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Celia Hollander - 2nd Draft (LP+DL)Celia Hollander - 2nd Draft (LP+DL)
Celia Hollander - 2nd Draft (LP+DL)Leaving Records
¥3,682

前作も夢うつつで美しいアンビエント作品を送り届けていたLA拠点の作曲家Celia Hollanderによる最新アルバムが、LAのインディペンデントな音楽シーンの英気を一身に引き受けるMatthewdavid主宰の名門〈Leaving Records〉よりアナログ・リリース。本作は、「音楽を作る」という動き、つまり人類の中を流れる目に見えない力強い流れへのオマージュが込められた作品となっており、瑞々しく喚起的なモダン・クラシカル/アンビエント・ピアノ小曲を全18編収録。Robert HaighやJohn Carroll Kirby『Conflict』、Dylan HennerのSu Tissue「2nd Movement」カヴァーなどが好きな人にもたまらない逸品です!

Pizza Hotline - Level Select (2LP)
Pizza Hotline - Level Select (2LP)We Release Whatever The Fuck We Want
¥5,598
リキッド・ドラムンベースとY2K時代のビデオゲームの美学が融合した怪物。ロンドンのマスタリング・スタジオ〈Pitchcraft〉のエンジニアを務める人物であり、Chari ChariやArlo Parksなども手掛けるHarvey R D Jonesが変名Pizza Hotlineとして2022年にカセット・リリースしていた話題のフルレングス・アルバム『Level Select』が〈WRWTFWW Records〉より2LPアナログ再発。90年代後半から00年代初頭のビデオゲームの雰囲気とアンリアルが憑依したメロディアスで頭脳的なリキッド・ドラムンベースの世紀の大傑作盤!ボーナストラックとして「POLYGON DREAMSCAPE」を追加収録。
Tin Man - Acid Test 01.1 (12")Tin Man - Acid Test 01.1 (12")
Tin Man - Acid Test 01.1 (12")Acid Test
¥2,489

Om UnitやMoiré、John Fruscianteなどのリリースも知られるベルリンの先鋭的レーベル〈Acid Test〉から、ウィーンのTin ManことJohannes Auvinenがリリースしたカタログ1番目の作品がリプレス。A面にはオリジナルの"Nonneo"と2024年にリワークされた "Mystified Acid"、B面にはイタリアのテクノ・マスターDonato Dozzyによるヒプノティックな "Nonneo "リミックスを収録。マシンの中に常にハートを探し求める、Tin Manのヴィンテージへの愛が甘美なバランスでパッケージされた逸品。Rashad Beckerの手による〈Clunk〉でのマスタリング仕様。

Sam Wilkes - One Theme & Subsequent Improvisation (LP+DL)Sam Wilkes - One Theme & Subsequent Improvisation (LP+DL)
Sam Wilkes - One Theme & Subsequent Improvisation (LP+DL)Leaving Records
¥3,446

現代のオルタナティヴな音楽シーンを活気づかせる大人気作家Sam Gendelとのコラボ作『Music for Saxofone and Bass Guitar』は当店でも超超超ビッグ・ヒット。LAの豊穣なインディペンデントな音楽世界を次世代へと導く要注目ベーシストSam Wilkesの最新アルバムがやはり〈Leaving〉から出てしまいます・・・・・あまりにも豊穣であり、何よりも欲張りです。もしも、〈International Anthem〉のもとで、Carlos Niño、Quincy Jones、Tortoise、J Dillaが一堂に介したら...?、とでもいう様な、壮大な夢を現実のものにします。ジャズという枠から大いにハミ出ることが真の現代のジャズ・ミュージシャンたる所以なのか、これぞ、20年代以降のプログレッシヴなサウンドの一つの頂点と言えます。Flying Lotus『Yasuke』にも参加したピアニスト/サウンド・デザイナーの‎Chris Fishman、〈Big Dada〉や〈Brainfeeder〉作品まで引っ張りだこなキーボーディストJacob Mann、〈Revivie Musi〉の「six drummers you should know about」にも選ばれたドラマーでもあるChristian Eumanといったきわめて豪華面々がサポート。

