MUSIC
6097 products
廃盤。石橋英子による映画「ドライブ・マイ・カー」オリジナル・サウンドトラック完全限定生産のカセットテープ
世界中に熱狂的ファンを持つ作家・村上春樹が2013年に発表した短編小説を、日本映画界・若手実力派No.1との呼び声の高い濱口竜介が監督/映画化。2021年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて日本人監督初となる脚本賞を受賞し大きな注目を集めた『ドライブ・マイ・カー』。本作のサウンドトラックを手掛けたのは、日本を拠点に海外レーベルからの作品リリース、ヨーロッパ等での国外ツアー・フェスティバル出演、シドニーの美術館Art Gallery of New South Walesでの音楽などを手掛け、世界を股にかけて活躍する音楽家・石橋英子。邂逅すべき宿命にあった2人、濱口竜介×石橋英子によるオリジナル・サウンドトラックが初回限定生産で待望のアナログ化。ファン必見のアイテムです。 2つのメロディーから解き放たれた、10の音楽たち。映画のために書き下ろした音楽を、1つの音楽作品として新たに構築。これまでも石橋と共にオリジナル作品を制作してきたJim O'Rourke、山本達久、Marty Holoubek、須藤俊明、波多野敦子が参加し、アコースティックな生演奏からエレクトロニクス、映画本編で使用された環境音までが見事に融合。ミックスとマスタリングはJim O'Rourke、ジャケット・デザインは石橋の作品を数多く手掛ける木村豊(Central67)、ジャケット・イラストは赤尾真代が映画のビジュアルをモチーフに描き下ろし。映画と共に光彩を放つ傑作です。

日本の古い文化をモチーフにした唯一無二のオリジナリティーで、世界のエレクトロニック~アンビエントシーンで脚光を浴びる広島在住のアーティスト冥丁が『古風』篇三部作の最終章となる『古風 Ⅲ』をリリース。冥丁の解釈に基づいた、文学的で私的な香りが漂う日本の心象風景の琥珀。
「失日本」(LOST JAPANESE MOOD) = “失われつつある日本の雰囲気”をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史や文化をノスタルジックな音の情景に再構築した作品群で高い評価を得てきた冥丁。本作『古風Ⅲ』は、『古風』(2020年)、『古風Ⅱ』(2021年)に続く、『古風』シリーズ3部作の完結編となるアルバム。この最新作では、日本文化の本質を深く掘り下げながら、静けさや自己発見を通して心の闇を克服した冥丁の精神的な旅路にリスナーを誘っている。
『古風』篇とその前身である『怪談』は、冥丁の故郷である広島の尾道で制作が行われた。当時、精神的な不調を抱えていた冥丁は、賑やかな京都から尾道の田舎に移り住み、孤独に身を置きつつも尾道の静かで穏やかなエネルギーに安らぎを覚えながら、失われつつある神秘的な日本の本質を具現化させる「失日本」(LOST JAPANESE MOOD)をテーマとした音楽制作を始めた。本作『古風Ⅲ』には、その時期に経験した故郷の心象風景が特に色濃く映し出されており、また自己の内なる探求が深い癒しへと発展したことが示されている。
故郷の広島と冥丁自身の複雑な関係や思いと共に、刻々と変化する日本の姿を考察した「黎明」「廣島」、そして、広島の平和教育に対する冥丁の深い考察と歴史的悲劇を認識することの重要な意義が凝縮された「平和」など、冥丁の内なる心象風景を描き出した楽曲や、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、夏目漱石たちの日本文学からの影響を題材にした「江戸川乱歩」「刺青」「夢十夜」他、全9曲を収録。
「古風 III』は、冥丁の心の奥底にある不思議な風景を通して、私たちを見えない糸で過去へと結びつけ、日本のベールに包まれた匿名の歴史や私的な痕跡の残る隠された宝物へと導くだろう。
マスタリングは畠山地平が担当。32Pブックレット付き、特殊パッケージ。

