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廃盤。Peter Rehbergの死去後、〈Editions Mego〉を引き継いだ 〈Shelter Press〉と〈INA-GRM〉による運営のもと、〈GRM〉関連の歴史的に重要な作品を現代へと紹介するフランスの要注意レーベル〈Recollection GRM〉から新物件!ミュージック・コンクレート創始者、ピエール・シェフェールによって設立されたフランス音楽研究グループ〈INA-GRM〉の最重要人物にして、Aphex TwinやAutechre、Keith Fullerton Whitmanにも影響を与えた仏の電子音楽家Bernard Parmegiani。Olivier MessiaenやKarlheinz Stockhausenに学び、アクースモニウムの開発及び〈GRM〉のディレクターとして長年電子音楽界に貢献した仏電子音楽界の巨匠、François Bayle。2人の巨匠が共同作曲した、電子変容を遂げたダンテ『神曲』地獄篇が4LPで堂々アナログ・リリース!催眠的電子ドローン、とでも言いたくなる、美しさそのものが極めて前景化したミュージック・コンクレートであり、持続する音響が粒子の細かいヒプナゴジックな音響で彩られ、徐々に展開するドローン・ミュージック的な美意識が爆発するパルメジャーニサイドも、金属質で硬質、紛れもなく美しい音響がポエトリー・リーディングと交錯するベイルサイドも紛れもなく優れた内容です!※スリーブ左上角に入荷時より若干ダメージございます。予めご了承くださいませ。

Peter Rehbergの死去後、〈Editions Mego〉を引き継いだ 〈Shelter Press〉と〈INA-GRM〉による運営のもと、〈GRM〉関連の歴史的に重要な作品を現代へと紹介するフランスの要注意レーベル〈Recollection GRM〉から新物件!Pierre Schaefferと並ぶ、フランスの現代音楽の巨匠にして、ミュージック・コンクレートの先駆者としても知られるPierre Henry (1927-2017)が2003年に残したアルバム『Labyrinthe!』が初アナログ化!2003 年3月29日、パリの〈Radio France〉の〈Olivier Messiaen〉ホールで初演された、〈Radio France〉の委嘱作品。機械的ながらも有機的という、現在のポスト・インダストリアル・ミュージックのルーツとも呼べるような、圧倒的な音塊が収録されたトラック群。知性の冷徹を体現するように響く音響は、冷たく荒涼としていながら生物のように躍動し、無二の鋼鉄的な空間を描き出しています。
フランス電子音響の総本山〈INA-GRM〉による9枚組ボックス『9 Trajectoires』。本作は、〈INA-GRM〉とはほぼ無縁ながらも電子音楽探求に勤しんできた世界各地の50~60年代生まれのマイナー電子音楽家9名を集めた決定的アーカイブ。Ludger Brümmer、Philippe Leroux、Diego Losa、Åke Parmerud、Elzbieta Sikoraなどが〈INA-GRM〉のスタジオで探求した音の発明の歴史を一望できる内容。各ディスクは作曲家ごとに独立した音響世界を形成し、ミュージック・コンクレートからデジタル処理まで、音そのものが語るアクースマティックの美学が鮮烈に刻まれている。粗削りな90年代の質感から、高解像度な空間処理が可能になった近年の作品まで、電子音響の技術進化を耳で体験できる構成。100 ページのブックレットには作家プロフィールや詳細なライナーノーツも収録した充実の内容。

ノルウェーのアコースティック即興カルテットOkerが、完全即興にフォーカスした3作目『aerial』。トランペット、アコースティックギター、ダブルベース、パーカッションという生楽器のみで構成されながら、音は演奏というより現象として立ち上がり、絶えず形を変えていく。収録は20分超の「Equinoctial Tide」と「Crepuscular Rays」の2曲で、タイトルが示す通り、光や風、薄明、潮の満ち引きといった自然現象の振る舞いを音で再現するようなアプローチが特徴で、微細な擦過音、息のノイズ、持続音がゆっくりと重なりながら、環境音と音楽の境界を曖昧にしていく。即興でありながら自然の運動を思わせる有機的な流れが全編を貫く、音がどこまで自然に接近できるかを試みるかのような一枚。

