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Clara Rockmore - Theremin (LP)Clara Rockmore - Theremin (LP)
Clara Rockmore - Theremin (LP)Mississippi Records
¥2,987
リトアニア出身のテルミン奏者Clara Rockmore(1911-1998) の永遠の名盤が〈Mississippi Records〉より再発リリース!!幼少期にはヴァイオリンの天才であり、5歳でサンクトペテルブルク音楽院に入門し、入門を認められた最年少の記録を残すものの不運なことに、幼少期の栄養失調による骨の障害で、10年来のヴァイオリンを断念。1921年、ロシア革命の難民として家族とともにニューヨークに渡り、最初の電子楽器のひとつであるテルミンを発明したLev Termen教授と出会い、最も高名なテルミン奏者になることとなった。本作は、様々なクラシック曲をテルミンで見事に演奏し、姉のNadia Reisenbergがピアノで伴奏した1977年のアルバム。楽器に触れることなく、高度な技術と感情を込めラフマニノフ、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ラヴェルなどの曲を華麗に演奏し、聴衆を驚かせた。当時、電子音楽の最先端であり、このレコードを共同でプロデュースしたシンセサイザーの創始者でもあるRobert Moogをはじめとする世代の革新者たちに大きな刺激を与えた歴史的にも非常に重要な作品!!160g高音質盤&チップオンジャケット仕様。ライナーノーツ、オリジナルのDELOSゲートフォールドアートワークを再現した12x24の両面ポスター付属。
WULFFLUW XCIV - Toxica (12")
WULFFLUW XCIV - Toxica (12")Hakuna Kulala
¥2,721
最早名門と言って差し支えないウガンダの先鋭レーベル〈Nyege Nyege Tapes〉のダンス部門的サブライン〈Hakuna Kulala〉と契約した、アフリカ以外の最初のアーティストの1人として知られるポスト・クラブ気鋭作家、WULFFLUW XCIVは、同レーベルが現在進行中の ホワイトレーベル・シリーズにボーダーレスな最新シングル作品『Toxica』をドロップ!本作は、2020年に高く評価された『Ngoma Injection』の突然変異的なサウンドの融合をベースによりアップデイトした、私たち全員が切実に求めているサイバーパンク・カーニバルのようなデジタル時代の混合物へと仕上げられています。
Roger Bekono (LP)Roger Bekono (LP)
Roger Bekono (LP)Awesome Tapes From Africa
¥2,989
アフリカ各地の辺境的レアグルーヴ/アフロ・ポップの数々を発掘してきた名ブログ&レーベル〈Awesome Tapes From Africa〉からは、カメルーン出身の芸術家にして音楽家、作家、作曲家、演奏家でありギタリスト、Roger Bekonoが1989年に〈Inter Diffusion System〉からリリースしたセルフ・タイトル作が初のアナログ・リイシュー。カメルーンへのローマ法王の初訪問の際に、法王の到着を歓迎する公式楽曲の作詞作曲を担当していた同国の音楽シーンの偉才であり、2016年に長い闘病生活の末、62歳でこの世を去ったRoger Bekonoによる3枚目のアルバムにして、知られざるアフロ・ポップの傑作!
Mantaray - Numinous Island (LP)
Mantaray - Numinous Island (LP)Transmigration
¥5,376
全国産ニューエイジ/アンビエント・ファン必聴の歴史に残るマスターピース!横田進とRay Castleによるリチュアル・アンビエント/エレクトロニック・デュオ"Mantaray"が1995年にアメリカの独創的アンビエント・レーベル〈Silent〉より当初CDオンリーで発表したアルバム『Numinous Island』がDavid Fogarty主宰のレコード・レーベルであり横田作品の再発にも勤しんできたベルリンの〈Transmigration〉から史上初アナログ・リイシュー。ライブジャムとして録音されたこの曲は、横田の紛れもないサウンド・パレットとCastleのストーリーテリングの才能が融合。The KLFの『Chill Out』を想起させるシャーマニックで秘境的な前代未聞、破格のチルアウト/ニューエイジ大傑作!
Clara! - Pulso (12")Clara! - Pulso (12")
Clara! - Pulso (12")AD 93
¥3,201
〈Editions Gravats〉や〈Pearson Sound〉などの先鋭レーベルからエッジの効いたタイトルを送り出してきたベルギー・ブリュッセル拠点のスペイン人ヴォーカリストClara!。ポスト・クラブ先鋭SKY H1や盟友Pearson Sound、Low Jackといった実に豪華な面々がレゲトンにインスパイアされたビートを提供した最新12インチEP作品『Pulso』をロンドン・アンダーグラウンド・シーン最大の聖地〈AD 93〉よりアナログ・リリース!El ManantialやKabeaushéといったゲスト・ミュージシャンも迎えた、実に3年ぶりとなる最新シングル作品。自身の性的欲望や欲望を描いた作品となった本作では、普段はこのジャンルに手を出さないプロデューサーたちを敢えて起用。彼ら独自の官能的で繊細なタッチのレゲトンへとミックスされており、Clara!自身にとってもパーソナルでノスタルジックな体験として機能する魔法の様なサウンドトラックに仕上げられています。
Kamma & Masalo - Brighter Days (2LP)Kamma & Masalo - Brighter Days (2LP)
Kamma & Masalo - Brighter Days (2LP)Rush Hour Music
¥4,461
