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Tara Clerkin Trio - In Spring (12")
Tara Clerkin Trio - In Spring (12")World Of Echo
¥2,654
限定盤。当店でもロング・ヒットした〈Laura Lies In〉からの傑作セルフ・タイトルでもおなじみのこの人たちが最新作を発表!こちらも前作に引き続き激激レコメンド。ブリストル拠点のTara Clerkinを中核に様々なメンバーが参加するという変則ユニット、Tara Clerkin Trioによる最新EPがロンドンのレコード・ショップ〈World of Echo〉のレーベル部門から登場!前作で魅せたアヴァンな音楽観を軸に、今作でも、ブリストルのお家芸ことトリップホップからダブ、チェンバー・ミュージック、アンビエント、ダウンテンポ、現代ジャズまでもじっくり煮込んで異次元へと昇華。MovietoneやCrescentといったブリストルのアウトサイダーなポップスと〈International Anthem〉に代表されるシカゴのエクスペリメンタル・ジャズが融合を果たしたエポックメイキングな一作で、今作の艶もやはり只者ではありません。
Dudu Pukwana, Han Bennink, Misha Mengelberg  - Yi Yole (LP)
Dudu Pukwana, Han Bennink, Misha Mengelberg - Yi Yole (LP)Our Swimmer
¥2,597
ICPことInstant Composers Poolからリリースされていたオリジナル盤は入手困難な一枚!南アフリカ出身のアルト・サックス奏者、Dudu Pukwana、おなじみの名ドラマー、Han Bennink、そして、Benninkの盟友とも言えるピアニスト、Misha Mengelbergという三巨頭が結集した79年の大傑作が初ヴァイナル・リイシュー!Dudu Pukwana - alto saxophone, whistle; Misha Mengelberg - piano; Han Bennink - drums, clarinet, viola, trombone.という編成。不安定にあっちこっちを行ったり来たりしながらも、しっかりと流れを感じさせる力強い各自のプレイ。エネルギッシュに叩き込まれ、収束する崩壊の嵐は創造的な境地にさえも達しています。全インプロ/フリー・ミュージック好き必携盤!
Musica Elettronica Viva - Spacecraft (LP)
Musica Elettronica Viva - Spacecraft (LP)Our Swimmer
¥2,597
限定トランスペアレント・グリーン・ヴァイナル仕様。一推し!Frederic Rzewskiを中心にローマで66年に結成された即興音楽集団にして、Gruppo di Improvvisazione Nuova Consonanzaと並んでイタリアから当時の欧州のインプロヴィゼーション・ミュージックを先導した画期的音楽グループ”MEV”ことMusica Elettronica Viva。1967年10月5日、ベルリンの芸術アカデミーでの初期のライブ演奏を収録。もはやトランスの域にも達した名演、30分という短い時間の中でMEVの全精神を明らかにした傑作録音。
Nivhek - After Its Own Death / Walking In A Spiral Towards The House (2LP)
Nivhek - After Its Own Death / Walking In A Spiral Towards The House (2LP)W.25TH
¥3,351
Pitchforkでは8.3点、Best New Musicのスコアを獲得!ドローン・フォークの新境地を開拓してきたオレゴン州ポートランド出身の才媛GrouperことLiz Harrisの新名義Nivhekが始動。ポルトガルのアゾレス諸島、ロシアのムルマンスクに滞在していた特に録音した素材を出身地のオレゴンで完成させたというデビュー・アルバム。メロトロンやギター、フィールド・レコーディング、テープ・マニュピレーション、ジャンクのエフェクター・ペダルなどを駆使し、自身の卓越したボーカル・ワークとともに淡々と描き出すアトモスフェリックな音風景はまさに圧倒的。鬱屈としたドローン気流がノイズを迸らせ渦を巻きながらも、その中からやはり彼女の独特の神々しさが溢れ出す唯一無二のサウンドにはただただ呑み込まれるばかり。