R.N.A. Organism - Unaffected Mixes Plus (2LP)R.N.A. Organism - Unaffected Mixes Plus (2LP)
R.N.A. Organism - Unaffected Mixes Plus (2LP)φonon (フォノン)
¥4,400

昨今の異常音楽視点からも激推しな屈折的ミニマル・ウェイヴが満載の怪盤!阿木譲氏主宰の関西アンダーグラウンドの伝説的レーベル〈Vanity Records〉に残された関西実験音楽シーンの重要なドキュメントにして唯一のLP作品『R.N.A.O Meets P.O.P.O』でも知られる名ユニット、R.N.A. Organism。長い間お蔵入りとなっていた恐るべき楽曲群を収めた幻の作品『Unaffected Mixes plus』が、EP-4の佐藤薫主宰の〈φonon 〉(フォノン)から奇跡のアナログ・リリース。後にEP-4となる佐藤氏がプロデュースを手掛けた作品でありながら、極端すぎるという理由でレーベルからリリースを却下されていた作品のオリジナルミックスが保存されたカセットテープが発掘され、実に40数年を経て登場。ダビーなベース、かき回されるギター・サウンド、跳躍するリズム・ボックス、おしゃべりなボーカルと謎めいた効果音などによって織りなされる幻覚的な音楽の旅。

Moritz von Oswald Trio - Horizontal Structures (2LP)Moritz von Oswald Trio - Horizontal Structures (2LP)
Moritz von Oswald Trio - Horizontal Structures (2LP)Honest Jon's Records
¥4,697
Mark Ernestusとのコラボレーションであるダブ・テクノ伝説 = Basic ChannelやRhythm And Soundを通じて、本物のジャマイカン・ダブとデトロイト・スタイルのクラシック・テクノの深い交流の土壌を築いたMoritz von Oswaldが、アンビエント・テクノの先駆者、Sun ElectricのMax Loderbauer & 北欧・フィンランドの先鋭的な電子音楽を代表する名作家、Vladislav Delayと組んだ伝説的トリオ、Moritz Von Oswald Trio。2011年にロンドンの名門〈Honest Jon's Records〉から発表した名作にしてサード・アルバム『Horizontal Structures』が待望のリプレスです!
Terry Riley - Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sesions #1- (LP+7")
Terry Riley - Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sesions #1- (LP+7")STAR/RAINBOW RECORDS/星と虹レコード
¥5,000

『A Rainbow in Curved Air』 『in C』などの代表作で知られる巨匠Terry Riley(テリー・ライリー)は現在日本在住。 2020年初春来日直後、まだ移住を決める前の山梨県小淵沢での録音をまとめ、2023年10月にCDでリリースした作品集を初回生産限定盤にてアナログ化!LP(8曲収録)+非売品 BONUS 7-inch(2曲収録)を封入した2枚組というスペシャルな仕様。
JAZZスタンダード・カバー(6曲)とオリジナル楽曲(4曲)で構成され、緻密かつ繊細なピアノとサイケなシンセサイザーの幅広いサウンドで彩られた本作は、「即興演奏家」としての彼の本質を鮮明に記録した作品集に。 若き日のパリ滞在時代にJAZZスタンダードに親しみ、今回のカバー作品に繋がっているとのこと。流麗なピアノタッチによるカバー曲に加えて、パッションが爆発した「Pasha Rag(パシャ・ラグ )」など聴きどころ満載の名盤誕生!(現在のところ、音源の配信予定はございません。)
昨年2023年10月には〈さいたま国際芸術祭2023〉のオープニング公演に出演。同10月に京都・東本願寺 能舞台で開催されたCorneliusら参加のイ ベント〈AMBIENT KYOTO〉の一環として、普段は一般非公開である能舞台での立体音響ライブに2DAYS出演。11月には東京・紀尾井町 紀尾井ホールにて、テリー・ライリーを人生の師と仰ぐ久石譲氏の現代音楽作曲家としてのライフワーク〈MUSIC FUTURE〉の10周年の特別ゲストとして久石 譲氏との共演を果たしています。
88歳と思えぬ、精力的なライブ出演をおこなっている伝説のアーティストの限定アナログ盤リリース!大きな話題となること必至!!

