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aus - Eau (CD)aus - Eau (CD)
aus - Eau (CD)Em Records
¥2,970

作曲家/プロデューサー、フクゾノヤスヒコのソロプロジェクト、aus(アウス)のニューアルバム『Eau(オー)』。奥野楽の演奏する「箏」を全面的にフィーチャーし創作した、ausの魅力的な方向転換といえる美しい作品。

思慮深く展開する繊細な技巧、展覧会や実験映画のための魅力的なサウンドデザインで、国内外から篤い支持を受けるアウスは、これまでキーボードやエレクトロニックサウンド作品を主に手がけてきました。本作『オー』は、依然としてエレクトロニックサウンドでありながらも、日本の楽器の中で最も特徴的な弦楽器のひとつである箏の音世界を軸に展開する、アウスの魅力的な方向転換といえるアルバムです。繊細でありながら豊かな数々の箏のフレーズと音色は、非常に才能豊かな演奏家、奥野楽(おくの・えでん)が担当。アウスは作品解説の中で、このプロジェクトにおける奥野の演奏とその芸術の重要性を称賛しています。
『オー』収録楽曲は、箏の微妙に変化するアタック、揺らめく響きの音色と、他の楽器の音色のバランスをとるようにデザインされています。箏の繊細な減衰と韻律の柔軟性は、持続的なシンセサイザーの音色と対位法的に構築されたピアノの旋律に包まれ、引き込まれるような底流と、物憂げで流動的な質感を伴う流れるようなアンビエンスを生み出しています。

箏の現代史をみたとき、日本のコンテンポラリー音楽の愛好者は『オー』を聴いて、沢井忠夫がリアライズした吉村弘作曲作「アルマの雲」(1979年)、箏の演奏グループKoto Vortex(コト・ヴォルテックス)が同じく吉村弘の作品を取り上げたアルバム『Koto Vortex I: Works by Hiroshi Yoshimura』(1993年)を思い出すかもしれません。どちらも箏を伝統から引き剥がし、アンビエント~テクノの文脈に配置しようとした先駆的作品で、それらは『オー』にも影響を与えています。また、諸井誠の『和楽器による空間音楽』といった70年代日本の現代音楽作品も『オー』の影響源となっています。

フィジカル版にはアウスによる日本語・英語解説付き。ジャケットデザインは橋本麦、マスタリングは大城真が担当。CD/LP/カセット/デジタルで発売し、CD・デジタル版とLP版はジャケット違いとなります。本作はレーベル《FLAU》とエム・レコードの初のコラボレーション・リリースとなります。

Chihei Hatakeyama & Shun Ishiwaka - Magnificent Little Dudes Vol.2 (2LP)Chihei Hatakeyama & Shun Ishiwaka - Magnificent Little Dudes Vol.2 (2LP)
Chihei Hatakeyama & Shun Ishiwaka - Magnificent Little Dudes Vol.2 (2LP)Gearbox Records
¥6,286

日本を代表するアンビエント/ドローン·ミュージック・シーンを牽引する存在となったChihei Hatakeyamaこと畠山地平が、この度ジャズ・ドラマーの石若駿とのコラボレーション作の第二弾を発表。

ラジオ番組の収録で出会って以来、ライヴ活動などでステージを共にすることはあった2人。2024年5月には2部作の第一弾『Magnificent Little Dudes Vol.1』をリリースしていたが、今回はその第二弾。今作には、受賞歴のあるイギリスのチェリスト、セシリア・ビグナルをフィーチャーしたアルバムのオープニング曲「M3」、シュゲイザー・サウンドを目指して制作したという「M5」などを収録。

Vol.2について畠山地平は次のように話している。「Vol.2にはセッションの後半が収められています。その日は3月のある日の午後でした。長い冬が終わろうとしているのを感じましたし、日本ではコロナの影響が諸外国より長く続いていたので、そんな マスクを付けた日々も終わろうとしていました。『M3』では私たちの演奏にセシリア・ビッグナルがチェロで参加してくれました。これは遥か昔に私がアメリカ人シンガー・ソングライターのデヴィッド・グラブスから受けた影響が見え隠れしています。彼のアルバムの『ザ・スペクトラム・ビトウィーン』に入っている『Stanwell Perpetual』という曲です。しかしこの曲は私が頭の中で何度も形を変えてしまったので、今回の『M3』とは直接は関係がないように思えます」。

