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Amelia Cuni - Mumbai 04.02.1996 (2LP)
Amelia Cuni - Mumbai 04.02.1996 (2LP)Black Truffle
¥6,297

これはお見逃しなく!まさに、音楽が国や文化の境界を越えることができるということを示す感動的な証言ともいうべき一枚。Oren Ambarchi主催のもと数々の前衛的な作品群を送り出してきた豪州の大聖地である〈Black Truffle〉から要注目物件!ミラノ出身であり長年ベルリンに在住、10年以上インドへと滞在し、北インドの古典的な声楽スタイルであるドゥルパドの巨匠たちに師事してきた名手であり、現代のドゥルパドの偉大なる解釈者ことAmelia Cuniによる、合計一時間半以上に渡る3つの魅力的な長編ラーガを収めたアルバム「Mumbai 04.02.1996」が登場。ムンバイのヴィシュヴェーシュヴァライヤ・ホールでのコンサートを記録した作品であり、オーストラリアのファッション写真家のRobyn Beecheが撮影したクーニの素晴らしい豪華フォトをフィーチャーした筆舌に尽くし難い美しさを秘めた歴史的ドキュメント!

Ruth Parker -  Otherwise Occupied (LP)
Ruth Parker - Otherwise Occupied (LP)Flippin Yeah Industries
¥4,562

オーストラリア・メルボルンのシンガー・ソングライター Ruth Parker による、ギター、ウクレレ、アコーディオン、ブズーキ、チェロ、マンドリンなど多彩なアコースティック楽器を取り入れたアレンジに、彼女の繊細で親密な歌声が重なるアルバム『Otherwise Occupied』。静かな余白を大切にしたサウンドは、インディ・フォークやシンガー・ソングライターの系譜に位置づけられる一方で、豊かな質感とメロウな響きによってドリーム・フォーク的な側面も感じさせ、聴き手に内省や感情の微細な動きを追体験させるように響く。派手さよりも細部のニュアンスに耳を傾けることで、しみじみとした深みとやさしい気持ちに包まれる一枚。

Tewolde Redda - Eritrea's Guitar Pioneer (LP)
Tewolde Redda - Eritrea's Guitar Pioneer (LP)Domino Sound
¥4,146

当時エチオピア、現エリトリアのアスマラ出身のギタリストで、1970年代初頭に当地のリュート型伝統弦楽器kirarをアンプを通して増幅、重ねてエレキギターを導入することで、伝統音楽へ電化サウンドを導入し、エリトリア音楽のモダン化を決定的に進めたTewolde Redda。〈Philips〉〈Amha〉〈Yared〉といったレーベルから発表されたシングル群に刻まれたその革新的な試みを、重要な10曲でまとめたアーカイブ作『Eritrea’s Guitar Pioneer』。エリトリア初のホーンセクション導入曲や、伝統歌の大胆な再構築、米軍基地Kagnew Stationのラジオ放送から受けたアメリカ音楽の影響など、当時の音楽的変化をそのまま記録している。電化kirarの乾いた音色とエレキギターの太いトーンが重なり、土着性と電気的な刺激が同時に立ち上がる独特の音像。ホーンが加わることで力強い表情が生まれ、手拍子のビートが終盤で倍速になる構造が祝祭的な高揚を生む。深く厚みのあるTewoldeの声は、愛や哀愁を語る歌詞を重心のある語りとして響かせ、伝統とモダンが交差する瞬間を鮮やかに描き出す。未公開写真、歌詞翻訳、詳細ライナーノーツを備えた充実の仕様。

Orquestra Pacifico Tropical - EL PODER (LP)
Orquestra Pacifico Tropical - EL PODER (LP)Not On Label
¥4,146