■Terry Lirey(テリー・ライリー)Profile
作曲家・音楽家。1935年6月24日、カリフォルニア生まれの88歳。昔も今も、そして未来も、常に新しく、独創性に溢れる音楽を作り続ける音楽界の大巨匠。初期の名盤『in C』(1964年)はミニマル・ミュージックの金字塔として輝き続け、『A Rainbow in Curved Air』(1969 年)はサイケデリックを代表する不朽の名盤となり、その後登場するアンビエント・ミュージックにも大きな影響を与えている。また、レイヴ・パーティーの原型となった「All-Night Concert」の開催、インド音楽から影響を受けた彼の作品はサンプリング/ループの原型となってクラブ・カルチャーにまで影響を及ぼすなど、1960年代から行なってきた革新的な音楽活動は、ジャンルを超え、今なお世界の音楽シーンの礎であり、未来を照らす光となっている。 横尾忠則、久石譲、ジム・ジャームッシュ等、大ファンを公言している表現者は数多い。2020 年より山梨県在住。 鎌倉で月一度、ラーガ教室「Kirana East」も行っている。

Carlos Giffoni - Dream Walker (CD)
Carlos Giffoni - Dream Walker (CD)Ideologic Organ
¥2,464
ニューエイジ、アンビエント、宇宙音楽ファンにも推薦!Oneohtrix Point NeverやJim O'Rourke、Merzbowも作品を残すゼロ年代の伝説的ノイズ・レーベル〈No Fun Productions〉を主宰し、伝説的イベントである〈No Fun Festival〉も毎年開催、自身も先述した作家たちとコラボレーションを展開してきた米国のベネズエラ人アーティスト、Carlos Giffoni。2018年の『Vain』以来となるフルレングス作品『Dream Walker』がSunn O)))のStephen O `Malley主宰の〈Ideologic Organ〉よりアナウンス。2023年にハードウェア、主にシンセサイザーで製作された哀愁溢れるコスミッシェ・エレクトロニクスを展開したタイトル通り夢見心地な一枚!
Thundercat - Apocalypse (Ten Year Anniversary Edition) (Translucent Red Vinyl LP)Thundercat - Apocalypse (Ten Year Anniversary Edition) (Translucent Red Vinyl LP)
Thundercat - Apocalypse (Ten Year Anniversary Edition) (Translucent Red Vinyl LP)Brainfeeder
¥7,072

2021年には最新作『It Is What It Is』が第63回グラミー賞にて【最優秀プログレッシブR&Bアルバム部門】を受賞した事で話題となった名ベーシスト&シンガーThundercatが、2013年のオリジナル・リリースから10周年を記念して、アルバム『Apocalypse』の特別デラックス・エディションを〈Brainfeeder〉から発売!