Gilles Petersonの〈Worldwide FM〉でもレギュラー番組をホストしているだけでなく、〈Dekmantel Festival〉からライブ配信された〈Boiler Room〉のセットも記憶に新しいアムステルダムのDJ Kamma & Masaloによって運営されるパーティー〈Brighter Days〉が〈Rush Hour〉に捧げるコンピレーション・アルバム『Brighter Days』をアナログ・リリース。南アフリカのクワイト・ブギーなCisco The Champの”Move On”に、Hugh Bullenの卓越したイタロ・ディスコ"Alisand"、Mr.FingersによるNorth/Clybournの'We're Gonna Work It Out'のジャッキングなリミックス(1988年)、細野晴臣&寺田康彦(!)によるCDオンリーだったディープでスロッビングなトライバル・ハウスにいたるまで、最近から遠い過去のクレート発掘された無名曲から未発表曲を満載した、オープンマインドでクラブユースな画期的サウンドトラック作品。
Young Druid (LP)Young Druid (LP)
Young Druid (LP)5 Gate Temple
¥4,281
オリジナルは入手困難を極める激レア作品!英国のアンダーグラウンド・シーンの特異点として君臨し続ける、John T. Gast主宰のカルト・レーベル〈5 GATE TEMPLE〉から2017年に限定150部でCDリリースされていたGastの変名"Young Druid"のセルフ・タイトル・ミニ・アルバムが2023年度初アナログ化。ダンジョン・シンセからグライム、ダウンテンポ、ウォンキー、UKベースを通過した異形のサイケデリック/メロウ・サウンドを展開した幻のカルト傑作。もし、Aphex Twinと坂本慎太郎がタッグを組んだらこうなるのかも.....???
Terekke - Improvisational Loops (LP)
Terekke - Improvisational Loops (LP)Music From Memory
¥4,077
2023年リプレス!白昼夢が滲む幻想的なパレットで描くスピリチュアル・ニューエイジ・アンビエント。
2012年に受けていたというニューヨークのBody Actualized Centerのヨガ・クラスでの体験に触発され、過去のニューエイジやミニマルの精神を引き継ぎ、インナーワールドや現実世界に於ける内外への拡張体験を試みた2018年発表の作品。デジタル・シンセサイザー、リバーブ処理、ルーパーのみを用いて録音されたミニマムな作品集。音の隙間を縫うように何層にも連なっていく幽玄なる響きと瞑想的に機能するアンビエンス、淡く抑えた淡麗なサウンドが未知なる精神世界の境地へと向かっていく。非常にシンプルでミニマルな作風ですが、揺れ動く現代の言葉を揺さぶって、これほどの広がりを持った作品がかつて存在したでしょうか。個の中に浮かび上がる霊的存在、堪能美の流れるようなサウンド、徐々にチルアウトし、高揚していく聴き手の姿が書き手の私自身にも重なります。姿勢を正して雑念を傍観するにふさわしい荘厳な音楽です。やがて来る春の日へ。ただ、感じるのみ。
Dane Law & Chants - Gurum Triads (CS)Dane Law & Chants - Gurum Triads (CS)
Dane Law & Chants - Gurum Triads (CS)The Trilogy Tapes
¥2,271
滅多に流通することのない〈The Trilogy Tapes〉カセット作品を奇跡的にストック。この機会を絶対にお見逃しなく。Rhodri Daviesとのコラボレーションや〈Quantum Natives〉や〈Genot Centre〉からのリリースも知られるロンドンのミュージシャンDane Lawと〈Astral Plane Recordings〉などにも作品を残すウィスコンシンのドラマー/プロデューサーのChantsというポスト・クラブ系人脈のコラボレーション作品『Gurum Triads』が〈The Trilogy Tapes〉からカセット・リリース。大西洋を越えて制作されたギターとドラムのデュエット・アルバムであり、アコースティック・ギターのサンプルを使ってリアルタイムで即興演奏ができる自作のMax/MSPを使用するDane Lawに対し、Chantsはこのプロセスにドラムとパーカッションのカセットテープを提供し、2022年1月から2023年2月にレコーディングされたものとなっています。
Nídia - 95 MINDJERES (LP)
Nídia - 95 MINDJERES (LP)Príncipe
¥4,274
アンゴラ発祥のダンス・ミュージック「クドゥロ」をゲットー・ハウス以降の視点で研ぎ澄ましてきたポルトガル・リスボンの先鋭レーベルであり、〈Warp Records〉にその名を連ねるDJ Nigga Foxを送り出した事でも知られる名門レーベル/コレクティヴ〈Príncipe〉から最新作が到着。クルーの一員である”Nídia”による3枚目のアルバム『95 MINDJERES』がアナログ・リリース!1960年代から70年代にかけてポルトガルの植民地支配からのギニアビサウの独立に貢献したティティナ・サイラやテオドラ・ゴメスといった女性の自由闘士たちからインスピレーションを得たというアルバムであり、自身のギニアビサウとカーボベルデのルーツと激しさが混在する内容に仕上がっています。
SND - 4,5,6 (Clear Vinyl 3LP)
SND - 4,5,6 (Clear Vinyl 3LP)SND
¥6,065
Beatrice Dillonから池田亮司からAutechreのファンまで必携の内容。グリッチ・レイヴ・テクノの伝道師Mark Fellと、Mat Steelによるシェフィールド出身の先鋭的デュオにして、〈Mille Plateaux〉や〈Raster-Noton〉から傑出した作品を送り出してきたSNDが2008年に300部限定で発表した傑作トリプル・パック『4,5,6』の2021年度リイシュー盤をストック。2008年までに "フューチャー・ガレージ "の方向に進み始めた当時のミニマル・テクノやダブステップとは一線を画す実験的テクノの史上の名作!
