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スペインの電子音楽家 Estrato Aurora と Absis によるコラボレーション・プロジェクト Atàvic。彼らが追求してきたテクスチャーの自発的な進化と音の有機性をさらに深めた、静かで密度の高いミニマル・エレクトロニック作品『Creatividad Artificial E.P』。抑制されたビートと柔らかい低音の脈動を軸に、粒子のような音がゆっくりと浮かび上がり、空間に広がってゆく。メロディはほとんど姿を見せず、代わりに音の揺らぎや残響が物語を紡ぐ。過剰な装飾を排し、音が自然に変化していくプロセスそのものを聴かせる構造は、クラブ・ミュージックと純粋な音響作品の中間に位置する独特の魅力を放っている。夜明け前のような薄明かりのムードと、質感を主役に据えた、〈Alpenglühen〉の美学を体現する、深いリスニングに最適な一枚。
伝統楽器とエレクトロニクスが真正面から交わる、韓国発の実験的コラボ作品『Ancient Moment Part 1』。本作は、韓国の伝統楽器である大金奏者 Hong Yoo と電子音楽家 Unjin、 同じく伝統楽器の伽耶琴奏者 Lee Hwayoung とアンビエントデュオ Hosoo という2組のコラボレーションによる即興演奏で構成されている。大金や伽耶琴の微細な震えと電子音の粒子、ドローンがぶつかり、溶け、境界を失っていく。融合というより、異なる世界がそのまま衝突し、共鳴する瞬間を記録した音で、大きな構成よりも瞬間の響きを捉えることに焦点を置いた、非常に純度の高い音響作品。

デンマークのミニマル・アンサンブル、Copenhagen Clarinet Choirと作曲家Anders Lauge Meldgaard のコラボレーション・アルバム《Jeux d’eau》をリリース
《Jeux d’eau(ジュ・ドー)》は、実験的アンサンブル Copenhagen Clarinet Choir と、デンマークの作曲家・演奏家 Anders Lauge Meldgaard による探究的なコラボレーションから生まれた作品です。中心となるのは Meldgaard による作曲と、日本発の電子楽器 New Ondomo の演奏。この楽器は1920年代後半にフランスで生まれた最も古い電子楽器のひとつ オンド・マルトノ に着想を得て開発されたもので、Copenhagen Clarinet Choir の鮮やかなエネルギーと冒険心が、Meldgaard の音楽的ヴィジョンに生命を吹き込んでいます。
プロジェクトの着想源となったのは、イタリア・ティヴォリにある Villa d’Este の庭園を Meldgaard が訪れたことに始まります。この場所はかつて Franz Liszt や Maurice Ravel にインスピレーションを与え、彼らは同名のピアノ曲《Jeux d’eau(水の戯れ)》を作曲しました。本作もその系譜を受け継ぎながら、新たな音の旅へと聴く者を誘います。従来の作曲家たちが厳格な構造に重きを置いていたのに対し、Meldgaard はより開かれた形式を採用し、演奏者が即興的に関与できる余地を残しています。
こうした柔軟性が、ミニマル・ミュージック特有の反復の性質に、よりしなやかで心地よい響きを与えています。
コペンハーゲンの The Village で録音されたこのアルバムでは、クラリネット・クワイアの有機的な共鳴と、New Ondomo および電子音の予測不能なテクスチャが交錯する音響体験が展開されます。
《Jeux d’eau》は、構造と自由、前進と反復を絶妙に行き来する音楽です。Terry Riley や Steve Reich といったアメリカの古典的ミニマル・ミュージックに影響を受けながらも、単なる模倣にとどまらず、後期ロマン派的な抒情性を帯びたメロディと豊かなハーモニーにより、反復の厳格さがやわらげられています。加えて、Jo Kondo や Sueko Nagayo のような日本の作曲家に通じる繊細さと明快さも感じられます。作品全体は、躍動と静寂が交差する、遊び心と深みを兼ね備えた音世界を生み出しています。
この作品は、水への賛歌であると同時に、人間と自然の繊細なつながりに対する静かな問いかけでもあります。流れるような形とオープンな記譜法により、音楽は自然のダイナミクスを映し出す鏡のような存在となり、演奏者には即時の気づきと、協調、バランスへの配慮が求められます。水のように、音楽もまた変化し続けるものであり、私たちの環境が常に移ろいゆく存在であること、そしてそれを守る責任があることを、優しくも力強く伝えています。