今回のデラックス盤には、Austin PeraltaとTaylor Gravesとレコーディングした「Before I loved myself "I" pooped my ankles (true)」と「Paris」(Mono/Polyとの共作)という2曲の未発表曲を収録。レインボー・ホログラムのアートワークが施されたLPは、頭蓋骨のレントゲン・ホログラムがプリントされた透明のアウター・スリップケース付き!誰もが認める名曲「Heartbreaks + Setbacks」、「Lotus and the Jondy」、「Tron Song」をはじめ、コズミック・ファンクの「Oh Sheit, It's X」など、『Apocalypse』の世界では、ポップ、ソウル、エレクトロニカ、プログレッシブ・ロック、ファンクが融和し、未知の次元へと昇華する。
さらに、エグゼクティブ・プロデューサーであるFlying Lotusの神技が加わり、Thundercatのシグネチャー・ベースラインは天を突き抜け、宇宙へと高く舞い上がる。 

Electronic Music Bent Lorentzen - Electronic Music (LP)
Electronic Music Bent Lorentzen - Electronic Music (LP)Institut for Dansk Lydarkæologi
¥2,796
[Creel Pone]の初期カタログでも紹介されていたデンマークの電子音楽家Bent Lorentzen。同レーベルの007番で2 in 1仕様で再発されていた片方の「Electronic Music」が、同国の現代音楽/電子音楽再発専科、[Institut for Dansk Lydarkæologi]からリマスター仕様でヴァイナル再発。地を這う深い残響が体感し、応え、強い音像をとどけるアクアティック・エレクトロニック・ミュージック。同国Else Marie Padeから、Josef Anton Riedelなんかのファンにも是非。
Knower - Knower Forever (Red Vinyl 2LP)Knower - Knower Forever (Red Vinyl 2LP)
Knower - Knower Forever (Red Vinyl 2LP)Knower
¥6,490

4月12日発売。(お一人様一枚迄となります)ツアー会場限定だったレッド・ヴァイナル仕様。圧倒的オリジナリティと高いミュージシャンシップで世界を魅了する超人ルイス・コール。そのルイス・コールが惚れ込み、フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉からも作品をリリースする個性派ボーカリストのジェネヴィーヴ・アルターディの2人による超絶ポップ・ユニット、ノウワーが最新アルバム『KNOWER FOREVER』をリリース。

エキセントリックなファッションやステージパフォーマンスが注目されがちなルイス・コールだが、超絶技巧のドラマーとしての実力はもちろん、盟友サンダーキャットら周辺のアーティストからは、音楽家としての秀才ぶりを称賛されるなど、ずば抜けたミュージシャンシップを持つ。そんな彼がクインシー・ジョーンズにその才能を認められたのが、2014年にノウワーとしてクインシー・ジョーンズ主催のイベントに招待されたときだった。2010年からソロ・アーティストとしてルイス・コール名義で作品をリリースしているが、ノウワーとして初作品をリリースしているのも同じく2010年からであり、ルイスにとって、ソロ名義での活動と同じだけの歴史を持つプロジェクトであると同時に、それぞれの活動が理想的な相互関係を持っている。そして、ノウワーの先鋭性や既成概念にとらわれない自由なスタイルには、相方を務めるボーカリストのジェネヴィーヴ・アルターディの才能が大きく貢献している。ルイス自身、そんな彼女からの影響を公言しており、単なるプロデューサーとボーカリスト以上の化学反応がノウワーでは発揮されているのだ。ルイス・コールのライブにもコーラスとして参加し、個性的なパフォーマンスが注目されているジェネヴィーヴだが、彼女もまた、アーティストとして非凡な才能を持ち、2023年3月にリリースされたソロ・アルバム『Forever Forever』は多くの賞賛を浴びている。
ルイス・コールがプロデューサーを務めた今作『KNOWER FOREVER』には、サックス奏者のサム・ゲンデル、ベーシストのサム・ウィルクスとモノネオン、キーボード奏者のサン・ライことライ・ティスルスウェイトやジェイコブ・マンなど、彼ら二人と親交があり、超絶技巧と個性を持ち合わせた様々なミュージシャンが参加している。

