことで話題を集めその後のポスト・ロック、エレクトロニカ、“音響派”に大きな影響を与えた屈指の名盤。
本作『Cobra and Phases Group Play Voltage in the Milky Night』は、1999年にリリースされたステレオラブの6作目のスタジオ・アルバムになる。共同プロデューサーにトータスのジョン・マッケンタイアとジム・オルークが起用されたことで話題を集め、当時ピークを迎えていたポスト・ロック、あるいはエレクトロニカや“音響派”といった文脈においてクローズアップされた作品でもある。本作は、前作『Dots and Loops』で行われたハードディスク・レコーディングから転換し、代わりにすべての演奏をライヴでレコーディングした後、それをコンピューターを使ってリワークするという方法がとられている。また本作のテーマ/モチーフである “反復”“ミニマリズム”が 意味するリズム構成やテクスチャーに対するアプローチは、リズムへのフォーカスを通じてそのアプローチに新たな変化がもたらされ、マッケンタイアとオルークが半数ずつ手がけた収録曲に共通して聴き取ることができる。ブラジル音楽などに影響を受けたリズムワークとジャズを取り入れたサウンド、時折顔を覗かせる電子音楽とミニマルなボーカルが混ざり合うスタイルは、本作のレコーディング・プロセスを通じて生演奏とポスト・プロダクションをより有機的に組み合わされ、より一層深いレベルに推し進められている。

Stereolab - Emperor Tomato Ketchup (2LP+Obi)Stereolab - Emperor Tomato Ketchup (2LP+Obi)
Stereolab - Emperor Tomato Ketchup (2LP+Obi)Duophonic UHF Disks / Warp Records
¥5,420

(数量限定/日本語帯付き)シーンの代表格へと上り詰めたバンドが更なる進化を証明した、90年代オルタナティブ・ミュージックの金字塔。
90年代オルタナ・シーンでも異彩の輝きを放ったステレオラブの代表作として評価が高い『Emperor Tomato Ketchup』。前作にレコーディング・エンジニアとして参加したポール・ティップラーが、ロンドンでレコーディングした8曲をプロデュースし、残り5曲はシカゴでレコーディングを行い、ミックスとプロデュースを、トータスやシー・アンド・ケイクのメンバーとして活動していたジョン・マッケンタイアに依頼。ロンドン録音の曲もシカゴ録音の曲も違和感なく混ざり合い、これまでよりもリズムやメロディーを際立たせることで曲の構造が鮮明になっているのが本作の特徴である。それまでの作品のように、ノイズに音を溶かし込むのではなく、アンサンブルを重視したサウンドで音像もクリア。そして、一曲一曲にはっきりとした個性がある。本作はポスト・パンク・チルドレンがロック・シーンに新たな時代の到来を告げた記念すべき名作だ。そのシュルレアリスティックなポップ・センスは、今なお輝きを放っている。

Golem Mecanique - Siamo tutti in pericolo (LP)Golem Mecanique - Siamo tutti in pericolo (LP)
Golem Mecanique - Siamo tutti in pericolo (LP)Ideologic Organ
¥3,897

フランスのマルチ・インストゥルメンタリスト、作曲家カレン・ジェバンの名義であるゴーレム・メカニークの3枚目のアルバムが〈Ideologic Organ〉からリリース!2023年11月から2024年5月にかけて制作されたこのアルバムは、幻の映画監督でもあったピエル・パオロ・パゾリーニが非業の死を遂げる直前の最後のインタビューで語った言葉、「Siamo tutti in pericolo」(直訳すれば、私たちはみな危険にさらされている)にちなんで名付けられており、ドローン・ボックス(機械化されたハーディ・ガーディ)とチター、声によって構成されており、黒く静かな海のようなドローンの上に現れる彼女の声は暗い聖歌のようでもある。ほとんど儀式的であり、クリアでダークな創造性=美の空間へと誘われるようなディープな作品!マスタリングはStephan Mathieuが、カッティングはAndreas Kauffeltが担当という万全の体制。

Bruce Haack - This Old Man (LP)Bruce Haack - This Old Man (LP)
Bruce Haack - This Old Man (LP)Shimmy-Disc
¥3,842

