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Greville & The Open Hearts Luna Forest Kitchen (12")
Greville & The Open Hearts Luna Forest Kitchen (12")Mad Habitat Recordings
¥3,434

James Grevilleが主宰する〈Mad Habitat〉から、長尺のアンビエント、バレアリックを軸にした、非常にパーソナルな12インチ『Luna Forest Kitchen』が登場。愛犬Lunaに捧げられた作品で、VermonaのドラムマシンやMinimoog Model Dを中心としたアナログ機材の温度感が前面に出ている。10分を超える長い尺の中で音がゆっくりと形を変え続け、反復というよりひとつの風景を観察し続けるような展開が続く。柔らかいパルス、丸みのある低域、薄いシンセの揺らぎが重なり、サイケデリックな浮遊感と穏やかな安らぎが同じレイヤーで響く。DJ Earl Greyの語りが音の流れに親密なニュアンスを与え、Santilliのパーカッションが有機的なリズムの気配を添える。オーストラリアのローカルな感覚と、現代アンビエントの静かな探求が自然に交差する、長尺電子音楽の好例。

V.A. - Rough Trade 45th Anniversary 7” BOX SET Vol. 2 (7"x9 BOX SET)V.A. - Rough Trade 45th Anniversary 7” BOX SET Vol. 2 (7"x9 BOX SET)
V.A. - Rough Trade 45th Anniversary 7” BOX SET Vol. 2 (7"x9 BOX SET)Rough Trade
¥21,765

10月30日発売予定。世界限定1,000部 完全生産限定!!!!
〈Rough Trade〉7インチ・ボックスセットの第2弾がリリース!
数々の著名人インタビューやメモリアルな写真、アートワーク
そして、ザ・スミスの "新" シングルも収録...ファン必須の内容!

昨年リリースされたボックスセット第1弾がレーベル創成期にフォーカスしていたのに対し、本作第2弾は1980年代から90年代初頭にかけての貴重な7インチ・シングル計9枚を収録。〈Rough Trade〉がレーベルとして成熟を遂げた時代の音が刻まれている。

ザ・フォール「Totally Wired」を皮切りに、スクリッティ・ポリッティ「The Sweetest Girl」、ロバート・ワイアット「Shipbuilding」、アズテック・カメラ「Oblivious」、ザ・ゴー・ビトウィーンズ「Cattle & Cane」、ジョナサン・リッチマン「That Summer Feeling」、ザ・サンデーズ「Can't Be Sure」の7作品は、オリジナル・リリース時のB面と同内容で待望の 7インチ・リプレスとなる。

マジー・スターによる「Five String Serenade」のカバーは、トラヴィスとリーの要望により1993年のオリジナル・リリースからB面が変更。デヴィッド・ロバックとホープ・サンドバルによるカバー曲「Blue Flower」に差し替えられ、ユニークな両面カバー7インチとなった。

これらの作品に加え、本作ボックスセット第2弾には、なんと ザ・スミスのメンバー、モリッシーとジョニー・マーの要望により制作された9枚目の "新" シングルが収録。このボックスセットのみで入手可能となる本作は、オランダではリリースされていたものの、「The Headmaster Ritual」/「I Want The One I Can't Have」がオフィシャルな〈Rough Trade〉シングルとなるのは今回が初となる。本作 7インチのアートワーク制作はモリッシーが監修、これまでのザ・スミスのシングルにおけるファウンド・アートの使用に倣い、彼は1939年のアメリカ人俳優ビリー・ハロップの写真を選定した。

さらに、モリッシーとジョニー・マーは本作ライナー・ノーツに寄稿しており、他にもエルヴィス・コステロ、ハリエット・ウィーラー、スチュワート・リー、グリーン・ガートサイド、ジョナサン・リッチマン、ザ・サンデーズのハリエット・ウィーラーとデイヴィッド・ガヴリン、そしてザ・ゴー・ビトウィーンズのリンディ・モリソンとロバート・フォースターら錚々たる著名人らによるコメントが記されている。ライナー・ノーツには、〈Rough Trade〉の創始者ジェフ・トラヴィスとジャネット・リーへのインタビューも収録。80〜90年代のレーベルや、音楽シーン、収録アーティストたちとのコラボレーションについて当時の貴重な話が語られており、アーカイブからは秘蔵写真も多数掲載。当時アーティストたちを撮影したアントン・コービン、ローラ・レヴァイン、ポール・スラッタリー、デイヴィッド・コリオらの作品も収録されている。