今年度国産ニューエイジ/アンビエント大傑作!やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大の4名からなる日本発の大人気アンビエント・カルテット、UNKNOWN MEの3年振り最新アルバム『Bitokagaku』(美と科学)がUS地下の一大名所〈Not Non Fun〉から登場!老舗化粧品メーカーとしてお馴染み〈資生堂〉から委嘱制作されたアルバムとなっており、同社の研究部門から齎されたというフィールド・レコーディング素材が、透過されたシンセサイザー・サウンドとクロスフェードされ、正確かつ色彩豊かで、無限の広がりに溢れる独特な音空間を描き出しています。
2023年リプレス!全ミニマル~アンビエント、アヴァン・ニューウェイヴ・ファンに超強力大推薦の一枚!本作はなんと久石譲プロデュース!国産アンビエント~ニューエイジ/ミニマル・ニュージックの最後の秘宝的アルバム「鏡の向こう側 Through The Looking Glass」の再発でも絶大な人気を誇る、作曲家・打楽器奏者である高田みどり(1951-)の参加した伝説のバンド、Mkwaju Ensembleが1981年に発表したアルバム「Mkwaju」が、今や世界各地のオブスキュア・ミュージックを発掘して大旋風を巻き起こしている気鋭レーベル、We Release Whatever The Fuck We Want Recordsより初の公式ヴァイナル・リイシュー!
待ってました!前回の「Ki-Motion」再発に続いて対となる一枚が堂々再発です!今や世界各地で絶大な人気を誇る高田みどり、定成庸司、荒瀬順子の三人による打楽器トリオ、ムクワジュ・アンサンブル。本作には松任谷由実や坂本龍一、大貫妙子などのアルバムにも参加している日本パーカッション界の草分け的存在Peckerことペッカー橋田がパーカッション、「YMOの第4のメンバー」こと松武秀樹もコンピューター・プログラミングで参加。デジタルな質感のシンセサイザーとマリンバやビブラフォンによる淡麗な生音が交差する瑞々しいサウンドは幾重にも舌鼓を打つほどに圧巻!精霊の音楽にも聴こえる木管の澄み切った響きに吸い込まれます!Chee Shimizu氏コンパイルのBetter Daysレーベル・コンピ「More Better Days」にも収録された、B1”Tira-Rin”なんかもうアンセム感たっぷりです!