ポートランドのクンビア・コレクティヴOrquestra Pacífico Tropicalによる、曇天のオレゴン海岸での制作合宿から生まれた、伝統的クンビアと米国北西部のサイケが交差する最新作『EL PODER』。キャビンのリビングで録られたセッションの空気感がそのまま残り、11名編成の厚いアンサンブルが、祝祭と陰影の両方を抱えた独特の音像をつくり出している。乾いたパーカッションと、ホーンやギターは湿り気のあるサイケデリックなトーンで反復の輪郭を彩る。メロディは明るさを保ちながら、背景にはどこか影が差し込み、陽気さと静かな緊張が同時に存在する二重構造がアルバム全体に漂っている。伝統的クンビアを軸にしつつ、サルサ、ラテン・サイケ、実験的アンサンブルへと広がる、現代クンビアの最前線。

V.A. - Wouldn't Be Ready To Go (LP)
V.A. - Wouldn't Be Ready To Go (LP)Mississippi Records
¥4,396

1970年代後半、Bengt Olssonがアメリカ南部で録音したブルースのフィールド録音をまとめた、ブルースの原初的な魅力を鮮やかに伝えるアーカイブ作第二弾
『Wouldn't Be Ready To Go』。収録曲の約80%が未発表という驚くべき内容で、〈Mississippi Records〉が長年続けてきたフィールド録音再発の中でも特に貴重な録音が集められている。ざらついたギター、揺れるテンポ、生活音が混じる声など、フィールド録音ならではの生々しさが前面に出ており、ロッキンな勢いを持つ演奏から、祈りのように静かな歌まで幅広く、ブルースの多様性と奥行きがむき出しの形で提示される。スタジオ録音では得られない現場の強度があり、荒削りでありながら深い情感を伴う音像が魅力。未発表音源の発掘としても、ブルースのリアルを体感できる作品としても価値が高く、当時のローカルブルースの、その場で鳴った音を丁寧に届ける作品として存在感が際立つ一枚。

iu takahashi -  Ipsum (LP+DL)iu takahashi -  Ipsum (LP+DL)
iu takahashi - Ipsum (LP+DL)LAAPS
¥4,483

神奈川出身、東京を拠点に活動する音響作家iu takahashiによる、フランスの〈LAAPS〉からの2作目となるフルアルバム『Ipsum』。吉村弘や芦川聡らに代表される1980年代日本の環境音楽の精神を受け継ぎ、聴き手の無意識や日常の景色にそっと寄り添うサウンドを探求したもので、シンガーとしての背景を感じさせる繊細で澄んだ声の断片、アナログ/デジタル・シンセサイザーの静かな持続音、そして微細な環境音が優しく融和。余計な装飾を削ぎ落とした透明感あふれる音響テクスチャーが、澄み渡る空間の空気のように、柔らかくグラデーションを描いていく。空間の気配と美しく調和する余白の美学が惜しみなく注ぎ込まれたジャパニーズ・アンビエント。

V.A. - Jamaica to Toronto: Soul, Funk & Reggae 1967-1974 (Yellow & Green Vinyl 2LP)V.A. - Jamaica to Toronto: Soul, Funk & Reggae 1967-1974 (Yellow & Green Vinyl 2LP)
V.A. - Jamaica to Toronto: Soul, Funk & Reggae 1967-1974 (Yellow & Green Vinyl 2LP)LIGHT IN THE ATTIC
¥7,189

1960年代半ばから1970年代にかけ、ジャマイカやバルバドス、トリニダードなど西インド諸島からカナダの最大都市トトロントへと移住したミュージシャンたちによって形成された、北のマイクロ・ジャマイカコミュニティの秘蔵音源を、名門〈Light In The Attic〉がコンパイルした『Jamaica to Toronto: Soul, Funk & Reggae 1967-1974』。Jackie MittooやWayne McGhieら才能豊かなカリブの音楽家たちが集結し、レゲエやスカ、ロックステディの血脈をベースにしながら、北米直系のヘヴィーなファンクや濃密なソウル・ミュージックをダイナミックに融合。生々しく喉を鳴らすソウル・ヴォーカル、鋭く刺さるホーン・セクション、ディープなルーツ・インストゥルメンタルが交錯し、この地域特有の熱気あふれるハイブリッド・グルーヴを作り上げている。単なるレゲエの枠組みに収まらない、知られざるレア・グルーヴの宝庫であり、移民たちが故郷を思って紡いだストーリーが息づく味わい深い一枚!

