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〈Lou-Mood Pictures〉の金庫に63年間も眠っていた、幻のサウンドトラック作品という設定で2020年に発表された、煌びやかな戦後のポップスのコンピレーション・アルバム『Call Me Old Fashioned』が、当店お馴染み〈Numero Group〉の名シリーズ〈Technicolor Paradise〉よりアナログ・リリース。戦後のポップスのハイトーンの音色とハイボールを飲みながらうっとりするような雰囲気を醸し出す、知られざるオールド・クラシックの数々が収められた(架空の)ノワール風サウンドトラック作品!


オリジナルは現在高値で取引されているキャリア屈指の人気盤、お見逃しなく!Psychic TVやThrobbing Gristleでの活動も知られるPeter ChristophersonとJohn Balanceが率いたカルト・インダストリアル/エレクトロニック・ユニット、Coilが99年にリリースした傑作「MUSICK TO PLAY IN THE DARK」がリイシュー!アンビエントやグリッチ、ミニマリズム、コスミッシェ・ムジークに影響を受けた「月面音楽」と呼ばれるスタイルを純粋に表現した2枚のアルバムのうちの1枚。不穏な雰囲気を存分に醸したオルガン・ドローン・サウンドに、冷ややかなストリングスやピアノ、呪術的なポエトリーやバッキング・ボーカルなどを散りばめたエクスペリメンタル・アンビエント/モダン・クラシカル傑作!
(180g重量盤、帯付属)確信に満ちたタッチ、芯のあるスウィング感、ダイナミズムのなかに滲む情感。 ニューヨークに降り立った福居良が、師と仰ぐバリー・ハリスのリズム隊とともにバップの神髄に迫る。
わずか5枚の作品を残したのみで2016年に他界した福居良。本作は1999年録音の第4作。当時はCDのみでリリースされた作品の、これが初アナログ化となる。
師と仰ぐバリー・ハリスのリズム隊であるライル・アトキンソン(ベース)とリロイ・ウィリアムス(ドラム)とともにニューヨークで録音した本作は、福居のバップ・ピアニストとしての魅力を余すことなく伝える快作。
スタンダードを中心とした選曲や構成、そしてもちろんプレイにも意気込みと力感が漲っている。確信に満ちた重厚なタッチ、芯と弾力のあるスウィング感、そしてダイナミズムのなかに滲む情感と詩情。 福居の息吹と意志を感じる、生々しいサウンドである。代表曲である「Mellow Dream」の再演も嬉しい。Text by尾川雄介 (universounds)
(180g重量盤、帯付属)初期の2作品『シーナリィ』と『メロウ・ドリーム』が高く評価され、今やその名は世界のジャズ・リスナーが知るところとなった本作『A Letter From Slowboat』は2015年、実に16年ぶりに制作されたリーダー・アルバム。
録音は、福居も実力を認める有望なふたりの若手とともに、ホームであるライヴ・ハウス<スローボート>で行われた。
「Sonora」に滲む抒情、「Stella By Starlight」を包む詩情、「Speak Low」に溢れる躍動。タッチはより力強く、情感はより深く、香りはより豊潤に。
「昨日よりは今日、今日よりは明日、少しでも上手くなるように」。この思いを胸に40年間ピアノに打ち込んできた福居。
ここにはその40年間の集大成が鮮やかに記録されている。遺作であることの重みを除いても、純然たる名作である。
Text by尾川雄介 (universounds)

Meditationsベストセラー!有機的なアンビエンスと、深遠でクラシカルなハウスとの邂逅。Larry Heardの世界観にも通じる普遍的内容で、ハウスがアートであり崇高なメッセージであることを、無言で語りかけてくるようなディープでラディカルな傑作です。PVCスリーブに、折り畳まれたポスターが付属。

1940年タブリーズ(イラン北西部)に生まれ、シャンソンタイプの歌曲の作曲から始まりその後映画界に進出し、数々の人気テーマの作曲家として名声を博したアルメニア人作曲家ハムレット・ミナシアンの1979年作『Armenian Pop Music』が〈Numero Group〉よりリリース!アルメニア民謡のオリジナル声楽曲やオーケストラ編曲も手がけ、ロマンスやバレエの作曲も数多く手がけているハムレット・ミナシアンのソロ作は、ユーロのアティテュードとアルメニアの伝統的な歌をハイブリッドさせ、異次元を思わせる長く催眠的なプロト・ハウスで、中東の忘れ去られたダンス・ミュージック文化の証と言える傑作!

