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Wareikaのギタリストとして知られるHenrik Raabeが、〈Mule Musiq〉から届ける初のソロ・アルバム『LDS』。ジャズ、アフロ、ダブ、ニューエイジ、アンビエントが自然に溶け合う、ジャンル横断型のダウンテンポ作品で、生音の温度感と電子音の透明感が絶妙に混ざり合い、Studio Mule的な音響と質感を重視した佇まいを持っている。ギターは旋律を主張するのではなく、空気の揺れや残響をデザインする音響素材として扱われ、柔らかな陰影をアルバム全体に与えている。The Durutti Column、Dennis Bovell、Virginia Astleyらを思わせる、抒情的かつ夢幻的な淡いノスタルジーが漂いながら、ドイツ的なミニマリズムで引き締められたサウンドは、どこか旅の情景を思い起こさせる。地名を思わせるタイトルが象徴するように、曲ごとに風景が変わるシネマティックな構成も魅力的で、耳に優しく、心に深く染み込む一枚。

トイピアノや小型楽器を駆使した独自のアヴァン・ポップで知られるPascal Comeladeが、40年にわたり録りためてきた私的ヒットパレードを一枚にまとめたコンピレーション『Métaphysique Du Hit‑Parade』。Ramones「Sheena Is A Punk Rocker」、Jonathan Richman「Egyptian Reggae」、The Kinks「Sunny Afternoon」、MC5「Ramblin’ Rose」など、ロック史を横断する名曲を、原曲の影だけを残してまったく別の生命体へと変換するコムラード流カバーとして収録。トイピアノのチリチリとした響き、ミニマルに反復するフレーズ、奇妙なユーモアと温かいノスタルジー。ロックの名曲が夢の中の残響のように歪み、柔らかく再構築される。さらに Bob Dylan「Girl from the North Country」とNirvana「Come As You Are」は本作のための新録音。ロックの記憶を自分の言葉で語り直すような、個人的でありながら普遍的なカバー・アンソロジー。

ダブの歴史の中でも最高のものの一つと言える、1979年リリースの、Keith Hudsonのダークで神秘的なプロダクションスタイルが光るアルバム『Nuh Skin Up Dub』が〈Week-End Records〉よりめでたくリイシュー!重いベースライン、エコーに包まれたドラム、幽玄なヴォーカルの断片が絡み合い、ヒプノティックな雰囲気を生み出している。未加工で実験的なサウンドで、『No Commitment』や『Ire Ire』といったトラックは、奇妙で不気味なエネルギーを放っており、リバーブとディレイの使い方が、広がりを持ちながらも圧迫感のある音空間を作り出している。聴けば聴くほど新しい音の層や隠れたテクスチャーが現れ、深く聴く価値がある一枚。また、本作はHudsonが長年共演してきた、数多くの有名なジャマイカン・アーティストのバックトラックを提供していたが、その功績は十分評価されているとは言えない伝説的なスタジオ・バンド、Soul Syndicateの重要性を初めて強調した作品でもある。
吉村弘から高田みどり・・・全ニューエイジ~アンビエント・ファンは勿論、全ての音楽ファンへ。亜蘭知子の「色彩感覚」や、Pierre Barouhの「Le Pollen」、宮本典子「Vivid」などへの参加でも知られ、1970年代よりベーシストとしてジャズ・シーンの第一線で活躍、音楽理論家としても名高い本邦のジャズ・ベーシスト、濱瀬元彦が、ニューエイジ好きに名の知れた名レーベルであり、Kitaroや宗次郎も在籍するShi Zenに残した1986年の伝説的名盤「インタリヨ」が、30年以上の時を経て、再レコーディング!
世界中のアンビエント~ニューエイジ・マニア達に愛され、国産アンビエント作品としても高騰を極めるオリジナル盤は、権利関係ゆえに再発出来なかったという代物が堂々の再録!あのジャコパスが来日した際には会いたいと指名されるほど高く評価されたベース奏者であり、多くの国産清水靖晃や鈴木勲等とも活動し、演奏家としてもフレットレスベースの新しい演奏スタイルを確立した人物。濱瀬本人の熱い情熱の元、再構築された本作は、原曲の世界観を損なうことなく、より高みへと向かった傑作!空想世界の果てへと向かうような創造性に満ち溢れた神秘的なサウンドに、ライヒ譲りのクリスタル・トーン澄み渡るミニマリズム、ジャズのエッセンスが息づく柔和なアプローチなどの数々が込められた孤高の響きです。まさに新たなるクラシック誕生の瞬間!