Legowelt こと Danny Wolfers と、ミステリアスな存在として知られる Noda によるコラボレーション作で、アナログ・リズムマシンの魅力を徹底的に掘り下げた実験的エレクトロ/シンセ・ジャム集『Avant Garde Rhythm Box』。ズレや不完全さをあえて残したDIY的な質感と古いリズムボックス特有のチープで温かい音による反復するビートがじわじわと催眠的なグルーヴを生む。家庭用キーボードで遊んでいるような無邪気さと、職人技の両立があり、実験的でありながら、どこかキャッチー。完璧に作り込むのではなく、瞬間のノリをそのままパッケージしており、聴くほどにクセになるゆるい実験精神にあふれている。80年代の家庭用シンセやリズムボックスが勝手に暴走しているような楽しさに満ちた怪作。
まさにDeathprod meets Tod Dockstader!大人気ディープ・テクノ・ユニット、Primal Codeの1/2としても知られるイタリア人エレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、Davide Perroneによるプロジェクト”Pianeti Sintetici”(「合成惑星」) が、現代のダブ・テクノ/アンビエントの頂点に佇む聖地〈Astral Industries〉から『Space Opera』と題したアルバムをアナログ・リリース。音を通して語られる未来の合成世界の創造をテーマとした2部構成の作品となった本作は、果てのない宇宙探査の旅の様子を物語る、銀河間の雰囲気を織り込んだ壮大な音のタペストリー的な内容のスペース/ダーク・アンビエント盤に仕上げられています。

HTRKが20年以上にわたり築いてきた楽曲群を、現代を代表する重要アーティストたちが再解釈したカバー/リワーク集『String of Hearts (Songs of HTRK)』。HTRK がこれまでほとんど行ってこなかった公式リワーク集で、Loraine James、NWAQ、Perila、Coby Sey、Liars、Kali Malone & Stephen O’Malley、Sharon Van Etten など、ジャンルも背景も異なるアーティストが集まり、原曲の繊細な陰影を尊重しながらも、時に微妙にずらし、時に大胆に解体。アンビエント、エレクトロニック、ドリームポップ、アメリカーナ、ノイズが自然に交差し、原曲の冷たさと温かさが、別の角度から照らされる。全体として、深夜の部屋でひっそりと聴きたくなるような、静かな没入感に満ちた一本。

