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Jeff Bruner - Four Corners (CD)Jeff Bruner - Four Corners (CD)
Jeff Bruner - Four Corners (CD)Em Records
¥2,970

アメリカン・ミニマリストの正統を継ぐ作曲家、ジェフ・ブルーナーのキャリア初となる作品集。アンプリファイド・カリンバを多重録音した大作、リー・ペリーもヴァン・ダイク・パークスも驚く脱構築主義Sci-Fiポストパンク・カリプソレゲエ、メランコリックな美しさで彩られた器楽曲あわせて4作品を収録し、この知られざる作曲家の美しく風変わりな音楽を紹介します。

『Four Corners』は、米西海岸のミニマリスト作曲家ジェフ・ブルーナーの半世紀にわたる興味と様々な側面を紹介する初の単独作品集です。ここに選ばれた1970年代から2020年代までの楽曲は一貫した美的関心のもとに作曲され、伝統を礎に、独自の視点で変化を加えた奇妙で魅力的な音楽集になっています。ブルーナーは同郷の作曲家ハロルド・バッドやダニエル・レンツと親交があり、テリー・ライリーやジョン・アダムスといったミニマル/ポストミニマル作曲家の音楽との関連性も彼の諸作にはっきり伺えます。

そんな本コレクションの重要曲である「Magic Mbira(魔法のムビラ)」(1979年)は、ライリー風の要素を、レンツのカスケード・エコー・システムを彷彿とさせるテープディレイの音響処理で巧みに構築した傑作。このアンプリファイドされたムビラ(カリンバ)のための曲は、クラシックの伝統的なリサイタルホールを抜け出し、より開かれた場で演奏したいという願望においてローランド・P・ヤングの名作『Isophonic Boogie Woogie』とも親和性を持ちます。

ブルーナーの特異な側面は、SF映画『Foes』のプロモーション用に制作された脱構築主義カリプソレゲエ曲「Reggae Foes」(1978年)に現れており、このD.カニンガム/D.トゥープを濾過して歪ませたブラックアーク・サウンドのような世界感を、クラシック流儀の作編曲で達成していた驚くべき作品です。また、ガット弦のフレットレス・バンジョーでアメリカン・フォークソングを再構築した「Cold Rain and Snow」(2020年)、レンツに捧げられたピアノ曲「Remembrance in a Pale Room」(1995年)という、メランコリックな美しさで彩られた2つのソロ楽器のための曲も収録。ブルーナーによる曲解説と貴重写真、「Magic Mbira」の楽譜付き。

Jeff Bruner - Four Corners (LP)Jeff Bruner - Four Corners (LP)
Jeff Bruner - Four Corners (LP)Em Records
¥3,850

アメリカン・ミニマリストの正統を継ぐ作曲家、ジェフ・ブルーナーのキャリア初となる作品集。アンプリファイド・カリンバを多重録音した大作、リー・ペリーもヴァン・ダイク・パークスも驚く脱構築主義Sci-Fiポストパンク・カリプソレゲエ、メランコリックな美しさで彩られた器楽曲あわせて4作品を収録し、この知られざる作曲家の美しく風変わりな音楽を紹介します。

『Four Corners』は、米西海岸のミニマリスト作曲家ジェフ・ブルーナーの半世紀にわたる興味と様々な側面を紹介する初の単独作品集です。ここに選ばれた1970年代から2020年代までの楽曲は一貫した美的関心のもとに作曲され、伝統を礎に、独自の視点で変化を加えた奇妙で魅力的な音楽集になっています。ブルーナーは同郷の作曲家ハロルド・バッドやダニエル・レンツと親交があり、テリー・ライリーやジョン・アダムスといったミニマル/ポストミニマル作曲家の音楽との関連性も彼の諸作にはっきり伺えます。

