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Omid Geadizadehによる初のソロ作『Like The Sea Knows Blue』が彼自身がOlmo Devin、Morgan Buckleyと共に運営するダブリンの鬼才レーベル〈Wah Wah Wino〉からリリース。A面には、リバーブたっぷりでスモーキーなダブ・カットが3曲並び、どれもイランの伝統楽器サントゥールのサイケで魔法的な音色がじわじわと広がる逸品。1980年代NY地下ダブがテヘランに転送されたようなスモーキーで陽だまり感あるサウンドは最高。B面には、Morgan Buckleyによる魅惑のリミックスを収録。オリジナルの浮遊感を残しつつ、グルーヴィでヒプノティックな展開に引き込まれる。Wino節全開の一枚は、ダブと伝統音楽の境界を曖昧にする、まさに"音の錬金術"的作品。

ベルギー拠点の鍵盤奏者Giovanni Di Domenicoとオランダの音響作家Rutger Zuyderveltによる静かな対話『Painting A Picture / Picture A Painting』が〈Moving Furniture Records〉より登場。本作は、Di Domenicoが自身のピアノ/ローズの一発録り録音に「きっとあなたの音と合うと思う」というメッセージを添えてZuyderveltに送ったことから始まる音による往復書簡のような一枚。アルバムには長尺の2曲を収録しており、一方は、Giovanniの鍵盤演奏をもとにRutgerが加工・音響構築を加えていく。他方は、Rutgerが前曲の素材を変奏・再構築した土台を先に作り、それにGiovanniが応答するかたちで鍵盤を重ねるという、どちらも片方の楽曲がもう片方の素材となる反響し合うような制作プロセスを踏んでいる。静かにさざめく音響と即興的な音の連なりは、時間の中に滲む絵筆の跡のように流れていく。作曲と非作曲の境界線をぼかす、静かに深く響く一作。
2025年リプレス!大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いデトロイトのダブテクノ/アンビエント巨匠Rod Model。Brian Enoの『Music for Airports』のアンビエントの青写真を再構成し、ヨーロッパの前衛的なバスステーションのデザインのために作り上げた環境音楽作品。
2025年リプレス!大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いデトロイトのダブテクノ/アンビエント巨匠Rod Model。Brian Enoの『Music for Airports』のアンビエントの青写真を再構成し、ヨーロッパの前衛的なバスステーションのデザインのために作り上げた環境音楽作品。
スピリチュアル・ジャズの求道者、Pharoah Sandersによる1974年作品にして、〈Impulse!〉黄金期の重要作がアナログ・リイシュー!タイトルがすべてを語るように、『Love in Us All』は音楽を通じて「内なる愛」への帰依と昇華を描いた傑作です。呪術性と慈愛、混沌と静寂が拮抗するような、まさにこれぞ愛と宇宙の音楽のかたちです。今こそ耳を傾けたい、永遠のレゾナンス。

民謡クルセイダーズ が23年にリリースした2ndアルバム「日本民謡珍道中」が日本限定カラーアナログ盤でリリース!!!
福生の米軍ハウスで産声をあげ、日本の民謡とラテン・リズムの融合で新たな境地を切り開き、日本のみならずNPR、ザ・ガーディアンなど海外でも高い評価を受けている民謡クルセイダーズ。
本作は、VIDEOTAPEMUSICや寺内タケシなどをリリースしているフランスのレーベル『180g』からリリース。「旅」をコンセプトとし、「貝殻節」や「ソーラン節」、「佐渡おけさ」など、全国各地の民謡の数々をセレクトし、民謡の可能性を追い求めて歩んできた彼らならではのアレンジで仕上げた最強に熱いセカンドアルバム。
● 180g重量盤ビニール プレス、カラー盤Yellow Transparent VINYL
● マスタリングとラッカー カッティングは フィンランドTimmion Cutting Lab のJukka Sarapää が担当
伝説のレゲエシンガー達を現代に召喚したMark ErnestusとMoritz von Oswaldによるドリーム・プロジェクトRhythm & Soundによる2006年リリースのSee Mi Yaリミックスシリーズで、リミックスはCarl CraigとBasic Channelが担当の大名盤が待望の2025リプレス!
テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1996年にMシリーズとしてリリースされていた音響ダブ/ミニマル・テクノの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。
テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1993年にMシリーズとしてリリースされていた音響ダブ/ミニマル・テクノの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。
テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1994年にリリースされていた音響ダブ/ミニマル・テクノの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。
テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1995年にMシリーズとしてリリースされていた音響ダブ/ミニマル・テクノの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。

