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アフリカのマニアックな音源を紹介しているブログ、Awesome Tapes from Africaが運営するレーベル第4弾。
エチオピアのワンマン・アコーディオン/キーボーディスト奏者Hailu Mergiaが、1985年にカセットテープのみでリリースしていた作品。アナログシンセ、ムーグ、アコーディオン、ローズ等を使用して、飛び出すそのサウンドはエチオピアの伝統音楽の旋律を基に、何とも言えないナマ緩いフニャフニャとしたムーグの音が攻め立てる、ユルユルなエチオピアン源泉掛け流し音源。何処となく日本的なアコーディオンのメロディも混ざって、なんとも形容し難い独特の聴き味です。黒人音楽や辺境音楽マニアは勿論、この珍味的ユルさは是非多くの人に聴いて頂きたい逸品です。Awesome Tapes From Africaの一連のリリースの中でもマストな内容。リマスターされており音質も完璧。
オリジナルは超入手困難!後にDr Houseとして知られることとなるNelson Mohaleという名の若きソウェト人ラッパーが南アフリカの初期のハウスとクワイトシーンへと登場を告げた91年のカルト人気なデビュー・アルバム『Big World』が、南アフリカのブギーやディスコを発掘している名ブログ/レーベル〈Afrosynth Records〉から史上初のアナログ再発!Yvonne Chaka ChakaやMarginoといった現地の著名ミュージシャンの新進気鋭のスタジオ・ギタリスト兼セッション・ギタリストであり、The StoneやLeroy Stoneといった名義でもリリースしているプロデューサーのDanny Bridgensとチームを組み、米国と英国の同時代のヒップハウスからの影響と地元の風味を元に作り上げたユニークな楽曲たちを全4曲収録した、今日でも通用する卓越した美意識を備えたクワイトの傑作!
フィンランドのアンダーグラウンド・シーンを代表する名門レーベル〈Sahko Recordings〉からは、その大主役であるPanasonicによるトラックのZoviet France & Muslimgauzeによるリミックスを搭載したEP作品。タルコフスキー映画のサウンドトラックの亡霊の様なプリミティヴなインダストリアル/ミニマル・テクノなZoviet France側のA面、アラビック&ダブに襲撃を繰り返すレフトフィールドなMuslimgauze側のB面共にカルトな内容の素晴らしい仕上がりです!!!
UKライブラリー・レジェンドBrian Bennettのコズミック・ディスコ・クラシックに、アルゼンチンから日本の環境音楽への回答と言える人気ユニット=The Kyoto Connection、世界各地のオブスキュア・ディスコ、ブギーに至るまで、審美眼を感じる数々の卓越したリリースで知られる豪州の名門発掘レーベル〈Isle Of Jura〉からは、2022年に始動したインスト・ダブを集めたミニ・コンピレーション・シリーズ『Instrumental Dubs』の第一弾がスリーヴを新装した2024年エディションで再登場。マーヴィン・ゲイの名曲をアイランド・ディスコでカバーしたGlen Adams & Finesseでオープンを飾り、続いてA2ではTippa Irieの”Panic”の超レアなUKブギー/ブリット・ファンク・ミックスを披露、ラストは華麗にLa Palace De Beauteの”Sin”のJura Soundsystemによるダビー・エディットでボーカルを引っ込め、ディレイを強めて締めくくる秀逸作品!プロト・ヴェイパーウェイヴ的な視点からもユニークな内容です!
Grouper meets Carla Dal Forno & アイリッシュなエキゾ・フォーク傑作!ロンドンのアンダーグラウンドシーンを代表する人気オンラインラジオ〈NTS Radio〉にもミックスを提供している(Durutti ColumnやSuzanne Kraft、Michael O'Shea等かけてました!)アイルランド・ダブリン拠点の新鋭シンガー/ミュージシャン、Maria Somervilleによる2019年の傑作LPが同年のライブ音源を追加した新エディションにて登場!フォーク・ミュージックを土台にポスト・パンクやトラディショナルなアイリッシュのモチーフ、ヒプノティックなドローンなどを掛け合わせ、オリジナリティ溢れる世界観を確立した一枚。Grouperも前述のミックスに使用していましたが、テン年代初期に興隆を見たドローン・ムーブメントへの憧憬、バレアリック&アイリッシュな夢見心地のフィーリングが詰め込まれた傑作。消え入るようなその歌声もこの世からはみ出した美しさです。
AzymuthやCortex、The Headhuntersのファンにもレコメンド。ウルグアイのスラングで「こんにちは」を意味する、知られざる南米発のジャズ・ファンク現象!70年代初頭にウルグアイ・モンテビデオからニューヨークに移住したOpaが有名なプロデューサーでレーベルオーナーのLarry Rosenの目に止まり、1975年7月から8月にかけて〈Holly Place Studios〉で4トラックのTEAC 3340を使って録音した最初のアルバム!ウルグアイ固有のカンドンベのリズムを北米のジャズやポップ・ミュージックと融合させ、宇宙的なシンセサイザー・サウンドや賑やかなグルーヴ、鮮やかな作編曲によって、世界的なジャズの文脈の中でアフロ・ウルグアイ独特の声を表現した画期的ハード・ファンク・ジャム!