大名門〈KOMPAKT〉主宰、Wolfgang Voigtによる大人気アンビエント・プロジェクト、GASが、大名門〈Mille Plateaux〉からリリースした98年の初期傑作「Königsforst」が180g重量盤でヴァイナル再発!凄まじい深度です。まるで、William Basinski meets DUB TECHNO・・・・得体さえも分からない何かが心の闇の中で蠢いているような、そして、それが今にも這い上がってくるような、不可思議なドープネスが立ち込める大傑作ダブ/アンビエント。恐るべき孤高の宇宙観へと到達したマスターピースです!


ピンク・フロイド、KLFへの至高のアンサー…
ジ・オーブのキャリア史上最もアンビエントな傑作!
キャリア通算16作目となる2016年の名作が、2025年リプレス。

2025年リプレス。アシッド・ハウス、テクノ、ダブ、レゲエ、アンビエント、プログレッシヴ・ロック、ヒップホップを飲み込んだ独自のサウンドを展開するジ・オーブ(=アレックス・パターソン)の通算8枚目のニュー・アルバム。
テリー・ライリーとのコラボで知られる、2024年に惜しくも亡くなったイタリア出身の名歌手アメリア・クーニの声を中心に据えた作品。インドの伝統的な声楽ドゥルパドの探求と現代実験音楽が見事に融合しており、A面の「Melopea」では、ベルリンでの録音をもとに、ヴァイオリニストのシルビア・タロッツィとチェリストのデボラ・ウォーカーが、クーニの歌声と重ね合わせながら、伝統のドローン音から解き放たれた不安定で複雑な響きを紡ぎ出す。まるで音の細かな倍音を追い求めるように、ゆったりとしたグリッサンドと繊細な音程操作が織り成す歌唱は瞑想的で、聴く者を静かな深みへと誘う。「Bhoop-Murchana」では、ソプラノサックス奏者のヴェルナー・デュランドとチェリストのアンセア・キャディが、クーニが歌うラーガの構成音を丁寧に選び、新たな旋法を探求しており、彼らの純度の高い音色と浮遊感のある長い響きは、クーニの声やタンプーラの繊細な音と溶け合い、まるで温泉につかるかのよう。パンデミックの時期に非同期で行われたコラボレーションから生まれたこの作品は、クーニの芸術への敬意を表すとともに、初めて彼女の世界に触れる人にとっても理想的な入門盤となっている。

〈Black Truffle〉より、80代になるスウェーデンのマルチ奏者Christer Bothénが自身の軌跡を辿りながら、伝統楽器ドンソ・ンゴニの深淵な世界を単独で表現した稀有なソロ作品が登場。1970年代からスウェーデンのジャズや即興シーンで活躍してきた彼は、1971年にマリへ渡り、南部ワスル地方で狩猟者のカーストが奏でる神聖なハープ、ドンソ・ンゴニに出会う。伝統的には狩猟者一族にのみ演奏することが許されたこの楽器を、熱心な師匠ブロエマ・ドビアからのマンツーマン指導で習得し、伝統を尊重しつつも自分のスタイルでの演奏許可を得たという。本作は、伝統的なワスルの七つの曲に加え、両者の境界を曖昧にするBothén自身の作曲『La Baraka』を収録。主にペンタトニックの繰り返しに集中しながらも、その中で無限のニュアンスや即興的な息づかいが躍動し、単調に陥ることなく深い聴きごたえを生み出している。特に、楽器に付随する小さなラトルの効果や演奏の微妙な加速・減速が、静かに、しかし鮮やかに音楽の流れを彩っていて、最終曲では長年の弟子でありベーシストのカンサン・トルビョルン・ゼッターベリと、金属スクレイパー奏者マリアンヌ・ンレムボ・リンデンが加わり、独特の響きをさらに深めている。ストックホルムの高音質スタジオで2019年から2023年にかけて録音され、細部まで鮮明に捉えられた音像は、ドンソ・ンゴニのブルブルと震える低音弦の豊かな鳴り響きが強烈に印象に残る。これは約半世紀にわたるBothénの献身的な探求が結実した、精神的とも言える集中の記録で、作品にはマリ滞在時の鮮やかな写真と詳細な解説も添えられ、この深淵な楽器の神秘と魅力を多角的に伝えている。