Kokoroko - Could We Be More Remixes (LP)Kokoroko - Could We Be More Remixes (LP)
Kokoroko - Could We Be More Remixes (LP)Brownswood Recordings
¥3,625
Fela KutiやEbo Taylor、Tony Allenのスピリッツを継承し、現代視点からアップデートを続ける英国・ロンドン拠点の8ピース・アフロビート・バンド、Kokorokoが爽快なデビュー・アルバム『Could We Be More』のリリースから1年以上を経て、Gilles Peterson主宰の〈Brownswood Recordings〉からファースト・アルバムの楽曲のリミックス集『Could We Be More Remixes』を発表!! dreamcastmoeやHaganを始めとして、現代音楽界で最も先鋭的なアーティストがめまぐるしく世界中から集結し、オリジナルの没入感のある音世界を保ちながら、それぞれが独自の個性を発揮した一枚に仕上がっています。
Iceboy Violet, Nueen - You Said You'd Hold My Hand Through The Fire (LP)Iceboy Violet, Nueen - You Said You'd Hold My Hand Through The Fire (LP)
Iceboy Violet, Nueen - You Said You'd Hold My Hand Through The Fire (LP)Hyperdub
¥4,872
6月7日発売予定。スペイン・バルセロナを拠点に活動するプロデューサーNueenと、〈Hyperdub〉からリリースされたLoraine James やayaの楽曲にも参加したことがある、マンチェスター出身のヴォーカリスト/ラッパーIceboy Violetによるコラボレーション作品『You Said You’d Hold My Hand Through The Fire』が〈Hyperdub〉よりリリース!本作はNueenとIceboy Violetの4年間にわたる交際の軌跡をたどったもので、2人の最高の瞬間から最悪の瞬間までを記録し、それらを振り返りながら、前向きに処理していった全13曲を収録。苦悩に満ちたIceboy Violetの幽玄なヴォーカルに応えるのは、Nueenが細部まで作り込んだプロダクション。ドリルを彷彿とさせる泥臭いビートと、渦を巻くようなコードは対照的であり、時に邪悪な雰囲気を醸し出す。恍惚とした愛が感じられる一方で、不吉な火花が散る瞬間もある、魅惑的で魔術的、濃密で心に訴えかける作品となった。
高橋悠治、藤枝守 - 「電脳カフェ」のための音楽 (LP)高橋悠治、藤枝守 - 「電脳カフェ」のための音楽 (LP)
高橋悠治、藤枝守 - 「電脳カフェ」のための音楽 (LP)Em Records
¥3,630

現代音楽とサイバーオカルトが野合したともいえる日本の電子音楽裏歴史、『「電脳カフェ」のための音楽』(1991年)再降臨!開催時の怪しい雰囲気の再現を表象的に試みる特殊仕様でお届けします。

=LPの仕様=
+ 当時の案内フライヤー図版を再現
+ 電子機器用IC基板(本物)とオリジナル・カセットインデックスの複製をジャケットに貼り付け
+ 独D&Mでのマスタリング/45回転カッティング
+ インサート封入/解説・川崎弘二/日本語・英語掲載
+ ADテープ変換:SUGAI KEN
(※写真はモックアップ見本です)

本作はアールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻である。これは高橋悠治と藤枝守のマック(*1)を用いたコンピューターシステムの共演で、柴田南雄宅で櫻井卓の手により録音。揺るぎない信念のもと、高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM音源(*2)が交錯する意味不明の音塊が収録された。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉 「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」 は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示し、また、当時の雑誌取材で 「来なかった人も重要。自分はそこにいなかったけれども、何かが起こっていたらしい、と後で知る。そのイメージから全然別のものが出てくる可能性がある」 と語ったのは予言だったのか。理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその<残してはいけなかったかもしれないもの>を記録した裏歴史資料である。 解説は日本の電子音楽の泰斗、川崎弘二。

=注釈=
*1:植物学者の銅金裕司によると当時のマックは「オカルト的な感じ」が漂い、価格は「軽トラ2台分」だった (『エコロジカル・プラントロン』解説より)。
*2:後に『プラントロン』インスタレーションでも使用されるシステム。