Intrusion - a gentle embrace ep [remastered] (12")
Intrusion - a gentle embrace ep [remastered] (12")INTRUSION
¥3,446

デトロイトの重鎮Stephen Hitchellによる主要プロジェクトIntrusionの名曲『A Gentle Embrace』が、PoleことStefan Betkeによるリマスターを施され12インチで再発!デトロイト・ダブ・テクノの真髄を極限まで削ぎ落とし、余白を贅沢に活かした静謐な音響美学が冴え渡るサウンドで、かつてcv313やVariant名義でも解体・再構築されてきたディープ・テクノの逸品が、ロンドンとベルリンの名エンジニア陣の手を経て最上のクオリティで鮮やかに蘇る。広大な空間へと滲み出していく残響ダブ・エコーや透明感溢れるアンビエント・テクスチャー、そして深海をゆったりと漂うような重厚なベースラインと音響パッドが、どこまでも催眠的な音の流れを作り出している。緩やかに移ろいゆくミニマルなリズムと、静かな力強さをたたえた極太のローエンドが意識をどこまでも深く沈み込ませる一枚。

CV313 - Fading Lights (12")
CV313 - Fading Lights (12")Echospace
¥3,446

デトロイトの重鎮Stephen Hitchellによる変名cv313が2015年に残した名作EP『Fading Lights』が、PoleことStefan Betkeによる極上のリマスターを施され12インチで再発!オリジナル・テープマスターの魂を完璧に保持しつつ音響を磨き上げており、MaurizioやMike Huckabyの系譜を直系で継ぎつつ、ホームリスニングの枠を超えてフロアを直接揺さぶる肉厚で強靭なキックと地鳴りのようなサブベースを投下。その深いボトムエンドの上で、揺らめくメタリックなコードや立ち昇る音響エフェクト、幽玄な音粒子が細密に交錯し、ヒプノティックで神聖さすら感じさせるミニマル・ダブ空間を構築している。アナログならではの温かみとモジュレーションが生み出すリフレインが、意識を優しく解きほぐす至高のサウンドデザイン。

Murex - Inventio (LP)
Murex - Inventio (LP)YOUNG
¥4,558

今日のポップ・ミュージックを作るアーティストにとって、消費しやすい定型の自己像に落ち着くか、気まぐれなアルゴリズムに大きく迎合するかが求められる。しかし、〈Young〉が契約した最新アーティストのひとりである Murex は、優れたソングライターとして、その制約に自らの流儀で挑み、道を切り開いてきた。

大胆なハーモニクスの転調、グリッチ・エレクトロニカ、狂騒的なオーケストラ・シーケンスを通じて、Murex は、自身の潜在意識の境界を塗り替えていく。ストーリーテリングと北欧フォークロアの精神に深く根ざした本作は、崩れゆく自己感覚へと向き合う旅路が描かれている。Murex が自らをほどきながら、創造的・感情的な解放へと手を伸ばしていく軌跡が、幽玄で不規則なアヴァン・ポップを背景に展開していく。

アルバムタイトル『Inventio』はバッハのインベンションに由来している。そのバロック的な精神は全編を貫いており、その歌声やサウンドはビョークやエリザベス・フレイザーを彷彿とさせる内容に仕上がっている。

