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ブルックリンを拠点に活動するピアニスト、作曲家のEva Novoaが、初のソロ・ピアノ作品『Solo (I)』を〈577 Records〉からリリース。2024年10月、NYの名門Sear Sound Studiosにて録音された本作は、すべてオリジナル曲で、ピアノを中心にしながら、フェンダーローズ、エレクトリック・ハープシコード、チャイニーズ・ゴング、パーカッション、声、口笛など多彩な音具を用い、ひとりでアンサンブルを構築するような立体的な音響が特徴。静謐な内省から、突発的なエネルギーの爆発まで、自由即興と作曲的構造が交差するダイナミックなソロ表現が展開される。音の余白や残響が空間を描き、映像が浮かぶような音像は、Eva Novoaが自身の音楽の核心をさらけ出した、深く個人的なソロ作品。
アナログのシングルを中心にリリースを重ねてきたnujabesが渾身の力を注ぎ込んで完成させたアルバム『metaphorical music』。多くの人々に愛され続けているhydeout productionsの核となる作品であり、名曲の数々が刻まれている歴史的な名盤。
オリジナルは10万超え。1961年にジャマイカを代表する〈Blue Beat Record〉から発表された、ジャマイカ産スカ・ジャズの最も初期の景色を収めた、最もレアなコンピレーション・アルバムの一つ『All Stars Jamaican Blues』が、〈Kids Of Yesterday〉より奇跡のアナログ・リイシュー。Don Drummond、Roland Alphonso、Cecil Lloyd、Derrick Harriottといった面々を収録した、ジャマイカの独立前である60年代初頭のポピュラー・ミュージック・シーンを捉える上でも重要な録音の数々が堪能できるオブスキュアな傑作!

ブルックリンのトロンボーン奏者Kalia Vandeverが、トロンボーンと声(と音響処理)だけで紡いだ内省的なソロ作品『We Fell In Turn』。Harry Styles や Japanese Breakfast のサポートで知られる彼女が、本作では華やかなステージとは対照的に、極めてパーソナルで静謐な世界へと深く潜り込んでいる。トロンボーンの柔らかい息づかいが空間に溶け、声は言葉ではなくもうひとつの楽器として漂う。ドローンとメロディの境界が曖昧な音像は、GrouperやWilliam Basinskiを思わせる静謐さを持ちながら、ジャズの感性もほのかに滲む。孤独と温かさが同居する音のレイヤーがゆっくりと重なり、聴くほどに深い内面へと沈み込んでいく。Vandeverの内なる物語を静かに描き出す、極めてパーソナルなソロ作。
Sun Ra and His Astro Infinity Arkestraによる1969年作『Atlantis』がボーナストラック“Yucatan II”を追加収録してヴァイナル再発。スウィング的なジャズの枠組みから大きく踏み出し、実験性と濃密な音響空間へ向かった重要作。全編を通して漂うのは、未知の領域を探査するような浮遊感と拡張感。Sun Raのアフロフューチャリズム的ヴィジョンが色濃く刻まれた一枚であり、後年の電子音楽やアブストラクト・エキゾ・サウンドの先駆とも言える、古代へタイムスリップするかのような異次元的内容。
Bobby HutchersonやArchie Sheppとの共演で知られる名ドラマー、ジョー・チェンバースが1971〜73年の録音をまとめて発表したデビュー作『The Almoravid』。重層的なパーカッションとモーダルな展開が織りなすタイトル曲をはじめ、アフロセントリックな世界観が全編を貫く濃密な内容。Woody Shaw、Harold Vick、Cedar Walton、George Cables、Richard Davis、Cecil McBeeら豪華メンバーが参加し、70年代ジャズのエッセンスをそのまま閉じ込めたような内容。特に「Medina」「Jihad」などのスピリチュアルなトラックでは、エレピの揺らぎとベースのうねりが深いトランス感を生み出し、チェンバースのリズム哲学が鮮やかに浮かび上がる。
史上最高のブラジル音楽家のひとり、エリス・レジーナ。1963年、まだ20歳にもなっていなかった彼女がコロンビア・レコードからリリースした4枚目のアルバム『O Bem Do Amor』が〈Sowing Records〉よりクリアーヴァイナル仕様で再発!アストル・シルヴァによる洗練されたジャズ・アレンジと、魅力的なロマンティック・ソングと躍動的なサンバをベースにしたレパートリーの中で、エリス・レジーナのフレッシュでしなやかな歌声が輝く名盤。後にブラジル音楽史の頂点を極めるレジーナの初期のすばらしい作品!