クラシカルなピアノに、現代的・実験的なアプローチで挑み、現代音楽の旗手として不動の地位を築いてきたKelly Moran。2018年にはOneohtrix Point Neverのツアー・アンサンブルに参加し、FKA Twigsのライブでも活躍。クラシックの領域ではMargaret Leng Tanの作曲を手掛ける一方、Kelsey LuやYves Tumorといったアーティストとも共演してきた彼女が、最新作を〈Warp Records〉より発売!
自動演奏を取り入れた前作『Moves in the Field』に続く二部作を締めくくる本作は歪みや反射、そして自分自身を少しずつ取り戻していく緩やかな営みを探求する作品である。レーベルメイトであるBibioを迎えた本作の全10曲は、音のテクスチャーが屈折しながらきらめきを放ち、自己との再接続と集中へと向かう没入的な旅路を描き出している。
え
![Jon Hassell - Psychogeography [Zones Of Feeling] (2LP+DL)](http://meditations.jp/cdn/shop/files/a1558716771_10_dae8c2d9-1d5e-4be8-b8e6-8fb28d28225d_{width}x.jpg?v=1698918057)
故ジョン・ハッセルのレア音源を収録した『Psychogeography [Zones Of Feeling]』が初のLP化!
ジョン・ハッセルは、この50年間で最も影響力のある作曲家だ。 - Brian Eno
ジョン・ハッセルのコンテンポラリー・ミュージック史における偉大さは、マイルス・デイビス、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・ブラウン、もしくはヴェルヴェット・アンダーグラウンドに匹敵する。 - The Wire誌
2021年6月26日に84歳でこの世を去ったジョン・ハッセル。生涯で創り出した膨大な作品は、音楽、そしてアートの世界に多大な影響を及ぼした。第二次世界大戦後、メンフィスでジューク・ジョイントやブルース・パーティに通って育ち、カンのホルガー・シューカイやイルミン・シュミットと共にシュトックハウゼンに師事、テリー・ライリーと共に活動、名作『In C』にも参加し、ラモンテ・ヤングやマリアン・ザジーラとともにシアター・オブ・エターナル・ミュージック(Theatre of Eternal Music)で活動、そして北インド古典声楽家プランディッド・プランナートからラーガの指導も受けている。更にはUS実験音楽巨匠デヴィッド・ローゼンブームやブラジルの伝説的パーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロスによるアルバム参加、ブライアン・イーノとのコラボレーション、トーキング・ヘッズの「Remain In Light」での演奏、そのほかにもファラフィーナ、ライ・クーダー、レスリー・ウィナー、ホアン・アトキンス、モーリッツ・フォン・オズワルドなど、数え上げればきりがないほど多くのアーティストと共にレコーディングを行ってきた。今回、これまでLPではリリースされていなかった『The Living City [Live at the Winter Garden 17 September 1989]』と『Psychogeography [Zones Of Feeling]』の2作品の初LP化が決定!
『The Living City [Live at the Winter Garden 17 September 1989]』は1989年9月にニューヨークのワールドフィナンシャルセンター・ウィンターガーデンで行われたオーディオビジュアルインスタレーションの一部としてジョン・ハッセル・グループが演奏し、ブライアン・イーノがライブ・ミックスを行った音源となっている。
『Psychogeography [Zones Of Feeling]』は、1990年に発売された『City: Works Of Fiction』を状況主義的に捉え直したものとなっており、2014年にギー・ドゥボールの哲学を指針としてまとめられた音源である。ジョン・ハッセル自身が何ヶ月もかけて90年当時のテープ・コレクションを集め、別テイク、デモ、スタジオ・ジャムのシーケンスを編集したものとなっている。
両作品は2014年に再発された『City: Works Of Fiction』の3枚組CDに収録された音源で、今回が初のLP化となる。LPはPoleことStefan Betkeによってカッティングが行われ、ジョン・ハッセル、ブライアン・イーノ、その他参加ミュージシャンのインタビューや当時のアーカイブ画像、アルバム全曲のダウンロード・カードが入った印刷インナースリーブ付きのデラックス・ゲートフォールド・ヴァイナル・エディションとして発売される。

(数量限定/日本語帯付き/解説書付き)エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムス。若くして「テクノモーツァルト」の称号を得たエレクトロニック・ミュージック界の最高峰であり、誰もが認める〈WARP RECORDS〉の看板アーティストである彼が、ポリゴン・ウィンドウ名義で発表され、エレクトロニック・ミュージックの歴史を変えた伝説のアルバムが帯付き盤LPで待望のリイシュー決定!
1992年、〈WARP〉がリリースした革新的コンピレーション『Artificial Intelligence』の冒頭を飾ったのは、エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムスによる「Polygon Window」という楽曲だった(ただし同作ではThe Dice Man名義)。そして翌1993年、若くして“テクノ・モーツァルト”と称された彼が〈WARP〉から初めてリリースしたアルバムこそ、エイフェックス・ツインではなくポリゴン・ウィンドウ名義で発表された伝説的作品『Surfing On Sine Waves』である。当時22歳のリチャードによって生み出された本作は、エレクトロニック・ミュージックのその後の方向性を大きく変える画期的なアルバムとなった。アルバム・タイトルはリチャード自身の発言をもとにRob Mitchellが選定したもので、UKダンス・チャートでは初登場2位を記録。同年には続編としてEP『Quoth』もリリースされ、表題曲のほか、このEPで初登場となる楽曲も収録された。
そして2025年、32年の時を経て登場する『Surfing On Sine Waves (Expanded Edition)』は、オリジナル・バージョンのアルバムとEPをひとつにまとめたエクスパンデッド・エディションとしてリリースされる。

