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〈Numero Group〉からは、Joyce StreetやMona Lunsford、Judy Brackinといった知られざる女性カントリー歌姫に焦点を当てた優れたコンピレーション盤が登場。数十年前にカントリー・ミュージックの著名番組である『グランド・オール・オプリ』に出演しながらもスーパースターの地位を獲得出来なかった候補者や、スターダムを登り詰めていたかもしれない見落とされた/忘れられた才能にフォーカスした大変グレートなショーケース・アルバム!

5月上旬再入荷。アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで1994年から1997年まで活動したハードコア/ポストハードコア/エモ・バンドClikatat Ikatowiの3枚のアルバム、『Orchestrated And Conducted By...』、『River Of Souls』、そして1993年のデモ音源の初回プレス盤をまとめた3LPセットが名門<NUMERO>よりアナウンス!最も騒々しく野心的な3作品で、サンディエゴの90年代半ばのグラヴィティ・シーンの、ヒリヒリとした空気感が満載!付属の24ページの本は、トニー・レットマンのエッセイと、数十枚の当時の写真やフライヤーが掲載されており、当時の街とシーンの詳細な歴史が実感できる。すべてオリジナルのアナログ・テープからリミックス&リマスター済み。

シカゴを拠点に自国のゴスペル、ソウルのみならず、ニューエイジやキッズ・ミュージック、プロト・ヴェイパーウェイヴまでも掘り起こす当店お馴染みのシカゴの目利き発掘レーベル〈Numero Group〉が贈る名シリーズ〈Eccentric Soul〉の最新弾!テキサス州サン・アントニオの西部シーンから生まれた、1961年から67年に及ぶ知られざるテクスメクスR&Bや初期ロックンロールをコンパイルした、画期的コンピレーション・アルバムが登場!ベア郡のキングメーカー、Abe Epsteinが率いた同地の伝説的レーベルであり、10年間の活動で何百人ものアーティストのキャリアをスタートさせた〈Cobra〉から、アウトサイダー的で神経毒性に溢れる強烈すぎるナンバーを全28曲特集!

いざ、第4の扉へ。自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門であり、コンピに定評のある〈Numero〉から新物件!ニューエイジ・ミュージック始祖の1人IasosやLaraaji、Joanna Brouk、Don Slepian、Master Wilburn Burchetteといったレジェンドが残した傑作曲を一挙特集した、「Private Issue New Age (PINA)」の世界への、新たな入門盤的コンピレーション・アルバム『Bliss Out For Days』が登場!シアトルの〈Light in the Attic〉が手掛けた自主盤ニューエイジ・コンピ金字塔『I Am The Center』と是非セットで聴きたい内容!静かに漂う弦楽器や、くすんだ録音の、しかし美しいピアノがアンビエンスの宇宙として広がる、極上の逸品!オールドスタイルなチップオンジャケット仕様。32ページのブックレットが付属。
レア・ソウル発掘において数々の名仕事でマニアをうならせる〈Numero〉の名コンピ『ECCENTRIC SOUL: THE PRIX LABEL 』にも収録されており、当時よりリスナーたちにまさにダイヤモンドの原石だと繰り返し賞賛され7インチカットされていたメロウアコースティック・コーラス・チューンがOpaque Blue Vinyl盤でめでたくリプレス!デレク・シアンフランス監督のインディー・スウィーパー映画『ブルーバレンタイン』でも使用されており、王道のラブソングだがどうしようもなく切なく聴こえてしまう名曲!
1969年、ピンク・フロイドがサウサンプトン大学のオールド・リフェクトリーで行ったライブ音源。初期のサイケデリックな作風と、後にバンドの代名詞となるプログレッシブなサウンドが交錯する過渡期の演奏を捉えた貴重な記録となっている。貴重な即興演奏や、進化しつつある音楽性が感じられる重要な記録。初期ならではの実験性豊かなインプロヴィゼーションに加え、進化しつつある音楽性が感じられる楽曲も披露。
鈴木茂の歴史的名盤『BAND WAGON』。本人監修による2025年版最新リマスター音源を使用したカラー盤LPレコード、カセットテープが、オリジナル発売から50年の時を経て、2025年3月25日発売決定!
発売から50年。いまだ色褪せる事のなく、ギタリストのバイブルとも言える本作は1974年秋、単身渡米し、制作された記念すべきファースト・ソロ・アルバム。
愛器ストラトキャスターから放たれる鮮烈なギター・プレイがリトル・フィート、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、サンタナ、タワー・オブ・パワーのメンバーを本気で燃えさせ、ファンキーなグルーヴ渦巻く圧倒的なバンドサウンドを生み出した。松本隆の風街な歌詞と相まって、独特の世界が展開される。日本のロックのスタンダードを変えた前人未到の歴史的名盤。今なお現役ミュージシャンとして活躍する日本を代表するギター・レジェンド鈴木茂が打ち立てた金字塔『BAND WAGON』が鳴り響く!
オリジナル・リリース:1975年3月25日(アメリカ西海岸録音)