Tracklist

The Fall/RT056 (1980)
A. Totally Wired
B. Putta Block

Scritti Politti/RT091 (1981)
A. The Sweetest Girl
B. Lions After Slumber

Robert Wyatt/RT115 (1982)
A. Shipbuilding
B. Memories Of You

Aztec Camera/RT122 (1983)
A. Oblivious
B. Orchid Girl

The Go-Betweens/RT124 (1983)
A. Cattle And Cane
B. Heaven Says

Jonathan Richman/RT152 (1984)
A. That Summer Feeling
B. This Kind Of Music

The Smiths/RT0507S (2026)
A. Headmaster Ritual
B. I Want The One I Can’t Have

The Sundays/RT218 (1989)
A. Can’t Be Sure
B. I Kicked A Boy

Mazzy Star/45rev19x (1983)
A. Five String Serenade
B. Blue Flower

Rue des Garderies - Live at Pe:rsona (3LP)Rue des Garderies - Live at Pe:rsona (3LP)
Rue des Garderies - Live at Pe:rsona (3LP)Femacosmé
¥7,321

パリのオルタナティブ電子音楽ユニットRue des Garderiesが、2025年夏のPe:rsona Festivalで行った長尺ライブを収めた3LP。〈Femacosmé〉の美学を強く反映した作品で、アンビエント、IDM、ポストポップ、サイケデリック電子音が半即興的にゆっくりと溶け合う。音は常に揺れ、焦点が合ったりぼやけたりしながら、有機音とシンセの残響が霧の層として重なっていく。リズムは明確なビートではなく、遠くで脈打つ鼓動のようなIDM的な揺れが時折立ち上がり、空間の奥行きが変化するたびに、音の距離感が静かに移動する。声の断片はメロディではなく人の気配として扱われ、電子音の層の中に幽霊的な気配を生む。2時間以上の演奏をそのまま作品化したことで、どこかへ向かう旅ではなく、その場で意識がゆっくり変化していくような状態がそのまま立ち上がってくる。現行パリ・アンダーグラウンドのサイケデリック電子音楽を象徴する一作。

Alek Lee - Like A Flower (LP)
Alek Lee - Like A Flower (LP)ANTINOTE
¥5,025

テルアビブ出身の音楽家Alek Leeによる、本人の抱えてきた感情をそのまま音に変換したような、非常にパーソナルなアルバム『Like A Flower』が、フランスの名門〈Antinote〉より登場。ダブ、バレアリック、トリップホップ、シンセ・ポップが彼独自の感性で自然に溶け合い、軽やかさと陰影が同時に存在する独特の世界。メロディカとゆったりしたビートが柔らかく揺れ、地中海の風を思わせるバレアリック感が広がる「Alright」。「Compensation」や「Like A Flower」では、乾いたビートと沈むベースが90年代ブリストルの影を落とし、ざらついた質感が心地よい。一方で「Change」や「Let The Sun Just Shine」では、80sシンセとギターが重なり、夜の都会の静けさを思わせるスモーキーなムードが漂う。Alek Leeの素朴な歌声は飾り気がなく、その弱さが曲に人間味を与えている。アナログ主体の制作で、メロディカ、生パーカッション、ギター、コーラスなど手触りのある音が随所に感じられるのも魅力。Alek Leeの内面を静かに照らし出す良質な一枚。

Pablo's Eye - Everything You Giveaway (LP)Pablo's Eye - Everything You Giveaway (LP)
Pablo's Eye - Everything You Giveaway (LP)STROOM.tv
¥5,215

ベルギー発のアート・コレクティヴPablo's Eyeが、Richard Skinnerの詩集『the light user scheme』をモチーフに制作した最新作『Everything You Giveaway』。ギターやシンセの細い線がゆっくり漂い、波のうねりのような低いパルス、小石が跳ねるような短い打音、詩に登場する翡翠のイヤリングの光を思わせる高音のきらめきなど、物語の断片が音の質感として散りばめられている。曲ははっきりした展開を持たず、中心を避けるように周縁を回り続ける構造で、失われたものが世界に溶けていくというテーマと静かに響き合う。音数は少ないが、ひとつひとつの音が空気を震わせるように響き、親密で、どこか遠い場所の記憶をそっと撫でるような音像が続く。アンビエント、電子室内楽、繊細な作曲が交差し、詩的イメージを丁寧に音へと溶かし込んだ、確かな美意識に貫かれた一枚。

Tara Clerkin Trio - Somewhere Good (LP)Tara Clerkin Trio - Somewhere Good (LP)
Tara Clerkin Trio - Somewhere Good (LP)World Of Echo
¥5,498

ブリストルのレフトフィールド・ポップ、ジャズを独自の感性で探求してきたTara Clerkin Trioの最新作『Somewhere Good』。ハーモニウム、ウッドベース、管楽器、鍵盤、サンプル、奇妙なパーカッションなど、多彩な編成を柔らかく重ね、アコースティックと電子音の境界を曖昧にする室内楽的でありながら現代的なサウンド。ダウンテンポのゆるやかなテンポ感の中で、メロディは控えめに現れ、パーカッションやサンプルは少しズレた位置に置かれることで、ほんのり奇妙で、でも心地よい浮遊感が生まれている。Tara Clerkinの淡いヴォーカルは楽器のレイヤーに自然に溶け込み、静かな美しさとレフトフィールド・ポップの親しみやすさを同時に支えている。録音はスタジオのものと各地でのフィールド録音を組み合わせた丁寧な音作りでmブリストルの現在進行形の感性をそのままパッケージした、静けさと奇妙さが共存するレフトフィールド作品。

