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2020年発表の傑作が、待望のヴァイナル復刻!新たなるアンビエント/ニューエイジ大名盤が誕生、吉村弘や芦川聡等の日本の80年代の環境音楽/アンビエントを始め、Gigi Masin、H.Takahashi、Mary Lattimoreなどが好きな方にも必携の内容です!〈Rotifer〉や〈Inner Islands〉〈Leaving Records〉などと並び、世界的なムーブメントとなったニューエイジ・リバイバルを地下カセット・シーンから押し広げたカリフォルニア・オークランドの名レーベル〈Constellation Tatsu〉からは、イタリア・ローマ出身、現在スコットランド・グラスゴーに拠点を置くミュージシャン/サウンド・デザイナー、Loris S. Saridのデビュー・アルバム! これは良すぎるーーー!吉村弘、H.Takahashi、Joseph Shabasonまでも一手に繋ぎ留め、その先さえも見据えた新鋭作家が到来。今年の冬に、アパートの窓辺で育てた小さなトマトの世話をしていたことをきっかけに、トマト農園へと捧げる音楽として制作された、まさに「植物のための環境音楽」とも言える一枚。〈Leaving Records〉がリリースしたGreen-HouseのデビューEPにして、「植物の生命とそれらを育てる人々のコミュケーション」というコンセプトの基に製作された「Six Songs for Invisible Gardens」と対になる一作!「シンプルさの中にある何気ない勇気と、何気ないものの美しさと軽さへのオマージュ」とされており、日本の環境音楽にも通じる、引きの美しさや静けさを愛でる世界観やミニマリズムが透徹された一大傑作なオーガニック・アンビエント/ニューエイジ。この美しさは反則、これは個人的にも20年度ベスト・アンビエント!大・大・大・大・大推薦!!!!

2020年発表の傑作!新たなるアンビエント/ニューエイジ大名盤が誕生、吉村弘や芦川聡等の日本の80年代の環境音楽/アンビエントを始め、Gigi Masin、H.Takahashi、Mary Lattimoreなどが好きな方にも必携の内容です!〈Rotifer〉や〈Inner Islands〉〈Leaving Records〉などと並び、世界的なムーブメントとなったニューエイジ・リバイバルを地下カセット・シーンから押し広げたカリフォルニア・オークランドの名レーベル〈Constellation Tatsu〉からは、イタリア・ローマ出身、現在スコットランド・グラスゴーに拠点を置くミュージシャン/サウンド・デザイナー、Loris S. Saridのデビュー・アルバム! これは良すぎるーーー!吉村弘、H.Takahashi、Joseph Shabasonまでも一手に繋ぎ留め、その先さえも見据えた新鋭作家が到来。今年の冬に、アパートの窓辺で育てた小さなトマトの世話をしていたことをきっかけに、トマト農園へと捧げる音楽として制作された、まさに「植物のための環境音楽」とも言える一枚。〈Leaving Records〉がリリースしたGreen-HouseのデビューEPにして、「植物の生命とそれらを育てる人々のコミュケーション」というコンセプトの基に製作された「Six Songs for Invisible Gardens」と対になる一作!「シンプルさの中にある何気ない勇気と、何気ないものの美しさと軽さへのオマージュ」とされており、日本の環境音楽にも通じる、引きの美しさや静けさを愛でる世界観やミニマリズムが透徹された一大傑作なオーガニック・アンビエント/ニューエイジ。この美しさは反則、これは個人的にも20年度ベスト・アンビエント!大・大・大・大・大推薦!!!!

Vegyn、Dean Blunt、Playboi Carti、Klein & Junior Boysの間を少し進んだ先の時空。UKグライム界で密かに注目を浴びるサウスロンドン拠点のラッパー/パフォーマーであり博学者でもあるJawninoによる2024年度デビュー・ミックステープが〈True Panther〉とDJ Python主宰の〈Worldwide Unlimited〉から共同アナログ・リリース。グライムやドリル、ジャングルまで幅広いBPMを横断したフロウと、時折心地よく、見事でシュルレアリスト的なリリックからなる尖鋭的グライム/ヒップホップ作品!限定500部。