刀根康尚、塩見允枝子らと日本初の集団即興といわれるグループ音楽を結成した小杉武久、そして同じくフルクサスの一員であった長谷川時夫、永井清治などが参加した、戦後音楽史に燦然と輝く実験音楽アンサンブル、タージマハル旅行団の2ndアルバムであり、オリジナルは入手困難を極めるため、ブートが出回ってきた伝説的一枚がコロンビアからライセンスを得てベルギーの霊性再発レーベル、Aguirreより正規再発で登場!
別の世界で咲いている無数の虫たちの生命の躍動は、こっちの世界でサイケデリックといいます。ニューエイジでも、サイケデリックでも、民族音楽でもない・・・比較するものがない、代替え品のない、いわば体験というものなのでしょう。もはや楽器が楽器としての体を成しておらず、演奏者たちは別次元へと行ってしまっています。プレイヤーを持って自然に出かけて、大地と対話するもよし、全ての楽器が、全ての音の全体の一つであって、代わりが効く音など入っていないというような名盤です。Rashad Beckerによるリマスタリング&カッティング。Julian Cowleyによるライナーノーツが付属。ワンショット・プレスの限定1,000部、180G重量盤
1980年、裸のラリーズは、もう一人のギタリストとして山口冨士夫(ザ・ダイナマイツ/村八分/ティアドロップス)をメンバーに迎え入れる。翌年の3月までという短期間に終わったものの、山口を擁したラインナップによる演奏は、ラリーズにとって異色でありながら強烈な印象を残すものとなり、多くのファンを熱狂させた。
そして、たった7回しか行われなかった彼らのライヴの中でも、とりわけ評価の高い10月29日・渋谷屋根裏での公演が、現存する最良の音質で遂に全貌を現す。
タイトなリズム隊をバックに、2本のギターがぶつかり合い絡み合って生み出される、漆黒の闇より深い黒を湛えた空間が、今ここに圧倒的な生々しさで蘇った。
30分を超えて展開する「俺は暗黒」〜「氷の炎」(※LPでは曲順を変えてA面1曲目とB面1曲目に収録)は、ラリーズの全キャリアを通じても特筆すべきパフォーマンスのひとつだと断言できる。
ジャケットには、宇治晶によって撮影された未公開写真を使用。
1980年、裸のラリーズは、もう一人のギタリストとして山口冨士夫(ザ・ダイナマイツ/村八分/ティアドロップス)をメンバーに迎え入れる。翌年の3月までという短期間に終わったものの、山口を擁したラインナップによる演奏は、ラリーズにとって異色でありながら強烈な印象を残すものとなり、多くのファンを熱狂させた。
そして、たった7回しか行われなかった彼らのライヴの中でも、とりわけ評価の高い10月29日・渋谷屋根裏での公演が、現存する最良の音質で遂に全貌を現す。
タイトなリズム隊をバックに、2本のギターがぶつかり合い絡み合って生み出される、漆黒の闇より深い黒を湛えた空間が、今ここに圧倒的な生々しさで蘇った。
30分を超えて展開する「俺は暗黒」〜「氷の炎」(※LPでは曲順を変えてA面1曲目とB面1曲目に収録)は、ラリーズの全キャリアを通じても特筆すべきパフォーマンスのひとつだと断言できる。
ジャケットには、宇治晶によって撮影された未公開写真を使用。
2023年11月には日本コロムビアからアルバム『Mystic Islands Dub』でメジャー・デビューを果たした気鋭のプロデューサーによる、沖縄民謡×ダブの可能性を追求した最新作!
自身のルーツである琉球の古い唄を基に制作した『島DUB』('13年)をきっかけに注目を集め、これまでにリリースした7インチ2作「大島ヤンゴー節」「Sulukill Kuichar」、最新アルバム『Mystic Islands Dub』もすべて即完。稲嶺幸乃やOdodoafrobeatら沖縄拠点のアーティストのエンジニアとしても信頼の厚い、今最も注目集めるダブ・プロデューサーHarikuyamaku。今作はまさに「カチャーシー(かき回す)」な、高速で渦巻く三線とディープなエレクトロニック&ダブが邂逅するサイケデリック~トランシーなダンス・トラック5曲を収録。カッティングは国内Wolfpack Mastercut Studio、45回転仕様。

(Auschwitzというバンド名は彼らの人生観を表すためにつけられたもので、ナチズムや差別主義とは関係はなく、いかなる人種、団体、人物を差別、劣化する意図はありません。)
没後20年を迎えた関西アンダーグラウンドのゴッドファーザー 林直人の偉大なバンドAuschwitzの87分に及ぶ未発表ライブ音源を集成しカセットリリースいたします。
A面 Live 81はすべて未発表曲で81年日付不明の驚くべき高音質ライブと8月FRIGHT 7 DAYSから収録。
ジャーマンロックのような反復ビートにフリーフォームなギターが絡む即興演奏と語られながら、今までほとんど聴くことができなかった初期Auschwitzの姿がついに白日の下に現れ、同時代に欧米で勃興していたポストパンクにも接近する極めて先鋭的なライブを披露していたことが確認できる。
ベースの今西、ドラムの中島がボーカルを務める曲もあり、林のギタリストとしての一面も垣間見え、Auschwitzがこの三人の音楽的な素養の化学反応によって生まれたことを示唆する非常に貴重な記録となっている。
B面 Live 87-93は93年東京でのAuschwitz名義ラストライブ、名作「Rule of Spirit」録音直前の87年4月EGGPLANT、日付不明の非常にクオリティの高い90年頃と思われる超高音質ライブからコンパイル。
ラストライブでのあまりにも美しいJourney Through The Nightから始まり、これまでのライブ盤では聴けなかった楽曲やバージョンを中心に選曲され、ライナーなどで語られていた未発表の名曲Ashes of Loveも収録。
そして、Auschwitz Boxで林直人ソロバージョンを聴くことができた最後期の曲no titleで締めくくります。

Talking HeadsにDavid Byrne主宰の〈Luaka Bop〉の〈Asia Classics〉シリーズから1994年にCDリリースされていた傑作が待望のアナログ再発!喜納昌吉&チャンプルーズや「ハイサイおじさん」も有名。ウチナー・ポップを確立した沖縄の音楽家であり、琉球民謡の第一人者喜納昌永を父に持つ喜納昌吉のディスコグラフィから選曲された素晴らしい楽曲の数々を収めたコンピレーション・アルバム。「ハイサイおじさん」や「すべての人の心に花を」「ジンジン」といった珠玉の名曲を全13曲収録した入門に最適のベスト盤です!

徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。1982年に〈ZSF Produkt〉の前身である自身の〈Lowest Music & Arts〉からリリースしていた激レアなカセット作品『Paradoxa Paradoxa』が〈Aurora Central Records〉よりカセット・リイシュー!Merzbowによる初のライブ音源を収録した伝説の作品であり、初期メンバーであるKiyoshi Mizutani氏も参加。自身のスタジオ〈Munemihouse〉にて2023年7月にマスタリング。限定150本。
盟友たちの再会。それは伝説のコンボ、フリーダム・ユニティの再集結となった。グルーヴの魔術師たちが躍動する姿を捉えた歴史的名盤。
モダン・ジャズからフリー・ジャズまでこなし「良い演奏をしたいならトロンボーンはあいつを押さえろ」とまで言われた鈴木弘。日本のジャズ界で八面六臂の活躍をするが、1971年にアメリカに移住する。約4年振りとなる一時帰国の折りに録音した本作では、渡米直前に在籍したグループ、フリーダム・ユニティのメンバーが再集結した。これぞまさに伝説の第2章。鈴木弘、石川晶、村岡建、鈴木宏昌、稲葉国光とグルーヴの魔術師たちが奔放に躍動する様は圧巻。シャープな「Shrimp Dance」、ダイナミックな「Kuro To Shiro」、ソウルフルな「Walk Tall」、ディープな「Cat」、メロウな「Romance」。全曲が鮮やかなグルーヴで彩られたモンスター・アルバムである。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUNDS/DEEP JAZZ REALITY)
60年代末にラ・モンテ・ヤングに出 会った事を端に音楽活動を開始したフルクサスのアーティスト、Yoshi Wadaの1982年最高傑作がOmega PointとEm Recordsの協力により奇跡の再発!!コアなサウンドアートやドローンリスナーには知られていたものの、その希少性と価格によって耳にする事は非常に 困難だった待望の作品です。ドライプールと呼ばれる水の貯水されていないプールにおいて、バグパイプを改良した自作の楽器と歌声で倍音たっぷりのサイケデ リック・ドローンを展開する瞑想的作品。ラモンテやテリー・ライリーの師匠Pandit Pran Nathに教えを受けた歌声と、ハリー・パーチに影響を受けた自作楽器が生み出す豊かな倍音による音への陶酔感はラモンテのそれとも非常に近くただただ素 晴らしいの一言。La Monte YoungとDeep Listening Bandが出会ったかのようなこれ以上なく奥深いドローンです。そして今回はなんと、LPリリース時にはカットされていた部分を収録した完全版でのリマスター再発。アーティスト本人による解説を掲載したライナーが付属。問答無用の名作!