西武が情報発信企業としての黄金期だった80s-90s初頭、西武美術館と付属のショップ《アールヴィヴァン》は、現代美術と実験音楽の交差点だった。見たこともないディスクが並び、高橋悠治は水牛楽団を、藤枝守はアメリカ純正調楽派のミニコミ『1/1』を、そしてサウンドアート黎明期の作家たちは変な音のカセットを販売していた。エム・レコードが放つ『「電脳カフェ」のための音楽』はそんなオカルト的空間で行われたオカルト的な音楽。メロディどころか始まりも終わりもない抽象的な電子音は、今ならググれば簡単に調べられる。しかし多少敏感な人たちですらそういう拠り所がない当時は、より興味深く、かつウサン臭い眼差しで接していたはずである。その「見てはならぬものを見た」トラウマが、30年経って新しい何かを生み出しているとすれば、仕掛け人たちにとっては望外の喜びだろう。 (井部治/OMEGA POINT)

Deepchord - Immersions (LP)
Deepchord - Immersions (LP)Astral Industries
¥4,279
限定300部のみ。大名門〈Modern Love〉に残した『Liumin』は今や同レーベルを代表する名盤としておなじみ。Stephen Hitchellとの名アンビエント・ダブ・プロジェクト、cv313やWaveform Transmissionなどでの活動も大変名高いRod ModellによるDeepchord。ダブテクノ/アンビエントの一大聖地〈ASTRAL INDUSTRIES〉から2018年に発表した傑作盤『Immersions』が待望の再プレス!ダブ・テクノとアンビエントの実験の融合させてきたModellのサウンドデザインと長年に渡るキャリアの集大成というべき傑作!180g重量盤。
Dots (2LP)
Dots (2LP)Astral Industries
¥3,954
廃盤デッドストック、お見逃しなく。Atom!)ことUwe Schmidtが"Dots"名義で自身のレーベル、Rather Interestingより94年にCDで発表していた名作が、新装アートワーク仕様にて名門Astral Industriesから堂々再発!Atom!)オーディオ・アーカイブからの公式ライセンスで四半世紀ぶり初のヴァイナル化!Atom!)自身も「エレベーター・ミュージック」と説明したディープ・アンビエント一大傑作。深海の未知なる風景が浮かび上がる海洋性ミニマル・アンビエンスと煙たいダブ処理によって織りなす、高次元の没入型音楽。どこまでも潜れますし、帰って来れないかも・・・。Noel SummervilleとUwe Schmidt自身によるリマスタリング。180G重量盤仕様。
Il Quadro di Troisi - La Commedia (LP)Il Quadro di Troisi - La Commedia (LP)
Il Quadro di Troisi - La Commedia (LP)Raster
¥4,408
イタリア地下テクノ・マエストロ、Donato Dozzyと同国のレフトフィールドなシンセ・ポップの鬼才Andrea Noce (Eva Geist)による大人気コラボ・プロジェクト、Il Quadro Di Troisiによる実に4年ぶりとなった2ndオリジナル・アルバム『La Commedia』が、Carsten Nicolai/Alva Noto率いる聖地〈Raster〉よりアナログ・リリース。ナンとアルバムのジャケットを手掛けたのは伊伝説的名門〈Cramps〉に恐るべきモダンクラシカル/アンビエント美盤『Prati Bagnati del Monte Analogo』を残したレジェンド、Francesco Messina(Superior Viaductからの再発盤は当店ベストセラーです!)エレクトロニックなスピンを加えた古典的なイタリアのソングライティングが、魅惑的かつ不気味、エレガントで素朴、現代的で超時的なユニークなミックスへと溶け込んだ大変優れて美しいイタロ/シンセ・ポップ作品!
disrupt - Arcade Addict / Proper Tings (7")disrupt - Arcade Addict / Proper Tings (7")
disrupt - Arcade Addict / Proper Tings (7")Jahtari
¥2,671