Villaelvin名義でも凄まじい作品を残すウェールズ出身の即興詩人/ビートプロデューサーのElvin Brandhi (INSIN, Yeah You)と、カイロを拠点に活動する尖鋭的作家Nadah El Shazlyによるコラボレーション作品が、Aisha Devi率いるスイスの漆黒のポスト・クラブ聖地〈Danse Noire〉よりアナログ・リリース。醜く、ディストピア的で、死にゆく現実を妥協なく未来的に描写した大陸間デュオ・アルバム!地獄へと抵抗しながら、息を切らした必死の叫び、悲鳴、金切り声が不安定にミックスされ、ボーカルサンプルや環境音、アコースティックサウンドと衝突を繰り返す実験的なノイズ作品!※入荷時よりスリーブ角一箇所にダメージがございます。予めご了承くださいませ。
Kazufumi KodamaやBabe Rootsも作品を残す、2017年始動の本邦のエクスペリメンタル・ダブ・レーベル〈Newdubhall〉からは、〈BLKRTZ〉の創設者としても知られるベルリンのダブ・テクノ尖鋭Deadbeatの10インチ・シングル作品『Things Fall Apart』がアナログ・リリース。まるで、Alice Coltraneの2020年代の新曲を聴いているようなアヴァンギャルド・ジャズ&ダブ・テクノ"Things Fall Apart"、サイケデリックで魅惑的な重量級レフトフィールド・ダブ・テクノ"Adieu Chez Cherie"の全2曲を収録。
ロンドンを拠点とするショップ兼ラジオ局 〈Kindred〉は、同店の創設者の 1 人である Scar が率いる新しい社内レーベル〈Aird Tapes〉を設立し、同局の常連Aliciaによるカセット作品をリリース!ダブワイズなアンビエントとダウンテンポの珠玉の録音を60 分間に渡って堪能できるレフトフィールドな仕上がりの1本!限定プレス。

先日には、Techno AnimalやKing Midas Sound、The Bug等の名義での活躍も目覚ましい鬼才Kevin Richard Martinともコラボレーションを果たしたばかり。ケニア・ナイロビ出身、ベルリン在住のサウンド・アーティストであり、〈Subtext〉や〈Editions Mego〉などからのリリースも知られるKMRUことJoseph Kamaru。2024年度最新アルバムがベルリンの新鋭レーベル〈OFNOT〉より2LPで登場!Aho Ssan、Lamin Fofana、Nyokabi Kariũki、Jessica Ekomaneといった豪華ゲストが参加。ベルギーのテルビュレンにある中央アフリカ王立博物館のサウンド・アーカイブに対する、批判及び批評的な解釈を反映した作品。アフリカでのフィルレコや、カリンバ、歌の録音などを素材に、アンビエンスや思弁に満ちた、環境的、経済的、政治的に流動的な世界をナビゲートするグローバル・コンテンポラリーとしてのリスニング体験を提供。最終トラックのAho Ssanの作品の強靭さにも息を呑みます。SlowdiveのドラマーSimon Scottによる〈SPS〉でのマスタリング仕様。

版元完売。Theo Fabunmi Stonn (404 Eros) & Jon Phonics (Astral Black)の2名が主宰しているロンドンの気鋭レーベルであり、Lunch Money LifeやVanessa Bedoretといった面々による先鋭的な作品を送り出してきた〈Scenic Route〉のショーケース的コンピ盤をストック。レフトフィールドでサイケデリックなテイスト抜群のドリーム・ポップやインディ・フォーク、オルタナティヴR&Bを中心に、知られざる現行の地下アクトたちを一挙20組紹介した意欲的な1本!
カナダからうまれる涼しげなハウスの英気を一身に引き受けたバンクーバーの名門にして、ダンス方面からニューエイジ・リバイバルを牽引してきた〈Mood Hut〉から最新物件!〈NAFF〉や〈Best Effort〉、〈Moonshoe Records〉といった各地の優良ダンスレーベルから作品を送り出してきた豪州・シドニー拠点のプロデューサー、Cousinによる最新EP作品『HomeSoon』がアナログ・リリース。森を歩いた時にそこに息づく植物たちとコミュニケーションを取りたいという願望からインスパイアされた全5曲を収録。感傷的なチルアウト&アンビエント・ダンス・トラック"Catsu"や、パッド・シンセが甘く波打つ多幸感に溢れるバレアリック・ハウス"Overpass"、時折差し込んでくるシンセの揺らめきが美しいミニマル/アンビエント・ハウス"Citta"まで、優美なサウンドの数々を堪能できます。
”チルアウト”、そして、アンビエント・ダンス・ミュージックのの地平を生み出した、偉大にして人騒がせなハウス・ミュージック・レジェンド、The KLFの1990年3rdアルバムにして”アンビエントを変えた”大傑作『Chill Out』の2023年度アナログ・リイシュー盤。無断サンプリングの多用とゲリラアート的なコマーシャルで物議を醸した伝説的アクトが残した桃源郷的アンビエント・テクノのマスターピース!未体験の方はぜひ。