Fluence - Fluence (LP)
Fluence - Fluence (LP)États-Unis
¥3,163
ニューエイジ〜アンビエント・リスナーにも!オリジナルは、名キーボーディスト = Philippe Besombesも参加した電子音楽グループ"Pôle "が運営していた仏の〈Pôle Records〉より75年に発表。元祖トイポップことフランス前衛ポップの大スター、Pascal Comeladeの別名義Fluenceの唯一作が、世界各地のアンダーグラウンドな音楽史を現代へと再提示する名門〈Superior Viaduct〉傘下の〈États-Unis〉より復刻リリース!仏南部の都市、モンペリエで74年から75年にかけてレコーディング。豊穣な実験精神と深遠なるプログレッシヴネスを湛え、時代性を超越した印象的な音世界へと昇華。フリップ&イーノ~リシャール・ピナス、ポポル・ヴーの幻影さえも付き纏うヴァナキュラー&コスミッシェなサウンド全開に、オブスキュアな電子音楽観を披露した傑作。ナンバリング入り限定750部。
Tony Conrad - Ten Years Alive On The Infinite Plain (2LP)
Tony Conrad - Ten Years Alive On The Infinite Plain (2LP)Superior Viaduct
¥3,634

精巧にカットされた、重厚な特殊スリーブ仕様。永久音楽劇場直系、La Monte Youngファンにも!なんとLaurie Spiegel、Rhys Chathamが参加した歴史的一枚(Jim O'Rourkeもエディットで参加)。前衛音楽再興の地、Superior Viaductからは、Genesis P-OrridgeやJohn Cale、Faustなど数々のアヴァンギャルドの象徴的人物と共闘してきた、アメリカン・ミニマル史に燦然と煌めく前衛作家にして映像作家のTony Conrad未発表作品が堂々の公開です!

1971年にアーティスト・コレクティヴとして発足し、Vito AcconciやLaurie Anderson、Robert Mapplethorpeなど数々の実験アーティストや作家が革新的なアイデアを発表してきたニューヨークのライブ/展示スペース、The Kitchenでの72年のパフォーマンスを収録した17年発表2枚組。Anthony BraxtonやSunny Murray Trioなど無類のジャズ・アーティストを輩出したMoers MusicやAlga Marghenなどに籍を有し、Arthur RussellやJon GibsonらとともにThe Flying Heartsで活動した前衛作家にしてギタリストのRhys Chatham、 アップルコンピュータのソフトウェア開発にも関わったとされる電子音楽のパイオニア、Laurie Spiegelがベースとストリングスで参加しており、 Tony Conrad自身はバイオリンを担当しています。ミニマリズムを奔放に解釈したサイケデリック室内楽は、ストリングスによる絶え間ないドローンの気流へと寄り添うように不規則なベースのパルスで織りなされる弦楽重奏で具現化され、シンプルながら非常に磨き上げられた奥の境地にあり、まさに無類。音響的マテリアルは決して多くないですが脂乗りまくっています。ライナノーツにはChathamによる回顧録が収録。ゲイトフォールド仕様。

Freestyle Fellowship - Innercity Griots (2LP)
Freestyle Fellowship - Innercity Griots (2LP)Be With Records
¥4,236
オリジナル・プレスのアナログ盤は現在激レア!西海岸ニュースクールの筆頭格として名を馳せた名ヒップホップ・グループ、Freestyle Fellowshipの1993年の大傑作2ndが信頼の〈Be With Records〉からアナログ復刻!90年代初頭の西海岸レフトフィールド・ラップを代表するアルバムであり、リリックとプロダクションの革新により、ラップの境界を押し広げた、高くそびえ立つプログレッシブ・ヒップホップの傑作として後世まで引き継がれていくべき純粋なB-BOYジャズ。