Patty Waters - You Loved Me (LP)Patty Waters - You Loved Me (LP)
Patty Waters - You Loved Me (LP)cortizona
¥4,573
今回、初のアナログ・リリース!伝説的アヴァンギャルド・ジャズ・レーベル〈ESP-Disk〉からの60年代の作品も知られる、アイオワ出身のフリー・ジャズ/アヴァンギャルド・ジャズ・ヴォーカリストであり、Bill EvansやCharlie Mingus、Chick Corea、Herbie Hancockとも共演してきた奇跡の歌声…..ESPの暗黒面にして数々の作家に影響を与える女性ボーカリスト、Patty Waters。1970年代に残された未発表のシングルや貴重なセッション音源を収めたコンピレーション・アルバム〈You Loved Me〉が、占星術ニューエイジなJean Hoyouxの再発盤や今年度ベスト格なAnn Eysermansなどを送り出してきたベルギーのカルト・レーベル〈cortizona〉から到着。オールド・スタイルなフォーク・ミュージックの素朴さに、スピリチュアル・ジャズのアヴァンギャルドネス、端正なミニマリズムの溶け合う、極上の録音の数々を収録。Eric Terino によるライナーノーツが掲載されたインサートが付属。
Curbside Lambsear - Put Rings On All My Fingers To Weigh Down My Hands (LP)Curbside Lambsear - Put Rings On All My Fingers To Weigh Down My Hands (LP)
Curbside Lambsear - Put Rings On All My Fingers To Weigh Down My Hands (LP)Scenic Route Records
¥5,589

アヴァン・ポップ・バンドの新鋭carolineのヴァイオリニストMagdalena McLeanと、The UmlautsのAnnabelle Mödlingerによるロンドンの新鋭デュオCurbside Lambsearのデビュー作品『Put Rings On All My Fingers To Weigh Down My Hands』。ウィーンでの出会いからロンドンの先鋭的実験シーンで再開したふたりが、自身の所属バンドとは異なる新たなサウンドを探求、加工されたギターとうねるドラム、電子音響やDAWでの実験的手法を高度に融合させ、ポストロック、スローコア、ノイズ、フォークロアなプログレを自在に解体・再構築。DomeやDisco Inferno、Bark Psychosisといった英国地下実験音響の不屈の系譜を感じさせつつも、クールでアンニュイな歌声がTirzahらにも通じる現代的で優美な感性を添えている。歪みやノイズの濁りをあえて隠さず、多幸感と切なさを交錯させる最前線のサウンド!

Prince Mohammed - Inna Him Head (LP)
Prince Mohammed - Inna Him Head (LP)Joe Gibbs Music/Prince Mohammed
¥4,724

オリジナルは1980年リリースの、Prince Mohammedによるディージェイ・クラシック『Inna Him Head』。名匠Joe Gibbsがアレンジとプロデュースを手掛け、Sly & Robbieという最強のリズム・セクションを擁して制作。Sly & Robbieによるヘヴィかつ鋭いドラムと地の底を這うヘヴィウェイトなベースラインが強靭なビートを刻み、その上でPrince Mohammedの独特で味わい深いヴォーカルとトースティングが躍動。Joe Gibbsならではの緻密な音響処理とヴィンテージなダブの残響が交錯し、ルーツ・レゲエのディープな魅力を余すことなく引き出している。80年代初頭のルーツ/ダンスホール創成期の熱量と、ディープなダブ音響が見事に融合した不朽の名作。

Howie B. & Hiraki Sawa - 3 Sticks (12")
Howie B. & Hiraki Sawa - 3 Sticks (12")DOG TOOTH
¥3,515

トリップホップ黄金期を支えた巨匠Howie B.と、ロンドンを拠点に世界的な評価を得る現代美術家、佐和ひらきによるオーディオ・ヴィジュアル・コラボ作品『3 Sticks』が12インチで登場!鈴木大拙の禅思想にインスピレーションを受け、ロンドンのKonk Studiosにてライヴ録音された、音楽と現代美術の境界を行く先鋭的セッション。木と木が叩き合わされる素朴で原初的な打撃音を始点に、有機的なパーカッションやディープなドローン、緻密な電子音響が多層的に交錯。多幸感あふれるグルーヴィーな展開から不協和音を孕んだ省察的な質感を経て、混沌としたディストピア的なフィナーレへと変容していくダイナミックなストーリーテリングには耳を惹きつけられる。ライヴ録音ならではの臨場感と、Howie B.特有の深く重厚な音響感覚、そして映像作品と深く響き合うコンテンポラリーなアート性が高次元で融合した、音と映像による禅問答。

