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Karateが2004年に発表したジャズ、ポストハードコア、インディロックを独自に融合したキャリア後期の到達点とされるアルバム『Pockets』。タイトでしなやかなリズム隊、Geoff Farinaの語りかけるようなボーカル、そして細部までニュアンスの行き届いたギターが織りなすサウンドは、ジャズの呼吸感とポストハードコアの緊張感が同居する独特のもの。静けさの中にじわりと熱が宿る楽曲が並び、夜の都市の空気をそのまま閉じ込めたような深い味わいがある。派手さはないが、聴くほどに染み込む渋い美しさが魅力的な、Karateの円熟を刻んだ、静かで力強いラスト・アルバム。派手な装飾を削ぎ落とし、ただ三人の呼吸と響きだけに集中した誠実な対話の記録。
6月10日発売予定。前作『DUBMAID』で耳目を集めた東京拠点のプロデューサーMERMAIDが、新作LP『DUB FOREVER』をリリース!
レゲエを軸に電子音のテクスチャーを重ね、自身のロウ・ボイスを織り交ぜながら、さらにクラシックの引用と現代技術を大胆に導入。タイムレスなレゲエ/ダブを志向した全10曲を収録。バッハ「G線上のアリア」(A1)、ゴセック「ガヴォット」(B2)、唱歌「一月一日」(B4)といった時代や地域を越えるモチーフが、ダブの手法によって溶解・再構築され、まるで悠久の時間を漂うかのような音像を生み出しています。
ミニマルでありながら奥行きを感じさせるサウンドデザインと、どこかユーモラスで歪な感覚が同居する本作は、前作をさらに推し進めた実験性と没入感を兼ね備えた一枚。アートワークは鈴木聖、マスタリングは大城真。限定500枚プレス。
抜群のソングライティングと透明感溢れる歌声、アコギ+αの洗練されたアレンジ、そして2人がたたずむ空気感。全てがパーフェクトな傑作アルバム!
MONO NO AWAREの玉置周啓(Vo.)と加藤成順(Gt.)によるアコースティック・ユニットMIZが2020年にリリースした1stアルバム『Ninh Binh Brother's Homestay』。本作は過去に玉置が旅をして昔の日本の情景を感じた地、ベトナムにてレコーディングを敢行。自然がおりなす絶景や、そこに漂う時間の中から立ち昇る現地の空気や匂いをパッケージした、プリミティブで美しいアコースティック・サウンドの全10曲を収録。数多くのリクエストを受け、ついに再販決定!
伊勢の中山美術館にて日系兄弟ALCIとの驚きの邂逅を経て、即座に意気投合。共演や競演を重ねるなかで一緒に作品を創ろうという流れから誕生した作品。
曲自体は2023年末にリリースしたアルバム「PASSING TONE」の中から「AKEBONO」をALCI自らがチョイス。5拍子という変化球に関わらずジャストミート。
互いの共通の仲間であるBASED ON KYOTOのDAICHIと、朋友J.A.K.A.M.にリミックスを依頼し、それぞれのカラーが存分に織り込まれた世界観を表現してくれました。
「AKEBONO feat. ALCI」オリジナルバージョン、および2曲のリミックス、そしてKNDのリミックスによる「Floating Life - KND DUB」を収録。
TRACKLIST
A1. SOFT feat. ALCI Akebono - DUB 06:32
A2. SOFT Floating Life - KND DUB 05:58
B1. SOFT feat. ALCI Akebono - J.A.K.A.M. RMX 04:00
B2. SOFT feat. ALCI Akebono - DAICHI RMX 08:29

昨秋の『bloweyelashwish』の再発でもお馴染みのデュオ、lovesliescrushingが1996年に発表した2ndアルバム。ギターと声という最小限の素材を徹底的にエフェクト処理し、音の輪郭を完全に溶かしてしまうアンビエント・シューゲイズの美学が決定的に結晶。Scott Cortezのギターはもはや楽器の形を留めず、霞のようなテクスチャーとして空間を満たし、Melissa Arpinの声は言葉を失った光の粒子のように漂う。18曲の短いスケッチが連なる構成は、夢の断片を次々と覗き込むようで、シューゲイズの轟音を極限まで抽象化し、音の雲として提示するアプローチは、現在のドリームアンビエント/ノイズ・シューゲイズの源流ともいうべきもの。音の存在そのものに身を委ねる、唯一無二の作品。