Derek Bailey / Cyro Baptista - Cyro (2LP)
Derek Bailey / Cyro Baptista - Cyro (2LP)Honest Jon's Records
¥3,546
またしても、Honest Jonsがデレク・ベイリー再評価に火を付けます!1982年にニューヨークのトニックにて執り行われたデレク・ベイリーとブラジル出身の名パーカッショニスト、シロ・バプティスタの2人によるデュオ・コンサートの様子を収録した2006年リリースのCDがなんと2LPでヴァイナル・リイシュー!バプティスタの巧妙なポリリズム、流暢なブラジル仕込みの高度で重層的なリズムによるインプロヴィゼーションに乗せて、ベイリーの鋭利なギターが炸裂する異種融合即興体験の大傑作。ちょっとばかしトイフルにも聞こえる遊び心に溢れた演奏は聴き心地抜群です。全く異なる個性を持つ2人の演奏の対比にも注目すべきではないでしょうか。CDには未収録の未発音源も追加収録。
Company - Epiphanies I-VI (2LP)
Company - Epiphanies I-VI (2LP)Honest Jon's Records
¥3,546
Julie Tippets、吉沢元治、George Lewisら参加!フリー・インプロヴィゼーションの伝説的ギタリスト、Derek Baileyによって60年代後半に設立された英国発の世紀の即興音楽集団”COMPANY”。1982年に開催された”Company Week festivities”にて録音されていた幻の未発表音源が、Honest Jon’sから堂々リリース!さすが、この神秘的演奏を前にしては感嘆のため息しか出ません…歴史的名演の数々を切り取った瞬間の数々。一瞬の失敗が無に帰す、絶妙な緊張感の中で一指違わず紡ぎ上げていく集団即興の冥利に尽きる圧倒的パフォーマンス。何故お蔵入りになっていたのか、見当もつかない美しさです。
Company - Epiphany (2LP)
Company - Epiphany (2LP)Honest Jon's Records
¥3,546
Derek Bailey、鈴木昭男、吉沢元治、Fred Frith、Keith Tippettをはじめとした超豪華陣容による英国発の世紀の即興音楽集団”COMPANY”!オリジナルは1982年に”INCUS”からリリースされた2枚組LP作品であり、今やマーケットプレイスでも大変入手困難となっていた欧州フリージャズ/フリー・インプロヴィゼーションの一大傑作がHonest Jon’sから史上初となるヴァイナル・リイシュー!本作は1982年の6月29日から7月3日にかけての五日間である”Company Week”に録音された作品で、一枚目のLPが「Epiphany」、二枚目が「Epiphanies」とそれぞれ名付けられています。溢れ返るエネルギーを伴う即興演奏が衝突の中で異種融合を繰り返し、圧倒的混沌の中で、整然とした音空間へと収束させる、集団即興のマニュアルの如し奇跡の録音。
YoshimiOizumikiYoshiduO(YoshimiO x 和泉希洋志) - To The Forest To Live A Truer Life (CD+Poster)
YoshimiOizumikiYoshiduO(YoshimiO x 和泉希洋志) - To The Forest To Live A Truer Life (CD+Poster)Shocky
¥2,640
2020年、ドングリが落ちるかすかな音と静寂の森の中、YoshimiOが在るがままに発した自然現象としての声と、曖昧な「音」の感覚を具体性に置き換えるアナログ装置=ピアノによる即興演奏をセルフ録音。その録音されたデーターをizumikiYoshiのモジュラーシンセに入力し、高度に蒸留生成して生まれた、”声とピアノ”だけを素材に作られた作品YoshiniOizumikiYoshiduO~TO THE FOREST TO LIVE A TRUER LIFE~が出来上がりました。
Enno Velthuys - Different Places (LP)
Enno Velthuys - Different Places (LP)Dead Mind Records
¥3,162