François J. Bonnetが手掛けるエレクトロアコースティック/実験音楽プロジェクトKassel Jaegerのオリジナルは2012年に〈Senufo Editions〉からリリースされた重要作『Fernweh』が〈Black Truffle〉から再発!電子音響とミュジーク・コンクレートを融合させた濃密で感情的なサウンドスケープが展開される本作は、波のように寄せては引く電子音、風や水、ガラスの音のような曖昧で現実感のある音が交錯しながら、明確なイメージを与えずに空間を漂う。具体音と合成音が溶け合い、風景のように推移する構成は、彼のフランス・ミュージック・コンクレートの伝統と音響に対する厳密さと、アンダーグラウンドな実験音楽の粗さが共存している。情緒と実験が同時に息づく独特の音世界は、友人でもあるジム・オルークと同様、アカデミックな伝統から逸脱した開かれた耳によるもので、情緒ある抽象を追求した電子音響の傑作。

限定シルクリクリーン・スリーブ仕様。 1962年、ニューヨークChoreographers Workshopで録音されたSun Raの名演「The Nile』が初の7インチ化。「The Nile」は、Sun Raがアフロ・フューチャリズムを音楽的に深めていった時期の象徴的な楽曲で、複数のドラマーとパーカッショニストが重層的に絡み合い、大河のうねりのようなリズムが延々と続く。その上を、Marshall Allenのフルートが鋭く舞い、John Gilmoreのテナーが時折影のように差し込む。音の密度は高いのに、どこか空間が広がっていく感覚があるのが印象的。Sun Raのピアノは、一定のパターンを保ちながら突然の鋭い音で、水面に光が反射するような瞬間的なきらめきを生む。エレクトリック・セレスタの金属的な響きが加わると、古代の儀式と未来の宇宙航行が同時に起きているような独特の時間感覚が立ち上がる。Sun Raの「神話科学」がもっとも生々しく響く録音のひとつを、ぜひ7インチの音質で!
オーストラリア・メルボルンのシンガー・ソングライター Ruth Parker による、ギター、ウクレレ、アコーディオン、ブズーキ、チェロ、マンドリンなど多彩なアコースティック楽器を取り入れたアレンジに、彼女の繊細で親密な歌声が重なるアルバム『Otherwise Occupied』。静かな余白を大切にしたサウンドは、インディ・フォークやシンガー・ソングライターの系譜に位置づけられる一方で、豊かな質感とメロウな響きによってドリーム・フォーク的な側面も感じさせ、聴き手に内省や感情の微細な動きを追体験させるように響く。派手さよりも細部のニュアンスに耳を傾けることで、しみじみとした深みとやさしい気持ちに包まれる一枚。

ワイルドに、より自由に。オレゴン州北西部を拠点に活動するソングライター/詩人のLily Mullenによるデビュー・ソロ・アルバム『Lily Mullen Is Here』が、当店お馴染みの〈Mississippi Records〉よりアナログ・リリース。ダウン症を持って生まれたMullenは、障害者の権利や、様々な見過ごされた声の重要さを訴える熱心な活動家であり、The RaincoatsやThe Slitsの自己完結的な世界観に通じる、遊び心と音楽的な魔法に満ち溢れたアルバム。The Velvet UndergroundやThe Modern Loversを想起させるような実験精神溢れるロックやバラードから、Patti Smith、Nico、The Fallなどからの影響をヴォーカルと音楽で自然と彷彿させる楽曲まで、巧みな言葉遊びや宇宙的なテーマ、シュールレアリスト的な詩、親密で耽美な嘆きまでを内包した、独創的でユニークな声を聴かせるモダンで卓越したアート・ロックの傑作です。
サントゥールの生ける伝説シブクマール・シャルマ、インド古典音楽の世界にギターを持ち込んだブリジ・ブーシャン・カブラ、バンスリーの名手ハリプラサド・チャウラシアらが1967年に録音したCall of the Valleyがリイシュー!カシミール地方の羊飼いの1日を、さまざまな時間帯にちなんだラーガで物語るもので、ガチガチの古典というよりはライトクラシックに分類されるものです。しかし、そのライトさはミューザック的なものでは全くなくて、親しみやすくて無邪気な透明さは聴くものを気付かぬうちにより遠くへ、より内なる場所へと連れていく力があるように思えます。サントゥール、ギター、バンスリーそれぞれの音色や音楽的な特性の違いも非常の面白く、聴き飽きることがありません。カブラが最も愛した録音と言われており、インド古典音楽が好きな方だけでなく、全ての音楽好きに届いてほしい内容です。
全曲新たにリマスター済みで、限定プレスになります。