ドイツ・ケルンのフェスティバル〈Week-End Fest〉が始動させた要注目のレーベル〈Week-End Records〉からは、Julius Eastman『Stay On It』に続く形で待望の最新物件が登場。星野源に、突然段ボール、Ogre You Asshole、坂本慎太郎などなど、アンダーグラウンド/コンテンポラリーな音楽の枠を超え、名だたるアーティストをサポートしてきた日本が誇る名SSWこと石橋英子と我らがジム・オルークによるコラボ・アルバム『Lifetime of a Flower』。エキシヴィジョン『Flowers in 20th and 21st Century Art』のためにパラメータを設定しながらも、そのプロセス自体を制御不能に成長させるという画期的インスタレーション『Lifetime of a Flower』を収録した一枚!メロディーやリズム、日常生活のノイズ、そして連想や記憶、期待といった、謎めいた洗練されたサウンドが重なり合う、サイケデリックなエレクトロアコースティック作品。限定500部。

ペルー電子音楽の始まりを初めて体系的にまとめた決定的アーカイヴ『Tránsitos Sónicos』。César Bolaños、Edgar Valcárcel、Enrique Pinillaら、南米前衛を牽引した作曲家たちの1964〜84年の重要作を収録し、これまで断片的に語られてきたペルー電子音楽史を一望できる内容。初期の作品は、アルゼンチンのInstituto Di TellaやColumbia-Princeton Electronic Music Centerなど、当時の最先端スタジオで制作された硬質で抽象的なテープ音楽。その後1970年代後半に進むにつれ、民族楽器や環境音を電子処理と融合させた、ペルー独自の音響世界へと発展していく。電子音の構造美と、ケーナ、打楽器、鳥の声、環境音などアンデスの音文化が交差する音響詩ともいうべき独特のサウンドは、南米実験音楽の豊かさを改めて感じさせてくれる。ペルーの音楽史に眠っていた革新的な作品群を、現代の耳で再発見できる貴重なコンピレーション。
NYブルックリンのコンポーザー、パペッティア Tristan Allen が、4年をかけて制作した神話三部作の第二章となるアルバム『Osni the Flare』。前作『Tin Iso and the Dawn』に続く物語で、火の発見を通じて人間が神へと変容していくというテーマが全4幕構成で展開される。言葉を持たないボーカル、オルガン、オカリナ、トイ楽器、フィールド録音など、非常に多様な音素材が使われ、ファンタジックでシンフォニックな音世界を構築している。トイ楽器や素朴なメロディが童話のような質感を生んでおり、神話的なテーマと結びつき、フォークの原初的な雰囲気も感じさせる。自宅で録音された手触りのある音像は、聴く者を静かに包み込み、まるで一冊の神話絵本を音だけで読んでいるかのよう。物語の持つ力と共鳴して、Tristan Allen の創造性がさらに豊かに開花した作品。

3月25日最終入荷です。版元完売。2022年発表の1stアルバムは、エクスペリメンタル・クラブシーンにおいて大ヒットを記録し各所で多大な評価を得た、日野浩志郎と中川裕貴によるユニットKAKUHANが、前作から約3年ぶりに届ける、乾いたエレクトロイドのビートと、ノーウェイヴ的に荒れたチェロの質感がぶつかり合う、緊張感に満ちたエレクトロアコースティック作品。チェロの生々しい弓圧やノイズ的な響きが電子音のミニマルな反復と絡み合い、構造が崩れそうで崩れないギリギリの均衡を生み出しており、音の角(KAK)を際立たせるような鋭さと、空間に滲む抽象性が同居した未踏の音響空間となっている。マスタリングはRashad Becker、アートワークは平野靖子が担当し、国内外の実験音楽シーンと強く接続した制作体制も盤石。電子と生楽器の境界を曖昧にしながら、音の物質感そのものを突き詰めた、現行エクスペリメンタルを象徴する一枚。限定300部

Florian Heckerによる、音響合成と知覚を探求する実験的電子音楽作品『Natural Selection』。旋律・リズム・ハーモニーといった伝統的要素は排除され、代わりにHecker特有の電子音響合成による、音の質感・空間性・変化に焦点を当てた内容で、9曲構成の各曲は独立した音響実験でありながら、音色や構造の共通性によって緩やかに連関。星座が個々の星が意味を持たずとも並びや関係性によって象徴的な形を成すように、物語やテーマではなく、音そのものの性質がつながりを生んでいく。聴く者が意味を見出すのではなく、音そのものが意味を生成する、音楽を聴くという行為そのものを問い直すような音響芸術の最前線!
エチオピア生まれ、ベトナムとスウェーデンで育ち、ジャズと作曲を背景に持つ実験声楽家 Sofia Jernbergによるソロ作『Voice』。声を単なる歌唱ではなく音の物質として扱っており、収録曲も「Multiphonic I」「Gurgle」「Mouth Synthesizer」「Throat」など、声帯・息・口腔の動きをそのままタイトルにしたような構成で、旋律や言語よりも 声の物理現象そのものが前面に出ている。金属的な倍音、破裂音、動物的なうなり、空気の摩擦音など、声の境界を押し広げる表現が連続し、聴き手は身体の内部を聴くような感覚に包まれる。Meredith MonkやMaja Ratkjeの系譜に連なりつつ、よりノイズ寄りで原初的なエネルギーを帯びた、声の前衛の最前線を示す一枚。