〈Third Place Records〉や〈Ghost Dance〉などから作品を放ってきたデボン出身ロンドン拠点のプロデューサー、Sangre Vossによる最新作『Brogkl EP』がアナログ・リリース。南米スロウテクノ勢とも共振する作品を送り出していたこの人の2年ぶりとなる最新12インチ盤!フォーキーなストリングスと突き刺しでリードするトリッキーな実験的ダンストラック”Smyyre Myyrgu”、時折舞い込むキュートで魅惑的な鍵盤が可愛らしいコズミック・トリッパー”Ersatz Terrasse”、異星人的なシンセと強靭なベースラインが絡む”Brogkl”など、卓越した仕上がりの全4曲を収録。
Zenker Brothers主宰の先鋭的ダンスレーベル〈Ilian Tape〉からのEPに続いて、ブリストルの現行エクスペリメンタル/レフトフィールド・シーンを代表する名アクトBatuが率いる〈Timedance〉からLauren Bush aka re:niが最新EPを発表!曲がりくねった魅惑的なグルーヴの世界に飛び込もう。ダビーな蒸気のアトモスフィアと亡霊の如しサブリミナルな音声が入り乱れ、重量感抜群のインダストリアルなドラムワークが不気味なダブワイズと共に炸裂する、サイバーデリックで強力なUKテクノ盤!
Grim LuskやSunny Balmといった変名でも優れた作品を残している事も知られる人物であり、〈Real Landscape〉の創設者でもあるスコットランド人音楽家のMurray Collier。彼のDip Friso名義での5枚目となる最新作が登場!6 つのトラックにわたって、ワープしたパーカッション・ループや、大幅に操作されたギター・ワーク、エレクトリック・ブルースとシューゲイザーの境目を漂うサイケデリックなサウンド実験を提供。ダブから民族音楽、脱線的ポスト・パンク、幻想的なネオフォークまでを丹念にこねくり回したマッドサイエンティスト的な仕上がりの一枚!
Sun ElectricやGimmikのファンにも!Tommy Paslaski (Concave Reflection)、Ben Paulson (Kindtree)、Akeem Asani (Millia) からなるシカゴのトリオであり、これまでも〈UwU dust bath〉や〈NAFF〉といった各地の先鋭レーベルから作品を送り出してきた昨今要注目の大人気アクト、PurelinkがLAの大変素晴らしいエクスペリメンタル・レーベルである〈Peak Oil〉から送り出した2023年の傑作『Signs』を漸くストック出来ました!インティメイトなリキッド・アンビエンスや穏やかなグリッチ、コスミッシェなアトモスフィアが優しく聴き手を抱擁する珠玉のアンビエント・ダブ/イルビエント作品であり、昨年度のマスターピースの一つとしてレコメンドしたい珠玉の一枚です!
Sacha Mambo主宰のフランス・リヨン拠点のカルト・レーベル〈Macadam Mambo〉からは、同レーベルから2017年にリリースしたファースト・アルバム『Moon Tango』が激レア化しているフランスのバンド、Abschaumの7年ぶりの2ndアルバム『Quand Viennent Les Serpents』がアナログ・リリース。Tangerine DreamやClusterなどのコスミッシェ・ムジークやバレアリスへの遙かな憧憬と70年代の親密なアシッド・フォーク作品などからの影響が溶け合わさった孤高のサイケデリック・アンビエント・アルバム!
人気作が待望のリプレス!〈ANIMALS DANCING〉のレジデントであり、〈Music From Memory〉のダンス部門〈Second Circle〉からも登場していたメルボルンのTornado WallaceとドイツのシンガーソングライターAlias Errorからなる要注目ユニットa.s.o.による〈Low Lying Records〉からのセルフタイトル・デビュー・アルバムを漸くストック!これまでの3枚のシングルでのテーマを統合したものであり、印象的な芸術的飛躍を遂げた大変グレートなアンビエント・ポップ&ダンス・アルバム!
