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16歳でのデビュー以来、Studio One期の『Skylarking』をはじめ数々のレゲエ・クラシックを生み出してきたジャマイカの巨星Horace Andyが、名プロデューサーNkrumah Jah Thomasと再びタッグを組んだ2026年作『Agony』。代名詞である甘く切なく揺れるスウィートなファルセット・ヴォイスと、Nkrumah Jah Thomasが仕掛けるファットでルーツ感あふれる重量級リディムが見事に融合。愛や日常の情景、レゲエへの讃歌をルードかつ躍動感たっぷりに歌い上げ、部屋の空気を心地よく揺らしてくれる。長年のキャリアで培われたルーツ・レゲエの神髄と新たな楽曲群を惜しみなく詰め込んだ、時代を超えて響くジャマイカン・ミュージックの深み。
Lee Perry率いるThe Upsettersが1978年に発表したダブ・アルバム。ブラック・アーク・スタジオが全焼する直前に残した、異形のスタジオ・ダブ到達点。幾重にも重ねられたリズム、深く沈み込むベース、幻覚的に変容するエフェクト、そして音の遠近感を自在に操るミキシング。The Upsettersによる強靭な演奏を土台に、楽器の輪郭を溶かし、残響や反復、予測不能な音の断片を複雑に絡み合わせながら、現実と幻覚の境界を漂うような音響空間を構築。
ジャマイカ音楽の伝統に根差しながら、ダブを単なるリミックスの手法ではなく、音そのものを解体し、再構築する創造的な実践へと押し広げたLee Perry。本作には、ブラック・アークという唯一無二の実験場で培われた、その奔放な音響操作とサイケデリックな想像力が凝縮されています。オリジナル・アートワークを復刻し、ディスコ・スリーヴ仕様のインナー・スリーヴも付属。
U-Roy、Big Youth、Ken Boothe、Horace Andyといった面々のプロデューサーとしてもよく知られるKeith Hudsonによる、ダブの大名盤1974年作。バレット兄弟、ソウルシンジケート、そしてパブロなどによる素晴らしい演奏にキング・タビーの研ぎ澄まされたダブミックス。どこをとっても非の付け所の無い傑作中の傑作。
ジャマイカ音楽の深層に眠っていたスピリチュアル・レゲエ/アフロ・ジャズの名演が、〈TOTAL SOUNDS〉により、特に評価の高い音源をまとめたオリジナルLP構成に近い編集盤として復活。Cedric “Im” Brooks が率いたThe Light Of Sabaは、ルーツ・レゲエ、ナイヤビンギ、アフロ、ジャズを独自に融合した先鋭的なグループで、スピリチュアルなパーカッションとジャズ的アプローチが交差する、ジャマイカ音楽のもうひとつの可能性を示す内容になっている。収録曲には、アフロ・カリビアンの躍動が炸裂する「Sabasi」、Horace Silverの名曲をジャマイカ流に再構築した「Song For My Father」、祈りのムードが漂う「Words Of Wisdom」など、ジャンルを越境する名演が並ぶ。ナイヤビンギの霊性とジャズの自由度が溶け合い、ルーツ・レゲエの枠を超えた深い音楽性が際立つ一枚。

'Ain't No Stopping Us Now'や'Good Times'から'I'm Caught Up (In A One Night Love Affair)'や'It's My House'といった名曲のディスコ・カバーで知られる、ドラマー、プロデューサーJoe Isaacsによるカルト・ディスコ・ユニットRisco Connectionの、シングルに収録された全てのヴォーカル・ヴァージョン、ダブ、エクストラ・トラックを完全収録した〈Strut〉による初のオフィシャル・コンピレーション『Risco Version』が待望のリプレス!!全てのミュージックラバーに愛され続けてきたものの、入手困難な状況であった名曲たちばかりを集めた一家に一枚級の物件をこの機会ぜひお見逃しなく!Joe Isaacsのインタビューと、ジャーナリストのアンガス・テイラーによるライナーノーツが収録。全曲リマスタリング済です!