版元完売最終入荷です。国内外のレーベルから現在にいたるまで多数の作品を発表し、日本を代表するアンビエント/ドローン・ミュージック・シーンを牽引する存在となったChihei Hatakeyamaこと畠山地平。Spotifyの2017年「海外で最も再生された国内アーティスト」ではトップ10にランクインするなど、これまでも海外での人気が高かった彼が、この度イギリスの<Gearbox Records>からの第一弾作品となるアルバム『Late Spring』を発売する。
今作は、一連の豊かで傑出した出会いを通して、共有された旅の経験を穏やかに展開していく。大聖堂のオルガンを思わせる1曲目「Breaking Dawn」の鳴り響く水中の反響から、アルバムを締めくくる「Twilight Sea」の巧妙なドリフトに至るまで、レコードは緻密で美しいメロディが詰まった傑作に仕上がっている。広がっていくシンセサイザーのサウンド、そして光り輝くスローモーションのギターに引き寄せられ、それが時折現れる音響要素と結びつく。その様は、まるで人工血液のように機械の脈を流れるコンピューター・コードを想起させる。
1949年の映画でタイトルを共有している日本の映画監督小津安二郎の作品に示されている通り、風景の循環運動の美しさと日常生活の下に横たわる季節の変化に触発されて、『Late Spring』は古い映画の印象を投影している。円運動のコンセプトは、畠山がデイヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス The Return』を観ていた時に思いついたという。
通常は仕事が早い方だというが、今回の作品は自身のキャリアの中で最も時間のかかった作品の 一枚だったとか。2018年に始まった制作作業は、作品が完成した2020年まで続いた。彼は、ギターとシンセの再生と録音に新しいアンプとマイクのセットアップを使用して、自身の演奏へのアプローチを再検討した。メロディとトーンを単純化するために、彼はトラックごとに1種類の楽器のみを使用し、1つはシンセのみ、もう1つはエレキ・ギターのみを使用したという
2006年にリリースし、ピッチフォークでも8.1点の高評価を獲得した彼のファースト・フル・アルバム『Minima Moralia』に続いて、これまで70枚を超えるアルバムを発表している畠山は、強力な仕事の規範を作り上げてきた。彼の目録は、〈Kranky〉や〈Room40〉といった数々の名高いレーベルから彼自身のレーベルである〈White Paddy Mountain〉に至るまで広がっている。彼の作品の放出率は紛れもなく素晴らしいが、それ以上に特筆すべきは、それぞれのアルバムがどれも魅力的で、高品質を保ち続けているということだ。

廃盤最終入荷です。トランペット、三味線、タブラ、エレクトロニクスの即興セッションが光の陰影と濃淡を生む。それはJ.A.K.A.M.の手によって時間と空間の池泉となり、音の借景となって映し出される。
Chee Shimizu
J.A.K.A.M.主宰レーベルCROSSPOINTから2012年に発表されたトルコ・イスタンブールのバンド、YAKAZA ENSEMBLEの作品に伴う2015年の日本ツアーにおける共演バンドとして集結した4人のミュージシャン、クリストファー・フライマン(トランペット)、坂田淳(三味線)、広本雄次(タブラ)、KND(エレクトロニクス)。彼らが2018年から2022年にかけて京都のライブ・ベニューやスタジオで行った8時間にも及ぶインプロヴァイズド・セッションの録音をJ.A.K.A.M.(JUZU a.k.a. MOOCHY)が解体再構築し、ひとつの音楽として紡ぎ上げたのが本作である。作品化に際してインスピレーションを得るべく京都御所を訪れたJ.A.K.A.M.は、木々や花々がまるで「自然」そのもののように見立てられた庭園の眺望に、彼らの即興演奏のなかに潜む「自然」の美との共通性を見出し、庭師のように緻密な細工を施しながらアレンジとミックスを行った。時間とともに移ろいゆく自然の変化を、音楽というある種普遍的な時空に閉じ込めることで、「庭園音楽」とでも言うべき極めてユニークな作品が完成した。