アテネ拠点のパーカッショニスト、サウンドアーティスト Yorgos Stavridisによる、〈Heat Crimes〉からのデビュー作『Solo Percussion』。従来の打楽器アルバムという枠を大きく逸脱し、膜・金属・拾得物・枝・猫のおもちゃ・ポッピングキャンディまで、あらゆる物体を音源として扱うラディカルな作品。 全編がワンテイクの即興演奏で構成され、マイクやスピーカーまでも楽器として扱うことで、フィードバックや空間の反応そのものが演奏に組み込まれていく。金属のきしみ、膜の震え、低周波の圧力、物体同士の摩擦。音の発生源が可視化されるような触覚的サウンドが、録音空間を立体的に揺らす。ミニマルでありながら予測不能な展開は、エレクトロアコースティック、ミュージック・コンクレート、モダン・クラシカルの文脈とも響き合い、打楽器と物体のアニミズムとも言うべき独自の世界を作り上げている。

静寂の奥に潜む、もうひとつの世界へと導く崇高な音の儀式。ギリシャ系アメリカ人の音楽家、映像作家であり、Meditationsでも静かで深い支持を集める John Also Bennettと長年の深い芸術的パートナーシップを持つChristina Vantzouが、〈INA-GRM〉の委嘱を受け、2023〜2025年にかけて丹念に紡いだ、霊的エレクトロアコースティックの大作『The Reintegration of the Ear』。フルートやチェロ、ダブルベース、声。John Also Bennett、Oliver Coates、Roman Hiele、Irene Kurkaらが呼吸と共鳴に導かれながら織り上げる音は、形式を超え、再統合されていく意識に寄り添うように、直観と微細な気配が流れを決め、有機的に移ろい続ける。時間は直線ではなく、折れ曲がり、漂いながら、電子音、フィールドレコーディング、アコースティックの残響が溶け合い、言葉の手前にある領域へと聴き手を静かに誘う。その響きは静かで、深く、意識の底に沈む水脈のような、内なる世界の神秘をたたえている。旅先でふと出会う、どこか異なる世界へと繋がる現実の裂け目のような、神秘を受け入れた繊細かつ霊的な音世界。Eva L’Hoestによる、ギリシャ的象徴が漂う超現実的なイメージをあしらったアートワークも、Vantzouの音の霊性と共鳴し、作品の神秘性を際立たせている。300部限定。

極上アンビエント美盤が登場、お見逃しなく!ジム・オルークや坂田明、山本達久、石橋英子といった強力な面々ともコラボレーションを行ってきたイタリアの実験作家Giovanni Di Domenicoに、その盟友として幾度もコラボレーションを重ねてきたベルギーのアーティスト、Pak Yan Lau、〈RVNG〉や〈Freedom To Spend〉といったレーベルの運営にも携わる作曲家、サウンド・デザイナー、JABことJohn Also Bennettによるトリオ作品が、Bennett主宰の〈Editions Basilic〉よりアナウンス。ベルギーの首都ブリュッセルで録音された4部構成の作品となっており、加工されたローズピアノ、陶器の焼けるような音色、液化したバスフルートが織りなす、波打つ錬金術の如しモダン・クラシカル・アンビエント作品に仕上がっています。限定300部。
ジャン=マリ・メルシメックによる、「盲目のためのロードムービー」とも言うべき、視覚ではなく聴覚で旅を描いた実験的なアルバム『Le Camion de Marguerite Duras』が〈Aguirre Records〉の企画として制作され、全300部限定、大型ポスター付きで登場!マリオン・モルとロナン・リウの二人が、フランスとベルギーを舞台に6年かけて録音した作品で、マイクロトーナルなMIDIコンポジション、フレンチ・サウンドトラック、ポストパンク風シャンソンなどを折衷した独特の音世界を構築している。音が風景を映すスクリーンとなり、楽曲は場面として構成され、サウンドデザインとソングライティングが混ざり合う。奇妙でありながらも親しみやすく、過剰な奇抜さに頼らず、あくまで人間味と温もりをたたえた作品に仕上がっている。Luc Ferrariの語りを用いた電子音楽や、Brigitte Fontaineのシュールなシャンソン、Crammed Discsの実験音楽好きにはたまらない内容。知的でありながら情感にも訴えかける傑作。