郷愁と陽炎が溶け合う、幻想的サウンドスケープ。到達点ともいえる歴史的名作!
2005年発表の3rdアルバム『The Campfire Headphase』は、Boards Of Canadaが持つノスタルジックな世界観を、より有機的かつ叙情的に押し広げた名作。アコースティック・ギターや柔らかなメロディを大胆に取り入れ、これまで以上に温かく、幻想的な音像を描き出した。代表曲「Dayvan Cowboy」をはじめ、夕暮れの景色を思わせるような美しいサウンドは、アンビエント、フォーク、エレクトロニカを横断しながら独自の存在感を放つ。

ジャズ、エレクトロニカ、ベース・ミュージック、アンビエントなど、さまざまな音楽的影響を現代の感性で表現した作品で高い評価を得てきたロンドンのプロデューサー、Loraine James。内なる葛藤と変化への渇望を原動力に制作された最新作『Detached From The Rest Of You』は2025年にシンガーAnysia Kymと手がけたEP『Clandestine』での制作経験を経て、よりポップなアプローチと、インストゥルメンタルを洗練された楽曲構造へ落とし込む手法を獲得し、その経験を制作に落とし込むことで完成した。
クラブ志向のサウンドや曲折的な展開から一歩進み、より明確で凝縮されたソング・フォームへとシフトしている。
プロダクションは極限まで削ぎ落とされ、Aoki takamasaやRyoji Ikeda、2000年代初頭のClicks & Cutsに着想を得たクリックやグリッチの音響空間が広がる。ミニマルな鍵盤の和音と余白を巧みに活かし、音とヴォーカルのあいだに生まれる空間が、これまでで最も自信に満ちたダイレクトな作品へと結実した。
客演には、Sydney Spann(“In a Rut”)、Alan Sparhawk(Low/“Peak Again”)、Miho Hatori(Cibo Matto/“Flatline”)、Anysia Kym(“Score”)、Tirzah(“Habits and Patterns”)が参加。さらに旧知のラッパーLe3 bLACKが、Fyn Dobsonのジャズ色豊かなドラムを従えた“Ending Us All”で再び鋭いリリックを響かせている。

ブレインダンス、ジャズ・フュージョン、アンビエント、グラインド、ヴェイパーウェイヴ、エクストリーム・メタルに至るまでジャンルを横断し、静謐さと過激さを対比させた作風で注目を集めるシカゴ拠点の実験音楽家Fire-ToolzことAngel Marcloidが〈Warp〉と契約、最新作『Lavender Networks』を発売!
『Lavender Networks』は、Nu Ageの先駆者Fire-Toolzにとって〈Warp Records〉からのデビュー作となる。メリーランド生まれ、シカゴを拠点とする彼女は、他アーティストのプロデュースやエンジニアリングも手がけており、Pitchfork Best New Musicにも選出されて話題となったNo Joyの最新作『Bug Land』にも関わっている。
本作には、Zola Jesus、Brothertiger、Nailah Hunter、Lipsticism、Jennifer Holm、Sling Beamが参加。夢の論理、涙の中の笑い、そして不条理を通じた感情の真実をテーマに、光ファイバーの速度で駆け抜けるサイバネティックな旅が描かれている。