Mr. Fingers - Around The Sun (2LP)
Mr. Fingers - Around The Sun (2LP)Alleviated Records
¥5,814
この上なくグッド・ヴァイブスな一枚!シカゴ~ディープなハウス界隈の名仕事の数々で知られる大重鎮ことLarry Heard (1960-)によるMr. Fingersとしての実に4年振りとなる最新ダブル・パックが、自身の主催する〈Alleviated Records〉より堂々アナログ・リリース。2018年の『Cerebral Hemispheres』から早四年、最新アルバムが登場!ジャズ、R&Bからテクノ、アンビエントまで、彼が影響を受けたもの全てを包含した瑞々しいシカゴ・ハウス・トラックを全10曲収録。これは説明不要の好内容に仕上がっています。
Untitled Tape - Untitled Work (LP)Untitled Tape - Untitled Work (LP)
Untitled Tape - Untitled Work (LP)Ill Considered Music
¥3,796
弊店でもコアなリスナーの間で評価されていたカセット人気作が、限定300部でヴァナル化!英国・ロンドンの地下レーベル〈CNM LDN〉から2021年にリリースされたまったくもって詳細不明、インフォ困りにもほどがあるとても謎めいた作品。途轍もなく極上にして深遠、カセット版はセカンド・プレスまでもが瞬殺廃盤だった、カルト的な人気を誇っている要注目作品『Untitled tape - Untitled work』。Emeralds周辺など、コスミッシェな狂気が渦巻いていた2000年代後半から2010年代前半のUS地下ノイズ/ドローンの英気が思い起こされる、過剰なまでの郷愁と宇宙音楽への憧憬に満ち溢れた、詠み人知らずのコスミッシェ・アンビエント/ドローン・ミュージック。ナンバリング入りの限定プレス。この機会を絶対にお見逃しなく!
Oneohtrix Point Never - Again (Blue Vinyl 2LP+Obi+DL)Oneohtrix Point Never - Again (Blue Vinyl 2LP+Obi+DL)
Oneohtrix Point Never - Again (Blue Vinyl 2LP+Obi+DL)WARP
¥5,658
日本語帯付き/解説書封入。ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー (以下OPN) ことダニエル・ロパティンが、最新アルバム『Again』を〈Warp〉からリリース。ダニエル本人の言葉を借りれば、このアルバムは「観念的自伝」であり、メッセージであり、デジタル言語と音響的パラノイア、記憶されたものと忘れ去られたものの呪術的な逆流であり、そのすべてがOPNのトレードマークであるメロディックなタッチで表現されている。2015年の『Garden of Delete』がそうだったように、『Again』のプロジェクトは、ダニエルによる現在の自分と若い自分とのコラボレーションとしてスタートした。そこからアルバムは、当初のコンセプトには固執することなく、記憶と空想がまったく新しいものを形成するために収束する「非論理的時代物」へと成長した。このアルバムでは、音楽家ダニエル・ロパティンが時空を超えて音楽を作り、あったかもしれない世界を想像している。どのような決断がいくつの現実を閉ざしたのだろうか?そのような別世界ではどのような音が生まれただろうか?
キャリアを通して、アート性の高いジャケットデザインに定評があるOPNだが、今作ではダニエル本人と共に考えたコンセプトをもとに制作されたマティアス・ファルドバッケンによる彫刻作品を採用し、ヴェガード・クリーヴンが撮影した写真が使われている。パッケージと全体のデザインは、ダニエル・ロパティンとアパレル・ブランドのOnline Ceramics (Elijah Funk & Alix Ross) によって新たに立ち上げられたコラボレーション・プロジェクト、Memoryが手掛けている。
先着特典:冊子『oneohtrix point never and electronic music 2023 ~ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとエレクトロニック・ニュージックの現在』
Brian Eno - Top Boy (Score from the Original Series) (Crystal Clear Vinyl 2LP)Brian Eno - Top Boy (Score from the Original Series) (Crystal Clear Vinyl 2LP)
Brian Eno - Top Boy (Score from the Original Series) (Crystal Clear Vinyl 2LP)NETFLIX MUSIC
¥8,486
180g重量盤、カラーヴァイナル仕様。『トップボーイ』は、ローナン・ベネットが原作・脚本を手がけたイギリスのテレビ犯罪ドラマシリーズ。ロンドンの貧困地域で生きる若者2人。栄光をつかむためドラッグディーラーとして暮らす生き様を、リアルかつスタイリッシュに描かれている。俳優の他にラッパーとしても活躍するアシュリー・ウォルターズとケイン・ロビンソンが主演を務め、2020年に英国アカデミー賞 (BAFTA) ライジング・スター賞を受賞したマイケル・ウォードや、マーキュリー賞やMOBOアワード、ブリット・アワードの最優秀新人賞の受賞など、UKシーンを代表するアーティスト、リトル・シムズらの出演も話題となった。最初の2シーズンは2011年から2013年にかけて放送され、興味を示したドレイクが共同プロデューサーとして製作に参加する形で2019年にシーズン3、2022年にシーズン4が放送された。