そんな本コレクションの重要曲である「Magic Mbira(魔法のムビラ)」(1979年)は、ライリー風の要素を、レンツのカスケード・エコー・システムを彷彿とさせるテープディレイの音響処理で巧みに構築した傑作。このアンプリファイドされたムビラ(カリンバ)のための曲は、クラシックの伝統的なリサイタルホールを抜け出し、より開かれた場で演奏したいという願望においてローランド・P・ヤングの名作『Isophonic Boogie Woogie』とも親和性を持ちます。

ブルーナーの特異な側面は、SF映画『Foes』のプロモーション用に制作された脱構築主義カリプソレゲエ曲「Reggae Foes」(1978年)に現れており、このD.カニンガム/D.トゥープを濾過して歪ませたブラックアーク・サウンドのような世界感を、クラシック流儀の作編曲で達成していた驚くべき作品です。また、ガット弦のフレットレス・バンジョーでアメリカン・フォークソングを再構築した「Cold Rain and Snow」(2020年)、レンツに捧げられたピアノ曲「Remembrance in a Pale Room」(1995年)という、メランコリックな美しさで彩られた2つのソロ楽器のための曲も収録。ブルーナーによる曲解説と貴重写真、「Magic Mbira」の楽譜付き。

V.A. - Xkatedral Anthology Series III (2LP)V.A. - Xkatedral Anthology Series III (2LP)
V.A. - Xkatedral Anthology Series III (2LP)Xkatedral
¥5,296

ストックホルムの名門〈XKatedral〉が10周年を記念して編んだ、レーベルに関わる作曲家たちが2014〜2025年に制作したゆっくりと進行する和声と音色の音楽を集めたコンピレーション『XKatedral Anthology Series III』。収録作は Kali Maloneによる純正律のオルガンと弦楽器が下降旋律を描く「My Falling Sinks」、Maria W. Hornによる、アルヴォ・ペルトのティンティナブリ技法を厚みのあるシンセの揺らぎに適用した「Empyrean Flare」、Zia Mohiuddin DagarやPendereckiからの影響を示すStephen O’Malleyの「Smoking Mother」など、アコースティックと電子音、倍音と残響、生成と偶然が交差する作品が並ぶ。全体として、長い持続音と倍音の揺らぎ、静寂と残響の間が核心となり、宗教音楽的な荘厳さと電子音響の冷たさが同居する、深く精神的な世界が展開される。シリーズ I・II と並び、レーベルの美学を最も純度高く体験できる決定的アーカイヴ。

Charles Joseph Smith -  Collected Works and War of the Martian Ghosts (2LP+Booklet)Charles Joseph Smith -  Collected Works and War of the Martian Ghosts (2LP+Booklet)
Charles Joseph Smith - Collected Works and War of the Martian Ghosts (2LP+Booklet)Sooper Records
¥5,874

シカゴを拠点に活動した独学の作曲家で、ピアノを中心に膨大な量の楽曲を書き、自分の頭の中にある物語世界を音楽で表現していたアウトサイダー作曲家 Charles Joseph Smith。子どもの想像力と大人の作曲技法が混ざったような独特の世界観を持ち、音楽業界やアカデミックな世界の外側で誰にも知られることもなくひたすら自分の世界を作り続けた彼の、特に異彩を放つ楽曲をまとめた決定的アーカイブ『Charles Joseph Smith – Collected Works and War of the Martian Ghosts』。クラシック、SF、ミニマル、電子音楽、そして彼独自のストーリーテリングが混ざり合う非常にユニークな音楽性で、伝統的なクラシックの語法をベースにしながらも、構造は独特で、反復や奇妙なフレーズが続く。どこか懐かしく、しかし奇妙に歪んだ音の風景はどこにも属さない個人的なもの。頭の中の宇宙をそのまま音にしたような、唯一無二のアウトサイダー作品。

Leila Bordreuil + Kali Malone - Music for Intersecting Planes (Brick Red Vinyl LP)
Leila Bordreuil + Kali Malone - Music for Intersecting Planes (Brick Red Vinyl LP)Ideologic Organ
¥3,879