フィンランド・ヘルシンキに君臨する我らがコズミック・ソウルの恒星間航行者ことJimi Tenorが、Cold Diamond & Minkと共に録音したセッションを収めた2024年度最新アルバム『Is There Love In Outer Space?』が〈Timmion Records〉よりアナログ・リリース。シンセ・ノイズが満載な本作には、ローファイなスペース・ファンクからシネマティックなサウンドスケープまで幅広いものに仕上げられています。

〈Werk Discs〉のマネージャーであり、London Contemporary Orchestraとのコラボレーションや、〈Ninja Tune〉や〈Honest Jon's〉といった名門からの作品も知られる英国のエクスペリメンタル・シーン屈指の鬼才Actress。その音楽活動20周年を記念し、〈RA〉こと〈Resident Adviser〉に提供した金字塔的なミックスのCD版が〈Smalltown Supersound〉から登場!自身のHDDドライブに眠っていた約100曲の未発表音源が約1時間に渡ってコラージュされており、緊迫感のある313テクノ、シルバーヘイズのシンセ・ノイズ、ネオクラシカルな美しさが閃く深みのある内容。今年の春にリリースされたアルバム『Statik』と同様に没入感に溢れ、荒々しいノワール的な雰囲気に満ちた逸品です!

待望のリプレス!〈Editions Mego〉傘下にSunn O)))のStephen O'Malleyがキュレーション&監督する大名門〈Ideologic Organ〉からは、〈Pedal Records〉や〈P.S.F.〉からの諸作も広く愛されるシンガーソングライター、朝生愛 = Ai Asoによる2020年度傑作『The Faintest Hint』。20年度ベスト食い込み真打ち的内容。Stephen O’MalleyとBorisの水野敦夫という豪華面々が参加/プロデュースし、Borisも2曲をサポートした意欲作!まるでサウダージのようなほのかな鋭さと官能的な息遣い。〈P.S.F.〉への愛に溢れたメランコリックでミニマリストなコンポジションを主軸とした白昼夢的サイケ・フォーク大傑作!中村宗一郎が録音、ミックス、マスタリングを担当とバックアップも万全。
ファンクでエリートと戦ったナイジェリアの双子による、ソウルフルでサイケデリック、フェミニストで革命的な音楽!ナイジェリアの国家独立と文化的黄金時代の始まりに音楽活動を行い、1970年代に五枚の重要なアルバムをリリースした数少ない女性主導のグループであり、一卵性双生児の姉妹であるYeye Taiwo LijaduとKehinde LijaduからなるThe Lijadu Sistersの画期的な1979年のアルバム『Horizon Unlimited』が、US名門〈Numero Group〉からリマスタリング仕様でアナログ再発。不滅のヒット曲"Come On Home"を生み出した伝説的な作品にして、彼女たちのハーモニーに満ちた歌声、先駆的なサウンド、先駆的なヴィジョンによる独特のパワフルなエネルギーが詰め込まれた、ソウルフルで影響力のある大傑作アフロビート・アルバム!
自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero〉から新物件!2016年にリリースされた、知られざる自主盤カントリー・ロックを紐解いた画期的一枚『Cosmic American Music』の続編として、同レーベルの人気シリーズ『Wayfaring Strangers』から最新弾が登場です。コンピレーションに定評のあるここの作品としてもまた捻くれた内容。60年代後半の西海岸フォーク・ロックに根ざしながら、ヒッピー時代の政治的な争いが漂白された郊外で残された、「イーグルスの飛躍」と称されるトゥワンギーなファルセットを満載した激ヤバな編集盤!オールドスタイルなゲートフォールド・チップオン・ジャケット仕様。


心の痛み、憧憬、そして究極の技巧...否定できない超ポップ。今年には実に24年振りとなった待望の最新アルバムを〈Father/Daughter Records〉から発表、1994年に米国・ポートランドで結成されたトゥイー・ポップ・バンド、The Softiesによる95年の〈K Recorrds〉からの大傑作『It's Love』がアナログ・リイシュー。元Tiger Trap、Gaze、Go SailorのメンバーRose MelbergとJen Sbragia (All Girl Summer Fun Band)のタッグが作り上げた、The Softiesの最初のアルバム。心と魂の奥深くに染み込んで離れられなくなる、決して衰えることのない強さを秘めた親密で素晴らしいインディ・フォーク作品です。