Lee "Scratch" Perry - Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8) (LP)
Lee "Scratch" Perry - Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8) (LP)STUDIO 16
¥4,247

ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された5つのクラシック・ディスコミックスを公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第2弾『Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8)』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期の12インチ・ロングミックスを収録し、ブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。「Reggae Music」の9分に及ぶディスコ・ジャムでは、太いベースと乾いたステップの上でヴォーカルとメロディカが霧のように拡散。「Words」ではナイヤビンギ的な高揚とルーツ・レゲエの静けさが同じ空間で重なる。「Vampire」はフェイズやフィルターが音像を歪ませるサイコアコースティックなダブ処理が際立ち、ブラック・アーク期の魔術が最も濃密に味わえるクラシック中のクラシック。

Onra - After Dark (LP)
Onra - After Dark (LP)ALL CITY DUBLIN
¥4,555

フランスのビートメイカー、プロデューサーとして、アジアの古い歌謡曲をサンプリングした『Chinoiseries』シリーズから、80sシンセ・ファンクへのオマージュ『Long Distance』まで、世界中のディガーを唸らせてきた Onra。彼が、自身の代名詞であるモダン・ブギー路線をさらに洗練させた最新作『After Dark』。80sブギー、ファンク、R&Bのエッセンスを、現代的なビート感覚と都会的なメロウネスで再構築した、アーバン・ナイト・ミュージックの決定版。跳ねるシンセベース、煌めくコード、軽やかなドラムマシン。Onraが長年磨き上げてきた夜のブギーの美学が、散りばめられたメロウ・トラックでより柔らかく、よりシルキーに表現されている。一方で、ビートメイカーとしてのルーツも健在で、サンプル感覚やタイトなリズム構築が、インスト・ヒップホップとしての強度も保っている。都会的で静かな高揚感に浸る、完成度の高いモダン・ブギー作品。

James Mason - Nightgruv / I Want Your Love (12")
James Mason - Nightgruv / I Want Your Love (12")Rush Hour
¥2,896

レアグルーヴの古典『Rhythm of Life』で知られるマルチ奏者James Masonが残した『Nightgruv / I Want Your Love』。「Nightgruv」は1984年録音の未発表音源で、再発以降世界中のDJに広まり、Theo Parrishらがプレイするダンスクラシックとして定着した一曲。滑らかなシンセコード、ミニマルなリズム、淡く揺れるメロディが重なり、プロト・ディープハウスと呼ばれるのも納得の仕上がりの、コズミックで都会的なムードが漂う。B面の「I Want Your Love」は11分超のアーバン・ソウルで、柔らかなシンセとコーラスがじっくり広がり、メロウで深い情緒を感じさせる長尺トラック。時代を超えて再評価された重要12インチ。

V.A. - Aftermath and Transitions (Traces of the Ukrainian Underground in Cologne 1994-1996) (LP)
V.A. - Aftermath and Transitions (Traces of the Ukrainian Underground in Cologne 1994-1996) (LP)STROOM.tv
¥5,219

1990年代初頭、ドイツ・ケルンのDIYシーンとウクライナのアンダーグラウンドが思いがけず交差した、その貴重な痕跡をまとめたコンピレーション『Aftermath and Transitions』。舞台となるのは、巨大な廃穀物サイロRhenaniaを拠点に活動したコレクティブSHM1で、ヴィジュアルアーティストのGuido ErfenとエンジニMichael Springerを中心に、主流とは無縁の独立した録音・流通ネットワークを築いていた。1990年、パンク、アヴァンギャルド、民謡的モチーフ、荒々しいグルーヴが混ざり合う、西側ではほとんど知られていなかったウクライナの地下文化の収められた1本のカセットがErfenの元に届いたことをきっかけに、音源の交換や人的交流が始まる。やがてウクライナの音楽家もケルンを訪れ、1994年以降、SpringerのPhantom StudioやRhenaniaのSHMスペースで非公式セッションが重ねられていった。本作は、その1994〜1996年の録音をまとめたもので、ウクライナとケルンのアンダーグラウンドが互いに触発し合い、新しい音の形を模索した4つの異なるセッションを収録している。ポストソ連期の混沌と創造性、ケルンのDIY精神、そして国境を越えた音の交換が生々しく刻まれた、歴史的にも音楽的にも稀有な記録。

Mad Professor - Dub Me Crazy 3: The African Connection (LP)
Mad Professor - Dub Me Crazy 3: The African Connection (LP)ARIWA SOUNDS
¥5,243