Sarah Davachiの2015年デビューLP。Davachi自身およびサンフランシスコ・ベイエリアのミュージシャンたちが参加した、拡張されたエレクトロ・アコースティックなソロ作品と室内楽作品のシリーズであり、カナダ、カリフォルニア、ヨーロッパ各地で録音された。すべては風景の中にあり、心の位置が風景となっている。

ジム・オルーク主宰の〈Moikai〉、〈Sonoris〉、そして〈Staalplaat〉の伝説的サブレーベル〈Mort Aux Vaches〉などなど、世界各地の名所から傑出した作品群を送り出してきたKevin Drumm の代表作にしてノイズ史に残る名作、電子音楽の一大名門〈Mego〉から2002年に発表されていた『Sheer Hellish Miasma』が2025年リプレス!オリジナルはCDで発表され、以降ノイズ、実験音楽の文脈で究極の到達点とまで評されることが多い作品。内容は徹底して妥協を許さないノイズ構築で、ギター、マイク、アナログ・シンセ、テープ操作、エフェクト、さらに控えめなコンピュータ処理まで駆使し、轟音の壁を緻密に編み込んでいる。ひたすら物理的に襲いかかる音圧でありながら、実際には極めて計算された設計が裏に潜んでいて、無秩序の中に精密なコントロールが感じられる。フィードバックやアナログ・シンセのうねりが、時間の中で少しずつ層を変えながら重なっていくさまは、作曲としか言いようのない構築感があり、音を素材とした抽象芸術として成立している稀有な一枚。20年以上経った今も生々しく、今回の2LP仕様は、作品が本来持つ強度をフィジカルに体験する意味でも重要な再発。

至上の傑作『Loop-Finding-Jazz-Records』でもお馴染み、ミニマルな電子音楽を数多く輩出するドイツの重鎮プロデューサーJan Jelinek。自身のレーベルである〈Faitiche〉からは、最新物件『Soundtrack For SEASCAPE - Polyptych』がアナログ・リリース。アメリカの小説家ハーマン・メルヴィルの長編小説『白鯨』の登場人物である捕鯨船ピークォド号の船長エイハブをモチーフにした最新アルバム。昨年Jelinekがカナダのニュー・メディア・アーティストClive Holdenと共同で開発したオーディオ・ビジュアル・プログラムのサウンドトラックであり、ジョン・ヒューストン監督の1956年の映画『Moby Dick』をベースにしたプログラムとなっています。Rashad Beckerの手によるマスタリング仕様。

Silver Mt. ZionやBlack Ox Orkestarでの活動を経てきたモントリオールのヴァイオリニスト/作曲家、ジェシカ・モスのソロ作の中でももっとも静謐で内省的な一枚。初めてアンビエントと呼べる領域に踏み込んだ作品だが、いわゆる抽象的なアンビエントではなく、ポスト・クラシカル、ドローン、ミニマリズム、メタルやパワー・エレクトロニクス、フォークの要素が交錯する、ジャンルを横断する音世界になっている。ヴァイオリンの旋律を重ね合わせ、エレクトロアコースティック処理や断片的な声を織り込みながら、The Necksのドラマー、トニー・バックのパーカッションを交えて構築されるサウンドは、祈りや儀式のような緊張感と、喪に服すような抑制を帯びている。Radwan Ghazi Moumneh(Jerusalem In My Heart)と共に制作し、アルバムは「わたしたちの生きているうちに、自由なパレスチナを」という献辞とともに掲げられている通り、Jessica Mossがこれまで培ってきたドローン/クラシカル/フォークの美学が、もっとも瞑想的で政治的に強いかたちで結晶した作品。