アメリカのエレクトロニック・ミュージシャンであり、名門〈Ghostly International〉からの傑作の数々や、Dabrye、Mark De Clive-Lowe、Devonwhoらとのコラボレーションでも知られるShigetoの2010年デビューアルバム『Full Circle』がリプレス。現行ビート・ミュージック最先端とも言える出来で、抑制の効いたビートがドラマティックに展開しつつ、全てのサウンドがアブストラクトな質感を見せつけます。詩情とドラマの音楽と言えるだけでなく、ループの催眠的な瞑想性や、リリカルな旋律の魔法など、都市の夜を彩る最高の音楽というべき傑作です!
Joy CrookesやOlivia Deanとの仕事も知られるプロデューサーのBarney ListerとヴォーカリストのKojo Degraft-Johnsonからなるモダン・ソウル・デュオ、MRCYによるデビュー・アルバムとなる『Volume 1』が〈Dead Oceans〉から登場。本作では、音楽の重みや堂々としたヴォーカル、別世界的なタッチを巧みに組み合わせることで、Marvin Gayeの音楽の普遍的な温かさと社会意識、 Anderson.PaakやSAULTにも通じる現代的な感性を融合させたソウルフルな自己表現を試みています。


Seaglass Wave Translucent Vinyl仕様。Meditationsでベストセラーだったコンピレーション「Fragments du Monde Flottant」の監修でも知られ、蜜教の研究や東洋音楽そして細野晴臣を敬愛するシンガーソングライターDevendra Banhartと、プロデューサーとして数々の素晴らしい作品を共に生み出している盟友Noah Georgeson。パンデミックの中、別々にレコーディングし完成させたアンビエントアルバム。 2019年のDevendra Banhartのアルバム「Ma」をレコーディングしているときに制作がはじまり、2020年に仲間と共に作品としてまとめられた。 2人が出会った頃から温めてきたアイデアが20年越しで今の時代にこそ必要だと、いよいよ形となって発表された。 ヘンリー・カウエル、ルー・ハドソン、ポーリン・オリヴェロスなどニューエイジ・ミュージックの先人たちからの影響を色濃く感じさせつつも自分たちの感性を存分に表現しているのは流石です!! 禅の世界にも通じるような慈悲に満ちた、瞑想的なこの作品はタイトル通り美しい"避難"場所になることでしょう。

大名門〈Dais Records〉より新着物件が到着。インダストリアルひいては電子音楽史に欠かせないUK伝説、Throbbing GristleにPsychic TVを渡り歩いたPeter ChristophersonとJohn Balanceによる伝説的ユニット= Coilによる2000年作品『Constant Shallowness Leads to Evil』が、完全リマスタリング仕様にて史上初オフィシャル・ヴァイナル・エディションで再登場!都会からウェストン・スーパー・メアの海岸沿いの静かな場所に移ったことで、俗世の影響から完全に切り離され、よりフリンジなオブセッションを追求することができるようになったという当時の彼らが生み出した、Time Machinesにも匹敵する、瘴気と狂気に満ちた戦慄のサイコ・アクティヴ・ノイズ・アルバム。

限定200部、版元完売。Psychic TVやThrobbing Gristleでの活動も知られるPeter ChristophersonとJohn Balanceが率いたカルト・インダストリアル/エレクトロニック・ユニット、Coil。Drew McDowallの加入によって新たな人員を迎え、クリエイティヴな方向性に再編した母時であった1996年に残したアルバム『Black Light District』の〈Dais Records〉からの公式2LPアナログ再発盤。インダストリアルな血統の証明よりも、むしろ形式的なアバンギャルドの追求や学術的な興味関心をテーマとした傑作!
セキトオ・シゲオの "ザ・ワードⅡ"のサンプリングや細野晴臣とのコラボレーションでもおなじみ。カナダ・ブリティッシュ・コロムビア出身、現在ロスアンジェルスを拠点に活動するミュージシャン、Mac DeMarco。大成功を収めた2014年アルバム『Salad Days』に続く形で1年後にリリースされたミニアルバム『A One』のアナログ・ヴァージョンをストック。当時、25歳を迎えていた彼が自身のソングライターとしての成熟を示した全8曲入りのサイケデリック/メロウ・ジャングル・ポップの傑作!
1月上旬再入荷。ケベック・モントリオールで結成されたカナダのポスト・ロックを代表する屈指のバンド、Godspeed You Black Emperor!による2017年名作『Luciferian Towers』のアナログ・リイシュー盤。チェンバー・ミュージックやドローン、ノイズ・ロックなどを折衷したアトモスフェリックで陰鬱なインストゥルメンタル・ポスト・ロックの大名作!