Mad Professorが80年代初期に開始した「Dub Me Crazy」シリーズの初期中核作品で、彼のスタジオAriwaのサウンドを確立した重要作『Dub Me Crazy 3: The African Connection 』。タイトル通りシリーズの中でも特にアフリカとの精神的、文化的つながりをテーマにしており、アフリカン・リズムやモチーフが随所に散りばめられている。Bernard Cumberbatch、Billy CrossらAriwa常連の演奏陣が参加した色彩豊かな仕上がりで、音の軸となるのは、Ariwaらしい太く沈むベースと、乾いたタッチのドラム。ディレイは短い反射を連続させるタイプで、リバーブは控えめ。空間を広げるよりも、機械的な反復や細かい揺れを強調するミックスが特徴的。そこにマリンバや軽いパーカッションのような明るい音色が差し込まれ、深い低域と対照的な質感をつくり出している。ミニマルな構造の中で、シンセの短いフレーズやエフェクトの変化が少しずつ表情を変え、手作業のダブ処理ならではの生々しさが感じられる。ルーツ調の温度と電子的な質感が自然に混ざる、80年代初期UKダブの魅力が詰まった一枚。

Soichi Terada - Asakusa Light (2LP)
Soichi Terada - Asakusa Light (2LP)RUSH HOUR
¥4,857

11月下旬再入荷。ジャパニーズ・ディープ・ハウス・レジェンド、寺田創一による6年ぶりのリリースにして、フル・アルバムとしては実に25年以上ぶりに当たる超超注目なハウス・ミュージック・アルバムがオランダの大聖地〈Rush Hour〉から登場。1990年代から2000年代初頭にかけて自身のレーベル〈Far East Recording〉からリリースされた作品をHuneeのキュレーションでまとめた『Sounds From The Far East』をRush Hourよりリリースし、再び脚光を浴びることになった寺田氏。この反響と新たな関心へと後押しされ、スタジオに戻った彼が1年半を費やしてレコーディングした待望の最新作『Asakusa Light』。1990年代の作品と同じシンセサイザーとドラムマシンを使って制作されたこのアルバムは、寺田自身の完璧なバック・カタログだけでなく、Burrell BrothersやBen Cenac(Dream 2 Science、Sha-Lor)など、彼と同世代のアーティストたちの作品をも思い起こさせる、楽しくてカラフル、そして、何よりも人生を肯定するハウス・ミュージックのコレクションとして仕上がっています。「30年前の自分の気持ちを思い出そうとしたんだけど、やってみたら超難しくてね。」 「5年前の自分がどう思っていたかもわからないし、心の新陳代謝は思ったより早いようです。昔のMIDIデータを掘り起こしたり、昔の経験を思い出して作曲したりと、いろいろな方法を試しました。ラッシュアワーの力を借りて、30年前の自分が持っていた心の光のようなものを見つけました。見つけた心の光を『浅草ライト』というニックネームにしました。」

Palomatic - Trill (2LP)Palomatic - Trill (2LP)
Palomatic - Trill (2LP)Feedback Moves
¥6,986

和物シーン屈指のパーティー〈和ラダイスガラージ〉や〈スナックねこ〉〈BAR KITTY〉といったイベントのオーガナイズから、〈Zero Gravity〉や〈ExT Recordings〉といった先鋭的なレーベルの運営に至るまで、日本のアンダーグラウンド・シーンを代表する電子音楽家/DJ、永田一直が94年に設立、23年に正式復活を果たした名門レーベルであり、〈Syzygy Records〉や〈Sublime Records〉と並び、日本の黎明期のダンス・シーンを支えた〈Transonic Records〉。その作品群でもニューエイジ・リバイバル以降の視点から大いに再発見されたアンビエント・テクノ名作であり、元・電気グルーヴの高橋コウジがPalomaticとして95年にCDオンリーで発表した唯一作、世界中から人気高まる『Trill』がベルリンの『Feedback Waves』より奇跡のアナログ再発!

永田氏の〈ExT Recordings〉から21年に発売された、初期〈Transonic〉を国産ドリーム/アンビエント・テクノ全盛期の走馬灯の如く熱く振り返ったショーケース・アルバム『Transonic Records From 1994 To 1995』にも、本作より"Foaming Waves"と"Under The Ground"の2曲が収録。それに続く形で〈ExT〉からデラックス・エディションでCD再発もなされた名作がこの度初めてアナログ化!

Palomaticは、90 年代前半から中期にかけて日本のエレクトロニック・ミュージック・シーンで活躍した高橋コウジの別名であり、電気グルーヴのシンセ・プログラマーとしても活動していたほか、ニックヨシザワとのTakahashi Tektronix (と) や InterferonことKiyoshi HazemotoとのMutronでも活動。1993 年に福岡から日本のクラブ・シーンを牽引した〈Syzygy Records〉 よりデビュー曲「Halo」をリリースした後、Takahashiは、シーンを定義する〈Transonic〉のコンピ盤へ一連の作品を提供。ブリストルのトリップホップやシェフィールドのブリープ・テクノのムーディーなベースの重み、ベルリンのテクノとベルギーのトランスのケミカル・ラッシュまでが、明らかに日本的な感性でエレガントな音楽のタペストリーにまとめられたような、時代を超越した日本のエレクトロニック・ミュージックの金字塔。アルバムの目玉であり、今日のテンポの速いダンスフロアにピッタリとハマる"Foaming Waves"や、ジャパニーズ・ドリーム/アンビエント・テクノの極点といえる"Halo"など、名曲がずらりと並ぶ大傑作!