UKエレクトロニック・ミュージックの先駆者、Coldcutによる画期的なミックステープ『Journeys by DJ』(95年)に楽曲が収録されたことで注目を受けたRed Snapperが〈Warp〉よりリリースした名作コンピ、『Reeled And Skinned』の30周年記念盤を発売!
本作には、1994年と1995年にリリースされたバンドの自主制作EPの音源が収録されており、今回の記念盤には同時期に制作された楽曲「Area 51」が追加収録されている。
ソフトにサイケデリックなダブ処理がやり過ぎない匙加減で心地良くクールな「One Legged Low Frequency Guy」、BPM110、ディスコダブ的な解釈でダンスフロアにおいても機能しそうな「Hot Flush」、そしてそれを亡き巨匠Andrew Weatherallがブレイクビーツ仕様なリミックスにでスモーキーに仕立て上げた「Hot Flush (Sabres Of Paradise Remix)」、ギター、サックス、ハーモニカ、そしてによる歌声がブルージーに咽び泣く「In Deep」、スピリチュアルジャズからの影響も色濃く感じられる「Lobster」など、90年代ならではのミックスされた感覚が現行UKジャズシーンともリンクする〈Warp〉初期の必携盤!

2024年のソロ・ジャパン・ツアーでは全10公演が完全ソールド・アウトとなったトム・ヨーク。レディオヘッドでお互いを熟知しているジョニー・グリーンウッドと、UKジャズの雄であるシャバカ・ハッチングスとのバンド(サンズ・オブ・ケメット)から、自身のソロ作品まで幅広い活躍を見せるトム・スキナーの3人で構成されるスーパー・バンドのザ・スマイル。
1年に2枚のアルバムをリリースするというハイペースな制作にも関わらず、年間ベストに多数選出されるなど、各方面で称賛を浴びた3rdアルバム『Cutouts』から、2曲のリミックス・バージョン、「Don't Get Me Started (James Holden Remix)」と「Instant Psalm (Robert Stillman Remix)」をリリース。
スタンリー・ドンウッドによる〈XL Recordings〉の象徴的なデザインに敬意を示したスリーブデザインとなっている。
Joy Divisionの代表曲であり、ロックにおける永遠の名曲「Love Will Tear Us Apart」。本作は、Ian Curtisの悲劇的な死からわずか1ヶ月後にリリースされ、単なるバンドの成功作に留まらず、Joy Divisionを伝説になる象徴的な楽曲となった。今回のスペシャル・エディションLPには、この楽曲の重要な3バージョンが収録されている。オリジナル・シングル・バージョンに加え、John Mellencamp作品で知られるDon Gehmanによる「ラジオ・バージョン」と、Afrika Bambaataaのヒット作も手がけたArthur Bakerによるリミックスが収められている。さらに、オリジナル・シングルのカップリング曲だった「These Days」、1979年発表のデビュー・シングル「Transmission」、フランスのみでリリースされた「Atmosphere」など、初期の重要曲が加わり、バンドの軌跡を辿る上でも欠かせない内容となっている。クリアヴァイナル仕様。
エレクトーン音楽の第一人者、関戸茂雄(Shigeo Sekito)による1985年作品『1985』が、〈Holy Basil Records〉より待望のヴァイナル再発!!8曲からなる本作は、オリジナル曲とカバー曲がバランスよく配置されており、彼ならではの豊かな音色と、緻密に構築されたアレンジが全編を貫いている。中でも、自作曲「Amish At Dusk」は、コズミックで空間的なエレクトーンサウンドが印象的。全体を通して、チルアウト〜アンビエント的な心地よさの中に、どこかノスタルジックでメランコリックな響きが潜んでおり、Sekitoが描くエレクトーン音楽の奥深さを存分に味わうことができる。1970年代にリリースされた代表作『華麗なるエレクトーン・スペシャル・サウンド・シリーズ』から約10年ぶりに発表されたアルバムであり、音楽性の成熟を感じさせる意欲作!!
