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どこまでも深く潜れて浸れる漆黒の音絵巻で、個人的にも激激レコメンドな作品です!Koenraad EckerやMiki Yui、Asmus Tietchens、Steve Rodenなど数多の逸材を送り出してきた音響系の一大名門として知られる〈LINE〉を主宰する人物であり、自身もミニマリスト・サウンド・アートの領域で傑出した作品を生み出してきたLAの鬼才Richard Chartierによる名プロジェクト、Pinkcourtesyphoneによる〈Room40〉からの2024年最新アルバム。初期M.B.のインダストリアル/ノイズ・ドローンやDeathprodなどに惹かれる人は間違い無しの激渋なダーク・アンビエント大傑作!ヘッドフォンで爆音で浴びましょう。

これは完敗。流石の内容。邪念も雑念も全てを洗い流します。ケベック拠点のサウンド/インスタレーション・アーティストであり、〈Editions Mego〉や〈Line〉、〈Schwebung〉など各地の先鋭レーベルから傑出した作品を送り出しているFrance Jobinによる最新アルバムがCDリリース。版元はLawrence English主宰の〈Room40〉で、同レーベルからは3年ぶりの作品。一切の無駄を削ぎ落とした、神聖にして不可侵な音の清流を浴びせる、ミニマル・ドローン/サウンド・アートとして一つの完成系と言える全3編を収録。
待望の活動再開を果たしたオースティン拠点のローファイ/インディ・ロック・バンド、The American Analog Setが1999年に〈Emperor Jones〉から発表した激レアなアルバム『The Golden Band』がやはり〈Numero Group〉からアナログ再発!テキサスのスローコア第一世代による幻想的な3枚目の作品にして、無気力で、まばらな秋の雰囲気が独特な世界観を放っている素晴らしい一作!
9月上旬入荷。〈Non Stop Rhythm〉レーベルの主宰者であり、House DistrictやUnderground Siege、Rhythm Impactといった複数の名義でも活動、ニューヨークのインダストリアル/アシッド・ロウ・テクノの一大聖地〈L.I.E.S. Records〉や〈Trax Records〉などから無数のタイトルを発表している英国・チェシャー拠点の若手ハウス/テクノ・プロデューサーTom Carruthers。最新2枚組LP作品『Non Stop Rhythms』を〈L.I.E.S.〉よりアナログ・リリース。チルアウト、初期の〈Warp〉、Nu-Grooveなどの要素を巧みに取り入れながら、ウェアハウスDJ向けの時代を超越したダンス・トラックを生み出しています。
GasやArvo Part、Charlemagne Palestineのファンにもレコメンドなモダン・クラシカル・アンビエント/ニューエイジ秀逸作!伊ノイズ・インダストリアル老舗〈Old Europa Cafe〉からもカセット作品を放っていた米国のダーク・アンビエント作家Arzat Skiaと、〈Unseen Worlds〉からの傑作でも知られるピアニストLeo Svirskyによる宗教音楽グループ、Unsternによるデビュー・アルバムが、Helm主宰の名門〈Alter〉よりアナログ・リリース。豊かなエレクトロニクス、ステレオ・フィールドで反射する2台のピアノ、ペルーのアマゾンで録音された加工音、Greg Stuartによる弓弾きのパーカッションなどがフィーチャーされた、超越的で精神的な解放に満ちたディープ・アンビエンと作品!スウェーデン発のカルト人気な電子音楽プロジェクト、Civilistjävel! & Arzat Skiaの共同ミックス。Stefan Betkeの手によるテープへのマスタリング仕様とバックアップ体制も万全です。

徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。1981年に〈ZSF Produkt〉の前身である自身の〈Lowest Music & Arts〉からリリースしていた激レアなカセット作品『Material Action for 2 Microphones 』が〈Aurora Central Records〉よりカセット・リイシュー!後にオーストラリアの実験系名門〈Extreme〉から発表された伝説的ボックス『Merzbox』にも収録された伝説的な録音であり、初期メンバーであるKiyoshi Mizutani氏も参加した貴重な作品となっています。限定150本。