Turn On The Sunlight Feat. Sam Gendel - Warm Waves (Clear Vinyl LP)Turn On The Sunlight Feat. Sam Gendel - Warm Waves (Clear Vinyl LP)
Turn On The Sunlight Feat. Sam Gendel - Warm Waves (Clear Vinyl LP)Tokonoma Records
¥5,362

LAを拠点に活動するJesse PetersonとMia Doi ToddのプロジェクトTurn On The Sunlightが、Sam Gendelを迎えて制作したスピリチュアル・アンビエント作品『Warm Waves』が、クリアヴァイナル仕様で登場。パンデミック初期にホームレコーディングへ回帰したPetersonが、テープループやモジュラーシンセを使いながら、自然と音楽の境界が溶かすように作り上げた一枚。柔らかいサックスの息遣い、風や鳥の声のような環境音、ゆらぎを帯びたパーカッションが重なり、オーガニックな音世界が広がる。Laraajiを迎えた「Wander The Open Sky」、Carlos Niño & Friendsによる「Passing Rain」のリミックスなど、LAスピリチュアル・ジャズ周辺の重要人物が多数参加しているのも聴きどころ。波のように寄せては返す反復、空気のように軽やかな即興、Gendelのサックスが描く影と光。静かな祝祭のような温度を持つ、心をほどく音楽。

Turn On The Sunlight Feat. Sam Gendel - Warm Waves (LP)Turn On The Sunlight Feat. Sam Gendel - Warm Waves (LP)
Turn On The Sunlight Feat. Sam Gendel - Warm Waves (LP)Tokonoma Records
¥4,567

LAを拠点に活動するJesse PetersonとMia Doi ToddのプロジェクトTurn On The Sunlightが、Sam Gendelを迎えて制作したスピリチュアル・アンビエント作品『Warm Waves』。パンデミック初期にホームレコーディングへ回帰したPetersonが、テープループやモジュラーシンセを使いながら、自然と音楽の境界が溶かすように作り上げた一枚。柔らかいサックスの息遣い、風や鳥の声のような環境音、ゆらぎを帯びたパーカッションが重なり、オーガニックな音世界が広がる。Laraajiを迎えた「Wander The Open Sky」、Carlos Niño & Friendsによる「Passing Rain」のリミックスなど、LAスピリチュアル・ジャズ周辺の重要人物が多数参加しているのも聴きどころ。波のように寄せては返す反復、空気のように軽やかな即興、Gendelのサックスが描く影と光。静かな祝祭のような温度を持つ、心をほどく音楽。

Kelly Finnigan - B-Sides, Singles & Forgotten Gems (LP)Kelly Finnigan - B-Sides, Singles & Forgotten Gems (LP)
Kelly Finnigan - B-Sides, Singles & Forgotten Gems (LP)Colemine Records
¥3,946

Monophonicsのフロントマンとして知られるKelly Finniganの、〈Colemine Records〉との15年にわたる協働の軌跡をまとめたコンピレーション。初期のレア音源からB面曲、未発表曲、新録までを一枚に収め、アーティストとしての成長と探求が一望できる内容。ヴィンテージ・ソウルの温度感を保ちながら、現代的な太さと立体感を持つミックス。Finniganの少しハスキーで芯のある声が、乾いたドラムや丸みのあるベースと自然に絡み、曲ごとに語りと歌の境界を滑らかに行き来する。レア音源集でありながら、一枚のアルバムとしての流れが自然にまとまっているのも魅力的で、レーベルの美学とFinniganのソングライティングが丁寧に重なった作品。

Kelly Finnigan - B-Sides, Singles & Forgotten Gems (Fire Red Vinyl LP)Kelly Finnigan - B-Sides, Singles & Forgotten Gems (Fire Red Vinyl LP)
Kelly Finnigan - B-Sides, Singles & Forgotten Gems (Fire Red Vinyl LP)Colemine Records
¥3,946

Monophonicsのフロントマンとして知られるKelly Finniganの、〈Colemine Records〉との15年にわたる協働の軌跡をまとめたコンピレーション。初期のレア音源からB面曲、未発表曲、新録までを一枚に収め、アーティストとしての成長と探求が一望できる内容。ヴィンテージ・ソウルの温度感を保ちながら、現代的な太さと立体感を持つミックス。Finniganの少しハスキーで芯のある声が、乾いたドラムや丸みのあるベースと自然に絡み、曲ごとに語りと歌の境界を滑らかに行き来する。レア音源集でありながら、一枚のアルバムとしての流れが自然にまとまっているのも魅力的で、レーベルの美学とFinniganのソングライティングが丁寧に重なった作品。