現代音楽シーンにおいて、静かに、しかし圧倒的な影響力を持つワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(以下OPN)が、アルバム『Tranquilizer』を〈Warp〉よりリリース。OPNならではの幻想的で超現実的なサウンド世界が姿を現す。
精神安定剤を意味する『Tranquilizer』の出発点は偶然の光景だった。歯医者の椅子に横たわり、歯に響く振動を受けながら、ふと見上げた蛍光灯のカバー。灰色のタイル天井に貼られた、青空とヤシの木のプリント−−安っぽい人工の楽園。その瞬間、OPNは問いかける。この世界の音とは何か。日常と非日常がかろうじて均衡を保ちながら共存する、この薄っぺらな現実の音とは。
さらに、数年前、インターネット・アーカイブから、巨大なサンプル・ライブラリがインターネットから忽然と消えた事件も創作の引き金となった。90年代から2000年代にかけての何百枚ものクラシックなサンプルCD−−シーケンス、ビート、パッド、バーチャル楽器。『サイレントヒル』から『X-ファイル』まで、数え切れない作品に陰影を与えてきた音源たちが、一瞬にして闇に呑み込まれたという出来事。それは文化の断絶、時代の記憶を繋ぐ回線が無慈悲に断ち切られるような体験だった。幸いにも、失われかけた音の断片は再び救出され、文化的アーカイブとして息を吹き返す。本作は、過去への逃避とは何を意味するのか、そしてその先に何が待っているのかを問いかけ、超現実的でディープなテクスチャーで聴く者を包み込む。
失われた音の断片をもとに、『Tranquilizer』は音の幻覚を描き出す。静謐なアンビエンスがデジタルの混沌へとねじれ、日常の質感は感情の奔流へと変容する。忘却と廃退に形づくられたレコード。現実と非現実の境界はぼやけ、サンプルはノイズへと溶け込み、夢の中で扉がきしむ音を立てる。今作のOPNは、これまで以上に没入的だ。ノスタルジーではなく、失われた音を新しい感情の器として再構築している。
アートワークは、インディアナ州を拠点とするアーティスト、アブナー・ハーシュバーガーによって描かれた絵画で、アブナーが育ったノースダコタの平原を抽象的かつ有機的に再構築している。忘れ去られた素材や農村風景に根ざしたそのビジュアルは、『Tranquilizer』のテーマである崩壊、記憶、クラフト感と呼応する。
過去20年にわたり、OPNは世界有数の実験的エレクトロニック・ミュージックのプロデューサー/作曲家としてその名を確立し、21世紀の音楽表現を刷新し続けている。初期の『Eccojams』はヴェイパーウェイヴを生み出し、『R Plus Seven』や『Garden of Delete』といった作品はデジタル時代のアンビエント/実験音楽を再定義した。さらに、サフディ兄弟の『グッド・タイム (原題:Good Time)』と『アンカット・ダイヤモンド (原題:Uncut Gems)』やソフィア・コッポラの『ブリングリング (原題:The Bling Ring)』の映画音楽を手がけ、今年最も注目を集める映画のひとつであるジョシュ・サフディ監督作『Marty Supreme』の音楽も担当。またザ・ウィークエンド、チャーリーXCX、イギー・ポップ、デヴィッド・バーン、アノーニとのコラボレーションでも知られている。

EBM(Electronic Body Music)の原点を作った最重要バンドとして知られるD.A.F の名曲「El Que」を、フランスのテクノ/EBMシーンのパイオニアで、 長年同曲をDJセットでプレイしてきたほどの愛好家Terence Fixmerが再構築した12インチ。原曲の生々しい筋肉質のパルスを残しつつ、よりシャープで現代的なクラブ仕様にアップデートしたLeather Remix、より推進力のある、ダークでストイックなテクノ寄りのアプローチのDrive Remixを収録。

Pitchforkでは”The Best Experimental Albums”にも選出されるなど、日本から大きな話題を呼んだ作家による2019年発表の2ndアルバムが2025年エディションで待望のリプレスです!
浮世絵や雅楽、そして、宮崎駿からJ Dillaにまでインスパイアされた孤高のエクスペリメンタル・アンビエント大傑作!「lost Japanese mood」をコンセプトに活動する広島在住の日本人作曲家、Meitei / 冥丁。これは本当に美しい・・・・本作は、彼の99歳の祖母の死からインスパイアされており、タイトルは小野小町から取られているとのこと。彼の祖母が生きた古き日本の心象風景を切り取るように、今は失われた日本の原風景を描き出した孤高のアルバム。TempleATS周辺の作家達の才気にも劣らない、国籍すらも遥かに超克し、妖艶にして澱み一つ無い、まさに無比と言えるエキゾティック・アンビエント傑作。鈴木春信によるカバー・アートワークをフィーチャー。Brandon Hocuraによるマスタリング。横田進や竹村延和、吉村弘のファンの方も必携の一枚です!