オーネット・コールマンが1961年に録音した7作目のアルバムであり、彼のカルテット名義としては2作目となる『Ornette!』が〈PLAYTIME RECORDS〉よりリイシュー!本作は、メロディの革新と自由即興という彼の音楽の核心を結びつける作品で、特にメロディの革新に重点を置きながらも、独自の即興性を取り入れている。また、本作はドン・チェリー(ポケット・トランペット)、エド・ブラックウェル(ドラム)、スコット・ラファロ(ベース)との卓越したアンサンブルによって支えられており、特にラファロのアルバムの冒頭を飾る「W.R.U.」終盤のダイナミックなソロを筆頭に、冒険的で大胆なベース・ワークはさすがの一言!発表当初は他の代表作ほど注目されなかったが、次第に評価が高まり、現在では、コールマンの芸術的進化を示す重要な作品として、カルト的な人気を誇るアルバムとなっている。
米国のフォーキー・ジャズ・シンガー・ソングライター、ゲイリー・マークスの1974年セルフ・プロデュース、デビュー作『Gathering』が<LANTERN HEIGHTS>よりアナログ再発!フォーク調のハーモニーとジャジーなアレンジが見事に融合したこのアルバムは、アコギ、ピアノ、エレピ、サックスやヴィブラフォンが織りなす繊細なサウンドと、ゲイリーマークスの内的宇宙を見つめるような深遠な眼差しとピュアで美しい歌世界の魅力がもっともよく現れた名盤!また、当時は無名だったジョン・スコフィールド、マイケル・コクラン、デヴィッド・サミュエルズがレコーディング・デビュー作として参加しており、その点でも特別な魅力を持つものとなっている。Obi付仕様。
Baden PowellやBola Seteといった偉人のもとで学んだブラジル人作曲家、マルチ奏者、音楽教育者であり、Moacir Santosが、1965年に録音したアルバム『Coisas』がアナログ再発!Nara LeãoやSérgio Mendesとの仕事でも知られるレジェンド!大規模なアンサンブルによるジャズ・アレンジ、説得力のあるソング・ライティング、アフロ・ブラジリアンのリズムが見事に融合した、現代ブラジル音楽の偉大な成果と言えるアルバム。
エレクトロニック・ミュージックの先駆者として、テクノの生みの親として、結成から54年が経過した今なお愛され続ける伝説的なドイツのグループであるKraftwerk。カスタムメイドの電子楽器を製作し、最先端の機器を使用して独自のサウンドを生み出し、アルバム『アウトバーン』などで世界的に高い評価を得た彼らが1970年から1981年にかけて放送していた音源を一挙収録したCD5枚組ボックス!

シカゴを拠点とするマルチインストゥルメンタリスト、作曲家、即興演奏家Macie Stewartのジャズとエクスペリメンタルの名門<International Anthem>からのデビュー作『When the Distance is Blue』が到着!本作は、完全インストゥルメンタルの「組曲」と銘打たれており、「私たちが合間に過ごすひとときへのラブレター」と本人が表現する、プリペアド・ピアノ、フィールド・レコーディング、弦楽四重奏曲のコラージュによって生み出される即興的で豊かなハーモニーとテクスチャー。2023年の大々的なツアーの間に空港、階段の吹き抜け、混雑した市場など場所で集められた旅のオーディオ・ジャーナルともいうべき素材のコラージュと再文脈化。さまざまな景色や風景を列車で旅することを思い起こさせるような、窓の外を通り過ぎるすべてを目の当たりにしているような印象的で映像的な作品!