ついに!!!ブラジル音楽史上最も重要な作品であり、「ミナス・サウンド」を決定づけた一枚、『クルビ・ダ・エスキーナ』がリイシュー!!
これは衝撃!!ミルトン・ナシメントとロー・ボルジェスがトニーニョ・オルタ、ベト・ゲチスらクルビ・ダ・エスキーナ(街角クラブ)の仲間たちと共に生み出したブラジル音楽史上最も重要な作品の一つ、『クルビ・ダ・エスキーナ』(1972)が待望のリイシュー!後に語り継がれることとなる「ミナス・サウンド」を決定づけた大名盤!
主にミルトンとローが作曲を手がけたナンバーにホナルド・バストス、フェルナンド・ブランチ、マルシオ・ボルジェスらが歌詞を提供し、アレンジはヴァグネル・チゾ、デオダートが手がけた。すでにアーティスト/SSWとしてブレイクしていたミルトンの楽曲が素晴らしいのはもちろん、本作においてロー・ボルジェスのソングライティングの才能が開花。ビートルズの影響を受けたメロディアスなポップ・ロックに、土着の教会音楽の要素が融合し、透き通るようなギターの音色が美しい傑作フォーク・ロック作品が誕生した。
オープニングを飾る大名曲「Tudo O Que Você Podia Ser」、ミルトン・ナシメントとエスペランサ・スポルディングとの共演盤でも取り上げられたアウトロのピアノが余韻を残す「Cais」、ローの作曲による名バラード「O Trem Azul」、後にローのスタジオアルバムのタイトルにもなった一際サイケデリックな「Nuvem Cigana」、近年ではゼー・イバーハによるカバーも話題になった「San Vicente」、後にローのソロアルバムに収録されたテイクが有名なスキャットのみの「Clube Da Esquina Nº 2」、エレキギターの煌めくような音色が美しい「Paisagem Da Janela」、「Cais」と同様に中盤突如ムードが一変する「Um Gosto de Sol」などなど、挙げればきりがないほどに名曲の応酬。どの楽曲も多くのアーティストからカバーされ、長く愛され続けている。
ブラジル音楽との出会いが本作という人も多く、かねてから人気盤なだけにリイシューはまさに待望。ぜひこの機会に!※入荷時よりスリーブ上部にダメージございます。予めご了承ください。
現在も高い人気を誇るファラオ・サンダースなどに代表されるスピリチュアル・ジャズの原点で あるジャズ界の巨人、ジョン・コルトレーンの妻にして自ら奏でるピアノ、ハープを駆使した数々の名作を残すアリス・コルトレーン。若いクラブ・ミュージック・ファンにはフライング・ロータスの叔母としても知られる彼女の6枚目のソロアルバムであり、72年に〈Impulse!〉から発表された傑作『World Galaxy』がアナログ再発!71年11月にニューヨークで録音された作品。言わずとしれたアリス・コルトレーン作品として、極めて前衛的な要素が際立った、メロウで美しい作品。シンフォニックな側面も鮮やかで美しく、ドラマティックに楽曲を駆動させる、名盤と呼ぶに相応しい一枚です。
1972年、ジャズ界唯一のバグパイプ奏者として知られるルーファス・ハーレイが、ニュージャージーのインディ・レーベル〈Ankh Records〉から発表した異色作『Re‑Creation Of The Gods』。スピリチュアル・ジャズ、ジャズファンク、ソウル・ジャズが混ざり合う中で、グレイトハイランド・バグパイプが主役として鳴り響く、唯一無二のサウンド。特にビル・メイソンの土着的なオルガンが、バグパイプのドローンと共鳴し、独特のサイケデリックな質感を生んでいる。「Hypothesis」「Malika」などは特にスピリチュアルでコズミックなムードが強く、儀式的なムードも漂っている。変わり種ではなく、内容のある異形のジャズが詰まった逸品。