Meat Beat Manifesto & Merzbow(!!)というまさかのタッグがインダストリアル/ノイズ名門〈Cold Spring〉から破格のコラボLPをドロップ!エクストリーム、というひとつの美意識、価値観の極点を示すようにノイズと轟音ブレイクビーツの狂想が鳴り響く。ここに記録されているのは、ビートを獲得したノイズ、ノイズを獲得したビートの強靭な、都市の深層に潜み棲むクールネスの、異形化した崇高性の顕現である。壊乱する構造物の、速度とモノトーンの美の結晶。
徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。1998年に〈Alien 8 Recordings〉からCDオンリーでリリースしていた傑作『Aqua Necromancer』が2022年度史上初のアナログ・リイシュー!ソフト・マシーンやレ・オルメといったプログレ・バンドからサンプリングしたドラムを使用したダイナミックなサイケデリック・ノイズ作品!オリジナルは、1998年5月に自身の〈ZSF PRODUKT〉スタジオで録音&ミックス。〈Munemihouse〉にて2021年5月に東京でリマスタリング。

豪州実験系大名門、Oren Ambarchi主宰の〈Black Truffle〉から最新タイトルがアナウンス。セラピーにおけるサイケデリックの効用を長年研究してきた経歴を持つドイツ・ベルリン在住のサウンド・アーティスト、パフォーマー、オーディオ・エンジニアの Sam Dunscombeによる2作品を収めたアルバム『Two Forests / Oceanic』が登場。時間の多次元的知覚に関心があり、スペクトル楽派や純正律、即興演奏、複雑な音符のレパートリーの演奏、フィールド・レコーディング、オーディオ・エンジニアリング、ライブ・エレクトロニック・パフォーマンスといった様々な分野を探求してきた人物による2年ぶりの最新ソロLP作品。フィールドレコーディングと絡み合いリラックスを誘う、非常に喚起的な音と音楽への幅広いアプローチが詰め込まれた要注目作品。

Grailsの別プロジェクトにして、サイケデリック・ロック/トリップホップのカルト人気ユニット、マルチ楽器奏者 Emil AmosとAlex HallからなるLilacs & Champagneによる実に9年ぶりとなる最新アルバム『Fantasy World』が〈Temporary Residence Ltd.〉より堂々リリース。伝説的な音楽風刺家的存在ことNegativlandやSevered Headsの流れをくむ遊び心のあるテープコラージュ・カルチャーへのオマージュを込めつつ、超越的であると同時にトラウマチックで病的なエクスペリメンタル/インストゥルメンタル・ヒップホップ・サウンドを展開したカルト的なアルバムに仕上がっています!

フィンランド・ヘルシンキに君臨する我らがコズミック・ソウルの恒星間航行者ことJimi Tenorが、Cold Diamond & Minkと共に録音した、Sun Raへのオマージュが込められた最新シングル盤『Is There Love In Outer Space?』が〈Timmion Records〉より7インチ・シングル・リリース!宇宙的なシンセの華やかさとソウルフルなバックビート、ジミの滑らかなボーカルとフルートのスタイルを難なく融合させ、Sun Raの同名のステートメントに素晴らしい疑問を投げかけるという連続性を齎すタイトルトラックの"Is There Love In Outer Space?"、ビンテージSF映画のサウンドトラックとライブラリー・ミュージックのテーマをふんだんに盛り込み、土星の外輪へと聴き手を導く”Orbiting Telesto”という、Cold Diamond & Minkの荒々しくダーティーなエネルギーに伴われた珠玉のトラックが双璧をなす良好シングル盤!今年リリースされた同名アルバムと併せてぜひ!
「植物のための、そしてそれらを愛する人々のための暖かな地球の音楽」これまで幾度となく非公式再発が為されてきた歴史的名盤が遂に公式再発!70s視点で空想未来を飛行する絶品のSci-Fi電子盤!ファンク/ディスコ脈でも大いに作品を生み出し活躍したカナダの作曲家、Mort Garson(1924-2008)の76年大傑作がなんとSacred Bonesからカセット版で復刻リリース!
当時ロサンゼルス近郊でSimmons社のマットレスを購入した際に、ノベルティ用として制作されたレコードで、内容はそのタイトル通りの光合成ヒーリング・ムーグ・ポップ・サウンドスケープ集。まさかのSacred Bonesからの再発と言うのもある意味驚きですが、同レーベルの根差してきたサイケ感のルーツといったところでしょうか。1曲目から凄まじい埃の臭いと哀愁に満ちていて、空想する楽しみが豊かに息づいてます。ライブラリー音楽からコスミッシェムジークを通ってアンビエントまで直結のBGM具合です。ただただ暖かく、ある意味ニューエイジで未知の光景へ想いを馳せたくなります。モンド~エレクトロニック系のファンにも是非。