2023年9月7日に最終シーズンの配信がスタートするのに合わせ、ブライアン・イーノが手がけた全5シーズンのサウンドトラックから、選りすぐった楽曲をまとめたアルバム『Top Boy (Score From the Original Series)』がリリースされることが決定しCDとLPが発売される。CDは高音質UHQCD仕様 (全てのCDプレーヤーで再生可能)となっており、解説書が封入される。本作に収録された音源は、2020年にリリースされた『Film Music 1976 - 2020』に収録された2曲以外、すべて初リリース音源となる。

イーノは同シリーズの緊張感漂うテーマ曲を提供し、2011年の放送開始以来、『トップボーイ』のオリジナル・サウンドトラックを手がけている。シーズン1〜3で追加楽曲を提供したマイキー・Jことマイケル・アサンテと共に、作品の重要な要素となるムードと雰囲気を作り出してきた。なお現在『Summerhouse』というタイトルで配信されているシーズン1のサウンドトラックは、2012年に英国アカデミー賞 (BAFTA)にてオリジナル・テレビ音楽賞を受賞している。

イーノは、長年にわたって映画やテレビシリーズのサウンドトラックや楽曲提供を行っており、アンビエント・ミュージックとの深い関わりから、キャリアの初期には実際には存在しない想像上の映画のために音楽を書く手法もとってきた。彼の作曲に対するアプローチは、ニーノ・ロータがフェデリコ・フェリーニ映画のサウンドトラックを手掛けたことにインスパイアされたもので、作曲家がすべてのシーンに合わせて音を作るのではなく、音楽はそれ自体がまず作品として作られ、音楽の上に映像が配置された。