Low End Activist meets SeekersInternational - in Muzikon (LP)Low End Activist meets SeekersInternational - in Muzikon (LP)
Low End Activist meets SeekersInternational - in Muzikon (LP)Digital Sting
¥4,311

Sneaker Social Clubを主宰し英独のベースシーンを牽引するLow End Activistと、カナダ/フィリピンを拠点にカルト的な人気を誇る音響コラージュ・ユニットSeekersInternationalによるコラボ作品『in Muzikon』。SeekersInternationalが得意とするサイケデリックに歪んだ抽象的ダンスホール〜デジダブの音響コラージュと、Low End Activistが得意とする精緻でソリッドな低音が緻密に融合。VHS時代のサウンドトラックやライヴ・サウンドシステムのダスティなテープ音源、初期グライムの感覚を解体・再構築しながら、緻密なフルートやMCサンプル、うねるサブベースが交錯する現代的なベース・ミュージックを構築している。ヴィンテージなダンスホールの粗い質感と、現代クラブ・オーディオのハイファイな重低音が交錯するレフトフィールド・ベース・ミュージックの最前線!

Flora Yin Wong & Jerzy Mączyński - The Double (10")
Flora Yin Wong & Jerzy Mączyński - The Double (10")Accidental Meetings
¥3,481

ロンドンの異彩Flora Yin-Wongと、ワルシャワ、ベルリンを拠点にジャズやインダストリアルを横断するサックス奏者Jerzy Mączyńskiによるコラボ作『The Double』が〈Accidental Meetings〉より10インチで登場!インドネシアからポーランドまで届く口承の魔物、民間伝承を題材に織り上げられた先鋭的エレクトロアコースティック作品。サックスの不穏な息遣いや旋律に、シターやハープ、ケメンチェといった弦楽器の荒々しく切迫した響き、そしてゲスト参加のLaila SakiniやAga Ujmaらによる神秘的なヴォイスやスポークン・ワードが重層的に交錯。風から生まれる魔物や深い森に潜む気配を描き出すかのように、伝統楽器の生々しい残響と現代的な音響処理がせめぎ合い、妖しくも冷ややかなアヴァン・フォークロア空間を構築している。異教的なフォークロアの暗香と、実験音響の緊張感が結晶化した先鋭的な一枚。

cv313 & Federsen - Sky Space EP (12")cv313 & Federsen - Sky Space EP (12")
cv313 & Federsen - Sky Space EP (12")Alt Dub Records
¥3,861

ダブテクノのセカンド・ウェーブを象徴する巨匠Stephen Hitchellと、サンフランシスコの現代ダブテクノシーンを牽引するFedersenことChris Kellyがタッグを組んだ12インチ『Sky Space EP』がFedersen主宰の〈Alt Dub〉より登場!Maurizio直系の低く深く沈み込むようなベースラインと、ダスティーなパーカッションや遠くで響くダブ・コードが絶妙な余白を生み出す夜間飛行サウンド。cv313ならではの微細に変化し続けるテクスチャーと、エレクトロ・アコースティックな残響処理が見事に融合し、空間そのものがどこまでも広がっていくかのような神秘的な音響空間を描き出している。幾重にも重ねられたディレイとエコーの重層美、そして静謐でありながら強靭なミニマリズム。互いのオリジナル楽曲とリミックスを行き来させながら、ダブ・テクノの真髄を継承し拡張する美しきコラボレーション。

Marja Ahti, John McCowen - Errands (LP)
Marja Ahti, John McCowen - Errands (LP)Black Truffle
¥5,584