「デジタル・ラップトップ・レゲエ」と呼ばれる独自の音楽ジャンルを追求してきた名レーベル〈Jahtari〉を主宰し、〈Ninja Tune〉傘下の〈Werk Discs〉からのリリースやLee "Scratch" Perryのリミックスでも知られる鬼才DISRUPTによる、失われたローファイナゲット2曲を搭載したフロッピーディスク風ジャケット仕様の24年度最新7インチ盤『Arcade Addict / Proper Tings』が〈Jahtari〉から登場!Horace Fergusonが名門〈Ujama〉に残したクラシックのMikey Murkaによる2006年のヴァージョン"Sensi Addict"のオリジナル・ダブ・カットであり、これまでレコード化される事のなかった"Arcade Addict"、2012年に制作されたホームビデオからの抜粋で、元々はコモドールC64の家庭用コンピューター・サウンド・チップを使ったDIYシンセ・プロジェクトの機能を披露するために作られた音源である"Proper Tings"の2曲が収録されています。限定プレス!
Gigi Masin - Wind (LP)
Gigi Masin - Wind (LP)The Bear On The Moon Records
¥4,356
アンビエントを越えて音楽の美しさを愛する全ての方に。Music From Memoryからの編修盤で再評価されたイタリア・ヴェネツィアの作曲家、Gigi Masinの6万円は下らない激レア1stアルバムにして86年発表の傑作。
霧が通った森のごとく瑞々しいピアノ、瑠璃色の光りで暖かく彩るトランペット、哀愁と人間味で描くギターに、繊細に寄り添うシンセサイザーの漂いから、日常でいて日常でない、純な音楽←→記憶旅行へ旅立ちます。盤の溝が内側へ進むにつれ切なくなってしまうほど、素晴らしいです。
当時は宣伝もされず、氏のコンサート会場などで細々と売られる程度で、残りのLPは破棄されてしまった模様。そのためコレクター市場では猛烈な高額取引が展開されることに。質、価値ともに最上級な作品がこのたび自身のレーベルより再登場とあって、救われる方々も多い事でしょう。オリジナルテープからのリマスター仕様、待望の再プレスです!
Nicola Cruz - Siku (2LP)Nicola Cruz - Siku (2LP)
Nicola Cruz - Siku (2LP)ZZK RECORDS
¥3,746
フランス生まれ、そして、エクアドルを拠点にラテン・エレクトロニック/フォークトロニカ/デジタル・クンビア/スロウハウスといった多様な音楽的領域を横断し、世界的な評価を得てきた要注目のミュージシャン、Nicola Cruz。「アンデス・ステップ」の発起人でもある彼が2019年に〈ZZK Records〉から発表した傑作『Siku』をストック。Marcio Pinto、 Castello Branco、Minükといった各地からのゲストをフィーチャーした作品であり、アンデス発祥の管楽器で祖先の儀式において非常に象徴的なものであった「Siku」をその表題に据えています。最新のデジタル技術とラテン・アメリカの先祖代々の宇宙観をミックスした彼の「アンデス・ステップ」の美学を大いに披露した傑作盤!
Pauline Anna Strom - Echoes, Spaces, Lines (4LP BOX)Pauline Anna Strom - Echoes, Spaces, Lines (4LP BOX)
Pauline Anna Strom - Echoes, Spaces, Lines (4LP BOX)Rvng Intl.
¥12,847
ベイエリアを拠点に活動していた生まれながらにして盲目の女性電子音楽家、シンセサイザー音楽史に刻む異能、Pauline Anna Strom。最初の3枚のアルバム、『Trans-Millenia Consort』、『Plot Zero』、および『Spectre』に未発表作品を収録したボックス・セットが〈RVNG〉より登場。子供時代から多くのクラシック音楽に慣れ親しんで過ごし、サンフランシスコに引っ越してからは、ニューエイジ音楽のラジオ局としても知られる〈Hearts Of Space〉に触発されて、クラウス・シュルツェやタンジェリン・ドリーム、ブライアン・イーノといったエレクトロニック・ミュージックに魅了されていくことに。