ノルウェーのデュオDeaf Centerによる、時間の流れをテーマにした音響の旅『Through Time』。前半はTotlandのピアノが少ない音数で置かれ、その余白にSkodvinの暗いテクスチャが静かに広がっていく。霧の中をゆっくり歩くような、影と光が交互に現れる音の風景が続く。中盤以降は、ドローン、微細な電子音、ストリングスが重なり、空間がゆっくりと変化していくような感触が強まる。特に後半では、ストリングスが深い音響の中に柔らかな光を差し込み、静けさの中に高揚が立ち上がる瞬間が印象的。静かな音のレイヤーが少しずつ形を変えながら進む、Deaf Centerの成熟を感じるアンビエント/エレクトロアコースティック作品。 夜の読書や深夜の作業に寄り添う、静かで奥行きのある一枚。

ノルウェーの音響デュオDeaf Centerのピアニストとして知られるOtto A Totlandが2014年に発表した初のフル・ソロアルバム『Pinô』が待望のリプレス。収録された18曲はすべて短いピアノ小品で構成され、1〜3分ほどの音のスケッチが静かに連なっていく。メロディは控えめで、冬の光のように淡く、影のニュアンスを含んだ情緒が漂う。ピアノの響き、鍵盤のノイズ、ペダルの残響まで丁寧に捉えた極めて親密な音像で、物理的なノイズまでが音楽の一部となり、音楽にリアリティを与えている。静けさの中にある感情を丁寧に描いた、現代ピアノ作品の名作。

アンビエント・映画音楽界の知られざる巨匠
マイケル・ブルックの2作品が2枚組で〈4AD〉より奇跡のリイシュー
名作『Cobalt Blue』の35年ぶり初ヴァイナル再発に加え
同年録音された『Live at the Aquarium』も初ヴァイナル化
アンビエントの先駆者ブライアン・イーノをはじめ
ロジャー・イーノ、ダニエル・ラノワら豪華メンツが参加
U2の楽曲などに使用された改造ギターとして有名なinfinite guitarの発明者としても知られるカナダ人ミュージシャンのマイケル・ブルック。1992年に〈4AD〉から発表した『Cobalt Blue』は、静かに、息をのむようなサウンドスケープで構成された、時代を超える名作として、年月を経て再評価されている。同作には、アンビエントの先駆者ブライアン・イーノ、作曲家/マルチ奏者としてロジャー・イーノ、そしてグラミー受賞プロデューサーのダニエル・ラノワが参加。同年後半に録音された『Live at the Aquarium』は、ロンドンで行われた貴重なソロ・パフォーマンスを収録したもので、マイケル・ブルック特有の催眠的なサスティン、広がりのあるテクスチャー、そして大気のような深い音の世界を捉えている。
85年のデビュー・アルバム『Hybrid』から92年のセカンド・アルバム『Cobalt Blue』リリースまでの7年間。マイケル・ブルックはブライアン・イーノのレーベルでありマネジメントでもある〈Opal〉と契約し、故郷のトロントからイギリスへ移住。イーノやラノワとのコラボレーション、ジョン・ハッセルとのツアー、ロジャー・イーノやハロルド・バッド、ララージらと共に伝説的なライブ・プロジェクト Opal Evenings に参加しながら、ステージでのループ処理、シーケンサーや音響処理における実験的な新境地を切り開いた。しかし、『Cobalt Blue』が完成した直後、〈Opal〉は配給契約を失い、リリースは中止。マイケル・ブルックは当時について「〈4AD〉のアイヴォ・ワッツ=ラッセルと友人だったので、彼がアルバムを出してくれると申し出てくれた。しかし、リリース後も長い間、十分な反応は得られなかった。音楽プレスがジャンル分けしにくいものを避けていたから...。だから当初は世間の評価がわからなかったんだ。まるで荒野で泣くギターのようだった。」と語っている。同期間、ピーテル・ノーテンと共作の〈4AD〉アンビエントの名作『Sleeps with Fishes』(87年) をはじめ、精力的な活動の中でヌスラト・ファテー・アリー・ハーンやユッスー・ンドゥールらワールド・ミュージックの巨人たちともコラボレーションを行った。それらの膨大な刺激と経験を吸収していた結果生まれたのが『Cobalt Blue』であり、リリース当時は十分に評価されなかったものの、年月を経てその名声と影響力は高まり続け、卓越したキャリアにおける重要な転換点であることが証明されている。
その後、1996年にはヌスラトとのアルバム『Night Song』でグラミー賞にノミネート。2008年には名作映画『Into the Wild』のサウンドトラックでゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。『El Infierno』では2011年ハバナ映画祭の最優秀音楽賞を受賞。映画音楽作曲家としても卓越している彼は、50本以上の映画に携わっている。2024年にプロデュースしたヌスラトのアルバム『Chain of Light』は、Guardian紙のワールド・ミュージック・アルバム・オブ・ザ・イヤーに選出。もちろん、これらの輝かしい功績は、『Cobalt Blue』の制作を始めた頃には、まだ未来の話だった。『Cobalt Blue』で生まれたサウンドは「厳密にはアンビエントではない」とマイケル・ブルックは語る。よりリズミカルでメロディアス、彼はそのマテリアルを Wordless Songs (言葉を持たない曲) と表現している。この推進力と変化への志向は、優先順位の転換 ーある種の反逆心ー を表していた。