Leila Bordreuil(チェロ)と Kali Malone(オルガン)による、静謐で緊張感に満ちたコラボレーション作品『Music for Intersecting Planes』。タイトルの通り、複数の音の平面がゆっくりと交差し、重なり、ずれていくという構造を核としており、身体性のあるチェロのノイズ、テクスチャと、純度の高い倍音と持続音で空間を満たすオルガンが、対立するのではなく、平行に進みながら微細なずれや重なりを生み出し、静かだが鮮烈な音の建築物を立ち上げていく。この作品では、音そのものよりも、音が空間でどう響き、どう交差するかに焦点が置かれており、空間そのものが楽器とするかのように、残響、共鳴、干渉といった空間的な要素も音楽の一部として扱われている。音楽はほとんど動かないように見えて、実際には絶えず変化し、倍音が揺れ、空気の圧力が変わり、音の干渉が幻聴のようなハーモニーを生む。それらは劇的な変化ではなく、耳を澄ませるほどに現れる微細な現象として存在し、ドローンの没入感と現代音楽の構築性が同時に息づいている。ふたりの作曲家の美学が驚くほど自然に融合した作品。

Mikkel Metal - Rebuild (12")
Mikkel Metal - Rebuild (12")ECHOCORD
¥3,311

デンマークのプロデューサー Mikkel Metal によるダブ・テクノの深さと、よりメロディックで構造的なテクノの側面が交差する12インチ『Rebuild』。長年の〈Kompakt〉周辺での活動で培われた、沈み込むような低域と霧のような残響処理はそのままに、ビートやテクスチャを組み替えながら新しい方向性を提示している。トラックはどれも、重心の低いキック、深く揺れるダブ処理、ミニマルな反復を軸にしつつ、メロディやパッドが静かに浮かび上がる構造。硬質なテクノの推進力と、アンビエント的な空間の広がりが同居し、音数は少ないが、その分ひとつひとつの音が立体的で、時間の流れとともにじわじわと変化していく。深さと静かな緊張感”が凝縮された一枚。

Yu Su - Foundry (LP)
Yu Su - Foundry (LP)Short Span
¥5,286

中国出身、現在はロンドンを拠点に活動するプロデューサーYu Suの2ndアルバム『Foundry』が〈Short Span〉から登場。dip in the poolの甲田益也子、Memotone、Seefeelといったジャンルを横断するアーティストが参加。「Sunless」の水中に沈むようなアンビエント、「Foundry」のアシッド気味の4/4、「A Jewel」のアートポップ的な透明感など、クラブとリスニングの境界を自在に行き来する柔らかな推進力が全編を貫く。金属的なパーカッションが冷たく響いたかと思えば、次の瞬間には甲田益也子の歌声やMemotoneの柔らかな旋律が、その冷たさを優しく包み込んでいく。コラボレーターの協力も得て、Yu Suならではの「間の音楽」が広がる、現代的で美しい一枚。

Christina Kubisch -  TUNING (LP)Christina Kubisch -  TUNING (LP)
Christina Kubisch - TUNING (LP)Faitiche
¥5,896

ドイツのサウンドアーティスト Christina Kubisch が、電磁波・共鳴・周波数の調律をテーマに制作した作品『TUNING』。彼女の代表的手法である電磁誘導ヘッドフォンを使い、都市空間や電子機器が発する、人間が普段気づかない隠れた音の世界を採取し、それを音楽的な構造へと再編成している。電車の架線、照明、ATM、セキュリティゲートなどの電磁音は、ノイズではなく、ゆっくりと変化するドローンとして調律され、静けさの中に緊張と美しさが同居する独特の音空間を生み出す。フィールドレコーディング、ミニマル、音響芸術の境界を超えて、都市の裏側に潜むもうひとつの音の層を可視化するような一枚。

Marc Leclair - Musique Pour 3 Femmes Enceintes (2LP)
Marc Leclair - Musique Pour 3 Femmes Enceintes (2LP)ISC Hi-Fi Selects
¥7,496