フィンランドの作曲家Marja Ahtiと、クラリネットのマルチフォニックスを追求するアイスランド在住の音響作家John McCowenによる初デュオ作『Errands』。レイキャヴィクの街角や日常のエンジン音といったささやかな環境音と、クラリネットの豊かな倍音ドローン、静かに漂うサイン波が複雑に織りなす極上の音響作品。一切の電子加工を施さないクラリネットが生み出す不規則な拍動や単音楽器とは思えないようなスプリット・トーンと、クラシカルな電子音響の手法が高度に融合。アコースティックの生音と電子音響の境界線が緩やかに消失していく音像の中で、メシアンのモテットをリコーダー群で再構築した可憐な断片が挿入されるなど、聖と俗、日常と非日常が同居する幽玄な静寂美を創出している。静けさのなかに絶え間ないテクスチャーの変容を宿した、深淵なエレクトロ・アコースティック作品。

Phil Struck -  Kiliae I (LP+DL)Phil Struck -  Kiliae I (LP+DL)
Phil Struck - Kiliae I (LP+DL)Cosima Pitz
¥5,463

版元完売、限定100部。実験的音響作品で知られるPhil Struckが、長年にわたる異郷での生活を経て、故郷であるドイツ北部の都市キールへと戻り、日常の散歩や自転車での移動の中で触れた空気感と、帰るべき場所とは何かという問いから着想を得て編み上げた静かな帰郷の物語『Kiliae I』。日常の風景や生活のささやかな変化を映し出すように、繊細なフィールド・レコーディングやアブストラクトな音素、静謐な電子音響が穏やかに交差。ノスタルジックな情感と異郷での記憶が複雑に溶け合い、どこか寂寥感を漂わせながらも、パーソナルでプライベートな美意識に満ちたテクスチャーが優しく広がっていく。時間の経過とともに変化した故郷への眼差しと、地理的な距離が生み出す豊かな情感を音像へと落とし込んだオーガニック・アンビエントの秀作。

Jordi Santanach - Strata (LP)Jordi Santanach - Strata (LP)
Jordi Santanach - Strata (LP)Cosima Pitz
¥5,463

スペイン・バルセロナを拠点に、チェンバー・ジャズ楽団Los Cronopiosの率領や現代クラシック、即興演奏など多彩な領域で異彩を放つ総合芸術家Jordi Santanachによる2025年ソロ作『Strata』。長い年月をかけて土や岩石が積み重なる地層に着想を得て、時間の隔たりを設けて行われた計4回の朝のセッション音源を積み重ね、まさに音響の層として完成させたコンセプチュアルな作品。バリトン・サックスやクラリネットの特殊奏法、そして静かなフィールド・レコーディングが折り重なり、極めて抑制の効いた音響空間を形成。悠久の時をかけて地層が形成されるように音粒子がゆっくりと明滅し、その静寂の余白からほのかな抒情性を帯びた旋律が優しく浮かび上がる。日本のわびさびにも通じる寂寥感と無常観、そして悠久の自然が宿す静穏な佇まいが音響美として深く横溢している。時間の堆積と微細な音の変化をじっくりと堪能できる、静謐極まるアコースティック・ミニマリズムの逸品。限定300部。

V.A. - My Heart is Dust Before Him: 21st Century Gasba from Algeria (LP)
V.A. - My Heart is Dust Before Him: 21st Century Gasba from Algeria (LP)Hive Mind Records
¥5,099