カリフォルニア・サンホセ出身のスロウコア/インディ・ロック・バンド、Eiafuawnが2006年にリリースした唯一のアルバム『Birds In The Ground』が〈Numero Group〉からアナログ・リイシュー。数年にわたり自宅で一人で録音された作品であり、30代、9.11以降の倦怠感を表現したアルバム。
自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドにグルーヴを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero Group〉の看板的名シリーズ『Eccentric Soul: Consolidated Productions Vol. 1』が登場!〈Consolidated Productions〉の創設者として、ロサンゼルスの熾烈な音楽ビジネスの片隅で活動してきた40年間の間、20世紀で最も長く続く黒人所有のインディペンデント・レコード複合企業の一つを経営しながら、合計73曲のオリジナル曲を書き上げたMel Alexanderの軌跡を辿るコンピレーション盤。
自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンド&グルーヴを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero Group〉。2012年に7インチ45枚組で発表していた特大ボックス・セット『ECCENTRIC SOUL: OMNIBUS』に収録されていた楽曲を2枚組LPに収めたアルバム『Eccentric Soul : Minibus』が登場。アメリカン・ソウルの歴史の隅に埋もれたディアスポラから25曲のゆるい名残を収集した本作は、1966年から1980年の14年間に及ぶグループ・ハーモニー、ファンク、ディスコ、モダン・ソウルの点と線を見事に結んだ大変秀逸な内容となっています。豪華ゲートフォールド・チップオン・ジャケット仕様。膨大なメモと貴重写真の数々で彩られた必携盤!

アフリカ南部ジンバブウェのショナ族に伝わる伝統楽器であるムビラ。ラメラフォーンの一種であるが、ぬくもりのある音色と立体的な音像が非常に魅力的な楽器です。ショナ族の信仰の中で最も重要な精霊を守護する家系、ムジュル家の中でも音楽的な才能に最も恵まれたものの一人がエファット・ムジュルです。エファットと彼が率いるバンドThe Spirit of The Peopleが1983年に残した完全アコースティック伝統音楽傑作録音がAwsome tapes from africaよりリイシュー!
瓢箪に豆を入れたシェーカーとムビラ、あとは声とハンドクラップだけで作られた音楽は素朴でありながら繊細で、芳醇な歌心が存分に発揮されていて、素晴らしいの一言!エファットならではと言える内向的で抑制された静けさを感じる音楽は、ショナ族のみならずアフリカの伝統音楽全体を見回してもあまりない貴重なものです。民族音楽では珍しい七音音階であることもあいまって、共感して愛聴していけること請け合いです。民族音楽好きのみならず、様々な方に聞いてもらいたい一枚です。大推薦!

アフリカの秘境音楽を発信する謎ブログにして発掘レーベルのAwesome Tapes From Africaからエチオピアのアコーディオンマエストロにしてカルトキーボーディスト、Hailu Mergiaによるカセットオンリーだった1978年発表作品がカセット再発。アフリカ有数の大都市アディスアベバのムーディな大喧騒の中、ファンキーなエチオピアン・グルーヴが営まれる至高のエチオ・ジャズ・ファンク作品。 溢れかえる土臭さと煙たさ、サイケデリックなヴァイヴに是非今作も溺れてみてください。