11月下旬入荷(再度変更となりました、もうしばらくお待ちくださいませ)。初回分即完売、リプレス分入荷いたします。Akufen名義で知られるモントリオールの電子音楽家Marc Leclairが、妻と友人たちの妊娠をきっかけに制作した2005年作『Musique Pour 3 Femmes Enceintes』が待望の初アナログ化。各曲は「33e Jour」「205e Jour」など妊娠期間の日数をタイトルに持ち、胎児の成長と妊娠期の感情を音で描くというユニークな構成。Akufenのマイクロサンプリング的なダンス・トラックとは対照的なアンビエント、グリッチが溶け合う静謐なサウンドで、冷たく研ぎ澄まされた電子音がゆっくりと波紋のように広がり、水中で光が揺れるような心地よさを生み出している。クリックハウスの帝王がひそかに残した、パーソナルな胎教音楽名盤。

Mokira - Cliphop (CD)
Mokira - Cliphop (CD)iDEAL Recordings
¥3,092

スウェーデンの電子音楽家 Mokira こと Andreas Tilliander が2000年に〈Raster-Noton〉から発表したデビュー・アルバム『Cliphop』が〈iDEAL Recordings〉からリマスター再発。2000年代初頭のクリック音やデジタルノイズを素材にした実験的電子音楽Click & Cutsの潮流を象徴、デジタルの断片、ビットクラッシュ、ノイズをリズムやテクスチャとして活用している。反復的で削ぎ落とされた構成の中に、微細な変化や空間的広がりを感じさせる一枚。今回の再発では、音質をブラッシュアップし、現代的な解像度で再提示している。

Carrier - Rhythm Immortal (2LP)
Carrier - Rhythm Immortal (2LP)Modern Love
¥6,224

先鋭的英国のテクノ・プロデューサー、ShiftedことGuy BrewerによるプロジェクトCarrierの待望のフルアルバム作品『Rhythm Immortal』が〈Modern Love〉より登場。アンビエント・ダブやUKベース、実験的な音響に焦点を当てたこれまでの12インチ作品は、Carrier名義の音楽的世界観を段階的に構築してきた重要な布石であり、本作はその集大成とも言える位置づけ。Voice ActorやMemotoneとのコラボを含み、PhotekやRhythm & Soundの影響を感じさせる冷徹かつ官能的なサウンドスケープを展開。夢と現実の境界を揺さぶるような音像は、ダンスフロアを超えた深い没入をもたらし、Guy Brewerの音楽的進化を示す新章の幕開けともいうべき一枚。Rashad Beckerによるマスタリングで、音質面も万全の仕上がり。

Richard Wolfsdorf (Ricardo Villalobos) - MDMA/ BOSCH (12")
Richard Wolfsdorf (Ricardo Villalobos) - MDMA/ BOSCH (12")Sei Es Drum
¥3,529

現在ではミニマル・テクノの象徴的存在であるチリ出身の異才Ricardo Villalobosが、Richard Wolfsdorf名義で1996年に〈Research〉より発表していた初期作品の中でもひときわ入手困難な名作が、自身の運営する〈Sei Es Drum〉から待望のリマスター再発。この時点で、特異なヴィラロボス的時間感覚の萌芽を宿している重要作。

Don Caballero - What Burns Never Returns (2LP)
Don Caballero - What Burns Never Returns (2LP)Touch and Go Records
¥4,646

マスロックという言葉が定着する前に、その骨格を作り上げたDon Caballeroの代表作にして1998年リリースの金字塔的3rdアルバム。2年間の活動休止を経てオリジナル・ラインナップが復帰し、ギタリストIan Williamsがエフェクト/ループを本格導入した新生Don Cabのスタート地点で、Damon Cheの怪物的ドラムがポリリズムの渦を生み、WilliamsとBanfieldのギターはリフではなく、反復フレーズを細かく変形させながら積み重ねるミニマル的アプローチで、構造そのものを組み上げるかのよう。初期の荒々しいアングラ感よりも、緻密で立体的なアンサンブルが際立ち、それでもエネルギーは失われず、制御された爆発のような緊張感が続く。怪物的ドラムと構造的アプローチが融合しした、後続のマスロック勢が参照し続ける教科書のような完成度を誇る名盤。

