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John M. Bennett -  BLANKSMANSHIP (LP)John M. Bennett -  BLANKSMANSHIP (LP)
John M. Bennett - BLANKSMANSHIP (LP)Editions Basilic
¥4,756

1970年代からカルト・レジェンドとして前衛芸術の最前線を走り続けるJohn M. Bennett。1994年にカセットで発表されたサウンド・ポエトリーの代表作『BLANKSMANSHIP』を、息子であるJohn Also Bennettが運営する〈Editions Basilic〉が初めてヴァイナル化。作品にはM. Bennett自身の声、テキスト、尺八、ベルなどが用いられ、言語の意味を解体し、声そのものを音の素材として扱う彼のスタイルが極限まで押し広げられている。収録曲には「Blanksmanship I」「Leaky Toilet」「Notion’s Nulled」など、日常の断片が奇妙に歪んだタイトルが並び、声の破裂音、息遣い、ささやきがリズムや構造を生み出すことで、語りと音響のあわいを漂う。一人の声が、やがて無数の自己へと増殖していくかのように、ポリフォニックに重なり合う声が万華鏡のような音像を作り出す唯一無二の世界。

John Also Bennett - Music for Save Rooms 1 & 2 (2CD)
John Also Bennett - Music for Save Rooms 1 & 2 (2CD)Editions Basilic
¥2,733

Meditationsでもお馴染み、ギリシャ・アテネを拠点に活動する音楽家John Also Bennettによる、ゲームにおけるセーブルームという独特の空間をテーマに作られた『Music for Save Rooms 1 & 2』。サンフランシスコ北部の元軍用納屋に1週間滞在し、孤独な環境で延々とループを作り続けた体験が作曲の核になっており、フルートやシンセサイザーを中心とした無限にループしながら微細に変化し続ける音楽には、静止しているようで常に揺らぎ続ける独特の時間感覚が漂う。音の密度は薄いが、空間の奥行きは深く、収録曲であるゼルダの伝説の再構成曲やシンセサイザーによるArvo Pärtの「Spiegel im Spiegel」が示すように、ゲーム音楽と現代音楽の静謐なミニマリズムが自然に溶け合っている。孤独な静けさと柔らかな光が同居する心のセーブルームのような音空間。

Natural Information Society - Perseverance Flow (LP)
Natural Information Society - Perseverance Flow (LP)Aguirre Records
¥5,498

Bitchin Bajasとの共演でも知られるJoshua Abrams率いるシカゴの異能集団、Natural Information Societyによる、ジャズ、モード音楽、伝統音楽の要素が融合した35分間にわたるミニマルな音の瞑想空間。一つのテーマを35分間にわたり反復・変奏し続けることで、音の持続と変化の微細さを探求。北アフリカの弦楽器ギンブリによる反復リフがが一定のグルーヴを保ちつつ、微細に変化する中、ハルモニウムやバスクラリネットが浮遊するように絡み合い、空間的な広がりが生まれてゆく。リズムは明確な拍子を持たず、緩やかでありながらも内的な緊張感が持続しており、今ここにいるようで、どこか遠くへ漂っているような、揺らぎのある音楽空間となっている。さらに深く、音と時間の哲学的探求を進めた作品。

William Basinski - The Disintegration Loops (Arcadia Archive Edition) (8LP BOX)William Basinski - The Disintegration Loops (Arcadia Archive Edition) (8LP BOX)
William Basinski - The Disintegration Loops (Arcadia Archive Edition) (8LP BOX)Temporary Residence Limited
¥30,485

6月下旬再入荷。ウィリアム・バシンスキの金字塔的作品『The Disintegration Loops』が、ローリー・アンダーソンのライナーノーツとジョシュ・ボナティによる最新リマスタリング、オリジナル・アートワークの修復版を収録した豪華仕様で再発。本作は、テープの物理的な劣化をそのまま録音したループ素材によって、音が徐々に崩れゆく過程を追った全4作構成の作品。もともとは1970年代から続けていたミニマル/テープ実験のアーカイブを再生中、磁性体が剥がれ落ちていくことに気づいたバシンスキーが、それをそのまま録音しながらリバーブを加えて仕上げたもの。偶然とはいえ、9.11の朝に完成し、その日バシンスキの自宅屋上で友人と一緒に最初の曲を再生しながら事件を目撃したという経緯もあり、リリース当時から喪失と記憶の音の碑として多くの人に深く受け止められた。2000年代以降のアンビエント/サウンドアートを語る上で避けて通れない傑作であり、時間が音になったかのような体験をもたらしてくれる作品。