1961年リリースの、オーネット・コールマンの問題作にして金字塔『Free Jazz』。左右にそれぞれ別のカルテットを配置したダブル・カルテット編成で録音され、37分に及ぶ完全即興の集団演奏をA/B面に分割して収めた、ジャズ史でも類を見ない作品。左チャンネルにはコールマン、ドン・チェリー、スコット・ラファロ、ビリー・ヒギンズ。右チャンネルにはエリック・ドルフィー、フレディ・ハバード、チャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェル。二つのバンドが同時に演奏することで生まれる、音が渦を巻きながら広がる立体的なサウンドで、後のコルトレーン『Ascension』など、前衛ジャズの流れを決定づけた。フリー・ジャズというジャンル名の語源となった、ジャズの枠組みを根底から揺さぶった歴史的名盤。
1969年、マイルス・デイヴィスのエレクトリック期の幕開けを告げる歴史的名盤『In a Silent Way』。ジョン・マクラフリン、ハービー・ハンコック、チック・コリア、ジョー・ザヴィヌル、ウェイン・ショーターら、後にジャズ・ロック、フュージョンを牽引するメンバーが集結し、ニューヨークの30th Street Studioで録音された作品。A面「Shhh / Peaceful」、B面「In a Silent Way / It’s About That Time」の2曲構成で、テオ・マセロによる大胆なテープ編集が施され、同じテーマが循環しながら展開していく独特の構成が特徴。エレクトリック・ピアノやオルガン、ギターが重なり合い、静けさと浮遊感に満ちている。マイルスのトランペットは必要最小限のフレーズで空間を切り裂き、その余白を埋めるようにキーボードとギターが色彩を加える。後のアンビエントやエレクトロニカにも繋がっていくような新しさと、それだけではない美しさを両立した永遠の名盤。
1962年、弱冠22歳のハービー・ハンコックが〈Blue Note〉に残した記念すべきデビュー作『Takin’ Off』。フレディ・ハバード(tp)、デクスター・ゴードン(ts)という豪華ホーン陣を迎え、ルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオで録音された、ハードバップ黄金期を象徴する一枚。冒頭を飾る「Watermelon Man」は、ブルージーでキャッチーなテーマが魅力の大名曲。Mongo Santamariaによるカバーがヒットし、後にハンコック自身も『Head Hunters』で再演するなど、ジャズ史に残るスタンダード。アルバム全体は、若きハンコックの知的で軽やかなピアノと、ハバードの鋭いブロウ、ゴードンの太く温かいテナーが絶妙に絡み合う、ハードバップの楽しさとモダンジャズの洗練が同居した内容。デビュー作とは思えない完成度で、ハービー・ハンコックの原点にして永遠の名盤。

限定100部のカセット版入荷です。各所で即完売となっていた人気盤です、お見逃しなく!ニューエイジ・ファンにも推薦!サックス、チェロ、ピアノ、フルートを中心に繰り広げられる親密で優美なコスミッシェ・アンビエント・ジャズ・サウンド。ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioが、母なる地球へと捧げる音楽『All is Sound』が〈Mississippi Records〉よりアナログで登場。ゴスペルやブルースのルーツやスピリチュアル・ジャズの要素も内包した、癒しと瞑想に捧げる、真摯で宇宙的なレコードに仕上がっています。

ミシガン州アナーバー出身、ニューヨークのブルックリンをベースに活動し、バークリー音楽大学でジャズを中心にギター演奏を学んだというSSW、Mei Semonesは日本人の母を持ち、これまでもリリックや曲名に日本語を取り入れた作品をリリースしており、日本でも大人気だが、ジョン・ローズボロとの名曲「三月の水」カバーや、昨年リリースのEP『KABUTOMUSHI』でも話題となった彼女の待望のフル・アルバム『Animaru』がついにリリース!インディー・ロック、ボサノヴァ、ジャズ、チェンバー・ポップを融合させた音楽性はそのままに、彼女の音楽が本来持っているロマンスや柔らかな感情を呼び起こすだけに留まらず、アコースティック・ギターの素朴な響きにメイのヴォーカル心地よく乗っているかと思えばふとした瞬間に、ストリングスと複雑なギターのリズムが織り成すオーケストラのうねりへと変化するような、より奥深い表現へと積極的に音楽的な挑戦を試みた一枚!