すでに昨年10月にデジタル・リリースされていたVol.2だが、今回フィジカルを発売するにあたり、リミックス音源3曲が追加収録されている。3月、4月には「Magnificent Little Dudes Vol.2リリース・パーティー」も予定されていることから、今後の2人の活動から目が離せない。

空間現代 - Tracks Remixes (12"+DL)空間現代 - Tracks Remixes (12"+DL)
空間現代 - Tracks Remixes (12"+DL)Leftbrain / HEADZ
¥3,520

2023年にリリースした空間現代のアルバム『Tracks』のリミックス盤をリリースします。
ジューク/フットワークのDJ「D.J.Fulltono」、WIREのベストにも選出された日本の新鋭DUBプロデューサー「Element」、ヒップホップグループMoe and ghostsのトラックメイカー友人カ仏、コンピューターミュージックの巨匠「Carl Stone」、Honest Jon'sやDDS、Sahkoなどから作品を発表するNYの鬼才「MADTEO」のリミックスをそれぞれ収録しています。レコードに付属のダウンロードコードからダウンロードいただくと、更に2曲ボーナス・リミックスをお聴きいただけます。

1. D.J.Fulltono - Burst Policy (remix)
2. Element - Look at Right Hand (remix)
3. 友人カ仏 from Moe and ghosts - Beacons (remix)
4. Carl Stone - Fever was Good (remix)
5. Madteo - Hatsuentou (remix)

Digital Mastered by Tatsuki Masuko
Vinal Mastering and Cutting by Atsushi Yamane

Merzbow - Batztoutai with Memorial Gadgets (3LP)Merzbow - Batztoutai with Memorial Gadgets (3LP)
Merzbow - Batztoutai with Memorial Gadgets (3LP)KONTAKTAUDIO
¥9,240

限定399部。1986年にリリースされたMERZBOWの2ndアルバム『Batztoutai with Memorial Gadgets』がめでたくリイシュー!本作はMERZBOWこと秋田昌美の過激かつ実験精神に満ちた諸作の中でも、特に凶暴なエネルギーと密度を誇る最高傑作と名高い名盤。アメリカ・マサチューセッツのノイズ名門〈RRRecords〉からオリジナルは2枚組LPとしてリリースされ、90年代には同レーベルによるリミックス版も登場するなど、長きにわたって支持を集めてきた。今回の再発では、リマスタリングの上で、当時のオリジナル・ミックスを忠実に収録。しかも、リリース当時に制作された未発表の音源もボーナストラックとして追加収録して3枚組にてリリースされる。アナログで聴くことでこそ浮かび上がる音の生々しさや、手作業的な編集の痕跡は強烈な体験となるはずだ。壊れた機材、切り刻まれたテープ、雑音まみれの録音、それらすべてが意図された構成として機能し、むしろ暴力性の中に構築美が垣間見えるような、MERZBOWの美学のひとつの完成形とも言える作品!

灰野敬二 + 蓮沼執太 Keiji Haino + Shuta Hasunuma -  U       TA (LP)灰野敬二 + 蓮沼執太 Keiji Haino + Shuta Hasunuma -  U       TA (LP)
灰野敬二 + 蓮沼執太 Keiji Haino + Shuta Hasunuma - U       TA (LP)Temporal Drift
¥5,264

灰野敬二と蓮沼執太による初のコラボレーション・アルバム『U TA』が〈Temporal Drift〉より登場。アルバムは、蓮沼が用意したアナログシンセやフィールドレコーディングを用いた重層的なサウンドスケープと歌詞に対し、灰野がその場でメロディーを発声する即興的な「歌」によって構成されていて、約30歳の年齢差を超えた二人の邂逅が生み出す、ジャンルを超えた実験的かつ詩的な音楽探求が展開される。灰野の声は言語を超えた表現として響き、 アルバムタイトル『U TA』は「歌」を意味しながらも、言葉の意味を解体し再構築するような姿勢を象徴しているよう。蓮沼も楽器演奏から録音・ミックス・プロデュースまで自身で手がけており、音の質感や距離感を精密にコントロールした非常に多層的かつ繊細な音作りは、灰野の即興的な歌声を包み込み、声を音として受け止めるような、緊張感と親密さが同居する音響として結実している。灰野の深い精神性と蓮沼の現代的な感性が融合した、稀有な音楽的邂逅を記録した作品。パレシュタインの名作にオマージュを捧げたかのようなジャケットも蓮沼によるデザインで、視覚的にもアルバムのコンセプトが表現されている。