Julius Hemphill - Dogon A.D. (LP)
Julius Hemphill - Dogon A.D. (LP)Superior Viaduct
¥4,476

Julius Hemphill による、フリージャズの自由さとブルースの土臭さ、そしてミニマルな反復が独特に絡み合う、1970年代前衛ジャズの中でもひときわ異彩を放つ作品『Dogon A.D.』。Abdul Wadud によるチェロが中心的役割を果たし、チェロがグルーヴを作るという異例の編成が強烈な個性を生んでおり、チェロの反復リフの上でアルトサックスが鋭く乾いた音色で叫び、語る。混沌と構造が絶妙なバランスで共存し、アフリカ的なリズム感とアメリカ南部のブルースの感触が同時に立ち上がる。荒々しいのに洗練され、自由なのにどこか必然性がある、前衛ジャズの永遠の名盤。

Grupo Um - Nineteen Seventy Seven (LP)Grupo Um - Nineteen Seventy Seven (LP)
Grupo Um - Nineteen Seventy Seven (LP)Far Out Recordings
¥4,735

エルメート・パスコアルのバックバンドも務めていた、ブラジルのアヴァンギャルド・ジャズ〜フュージョン・グループ、Grupo Umが1977年に残した、実験精神とリズムの狂気が渦巻くデビュー作『Nineteen Seventy Seven』。MPBやサンバの文脈とはまったく異なる、フリージャズ、電子音楽の萌芽、ミニマル・ミュージック、ブラジル固有のポリリズムが混ざり合ったブラジルのアンダーグラウンドを象徴するアルバムで、軍事政権下の抑圧と、そこから生まれる反骨精神とサンパウロのアートシーンの混沌が生んだ、狂気と知性が同居する実験的ジャズの名盤。サンバやボサノヴァとはまったく違う、もうひとつのブラジル音楽。

V.A. -  Lost Coast: Some Visionary Music from California, 1980–1992 (LP)V.A. -  Lost Coast: Some Visionary Music from California, 1980–1992 (LP)
V.A. - Lost Coast: Some Visionary Music from California, 1980–1992 (LP)Goaty Tapes / House Rules
¥5,116

1980〜1992年のカリフォルニアで生まれた、実験音楽・アンビエント・ニューエイジ・ミニマル・DIY電子音楽といった境界線上の音楽を集めたコンピレーション。当時のカリフォルニアは、ニューエイジのスピリチュアリティ、DIYカセット文化、アートシーンの自由さ、テクノロジーの黎明期が混ざり合い、独自の音楽が生まれた土地で、その見落とされてきた音を丁寧に掘り起こし、ひとつの風景として再構築している。どこかスピリチュアルで、どこかサイケデリックな、メインストリームとは無縁のビジョナリーたちによる失われた音楽史を発掘するような一枚。

Petre Inspirescu -  Traces of the wind (2LP)Petre Inspirescu -  Traces of the wind (2LP)
Petre Inspirescu - Traces of the wind (2LP)TON TON
¥6,052

ルーマニアのミニマル・テクノ、アンビエントの重要人物で、ダンスミュージックと現代音楽の境界を曖昧にする独自のスタイルで知られるPetre Inspirescuによる、ソロ名義としては5作目となるアルバム『Traces of the wind』。本作は、彼がこれまで追求してきたミニマリズムと現代クラシック音楽の融合を極めて洗練された形で提示しており、一般的なダンスミュージックとは一線を画し、音列技法など高度な作曲方式を取り入れた長編の4曲で構成されている。ダンスフロアから距離を置き、リスナーの内面とじっくり向き合うような、瞑想的かつ構造的な美しさが宿るのが印象的。調律されたオルガンや木管楽器の響き、繊細なエレクトロニクスを駆使し、優美で催眠的な音響世界を描き出している。音像が静かに広がっていくような浮遊感を与える、極上のエレクトロニカ作品。

Ess Whiteley - Mycorrhizal Music (LP)Ess Whiteley - Mycorrhizal Music (LP)
Ess Whiteley - Mycorrhizal Music (LP)Métron Records
¥5,246

カリフォルニア大学で作曲の博士課程に在籍し、アカデミックな研究と音楽制作を結びつけるマルチ奏者/サウンドアーティスト Ess Whiteley による菌糸ネットワークやリゾーム構造を音楽的に翻訳したアンビエント/実験的エレクトロニクス作品『Mycorrhizal Music』。複数の楽器や電子音が同時に進行し、互いに干渉しながら複雑なテクスチャーを形成。一定の拍子に縛られず、周期的に膨張・収縮するような脈動的なリズム、音が密に絡み合う場面と、急に静寂へと誘う場面を行き来する静寂とのコントラストを通して、複数の音が互いに結びつきながら有機的に広がる、生命の見えないネットワークを模した音響構造を作り出している。自然界の地下に広がる生命の網へと意識が拡がっていく、オーガニックなアンビエント作品。

