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待望の2026年リプレスです!伝説のレゲエシンガー達を現代に召喚するMark ErnestusとMoritz von Oswaldによるドリーム・プロジェクトRhythm & Soundの2005年名盤。底なしに深く響く無機質なトラックにWilli WilliamsやSugar Minott等、歴代の名シンガー達の枯れたボーカルが木霊するベルリン最深瞑想的ダブ傑作。前作より更に深度を増したあまりにディープな内容で、今尚全くもって色褪せる事を知らないクラシック・アルバム。


サウンドアーティストMarija Rasaによるプロジェクトemerのデビュー作で、アンビエント・ダブ、ダウンテンポ、実験音響が静かに重なり合う作品『Fog』。厚いベースがゆっくりと空間を満たし、その上で微細な音の粒子や声の断片が浮かんでは消える。ダブの伝統的な手法を基盤にしながら、音を再配置するようなミキシングが作品の中心にあり、霧の中で音が形を変えていくような感触が続く。リズムは控えめながら確かな存在感を持ち、低域の気配が全体を支える。アンビエントの柔らかさと、音響研究に基づく冷静な空間設計が自然に同居し、ヘッドフォンでもスピーカーでも印象が変わる多層的な音像が魅力。初期〈Short Span〉を象徴する、内省的なアンビエント・ダブ作品。
ベルリンの〈MISS YOU〉が1980〜1985年の日本のニューウェイヴ、ポストパンク、実験音楽から、ダブの手法を取り入れた録音だけを選び抜いた発掘コンピレーション『Japanese New Wave On Dub 1980–1985』。当時のアンダーグラウンドを横断するアーティストが参加し、自主制作カセットや小規模レーベルに埋もれていた音源が初めて体系的にまとめられている。ニューウェイヴ特有の硬質なギターやシンセの質感に、深いエコーや残響が重ねられ、都市的な乾いた音とダブの空間処理が自然に交差する。リズムはミニマルで、反復の中で音が少しずつ形を変えていく構造が多く、ジャマイカのものとは異なる日本的な抽象性が前面に出ている。DIY録音ならではのざらつきや機材の癖がそのまま残り、80年代の現場の空気が生々しく立ち上がるのも魅力。日本の知られざる音楽史の一側面を改めて示す重要な再発。
【track list】
A-1. Chinggis Chan Dread - Yattane Babylon
A-2. The Air Music International - Hot Steppers In A Dub
A-3. So-Do - Nothing
A-4. Momoyo & Lizard! - Sa·Ka·Na
A-5. EP-4 - dB
A-6. Pablo Picasso - Tsun
B-1. Bananarians - Suna No Atama
B-2. Pressure - Goouder
B-3. Pineapple 4.9 - Yoruni
B-4. Concretes - Watch The Moon
B-5. Masumi Hara - Looks Like An Angel
B-6. Business - Minato No Cafe
UKダブ・ポエトリーの象徴、Linton Kwesi Johnsonが1980年に発表した代表作『Bass Culture』。プロデュースと一部演奏を担うのはDennis “Blackbeard” Bovell。ロンドンのGooseberry Sound Studiosで録音された本作は、低域の厚みとタイトなリズムを軸に、LKJ の語りが鋭く響くもので、詩の内容は社会的・政治的テーマを正面から扱いながら、音楽としてのグルーヴを保っている。ベースは深く沈み、ドラムは乾いた質感で刻まれ、ホーンやギターは必要最小限のフレーズで空間を支える。ダブ処理は控えめながら精密で、言葉の強度を損なわずに音の奥行きをつくる。都市の空気をそのまま封じ込めたような生々しさがあり、レゲエの温度感とロンドンの社会的リアリティが自然に重なっていく。ダブ詩という表現を決定的な形にした作品であり、UKレゲエ、ダブの成熟を象徴するクラシック。