Chihei Hatakeyama & Shun Ishiwaka - Magnificent Little Dudes Vol.1 (2LP)Chihei Hatakeyama & Shun Ishiwaka - Magnificent Little Dudes Vol.1 (2LP)
Chihei Hatakeyama & Shun Ishiwaka - Magnificent Little Dudes Vol.1 (2LP)Gearbox Records
¥6,286

日本を代表するアンビエント/ドローン·ミュージック・シーンを牽引する存在となったChihei Hatakeyamaこと畠山地平が、この度ジャズ・ドラマーの石若駿とのコラボレーションを発表した。

ラジオ番組の収録で出会って以来、ライヴ活動などでステージを共にすることはあった2人だが、作品を発表するのは今回が初めて。『Magnificent Little Dudes』と名付けられた今作は、2部作となっており、2024年5月にヴォリューム1が、同夏にヴォリューム2がリリース予定となっている。

「その場、その日、季節、天気などからインスピレーションを得て演奏すること」をコンセプトに、あえて事前に準備することはせず、あくまでも即興演奏を収録。ファースト・シングル「M4」には日本人ヴォーカリストHatis Noitをゲストに迎えた。ギター・ドローンの演奏をしているとその音色が女性ヴォーカルのように聞こえる瞬間があることから、いつか女性ヴォーカルとのコラボレーションをしたいと思っていた畠山。「今回の石若駿との録音でその時が来たように感じたので、即興レコーディングの演奏中、いつもは使っている音域やスペースを空けてギターを演奏しました。ちょうどこのレコーディングの3週間くらい前に彼女のライヴ観ていたので、Hatis Noitさんの声をイメージしてギターを演奏しました」と話す。

世界を股にかけて活動する日本人アーティスト3組のコラボレーションが実現した『Magnificent Little Dudes Vol.1』は、日本国内外で話題となること間違い無いだろう。

J.A.シーザー - 邪宗門 (LP)
J.A.シーザー - 邪宗門 (LP)Life Goes On Records
¥3,174

『ジャップ・ロック・サンプラー』でも紹介された名盤!オリジナルは9万円越えでの取引歴も。作曲家であり劇場プロデューサー、演劇実験室〈天井桟敷〉や〈万有引力〉での活動、『少女革命ウテナ』の一連のサントラシリーズでも知られるJ.A.シーザーが手掛けた、リゼルギックな狂気に満ちた70年代の日本の秘宝と言えるレコード!1972 年に寺山修司の同名の幻想的な映画のために制作されたサウンドトラック作品。まさに快楽中枢に達するために必要なすべての要素が詰め込まれた逸品。土着的な呪詛と混沌に満ちてただただ不穏。絶望が充満し、極めて陰惨でありつつも、真に革新的な作品であり、FaustやCosmic Jokers、初期のAmon Duulといったクラウトロックの古典的な流れにも通じる、冥界への入口のような国産サイケ史に刻まれる怪盤!

OM -  Solar Wind (LP)OM -  Solar Wind (LP)
OM - Solar Wind (LP)Studio Mule
¥5,587

ギタリスト羽野誠司率いるジャズ・グループ OM が1983年に発表した唯一のアルバムで、収録曲が『Midnight in Tokyo Vol.2』にも収録された、日本のエスニック・ジャズ史に残る傑作『Solar Wind』が〈Studio Mule〉から初めてのリイシュー!本作ではタブラやシタールなど民族楽器を取り入れながら、〈ECM〉のOregon, Codonaにも通じる透明感とスピリチュアルな響きが印象的。日本的な「侘び寂び」も感じさせる日本ジャズの秘宝的作品を現代に蘇らせる重要な再発。