Scott Fraser - Expanded (LP)
Scott Fraser - Expanded (LP)DX Recordings
¥5,497

ロンドンを拠点とする深い音響探求を続けてきた電子音楽家/プロデューサーScott Fraserが25年の歳月をかけて完成させた初のフル・アルバムで、デトロイト・エレクトロからダブ・テクノ、インダストリアルまでを横断する、深くパーソナルな電子音楽の旅『Expanded』。Roland TR-606とSpace Echoを中心に構築された、アナログ機材の温かみと緻密なプログラミング、Basic Channel的な胎動感あるダブ・テクノ、デトロイト・エレクトロのソウルフルな響き、ブレイクビートやグリッチーなIDMなどが混在。Andrew WeatherallのDJプレイを彷彿とさせる、ダビーでエッジの効いた音像には、Body Hammerなどのロンドン地下クラブシーンでの個人的な経験が反映されている。Scott Fraserが自身の音楽的ルーツとコミュニティへの愛を込めて完成させた音による手紙であり、クラブと内省が交錯する濃密な作品。

Ambre Ciel - still, there is the sea (CD)Ambre Ciel - still, there is the sea (CD)
Ambre Ciel - still, there is the sea (CD)Gondwana Records
¥2,876

カナダ・モントリオール出身の作曲家/シンガー、Ambre Cielによるデビュー・アルバム『still, there is the sea』が〈Gondwana Records〉より登場!本作は、彼女の内面に広がる「もうひとつの世界」を具現化したかのような作風で、印象派やミニマル・ミュージック、現代クラシックからの影響を感じさせる、夢のように広がりのある音楽を展開している。幼少期にバイオリンを学び、後にエフェクトやループを使った実験を始めた彼女は、大学で作曲と録音を専門的に学び、そこで声とバイオリンを重ねる多層的な楽曲スタイルを確立。ピアノを学んだことによる奥深いハーモニーも魅力的。フランス語と英語の両方で歌い、弦楽器やアコースティックな響きをたっぷりと活かしたアレンジが瑞々しく、未完成さも含めてピュアな輝きに満ちた本作は、繊細で豊かな世界観を静かに描き出している。夢幻的で自分の内面に分け入っていくような、静けさの中に広がる、夢と記憶のための室内楽!

Greville in Blood - Bloods (12")
Greville in Blood - Bloods (12")KSO
¥2,859

Greville in Bloodによる、暗い音響と重心の低いビートがゆっくりと沈み込む作品『Bloods』。荒々しいテクスチャーの中にしっかりとしたリズムが通り、アンダーグラウンドで脈打つような重いグルーヴが生まれている。金属的なアタック、湿った低域、くぐもったテクスチャーが重なり、閉ざされた工場跡地の奥で鳴り続けるインダストリアル・ビートのような世界観を描き出す。ミニマルな構造ながら、音の圧と反復の快楽がじわじわと高まっていく、地下実験音楽。

8004 (12")
8004 (12")kino disk
¥3,548

匿名的な名義8004による、シカゴで録音された素材をもとに構築された、アブストラクトなダブ・リズムとミニマルな音響処理が交差する12インチ『8004』。全6曲を通して音数を削ぎ落とすことで生まれるグルーヴを徹底的に追求した作品で、深く沈む低域と、わずかな揺らぎを伴う反復が中心に据えられ、派手な展開や装飾はほとんど排除されているにもかかわらず、聴き進めるほどに独特の没入感がある。ダブの残響処理や空間の扱い方にはPorter RicksやTorsten Pröfrockの系譜を思わせる硬質さと深度があり、同時に現行ミニマル・ダブとも共振する質感を持つ。集中して音に浸りたい時にこそ真価を発揮する、ストイックな一枚。

Bill Fontana - Early Works (LP)
Bill Fontana - Early Works (LP)Alga Marghen
¥3,869

音による彫刻の先駆者として知られる1970年代から活動するアメリカのサウンドアーティスト Bill Fontana で、の初期作品をまとめたアーカイブ集『Early Works』。環境音、都市のノイズ、自然の響き、機械音といった世界そのものの音を素材に、音の配置・距離・時間の流れを使って空間を再構築する彼の初期思想がよく表れている。フィールドレコーディングによって音が持つ場所性や出来事性をそのまま作品として提示しようとしており、音楽的なメロディやリズムはほとんどなく、代わりに、風景の中で起きている音の関係性や、聴く位置によって変わる感覚がそのまま作品の構造になっている。日常の中に潜む音のレイヤーがそのまま作品として立ち上がり、世界を聴き直す機会となる一枚。限定232部