80年代に残した諸作品で描いていた初期OPN〜Flying Lotusの原形とも言える卓越した音楽観は、現代へとアップデートされた今でも衰えを知らず、この人ならではといったもので、遺作となった『Angel Tears in Sunlight』も素晴らしい出来でした。本作には、トランスパーソナルな形と自由を通して多元世界の隅々まで探求するストロムの特異な感性が共有された初期作品が収録。Marta Salogniの手により、オリジナルのリールから復元およびミックスされ、新たにリマスタリング。未発表だったボックスセット限定のアルバム『Oceans of Tears』も追加収録された初の公式再発盤。Pauline Anna Stromの多作で先見の明のある作品の決定的なカプセル化と言えます。ライナノーツ、インタビュー等が掲載された12ページの小冊子が付属。
Régis Renouard Larivière - Contree (LP+DL)
Régis Renouard Larivière - Contree (LP+DL)Recollection GRM
¥3,557
Philippe MionとJacques Lejeuneにエレクトロ・アコースティックを学んだフランスの作曲家、Régis Renouard Larivièreによる初のアルバムが、Editions Mego傘下のRecollection GRMから堂々リリース!フランス・ポワチエのCentre de formation de musiciens intervenants (CFMI)で1990年から99年にかけてエレクトロ・アコースティックを、99年からはGRMのワークショップで教え、Katherine VayneやChristian Zanésiと共にArs Sonora magazineの取締役会のメンバーを務めるなど、電子音楽〜現代音楽史に於ける重要人物として知られています。本作は、Ina GRMのメンバーでもあったPhilippe Mionへと捧げられたミュージック・コンクレート作品。様々なレイヤーから放出される屈折した電子音による異界な音響に背筋が凍ります!
mess/age (7")mess/age (7")
mess/age (7")Peoples Potential Unlimited
¥1,846
大きな話題を呼んだTAMTAMの先日の超名盤最新EPに続く形で、〈PPU〉がまたしても凄い才能を連れてきましたっ!メンバー各人共に要注目な音楽活動を展開しているKhan Brown & Ohhki a.k.a.Isayahh Wuddhaからなる京都のローファイ宅録ユニット”mess / age”によるセルフタイトル7インチ・シングル作品がアナログ・リリース。当店でも大ヒットだったレーベルメイトのWool & The Pantsのメロウで煙たいヴァイヴに惹かれた人なら間違い無しな、宅録系ダウンビート/サイケデリック・ヒップホップ傑作!限定100部オンリー。
Kiki Kudo - Profile Eterna (12")
Kiki Kudo - Profile Eterna (12")The Trilogy Tapes
¥2,689
”Young And Robot”の一員として、ECDやスーパーカーのナカコー参加のLAMAなどの作品のヴィジュアル・デザインを手がけたことで知られるだけでなく、近年は Anthony Naplesら主宰の名門〈Incienso〉や〈Good Morning Tapes〉といったユニークなレーベルからもソロ作品を発表しているKiki Kudoの2018年以来実に4年ぶりとなる12インチEP作品が〈TTT〉こと〈The Trilogy Tapes〉から登場。最近はなんとシェフに転身したというこの人、Aleksi PeräläともFFTともまた異なる個性的な弧を描き出す、軽快かつ荒々しいエクスペリメンタルなテクノ2曲を搭載した良好なリリース!きめ細やかなメロディで彩られた12分にも及ぶコスミッシェなミニマル・アシッド長編”Plotlined”、前曲の延長線でより点描的なリズムによる瞑想的なディープ・テクノへとシフトした、14分ものエクスタティックな音絵巻”Space Planar”共にきわめて優秀な全2曲を収録。

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