〈Hive Mind〉が、Raïの発祥地として知られるアルジェリア・オランの名門〈Édition Ahlem〉とタッグを組み、伝統と現代電子音が融合を果たした21世紀のガスバ音楽を編纂したコンピレーション『My Heart is Dust Before Him』。ベドウィンの伝統儀式や婚礼で奏でられてきた葦笛ガスバの響きが、地元のカセット文化を経て最新のストリート・サウンドへと進化した、現代アルジェリアの生々しいストリート・ソウルを捉えた全10曲を収録。催眠的な旋律を紡ぐガスバの音色に、荒削りなリズムマシン、うねる重厚なシンセベース、そしてオートチューンを纏ったエモーショナルな歌声が絶妙に交錯。ベドウィン・フォークの古風な詩情を残しながらも、強烈なシンセ・ライのリズムやR&B譲りの低速グルーヴと結びついたサウンドは、異次元の熱量と北アフリカ特有の泥臭いディープネスを放出している。ポップ・ライの影で密かに発展を遂げてきた、現代アルジェリアの生々しくリアルな音楽ドキュメント。

Palle Mikkelborg - Light (LP)
Palle Mikkelborg - Light (LP)Loveland Music
¥6,410

Miles Davis名盤『Aura』の作曲や数々のECM名作で知られるデンマークの至宝、Palle Mikkelborgが実に25年ぶりとなるソロ・アルバム『Light』を〈Loveland Music〉よりリリース!ツアー活動からの引退を経て、盟友Jakob Broとともに膨大な未発表音源やキャリアの軌跡を再検証し、彼自身の純粋な音像とスピリットに焦点を当てて完成させた遺産的とすら言える壮大な一作。自作の管弦楽作品をはじめ、現代音楽家Per Nørgaardらの楽曲を、ソロ・ピアノ、澄み切ったトランペット、フリューゲルホルンによる瞑想的なアプローチで静かに再解釈。北欧ジャズ特有の抒情的な静寂のなかに、グランド・ピアノの重厚な響き、荘厳な合唱的音響、そして繊細な電子音響やサウンドスケープが折り重なり、光と透明感に満ちた静謐な美しさを創出している。心に深く染み渡る一枚。

Mark Fell - Servitude In Context EP (12")
Mark Fell - Servitude In Context EP (12")National Centre For Mark Fell Studies
¥4,198

SNDのメンバーとしても知られる電子音響最高峰Mark Fellの最新12インチ『Servitude In Context』!80年代シェフィールドの電子音楽勃興からレイヴ・カルチャーを身をもって体験してきた巨匠が、30年に及ぶキャリアを結集し、ダンスのためのコンピュータ・ミュージックを最新次元へと更新したもので、シカゴのフットワークからタンザニアのシンギリまで、世界各地のハイパーモダンなクラブ・サウンドを独自のアルゴリズムへ昇華。劇的な加速と減速、噛み合わないアシンメトリーな構造、そして極限までソリッドに制御されたデジタル・パーカッションが交差する。ガムランに通じる微細な音響旋律や、まるでAI同士がリアルタイムでチェスを打ち合うかのような雰囲気が、脳内を激しく揺さぶり翻弄する。デジタル・クラブ・ミュージックの概念を大胆に拡張した無二の変則ポリリズミック音響。

Mary Jane Leach - Pipe Dreams II / III (LP)
Mary Jane Leach - Pipe Dreams II / III (LP)Modern Love
¥5,489

Julius EastmanやArthur Russell、Ellen Fullmanらとともに80年代ニューヨーク・ダウンタウンのアヴァンギャルド/ミニマリズム・シーンを切り拓いた重要作曲家Mary Jane Leachによる、1989年の傑作『Pipe Dream』に続く、パイプオルガン探求の最新録音『Pipe Dreams II / III』。ベルギー・ヘントのホールとドイツ・ケルンの聖ペテロ教会にて録音された本作は、極限まで伸ばされた持続音とストップの精緻な切り替えが織りなす極上のドローン/サイコアコースティック作品。身体を揺らす重低音の脈動と高域できらめく倍音群が交差するアンサンブルは、音高の追及というよりも音響現象そのものをダイナミックに捉え直した神秘的な響きを提示。巨大な楽器と建築残響が共鳴し合い、多次元的な立体音響空間を立ち上げる圧巻の一枚!

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