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国内外のエレクトロニック〜アンビエントシーンで大きな注目を集める冥丁が待望の3rdアルバムをリリース!前二作『怪談』『小町』続く「LOST JAPANESE MOOD」を描き出す三部作の最終章。
デビューアルバム『怪談』がPitchfork2018年度の「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」の1枚に選出、そして翌年2019年発表の2ndアルバム『小町』も国内外で高い評価を獲得するなど、日本の古い文化をモチーフにした唯一無比のオリジナリティーで一躍世界のエレクトロニック~アンビエントシーンに躍り出た広島在住のアーティスト冥丁(メイテイ)が、待望の3rdアルバムをシンガポールKITCHEN. LABELよりリリースする。
前二作『怪談』『小町』に続き、本作『古風』でも再び日本の古い文化に焦点を当て、”日本の古い美学への風刺”をテーマに「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)を描き出す3部作を完結させる。ピアノや和楽器の音色、フィールドレコーディング、わらべ歌や民謡の破片を、遊び心を伴った冥丁の稀有な感性で組み合わせ、想像上の過去と現在を繋いだノスタルジックかつ幻想的な音の情景が描き出されている。連作となる「花魁 I」(M-3)と「花魁 II」(M-8)では、古いドラムや金属の音を加工した疾走感のあるヒップホップのリズムで、これまでにない緊張感揺らめくサウンドを構築。さらに、意味がわからないまで解体された声のサンプル使いは、宮崎駿氏の「世の中にはロジックで物事を考えるべきではない瞬間もある」という概念に共感し、言葉を超えた別の何かを生み出している。また、家父長的な日本社会で長年苦しんできた労働者階級の女性たちに捧げた「女房」(M-6)や、梅毒が蔓延する過酷な労働環境で働く遊女たちを描いた「花魁」(M-3, 8)など、昔の日本社会において自由がなかった女性たちを取り上げ、溝口健二監督のようなアプローチで彼女たちの想像を絶する痛みを優しさをもって形にしている。
本作をもって冥丁は日本の忘れ去られた過去の文化への探求に別れを告げるが、『古風』は世界から完全に切り離された歴史の一部を日本のみならず海外のリスナーにも語り継いでいくことができる作品である。
2018年の立ち上げからアイルランド/ダブリンの地下実験音楽シーンを静かに育んできたレーベル〈wherethetimegoes〉からBelacquaのデビュー作。砂の上に置かれた碁盤のアートワークさながら、”Parmish”の不穏な布石から、石粒が跳ね回るような小品”Refish”、”Plaicish”の死活を賭けた攻防まで、脳波に作用するアブストラクトゲームのようなエクスペリメンタル。〈wherethetimegoes〉からの作品の多くは、ヴァイナルやカセットよりも柔軟性が高く、費用対効果に優れたデジパックCDという形でリリースされていて、求めやすい価格なのも嬉しい。
ダブ、ストリートソウル、ブギーに
豪州Melbourneのプロデューサー、Midnight Tenderness (Ryan Hunter)。タイトルトラック「Hydrosphere」で、壊れたマシンファンク、輝くシンセライン、美しい鮮明なドラムプログラミングをブレンド。Rain Vibe'では、このサウンドパレットをさらに発展させ、重厚なワブを加えている。Catamaran'はバレアリック諸島の黄金時代を彷彿とさせる曲で、オリジナルはイビサのサンセットクルーズ。パースのHame DJのリミックスには、Madchesterのようなサイケデリックな味わい。
〈Buzz〉から発表された90's Technoの記念碑的コンピレーション『Virtualsex』にAcid Houseを融合させたら?というコンセプトで依頼したという実験作!さらにホームリスニング対応というテーマもある。Type 303 ”Stairway to Jupiter”、iNFO ”Dreams of Andromeda” など星に関連したタイトルはアルバムに一層コズミックな彩りと煌めきを添えている。初期シカゴハウスと303サウンド愛に満ちた〈Chicago Bee〉レーベルオーナーMark ChurcherによるA-Eno-Acid ”Greek Town Casino” のストイックな締めもいい。
アンビエント/ミニマル傑作選の常連にして、ブライアン・イーノも惜しみない賛辞を贈る名盤、ジョン・ハッセル伝説の1stが遂にリマスター再発!!
米ピッチフォークが選ぶ歴代最高のアンビエント・アルバム50枚にも選出されている本作は、1977年に〈Lovely Music〉からリリースされたジョン・ハッセルにとって初の公式リリース作品である。同時に、西洋と非西洋の合体をコンセプトに、フィールドレコーディング、エレクトリック・ジャズ、アンビエント、ワールドミュージックを融合させた「第四世界」シリーズの第一作目としても位置づけられた実験音楽史に残る超重要作。ハッセルのトレードマークでもある、音響信号処理された不可思議なトランペットのサウンドを主役に、ブラジルが誇る世界的パーカッション奏者、ナナ・ヴァスコンセロスによるパーカッションと、バイオフィードバック音楽のパイオニアとして知られる電子音楽家、デヴィッド・ローゼンブームによるシンセサイザーを含む至高のアンサンブルが、静謐で瞑想的で独創的な音響美を生み出している。今回のリイシューにあたり、音源は、当時のオリジナルのマスターテープからリマスタリングされたものとなり、アナログ盤は実に42年ぶりに商品化されることとなる。
MARC HOLLANDERがキュレートする新世代アンビエント・ミュージック・コンピ!!
CRAMMED DISCSのコンポーザー・シリーズ「MADE TO MEASURE」の第47弾は、KAITLYN AURELIA SMITH、FELICIA ATKINSON、MARY LATTIMORE、CHRISTINA VANTZOU、LUCRECIA DALTら超豪華メンツが参加した新世代アンビエント・ミュージック・コンピ!!
先日、ニューアルバム『LET'S TURN IT INTO SOUND』を発表したKAITLYN AURELIA SMITHをはじめ、アンビエント / エクスペリメンタル・ハープ奏者MARY LATTIMORE、SHELTER PRESSを中心に素晴らしい作品をリリースするFELICIA ATKINSONらが書き下ろしの楽曲を提供しています。CRAMMED DISCの総帥でありAKSAK MABOUL率いるMARC HOLLANDERによるキュレートです。
「Grammar」、「Vocoder」、「Problems」は、既に米PitchforkのBest New Trackを含む多くの称賛を受け、Resident Advisorは、シェパードを「エレクトロニック・ミュージックにおいて文句なしのMVPの一人」と評している。
2021年はファラオ・サンダース&ロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』でThe Guardian (Contemporary), TIME Magazine, The New York Times (Jazz), Mojo, The Vinyl Factory他多数のメディアで年間ベストの1位を獲得、そして2022年は宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』へプロデューサーとして参加し大きな話題を呼んだ。