今年度ニューエイジ/アンビエント作品でも屈指の内容、大変素晴らしいです!!Weird Weatherの片割れで、〈MAP Studios〉のスタジオ・エンジニアとしても知られるDuncan Thornleyの変名Double Geography。〈Invisible, Inc.〉に残した天上ニューエイジ傑作『The Indoor Gardener』や、Basso主宰の〈Growing Bin〉からの前作でも知られる同氏の最新アルバム『Open Water』がアナログ・リリース。ゆったりとしたアンビエントに傾倒した本作では、「水、儚さ、逃避」がテーマに。束縛される事なく、自由に流れるサウンドを晴れやかに表現したバレアリック/アンビエント珠玉の傑作!限定300部。
2017年発売の『async』以来となる、坂本龍一 約6年ぶりのオリジナルアルバム『12』。
日記を書くように制作した音楽のスケッチから12曲を選び、1枚のアルバムにまとめた作品集。
ジャケットは「もの派」を代表する国際的な美術家、李禹煥(リ・ウファン)氏の描き下ろし。
トラックリスト:
01. 20210310
02. 20211130
03. 20211201
04. 20220123
05. 20220202
06. 20220207
07. 20220214
08. 20220302 - sarabande
09. 20220302
10. 20220307
11. 20220404
12. 20220304
稲垣次郎がはじめてヴォーカルをフィーチャーし、ニューロックを大胆に取り入れた作品。
妖しく黒光りするロック・グルーヴが唸りをあげる。
日本ジャズ界の異端児、稲垣次郎の作品の中でも特に異彩を放つジャズ・ロック作品がついにアナログリイシュー。初めてサミーと沢田靖司のヴォーカルをフィーチャーし、バックには佐藤允彦、水谷公生、柳田ヒロらを迎えて展開する、妖しく黒光りするロック・グルーヴ。
この一撃がジャズの歴史を変えた。才人にして怪人、稲垣次郎が叩き付けた宣戦布告。ジャズ・ロック・レジェンド、ここに極まる!
日本におけるジャズ・ロック発展の中心となったミュージシャンのひとり、稲垣次郎。既存のジャズに限界を感じていた稲垣は「ロックの匂いの強いバンドで、ジャズ・ロックはもちろん、今までになかったものをやる」と語り、1969年からソウル・メディアでの活動を本格化させる。その活動と音楽性を象徴する作品が1970年録音の本作『ヘッド・ロック』だ。
冒頭の「ザ・ヴァンプ」からラストを飾る「ヘッド・ロック」まで、持てるアイデアと情熱を注ぎ込んだ弩級の曲が並ぶ、息を吐く暇もないジャズ・ロック・ショウケースである。
ジャズの名門レーベル、タクトに残された異端にして、日本のジャズ史において圧倒的な存在感を放つ傑作である。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUND/DEEP JAZZ REALITY)
IceageやLiss、Astrid Sonneらのリリースも知られる、デンマークのインディペンデント・シーンを代表する名門〈Escho〉からコペンハーゲンのシンガーソングライター/プロデューサーのFineによるデビュー・アルバム『Rocky Top Ballads』が登場です。Fineの声を中心に、ギター、ドラム、サンプル、シンセサイザーが織り交ぜられ、カントリーとフォークの両方の雰囲気とエレクトロニックの世界が根底に感じられる、珠玉で素晴らしい仕上がりに。美しいウィスパー・ヴォーカルとドラマティックかつオーセンティックなフォーク、例えばヴァシュティ・バニヤン、ニック・ドレイクなどの影響を感じさせるような、楽曲面でも秀逸な内容。現代におけるフォークとはと問われた際にまず差し出したい逸品です!