Ishmael Reed	- The Hands Of Grace (LP)
Ishmael Reed - The Hands Of Grace (LP)All Night Flight / Reading Group
¥4,500

Emahoy Tsege Mariam Gebru、Mashu Hayasaka、Molly Drakeなどのファンにオススメのジャズをベースにした、素朴で純粋な響きが魅力のローファイ・ピアノ作品です。

アメリカを代表する小説家、劇作家、詩人として知られるIshmael Reed。その豊かな創作人生のなかで育まれた音楽への深い愛情が結実した、私的で親密なピアノ作品集『The Hands Of Grace』が、英All Night FlightとニューヨークのReading Groupの共同制作により待望のLP化。
ピアノの鍵盤を叩く爪の音、譜面をめくる音、椅子を引く音までをもそのまま収めた録音は、まるで演奏者のすぐそばに座っているかのような生々しい空気感を伝える。Mashu Hayasaka「Piano Études」に続く、同レーベルが送り出すローファイ・ピアノ作品の金字塔です。
作家として成功を収めたリードは、60歳を迎えてから本格的にジャズ・ピアノを学び始めました。2006年に前立腺がんと診断されたことを機に、「自分のアルバムを作る」という長年の夢を実現するため録音を開始。その後も創作を続け、コロナ禍には自身の戯曲のための作曲にも取り組むようになります。本作には、そうした人生の歩みのなかで生まれた素朴で純粋な音楽が収められています。
収録曲には、戯曲『The Slave Who Loved Caviar』のために書かれた楽曲と新たなオリジナル作品を収録。家族や親しい友人たちが演奏に参加し、リードの飾らないピアノを温かく支えています。妻カーラによるヴァイオリン、娘テネシーによる「How High The Moon」での詩の朗読も聴きどころのひとつです。
アルバムの最後には、亡き娘ティモシーへの追悼として、彼女が遺した留守番電話のメッセージを収録。家族の記憶と愛情が静かに織り込まれた、深い余韻を残す作品となっています。
CDとして初リリースされて以来、多くのリスナーにとって特別な一枚として愛され続けてきた『The Hands Of Grace』。創作の記録であり、家族の物語であり、そして長年抱き続けた情熱の結晶でもある珠玉の作品です。

Halkyn - self titled (LP)Halkyn - self titled (LP)
Halkyn - self titled (LP)Concentric Circles
¥4,800

英国産スロウ・コア~-ローファイ・インディの名バンド、HoodやEmpressを輩出した90年代英リーズのインディペンデントなコミュニティで、短命ながらも静かな輝きを放ったHalkynの音源集が米ポートランドの名レーベルConcentric Circlesよりリリース!

イギリス・リーズのバンドEmpressのメンバーとして知られるChris Coyleによるソロ・プロジェクト、Halkynは2000年前後にBoyracer主宰の555 Recordingsから2枚の7インチを発表していましたが、その存在は当時の数多くの優れたDIY/インディペンデント作品と同様、長らくひっそりと埋もれていました。本作にはその2枚のシングルに加え、コンピレーション盤のみに収録されていた楽曲、さらに未発表曲2曲を収録。当時のHalkynをまとめて俯瞰できる決定版といえる内容。

HalkynはHoodやEmpressを中心としたリーズの小さな音楽コミュニティの一員で、互いの作品に参加し合いながら独自の音楽を育んでいた彼らには、美しくどこか翳りを帯びたメロディと、実験性と親しみやすさを自然に共存させる感覚を共有していました。しかし儚さだけに終わらないChris Coyleの美しいメロディが散りばめられた楽曲たちは、静かに曇った空の下、人気のない郊外の道を歩くような情景を浮かび上がらせます。ジャケットカヴァーはChris Coyle自身による写真を使用、300枚限定プレス。

Esse Pi Enne - Industrial Relations (LP)
Esse Pi Enne - Industrial Relations (LP)Centro Di Documentazione Metropolitano Torinese
¥4,800

イタリア産ローファイ・フォーク〜スロウコアの異種。ピエモンテを拠点に活動するStefano Murgiaのソロ・プロジェクト、Esse Pi Enneによる2ndアルバム。

英All Night Flightと共同で立ち上げた自主レーベルCentro Di Documentazione Metropolitano Torineseの第一弾としてリリース。
トリノの古びた建物の一室に、簡素な録音機材と拾い集めた写真、タイプライターなどを持ち込んで制作されたという本作。前作にあった内省的な親密さを引き継ぎながら、音の輪郭はよりざらつき、90年代スロウコアやHoodを思わせるギターや鍵盤のフレーズが印象的になっている。そこにポツポツと呟くような歌、断片的な音声、ほつれたドラムマシンのリズム、遠くを通り過ぎる車の音などが重なり、静かに編み上げられる。前作にも増して、ギターやドラム、声といった音楽そのものに存在感を与えているが、唐突に差し込まれる音声や、ターンテーブルのギミック、音の隙間や揺らぎをそのまま残しながら、ひとつひとつの音を丁寧に配置していく作家性によって繊細に紡がれる。生活のすぐそばにある空気と、そこから少し離れたところで鳴る音楽。そのあいだを漂うような感覚が、Esse Pi Enneの音楽には残されている。

aus - Eau (LP)aus - Eau (LP)
aus - Eau (LP)Em Records
¥3,850

作曲家/プロデューサー、フクゾノヤスヒコのソロプロジェクト、aus(アウス)のニューアルバム『Eau(オー)』。奥野楽の演奏する「箏」を全面的にフィーチャーし創作した、ausの魅力的な方向転換といえる美しい作品。