鍵盤奏者Marco Beneventoの『Glera』から、キラーチューン2曲をカップリングした限定7インチ『Houdini b/w Miss Neptune』。卓越した演奏技術とポップなプロダクション・センスが融合し、ジャンルの枠組みを越える彼ならではの魅力が凝縮された楽曲は、アッパーなホイッスルとパンチの効いたドラム、一度聴いたら離れない中毒的なピアノ・フレーズが弾ける爆発力抜群のパーティー・トラックと、B面では雰囲気をガラリと変えてレゲエにインスパイアされたディープなムード・ミュージックを展開。Nick Movshonが手掛ける太くしなやかなボトムの上で、美麗なハープの旋律とキーボードのリフが優雅に交錯し、極上のチルアウト空間を生み出している。

鍵盤奏者/プロデューサーMarco Beneventoによる、ジャズを軸にしながら、イタリア映画音楽、レゲエのローエンド、サイケポップ、ドリームポップまでを軽やかに横断するシネマティック・ジャズアルバム『Glera』が〈Big Crown Records〉より登場。3年にわたり書き溜めた個人的なスケッチを発展させた作品で、スタジオを楽器として扱うというプロデューサー的視点がより明確に結実しており、曲ごとに異なる場面が立ち上がる映画的構成が魅力的。ホーン、ハープ、環境音、声の断片が緻密にレイヤーされ、音の質感そのものが物語を運んでいく。祝祭感と哀愁が交互に押し寄せる情緒の振れ幅、ジャズの即興性とソウル/レゲエの重心の低いグルーヴの共存。Beneventoのキャリアの中でも最もカラフルで、ジャズ、ソウル、ビートミュージック、サイケの境界を越えて楽しめる注目作。
1974年にWinston Edwardsが自身の〈Fay Music〉から発表した初のダブ・アルバム。ジャマイカと英国を往来しながら活動していた時期に制作された作品で、Black Ark StudioやJoe Gibbs Studioで生み出されたリディムをもとにUKでオーバーダブが施された、UKダブ黎明期を語るうえで欠かせない歴史的重要作。初期ダブ特有のヘヴィな低音を備えながらも、フルートやホーン、オルガンが印象的に配されたメロディアスな仕上がりで、荒々しいルーツ・レゲエの感触と、どこかジャジーで幻想的な空気感が同居しており、後のラヴァーズ・ロックにも通じる洗練された美意識を感じさせる。クールで神秘的、そして独創性に満ちたその音世界は、ダブの発展史を語るうえでも見逃せない、時代を先取りした名盤。
Winston Edwardsがプロデュース、Dennis BovellがBlackbeard名義でミックスを手掛けたUKダブ屈指の名作『Dub Conference : Winston Edwards & Blackbeard at 10 Downing Street』。John Kpiaye率いるWell Pack Bandの重厚なルーツ・グルーヴを素材に、Dennis Bovellならではの繊細なエコー処理と奥行きのある空間演出が冴え渡る。英国政治を風刺したユニークなタイトルが並ぶ一方で、内容は極めてストイックかつ洗練されたダブ・サウンド。『レゲエ・ディスクガイド』でもUKダブの名作中の名作と評される、70年代UKダブの金字塔。
Norman Grant率いるThe Twinkle Brothersが、自身のレーベルより1989年に発表した名物ダブ・シリーズ『Dub Massacre』の第4弾。自身のアルバム群から厳選された重厚なリディムを元に構築され、80年代末期のUKサウンドシステム・カルチャーと強く共鳴するシリーズ屈指の傑作。疾走感溢れるステッパーズやダンスホール調のリズムの上で、重厚なベースラインと銃撃音などのエフェクト、ダイナミックな音響処理が激しく交錯。Jah Shakaをはじめとするサウンドシステム現場の熱量を宿したタフで攻撃的なサウンド・プロダクションは圧巻。80s UKルーツの深遠な美学とアクティブなビートが詰まった必携盤。
Norman Grant率いるThe Twinkle Brothersが、自身のレーベルより1990年に発表した名物ダブ・シリーズ『Dub Massacre』の第5弾。ポーランドで録音された重厚なトラック群に対し、ロンドンのAriwa StudioにてMad Professorが過激なミキシングとオーバーダビングを施したもので、Twinkle Brothersならではのタフでヘビーなリズムを土台に、90年代初頭のデジタル・ダンスホールや初期UKダブのエッセンスが交錯。直線的に響く重厚なベースラインと、Mad Professorによるアヴァンギャルドでキレのあるエフェクト処理が絶妙な緊張感を生み出している。ディープなルーツ・ダブからUKサウンドシステムまで広い射程を持つ充実の一枚。
The Revolutionariesが、鍵盤奏者/プロデューサーのOssie Hibbertとともに1976年に発表した、Sly & Robbieによる強靭なビートと地響きのような超低域ベースを軸に、Hibbert初のダブ作として時代を先取りした音響世界を提示するダブ・アルバム『Earthquake Dub』。ヴォーカルを削ぎ落とした硬質なサウンドの上で、精妙なエコーやリバーブ、幽玄なホーン・ソロと甘美なオルガンが鮮やかに交錯。精緻なディテールと抽象的かつ宇宙的な広がりを持つその音像は、時代を超えて驚くほどモダンに響く。70年代ルーツ・ダブ黄金期の傑作。