Shiner、Pontiac Streator、Ben BondyによるユニットShinetiacの新作『Infiltrating Roku City』がHuerco Sの〈West Mineral Ltd.〉から登場!ヴェイパライズされたダブや、Billie Eilishのカット&ドローン、アルゴリズミックな実験的ビートが交錯する、混沌としたサウンドスケープを展開するShinetiacは、既存の「アンビエント」概念に反抗するかのようなスタイルで、前作『Not All Who Wander Are Lost』ではSpice GirlsやFoo Fightersのサンプルをトリップホップ風に変換。今作も同様に、ポップ要素を巧妙に解体しながら、ノスタルジーと現代のデジタル文化を再構築している。本作は、YouTubeの無限スクロールの果ての深淵にインスパイアされた音のコラージュで、内輪ネタやリサイクルされたミームが散りばめられている。ポップと実験音楽の境界を曖昧にし、アルゴリズムの時代を音で表現するShinetiacの最新作は、聴く者を奇妙なデジタル幻想へと引き込む。退廃と静寂の交差点!

〈Silent Season〉〈Pole Group〉といった名門からのリリースでも知られ、単なる娯楽やダンスミュージックを超えた独自のビジョンを持ち、無機質でありながら根源的に人間的な響きを持つサウンドスケープを特徴とするベルリンのプロデューサーAlex MoyaによるRefractedの新作『In Veil』がロンドンのミステリアスなレーベルTitrateから180G盤にてリリース。本作には、静かに展開する6つのアンビエント・テクノトラックが収録されておりドローン的な響きの中に、印象的で催眠的なリズムや電子音、異世界的なフィールドレコーディングが溶け込み、幻想的な音世界を作り上げている。時間が伸縮するかのように、シンセのテクスチャーと現実の音が溶け合い、静かに意識へ浸透する音世界。深遠なるアンビエント・テクノ!

固定メンバーを最小限に抑え、音源制作やライブ演奏のたびに参加者を入れ替え、自由奔放に即興演奏を続ける音楽集団、野流(Yaryu)の2nd Albumのカセットテープ版が造園計画よりリリース。
日本を代表するギターリスト、岡田拓郎、んoonで活動するボーカリストJ.C、トリプルファイヤーの新譜にも参加しているフルート奏者、池田若菜、サイケデリック・レジェンド、Acid Mothers Templeの河端一をはじめ、Dhidalah、シベールの日曜日、PSP Social、Kumagusuなど、数々のバンドからの客演を迎えながらも、スピリチュアルジャズの即興性、サイケデリックロックの熱気、純邦楽の精神性、それら全てが透明感あるアンビエントのテクスチャーを纏いながら形をなしている。『For Damage』はアンビエントであり、ジャズであり、ロックであり、ニューエイジであり、同時にそのどれでもない領域に踏み込む。
またカセットテープ版限定で、未発表音源集『記号の森の動物たち』のDLコードが付属する。本作は、USのCentripetal Force, UKのCardinal Fuzz, オーストラリアのRamble Records、3カ国共同でLP、CDがリリースさていたものの、日本での流通はほぼ存在せず、本作のフィジカル版が国内流通するのはこのカセットテープ版が初となる。

2025年リプレス!Laraajiを思わせるオートハープの音色と、山本邦山的な雅さ。サイケデリック直系のスピリチュアリティとアジア人の身体性が出会う。循環を繰り返す川のようにメンバーが入れ替わる、不定形の音楽家集団、野流の1stアルバム『梵楽』のカセットテープが、新装版ジャケットでリプレス。
グリッドを押し流していくオートハープの音色は、瑞々しさと野生味を兼ね備えていた70年代の電子音楽に回帰しながら、日本の住宅環境に相応しい柔らかい調度で、庭に生い茂る草木や虫と共に感光していく。
リプレス版には、『梵楽』の制作中に野流が録音していたトラックをまとめた未発表音源集『けもの道』のDLコードが付属する。『けもの道』のなかで聴くことができる、粗野であり、ピュアでもある初々しい演奏は、『梵楽』の心地よさとは別の「道」で、野流というグループのコアにつながっている。