〈Mood Hut〉を筆頭としてカナダからうまれる涼しげなアンビエント・ハウスの波を一手に引き受けた名プロデューサー、Khotinによる最新7インチシングル作品『Alterac Acid / Mornings II』が彼のレーベル〈Khotin Industries〉より到着。パッドシンセの浮遊感に富んだアンビエンスと緩やかなリズムによる珠玉のドリームハウス"Alterac Acid"をA面に、物憂げながらも優しく瑞々しいサウンドスケープを描くパステル・アンビエント&ダンス・トラック"Mornings II"をB面に収録。ニューエイジ・リバイバル以降のロウハウスムーブメントの落とし子であるKhotinの魅力が余すところなくパッケージされた一枚!
Nicola Rattiとの名プロジェクトことBellowsの一員としても活動、自身のレーベル〈Schoolmap〉と〈Fringes Recordings〉からのリリースを通じてドローンマスター= Eliane Radigueの再評価にも貢献した重要人物であり、名門〈Senufo Editions〉のオーナーとしても知られるミラノ出身の名実験作家Giuseppe Ielasi。自身も〈12k〉や〈Shelter Press〉〈Entr'acte〉など各地の名門から作品を送り出してきたほか、マスタリング技師としても現代の電子音響に不可欠の人物である同氏が自身の〈Senufo Editions〉から2013年にCDオンリーで発表した傑作アルバム『Rhetorical Islands』が、Jan Jelinek主宰の〈Faitiche〉より2024年度初アナログ化。2011年にパリの〈l’Audible Festival〉のためにJérôme Noetingerに依頼された無題の作品のために制作されたオリジナル素材を収録。〈Entr'acte〉からリリースされた『15cds』テープからいくつかのサウンドが抜粋された電子音響の破格の傑作!Kassian Troyerによるカッティング仕様。限定300部。
アコースティック パーカッションと合成サウンドを使用した、想像上のドラムとリズムに関するプロジェクトであるというyPLO (Paul Abbott & Michael Speers)による2024年度アルバム『ob TRU』が〈Feedback Moves〉からアナログ・リリース。John WallやOlan Monk、村山政二朗らとのコラボレーションも知られる北アイルランド出身のミュージシャンで、ドラム、コンピューター、マイク、フィードバックを駆使して、パフォーマンス、インスタレーション、コンポジションにおいて様々なサウンド素材を用いているMichael Speersと、〈Cafe OTO〉のレジデントでもあったライター、サウンド/パフォーマンス・アーティストのPaul Abbottによるユニットの最新作。本作は2018年6月8日にCafe OTOでライブ演奏され、録音されたアルバムであり、増幅されたマイラー (引張強度が高いことで珍重されるポリエステルフィルム)、フロアタム、バスドラム、ミキサー、マイクを用いて録音され、事後編集された8つのトラックを収録。まるで、ロボットが奏でる音楽とフリージャズの融合を思わせる、興味深く実験的な一枚に仕上がっています。
大推薦!シティ・ポップを代表するマスターピースとして最早説明不要の名曲、竹内まりや「Plastic Love」。1984年に山下達郎と竹内まりやによって書かれ、プロデュースされたこの曲の素晴らしい広東語カヴァー盤である香港のシンガーAnita Muiによる1987年版「尋愛」が新たに香港のプロデューサーであるXiaolinによってクラブミックスされた一枚『風花雪月: 尋愛』が登場。「尋愛」というタイトルはAnita Muiによる広東語のタイトルで、本作は、独特の解釈による原曲と異なった雰囲気を持つ「尋愛」を荒々しいドラムマシンのエッジでリミックスし、Anita Muiの夢のようなヴォーカルと美しく並置する事で新たなスピンを加えています。B面にはカラオケ・インストゥルメンタル・ヴァージョンも収録。
版元完売。フリー・インプロヴィゼーション集団、POLWECHSELのメンバーとしても知られるオーストリア・ウィーン出身のダブル・ベーシスト/ギタリスト/作曲家、Werner Dafeldeckerと豪州の音響系大名門〈Room 40〉の主宰者としても著名なサウンドアーティストLawrence Englishによる2023年の〈Hallow Ground〉からのコラボレーション・アルバム『Tropic Of Capricorn』をストックしました!鳥のさえずりや虫の声、雨音といった自然音を取り入れたフィルレコ主体のミュージック・コンクレート作品を収録。