Natsuki Takeda - 白のひと月 (CS+DL)Natsuki Takeda - 白のひと月 (CS+DL)
Natsuki Takeda - 白のひと月 (CS+DL)MATSUNOMI TO SENSO REC
¥1,886
Sweet Dreams Pressからのリリースでも知られる京都在住の名手・武田菜月が描く、純白のアンビエント・ドキュメント『白のひと月』がカセット・リリース。京都を拠点に活動し、「風の又サニー」「quaeru」「マタマタ」など数々のバンドに参加してきた同氏は、2021年頃よりYAMAHA reface CPやDX、アナログシンセ、ルーパーを駆使したソロ作曲を開始。同時期からソロやセッションでのライブも重ね、透明感のある音響を追求してきました。本作は、2022年末の発熱から回復期のひと月を、日々の即興的な制作で綴った記録。淡いシンセの揺らぎやループの重なり、微細なノイズの息遣いが、夢と現実の境界を漂うような白昼夢の音景を紡ぎ出します。
CazU-23 & Sinkichi - 今出川銀河|IMA DE GAWA GINGA (CS+DL)CazU-23 & Sinkichi - 今出川銀河|IMA DE GAWA GINGA (CS+DL)
CazU-23 & Sinkichi - 今出川銀河|IMA DE GAWA GINGA (CS+DL)MATSUNOMI TO SENSO REC
¥1,886
京都・今出川にて生まれた即興的アンビエント/エクスペリメンタルの記録。愛知県豊田のトライバル・ハードコア楽団Turtle IslandのCazU-23と、90年代初頭から数々のレイヴ・パーティーでプレイしてきた日本のアンビエントDJのパイオニアであり、〈Crosspoint〉レーベル作品から吉村弘『Pier & Loft』アナログ再発盤やWaNoWaなどのエンジニア仕事も手がけてきたベテラン、Sinkichiによる共作『今出川銀河|IMA DE GAWA GINGA』がカセット・リリース。CazU-23はソロやバンドでの活動を通じ、ギターやモノシンセを駆使して独自の音世界を探求してきた音楽家。一方、Sinkichiは京都クラブシーン黎明期から活動を続けるDJ/プロデューサーであり、モジュラー・シンセやフィールド録音を自在に操るベテラン。その二人が〈Softribe Studio〉にて一気通貫で織り上げた本作は、70年代Teiscoのギターの爪弾き、揺らぐモジュラー、街の気配をすくい取った環境音が交錯し、夜気のような静謐さと広がりを帯びた名品。わずかなノイズや呼吸のような残響が、時間の層や記憶の断片を浮かび上がらせ、亡きアンビエントDJ・OPERONへのオマージュとしての祈りも込められています。都市と自然、現在と記憶が交差する小さな銀河のような瞑想的ミニマル・ニューエイジ/アンビエント作品。
本多信介 Shinsuke Honda - 晩夏 Banka (2LP)本多信介 Shinsuke Honda - 晩夏 Banka (2LP)
本多信介 Shinsuke Honda - 晩夏 Banka (2LP)Studio Mule
¥5,987

日本のギタリスト本多信介が1991年にCDで発表したアンビエント・ジャズの名盤『晩夏』が〈Studio Mule〉より2LP仕様で再発。本多信介は伝説的バンド、はちみつぱいのギタリストとして知られ、その後ソロでアンビエント・ジャズを探求。繊細なギターのアルペジオに、クラシカルな響きやジャズ的即興が交錯する、タイトル通り「晩夏」の情緒を感じさせる、叙情的で瞑想的なサウンド。日本のアンビエント・ジャズ史における隠れた傑作でありながら、坂本龍一や細野晴臣らの流れと並ぶ独自の美学を提示した作品として再評価の進む一枚。

Kuniyuki - Open Window (12")
Kuniyuki - Open Window (12")Studio Mule
¥3,363

札幌の音楽家Kuniyuki Takahashiによる、モダン・クラシカルとエスニック・ジャズが融合した静謐な音響作品『Open Window』。本作は、札幌のスタジオに差し込む光と風からインスピレーションを得て制作された作品で、Kuniyukiが長年追求してきたジャンルを越えた音楽的表現の集大成とも言える内容。A面「Open Window」は、ECM的な静けさと透明感を湛えたモダン・クラシカル。ピアノやストリングスが繊細に重なり、空間と時間が溶け合うような音響。B面「Tobira」は、エスニックな打楽器とニューエイジ的なジャズの要素が融合し、異世界への扉を開くような幻想的なサウンドスケープ。Kuniyukiらしい有機的かつ瞑想的なアプローチが全編にわたり貫かれており、クラブ・ミュージックと深いリスニング体験の境界を自在に行き来する充実作。

井上陽水 Yosui Inoue - Yumemigokochi (7")
井上陽水 Yosui Inoue - Yumemigokochi (7")Studio Mule
¥3,066