Rave At Your Fictional Borders - Analogue Nomadism (LP)Rave At Your Fictional Borders - Analogue Nomadism (LP)
Rave At Your Fictional Borders - Analogue Nomadism (LP)Meakusma
¥5,164

ベルギーは〈Meakusma〉より、Rave At Your Fictional Bordersの初フルアルバム『Analogue Nomadism』。モロッコでのフィールド録音的セッションを軸に、Dan Nichollsがミックスを担当した本作は、レイヴ、クラウトロック、ノイズ、即興演奏が溶け合う越境型サウンド。バンド名が示すとおり、国境やジャンルといった境界線を否定する姿勢が音に刻まれている。反復するビートはミニマルで、踊らせるというより意識を揺らすタイプで、乾いたギター、うねるベース、呪術的なドラムが絡み合い、砂漠の薄明かりの中で鳴っているような、半分現実・半分幻覚のような音像が広がる。レイヴから外的なものを全て取り払い、反復によるトランスだけを抽出したような深い没入を生むアンサンブル。

Grace & Raffaella (LP)Grace & Raffaella (LP)
Grace & Raffaella (LP)Meakusma
¥4,989

ベルギーの実験音楽レーベル meakusma から登場した、ML と Vittoria Totale によるコラボレーション・プロジェクト Grace & Raffaella によるデビューアルバム。本作は、ミニマルで魔術的な語り口と、文学的なイメージが交差する全9曲で構成されている。ふたりの語りは、夢の断片や内面の独白のように淡々と続き、その周囲をわずかな電子音、反復、微細なノイズが漂う。音数は少ないのに、言葉と音のあいだに生まれる空白が強い物語性を帯び、聴くほどに深いところへ沈む。曲名やテキストが喚起するイメージは非常に物語的で、アルバム全体が音楽というより、短編小説や夢の断片を聴いているようで、静かな熱と淡い不穏さがじわりと広がっていく。現実と夢のはざまに位置する実験音響世界が静かに浸透し、言葉にならない感覚だけが余韻として残る。

Building Instrument - Kanskje : Villalobos Mixes (12")Building Instrument - Kanskje : Villalobos Mixes (12")
Building Instrument - Kanskje : Villalobos Mixes (12")Sei Es Drum
¥3,529

ノルウェーのトリオBuilding Instrumentの楽曲「Kanskje」を、巨匠Ricardo Villalobosが再構築した12インチ。Building Instrumentの持つフォーク/ジャズ/エレクトロニカの柔らかい質感を残しつつも、それらを極限まで削ぎ落とし、周波数・空間・微細な変化に焦点を当てたミニマルへと変換。音数は少ないのに、低域のうねりや倍音の揺れがじわじわと空間を支配し、暗いトランペットのモチーフ、崩れたドラム、とろけるような質感が漂う。Building Instrumentのオーガニックな世界とVillalobosの抽象性が見事に溶け合った、音響ミニマリズムが際立つ1枚。