『トップボーイ』では、最初から私は自分の好きなように仕事をする自由を与えられていた。 音楽と雰囲気を作り、映像作家に思うように使ってもらう。私は作品のアイデアをできるだけ吸収し、そこから多くの音楽を作り「ほらどうぞ、好きなように使ってくれ」と伝える。従来のハリウッド的手法でスコアを書いていたら、興奮や危機感を煽ろうとする誘惑に駆られるだろう。でも『トップボーイ』は、劣悪な状況に置かれた子供たちの話なんだ。だから私は、外的世界で彼らに起こっていることだけでなく、子供たちの内的世界も探求した。多くの音楽は意図的に素朴で、ある意味単純なものになっている。メロディーはシンプルで、洗練されていないし、大人っぽくもない。- ブライアン・イーノ

ブライアンが2011年の『トップ・ボーイ』シーズン1に向けて選曲を始めた瞬間から、彼のスコアが番組にとって稀有な贈り物であることを理解していた。ブライアンによるアプローチは、特定のシーンに支配されるのではなく、彼自身がこの作品をどう捉えているかという感覚によって音楽を提供する。したがって、彼の音楽はスクリーンに映し出されるイメージの背景に存在する場所、感情、ムードを支配することができる。ブライアンは、作品への理解と、作品の舞台となっている世界に住む人々への感覚に基づき、5シーズンにわたって選りすぐりの音楽を提供し続け、常に視聴者を筋書きのはるか彼方へと導いてきた。ドゥシェーンやサリー、そしてロンドンの街並みと同様、ブライアンの音楽は『トップボーイ』という作品の核となっている。
- チャールズ・スティール&アラスデア・フリンド (Cowboy Films)

【ブライアン・イーノとサウンドトラック】
ブライアン・イーノは、デヴィッド・リンチ監督『デューン/砂の惑星』の「Prophecy Theme」、ダリオ・アルジェント監督『オペラ座/血の喝采』の「From The Beginning」、マイケル・マン監督『ヒート』の「Late Evening In Jersey」など、映画やテレビ作品の音楽を数多く手がけてきた。実弟のロジャーとダニエル・ラノワとともに、イーノは『Apollo: Atmosphere & Soundtracks』を制作しているが、これは元々、月面着陸を主題にしたアル・レイナートによるドキュメンタリー映画『For All Mankind』用に書かれた作品である。その中でも収録曲「An Ending (Ascent)」はスティーヴン・ソダーバーグ監督の『トラフィック』やダニー・ボイル監督の『28日後…』、そして2012年のロンドン・オリンピック開会式にも登場した曲として記憶されている。また「Deep Blue Day」は映画『トレインスポッティング』でユアン・マクレガー演じる主人公がトイレの中にダイブする伝説的シーンの曲として永遠に語り継がれるだろう。

『グリッターバグ/デレク・ジャーマン 1970 - 1986』と『For All Mankind』以外にも、ピーター・ジャクソン監督の『ラブリーボーン』や、エンリケ・ゴールドマン監督によるブラジルの連続殺人鬼の伝記映画『O Nome da Morte』、スラヴォイ・ジジェク監督によるドキュメンタリー映画『The Pervert's Guide to Cinema』、ゲイリー・ハストウィット監督が手がけたインダストリアル・デザインの巨匠、ディーター・ラムスのドキュメンタリー映画『Rams』のサウンドトラックを手がけている。

TV作品としては、実弟であるロジャーと共にダニー・ボイル監督の『Mr. Wroe’s Virgins』の音楽で英国アカデミー賞 (BAFTA) で最優秀オリジナル・テレビ音楽賞にノミネートされている他、BBC Natural Worldシリーズの『Hammerhead』、フランシス・ベーコンのドキュメンタリー『Arena』、ニール・ゲイマンによるテレビ・シリーズ『Neverwhere』、BBCで放送されたスチュアート・ブランドによる『How Buildings Learn』に楽曲提供を行っている。
Dizzee Rascal - Boy In Da Corner (White+Yellow+Black Vinyl 3LP)Dizzee Rascal - Boy In Da Corner (White+Yellow+Black Vinyl 3LP)
Dizzee Rascal - Boy In Da Corner (White+Yellow+Black Vinyl 3LP)XL Recordings
¥6,600

ディジー・ラスカルが名門〈XL Recordings〉からリリースし、英マーキュリー賞を受賞、UKラップ・アルバムとして史上初のプラチナ・セールスを記録したデビュー・アルバム『Boy In Da Corner』が20周年記念盤として3枚組で再発!!