1950年代から70年代にかけての活動はまさに時代の何十年も先を行っていたにも関わらず長らく過小評価されていた、電子音楽の真のパイオニアであるBruce Haackによる傑作が〈Shimmy Disc〉よりアナログ・リイシュー。自身のレーベルこと〈Dimension 5〉より75年にリリースし、長らく再発されておらず大変入手困難と化していた激レア盤が遂に再来!これぞ早すぎたテクノ、シンセ・ポップ、DIYのマジック。科学や幼少期の不思議な体験、そして、人間の条件に纏わる彼の無限大の関心を照らし出します。電子音のこの上なく美しい坩堝というべき珠玉のサウンドが、爆発する太陽のように煌めく音楽のタペストリーに織り込まれた大傑作。

LCD Soundsystem - x-ray eyes (12")
LCD Soundsystem - x-ray eyes (12")DFA Records
¥2,723

DFAレコーズを主宰するJames Murphyによるソロ・プロジェクトであり、1980年代の音楽であるニュー・ウェイヴ、ポストパンク、エレクトロ、ディスコ等を、1990年代後半のダンス・ミュージックの概念で解釈・再構築を行ったものであるエレクトロクラッシュの中心的存在であるLCD Soundsystemの2025年にリリースが予定されている新アルバムへ序章となる新曲を12"でリリース!!新曲は2022年に公開されたノア・バームバック監督の映画『ホワイト・ノイズ』に提供された“New Body Rhumba"以来のもので、昨秋にNTS Radio DJ Anuの番組で限定公開されていたもの。ニューアルバムを心待ちにしつつ、レジェンドの復帰を祝いましょう! 

Okonski - Entrance Music (Orange & Black Swirl Vinyl LP)Okonski - Entrance Music (Orange & Black Swirl Vinyl LP)
Okonski - Entrance Music (Orange & Black Swirl Vinyl LP)Colemine Records
¥3,786

2023年のデビュー作『Magnolia』に続き、ピアニストでリーダーのSteve Okonskが、Durand JonesやAaron Frazerといった長年の音楽コラボレーターたちを引き連れた25年度最新アルバム『Entrance Music』をアナウンス。自発的であり瞑想的なスピリットに根ざした本作は、トリオの即興性が最高潮に達した作品であり、パストラルで静謐なスピリチュアル・アンビエント・ジャズ"October"での幕開けの時点で既に天上。The Bad PlusやGerald Claytonといったレジェンドの名前も引き合いに出される珠玉のピアノ・ジャズ・アルバムに仕上がっています。

The Delfonics & Adrian Younge - Adrian Younge Presents: The Delfonics
The Delfonics & Adrian Younge - Adrian Younge Presents: The DelfonicsLinear Labs
¥3,776

〈Jazz Is Dead〉を率いる巨匠Adrian Youngによる、The Delfonicsファンを熱狂させるスウィート・ソウル傑作がアナログ・リプレス。昔ながらのThe Delfonicsの雰囲気を醸し出しつつ、ヒップホップの要素を強く取り入れた作品であり、エレクトリック・シタール・ギター、フレンチ・ホルン、ストリングス・アレンジ、ティンパニなど彼らのファンにはたまらない音楽的要素が落とし込まれた大変グレートな作品。録音とミックスは、〈Linear Labs 〉にてAdrian Youngが担当。

Rod Modell - Northen Michigan Snowstorms (2LP)Rod Modell - Northen Michigan Snowstorms (2LP)
Rod Modell - Northen Michigan Snowstorms (2LP)13
¥6,792

〈Modern Love〉に残した傑作『Liumin』や、Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313などでの活動も知られるデトロイトのダブテクノ/アンビエント巨匠Rod Modelの新タイトル!大人気を博したバスステーションのための環境音楽作品『Music For Bus Stations』も素晴らしかったこの人ですが、舞台を冬の田舎の夜へと移した本作も内省的で優美な仕上がり。ぼやけたループ、ソフト・パッド、冬の透明で幻想的な空気を模したアンビエント・レイヤーによる没入的作品!

Save 49%
Dmitry Krylov - After All (LP)Dmitry Krylov - After All (LP)
Dmitry Krylov - After All (LP)Kora
¥1,780 ¥3,499

人間の様々な感情をとらえた持続的なテクスチャーと粒状のフィールド・レコーディングを特徴とするアンビエント作で知られる、音響とエレクトロニクスによる風景を探求するカザフスタンのミュージシャンでありサウンド・アーティストであるDmitry Krylovによる、家族を失った耐え難い悲しみを探求する『Right Moment Will Never Come』(2022年)、ロシアの悲惨なウクライナ侵攻の永続的な影響力を示す『Untitled (2023)』に続く、「破局三部作」の最後を飾る『After All』が登場!本作の大部分は弓奏楽器、アーバン・ノイズ、シンセサイザーの滑らかな振動によって構成されており、時折、クレッシェンドに突入するそれらは、喪に服す者の嘆きの声のようであったり、魅惑的な哀歌のようでもあるが、全体を通してエレガントであり、破壊の中には究極的には新しい始まりが隠れていることを示唆しているかのよう。時の終わりについての壮大な瞑想とも言える内容!

