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何かから解放されて、本当の自分になれたような気がする。
- ジョージ・エヴリン
限定ブルー・ヴァイナル仕様。30年以上に渡ってシーンを牽引する〈Warp Records〉最古参のレジェンド、ナイトメアズ・オン・ワックスによる最新作!
〈Warp Records〉最古参の所属アーティストとして、30年以上に渡ってシーンを牽引し、エレクトロニカ、ジャズ、ヒップホップ、テクノ、ダブ、ファンク、ソウル、テクノを独自にブレンドした作品群で人気のレジェンド、ナイトメアズ・オン・ワックスが、3年振りとなる待望の新作『Shout Out! To Freedom…』をリリース。
ナイトメアズ・オン・ワックスことジョージ・エヴリンは、9枚目のアルバムにして、ついに自分自身のグルーブと呼べる領域に足を踏み入れた。
キャリアを通して様々なゲストとのコラボレーションを重ねてきたが、今作では自分のアイデアをコラボレーターたちに渡していくことからスタートさせたという。
作品を聴けば、N.O.W.の歴史と進化の両方にうまく適合する新しい才能と創造的な結びつきが形成されたことがわかるだろう。
今作には、シャバカ・ハッチングス、ハイレ・シュプリーム、マラ・TK、サブリナ・マフーズ、グリーンティー・ペン、オシュン、ピップ・ミレットらが参加ゲストとして名を連ねている。
洗練されたエレクトロニカ、スムーズなジャズ、巧みなヒップホップ、そしてN.O.W.のエッセンスを象徴する独特の中間領域の間をシームレスに行き来するこのアルバムには、多くのゲストがユニークでダイナミックな要素を加えているが、本作はエヴリンにとってこれまでで最もパーソナルな作品であり、健康的なライフスタイルを取り入れた結果、長い間のツアー生活で曇っていたものが明確となったと同時に、がんの恐怖にも襲われたという。
このアルバムを作るにあたって「これが最後のアルバムになるかのように、このアルバムに臨む必要がある、という会話をしたことを覚えている」とエヴリンは語る。それでも癌で命を落とすことが自分の運命ではないということをはっきりと悟ったエヴリン。それは自分の映画ではないし、物語でもない。
自分にはまだやるべきことがあり、輝かせるべき光がある。その思いが本作『Shout Out! To Freedom』をパーソナルな作品へと導いた。
「Pentimento」とは、「絵画において、修正されたり塗り重ねられたりした元の画像、形式、筆の流れが再び現れること」を意味する。この言葉は、微妙な差異を重ねていくことで形容不能な、中毒性のある新しいパレットを作り出す、「音を塗る」という彼の革新的なスタイルを的確に言い表している。
従来のハッセルを考えれば、このタイトルは幾通りにも解釈できるだろう。だが、今の時点で最も妥当な解釈はおそらく、度重なる困難の中でも歌い、楽しみたいという人間の本能だろう。不確定さと変わり続ける形状を歌った未来のブルースだ。このアルバムで、ハッセルはこれまでの「第四世界」の要素を抱合しつつ、音楽の新しい形式と変形を生み出すためにまたもや冒険している。これからの世界の音楽がどうなるのかを覗き込める、スリリングな窓のような作品だ。
“ジョン・ハッセルは、この50年間で最も影響力のある作曲家だ。‘第四世界の音楽’と呼ばれる彼の発明は、世界各地の異なる文化の音楽を新たに見つめ、深い敬意を抱かせる道を切りひらいた。彼の作品は他のアーティストたちに多大な影響を与えており、彼らを通して音楽の好みは劇的に変化した。他に類をみない知的貢献もまた注目に値する。彼は根気強く雄弁な理論家であり、偉大なミュージシャンなのだ” ― ブライアン・イーノ
ジョン・ハッセルのコンテンポラリー・ミュージック史における偉大さは、マイルス・デイビス、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・ブラウン、もしくはヴェルヴェット・アンダーグラウンドに匹敵する。- The Wire誌
ブリュッセル万国博覧会(1958年)でフィリップス館を建設。そのフィリップス館にてエドガー・ヴァレーズの大作電子音楽「ポエム・エレクトロニーク」と共に、400個のスピーカーを用いて演奏された'Concret PH'も収録。数学を音楽に取り入れた非常に難解で理解不能な域から弾き出される、このチリチリとしたキシミ感、絶対他では味わえません。その他Pierre Schaefferへ捧げられた、カオティックなコンクレート'Bohor'等々、まるで目の前に全てが完全な建造物を眺めているかの音像の数々。