〈AD93〉の姉妹レーベル〈Lith Dolina〉からの前作『Surreal』で注目を集めた日本人アーティストBot1500ことShinichi Kobayashiによるセカンド・アルバム『The Black Sea』が〈Short Span〉から登場。全曲高BPMの高いテンションを保ちながら、静けさと陰影を重視した独特のサウンド。音数を絞ったミニマルな構造の中で、湿り気を帯びたシンセがゆっくりと揺れ、パーカッションやブレイクが鋭く差し込む。静寂が音の一部として機能し、余白がリズムの輪郭を際立たせる。日本の海岸の夏夜を思わせる暗く湿ったトーンが漂い、電子音が水面に反射するように広がるダブ的処理が印象的。IDMの精密さとダブの空間性が自然に同居し、内省的でありながら静かな運動性が宿る、独特のテンションを生む充実作。
Black Ark最盛期の1977〜79年にLee “Scratch” Perryが制作した長尺12"ディスコミックスをまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第3弾『Lee 'Scratch' Perry - Disco Devil Vol. 3 (5 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-9)』。The Jolly Brothers「Conscious Man」、Max Romeo「Norman」、Leroy Sibbles「Garden Of Life」など、当時のBlack Arkを象徴する名演が高品質リマスターで蘇る。ディスコミックスならではの長尺構成で、ヴォーカルからダブへの展開が自然につながり、反復するリズムの中で音がじわじわと形を変えていく。ベースは深く沈み、ドラムは乾いてタイト。Perryの手作業によるエフェクト処理が極端に施され、音が煙のように立ち上がるBlack Ark特有のサイケデリックな空気が漂う。宗教的高揚と幻覚的な混沌が同居しする魔術的ダブの真髄。

イタリア人アーティストOltrefuturoが、自身のルーツであるアドリア海にインスピレーションを得て制作した『Figure Del Flusso (Movimenti Adriatici)』。レフトフィールド志向と、チル、ダウンテンポの感覚が自然に結びつき、海辺の空気を電子音で描いたような柔らかいサウンドが広がる。シンセは水面の反射のように揺れ、リラックスしたパーカッションが心地よくリズムを刻む。アンビエントとダブの境界を漂うサウンドデザインにバレアリックな開放感とレフトフィールドの奇妙な陰影が同居し、トランシーな高揚とオーガニックな質感がゆっくりと流れの中で形を変えていく。海流のように穏やかで、しかし確かな推進力を持つ作品。
Dennis Bovellが手がけた匿名的プロジェクト4th Street Orchestraによる、1977年ロンドンのサウンドシステム文化をそのまま封じ込めたルーツ・レゲエ/ダブの重要作『Yuh Learn!』。ジャマイカの温度感を保ちながら、UK特有の乾いた質感と硬いリズムが重なり、街の空気感漂うリアルな音像が魅力。Bovellの精密なダブ処理は、エコーやディレイが絶妙に配置され、動く空間をつくり出す。参加メンバーには、Dennis BrownやAswadを支えたJohn Kpiaye、Rico Rodriguezとも共演したEddie “Tan Tan” Thorntonなど、UKレゲエの歴史を形づくった名手が多数参加。ホーンは温かく、リズム隊はタイトで、サウンドシステムの現場で鳴らすことを前提にした強度を持つ。社会的背景が滲む「The Grunwick Affair」に象徴されるように、当時の移民コミュニティの現実や労働争議の空気が音の奥に宿り、レゲエがコミュニティの声として機能していた時代の息遣いが感じられる。UKレゲエの深部を知るうえで欠かせない一枚。
The Pop Group、The Slits、New Age Steppersなどで知られるドラマーBruce Smithを中心に、初期On-U Soundの精鋭が集結したコレクティヴPlaygroup。その唯一作にして、ジャマイカン・ダブを英国流に再解釈し、ポストパンクの硬質さと産業的ノイズ感を混ぜ合わせた1982年の異形ダブ作品『Epic Sound Battles Chapter One』。Crucial Tony、Sean Oliver、Style Scott、Eskimo、Bonjo IといったCreation Rebel、African Head Charge、New Age Steppersの面々が参加し、On-U Soundのスタジオ魔術を背景に制御された混沌が立ち上がる。タイトで鋭く、複雑に絡む、立体的な音像。儀式的な雰囲気と暗いユーモアが全体に漂い、緊張感と遊び心が同居する独特の音像が魅的。Adrian Sherwoodが全面プロデュースの初期On-U Soundの精神を象徴する重要作であり、UKアンダーグラウンドの歴史的アーカイブとしても価値のある再発。