サウンドアートの先駆者として60年以上にわたり活動を続ける鈴木昭男。その初期代表作であり、1990年にオランダ・アイントホーフェンの〈Het Apollohuis〉から出版された1stCD『Soundsphere』が、〈Room40〉によってついに復刻。鈴木が1970年代に考案した独自楽器 アナラポスとDe Koolmeesを中心に構成された、彼の音の哲学を象徴する作品。ガラス管を擦り、叩き、触れることで生まれるDe Koolmeesの透明な倍音は、光が空間に広がるように微細な変化を続ける。一方、アナラポスはバネの巻き線を伝って音が上下に反響し、揺れ続けるドローンを生み出す。音数は決して多くないが、響きの余白が空間の奥行きをつくり、水平だけでなく垂直方向にも音が存在するような立体的な音場が広がる。鈴木の作品の特徴は、音を探すという行為そのものが作品になっていることで、楽器に触れ、空間と対話し、予期せぬ響きを受け取る。そのプロセスがそのまま録音に刻まれており、音が生まれる瞬間の対峙と柔らかさが共存している。唯一無二の自作楽器を通して、鈴木昭男が音の存在そのものを探求した記録であり、サウンドアート史における重要な作品。ポスター付属。
ミュジーク・コンクレートの歴史を60年以上にわたり更新し続けてきた作曲家Beatriz Ferreyra。GRMでピエール・シェフェールと共に活動した60年代から、アナログ・テープと電子処理を自在に横断する独自の音響世界を築いてきた彼女の重要作『A Distracted God』。本作に収録されているのは、異なる時期に制作された3つの電子音響作品。冒頭の「Souffle d'un Petit Dieu Distrait」は、声や物音の断片がテープ操作によって変質し、折り重なるように展開する代表的な一作。続く「Tierra Quebrada」は 2020年制作のチェロと電子音響のための作品で、チェロの深い共鳴がデジタル処理によって揺らぎ、アコースティックと電子的な質感がせめぎ合う。終曲Sourires d’Automneでは、微細なノイズや呼吸のような揺らぎが空間を満たし、音が自律的に動き続けるような立体的な音像が広がる。日常音、声、楽器が電子音響の深淵へと融解していく、非常に完成度の高い作品。
オーストラリアのマルチ奏者Aviva Endeanとニック・アシュウッドによるデュオ、Driftwoodによる、アンビエント/ドローンを軸に、風景の広がりや地形の変化を思わせる音響を丁寧に描き出した一枚『Maps』がオーストラリアの実験音響レーベル〈Room40〉より登場。微分音に調律された2台のリードオルガンを中心に、クラリネットやモジュラーシンセが交錯。微細な揺らぎを持つ持続音、淡い倍音、ゆっくりと重なるレイヤーが中心となり、静けさの中にわずかな動きを感じさせる。特に14分を超える最終曲「You Are Here」は、音が少しずつ変化しながら広がっていく没入型の構成で、聴くほどに深く意識が沈んでいくような瞑想的な時間を生み出す。全編を通して、自然の風景や地図の線がゆっくりと浮かび上がるような感覚があり、レーベルらしい空間性と質感へのこだわりが光るアンビエント作品。
実験音楽家Aki Ondaが、アメリカ前衛映画の巨匠Ken Jacobsの代表的映像作品「Nervous Magic Lantern」のために制作したサウンドトラックが〈Room40〉よりアナログ化。Onda自身が長年にわたり自身のライフワークである『Cassette Memories』プロジェクトなどのために世界各地で録音・収集してきた音源を即興的にレイヤーし、構築。テープの歪みやノイズ、日常音の断片がレイヤー状に積み重なり、抽象映像と響き合う独特の感覚のずれを作り出している。長尺曲「Brooklyn Bridge」では、ゆっくりと音のレイヤーが積み重なり、聴くほどに深く入り込み、まるで音の中を漂うような体験へと誘う。日常音と抽象音響が交錯する、サウンドアートとしての完成度が非常に高い作品。
イタリア・ボローニャを拠点に、ミニマル・ダブやレフトフィールド・ベースの領域でストイックな低音を追求し続けるIvan Dubiousによる最新7インチが自身の主宰する〈Nun.kI.rec〉から登場。A面「Flamboyant」は、深く沈むサブベースとタイトなキックが牽引するミニマル・ステッパーズ。装飾を排した硬質なリズム構造が際立ち、タイトルとは裏腹に、ストイックで研ぎ澄まされたサウンド。一方、B面「Impassive」は、乾いたスネア、無機質な反復、抑制されたエフェクトによる、よりダークで冷徹な音像。アレンジからミックス、マスタリングまで本人が手がけたセルフ・プロダクションで、重量級の低音設計と精密な音作りが光る。

スイス・ジュネーヴを拠点に、現行ルーツ・レゲエ・シーンの最高峰としてヴィンテージ・サウンドを追求し続けるレーベル〈Fruits Records〉のハウスバンドThe 18th Parallelが、10年にわたる録音セッションをまとめ上げたショウケース・アルバム『All Fruits Ripe』。Rod Taylor、Keith Rowe、Micah Shemaiah、Var、Hezron、Itral Itesといった、世代もスタイルも異なるジャマイカのシンガーたちを迎え、ヴォーカル曲とそのダブをペアで収録。録音にはLeroy “Horsemouth” WallaceやScully Simmsなど黄金期を支えた名ミュージシャンも参加し、ミックスは現代ルーツの名匠Roberto Sánchezが担当。アナログ感のある温かい録音、太いベースライン、ホーンの厚みなど、70年代のChannel OneやStudio Oneを思わせる質感が全編を貫く。しかしそれはただの復古主義ではなく、録音、ミックスの精度、ダブの深さ、演奏の緊張感は現代的で、クラシックとモダンが完璧に同居した一枚。