2003年7月21日、弱冠18歳にして天才ディジー・ラスカルはUK名門〈XL Recordings〉からデビュー・アルバム『Boy In Da Corner』をリリースした。この15曲入りのアルバムは、マーキュリー賞を受賞し、UKラップ・アルバムとして史上初のプラチナ・セールスを記録、グライムの礎を築くこととなった。USヒップホップ由来のゲットー・スタイルやR&B、そしてUKガラージのビート、更にはロックをも取り入れたオリジナリティー溢れるサウンドに、唯一無二の天才的なラップがのせられて完成した金字塔!
今回、リリースから20周年を記念して発売される『Boy In Da Corner (20th Anniversary Edition)』は、オリジナル・アルバムに加え、14曲のレア曲や未発表曲を収録した3枚組のファン必携の超豪華仕様となっている。

Carl Stone - Wat Dong Moon Lek (CD)Carl Stone - Wat Dong Moon Lek (CD)
Carl Stone - Wat Dong Moon Lek (CD)Unseen Worlds
¥1,846
"Blue" Gene TyrannyやLaurie Spiegelなど、オブスキュアな実験音楽を世界へと再提示してきた名レーベルであり、ニューエイジ・リバイバルの拡大にも大いに貢献した〈Unseen World〉からは、Morton Subotnickに学んだアメリカ人作曲家/ラジオ・プロデューサーであり、中京大学にて教授を務めるなど多角的に活動をこなしてきたサンプリング~カットアップ・コラージュの名手Carl Stone。直近の作品と同様に、MAX/MSPを駆使して制作された2022年度最新アルバムが登場。Giant
Clawや〈Orange Milk〉作品のデジタル・フュージョンと自身のルーツにある現代音楽やアヴァンギャルド、サウンド・アート、歌謡曲的な土着のメロディまでもが渾然一体となった様な、まさしく2020年代らしい「異」なモードを愛でた破格のエレクトロニック・ミュージックに仕上がっています!!!
Titi Bakorta - Molende (LP)Titi Bakorta - Molende (LP)
Titi Bakorta - Molende (LP)Nyege Nyege Tapes
¥3,187
東アフリカ版〈PAN〉にして、今世界で最も熱い眼差しを受けるウガンダのエクスペリメンタル・ミュージック・レーベル〈Nyege Nyege Tapes〉より最新物件!キンシャサで生まれ育ったコンゴ人のマルチ・インストゥルメンタリストであり、現在、ウガンダ・カンパラを拠点に活動している要注目のミュージシャン、Titi Bakortaによるデビュー・アルバム『Molende』がアナウンス。コンゴのポップスやフォーク・サウンドに独自のテイストを加えつつ、伝統的な要素をサイケデリックなギター・ループの格子やヴォイス、エキセントリックなビートボックスのリズムに織り交ぜた、どこまでもワールドに連なっていく幻想的エレクトロポップ傑作!
Emeralds - Solar Bridge (Yellow Wave Vinyl LP+DL)Emeralds - Solar Bridge (Yellow Wave Vinyl LP+DL)
Emeralds - Solar Bridge (Yellow Wave Vinyl LP+DL)Ghostly International
¥3,469
2008年にAaron Dilloway (ex-Wolf Eyes)主宰のアヴァン/ノイズ大名門こと〈Hanson Records〉からCDリリース。John Elliott、Mark McGuire、Steve Hauschildtという、2000年代後半からテン年代初頭のシンセシスト・リヴァイヴァルを牽引した実験的電子音楽家たちによる名トリオEmeraldsの傑作『Solar Bridge』が〈Ghostly International〉よりリマスタリング仕様でアナログ・リイシュー。CDrカルチャー全盛だった頃のアメリカ中西部のノイズ/ドローン・シーンから現れ、テン年代初頭の地下文化としてのカセット・ムーブメントやニューエイジ・リバイバルの勃興にも多大な影響を及ぼした3人組による初期名作。タンジェリン・ドリームやアシュ・ラ・テンペル、クラウス・シュルツェといったドイツの宇宙音楽(コスミッシェ・ムジーク)の流れを汲みつつ、DIYパンクのエッジを持ち、どこか新しい場所への眼差しを感じさせる瞑想的でサイケデリックなアルペジオの電子音楽を大いに生み出した彼らの入門盤にふさわしい一枚!
Mark Barrott - 蒸発 (LP)Mark Barrott - 蒸発 (LP)
Mark Barrott - 蒸発 (LP)REFLECTIONS
¥4,978