Barry Brownの黄金期ルーツ音源をまとめた決定盤『Can’t Stop Natty Dread』。プロデュースとアレンジはLinval Thompson、演奏はRoots Radics、ミックスはKing Tubby。Channel Oneの太いリズムとTubbyの深い残響処理が重なり、70年代末から80年代初頭のジャマイカ音楽が持つ力強い質感がそのまま息づいている。Barry Brownのヴォーカルは語りかけるような素朴さと芯の強さが共存し、社会的テーマの曲でも過度に重くならず、自然な説得力を保っている。Roots Radicsの演奏は、太いベースと乾いたドラムを軸に、ルーツレゲエの王道の鳴りを安定して支え、曲ごとに微妙なニュアンスの違いを生み出す。〈Thompson Sound〉の再発らしく、当時の空気を保ったままの質感で、黄金期の手触りがしっかりと残っている。
Linval Thompsonがプロデュースした黄金期ルーツ・レゲエを体系的にまとめたコンピレーション『Linval Thompson & Friends Vol.1』。Channel OneとKing Tubby’sの音源を軸に、Cedric “Congos” Myton、Horace Andy、Freddie McKay、Junior Delgado、King Kong、U Brownら、70年代後半から80年代初頭を代表するシンガー、DJを一枚に収めたもので、バックはSly & RobbieとRoots Radicsが担当。太いベースラインと乾いたドラムが、当時のジャマイカ音楽の力強い質感をそのまま支えている。Linvalのプロデュースは、リズムの芯を太く保ちながらヴォーカルの存在感を前に出すバランスが特徴で、各アーティストの個性が自然に立ち上がる。Horace Andy「River」や U Brown「Roots Is Roots」といった未発表音源も収録され、黄金期の空気が新たに発掘されたような新鮮さを添えている。Linval Thompsonのプロデューサーとしての重要性を再確認できる一枚。
1978年にリリースされたLinval Thompsonの代表作であり、Channel Oneで録音され、King Tubbyのスタジオでミックスされた、ジャマイカ音楽の黄金期を象徴するクラシック『I Love Marijuana』。Bunny Leeのもとでキャリアを始めたLinvalが、シンガーとしての存在感を確立した作品で、当時のトップ・ミュージシャンであるFamilyman Barrett、Robbie Shakespeare、Sly Dunbar、Chinna Smithらが参加し、ルーツレゲエの重心の低いグルーヴをしっかりと支えている。ヴォーカルは硬派なルーツの質感だけでなく、ラヴァーズ寄りの柔らかさも持ち合わせており、社会的テーマの曲と日常的な曲が自然に並ぶ構成が特徴。King Tubbyのミックスは過度に派手ではなく、必要な場面で空間を広げるような残響処理が施され、曲の流れに奥行きを与えている。ルーツからラヴァーズ、初期ダブの魅力をストレートに味わえるクラシック。
テルアビブ出身の音楽家Alek Leeによる、本人の抱えてきた感情をそのまま音に変換したような、非常にパーソナルなアルバム『Like A Flower』が、フランスの名門〈Antinote〉より登場。ダブ、バレアリック、トリップホップ、シンセ・ポップが彼独自の感性で自然に溶け合い、軽やかさと陰影が同時に存在する独特の世界。メロディカとゆったりしたビートが柔らかく揺れ、地中海の風を思わせるバレアリック感が広がる「Alright」。「Compensation」や「Like A Flower」では、乾いたビートと沈むベースが90年代ブリストルの影を落とし、ざらついた質感が心地よい。一方で「Change」や「Let The Sun Just Shine」では、80sシンセとギターが重なり、夜の都会の静けさを思わせるスモーキーなムードが漂う。Alek Leeの素朴な歌声は飾り気がなく、その弱さが曲に人間味を与えている。アナログ主体の制作で、メロディカ、生パーカッション、ギター、コーラスなど手触りのある音が随所に感じられるのも魅力。Alek Leeの内面を静かに照らし出す良質な一枚。
自身は〈Ampoule〉を主宰、14歳の頃から音楽を作り続けてきたグラスゴー出身のアンビエント/エレクトロニカ界の鬼才”Pub”。2000年にリリースのダブ・テクノ傑作曲「Summer」が待望の2026年リプレスです!