Muslimgauze - Turn On Arabic American Radio (2LP)
Muslimgauze - Turn On Arabic American Radio (2LP)Staalplaat
¥6,849

日夜音楽を通してアラビック/ダブに襲撃を繰り返し続け、あまりにも膨大な音源の数々を残してきただけでなく、未だにその未発表音源までもが掘り起こされる今は亡き英国の名手Bryn JonesことMuslimgauzeのアーカイヴ・シリーズ第34巻『Turn On Arabic American Radio』が2LPで登場!本作では、「Turn On Arabic American Radio」(ディスク1)と「Arabic American Radio」(ディスク2)と題された2つのDATテープから発見された未発表音源を収録しており、バリエーション豊かな内容となっている。黄金時代のブーム・バップやメンフィス・インストゥルメンタルにも似たロー・スラングなヒップホップのコラージュを、彼独自の荒々しい手法で表現。ハードなムスリムガウゼファンにもお勧めできる一枚!

Salvator Dragatto - Thoughts of You (CD)
Salvator Dragatto - Thoughts of You (CD)Colemine Records
¥1,869

モダン・ソウルから〈Numero Group〉ファンまで、ジワジワと支持を獲得している弊店お馴染みの〈Colemine Records〉からは、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動する要注目新鋭ミュージシャン、Salvator DragattoによるデビューLP『Thoughts of You』がアナウンス。このレーベルの作品としても一際前衛的な内容で攻めてきました!ジャズやビートミュージックを経由した、極めて現代的なムード・ミュージックでありつつ、雰囲気の演出的な側面には絶対に留まらない強靭な音楽。エクスペリメンタル音楽として、ライブラリ・ミュージック以降の音楽として極めて美しいです!

Nu Yorican Soul - The Nervous Track (12")
Nu Yorican Soul - The Nervous Track (12")NERVOUS RECORDS
¥3,311

Kenny DopeとLouie Vegaからなる伝説的デュオであるMasters At Workの変名、Nu Yorican Soulによる93年発売の最初のヒット・タイトルがアナログ再発!フロアを強く揺さぶる、深みとヴァイブに満ちたファンキーなブレイクビーツ/ラテン・ハウス・バンガー"The Nervous Track"を収めた内容です!

Save 56%
Dr. Pit, Lolina - Lolina's Music Is The Drug Dr. Pit Vista Mare Version (12")Dr. Pit, Lolina - Lolina's Music Is The Drug Dr. Pit Vista Mare Version (12")
Dr. Pit, Lolina - Lolina's Music Is The Drug Dr. Pit Vista Mare Version (12")relationship
¥1,280 ¥2,925

イタリアの地下シーンで最もサグで凶悪な音楽を届ける名レーベル〈Hundebiss Records〉からの傑作も知られるPrimitive Artの1/2であるDr.Pit。元Hype Williamsのメンバーとして鬼才Dean Bluntと共に一時代を作り上げたInga CopelandことLolinaと自身のトラックを悪魔合体させた、ノワール&ムーディーな異常楽曲と単独ヴァージョンを収録した2曲入り12インチ・シングル盤!

Marianna Maruyama & Hessel Veldman - Salt (CS)Marianna Maruyama & Hessel Veldman - Salt (CS)
Marianna Maruyama & Hessel Veldman - Salt (CS)STROOM.tv
¥2,761

既に版元完売。10年代後半はベルギー版〈Music From Memory〉的なラインナップでのリイシュー方面から名を馳せ、近年はよりカルト的な方向性のキュレーションに舵を切っている〈STROOM.tv〉からの最新物件。彫刻や翻訳、パフォーマンスなどの分野で活動するオランダ・ハーグ拠点のアーティスト/ライターであるMarianna Maruyamaと、Y CreateやGorgonzola Legsといったプロジェクトでの80年代からの長きに渡る活動でも知られるオランダ地下シーンの魔人Hessel Veldmanのタッグがコラボ・アルバムをカセット・リリース!Maruyamaによる感情を無にしたような暗い語りと、その周囲を虚脱感たっぷりに漂うHessel Veldmanのエレクトロニクスの取り合わせがシュルレアリスティックでありつつ無二の世界観を生み出している怪作です!

Recently viewed