Pitchforkでも高評価! ニューエイジ・アンビエントからバレアリックまでを横断する至高のリスニング体験!

モダン・バレアリックの拠点 INTERNATIONAL FEELを立ち上げ、自身もDJ/プロデューサー、ミュージック・キュレーターとして活動するマーク・バロットによる新作が完成。

'90年代から音楽活動を開始、ドラム&ベースのプロジェクト、フューチャー・ループ・ファンデーションで成功を収め、ハイアットやシェトランといった一流ホテルでのミュージック・キュレーション活動も過去に行っていたマーク。本作は多忙を極めた彼がRSIを発症、休息を取る必要があった2019年末に、日本のドキュメンタリー作品「Jōhatsu...The Art of Evaporation」のサウンドトラックのオファーを受けて製作された。COVID-19によるパンデミックの影響によりドキュメンタリー製作の中止が告げられる中、楽曲権利の契約をクリアしリリースすることとなった。

キャリアの中で都度、自らの中を見つめ直し、禅についても取り組んできたというマークが、書道家のように楽曲製作を行うことで、自身を回復させていくヒーリング・シーケンスが展開していく。京都、森林浴、運、神隠しといった楽曲がゆったりとた時間軸の元で穏やかに流れていく、抽象的でありながら感情的でもあるサウンド・スケープ。

くまちゃんシール (LP)くまちゃんシール (LP)
くまちゃんシール (LP)Em Records
¥3,630

おじまさいりのソロプロジェクト《くまちゃんシール》のアルバム完成。透き通ったヴォイスが浮遊してぐるぐる回る無重力サウンドワールド、その真の魅力は奥に宿る胆力の強さ。Le MakeupとTakaoの全面サポートのもと、代表作ができました!

おじまさいりはCASIOトルコ温泉、neco眠る、Emerald Four等々のインディーバンドで活動してきたヴォーカリスト/キーボーディスト/ソングライターで、2013年にソロ活動を始め、2017年に《Hoge Tapes》でカセットデビュー。この『くまちゃんシール』は、彼女にとって初のCD/LPアルバムであり、全曲おじまが作曲・プロデュースし、Le MakeupとTakaoのサポートを得て作り込んだ楽曲群は大きな発展と飛躍を遂げている。

おじまの個性であるDIYな音を軸に、Le Makeupのヴィヴィッドでカラフルなギターとサウンドメイク、Takaoのアンビエントポップシンセとキーボードが刺繍され、素地のロウファイさと精妙なハイファイさが躍動的に重なった音の層を堪能できる。全11曲中10曲でLe Makeupがミキシングを行い、「CHINA珊都異知」はTakaoが担当。おじまの音楽的アイデンティティの中心は透明感のある声で、インスト曲「カヌーで火を焚く」を除くすべての曲でそのヴォイスが使われているが、歌詞のある曲は半分のみ。アルバム全体で彼女のワードレス・ヴォイスがメロディやテクスチャーの要素として使われている。

『くまちゃんシール』はテクノやアンビエントやニューエイジ・リバイバルのフィルターを通したベッドルーム・ポップと呼べるかもしれないが、終盤に収録された四つ打ちリズムに歪んだ音が被さったお宅ディスコ「羹(あつもの)」、英のブレンダ・レイを少し思わせるドゥーワップ風味の似非レゲエ「TINYCELL」という2曲に、お約束を逸脱してしまうおじまの世界観が披露されている。