2001年にベルリンの伝説的レーベル〈Chain Reaction〉からリリースされたダブ・テクノの名作『Ship Scope』。2015年にMatt Coltonによってヴァイナル音源からリマスターされ、Demdike Stareのレーベル〈DDS〉から再発されていたものが、この度めでたく2025年リプレス!この作品はChain Reactionの最後から2番目のリリースであり、特にドリーミーでロマンティックな雰囲気が特徴的。90年代後半から2000年代初頭のディープ・テクノの美学を体現しており、Shinichi Atobeの後のミニマル・テクノの洗練されたサウンドとは一線を画している。深くロマンチックでほとんどシューゲイザー的な、海を漂うような幸福な感覚が素晴らしい。Ross 154、Convextion、そしてクラシックな〈Chain Reaction〉のロマンティックな嗜好の信奉者なら必携の一枚!

イギリス、マンチェスターの謎めいたカルト・プロデューサー、Michael J. Bloodによるレフトフィールド・ディープハウス、レフトフィールド・テクノを収録したアルバム『Spaces In Between』が自身のレーベル〈Blood〉よりマンチェスターのアンダーグラウンドにリリース!ジェラルド・ドナルドやゲスコム、レゴ・フィートに匹敵するエレクトロ・ソウルに満ちたアープとパッドが渦巻く「AKNEW」から、高らかにプログレッシヴなテクノを奏でる「XPNDR」、そしてディープ・ハウスの「GO AGAIN」まで、ディープなアフロ・アメリカン・ジャズ・テクノの教えを受け継いでいる。クラブ/アフタールーム/ベッドルームを縦横無尽に駆け巡るMJBのサウンドは、アクトレス、ラリー・ハード、シンイチ・アトベが好きな方にもお勧めできる内容。

イギリス・マンチェスターのレフトフィールド・エレクトロニック作家Leoによる、実験ダブステップ、レフトフィールド・トライバルテクノを収録したアルバム『Dissipating Heavily』が、世界各地の尖鋭的作家を選りすぐってきたAndrew Lyster主宰のマンチェスターの先鋭的名所〈YOUTH〉よりアナログ・リリース!洗練されたサウンドデザイン、アトモスフィア、そして印象主義的な手法を操るLeoは、ダブステップ、ダンスホール、ガラージなどを蒸留し、その微量な要素まで溶解させ、骨格的な残留物や蒸気を、まるで元の形の亡霊のように残す。ダンス・ミュージックの過去の亡霊が濃厚に漂うマンチェスターの空気から、彼自身のサウンドを紡ぎ出すために費やした共同スタジオ・セッションの結果とも言える、突然変異的な全8曲!
UKアンダーグラウンド・エレクトロニカ・デュオDemdike StareのMiles WhittakerとSean Cantyによるニューヨークの映像作家Kristen Pilonのアヴァンギャルドな実験映画「To Cut and Shoot」のために制作された13部作、1時間のアルバム『To Cut and Shoot』が〈DDS〉より登場!ミュージシャンでもあるKristen Pilonによるピアノとヴォーカルの録音を加工、編集し、映画のテーマであるセレンディピティや幽霊や夢の本質を、彼女のオリジナルの瞑想にふさわしいサウンドイメージとアレアトリックな奇妙さの揺らぎの中で、さらに屈折させ、夢から覚めたかと思うと、また亡霊の茂みに戻っていくような非直線的でもがき、ループするような音像へと練り上げている。Caretakerの悪夢の白昼夢のような感覚とも共鳴するような、ダーク・アンビエント、インダストリアルの最前線とも言えるような内容!