井上陽水が1990年に発表した名盤『ハンサムボーイ』のプロモーション用に制作された長らく入手困難だった7インチ・シングルが〈Studio Mule〉より和製バレアリック再発シリーズの一環として待望の正規リイシュー!A面「夢寝見」は、京都の伝説的ニューウェーブ・バンドep-4の川島裕二がアレンジを手がけた、夢幻的でシュールなバレアリック・ポップ。B面「紅すべり」は、アラビックな旋律とコールド・ファンクの要素が融合した隠れた名曲で、ベスト盤にも未収録の貴重な音源。井上陽水の実験的かつポップな側面を再発見できる貴重な機会であり、日本の1990年代ポップスとバレアリック感覚が交差する稀有な音源。Kuniyuki Takahashiによるオリジナル・マスターテープからのリマスタリング、オリジナル・アートワークを再現したスリーヴ仕様で万全の再発。

toru yamanaka & teiji furuhashi / Dumb Type Theater 庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day (LP+DL)
toru yamanaka & teiji furuhashi / Dumb Type Theater 庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day (LP+DL)conatala
¥3,800

2025年リプレス!1984年に結成され、現在も京都を拠点に第一線で活動するマルチメディア・パフォーマンス・アート・グループ、ダムタイプ (DUMB TYPE)。最初期ダムタイプシアター時代の公演のために、音楽家・山中透とグループの中心人物であった故・古橋悌二が製作したカセットブック作品「庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day(1985年録音)」と「睡眠の計画 - Plan For Sleep (1986年録音)」の2タイトルが、初めてレコードとして同時リリースされます。

ダムタイプ創立当初、山中は主に音楽制作を担当し、古橋はその楽曲を舞台演出に落とし込む役割を果たしていました。2人の共同制作は、ダムタイプ以前に組んでいたORGやR-STILLに始まり、その時期に志向していたNEW WAVEやプログレッシヴ・ロックに加えて、ミニマル・ミュージックや前衛パフォーマンスを融合させたローリー・アンダーソン、メレディス・モンク、ロバート・ウィルソンらからの影響を受けています。さらに、当時の先鋭的なサンプリング・ミュージックやハウス・ミュージックを大胆に取り入れた独創的なアプローチは、ダムタイプのサウンドの礎となり、日本のミニマル〜アンビエント・ミュージックとパフォーマンス・アートの重要な接点として歴史に刻まれるべきものです。

本作「庭園の黄昏(1985年)」は、山中と古橋の共同制作によるダムタイプのサウンド・アイデンティティを決定づけた音楽作品となります。ピアノやシンセサイザーの反復される印象的なフレーズが重なり合うミニマルな楽曲や、さまざまな具体音のサンプリングをビートに変換した急進的なアプローチ、緻密に施されたエフェクトによって全体を霧のように覆う心地よいアンビエンス、さらにワルツやシャッフルのリズムなど、過去の音楽への敬愛とテクノロジーが融合した初期ダムタイプの象徴的なサウンドが、ここで見事に確立されています。多彩な表情を持つ楽曲たちは、駆動するノイズ、電子音、電話の話中音などの四方に飛び交うシグナルをトリガーに、浮かんでは消え、また立ち昇り、移り変わる景色を描き出しています。

Merzbow / Null + Nord -  B-Semi Live 24/5/1984 (LP)Merzbow / Null + Nord -  B-Semi Live 24/5/1984 (LP)
Merzbow / Null + Nord - B-Semi Live 24/5/1984 (LP)KONTAKTAUDIO
¥6,506

Merzbow、K.K. Null、Nordによる1984年横浜でのパフォーマンスをカセットテープから直接復刻、リマスターを初めて公式アナログ化した、日本ノイズ黎明期の貴重なライブ音源を収めた作品『B-Semi Live 24/5/1984』。原始的なノイズの力強さと実験精神が凝縮されており、後のジャパノイズ・シーンの基盤となる1980年代初頭の日本ノイズシーンを記録した歴史的ドキュメント。

Merzbow -  Torus (LP)Merzbow -  Torus (LP)
Merzbow - Torus (LP)JEZGR
¥2,200

ジャパノイズ巨匠Merzbowがセルビアの新興レーベル〈Jezgro〉より2017年に発表したEP『Torus』のデッドストック入荷。轟音の電子ノイズと歪んだリズムが交錯する、過激で妥協のないサウンドは、Merzbowのノイズ美学を凝縮した短編的作品集。都市の騒音と電子ノイズを融合させ、聴く者を圧倒しつつも奇妙な瞑想感をもたらす、ジャパノイズの真髄を体感できる一枚。