〈Raster-Noton〉や〈Semantica〉などからのリリースで知られるドイツの電子音楽家Grischa Lichtenbergerが、2013年にイタリア南部ポリニャーノ・ア・マーレのPino Pascali Museumで行ったライブ録音『Live At Fondazione Museo Pino Pascali』。活動の核心である、空間そのものを楽器化するというアプローチが最も純度高く刻まれたドキュメント。美術館の広い展示空間に響く金属的な衝突音、細かく断片化されたビート、機械的なパルス、そして突然訪れる静寂。Lichtenbergerの音は、単なる電子音ではなく、建築物の内部で反射し、歪む、物質としての音として立ち上がってくるかのよう。空間の中で音が変形していくような立体感と、制御された混沌の中に精密な構築美が浮かび上がる。
オーストラリアはブリスベンを拠点に活動するプロデューサーDrew Idが、UKの老舗〈Dubmission Records〉から放つ最新7インチ『Interstellar Dub』。サウンドシステム文化の伝統を受け継ぎながら、ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』に着想を得たというSF的ダブを展開。未来的で冷たい質感のシンセやノイズによるサイバーパンク的な世界観で、A面「Interstellar Dub」は、深く沈むサブベースと無重力のような残響が広がる、宇宙空間を漂うようなダブ・トラック。B面「Aphid Steppa」は、より攻撃的なステッパーズ・スタイル。クラシカルなダブと未来的な音像が交差する、〈Dubmission〉らしい高品質な一枚。

ヨーロッパのルーツ・シーンから登場したコンシャス・シンガーCongo Lionが放つ、待望のフル・アルバム『Silver Dragon』。10代でアフリカに移住し、Burning SpearやPeter Toshらから強い影響を受けた彼が、現代の社会問題を鋭く見つめたメッセージを、クラシカルなルーツ・レゲエの枠組みで力強く表現した一枚。プロデュースはKariganが担当し、温かいアナログ質感と現代的な抜けの良さが共存。70s〜80sルーツ・レゲエの空気感を現代的にアップデートしたような、温かくもタフなアナログ感が全編を貫く。コンシャスでスピリチュアルな歌声と、曲によってはカリブ海を思わせる軽やか佐野コントラストも鮮やか。タイトル曲「Silver Dragon」をはじめ、植民地主義や暴力の連鎖を告発する楽曲が並び、B面にはダブ・バージョンも収録。伝統と革新が交差する、2026年ルーツ・レゲエ注目作。
UKアンダーグラウンドの深層で育まれ、後にグライムやダブステップの基礎を形づくることになるサブロー・サウンド。その中心人物であり、Black Opsクルーの創設者として知られるJon E Cashの2000〜2004年音源をまとめた決定盤コンピレーションが、〈Sneaker Social Club〉から2LPで登場。UK garage、2‑step、Miami bass、UK hip‑hopの要素を独自に融合し、沈み込むようなサブベースと硬質なビートで構築されたトラック群は、20年以上経った今も圧倒的な存在感を放つ。イースト・ロンドン・グライムと並走しながらも、より黒く、よりファンクの残り香を宿したもうひとつのUKベース史を体感できる重要作。Sublowの名を冠した唯一無二の低音美学が、ついにアーカイブとして結実した2枚組。グライム前夜の最もドープな熱源。