思慮深く展開する繊細な技巧、展覧会や実験映画のための魅力的なサウンドデザインで、国内外から篤い支持を受けるアウスは、これまでキーボードやエレクトロニックサウンド作品を主に手がけてきました。本作『オー』は、依然としてエレクトロニックサウンドでありながらも、日本の楽器の中で最も特徴的な弦楽器のひとつである箏の音世界を軸に展開する、アウスの魅力的な方向転換といえるアルバムです。繊細でありながら豊かな数々の箏のフレーズと音色は、非常に才能豊かな演奏家、奥野楽(おくの・えでん)が担当。アウスは作品解説の中で、このプロジェクトにおける奥野の演奏とその芸術の重要性を称賛しています。
『オー』収録楽曲は、箏の微妙に変化するアタック、揺らめく響きの音色と、他の楽器の音色のバランスをとるようにデザインされています。箏の繊細な減衰と韻律の柔軟性は、持続的なシンセサイザーの音色と対位法的に構築されたピアノの旋律に包まれ、引き込まれるような底流と、物憂げで流動的な質感を伴う流れるようなアンビエンスを生み出しています。

箏の現代史をみたとき、日本のコンテンポラリー音楽の愛好者は『オー』を聴いて、沢井忠夫がリアライズした吉村弘作曲作「アルマの雲」(1979年)、箏の演奏グループKoto Vortex(コト・ヴォルテックス)が同じく吉村弘の作品を取り上げたアルバム『Koto Vortex I: Works by Hiroshi Yoshimura』(1993年)を思い出すかもしれません。どちらも箏を伝統から引き剥がし、アンビエント~テクノの文脈に配置しようとした先駆的作品で、それらは『オー』にも影響を与えています。また、諸井誠の『和楽器による空間音楽』といった70年代日本の現代音楽作品も『オー』の影響源となっています。

フィジカル版にはアウスによる日本語・英語解説付き。ジャケットデザインは橋本麦、マスタリングは大城真が担当。CD/LP/カセット/デジタルで発売し、CD・デジタル版とLP版はジャケット違いとなります。本作はレーベル《FLAU》とエム・レコードの初のコラボレーション・リリースとなります。

Sheriff Lindo And The Hammer - Ten Dubs That Shook The World [2025 Edition] (LP)Sheriff Lindo And The Hammer - Ten Dubs That Shook The World [2025 Edition] (LP)
Sheriff Lindo And The Hammer - Ten Dubs That Shook The World [2025 Edition] (LP)Em Records
¥3,850

キング・タビーにエクスペリメンタル/インダストリアル成分を注入し発展させたDUBのためのDUBミュージック元祖、リンド保安官1988年名盤『世界を震撼させた十のダブ』2025年エディション。今回は新たに発掘されたPCM録音βカム・オリジナルマスターを用いた最新リマスター、CD版には 2005年初日本盤リリース時に好評だったボーナストラックを再び収録(※2013年版ボーナスとは異なります)。

オーストラリアの実験音楽アンサンブル、ループ・オーケストラの一員、アンソニー・メイハーがシェリフ・リンド(リンド保安官)の名で、セヴァードヘッズらの助けを借りて250枚制作した伝説的1stアルバム。レゲエ・マニアの度が過ぎたそのポストパンク実験精神はキング・タビーを飛び越え、デヴィッド・カニングガム、デヴィッド・トゥープらの英実験アヴァン勢、果てはインダストリアル・ミュージックの域をも侵蝕。1981年から1988年にかけ宅録された機材とテープの実験をまとめた『テン・ダブス...』は非ジャマイカン・ルーツ・ダブの金字塔であり、ジャマイカ由来の手法「DUB」が音楽ジャンルとして自律した以降のDUB作品の原型となる歴史的重要作です。『テン・ダブス...』を制作指揮したループ・オーケストラ主宰でオーストラリア・インディー要人ジョン・ ブレイズ(2011年逝去)、セヴァードヘッズ創設メンバーでループ・オーケストラ一員、リチャード・フィールディングス、そしてリンド保安官によるクロス解説は資料としても重要!