Merzbow, Pedro Vian -  A Wheel on Mani (LP)
Merzbow, Pedro Vian - A Wheel on Mani (LP)Modern Obscure Music
¥4,526

ジャパノイズ巨匠Merzbowとスペインの作曲家Pedro Vianによる2025年のコラボ作品『A Wheel on Mani』。 荘厳なアンビエントと伝統のノイズを融合させ、霊性とデジタル実験を探求する作品。 収録は2曲のみで、片面ごとに長尺の音響世界を展開し、混沌と美が交差する一枚となっている。

Merzbow - Merzbeat Especial Edition (20th Anniversary Edition) (Baby Pink Vinyl LP)Merzbow - Merzbeat Especial Edition (20th Anniversary Edition) (Baby Pink Vinyl LP)
Merzbow - Merzbeat Especial Edition (20th Anniversary Edition) (Baby Pink Vinyl LP)Aurora Central Records
¥5,454

版元即完売、お見逃しなく!限定ベイビーピンク・カラーヴァイナル仕様。徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbow。その最大級の傑作のひとつ、『Merzbeat』がメキシコの〈Aurora Central Records〉よりリリース20周年記念版として待望のヴァイナル化!オリジナルは2002年に実験系名所〈Important Records〉からCDリリースされていた、メルツバウを語る上で外せないマスターピースです。ゲイトフォールド・スリーブ仕様で限定300部のみ。お見逃しなく!

Merzbow -  Animal Magnetism (Purple Vinyl 2LP)Merzbow -  Animal Magnetism (Purple Vinyl 2LP)
Merzbow - Animal Magnetism (Purple Vinyl 2LP)Urashima
¥6,472

Merzbowこと秋田昌美による2003年録音のデジタル期の代表的な名盤を再構成した2LP作品『Animal Magnetism』が〈Urashima〉よりリイシュー。Merzbow特有のフィードバック、金属的な質感、断続的な音の爆発が連続する、圧倒的な音のヴァイオレントを提示しており、収録曲は長尺で、聴く者を音の渦に引きずり込む。リズムやメロディの概念を超えた、純粋な音響彫刻としてのノイズで、Merzbowのキャリアの中でも特にフィジカルな感触の強い、聴覚の限界を試すような作品。Lasse Marhaugによるリマスタリングで、荒々しくも構造的なノイズがより深く、豊かに響く音響へと昇華、また未発表ボーナス・トラック「Quiet Comfort #2」の追加により、CDオリジナル盤に比べて明確さ、重み、深みが増した決定版。限定99部のカラーヴァイナル仕様。Akita自身の写真を用いたゲートフォールド・スリーブ仕様の充実の再発。

カフカ鼾 - 嗜眠会 (LP)
カフカ鼾 - 嗜眠会 (LP)NEWHERE MUSIC
¥4,400

ジム・オルーク、石橋英子、山本達久によるバンド "カフカ鼾 (イビキ)" 8年ぶりとなるニューアルバム『嗜眠会 (シミンカイ) 』が発売。
ジム・オルーク、石橋英子、山本達久、世界でも注目される音楽家が集い、この3人でしか出来ない音を奏でるためのバンド "カフカ鼾 (イビキ)"。
近年もライブを中心とした活動を続ける中、『okite』、『nemutte』に続く3枚目のアルバム『嗜眠会 (シミンカイ)』がリリースされる。
2023年に下北沢ADRIFTで開催された「レコーディングライブ」でのレコーディング音源をジム・オルークが再編集し、ミックス・マスタリングを手掛け、ライブレコーディングは彼らの盟友であるジョー・タリアがおこなった。
この3人でしか紡ぎ出せない即興演奏を最高の素材としているが、ただのライブ・アルバムにはならず、ジム・オルークによってこれまでの作品同様にオリジナル・アルバムとしての強度を持った作品となっている。録音されたドキュメンタリーから新たなる物語がしっかりと作り出されているのだ。
完全に独立したミュージシャンたちでありながら、3人のライフワークとして定期的に続けているプロジェクトだからこそ、毎度「コンビネーションの深化」が彼らの演奏からは堪能できる。それぞれが固定の楽器奏者という枠組みからも逸脱しており、ある楽器を使ってみんなで1つの音楽を作り出すという行為が彼らの音楽をよりユニークなものにしている。即興音楽のもつひらめきも大切に、3人がその場で1つの楽曲をコンポーズすることでカフカ鼾の音楽となるのだ。
なので、この音楽はどういったサウンドであると論じること自体がナンセンスであり、ただカフカ鼾から生まれた音をいろんな角度から楽しんでいただきたい。更に歩みを進めたカフカ鼾の音楽がレコードに刻まれた。