デンマーク・コペンハーゲンのMaffiクルーがMySpace時代に残していた、未発表の強力なデジ・リディム10曲がアナログ・リリース!そのタイトルは、ダブマスター、King Tubbyのレーベル〈Firehouse〉の金字塔的ミックステープ・シリーズから名前を取られたものとなっています。2006年から2009年の間に〈Propellerhead Reason〉で制作された、シンプルで美しい、生のナゲットが満載。異端的なデジタル機材でのレゲエとして秀逸でスムースな音源でありつつ、そのデジタル・ミュージックとしての側面も、レゲエとしてのトラックのキラーな完成度も素晴らしい名作。ビットチューン的なロービットな音響と煙たいムードが交錯する様子が美しいです!

デジタル・ルーツ・ミュージックの新時代を象徴する、生々しい8ビットのダブの雰囲気が蘇ります!ドイツ・ライプツィヒのデジタル・レゲエ/ダブの名門〈Jahtari〉からは、その代表作『Jahtarian Dubbers Vol. 1 EP』が10年以上ぶりに待望の再発盤として登場!チップチューンとエコーチェンバーが出会うJahtariサウンドを完璧に包み込んだ4つの必須カットが復活!スムースで鎮静された感覚、渦を巻くような瞑想性、音響に対する過激なまでの実験精神、ドープなヴォーカルなど、優れたダブの条件をすべて達成した、極めてキラーなトラックで埋め尽くされた良コンピレーション・アルバム。電子音響とエディットされたホーンの交錯が素晴らしい。ベルリンの 〈D&M〉でCGB-1がマスタリング。

オランダ・アムステルダムを拠点に、オブスキュア~ニューエイジ以降のリバイバルを大いに牽引した世界的名門〈Music From Memory〉より新物件!〈Safe Trip〉の主宰者であり、Gigi Masin、Jonny Nashらとの名トリオ、Gaussian Curveでも活躍するYoung Marcoと、The Zenmennの22年の傑作にも参加していたJohn Moodsによるコラボ・プロジェクトDead Soundがデビュー作を発表!強烈なニューエイジのエッセンスとバレアリスへの憧憬、天上的なヴォーカル・ワークが秀逸な、Brian Mcbrideの作品群などを想起させるアンビエント・ポップの傑作!深遠な精神世界と親しみやすい柔らかさが同居する素晴らしい内容です。

エクスペリメンタル、クラブ・ミュージックの両リスナー必聴の出来!Micha VoldersとMiet Warlopの2組によって、2023年にバングラデシュのダッカで始動したプロジェクトによるアルバム『ICCHĀ』が〈MUTROPIA〉より登場。7人の現地パフォーマーと共同で制作され、〈Dhaka Art Summit〉のオープニングで初公開された作品。EBMやデコンストラクテッド・クラブ、その他特異かつ様々な音楽を経由したような、アナーキーで鮮やかなサウンド、トラックに耳を奪われる作品でありつつ、フロア・バンガーなビートに満ちた珠玉の一枚。有機的な質感のワン・ショットや象徴的な声の意匠が生物のように蠢くトラッとして形になる様子が素晴らしいです。

MUTE BEAT、1988年~1989年のライブ音源からセレクトしたライヴ・アルバム「LIVE」が初のアナログ盤2枚組でリリース!
孤高のダブ・バンドMUTE BEATによる1988年~1989年のライブ音源からセレクトした2枚組ライヴ・アルバム。N.Y.のSOB’Sなど北米各地を廻ったライヴ・ツアー、グラッドストーン”Gladdy”アンダーソンやローランド・アルフォンソといったレジェンドとの共演音源も収録。スタジオ録音にはない、ライヴ・パフォーマンスならではグルーヴとLIVE DUB MIXは圧巻。
トラックリスト:
SIDE A
1.METRO~LANDSCAPE
2.SUPER WOOFER DUB
SIDE B
1.LIGHT AND SHADE
2.I’VE BEEN WORKING ON THE RAILROAD
3.TEAR UP
SIDE C
1.FOUR CORNERS
2.BEAT AWAY
3.FUNKA’DUB
SIDE D
1.MARCH
2.HAT DANCE
3.THEME FROM A SUMMER PLACE
4.DUB’S DUB
ボーナストラック1曲収録してヴァイナル復刻!異国を想わせる、Yusef Lateefの1961年ファーイーストな最高傑作「Eastern Sounds」。スタンリー・キューブリック監督の大作映画「スパルカタス」からの名曲”Love Theme From Spartacus”を、美しくモダールにカヴァー。180g重量盤。