こりゃ「あちら」側の音だ。シアトルの大名門〈Light In The Attic〉が編纂した3大ニューエイジ・コンピの一角、欧州版『I Am The Center』こと『The Microcosm: Visionary Music of Continental Europe, 1970-1986』でも紹介されていた蘭のカルトな地下アンビエント作家、シンセサイザー奏者にして、60年代には様々なバンドのギタリストとしても活動、ドローイング作品も残していたという同国の伝説的存在、Enno Velthuys。昨年に引き続き、彼が87年に残した大変希少なカセット作が史上初となるアナログ化!版元は今作もThe HatersやClub Moral、Contagious OrgasmにHermann Nitschなど実に尖った面々を手がけるノイズ/アヴァン系のレーベル〈Dead Mind Records〉。前衛音楽ファンにとっては、De FabriekやKapotte Muziekといった名前が真っ先に思い浮かぶ蘭の地下/前衛音楽シーンの最深部で活動。Radioheadとの共作も知られるチェロ奏者、Oliver Coatesもフェイバリットに挙げる存在ですが、活動当時はカセット作品しか残しておらず、その作品が単独LP化されたのは昨年先行して再発された『A Glimpse Of Light』が初となっていました。そんな彼の楽曲が初めてLP作品に収録されたのは、1970年から86年に及ぶ欧州産ニューエイジ/アンビエントを再評価目線でコンパイルした前述の『The Microsm』となっていますが、VangelisやAsh Ra、Popol Vuhといった著名なアクトから、リバイバル以降に巨大な存在へと飛躍したGigi Masin、Francesco Messinaという面々が並ぶ中で一際異彩を放つ存在でもありました。本作には、当時の地下シーンのカセット・ネットワークに幻滅し、精神状態も悲しいほどに悪化していたという経緯も反映されてか、吉村弘やエリック・サティの陰影が没入感溢れる広々としたコズミック・アンビエンスとミックスされた様な、メランコリックな箱庭の音楽。リマスタリングを手がけるのはジム・オルークとの昨年のコラボ作も当店好評だった同国のベテラン作家Jos Smolders。
Jabu - Sweet Company (LP+DL)
Jabu - Sweet Company (LP+DL)do you have peace?
¥2,783
人気作が待望のリプレス。ブリストル・サウンドを次世代へと継承しアップデートしてきた同地の地下シーンが産んだ奇跡のコレクティヴ〈Young Echo〉の構成員であり、今は亡き大名門〈Blackest Ever Black〉や〈No Corner〉などからのリリースでも知られる同地の名トリオ”Jabu”。自身らが2020年に始動させた要注目レーベル〈do you have peace?〉よりキャリア二作目となるフルレングスLPが登場。前作『Sleep Heavy』が悲哀を淡々と追求したものでありダークで実体のないものだったのに対し、今作『Sweet Company』ではより深くて鎮静的な魂へと昇華、親密でプライヴェートなトリップ・ホップ/ドリーム・ポップの傑作に。まるで、Tricky、Tirzah、King Midas Sound、Junior Boysの夢の共演を見ているかのような、広大にして壮麗な内的風景が続く一枚。
V.A. - スリン・パークシリの仕事2:特選モーラム集1960s-80s (CD)V.A. - スリン・パークシリの仕事2:特選モーラム集1960s-80s (CD)
V.A. - スリン・パークシリの仕事2:特選モーラム集1960s-80s (CD)Em Records
¥3,300
日本に細野晴臣、ジャマイカにソニア・ポッティンジャーやハーマン・チン・ロイがいるように、タイにはスリン・パークシリがいる。彼がプロデュースした現代モーラム(*)の宝物を詰めた世界初コンピレーション。

Soi48とエムのタイ音楽アーカイブ・シリーズ立ち上げ時から目標(野望)に掲げてきたスリン・パークシリのモーラム作品集で、シリーズ中、最大ボリュームでお届けするタイ・イサーン音楽のある意味、究極的なアルバムです。