ジョージア出身の電子音楽家 Rezo Glonti による、過去の記憶や風景を音の断片として再構築する Recollections シリーズの続編となる7インチ作品『Recollections V–VI』。短いフォーマットながら、彼の音楽が持つ透明感のあるアンビエント、繊細なエレクトロアコースティック、微細なノイズの揺らぎが凝縮されており、フィールド録音のような自然なテクスチャーと、柔らかく重なる電子音が静かに呼応し、過去の風景がぼんやりと浮かび上がるような感覚を生む。大きな展開はなく、音の粒子がゆっくりと漂うだけだが、その余白こそが作品の魅力で、聴くほどに深い内省へと沈み込んでいく。小さくも豊かなアンビエント作品。
ロンドンを拠点に活動する音楽家Hinako Omoriによる、シンセサイザー、フィールドレコーディング、そして柔らかな声のレイヤーを用いて水の流れを音として描き出した、静かで透明なアンビエント作品『studies on a river』。湯河原、京都、大阪の様々な水源から採集した川のせせらぎや風の音といった自然の気配が電子音と溶け合い、ゆっくりと漂うようなサウンドが広がる。Omori 特有の澄んだシンセの揺らぎと、歌というより、息や囁きのような声のテクスチャーが深い癒しと内省をもたらし、聴く者をそれぞれの静かな水辺へと誘う。自然音と電子音が境界なく溶け合う有機的な世界は、水辺を歩きながら風景を眺めているような、静かな時間に寄り添う一枚。

2017年に発表され、高い評価を受けたLPで、オハイオ州シンシナティ拠点のレーベル〈Students Of Decay〉から限定アナログ盤としてリリースされた作品。弦楽器、声、オルガン、ピアノによる楽曲群を収録し、Pitchfork誌に「意識と無意識の間、かろうじて存在するが、確かにそこにある」と評された。Godspeed You! Black Emperorのアナログ録音スタジオ「Hotel2Tango」(モントリオール)で録音され、Davachiの鍵盤演奏に加え、Camille Hesketh(ソプラノ)、Jessica Holmes(チェロ)、Jessica Mosson(ヴァイオリン)が参加している。

グラフィックデザイナー、サウンドアーティストとして国際的に知られる東京在住の中村友胤による『For A Fleeting Moment』。本作は、ピアノやギターの柔らかな響き、控えめな電子音に、日常の気配をそっと写し取ったフィールドレコーディングが溶け合い、まるで写真のように瞬間を切り取る。音の数は極限までそぎ落とされ、余白や残響が丁寧に扱われることで、淡い光や空気の揺らぎまでもが音として立ち上がってくるかのよう。〈IIKKI〉の特徴である「写真 × 音楽」のコンセプトに則り、Simone Kappelerのポラロイド写真と呼応するように構築された本作は、曖昧な輪郭や淡い色彩をそのまま音に変換したかのような静謐さを持ち、短い楽曲が連なりながらもひとつの詩的な物語として流れていく。ミニマルでありながら温度を感じさせる音響美学が結晶した美しい作品。

〈12k〉、〈Important Records〉、〈LAAPS〉などからのリリースでも知られる東京拠点の作家Akhira Sanoによる、電子音、ノイズ、フィールドレコーディングが繊細に溶け合い、静けさの奥に潜む影の気配を描き出すようなエレクトロ・アコースティック作品『Shadow’s Praise』。点描のように現れては消える乾いた音の粒子、深い呼吸のように膨らむドローン、埃をまとったようなテクスチャーが、まるで古い記憶を手探りで辿るように立ち上がってくる。フランスのアート・レーベル〈IIKKI〉のコンセプトに則り、写真家David Nissenのモノクロ写真との対話として制作された本作は、抽象的でありながら情緒的な余韻を残し、音とイメージが静かに交差する独特の世界を築いている。6つの楽曲はどれも、時間の流れがゆっくりとほどけていくようでAkhira Sanoの音響美学が深く息づく一枚となっている。

AktualaやFuturo Anticoで知られるイタリアの音楽家Walter Maioliとオランダの電子音楽家John Zandijkが1980年代にロッテルダムで深夜セッションとして録音した民族音楽的要素と電子音響を融合させた、コズミックで儀式的な音源を〈Black Sweat Records〉が発掘、初めてヴァイナルでリリース!霊的エネルギーがピークに達する午前3時以降にのみ録音、即興的アプローチで制作。民族楽器と電子音響、フィールドレコーディングによる環境音も取り入れ、古代のピラミッド、熱帯雨林、宇宙からのインスピレーションを音像化。サイケデリックな要素や、民族音楽的世界の探求も感じられる異空間に漂うような音響世界。