Floating Points - Birth4000  (12")
Floating Points - Birth4000 (12")Ninja Tune
¥3,129
サム・シェパードによるソロ・プロジェクト、フローティング・ポインツが〈Ninja Tune〉から新曲「Birth4000」をリリース!
先月、ロサンゼルスの野外音楽場ハリウッド・ボウルにて、満員の観客を前に、ファラオ・サンダースとロンドン交響楽団とコラボレートし、マーキュリー賞にもノミネートされたアルバム『Promises』のコンサートを行なったフローティング・ポインツ。
シャバカ・ハッチングスやキーラン・ヘブデン (フォー・テット)、ダン・スナイス (カリブー)、カラ・リズ・カバーデール、大森日向子ら豪華キャストが集結し、ミゲル・アトウッド・ファーガソンが指揮を務めたスペシャルな公演は大きな話題となった。
『Promises』は、米ピッチフォークで2021年の最高点レビューを獲得し、Mojo誌やTime Magazineなどでアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出、Resident Advisorからは「最も偉大なモダンジャズ・アルバムのひとつ」と評されるなど大きな称賛を受けている。
2023年に入ってからは、大半の時間を自身初となるバレエ音楽の作曲に費やしているという。フローティング・ポインツが音楽を手がけたバレエ作品『Mere Mortals』は、サンフランシスコ・バレエ団によって2023年1月に上演される予定。
今回公開された新曲「Birth4000」は、スタイルの面では『Promises』や彼が手がけたバレエ音楽とは異なるが、2019年のアルバム『Crush』に通じる躍動感あふれるサウンドは、ダンス・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックに対するサムの熱い情熱と才能の高さを証明しており、自身のステージはもちろん、フォー・テットやカリブー、ペギー・グー、ベンUFO、コール・スーパー、パームス・トラックスといったトップ・アーティストがDJセットでプレイするなど、注目を集めていた。
本作のアートワークは、東京を拠点に活動するアーティスト、中山晃子が手掛けている。絵画とパフォーマンスを融合させたスタイル『Alive Painting』で知られ、動きのエネルギーと色彩の鮮やかさを組み合わせることによって、絵画に生命を吹き込む作風が注目を集めている。
Actress - LXXXVIII (Deep Blue Vinyl 2LP+DL)Actress - LXXXVIII (Deep Blue Vinyl 2LP+DL)
Actress - LXXXVIII (Deep Blue Vinyl 2LP+DL)Ninja Tune
¥5,500
UK新世代を代表するシンガー、サンファとのコラボレーションを経て、秋にはジェームズ・ブレイクとのツアーも予定されている、電子音楽の過激な実験主義者Darren CunninghamことACTRESSがニュー・アルバム『LXXXVIII』を<NINJA TUNE>からリリース!彼が25年の歳月をかけ、ダンスフロアやレイヴ会場、フェスティバルやコンサートホールを想定し、聴く者の頭脳をショートさせ、魂を燃え立たせるような音のフュージョンを磨き上げ、完成した全13曲を収録!本作の創造において基本的なプロセスとなったのは、芸術的な行使というよりはむしろ、チェスなどに必要とされる「ゲーム理論」や「戦略的思考」だったと言う。先行シングル「Push Power ( a 1 )」は、複雑なチェス・ゲームの最初の一手として機能するもので、本作の土台を築くトラックとなった。考え抜かれた一手ごとに、ゲームは時間をかけて成長し、発展していく。また、最後の一手を告げる「Game Over ( e 1 )」も最近公開され、最初と最後の一手を露わにしたACTRESS。この頭脳ゲームは一体どのように展開されていくのか?
COMPUMA feat. 竹久圏 - SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer- (LP)
COMPUMA feat. 竹久圏 - SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer- (LP)宇治香園
¥3,960
2015年、COMPUMAが、KIRIHITO、GROUP等の活動で知られるギタリスト盟友 竹久圏と共に、京都の老舗茶問屋 宇治香園の創業150年を記念して制作した音楽作品が初アナログLP化!京都府南部の山間の茶園でのフィールド・レコーディングやギター演奏を中心に、エレクトロニクス、加工編集ミックスを施して完成させた、イマジナリーでランドスケープな、茶と茶園達に捧げられた音のドラマ。アートワークは、近年、国際的な評価も高まっている画家・五木田智央による書き下ろしと、写真家・塩田正幸の撮り下ろし、鈴木聖のデザインによるもので、今作は、「茶」と「光」と「音」の出会いの記録ともなっている。また今回のアナログ化に伴い、中村宗一郎によるリマスタリング、そして、アートワークとデザインを一新してのリリースとなる。

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