Benedek & Tom Carruthers - Process 9 (LP)
Benedek & Tom Carruthers - Process 9 (LP)L.I.E.S.
¥4,995

〈Leaving Records〉や〈Peoples Potential Unlimited〉〈LI.E.S.〉などからの作品も知られるプロデューサーであり、LAアンダーグラウンドの伝説的存在であるBenedekと、UKのミニマル・テクノ職人Tom Carruthers による、90年代の影と2020年代の感覚が自然に溶け合う一枚『Process 9』。Carruthers の硬質でストイックなミニマル・ビートに、Benedek の持つアナログ感とメロウな質感が重なり、冷たさと温かさが同時に立ち上がる独特のグルーヴを生み出している。ローファイで少し曇った音像は、90年代のデトロイトやシカゴの空気を思わせながらも、細部の作り込みは完全に現代的。懐かしいのに新しく、無駄を削ぎ落とした反復の中に微妙な揺らぎと温度が潜む。

Petre Inspirescu - Vîntul Prin Salcii (CD)
Petre Inspirescu - Vîntul Prin Salcii (CD)Mule Musiq
¥2,897

ルーマニアのミニマル・テクノ、アンビエントの重要人物で、ダンスミュージックと現代音楽の境界を行くPetre Inspirescuによる、2017年リリースのジャズやクラシックの要素を取り入れたミニマル・アンビエント作品『Vîntul Prin Salcii』。柳を吹き抜ける風という詩的なタイトルが示すように、自然との調和や静けさ、時間の流れを感じさせる静謐な音世界。

Petre Inspirescu - Vin Ploile (CD)
Petre Inspirescu - Vin Ploile (CD)Mule Musiq
¥2,897

ルーマニアのミニマル・テクノ、アンビエントの重要人物で、ダンスミュージックと現代音楽の境界を行くPetre Inspirescuが、2015年に〈Mule Musiq〉からリリースしたアンビエント作品。ピアノ、ストリングス、管楽器などの生楽器をを取り入れ、静謐でチルアウト的な空気感のリスニング志向のサウンドで、ルーマニア語で「雨が降る」というタイトルにふさわしい、内省的で詩的な雰囲気が漂う。ダンスミュージックと現代音楽の境界を探る彼の姿勢を鮮やかに示すとともに、ルーマニア・ミニマルの新たな可能性を提示した一枚。

Fling ii (LP)Fling ii (LP)
Fling ii (LP)Black Sweat Records
¥3,995

米ミシガン出身ながら、心は70年代ドイツの実験音楽シーンに根ざすというコンセプトがユニークなプロジェクト Fling II によるセルフタイトル・デビュー作。NEU!やCANのモータリックなリズム、ClusterやKraftwerk的な電子音響の質感を取り入れつつ、現代的な解釈を加えた強烈なクラウトロック・リバイバル。ギター、シンセ、フェンダー・ローズ、ウーリッツァーなど多彩な楽器を駆使し、70年代クラウトロックのサウンドを細部まで再現。現代的な感性と録音技術も随所に垣間見える懐かしさと新鮮さを同時に感じさせる作品。

Magnus Granberg & Skogen - The Willow Bends and So Do I (CD)
Magnus Granberg & Skogen - The Willow Bends and So Do I (CD)Another Timbre
¥2,483

Magnus Granberg が自身のアンサンブル Skogen とともに作り上げた、静かな音がゆっくりと重なり合い、ほどけ、また寄り添うことで生まれる揺らぎの風景を描いた作品『The Willow Bends and So Do I』。Skogen のアンサンブルは、明確な旋律やリズムを提示するのではなく、薄い音の層をそっと重ね、離れ、また戻しながら、音と音のあいだに生まれる微細な関係性を浮かび上がらせる。その動きは控えめなのに、微妙なズレや滲みが、時間の流れを静かに変えていく。風にしなる柳のように、柔らかく、控えめで、しかし確かな存在感を持つ音楽。聴くほどに少しずつ景色が変わっていく静謐な一枚。

D.A.F., Terence Fixmer - El Que (Terence Fixmer Remixes) (12")D.A.F., Terence Fixmer - El Que (Terence Fixmer Remixes) (12")
D.A.F., Terence Fixmer - El Que (Terence Fixmer Remixes) (12")MANNEQUIN
¥3,887