スイス・ジュネーブ拠点のレゲエ・コレクティヴ The 18th Parallel と、スペインの名エンジニア Roberto Sánchez がタッグを組んだ「未来派ダブ実験シリーズ」の第1章『Dub Avalanche Vol. 1』。Fruits Recordsのアーカイヴから厳選された10曲のクラシック/未発表リディムを、The 18th Parallelの生演奏をベースに、Roberto Sánchezがエコーやリバーブを駆使してダブ化して再構築。The Viceroys、Lone Ranger、Cornell Campbell、Dennis Walksといったレジェンドの声の断片が点描のようにエコーの中に一瞬現れては消える。現代的かつ本格的なダブ作品。
南条麻人、Acid Mothers Templeの河端一、Ruinsの吉田達也という日本アンダーグラウンドを象徴する3名が1997年に残した幻のセッションが、ついに初の正式LPとして復活。Mainlinerの轟音ヘヴィ・サイケと、Musica Transonicの即興性/破壊的エネルギーが真正面からぶつかり合う記録で、さらなるサイケデリックの深淵へと突き進む姿を捉えている。河端のギターは暴れ、南条のベースは地鳴りのように唸り、吉田のドラムが空間を切り裂く。10分超の重量級トリップ「Solid Static」を筆頭に、ノイズ、サイケ、フリージャズが溶け合う、90年代ジャパニーズ・サイケ特有の濃さに満ちた内容でありながら、今の音としても聴ける鮮度を持つ、日本サイケ、ノイズ史の重要断片。
女性ディージェイのパイオニアとして知られるSister Nancyが、Channel Oneスタジオ録音、Winston Rileyプロデュースという黄金布陣のもとで生み出した、80年代初期ダンスホールの決定的クラシック『One, Two』。世界で最もサンプリングされるレゲエ曲のひとつ「Bam Bam」をはじめ、タイトル曲「One Two」、「Transport Connection”」など、今なおプレイされ続ける名曲を多数収録。Channel Oneの名手たちが多数参加し、跳ねるベース、ミニマルなビート、Nancyの軽やかで芯のあるトースティングが一体となった、ダンスホールの歴史を語るうえで欠かせない不朽の名盤。

2026年リプレスです!昨今の実験音楽界隈を大いに賑わせる、全盛期真っ最中のイタリア人パーカッション奏者であり、Holy TongueやTomagaでの活動も大人気のValentina Magalettiと、リスボンの名門〈Príncipe〉クルーとしても知られるアフリカ系ポルトガル人アーティストNídia による共作が、パリ拠点の先鋭レーベル〈Latency〉より到着。それぞれの特異なビートメイキング・センスを融合させ、現代のダンス・ミュージックに新たな風を吹き込むエキサイティングな一枚!シンコペーションされたドラム・パターン、脈打つマリンバのライン、メロディックなインタールードを通して、多様でありながら普遍的な音楽言語を探求し、ポスト・クラブ/アフロ・エクスペリメンタルの地平を鮮やかに更新するような、近年でも稀有な傑作。名匠Kassian Troyerの手により〈Dubplates & Mastering〉にてマスタリング。
Culvert Dub Sessions待望のヴァイナル第二弾!Napalm Deathの一員として知られ、のちにScornやLullでインダストリアル/ダブの深層を切り拓いてきた鬼才、Mick Harris。その最新アルバムが、米国インダストリアル/ロウ・テクノの一大拠点〈L.I.E.S.〉よりアナログ・リリース。ベースの重低域とざらついたテクスチャーが、深海へ潜航するような音響世界を描き出す全8曲を収録。ディレイとリヴァーブが彫刻のように反復され、ダブの減衰とノイズの質感が折り重なりながら、陰影に満ちた空間を構築。光なき領域を探るような本作は、まさにインダストリアル・ダブの極北を体現する重厚な一枚です。

60年代からハモンドオルガンの名手としてUKのジャズ・ロックシーンを牽引し、70年代には自身のバンドOblivion Expressでファンクやフュージョンの領域を完全に切り開いた巨匠、Brian Auger。そのOblivion Expressによるの2作目『A Better Land』は、前作のハードなジャズ・ロック路線から一転、アコースティックで牧歌的、温かい空気感に満ちた作品。本作の鍵を握るのは、ギタリストJim Mullenで、英国的フォーク、カントリーの香りを持つメロディを導入。そこにAugerのオルガン、エレピが色彩を添え、ソウル・ジャズのグルーヴとメロディアスな歌心が共存する独自のサウンドが生まれている。「Dawn Of Another Day」「Women Of The Seasons」など、穏やかな曲調の中にサイケデリックな陰影が差し込むのも魅力。彼のディスコグラフィー全体を見渡しても極めて異質で、同時に時間が経っても色褪せない美しい輝きを放ち続ける名盤。