=作品仕様=
+ 12インチVINYL
+ 最新リマスター&高音質プレス
+ インサート付き
+ 英語・日本語解説掲載(2005年版・2013年度版と同内容)
+ シュリンク封入+ステッカー

TRACKS:
1. Dub House Of Horrors
2. ! (Dub)
3. Grossly Overweight Dub>
4. Fatal Dub
5. Dub Express
6. Dread-ging The River
7. And On The Seventh Day...Dub
8. Eastern Bloc

コージュン - 水中庭園 (LP)コージュン - 水中庭園 (LP)
コージュン - 水中庭園 (LP)Em Records
¥3,630

「平和なアジア」の心象風景を託した琉球電子サロンミュージック。この二つとない逸品『水中庭園』(1993)の発表30周年を祝した初LPリリース。 ボーナス曲を加えてお届けします!!

沖縄の音楽家、コージュンこと國場幸順(こくば こうじゅん)は、70 年代から数々のバンドと関わって「裏方のコージュン」と呼ばれ、80 年代に六人組という幻のバンド(※註)を作ったことで一部に知られる。この 『水中庭園』は、琉球王朝交易時代に着想をえた「平和なアジア」をイメージした「BGM」を作ろうと制作着手されたが、予期せぬコンサートバンド結成(のちの六人組)のため制作は中断。その後、バンドが消滅してプロジェクトも白紙に返ったが、彼は機会を待ち 1993 年に本作を完成させた

『水中庭園』は、沖縄をルーツとしながら広くアジアの音楽にも影響されており、アジア各地の伝統的音階に由来するフレーズを重ね、改変し、典型的な西洋の和音ハーモニーの動きを排除した点に大きな特徴がある。電子楽器とマルチトラックを使い、彼いわく「線を積み重ねる」ようなメロディーの集積の実験は、沖縄からアジア世界へ向け新しいエネルギーの拡散を目指したかのようだ。そのすがすがしさと不思議さ、楽しさと色気のユニークな混合物であるサウンドはアジア由来の音階を束ねた結果に思われる。シンセとドラムマシンを駆使して心地よく特徴的なリズムを刻んでいるが、それはダンスフロアのためではなく、テクノロジーを駆使した「BGM=軽音楽」としての電子サロンミュージックをイメージしている。

國場のいう「平和なアジア」とは、海上交易で繁栄したかつての東アジア~東南アジアの営みを想像したもので、そのネットワークでは物だけでなく音も行き来し、どの音楽(音階)も新しく「ポップな」ものとして迎えられたと彼は思い描く。

※註:六人組は坂本龍一のレーベルメイトとして、ビル・ラズウェルのプロデュースで世界デビューする予定だったが、不運と事故が重なって解散した。

=作品仕様=
+ 12インチLP
+ インサート封入/シュリンク包装/ステッカー貼付け
+ 日本語・英語解説(『水中庭園』ストーリー)

Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (LP)Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (LP)
Brenda Ray - D'Ya Hear Me! (LP)Em Records
¥3,520

2000年代のベストセラーとなった新型ルーツロックレゲエ『Walatta』で一躍有名になったブレンダ・レイは、ポストパンク/ニューウェーヴ時代から活躍し た人で、リヴァプールやマンチェスターを拠点に、スリッツ、ポップグループ、ニューエイジステッパーズ(A. シャーウッドと交流があった)等と同じく、レゲエ/ダブ/ファンク/ロックのクロスオーヴァーの先端音楽をやっていた。彼女にはPOP なずば抜けたセンスがあり、80 年代半ばはソロとして英Virgin 等で作品を発表。かの『Walatta』はその「後」のブレンダのソロ・キャリア集成のようなアルバムであった。

本作『ドゥヤ・ヒア・ミー!(聞いてんの!?)』は『Walatta』以前の、初期の名作選集である。

収録曲はNaafi Sandwich / Naffi Sandwich または Naffi (ナッフィー)と名乗って活動したバンド時代の音源で、当時のリリースはもっぱらD.I.Yなカセットテープと7 インチ。彼らはライブ・バンドとして結成されたわけではなく、アイデアにまかせて作品を録音制作するユニットだった。
本コンピで聴けるのはもうひとつの『Walatta』の世界で、リズムや手法にジャマイカ音楽の影響が濃厚だが、「レゲエを演奏する気はなく、 “Dub-up”したかった(= ダブのヴァージョンをやりたかった)」という彼らの音としてのレゲエ・クロスオーヴァーを演奏する。
表題曲の「D'ya Hear Me!」はリズムボックスを使って4 トラのテレコで録ったD.I.Y 魂炸裂のPOP チューン。「Naffi Take Away」、「Krazee Music」などヘヴィーでキュートなレゲエ・クロスオーヴァー、ド・ディープでダークなルーツレゲエ風インスト「Spring Thing- Hippy Dread」、『Walatta』人気曲「Starlight」の原曲(!)「Moonbeams」、ヤング・マーブル・ジャイアンツ風の 「Everyday Just Another Dream」、未発表のオリジナル長尺版などなど。最後に今回彼女が“発掘” した「D'Ya Hear Me!」のデモを収録。ポストパンク/ネオアコ・ファンにも大推薦!!

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