ZEN ENSEMBLE :
Trumpet : Christopher Fryman
第二次世界大戦中に英国マンチェスターで生まれカナダで育ち、その後オーストラリア、パプアニューギニア、東京を経由し、30年前より京都に移り住む。 映画、テレビ、劇場で40年間働き、その後フィルム事業から引退し、作曲家・トランペット奏者としてもジャズバンド、ジプシー音楽、フリーインプロヴィゼーション、舞踏音楽などを手がけている。
Shamisen : Atsushi Sakata a.k.a. 東京月桃三味線
三味線奏者、音楽家。
2008年、日本の風土に根差した土着的な音楽を志し、東京を拠点に活動を開始する。 2012年、拠点を京都に移し、自然に寄り沿い四季折々の機微を感じながら、自給農を通じて土と向き合う生活を創作活動の基盤とする。 2013年、竹山流津軽三味線を修得。以降、日本各地の⺠謡、新内、⻑唄などの古典三味線音楽や東アジアの伝統音楽に学ぶ。 先人達の魂の結晶ともいえる様々な伝統文化や信仰を介して、土着の精神文化や洗練された美意識を学び糧としている。 国内外の様々な舞台、神社仏閣、路上、自然の中などで幅広く演奏活動を展開し、様々な音楽家との共演も重ね現代に息づく独自の三味線音楽を創造している。
Tabla : Yuuji Hiromoto
ソロ活動をメインに活動中のタブラ奏者。1995年に渡印。バラナシスタイルのタブラを始める。1999年頃からインド、ドイツで本格的に演奏活動を開始。その後はインド古典音楽だけでなく、様々なジャンルのアーティストと交流し、独自の音を模索し、展開を重ね、関西を中心に積極的なライブ活動を行っている。
EFX : Tadashi Kondo a.k.a. KND
SOFT、Kobeta Piano、KOKENSHOW、EUTRO、UCND、Final Drop、Goo Choki Paa等のメンバーとして活動する電子音楽家/プロデューサー。 映像作品、ライブドローイングやプロジェクションマッピングなど、他分野のアーティストとのセッションや制作を重ね、サウンドエンジニアとしても数多くの名盤に関わっている。
Art Work & Design : QOTAROO
高校生の頃よりハウスミュージックのDJとして活動を開始。20代の頃のナイトクラブでのブッキングマネージャーの経験とBruningManの体験を経て、独学でグラフィック表現を学び始める。それ以降、クラブ・音楽カルチャーに根ざした活動を続け、れまでに様々なミュージシャン/DJのアルバムカバーや日本各地のアンダーグラウンドパーティーのフライヤーなど、膨大な数の音楽関連のアートワーク/グラフィックデザイン/アートディレクションを手がけてきた。
「QOTAROOはグラフィックアーティスト/デザイナーであり、ゼロ年代の関西のパーティーシーンを牽引してきたひとりでもある。CLUB ZINGでブッキング・マネージャーとして数々のパーティーをオーガナイズしてきた彼は、そこで得たイマジネーションをデザインに落とし込み、ダンスフロアとグラフィック・デザインを循環させている。「フライヤーやジャケットを作る時は、色をメロディー/形をグルーヴに置き換えて、聴覚から視覚への翻訳だと思ってやってる」と言う彼の言葉通り、DJが音を放つ瞬間に込められた気持ちや音の振動を、QOTAROOはとても親密に自然に表現する。「音を見る。光を聞く」。この感覚こそがQOTAROOのデザインの醍醐味なのだ。 」