名門アルファ・ボーイズ・スクールの音楽監督を務めたヴィブラフォン奏者Lennie Hibbertが、1969年に発表した名インストゥルメンタル・アルバム『Creation』が待望のリマスター再発。ジャッキー・ミトゥら最高峰のバック陣が参加し、涼やかで可憐に響くヴィブラフォンの旋律と、グルーヴィーなオルガンが絶妙に交錯。ラテンやソウル・ジャズのエッセンスを取り入れた軽快なリズムと洗練されたボトムラインが、優美で甘美なトロピカル・アイランド・ジャズ空間を作り出している。ロックステディから初期レゲエへの過渡期に生まれた極上の一枚。
〈Studio One〉の看板バックバンドでベーシストとしても活躍した天才Leroy Sibbles率いる最高峰ヴォーカル・グループ、The Heptonesが1968年に残した不朽のセカンド・アルバム『On Top』。後世のレゲエ・シーンで幾度となく再利用される伝説的リディムを満載し、ロックステディから初期レゲエへの黄金期を象徴する最高傑作。軽快で洗練されたベースラインと弾むようなリズムの上で、ソウルフルなリード・ヴォーカルと絶妙な3パート・ハーモニーが甘美に響き渡る。切ないラヴ・ソングから社会派の力強いメッセージまでを歌い上げる表現力と、スウィートなソウルネスが詰まったサウンドは圧巻。レゲエはもちろん、ソウルやドゥーワップにもアピールする永遠のクラシック。
Twinkle BrothersのNorman Grantをプロデューサーに迎え、Dub JudahやMad Professor周辺の重要人物たちが参加した、UKルーツ・レゲエ・シーンを代表する女性シンガーAishaの1993年作『Daughters Of Zion』。90年代ニュールーツの発展期に生み出された作品として知られる1枚で、ラスタファリアン思想に根差したメッセージと凛としたヴォーカルが印象的に響く。重厚なベースラインと深いダブ感覚を軸にしながらも、過度に装飾へ走ることなく、伝統的なルーツ・レゲエの精神性をしっかり受け継いだサウンドが魅力。Aishaの力強く気品ある歌声が楽曲全体を貫き、UKニュールーツならではの硬質なリズムとスピリチュアルな空気感を結び付けている。90年代UKルーツを語るうえで外せない、〈Twinkle Music〉屈指の名作。

Studio Oneの屋台骨を支えたキーボーディスト、Jackie Mittooによる1971年発表の歴史的名作。C.S. Doddのプロデュースのもと、Sound Dimensionをバックに制作されたインストゥルメンタル・レゲエの名盤。流麗なオルガンを軸にした温かみのあるゲットーなグルーヴが全編を貫く、Studio Oneサウンドを代表する一枚。オリジナル・マスターテープ使用、完全修復された「初版ステレオ」バージョン。

Dub Judahによる1992年のダブ・アルバム『Twinkle's Riddim』。〈Twinkle Music〉からリリースされた全11曲のインストゥルメンタル作品で、Twinkle Brothers関連のリディムをベースに制作。〈Ariwa Studios〉での作業を含む初期90年代UKデジタル・ダブの質感を伝える1枚。
レゲエ界の伝説〈Studio One〉で、数多くの名曲のセッション・ヴォーカルやコーラスを務めたフィメール・シンガーの先駆け、Jennifer Laraが、70年代に残した重要音源を集めたコンピ。プロデューサーCoxsone Doddの指揮のもと、名門Sound Dimensionら最高峰のバックバンドが手掛けた名リディムに彼女のソウルフルな歌声をのせたもので、Studio Oneならではのヴィンテージ感あふれるキラー・リディムと、アーバンなツー・ステップ・ソウルや甘美なクラシック・ラヴァーズ・ロックが見事に融合。温かみのある深遠なベースラインと軽快なリズムに乗る彼女のしなやかで包容力豊かなヴォーカルは、まさに極上のレゲエ・ソウル空間を作り出している。
Joe GibbsとErrol Thompsonの最強タッグが1979年に残した、ダブ史に燦然と輝く革新的名盤『Majestic Dub』。Sly & RobbieやTommy McCookら最高峰の演奏陣による強靭なルーツ・リズムを土台に、初期シンセサイザーの音色や電子ドラムを果敢に導入した先進的なプロダクションが光る。伝統的なルーツ・ダブの力強いボトムを守りつつも、ダイナミックなエコーやディレイ、アーリー・エレクトロニクスの響きが交錯するサウンドは圧巻。70年代ダブ黄金期の深遠な美学と80年代へ向かうデジタルなアプローチが見事に結晶した金字塔。

1980年代ソマリアの首都モガディシュで若者たちを熱狂させ、シーンの頂点に君臨したDur-Dur Bandが、その創造的ピークに遺した重要音源1988年作の『Vol. 3』と1989年作の『Vol. 4』が〈Analog Africa〉より奇跡の初2LP復刻!主要メンバーの移籍や創設者イッセの事故死という度重なる悲劇、そして内戦前夜という時代のうねりを乗り越えて放たれた全18曲を収めた決定盤。ソマリア伝統の旋律感覚やエキゾチックな歌唱を軸に、とにかく粘り強いファンク、ディスコ、ソウル、レゲエ、ジャズの要素を自在に融合。Vol. 4に向けて導入された電子パーカッションや独特のドラム音、強烈なグルーヴが躍動し、個人的な喪失と混乱の中で研ぎ澄まされた力強い推進力と濃密な緊迫感をサウンドに宿している。かつて現地でカセットテープとして親しまれ、その後の内戦により失われた80年代モガディシュの黄金期を伝える貴重なドキュメント。当時の貴重な写真とライナーノーツを収めた豪華ゲートフォールド仕様!