パークシリはアンカナーン・クンチャイ「イサーン・ラム・プルーン」で、タイの伝統芸能と西洋ポップスを折衷し、タイ歌謡の方向を変えてしまったゲームチェンジャー的な革命児ですが、彼の生まれ育ったタイ東北地方イサーンの伝統的語り芸、モーラムの発展には人一倍の熱意と創意でとりくみました。 本作はレコードからカセットテープへと媒体が移っていく1970年代から80年代、パークシリが手がけた現代モーラム作品をコンパイルした、タイでいまだ編纂されていない音源集です。この曲群が長らく手付かずだった理由は、彼が独立プロデューサーだったことと、作品のほとんどが7インチ・シングル盤で流通していたことにあります。

1曲単位の制作だったシングル盤時代からカセットテープ時代に入り、フォーマット上の要請で音源をより多く供給する必要がうまれ、多くのプロデューサー達は格式ある難しいモーラムの型を崩し、芸能技術の敷居を下げて対応しました。これが80年代のモーラム・ブームを駆動させましたが、パークシリの流儀は、芸能の型は崩さないかわりにサウンド(オケ、バンド演奏)で革新を追求することにあり、新旧・有名無名のモーラム達を相手に音楽的バリエーションを生み出すことに成功。これはモノ・コードで演奏も楽器も固定され、ワンウェイになりがちな同ジャンルでは驚異的です。

今回、優雅でオーセンティックなものからラディカルな実験作まで、モーラムという伝統音楽をアヌラック・レ・パッタナー(タイ語で「保存と改革」の意)して継承した彼の手腕を聞く22曲をセレクト(デジタル版は18曲のみ)。ほとんどの曲が初再発・初CD化で一部は初レコード化となります。これまでコレクターしか耳にできなかったタイ・イサーン音楽の秘宝がここに開放されます。みなさま長らくお待たせしました。

*注釈
モーラム:東南アジア/ラーオ系の伝統的な語り芸。モーは達人、ラムは声調に抑揚をつけながら語る芸能。つまり「語りの達人」で、その歌手と芸能の両方をさす名称。モーラムは「歌」ではない。
森山ふとし - ゆうたいりだつ ±(プラスマイナス)(LP)
森山ふとし - ゆうたいりだつ ±(プラスマイナス)(LP)Em Records
¥2,860
電子音楽作家/ダクソフォン奏者の森山ふとしは、90年代の終わり、内橋和久のワークショップを介して即興演奏を始め、関西ゼロ世代の象徴となった新世界ブリッジ(2007年閉鎖)でソロ・ステージ・デビュー。 西川文章とのかきつばた、アキビンオオケストラへの参加、栗原ペダル(neco眠る/NEW MANUKE)とオシロスコッティとのユニット、マイクロふとし等で活動し、その後、自身のワークショップも主催。 そんな中、Birdfriendの日野浩志郎のすすめで(←歴史的英断) この初のソロ作品集『ゆうたいりだつ』(2015年)をカセットで発表した。 本版はそれをヴァージョンアップした<永久保存版>だ。

即興演奏を出自とする森山だが、本作に即興的なものは皆無で、むしろ構築された作品性の高さが際立つ。実は、彼が『ゆうたいりだつ』で目指したのは<オーケストラ>を取り入れた音楽で、しかもこれはブリッジ人脈の音楽に結びつきそうにないユニークな死角、そこからの跳躍であった。ひとり彼はパソコンのソフトウェア音源を使って、約一年かけて本作をものにした。

「にこエレクトロ」「 タイムリミット」は国内外で評価される森山的宅録オーケストラの典型で、アルバムの中心には表題作「ゆうたいりだつ」や「やっかいな記憶」という長尺の2曲が据えてある。また、新たに差し替え追加した4曲が妙なオーケストラ感を補充する。挑発的な混淆にイメージされてきた関西ゼロ世代の暴力的な個性の中あって終始控えめな森山だったが、その内には<関西ゼロ世代に生まれたもっとも微妙な〔変〕>と言えるような作家性を秘めており、それが本作の摩耗しない作品強度につながっている。

=作品仕様=
+ 通常ジュエルケース、帯付き
+ 装丁デザイン:木村銀次

TRACKS:
1. イントロ B * [1:00]
2. にこエレクトロ [4:49]
3. クエスチョン [2:10]
4. きっかけ * [2:16]
5. ゆうたいりだつ [7:44]
6. タイムリミット [1:43]
7. やっかいな記憶 [10:00]
8. タコパーセントOK( ゆうたいりだつMIX)* [3:47]
9. くろ * [2:48]

* 未発表・新曲
Akie / Lil Mofo (CS+DL)Akie / Lil Mofo (CS+DL)
Akie / Lil Mofo (CS+DL)do you have peace?