それぞれマルチ奏者であるDana & Alden McWayne兄弟が結成したインディ・ジャズ・ポップ・デュオ、Dana & Alden。デビュー・アルバム『Quiet Music For Young People』が当店でもスマッシュヒットを記録している中、最新セカンド・アルバムとなる24年度最新作『Coyote, You're My Star』が〈Winspear〉からアナログ・リリース。デビュー・アルバムとそのリード・トラック”Dragonfly”(TikTokで30万回再生され、1000万回以上ストリーミングされた)の成功に続き、Jared Solomon (Sza, Remi Wolf, Teezo Touchdown)を起用した2枚目のアルバムであり、Z世代とデジタル時代の美学と体験を融合させた要注目のジャズ・ポップ作品となっています。

東洋と西洋を融合し、歴史と未来を織り交ぜる。バンドが作品に込めるこのメッセージは、生楽器とエレクトロニカを通したプリズムとなって、時代や場所の概念を超越したエキゾチックなサウンドを生み出し、魅惑的で神秘的な世界を作り上げている。
メルボルンを拠点とするグラス・ビームスは、ラジャン・シルヴァを中心に結成された。結成の背景には、1970年代後半にインドからメルボルンに移住してきた父親にラジャンの思いと、幼少期の思い出があるという。2002年にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた、ビートルズの故ジョージ・ハリソンへのトリビュート公演『Concert for George』のDVDを父親と見た記憶の中で、インドの伝説的シタール奏者ラヴィ・シャンカールと娘のアヌーシュカが、西洋のアイコンであるエリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ELOのジェフ・リンと共演した姿が目に焼きついていた。彼の幅広い音楽背景は、父親のレコード・コレクションにも由来している。B.B.キングやマディ・ウォーターズといった正統派ブルースとともに、ボリウッドを代表するアーシャ・ボースルやマンゲシュカルなどを聴いて育ち、R.D.バーマン、アナンダ・シャンカール、カルヤンジ・アナンジといったインド人アーティストによって開拓された、西洋の音楽スタイルと伝統的なインド音楽の融合に惹かれていった。
無国籍感溢れるエキゾチック・サイケデリアの世界観を作り上げた彼らは、2021年にリリースされたデビューEP『Mirage』をリリース。SNSとストリーミング、口コミを通じて話題となり、瞬く間に音楽ファンの間で噂が広がっていった。デビュー作のいきなりの成功で招待されたフェスティバルでは、『Mirage』EPの収録曲と、20分の未発表曲を披露。その未発表曲の初期段階のパフォーマンス映像が、何百万回もの再生回数を記録し、熱狂的なファンを急速に増やした。2023年のツアーを終えた彼らは、その20分の楽曲をレコーディングするために自宅スタジオに戻り、完成した作品は『Mahal』と名付けられた。

インド映画音楽の黄金期を築いた作曲家デュオShankar–Jaikishan が、1968年に残した伝説的クロスオーバー作『Raga Jazz Style』。インド古典音楽のラーガを題材にしながら、ボンベイのジャズ・ミュージシャンたちを集めて制作されたインド発ジャズ・フュージョンの先駆的アルバムで、全11曲は「Todi」「Bhairav」「Malkauns」など、すべて古典ラーガをモチーフに構成。シタールの名手Rais Khan、サックスのManohari Singh、ドラマーLeslie Godinhoらが参加し、ラーガの旋律美とスウィングするジャズ・リズムが鮮やかに融合する。伝統的なラーガの情緒を保ちながら、ホーン、ギター、ドラムが軽快に絡むことで、厳粛さと都会的な軽さが同居する独特のサウンドが生まれ、曲ごとにラーガの性格が異なることで多彩なムードが次々と現れる様は、まるでインド古典音楽をジャズで旅するような聴き心地。時代を超えて評価される名盤。