Augustus Pabloが自身の〈Rockers〉から1978年にリリースした、ディープ・ルーツ・ダブ史に燦然と輝く大名盤『Chanting Dub With the Help of the Father』。Horace AndyやRoman Stewart、Lacksley Castellらの名リディムをベースに、Pablo自身のプロデュースとPrince Jammyらによる神懸かったミキシングが光る。Pablo特有の哀愁漂うマイナー調サウンドを背景に、70年代ならではの豪華なホーン・セクションと繊細なピアノの音色、重厚なベースラインが交錯。ダイナミックなエコーやディレイが生み出す壮大な立体音響と、ラスタファリアニズムに裏打ちされたスピリチュアルな美学が見事に結実した一枚。
Lee "Scratch" Perryによる1984年のカルト的ダブ・シリーズ第2弾『Megaton Dub 2』。Black Arkスタジオの黄金期の1970年代後半に、ハウス・バンドT.N.T. Playersが残したリズムをベースに、ペリー自身の過激なミキシング・ワークで解体・再構築を施した音響空間の秘宝。The Congosによるルーツの名曲「Fisherman」の伝説的ダブ・バージョンを筆頭に、密度の高いディレイや重厚なエコーが全編に炸裂。力強いナイヤビンギの太鼓が打たれるアフロ・ジャマイカンなトラックから、スローでワイドな音響空間が広がるディープ・ダブ、そして初期ダンスホール前夜のステッパーズ・リズムまで、狂気的とも言えるスタジオ錬金術が縦横無尽に展開されている。残響とイコライジングの美学が極限まで突き詰められた、ペリー作品の中でも異彩を放つカルト・マスターピース。
ロックステディの女王、Phyllis Dillonが、〈Treasure Isle〉のプロデューサーDuke Reidとともに1972年に残した傑作『One Life to Live』。代表曲「One Life To Live One Love To Give」をはじめ、ビートルズやカーペンターズ、ボブ・マーリーなどのポップス/ソウル名曲のカバーを散りばめた、レゲエ史に燦然と輝く名盤。〈Treasure Isle〉特有の甘美でゆったりとしたスロー・グルーヴに、彼女の可憐で伸びやかなシルキー・ヴォーカルが見事な融和。ソウルフルな心地よさとジャマイカン・ロックステディのしなやかな美学が貫かれたサウンドは、甘くノスタルジックな空気感で聴く者を包み込む。スウィート・ソウルやポップス好きにも聴いていただきたいクラシック。
Lee "Scratch" PerryがBlack Ark最高潮期の1977〜78年に遺した傑作『Megaton Dub』。Black Arkセッションのルーツ・リズムやヴォーカル音源をベースに、ペリー自身がミキシング・コンソールで徹底的な脱構築と音響実験を施した、1983年リリースの逸品。タイトルに恥じない底なしの深遠さと重低音の圧力が圧巻。地底から響くような極太のベースラインと、空間を無限に拡張する多重ディレイや巨大なリバーブが交錯し、周波数そのものを自在に操るペリー独自の音響錬金術が冴え渡る。ルーツの泥臭いグルーヴを保ちながらも、次元を超越するようなスピリチュアルな振動とサイケデリックな残響空間を構築している。Black Ark期ペリー作品の中でも屈指の深さと低域の迫力を誇るマスターピース!