¥1,678
既に版元完売。〈The Trilogy Tapes〉主将ことWill Bankheadもサポート。ブリストル最尖鋭な重要コレクティヴ〈Young Echo〉の構成員して、今は亡き名所〈Blackest Ever Black〉や〈No Corner〉への在籍でも知られる同地の名トリオ”Jabu”が2020年に始動させた新鋭レーベルの〈do you have peace?〉より注目物件が到着。大阪の名店〈Newtone Records〉ではスタッフとしても勤務してきたのみならず、要注目の若手DJとしても活躍の場を広げるAkie、〈NTS〉や〈LYL Radio〉でもホストを務めた東京出身のDJ/セレクターLil Mofoという2者によるキラー・ミックステープ!AサイドにはAkie、BサイドにLil Mofoのミックスをそれぞれ搭載。底なしにディープにしてストイック、しかし、どこかオプティミスティックな味わいも感じさせてくれる稀有な音像。〈do you have peace?〉が醸す、夜の音楽の深淵な美学が余すところなくパッケージされた、枠に収まることを知らないダンス・ミュージックの姿。圧巻の終盤はまさにカタルシスと言うべきでしょう。
Morteza Mahjubi - Selected Improvisations from Golha, Pt. II (CS)Morteza Mahjubi - Selected Improvisations from Golha, Pt. II (CS)
Morteza Mahjubi - Selected Improvisations from Golha, Pt. II (CS)Death Is Not The End
¥1,695
若干10歳でデビューを果たした、ペルシャ伝統音楽のピアニストMorteza Mahjubi(1900-1965)。イラン国営ラジオ番組「ゴルハ(ペルシャの歌と詩の花)」で1965年に死去する直前迄放送されていた秘蔵ピアノソロ音源を、各地の骨董音楽を大いに掘り起こす大名門〈Death Is Not The End〉がコンパイル!1956年から1965年にかけてイラン国営放送で放送された演目から選び抜かれたペル第2部を収めたカセット作!3世紀から7世紀には既に整えられていたというペルシャ古典音楽、まるでその歴史の重みを背負ったように美しく、思慮深く奏でられるイラニアン・トーンとイラニアン・メロディ。そして、聴き入れば聴き入るほど底深くへ浸透してくる深淵極まりないピアノの響き。冒頭のトレモロだけでもうその素晴らしさがわかりますが、中盤から後半にかけては更に壮絶です。神秘的なピアノの音色と流麗なメロディが彩る超絶美。西洋のピアノ音楽を聴かれる方にも是非聴いていただきたいです。
David Goren - Brooklyn Pirates: Neighbourhoods in the Sky, 2014-2021 (CS)David Goren - Brooklyn Pirates: Neighbourhoods in the Sky, 2014-2021 (CS)
David Goren - Brooklyn Pirates: Neighbourhoods in the Sky, 2014-2021 (CS)Death Is Not The End
¥1,695
ブルースやゴスペル、ジャマイカのドゥーワップから日本の戦前の流行歌に至るまで、各地の骨董音源を掘り起こす当店おなじみの〈Death Is Not The End〉からまたしても強力物件が到来。ニューヨーク州ブルックリンを拠点に活動するラジオ・プロデューサー、オーディオ・アーキビストのDavid Gorenが、2014年からロックダウン中の2021年に及ぶまでの同地の海賊ラジオ・コミュニティを調査した成果を収めた画期的な作品がカセット・リリース。グレナダの選挙ニュース、ハイチの葬儀広告、ジャマイカのパテ屋とスピリチュアル・ヒーラーの広告、正教会の海賊放送などなど、ブルックリン海賊ラジオ・サウンドマップ (BPRSM)を通じて同氏が捉えたカットアップ音源の数々を収録。2010年代半ばから2021年初頭までの期間をカバーしたB面は、コロナ・ウイルスの大流行、ジョージ・フロイド、アメリカ選挙など、2020年代初頭の世界的な崩壊の危機に対するブルックリン海賊ラジオの大変ユニークかつ超ローカルな反応までもがパッケージ。世界的なロックダウンと政治の全面的崩壊の時代に、DIYコミュニティ放送の価値、そして意義を示す、社会史の重要文書としても重要な労作!『London Pirate Radio Adverts 1984​-​1993』の2部作で海賊ラジオに魅了された方はこちらも是非!