EBM(Electronic Body Music)の原点を作った最重要バンドとして知られるD.A.F の名曲「El Que」を、フランスのテクノ/EBMシーンのパイオニアで、 長年同曲をDJセットでプレイしてきたほどの愛好家Terence Fixmerが再構築した12インチ。原曲の生々しい筋肉質のパルスを残しつつ、よりシャープで現代的なクラブ仕様にアップデートしたLeather Remix、より推進力のある、ダークでストイックなテクノ寄りのアプローチのDrive Remixを収録。

Kory Reeder & Apartment House - Homestead (CD)
Kory Reeder & Apartment House - Homestead (CD)Another Timbre
¥2,483

Kory Reeder が長年探求してきた、静けさ、持続、微細な変化という美学を、Apartment House が繊細に実現した『Homestead』。音はほとんど動かず、語らず、ただ空間にそっと置かれる。そのわずかな揺らぎや間合いが、広い土地に吹く風のようにゆっくりと変化し、静けさそのものが風景のように立ち上がる。Reeder の抑制された書法と Apartment House の透明な演奏が重なり、フェルドマン以降の静謐なミニマリズムと、アメリカの土地が持つ開放感が同時に息づいている。音と空気が溶け合い、静けさの中に豊かな色彩が立ち上がる一枚。

Catherine Lamb -  Muto Infinitas (CD)
Catherine Lamb - Muto Infinitas (CD)Another Timbre
¥2,483

アメリカ出身の現代音楽作曲家で、微分音、持続音、音の重なりによる色彩的ハーモニーを探求する作風で知られるCatherine Lamb の、極めて静謐で深い没入感を持つ作品『muto infinitas』。音は明確な旋律やリズムを持たず、ゆっくりと重なり合いながら倍音が浮かび上がり、わずかな音程差が生む揺らぎが空間全体に広がっていく。Lamb 特有の精密なハーモニー設計と、音響空間を楽器の一部として扱う感覚が純度高く現れた本作は、ドローンやミニマリズムを超えて、音と空気の関係を探るかのよう。音の色彩、空間、倍音の揺らぎをじっくり味わい、メロディやリズムという概念を超えて、音が存在することそのものを聴くような音楽。

Mark Fell -  Ten Types of Elsewhere (CS)Mark Fell -  Ten Types of Elsewhere (CS)
Mark Fell - Ten Types of Elsewhere (CS)Line
¥3,234

ミニマル・エレクトロニクスの探求者 Mark Fell による、電子音の配置、反復、ズレといった彼の美学を極限まで研ぎ澄ませたカセット作品『Ten Types of Elsewhere』。クリック、パルス、微細なトーンが幾何学的に並びながら、わずかな変化や揺らぎによって、音が空間そのものを描き出すような独特の感覚を生み出している。冷たく精密な電子音の連なりの中に、カセット特有の歪みや帯域の丸みが混ざり、無機質さと温度の揺らぎが同居。抽象的でありながらどこか有機的な深夜のような空気は、静かで、緊張感があり、どこか遠くの場所へ意識が引き寄せられるよう。Mark Fell の音響的思考が最も純度高く提示された、密度の高いミニマル・エレクトロニクス。

Horse Lords & Arnold Dreyblatt -  FRKWYS Vol. 18: Extended Field (LP)Horse Lords & Arnold Dreyblatt -  FRKWYS Vol. 18: Extended Field (LP)
Horse Lords & Arnold Dreyblatt - FRKWYS Vol. 18: Extended Field (LP)Rvng Intl.
¥3,439

アメリカのアヴァンロック・カルテットHorse Lordsと、ミニマル音楽の重鎮Arnold Dreyblattによる、〈RVNG Intl.〉の世代を超えた音楽家によるコラボレーションをテーマとしたFRKWYSシリーズ第18弾『FRKWYS Vol. 18: Extended Field』。Dreyblattが長年探求してきた純正律とHorse Lordsのポリリズミックで実験的な演奏スタイルが融合し、緻密でありながら身体的なグルーヴを持った作品となっており、金属製ダブルベースの弓奏、変則チューニングのギター、複雑なドラムパターンが交錯する。Dreyblattの緻密な音響とHorse Lordsのライブ感、ミニマリズムが持つ理論的な厳密さとアヴァンロックの肉体的強度、Horse Lordsの複雑なリズム構造とミニマリズムの反復美学という、ミニマリズムとアヴァンロックの新たな接点を提示しており、考えながら踊るような、知的でありながら感覚的にも深く響く一枚となっている。

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