ベルギーのチェリストGwen Sainte-Roseが、ガウム地方とソワーニュの森の風景からインスピレーションを得て制作した2つの長編チェロ・ドローン作品を収録した新作『Collines, Racines』を〈Okraïna〉レーベルの新シリーズ〈By The Bluest of Seas〉からリリース!本作は、25分を超える2つの楽曲を収録しており、ループステーションを駆使し、チェロの音色を幾重にも重ねながら、森林や草原を見渡すような壮大な音風景を描き出す。「Collines」は緊張と解放が劇的に交錯しながら上昇し、「Racines」は夜の静寂の中で広がり、Richard Skeltonを思わせるポストロック的な響きから、めくるめく高揚感へと昇華する。大自然を映すチェロの響きに満たされる。また、本作は、木製ボックス入りの特別仕様CDでまるで小さな「好奇心のキャビネット」のように、Beata SzparagowskaとCorentine Jaunardによる写真や、羽・石・葉・苔など、音楽家たちが自然の中で拾い集めた小物が同梱され、作品の世界観をより深く体感できる。パッケージのこだわりも音楽と見事に調和した一作。

傑作『Delaware』が〈Pitchfork〉によって"史上最高のシューゲイザー・アルバム50枚"にも選ばれたことも知られる名バンド、Drop Nineteens。その原点となる1991年録音の幻のデモ音源が〈Wharf Cat Records〉から遂に公式ヴァイナル化!SlowdiveやRideとも並び評された、轟音と甘美なメロディが交錯するシューゲイザーの原風景です。ローファイな質感に瑞々しいテクスチャーとハーモニーが滲む、青春の残響。

バージニア州はリッチモンドのソングライター、アンディ・ジェンキンスが届ける、じんわりと沁みる11篇の生活讃歌『Since Always』が〈Psychic Hotline〉より登場。2018年の『Sweet Bunch』以来となる2作目のフルアルバムで、ここでは30代に差し掛かった一人の人間が手にする静かな満足感と、それに伴う不安や覚悟が穏やかな筆致で綴られている。制作は、Sylvan Essoの一員でありプロデューサーとしても高い評価を受けるニック・サンボーンの自宅スタジオ「Betty’s」にて行われ、ジェンキンスの素朴なギターと語りかけるような歌声に、サンボーンは大胆なアイデアを重ねていく。リズムの切り替えやシンセの装飾、ヴォコーダーの導入など、意外性に満ちたアレンジがアルバムに微細なニュアンスをもたらしている。タイトルの通り、過去を手放し、肩の力を抜いて“今”を受け入れるような成熟した眼差しが、音と言葉の隙間に滲んでいるよう。聴けば聴くほど沁みてくるようなフォーク・アルバム。

1950〜1965年の南アフリカで生まれたズールー・ギター音楽の多彩で美しいルーツを掘り起こした貴重なコンピレーション『Zulu Guitar's Pioneering Tricksters』が〈Matsuli Music〉より登場。希少な78回転盤に刻まれていた音源を最新技術で丁寧に修復しており、失われかけていた歴史の一端が、かつてないほど鮮明な音で蘇っている。収録曲は、アパルトヘイト体制下における移民労働者たちの生活と精神の断片を映し出すもので、ハワイアン、カントリー&ウェスタン、初期のムバカンガなど、多様な音楽様式を自在に取り込みつつ、自らの文化的な語りをそこに織り込んでいるのが特徴。ノスタルジアと未来への希求、喪失とユーモアが混ざり合うこの音楽は、まさに「ズールー・ギター」の定義を拡張する、知られざる音楽的遺産。土着のサウンドと異国的影響が織りなす、民俗音楽、戦後アフリカ音楽、ギターを再文脈化する非常に貴重で価値ある録音の数々。今はなき、古き良きアフリカの手触りがたまらない一枚。

サーストン・ムーアも絶賛。Mariachiの名で10年間コンサート活動を行ってきた、ノイズギターの卓越的アクト、Nina Garciaによる2枚目のソロ・アルバムとなる2025年作が、Stephen O'Malley主宰の〈Ideologic Organ〉から登場!2015年以来、即興音楽とノイズの中間に位置するエレキギターを中心に研究と創作を行ってきた注目の女性作家による最新リリース。何の見せかけもデモンストレーションもないこのアルバムは、明暗法、メロディー、生々しい感情が魅力的に融合。この一連のバリエーションでは、非常に間近で見られる大量のノイズ、生成されるメロディーの喚起、稜線上のフィードバック、独特の脈動、そしてより良い日が来ることを暗示するようなハーモニックバーストへと聴き手を誘います。 Stephan Mathieuにより〈Schwebung〉にてマスタリング&Andreas Kauffeltが〈Schnittstelle〉でカッティングと盤質も万全!

UKのベテラン音職人 OM UNIT(a.k.a. Jim Coles)と、東ロンドンを拠点に〈Baroque Sunburst〉を主宰するプロデューサーSoreab によるコラボレーションEP『Pressure 3D』が登場!本作は両者の多彩なバックグラウンドとエレクトロニック・ミュージックに対する探究心が交差し、硬質なリズム感と深い音響処理が共存する、クラブ仕様ながらも極めて探究的な作品になっている。ブレイクビーツ/ダブ/テクノ/ベースといったジャンルを土台にしながら、それらの境界を濃密に溶かして再構築する意欲作。音の重みと繊細さ、土臭さと洗練が絶妙に共存しており、ベースミュージック以降のクラブ・ミュージックの可能性を再提示する、聴き応えたっぷりの一枚。クラブの身体性とリスニング的な豊かさ、その両方を持ち合わせており、深夜のヘッドフォンリスニングにも耐える好内容!