Brion Gysin - Dreamachine (LP)
Brion Gysin - Dreamachine (LP)Wewantsounds
¥5,500

20世紀カウンターカルチャーの最重要人物のひとり、Brion Gysin が、Ramuntcho Matta のプロデュースによって1980〜90年代に残したカルト音源が、初めてアナログ盤として蘇る。Gysin が1961年に発明した光のアート装置「Dreamachine」がもたらす幻視的効果を、ミニマリズム、アンビエント、アフロビートの要素を織り交ぜながら音響へと翻訳した、唯一無二のサイケデリック・サウンド・ジャーニー。アルバムの中心となる32分の大作「Dreamachine」は、反復が少しずつズレながらゆっくりと進行するミニマルかつポリリズミックなグルーヴの上に、Fela Kuti のアフロビートや King Sunny Adé のジュジュ音楽に通じる循環構造が、Gysin の語りとともに浮かんでは消える。Gysin のカットアップ技法、パーミュテーション詩、光のアート、そして William Burroughs との長年の交流、そのすべてが息づいており、さらにはSteve Lacyも参加したアヴァンジャズ的な要素や、Ramuntcho Matta のローファイで実験音楽とポップの境界を行き来する感覚も反映され、非常に多層的なサウンドになっている。今回のリリースでは、新たなリマスター音源に加え、Gysin と Burroughs がドリームマシンの前に立つ印象的な写真、そして研究者 Jason Weiss によるライナーノーツも収録。David BowieやLaurie Anderson、Genesis P. Orridge、Burroughsらに影響を与えた偉大な作品の重要な再発。

Delphine Dora - L’ineluctable pulsation du temps (LP)Delphine Dora - L’ineluctable pulsation du temps (LP)
Delphine Dora - L’ineluctable pulsation du temps (LP)Marionette
¥5,771

フランスの作曲家、マルチ奏者Delphine Doraによる、鍵盤楽器を中心に構成された全10曲のインストゥルメンタル作品集『L’inéluctable pulsation du temps』。彼女のこれまでの作品の中でも、特に内的な霊性が強く現れた一枚で、都市の喧騒を離れ、フランスの小さな村で自然と向き合う生活の中で育まれたディープ・リスニングの姿勢が、作品全体の静けさと集中力を支えている。本作は絶え間なく移動し続ける日々の中で感じた時間の加速をテーマとしたもので、彼女の代表作『L’Inattingible』と並行して書かれた作品で、そのインストゥルメンタル版とも言える位置づけ。ノード・エレクトロを用いた新たな音響探求が進んだ時期でもあり、反復音楽からの影響を受けた豊かなポリフォニーが特徴的。静かに漂うドローンの上に、循環するアルペジオや反復するフレーズが重なり、どこか時間から自由になる瞬間を提示するような、瞑想的で美しい音楽。

Tolerance - Divin (2LP)Tolerance - Divin (2LP)
Tolerance - Divin (2LP)Mesh-Key
¥7,213

ロックマガジン編集長、阿木譲氏の率いた関西アンダーグラウンドの牙城にして、国産初期エクスペリメンタル/プロト・テクノの聖地〈Vanity Records〉に残された作品群の中でも、特に際立ったアヴァン世界を提示した男女ユニットTolerance。日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る81年の2ndアルバムにしてラスト・アルバムである『Divin』が〈Mesh Key〉から単独アナログ再発!前作『anonym』で見られたピアノやギターなどを用いたフリーフォームな楽器演奏の側面は後退し、リズムマシンとシンセサイザーをメインとした電子音楽へと大きく歩を進めた作風な、日本のインダストリアル/ポストパンク史に残る名作。

Sarathy Korwar -  There Is Beauty, There Already (LP)Sarathy Korwar -  There Is Beauty, There Already (LP)
Sarathy Korwar - There Is Beauty, There Already (LP)Otherland Records
¥4,143

打楽器の旋律的な可能性にフォーカスした、Sarathy Korwarのパーソナルで内面的な作品『There Is Beauty, There Already』が、新たに立ち上げた自身のレーベル〈Otherland〉から登場。本作は、Peter GabrielのReal World Studiosでわずか4日間で録音され、ドラムを中心とした40分の組曲として構成されている。繰り返しに繰り返しを重ねるミニマルな構造は、インド民俗音楽の円環的なリズム、Max Roachのようなジャズ・パーカッション・アンサンブル、そしてTerry RileyやSteve Reichの現代音楽的ミニマリズムを思わせる音楽性で、タブラ、ガタム、バラフォン、マリンバなど様々な打楽器に加え、電子音が微かに重なり、常に流動し続ける川のようなリズムの旅が展開される。Floating PointsやShabaka Hutchings、Anoushka Shankarらとのコラボを経たKorwarが、キャリア10年の節目に放つ極めて純度の高い打楽器表現であり、ジャンルを越えて鳴り響く、反復と変化を讃える音による曼荼羅。