Daniel Bachman - Axacan (2LP+DL)Daniel Bachman - Axacan (2LP+DL)
Daniel Bachman - Axacan (2LP+DL)Three Lobed Recordings
¥3,648
2021年度最重要クラスの激ヤバ音源を漸くストック。心から”マスト”と言いたい一作。Bardo PondからMV & EE、Mary Lattimore、Sun City Girlsなどなど数々の名アクトを送り出してきたUSサイケ/ドローンな名門レーベルこと〈Three Lobed Recordings〉からは、フィンガースタイルのギタリストとして、〈Tompkins Square〉や〈Feeding Tube〉〈Bathetic〉など数々の名所に傑出したアメリカン・プリミティヴ・フォーク作品を残すDaniel Bachmanの最新作が登場。2020年にヴァージニア州の各所で録音された4枚目のフル・アルバムであり、〈Three Lobed Recordings〉20周年記念シリーズの一環として発売。これまでJohn FaheyやJack Roseといったアメリカン・プリミティヴのギタリスト達と親和性の高い作品を発表してきたこの人ながら、本作では、実に内省的で前衛的な作風へと深化。Pierre SchaefferやEdgard Varèseといったミュージック・コンクレート作家を思い起こさせる前衛的な一作に仕上がっています。アコースティック・ギターやハーモニウムの演奏を、様々なロケーションや催し、自然現象、そして、教会の鐘や蛙に鳥の鳴き声、ラジオ放送などから得られた素材へと織り込んだコンセプチュアルなコラージュ作品。ウェスタン・アメリカンの果てしなく広大にして深淵な「自然」を見つめる眼差しは、やはりフォーク・ギタリストならではのもの。朽ち果てた音、パンデミックの無人の都心部に咲く朽ち果て錆び付いた音塊の如し、不穏な静寂に佇む「異」ともいうべき大傑作!自身の写真が封入されたフルカラー・ゲートフォールド・ジャケット仕様。〈Aquarium Drunkard〉のTyler Wilcoxによるエッセイが掲載の帯が付属。
Sonic Youth - In/Out/In (LP+DL)
Sonic Youth - In/Out/In (LP+DL)Three Lobed Recordings
¥3,178
既に版元完売のアナログ盤。Bardo PondからMV & EE、Mary Lattimore、Sun City Girlsなどなど数々の名アクトを送り出してきたUSサイケ/ドローンな名門レーベルこと〈Three Lobed Recordings〉からSonic Youthの貴重音源集が登場。いちバンドという領域を超えた一つのシーンや鉱脈ともいうべきインディ/アンダーグラウンド・ミュージックの化身として君臨してきた彼ら。その活動の最後の10年に当たる2000年から2010年にかけて制作されていた未発表音源を収めたアルバム。ネオ・サイケ/スペース・ロックの一つの到達点ともいうべき名曲であり、我らがジム・オルークも参加した時期に書き下ろされた”In & Out”を始めとした全5曲を収録。お見逃しなく!
Jamael Dean - Primordial Waters (CS)
Jamael Dean - Primordial Waters (CS)Stones Throw
¥1,795
Kamasi WashingtonやThundercat、Carlos Niñoとも仕事を共にする若干22歳の天才的ジャズ・ピアニストであり、自身の祖父である伝説的ソウル・ジャズ・ドラマーDonald Deanを始め、Sun RaやAlice Coltrane、Herbie Hancockなどから影響を受けているという要注目の若手Jamael Dean。待望の公式デビュー作がやはり大名門〈Stones Throw〉から満を持して登場!現在は、音楽集団のThe Afronautsを率い、ブラック・ジャズの伝説的存在こと”Pan Afrikan People's Arkestra”にも参加。自身らのグループによるジャズの演奏と、それらを素材としてサンプリングしたビートを用い、自身の変名”Jasik”名義で制作したヒップホップ全10曲という2部構成のアルバムとなっており、〈Leaving Records〉にも在籍するブルックリンの女性シンガーででありJamael Deanとも幾度となくコラボしてきた盟友Sharada ShashidharとMekala “Mickey” Sessionが参加。その表題は、西アフリカの民族集団であるヨルバ人の創世記に由来しています。両サイド共に豊穣、極上です!