Robert Bergman による、シカゴ・ハウスとオランダ西海岸のローファイ電子音楽から影響を受けた、荒々しくも中毒性の高い12インチ『9 Lives Of The Cat – Lives 1–5』。ローファイでざらついた質感、デジタルの歪み、荒々しいビート、〈Brew Records〉らしい、コンピュータと非コンピュータの境界を揺るがすような実験性。スクラッチされたコンピュータ・マッドネスとも形容される、〈Brew〉のカタログの中でも特に地下感の強い作品。

ドイツ・ベルリンを拠点とするプロデューサー N Kramer と The Zenmenn のペダル・スティール奏者 Magnus Bang Olsen によるコラボレーション・アルバム『Pastoral Blend』。本作では、Olsen のペダル・スティールによる柔らかなフレーズがKramer の手でループ、反転され、幾重にもレイヤーを重ねられることで、アンビエント・アメリカーナ的な温もりと抽象的なエレクトロニクスが溶け合った独自の風景が立ち上がる。心地いい柔らかさとFennesz、Alva Noto を思わせる粒立ちのある質感が同居した、アナログ楽器の奥深い親密さとデジタルのきらめくような音の質感やテクスチャーの繊細なバランス感が印象的で、アルバムは風景や記憶を想起させる牧歌的なイメージを喚起しつつ、それを現代的なアンビエントのレンズを通して描き出しているかのよう。現実に根ざしながらも、時間を超えて漂うような静謐で深い音世界は、馴染みがあるようで新しく、アコースティックと電子音の狭間に広がる新たな表現を提示する一枚。

限定'VIDEO GAME'カラーヴァイナル・エディション。『サルゲッチュ』のドラムンベースが満載の超オイシイ一枚が登場!1990年代から2000年代初頭にかけて自身のレーベル〈Far East Recording〉からリリースされた作品をHuneeのキュレーションでまとめた『Sounds From The Far East』を〈Rush Hour〉よりリリースし、再び脚光を浴びることになった、ジャパニーズ・ディープ・ハウス・レジェンド、寺田創一。そのスタイリッシュで風雅なハウス・ミュージック・プロダクションで世界的によく知られているだけでなく、ビデオゲーム・サウンドトラック制作も数多く手掛ける同氏による、プレイステーション用ゲーム『Ape Escape』(サルゲッチュ)のサウンドトラックからの6曲を集めたコンピレーションEP作品『Apes In The Net』が、自身の〈Far East Recording〉より堂々アナウンス!自身の制作してきたハウス・トラックとは一線を画すドラムンベースやジャングルに傾倒した内容であり、アトモスフェリック・ドラムンベースやブレイクコアがアンダーグラウンド・シーンを飛び越えて興隆する20年代の今の空気にもフィットした一枚。

ロンドンとパリの狭間に潜む謎のアーティストSheet Noiseが、〈L.I.E.S. Records〉から突如放ったデビュー。ジャングル、ブレイクコア、ノイズ、アンビエントが溶け合い、まるでコンクリートのサイロ内部で反響するような圧迫感と美しさが同時に襲いかかる。歪んだサンプル、静電気を帯びたような質感、崩壊寸前のリズムが織りなすサウンドは、ジャンルの境界を完全に破壊しながらも奇妙な落ち着きを生み出しており、〈L.I.E.S.〉らしいアンダーグラウンドの狂気と美学を体現している。ポストインダストリアル以降の電子音楽を極限まで推し進めた一枚。
ノルウェーを代表するアンビエント作家Biosphereの『The Way of Time』が大名門〈AD93〉より登場!本作はElizabeth Madox Robertsの小説『The Time of Man』からゆるい着想を得て、Joan Lorringナレーションによる1951年のラジオドラマ版の抜粋が取り入れられている。南部訛りの哀愁ある語りが、ゆったりとしたループや静かなシンセサウンドと絡み合い、アメリカの田舎の空気とシンプルなアンビエントの対比を生み出している。Biosphereらしい深い静けさと広がりはそのままに、人間味のある、記憶を辿るような自己洞察的なトーンが印象的な作品になっている。