V.A. - Colonial Vipers (LP)
V.A. - Colonial Vipers (LP)Dead Mind Records
¥5,597

1982年、オランダのカセット・レーベル〈Trumpett〉が残した、当時のアンダーグラウンドで録音されたミニマル・ウェイヴ、DIYシンセ、実験電子音楽の核心を収録した伝説的コンピレーション『Colonial Vipers』がついにLP化。収録されているのは、Van Kaye & Ignit、Ende Shneafliet、Nine Circles、Doxa Sinistraなど、オランダのホームテーピング文化を象徴するアーティストたち。安価なシンセやドラムマシンを駆使し、自宅録音ならではの生成りの荒さと創造性がそのまま刻まれている。Jos Smoldersによるリマスタリングで、当時のテープ特有の質感を残しつつも音像がクリアに蘇っているのもポイント。冷たく反復するシンセ、乾いたビート、無機質な声やノイズ。ポストパンクの緊張感と、80年代初頭の手探りの未来感が同居し、今聴いても驚くほどフレッシュ。ミニマルウェイヴ、コールドウェイヴ、DIY電子音楽の源流を知るうえで欠かせない資料性と、純粋な音の魅力が共存した一枚。

Mario de Vega - El Llamado (Der Aufruf) (LP)
Mario de Vega - El Llamado (Der Aufruf) (LP)Tochnit Aleph
¥4,730

メキシコ出身のサウンドアーティストMario de Vegaが、ポンピドゥー・センターの委託を受けて行った、世界各地から収集した笛を用いたパフォーマンス作品『El Llamado (Der Aufruf)』。A面にはスタジオで再構成された23分のアレンジ、B面にはフランスの村で行われた屋外アクティベーションを収録。大きさ、素材、文化背景の異なる笛が、合図、祈り、警告、遊びといった多様な意味を帯びながら鳴り響き、息の圧力・摩擦・破裂音まで露わにする原初的なサウンドが展開。無数の笛が重層的に響き合い、人間の呼吸が純粋な信号へと変換されるプロセスを冷徹に描写している。スタジオ録音の精密な配置と、屋外録音の風や反響、環境音がスタジオの文脈を鮮やかに破壊するドキュメント性の対比が、作品のコンセプトを立体的に浮かび上がらせる。整ったハーモニーではなく、世界中の小さな声が同時に発せられるような雑多な調和が魅力的。

Truus de Groot presents Plus Instruments - Unnoticed (CS)Truus de Groot presents Plus Instruments - Unnoticed (CS)
Truus de Groot presents Plus Instruments - Unnoticed (CS)Ransom Note Records
¥2,867

1978年のアイントホーフェンでの始動以来、ノーウェーブ、パンク、アナログ・エレクトロニクスを横断してきた50年近いキャリアを持つオランダ地下音楽の伝説Truus de Grootが、長年続けてきた実験的電子音楽プロジェクトPlus Instrumentsによる『Unnoticed』。金属的なシンセの脈動、ざらついたアナログ質感、削ぎ落とされたビートが生む硬質なミニマリズムで、80年代NYノーウェーブの精神をそのまま電子音へ移植したような、衝動と構築が同居するサウンドで、ドライで切り裂くような声が、機械的な反復の上を走り、工業地帯の夜景のような冷たさと湿度を帯びた世界を描き出す。DIY精神を貫きながら、今もなお前線で音を更新し続けるアーティストの現在形が刻まれている。鋭くも官能的な電子音の迷宮。

Basic Channel - Q 1.1 (12")
Basic Channel - Q 1.1 (12")Basic Channel
¥3,319

テクノとダブ・レゲエの奇跡的合一。独Mark Ernestus & Moritz von OswaldのBasic Channelにより、1993年にリリースされていた音響ダブ/ミニマル・テクノの傑出した普遍的名曲が、2025年リプレス。

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