トータスの一員としても名を馳せるギタリストのジェフ・パーカーを中心に、サックス奏者ジョシュ・ジョンソン、ベーシストのアンナ・バタース、ドラマーのジェイ・ベラローズで構成されるジェフ・パーカー・ETAカルテット。メンバーの3人、パーカー、バタース、ジョンソンはレッチリのフリーのソロ・デビュー作『Honora』(2026年)に参加したことでも注目を集めている。カルテットは2016年にロサンゼルス北東部の会場ETAでパーカーが始めた週替わりレジデンシーから生まれたバンドだ。彼らによる最新作となる『Happy Today』がこれまで2作と同様シカゴの名門〈International Anthem〉よりリリースされる。
本作は、2016年にロサンゼルスの会場ETAで始まったレジデンシーから発展したバンドの2025年時点のバンドの記録を刻む一枚だ。サックスのジョシュ・ジョンソン、ベースのアンナ・バタース、ドラムのジェイ・ベラローズとともに、ミニマルでジャンル横断的な即興演奏を展開する。本作は2025年8月20日、Lodge Roomでの演奏をその場で録音・ミックスしたもので、LP片面に相当する長尺2曲を収録。エンジニアのブライス・ゴンザレスが特注機材で捉えた音像は、困難な時期の中で生まれた束の間の高揚と連帯感を鮮やかに刻む。NPR Tiny Desk出演など近年も精力的なパーカーの歩みとともに、バンドの本質である“場”と“対話”の力を体現した重要作となっている。

ファンやDJから正式リリースの要望が止まず、2025フジロックでも披露された超人気トラックが限定12インチで発売!
2025フジロックでは、圧倒的な音圧と卓越したパフォーマンスで絶賛の声が鳴り止まない、説明不要のアーティスト、フォー・テット。当初はXLストア限定の数量限定盤としてリリースされ、48時間以内に完売した本作が、今回のリプレスによって初の全世界同時リリース。Mazzy Starの名曲「Into Dust」をサンプリングした「Into Dust (Still Falling)」は、ファンやDJからの正式リリースの要望が止まなかった人気トラックで、フジロックでも披露されて最高潮の盛り上がりを見せた。