Jamael Dean - Primordial Waters (2LP)
Jamael Dean - Primordial Waters (2LP)Stones Throw
¥4,167
Kamasi WashingtonやThundercat、Carlos Niñoとも仕事を共にする若干22歳の天才的ジャズ・ピアニストであり、自身の祖父である伝説的ソウル・ジャズ・ドラマーDonald Deanを始め、Sun RaやAlice Coltrane、Herbie Hancockなどから影響を受けているという要注目の若手Jamael Dean。待望の公式デビュー作がやはり大名門〈Stones Throw〉から満を持して登場!現在は、音楽集団のThe Afronautsを率い、ブラック・ジャズの伝説的存在こと”Pan Afrikan People's Arkestra”にも参加。自身らのグループによるジャズの演奏と、それらを素材としてサンプリングしたビートを用い、自身の変名”Jasik”名義で制作したヒップホップ全10曲という2部構成のアルバムとなっており、〈Leaving Records〉にも在籍するブルックリンの女性シンガーででありJamael Deanとも幾度となくコラボしてきた盟友Sharada ShashidharとMekala “Mickey” Sessionが参加。その表題は、西アフリカの民族集団であるヨルバ人の創世記に由来しています。両サイド共に豊穣、極上です!
V.A. - Wounds of Love: Khmer Oldies, Vol. 2 (CD)V.A. - Wounds of Love: Khmer Oldies, Vol. 2 (CD)
V.A. - Wounds of Love: Khmer Oldies, Vol. 2 (CD)Death Is Not The End
¥2,110
戦前のブルースにジャマイカのドゥー=ワップ、日本の戦前の流行歌から海賊ラジオのコマーシャル音源、南米のフォルクローレに至るまで、各地の骨董音楽を大いに掘り起こす大名門〈Death Is Not The End〉からはなんとカンボジアものが到来。60年代初頭、ポルポト以前のカンボジアの音楽シーンを捉えた注目のコンピレーションの第二弾がCD・リリース。同じく世界各地の骨董音楽の博物館こと〈Dust-to-Digital〉から出ていたカンボジア・ロックの編集盤『Don't Think I've Forgotten: Cambodia's Lost Rock and Roll』と比較すると、今作は60年代半ばからベトナム戦争の時代にかけて、米国産サイケやガレージ・ロックを中心としたサウンドが採用される前、60年代初頭の自国産のスロウなロック、ポップス、R&B等の貴重音源を収録したものとなっており、ここのコンピらしく史料的価値の高い逸品。
Chris Watson & Georgia Rodgers - Notes From The Forest Floor/Line Of Parts (LP)
Chris Watson & Georgia Rodgers - Notes From The Forest Floor/Line Of Parts (LP)SN Variations
¥2,853
版元でも既に在庫僅かにつきお見逃しなく。渡邊琢磨やRichard Skelton、Lucy Railtonといった面々も参与する英国の要注目レーベル〈SN Variations〉。Cabaret Voltaire, The Hafler Trioとしても活動していた、英BBCの音響技師、絶景のフィールドレコーディング作品を次々に生み出す名職人Chris Watsonと女性実験作家のGeorgia Rodgersが発表した20年度スプリットLP、遅ればせながらストックしました!フィールド・レコーディングを用いた作曲において、異なるが相互に補完し合う新しい形を提示した作品となっており、どちらもマルチチャンネルのインスタレーションとして発表されたものをステレオ・バージョンとしてアナログ・リリース。ジャチント・シェルシの作品へと捧げられた2015年7月のイヴニング・イベントの一環として初演、コスタリカのラセルバ熱帯雨林保護区で録音されたChris Watsonの”Notes From The Forest Floor”。2019年にHuddersfield Contemporary Music Festivalで初演され、ケアンゴームズ山地と北ロンドンで録音された”Line Of Parts”の2曲を各サイドにそれぞれ秀逸。内容はお墨付きの仕上がりで、激ヤバです!クリア・ヴァイナル仕様。限定250部。

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