トラックリスト:
A面、B面を通して一曲の構成となります

ジム・オルーク / Jim O’Rourke

1969年シカゴ生まれ。Gastr Del SolやLoose Furなどのプロジェクトに参加。一方で、小杉武久と共にMerceCunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1997年超現代的アメリカーナの系譜から「Bad
Timing」、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム「Eureka」を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonic Youthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年、Wilcoの「A Ghost Is Born」のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞。アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、近年は日本に活動拠点を置く。日本ではくるり、カヒミ・カリィ、石橋英子、前野健太など多数をプロデュース。武満徹作品「コロナ東京リアリゼーション」など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションとしてWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。

石橋英子 / EIKO ISHIBASHI

石橋英子は日本を拠点に活動する音楽家。
ピアノ、シンセ、フルート、マリンバ、ドラムなどの楽器を演奏する。
Drag City、Black Truffle、Editions Mego、felicityなどからアルバムをリリース。
2020年1月、シドニーの美術館Art Gallery of New South Walesでの展覧会「Japan Supernatural」の展示の為の音楽を制作、シドニーフェスティバル期間中に美術館にて発表された。2021年、映画「ドライブ・マイ・カー」の音楽を担当。サウンドトラックが発売される。World Soundtrack AwardsのDiscovery of the yearとAsian Film Awardsの音楽賞を受賞。
2022年「For McCoy」をBlack Truffleからリリース、アメリカ、イギリス、ヨーロッパツアーを行う。2022年よりNTSのレジデントに加わる。2023年、濱口竜介監督と再びタッグを組み「悪は存在しない」の音楽とライブパフォーマンスの為のサイレント映画「GIFT」の音楽を制作、国内外でツアーを行なっている。

山本達久 / Tatsuhisa Yamamoto

主にドラムスを担当。
独創的なソロや即興演奏を軸に、Jim O’Rourke/石橋英子との様々な活動をはじめ、カフカ鼾、石橋英子ともう死んだ人たち、坂田明と梵人譚、禁断の翼棟、オハナミ、NATSUMENなどのバンド活動多数。ex.芸害。
青葉市子、UA、岡田拓郎、カヒミ・カリィ、七尾旅人、phew、藤原さくら、前野健太、山本精一など歌手の録音、ライブサポート多数。
演劇の生伴奏・音楽担当として、マームとジプシーなど、主に都内を中心に活動。
2011年にはロンドンのバービカンセンターにソロパフォーマンスとして招聘されるなど、海外公演、録音物も多数。
2020年、オーストラリアのBlack Truffle Recordsより「ashioto」、日本のNewhere Recordsより「ashiato」をLPとDLでそれぞれリリース。
ashiotoはイギリスのMOJO Magazin誌において2020年のBest underground record部門で1位を獲得するなど好評を博す。活動は多岐に渡る…。

ウチナースレンテンプロジェクト2 - くーだーかー~スンサーミー / 唐船ドーイ (7")
ウチナースレンテンプロジェクト2 - くーだーかー~スンサーミー / 唐船ドーイ (7")TUFF BEATS
¥2,500

Nu-dohとHarikuyamakuを中心とするプロジェクト「ウチナースレンテン」。2作目にして最終章となる今作のテーマは”エイサー”。前作よりもさらにダンサブルな内容となっている。
A面の「くーだーかー〜スンサーミー」ではボーカルに大城琢、Saxに前作同様宮古島出身のMARINO、そしてスティールパン奏者のトンチが参加。
南国感満載な仕上がりになった。 AA面の「唐船どーい」では今沖縄で最も勢いのあるYUKINO INAMINEをボーカルに迎え、MCは前作に引き続きSHINGOをフィーチャーしている。最高の琉球ダンスホールが完成。