MFMの名作、Gigi Masinを一躍有名にしたリリースがリプレスです!! 立ち上る桃源郷...生命本来の瑞々しさが蘇る儚いひと時...ニューエイジ/バレアリック新時代に歴史的遺産を提示する名レーベル"Music From Memory"より、新たに出版されるのはイタリアの古くからのアンビエント作家、Gigi Masin。
イタリア産アンビエントの名盤Windや、あのCharles Haywardとの共作なんかも発表している人物。その"Wind"収録曲始め、今作はこれまでの作品から選出された編修盤という1枚で、どれも有機的な楽園の広がりがあり、穏やかに包んで心を離さず、すやすやと佇む電子の海辺が待っています。透明なアンビエンスとコーラスや、魅惑に響くストリングスもさながら、なにより音のプロダクション面が際立っていて、その場の空間への浸透度合いが感動もの。全音楽好きに推したい珠玉盤です!

1980年代からサイケデリック・ポップの実験で知られるNick Nicelyとハウス、ヒップホップに精通したDJGavin MillsからなるUKデュオPsychotropicによる1990年発表のアシッド・ハウス、レイヴ・シーンの熱狂を体現した12インチシングル『Only For The Headstrong』。Raw Silkのヴォーカル・サンプルやJames Brown「Funky Drummer」のブレイクを引用し、当時のレイヴ文化を象徴するサウンドで、Princeのギター・フレーズを取り入れたリミックスでは、ハードコアなシンセとサイケデリックな質感が融合。ジャンルを越境するユーフォリックなアンセムとして再評価の進むUKダンス・ミュージック史の重要な一曲。
菅谷昌弘が1987年に制作した舞台音楽作品で、前衛舞踏団「パパ・タラフマラ」の公演『ALEJO』のために書き下ろされたサウンドトラック『Music From Alejo』が〈Ambient Sans〉より、初のヴァイナル・リイシュー!反復と間を活かした構成で、舞台の動きと呼応するようなミニマルで静謐な電子音響に、アンビエント的な広がりと、日本的な情緒を感じさせる旋律が共存。舞台芸術との融合を前提としながら、音楽単体でも成立する完成度を持つ、1980年代日本の実験音楽と舞台芸術の交差点を象徴する重要作であり、Sugayaの音楽家としての詩的感性と構造美が凝縮された一枚。今回の再発では、日本の自宅訪問時の写真と菅谷昌弘への独占インタビューを収録したインサートも付属。
菅谷昌弘が1987年に制作した舞台音楽作品で、前衛舞踏団「パパ・タラフマラ」の公演『ALEJO』のために書き下ろされたサウンドトラック『Music From Alejo』が〈Ambient Sans〉より、初のヴァイナル・リイシュー!反復と間を活かした構成で、舞台の動きと呼応するようなミニマルで静謐な電子音響に、アンビエント的な広がりと、日本的な情緒を感じさせる旋律が共存。舞台芸術との融合を前提としながら、音楽単体でも成立する完成度を持つ、1980年代日本の実験音楽と舞台芸術の交差点を象徴する重要作であり、Sugayaの音楽家としての詩的感性と構造美が凝縮された一枚。今回の再発では、日本の自宅訪問時の写真と菅谷昌弘への独占インタビューを収録したインサートも付属。
ノルウェーのインディ・シンセR&BデュオSmerzのセカンド『Big city life』が〈ESCHO〉より登場!クラブ寄りだった初期の路線を一歩引いて、より奇妙でパーソナルなR&B/DIYポップへと舵を切った意欲作。エクスペリメンタルなR&B的なハーモニー、チープなMIDI質感、ニューヨーク1980年代のアート感覚を思わせるプロダクションが特徴的で、本作ではテクスチャー重視のミニマルなポップ性に集中している。Stereolab風のダブや、“Bittersweet Symphony”を思わせるサンプリング・ポップ、“Imagine This”ではMantronixのような80sエレクトロへの目配せもあり、オタク的なリファレンスがさらりと溶け込んでいる。全体を通してSmerzらしいジャンル横断的な耳の鋭さと、肩の力が抜けた遊び心が共存した一枚。