ナイジェリア人パーカッショニスト、Gasper Lawalが1980年に自主レーベルである〈CAP〉から放った衝撃的デビュー作『Ajomasé』が名門〈Strut〉より遂に正規再発。Stephen StillsやFunkadelic、Vangelisら数々の巨匠と共演し研ぎ澄まされた感覚を、自作楽器や緻密な多重録音で結晶させた唯一無二の作品です。アフロ・リズムの深みと実験性を兼ね備え、当時John Peelらによるラジオ・プレイをきっかけに国際的評価を獲得した歴史的名盤。第四世界的サイケデリア、底流に流れるファンクネス、西アフリカ的霊性と多彩なリズム、エスノ・エクスペリメンタル的前衛精神までもが交錯するジャンル越境の傑作。オリジナル・テープからのリマスタリング仕様。

Matthew HerbertとMomoko Gillによる新作『Clay』が英・名門〈Strut〉よりリリース!ダンスフロアと静かな深夜の空気感を自在に行き来する、緻密で温かなコラボレーション!Herbertの鋭いプロダクションと、Gillのメロディックかつ柔軟なソングライティングが交差するこのアルバムは、日本の箏やバスケットボールの音など、多彩なサンプリングと即興演奏を通して、有機的でリズミカルなサウンドを形作っている。シンプルでありながら複雑に構築された楽曲たちは、Momoko Gillの親密で包み込むようなヴォーカルによってさらに引き立てられており、『Mowing』の高揚感と切なさが同居するトーンや、デュエット曲『Heart』の感情の交差などが、その魅力を物語っている。『Clay』は、2024年のシングル『Fallen』に続く本格的な共作アルバムであり、二人の直感的な音の対話が響き合う作品となっている。それぞれ異なる方法で音楽の可能性を押し広げてきた二人の出会いが、驚くほど自然で新鮮なサウンドへと結実した一枚。まるで長年一緒に演奏してきたかのような親密さと創造性が素晴らしい一枚。
Matthew HerbertとMomoko Gillによる新作『Clay』が英・名門〈Strut〉よりリリース!ダンスフロアと静かな深夜の空気感を自在に行き来する、緻密で温かなコラボレーション!Herbertの鋭いプロダクションと、Gillのメロディックかつ柔軟なソングライティングが交差するこのアルバムは、日本の箏やバスケットボールの音など、多彩なサンプリングと即興演奏を通して、有機的でリズミカルなサウンドを形作っている。シンプルでありながら複雑に構築された楽曲たちは、Momoko Gillの親密で包み込むようなヴォーカルによってさらに引き立てられており、『Mowing』の高揚感と切なさが同居するトーンや、デュエット曲『Heart』の感情の交差などが、その魅力を物語っている。『Clay』は、2024年のシングル『Fallen』に続く本格的な共作アルバムであり、二人の直感的な音の対話が響き合う作品となっている。それぞれ異なる方法で音楽の可能性を押し広げてきた二人の出会いが、驚くほど自然で新鮮なサウンドへと結実した一枚。まるで長年一緒に演奏してきたかのような親密さと創造性が素晴らしい一枚。


マル・ウォルドロンが1975年にパリで録音した知られざるセッション『Candy Girl』が〈Strut〉より登場。後にヒップホップ界で多くサンプリングされることになるアメリカのファンクバンド、Lafayette Afro Rock Bandの中核メンバーたちと共演しており、ウォルドロンのミニマルで反復的なスタイルが、Lafayette Afro Rock Bandのファンク・グルーヴと融合した、エレクトリック・ジャズとサイケファンクの邂逅。このセッションはフランスの名プロデューサー、ピエール・ジョベールのスタジオで即興的に録音されたもので、当時はごく少数のプレスでしか流通せず、長らく謎に包まれていた。日本制作の洗練された作品やPrestige時代の前衛ジャズとは異なり、『Candy Girl』は偶発的で生々しく、1970年代半ばのパリ、異文化が交錯する濃密な現場の空気を真空パックした一枚。ウォルドロンのエレクトリック・ジャズと、Lafayette Afro Rock Bandのサンプリング前夜のファンクが交差した、極めて貴重な記録がようやく正式リイシュー!The Carveryによるリマスタリング、新たなライナーノーツ、オリジナル盤を再現したジャケット仕様で再発。