家族との大切な思い出と影が滲んだ、浅瀬系アンビエント~エレクトロニカ傑作!イングランド・チェスターを拠点とするサウンド アーティストであり、フォーク・ミュージシャンでもあった経歴を持つCarl M Knott (Wonderful Beasts、Spacelab) によるソロ・プロジェクトの1つboycalledcrowによる最新アルバム『eyetrees』が〈Hive Mind Records〉よりカセット・リリース。多種多様なアコースティック音楽からインスパイアされた、ユニークかつ奇妙で美しい楽曲を生み出しながら、〈Mortality Tables〉や〈Subexotic Records〉といったレーベルから素晴らしい作品を送り出してきた人物。家族生活と、自宅や自然の中で妻や子供たちと過ごした素晴らしい時間から触発された作品。アルバムの一部は、死が迫り、世界の境界線がぼやけていると感じた悲しい時期に作られたもの。「何が起こるかわからない、人生は繊細で一瞬で奪われる可能性がある」という感覚が浸透したその音楽からは、ぼんやりとしたピンク、黄色、赤、オレンジで満たされた家族の物語と思い出が、不安定なアコースティック・ギターや壊れたエレクトロニクスによる調べ、そして、暖かく、別世界的なサウンドスケープと共に浮かび上がります。
日本から世界のサイケデリック/インディ・シーンを牽引した名バンド、幾何学模様のGo & Tomoが2014年に創設したインディペンデント・レーベルであり、シベールの日曜日や破地獄、Satomimagaeといった大変ユニークなアクトを送り出してきた名門〈Guruguru Brain〉から最新物件が登場。同じく本邦発の名クラウト/サイケバンド、Minami Deutsch(南ドイツ)の待望の3枚目のスタジオ・アルバム『Fortune Goodies』がアナログ・リリース。東京からベルリンに移った後、ヴォーカリストのミウラの音楽的ボキャブラリーが大きく広がってきたなかで、2022年に誕生することとなった究極の日本的コスミッシェ・ミニマル・ミュージック作品。
1980年、山口冨士夫が参加した裸のラリーズは、伝説的なスタジオ・レコーディングを行なった。残された音源より、最初期の熱く燃えたぎるセッションが、遂に解き放たれる!
アルバム『屋根裏Oct.’80』の制作過程において、山口冨士夫の在籍期間に残されたラリーズの音源を再検証する作業が進められる中、1本のテープが発見された。
聴こえてくるギターの音が、水谷孝と山口冨士夫によるものであることは間違いない。
そして、そこに収められていたのは、これまで「誰も耳にしたことのない」演奏だった。
詳細な日付は特定できぬものの、当時ベーシストを務めていた髙田清博(どろんこ)は、「1980年の夏、国立のMARS STUDIOへ入ってすぐの頃に録音されたもので間違いないだろう」と証言する。
中盤からどんどんテンポを速め、激しくヒートアップしていく「氷の炎」。
そこから一気に雪崩れ込む、いつも以上に荒々しい「夜の収獲者たち」と「夜、暗殺者の夜」、そして「The Last One」。
適度にリラックスしながら、4人のミュージシャンが激しくぶつかり合う様は、ほんの数ヶ月後に『屋根裏YaneUra Oct.’80』で展開された演奏とは大きく異なる。
ラリーズ史上で最もパンクな音だと言ってもいいかもしれない。
極めてラフに、生々しく轟く音は、単なる珍しさを超えて途轍もなくスリリングだ。
ここには、たった半年あまりしか続かなかった冨士夫期でも、さらにほんの刹那しか立ち現れなかった幻の閃光が記録されているのと同時に、1980年の裸のラリーズが内包していた底知れぬポテンシャルが漲っている。
CDとLPを同時発売。LPは日本/アジア盤では初のカラー•ヴァイナル仕様となる。
プロデュース:久保田麻琴
アートワーク:松本成夫
写真:望月 彰
ライナーノーツ:湯浅 学
■収録楽曲:
Side A
1. 氷の炎 / Flame of Ice
2. 夜の収獲者たち / Reapers of the Night
Side B
1. 夜、暗殺者の夜 / The Night, Assassin's Night
2. The Last One_1980