フォーキー・サイケデリックバンド、ERIC'S TRIPのベーシストとしてカナダ音楽のアンダーグラウンドの寵児として知られるようになったカナダ・モンクトン出身のSSW、Julie Doironのソロ2作目として1997年に<Sub Pop>からリリースされた『Loneliest In The Morning』がこのたび大名門<Numero>からリイシュー!!繊細なギターの弾き語りをベースに、ドラムやエレキギターによる最小限のアレンジの上に歌われる静かに囁くような声。シンプルかつダークなサウンドはによる本作は、彼女の内省的で美しいヴォーカルとソングライティングの良さを際立たせており、ソフト・グランジの元祖、90年代のサッド・ガールとも呼ばれる彼女のキャリアにおける重要な一枚!

フォーキー・サイケデリックバンド、ERIC'S TRIPのベーシストとしてカナダ音楽のアンダーグラウンドの寵児として知られるようになったカナダ・モンクトン出身のSSW、Julie Doironのソロデビュー作として1996年に彼女自身のレーベル<Sappy Records>からリリースされていた『Broken Girl』がこのたび大名門<Numero>からリイシュー!!本アルバムは、ERIC'S TRIPでの活動がほのめかすに過ぎなかったJulie Doironのソングライター、パフォーマーとしての才能を明確に示すターニングポイントとなっており、痛切なまでに美しく、繊細なギターの弾き語りと最小限のアレンジの上に歌われる静かに囁くような声、シンプルかつダークなサウンドはによる本作は、カナダ人ソロ・アーティストとしての重要性という点で、レナード・コーエンと同格の評価を即座に獲得した名作!
狩猟音楽やグリオの詠唱、牧歌的なダンス音楽、フラやマンディングの伝統、そしてサイケデリアやブルース、アフロビートが交錯する、唯一無二の音世界。1980年代のマリを代表するオーケストラ、Super Djata Bandが1981年に発表したアルバム『Authentique Vol. 2 Feu Vert 81-82』が大名門〈Numero〉より登場!本作では、彼らが新たにワウ・ペダルを導入し、さらに次元を超えたサウンドへと突入。トランスを誘うリズム、情熱的なギター・フレーズ、土着のパーカッションが絡み合い、6曲にわたる陶酔的なセッションを展開する。都市バマコの熱気と伝統音楽のスピリットが融合した、時代を超える傑作。伝統音楽に根ざした呪術的とも言えるようなグルーヴはまさにマリの音楽魔術!!

ドイツのミュージシャン/作曲家のDaniel Rosenfeldが変名C418にて製作した傑作!物理世界とピクセル化された世界の両方で響くサウンドを描き上げた『マインクラフト』のオリジナルサウンドトラック盤『Minecraft Volume Beta』が〈Ghostly International〉からアナログ・リプレス。前作『Alpha』には未収録の楽曲だけでなく、ゲーム内では使用されたなかった楽曲も収録したC418自身のオリジナル・アルバム的一枚!牧歌的で穏やかなサウンドスケープに仕立てられた前作と比してよりダークで内省的な側面もクローズアップされた魅惑のアンビエント/エレクトロニック・ミュージックが収められています。

スザンヌ・ランジルの音楽的遺産を讃える、豪華アーティスト32組によるトリビュート・アルバムが、アートと音楽の境界を自由に行き来する〈Feeding Tube Records〉よりCD2枚組で登場!ローレン・コナーズとのコラボで知られるランジルの歌は、ブルースとアートソングの融合、そして彼女特有の深みのある歌詞で長年にわたり多くのファンを魅了してきた。本作『The Suzanne Langille Songbook』では、ランジルの代表的な楽曲群を、多彩なアーティストたちが独自の解釈で再構築。喪失や憧れ、自然への愛をテーマにした深遠な歌詞と、引き潮のように、聴く者を静かに、しかし確実に引き込んでいくと言われるメロディが、蘇る。詩的で繊細な言葉が心に残り、どこか懐かしくも新しい、スザンヌ・ランジルの世界に浸れる一枚!!

10代で業界に見出されながらも、独立したアーティストとして自らの表現を模索し続けたAnnahstasiaが、ついに完成させたデビューアルバム『Tether』が〈drink sum wtr〉より登場!本作には、詩的なフォークを軸に、ソウルやオーケストラ要素を織り交ぜた温かみのある楽曲が並ぶ。彼女は曲をじっくりと育て、実際に歌い、生活の中でその意味を確かめながら完成させた。制作はLAのValentine Studiosで、ライブ録音を重視し、Obongjayarやaja monetといったゲストも参加。楽器編成は最小限から壮大なものまで幅広く、Annahstasiaの深みのある歌声が楽曲全体を包み込んでいる。このアルバムを“自分の声の力に目覚めた作品”と本人が語る通り、時間をかけて築き上げたサウンドが、アーティストとしての確かな自信を感じさせる、Annahstasiaの忍耐と成長の物語のマイルストーン!!