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DJ Nu-doh(Churashima Navigator/島‘s)とトラックメーカー/ダブエンジニアのHarikuyamakuを中心に、ダンスホール・リディム"Sleng Teng(スレンテン)”と沖縄民謡のチャンプルーを実現した「ウチナースレンテンプロジェクト」の第2弾。
本作のテーマは、沖縄の旧盆に行われる伝統芸能「エイサー」。先祖崇拝を重んじる沖縄では、旧暦7月13日にご先祖を迎え、15日に送るまで、各地で青年会がエイサーの演舞を繰り広げる。
今回の2曲は、そのエイサーの現場で定番曲として根付いているビッグ・チューンだ。「くーだーかー〜スンサーミー」(原題「久高万寿主節」)は、
何かと話題の多い人物“久高万寿主(くだかまんじゅーしゅ)”のうわさ話を歌い、「クユイヌ ハナシヌ ウームッサー(=今宵の話のおもしろさ)」と盛り上げる楽曲。
歌三線は、師匠・大城美佐子から薫陶を受けた民謡唄者、大城琢。リディムに合わせて独自の“間”を作り出した歌い回しは、実はレゲエ好きという感覚が冴え渡った絶妙な仕上がり。
さらに宮古島からサックス奏者のMARINO、スティールパン奏者トンチが参加し、南国の風を感じさせるフレーズで楽曲の世界観を色彩豊かに拡張している。 “唐から船が来たぞー!”という掛け声で始まり、即興の歌詞で歌われることも多い「唐船(とうしん)ドーイ」は、祝いの席など沖縄の暮らしに欠かせないカチャーシーの代表格であり、エイサーではクライマックスで熱狂の渦を巻き起こす楽曲。
Harikuyamakuと“ダブ×民謡”のタッグで海外からも注目されている唄者、YUKINO INAMINEがその熱気を艶やかな歌声と早弾きの三線で見事に表現。
さらに島’sのSHINGOがエモーショナルなMCで畳み掛け、高揚感あふれるチューンに仕上げている。
琉球民謡に潜在するうちなーんちゅ独自のリズム感覚とジャマイカ産80年代ダンスホール・リディムの共鳴が証明された重要作。入魂の琉球ダンスホール!

文/岡部徳枝

SINKICHI - 洛外幽玄 (CS+DL)SINKICHI - 洛外幽玄 (CS+DL)
SINKICHI - 洛外幽玄 (CS+DL)MATSUNOMI TO SENSO REC
¥1,886
限定50部のリプレスです。90年代初頭から数々のレイヴ・パーティーでプレイしてきた日本のアンビエントDJのパイオニアであり、〈Crosspoint〉レーベル作品から吉村弘『Pier & Loft』アナログ再発盤やWaNoWaなどのエンジニア仕事も手がけてきたベテラン、SinkichiことSinkichi Kadoyaによるカセット・アルバム『洛外幽玄』が自身の主宰する〈MATSUNOMI TO SENSO REC〉より登場。COVID19の在宅期間中に録音されたフィールド・レコーディング、ハードウェア機材による即興演奏のライブ〜2トラック録音、聖なる山河でのモジュラー・シンセサイザー演奏などを収録した清涼アンビエント・ノイズ/エレクトロニクス傑作!これは幅広いリスナーにレコメンドします。
本田Q - ことほぎ (LP)
本田Q - ことほぎ (LP)Softribe
¥4,950

本田Qの2ndソロアルバム「ことほぎ(言祝ぎ/呪言)」。AB面の2部構成で、A面では音を楽しむ音楽讃歌が、B面では「イデオロギスト」の流れを汲むコンシャスな内容がうたわれている。盟友NaBTokに加え京都から猿吉、Livingdead、ジャッキーゲンが、洛外からはDJ KENSEI、alled、COBA5000、Earth Paletteが参加。さらにSOFTのSIMIZ、Kobeta PianoのShoichi Murakamiといった様々なセッショニスト達がその独自のサウンドを寄せている。

 

Tin Pan Alley - キャラメル・ママ (Clear Vinyl LP)
Tin Pan Alley - キャラメル・ママ (Clear Vinyl LP)Klimt Records
¥3,649

近年のシティ・ポップ再評価でさらに箔が付いた、言わずと知れた名盤がイタリアの〈Life Goes On Records〉から再発リリース。1973年からキャラメル・ママ名義で数々の作品のバックバンドとして活動していた細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫の4人によるバンドがティン・パン・アレーと改名し、1975年に発表された1stアルバム。南佳孝、山下達郎、大貫妙子、久保田麻琴、桑名正博などが豪華ゲスト参加している!細野晴臣のセルフ・カヴァー「Choo Choo Gatta Got '75」や、YMO結成の3年前にすでにここから始まっていたことを感じとれるMartin Dennyサウンドを彷彿させるトロピカルな名曲「イエロー・マジック・カーニバル」も収録!

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