Yama Yuki氏主宰の東京のサウンド・アート系新鋭カセット・レーベル〈ato.archives〉から大変グレートなカセット作品が登場!美術家として活動しているImaoこと今尾拓真氏が展開している不定形即興集団=M集会 (Mshukai)による初めてのアルバムとなる『Yama no Kawa』をストックしました!
---
M集会は美術家として作品を発表するImao(今尾 拓真)、パーカッショニストのペダルを中心として、不定形に活動する即興グループです。このグループは野球場や押入れの中など、普段演奏には使われない場所で、その場所に対して遊び心をもって反応し、演奏するという活動を行っています。
今回の作品は滋賀県甲賀の川の源流に機材を持ち込み、焚き火を焚きながら演奏した記録と、その演奏の記録を聴きながら金沢のImaoのスタジオを開け放って演奏した様子や、道路を隔ててImaoとペダルの二人が対話をするように演奏した様子を記録しています。なお、この作品はM集会のファースト・アルバムになります。
(ato.archives)

Yama Yuki氏主宰の東京のサウンド・アート系新鋭カセット・レーベル〈ato.archives〉から特大物件が登場!Taku Unamiによるマスタリング仕様。East Bionic SymphoniaやGap、Marginal Consortでの活動も知られる日本を代表するインプロヴァイザーである多田正美氏による最新アルバム『Ever-Present / つねなるもの』がカセット・リリース。
---
多田正美(マージナル・コンソート)は1970年代に伝説的な即興グループGAPに参加しキャリアをスタートさせ、80年代より、インスタレーション、写真などにも表現の幅を拡張しながら常に即興という行為に向かい合ってきたアーティストです。
近年、多田正美は、神奈川県にある自宅から見える弘法山を毎日写真に納め、インスタグラムで毎日発表するという行為・作品制作を続けています。今回リリースされる作品は、その写真におさめられる弘法山を実際に登山し、その登山する過程で多田が持ち込んだ電子デバイスとアンプ、パーカッションが、山登りのリズムに合わせ音を立てる様子と弘法山の頂上で多田が鳥や飛行機などと行った即興演奏の記録がおさめられています。
(ato.archives)
可憐であり、瑞々しいタッチで描く美しい演奏で国内のみならず、世界中のファンを魅了してきた北海道出身のジャズ・ピアニストで、福居良。現在は77年のオリジナル、復刻盤ともに貴重なそのセカンド・アルバム「Mellow Dream」が正規アナログ・リイシュー!オリジナル・復刻盤ともに万越えの激レア盤として知られる大名作が復刻です!これはトンデモなく素晴らしい一枚!センチメンタルな音風景を刻む、福居良のピアノによる情感豊かでリリカルな響きへと乗せて、Yoshinori Fukuiによる緊張感溢れるダイナミックなドラムス、Satoshi Denpoによる含みのあるベース・サウンドが鮮やかに夜を越していく、呑み込まれるような美しさを秘めた傑作。まさに「Mellow Dream」のタイトルがぴったりな朝焼けに萌ゆる響きです。これはアナログで是非。


180G重量盤。市販LP商品としては初発売となる”three blind mice プレミアム復刻コレクション”シリーズ第I期第2回。最強メンバーによる好演奏、洗練されたジャケット・デザイン、オーディオ・ファンも認める高音質と三拍子揃った、TBMレーベルの代表作品かつ日本ジャズ史上の宝物(シリーズ監修:塙耕記氏より)

180G重量盤。鈴木勲(b)と渡辺香津美(g)という至高のデュオをバックに迎え、スウィートなハスキー・ヴォイスでしっとりと唄う、哀愁のヴォーカリスト・中本マリのTBM第3弾。(シリーズ監修:塙耕記氏より)
トラックリスト:
A1. ジョージア・オン・マイ・マインド
A2. ホワット・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイド
A3. ユー・ケイム・ア・ロング・ウェイ・フロム・セントルイス
A4. 瞳は君故に
B1. ひまわり
B2. ホワット・アー・ユー・ドゥーイング・ザ・レスト・オブ・ユア・ライフ?
B3. ジャスト・フレンズ
B4. ディドント・ウィ
B5. ア・ナイチンゲール・サング・イン・バークリー・スクエア

ジャパノイズを代表する名アクトMerzbowと、ウクライナのサウンド・アーティスト/パフォーマーのDmytro FedorenkoによるソロプロジェクトVariátの2023年12月発表のコラボレーション・アルバム『Unintended Intention』をストックしました。版元は、「自由と独立のために戦うすべての人々に捧げる」ウクライナの新しいレーベルであり、uslimgauzeやIlpo Väisänen (Pan Sonic)、Noémi Büchiの作品も発表している 〈I Shall Sing Until My Land Is Free〉。限定300部。
版元完売、お見逃しなく。和物ダブ最高峰!カルト・ジャパニーズ・コズミック・ジャズ・レゲエ。Sly & RobbieにAugustus Pablo、吉田美奈子、大村憲司、松岡直也などが参加という超豪華編成の80年激レア和ダブ傑作「Pecker Power」がなんと37年ぶりのリイシュー。オリジナルは清水靖晃の「案山子」や坂本龍一をリリースしていた名レーベル、Better Daysからの発表。Jah PelikahoやBob Marleyら作曲の楽曲群を演奏し、オーガスタス・パブロ、リコ・ロドリゲス、マーシャ・グリフィス、ジュディ・モワット、ロビー・シェイクスピア、スライ・ダンバー等をフィーチャーした超本格派ジャマイカサウンド満載な中南米風味のエキゾが炸裂。堂々のジャパニーズ・ダブ大名盤にして金字塔。
日本初のサルサ・バンド、オルケスタ・デル・ソルを作ったパーカッショニスト、ペッカーが1980年に制作した日本最初のダブ・アルバム『ペッカー・パワー』。ボブ・マーリーのスタジオ「TUFF GONG」でのザ・ウェイラーズとのセッションと、「CHANNEL ONE」でのスライ&ロビーとのセッションから生まれたこの無国籍なダブ・サウンドは『21st Century Dub』というタイトルで1987年にアメリカで流通し、以降世界中に知られる作品となった数奇な名盤。