(数量限定/日本語帯付き/解説書封入)ナラ・シネフロの来日公演を記念して、アンビエント・ジャズの傑作として名高いデビュー作
『Space 1.8』が日本語帯付きLPにてリリース!
米Pitchfork【Best New Music】 獲得!!〈WARP〉が惚れ込んだ新鋭 ナラ・シネフロ。ジャズの感性、ハープとモジュラー・シンセが奏でる、瞑想的なサウンドで称賛を集めるデビュー・アルバム!!
ロンドンを拠点に活動する、カリブ系ベルギー人の作曲家で、プロテューサー兼ミュージシャンのナラ・シネフロが、待望のデビュー・アルバム『Space 1.8』のCDを名門〈Warp〉からリリース。
本作は2021年9月にデジタル/ストリーミング配信、そして超限定数のみアナログ盤でリリースされ、Pitchforkが【Best New Music】に選出したのを筆頭に、主要音楽メディアがこぞって絶賛、あっという間に入手困難となっていた。
アルバムの作曲、プロデュース、演奏、エンジニア、レコーディング、ミキシングのすべてを、若干22歳のシネフロ自らが手がけ、モジュラー・シンセサイザーの他、ペダル・ハープも演奏している。
このアルバムで、彼女がコラボレートした友人たちには、サックス奏者のヌバイア・ガルシア、同じくサックス奏者でエズラ・コレクティヴで活躍するジェームス・ モリソン、ヌバイア・ガルシアも所属するマイシャからはギタリストのシャーリー・テテとドラムのジェイク・ロング、サンズ・オブ・ケメットのドラム、エディ・ヒック等、現代UKジャズ・シーンを牽引するリーダー的存在が顔を揃えている。
楽曲名の通り、それぞれの曲に吹き込まれた “スペース” は、暖かい光に満たされた部屋でレコーディングされた。アルバム制作中、彼女は、色のそれぞれ異なる周波数を引き出すために、溌剌とした色彩を思い浮かべた。それは共感覚 (ある音である色を感じるというようなこと)の世界で、それをリスナーが逃避して没入できる空間として提供している。どの楽曲も、最初のテイクで、何か食べたり、談笑したり、瞑想した後でレコーディングされている。
「Space 1」は、黄色やオレンジに光り輝くゼロ地点で、彼女が家と呼ぶ様々な場所について描かれている。それは、彼女が子供の頃によく遊んだベルギーのソワーニュの森を思い起こさせるサウンドだ。やがて曲調はもっと湿り気のある音風景に取って代わる。それは彼女の家族が住んでいたマルティニーク島のサン=ジョセフにある緑豊かな山の尾根を表現している。
黄暗青色の霞に包まれた「Space 2」は、蛹のような変化の空間で、柔らかなキーボード、キラキラと揺らめくギター、低音域と高音域の間を滑らかに歌うサックスを経て、曲の後半で鳴り響くシンセサイザーに導かれ、自由落下する至上の喜びが広がっていく。
アルバムは「Space 3」で遊びの領域に着地する。ここではドラマーのエディー・ヒックとプロデューサー兼マルチ・インストゥルメンタリストのドゥェイン・キルヴィングトンとの3時間におよぶ即興演奏が短く切り取られている。
焦げたオレンジ色を想起させる「Space 4」は、ジャン=ミシェル・バスキアの作品にインスパイアされており、純真無垢なサウンドに溢れている。
「Space 5」のパルス音は、ジェイク・ロングのドラムを加工しており、鼓動をイメージしている。
「Space 6」もまた長時間の即興セッションから生まれた。ここでは故意に調子外れにした音の効果が素晴らしく現れ、濃い青と紫が頭上で渦を巻き、下から上昇するように展開するサックスと推進力のあるパーカッション、そして後半では左右にパンするシンセサイザーが溶け合うように一つになっていく。
「Space 7」は献身と祈りのための聖域であり、夏の間の瞑想の直後、真夜中に作られた楽曲だ。金色とピンクの色調を持つこの曲は、彼女が奏でるハープと様々なシンセサイザーの組み合わせによるソロ曲となっている。
アルバムは、黄色のベルベットと新しい夜明けの幻想を包 み込むような「Space 8」でクライマックスに達する。
モジュラー・シンセを通してレコーディングしたハープ音をさらに10層と、モジュラー・シンセのサウンドを8層と、そして自ら演奏したギターを7層を重ねて完成させている。この曲は、音響心理学に対するシネフロのユニークなアプローチを基に、音の持つカタルシスを表現している。深い広がりとシンプルさの絶妙なバランスが未来的な新しい創作を示唆するサウンドは、アルバム全体にも共通している。