ライヴ・インプロヴィゼーションによるセッションから生まれた16分に及ぶ長尺作品で、静かにうねりながら変容を続ける音響空間は、IDM、アンビエント、ダブを有機的に結びつけた唯一無二の世界。名門〈Dubplates&Mastering〉でのマスタリング。20年の時を経ても色褪せることのない、IDM〜ダブ〜アンビエント愛好家必聴の一枚。
ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された5つのクラシック・ディスコミックスを公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第2弾『Disco Devil Vol. 2 (6 More Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977-8)』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期の12インチ・ロングミックスを収録し、ブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。「Reggae Music」の9分に及ぶディスコ・ジャムでは、太いベースと乾いたステップの上でヴォーカルとメロディカが霧のように拡散。「Words」ではナイヤビンギ的な高揚とルーツ・レゲエの静けさが同じ空間で重なる。「Vampire」はフェイズやフィルターが音像を歪ませるサイコアコースティックなダブ処理が際立ち、ブラック・アーク期の魔術が最も濃密に味わえるクラシック中のクラシック。
ブラック・アーク黄金期の1977〜79年に制作された5つのクラシック・ディスコミックスを公式にまとめた〈Studio 16〉の人気シリーズ第1弾『5 Classic Discomixes From The Black Ark Studio 1977–9』。Lee “Scratch” Perryが最も創造性と狂気を爆発させていた時期の12インチ・ロングミックスを収録し、ブラック・アークの魔術的サウンドをそのまま封じ込めた決定的コンピ。代表曲「Disco Devil」はMax Romeo「Chase the Devil」をベースに、Perry自身がヴォーカルとエフェクトを重ねた ブラック・アークを象徴するサイケデリック・ダブの金字塔。煙のように立ち上るエコー、ざらついた質感、湿度を帯びた残響が絡み合い、スタジオそのものが呼吸しているかのような独特の音響空間を生み出す。さらに、Junior Murvin「Roots Train」やLord Creator「Such Is Life」など、当時の12"ミックス文化を象徴する長尺ヴァージョンを収録。特に「Such Is Life」は 未発表だったフルレングス・ディスコミックスが初めて公式に復元された貴重音源。ブラック・アーク期の魔術が最も濃密に味わえるクラシック中のクラシック。
Mad Professorが80年代初期に開始した「Dub Me Crazy」シリーズの初期中核作品で、彼のスタジオAriwaのサウンドを確立した重要作『Dub Me Crazy 3: The African Connection 』。タイトル通りシリーズの中でも特にアフリカとの精神的、文化的つながりをテーマにしており、アフリカン・リズムやモチーフが随所に散りばめられている。Bernard Cumberbatch、Billy CrossらAriwa常連の演奏陣が参加した色彩豊かな仕上がりで、音の軸となるのは、Ariwaらしい太く沈むベースと、乾いたタッチのドラム。ディレイは短い反射を連続させるタイプで、リバーブは控えめ。空間を広げるよりも、機械的な反復や細かい揺れを強調するミックスが特徴的。そこにマリンバや軽いパーカッションのような明るい音色が差し込まれ、深い低域と対照的な質感をつくり出している。ミニマルな構造の中で、シンセの短いフレーズやエフェクトの変化が少しずつ表情を変え、手作業のダブ処理ならではの生々しさが感じられる。ルーツ調の温度と電子的な質感が自然に混ざる、80年代初期UKダブの魅力が詰まった一枚。
![Sheriff Lindo And The Hammer - Ten Dubs That Shook The World [2025 Edition] (LP)](http://meditations.jp/cdn/shop/files/a2800642370_10_{width}x.jpg?v=1754727952)
キング・タビーにエクスペリメンタル/インダストリアル成分を注入し発展させたDUBのためのDUBミュージック元祖、リンド保安官1988年名盤『世界を震撼させた十のダブ』2025年エディション。今回は新たに発掘されたPCM録音βカム・オリジナルマスターを用いた最新リマスター、CD版には 2005年初日本盤リリース時に好評だったボーナストラックを再び収録(※2013年版ボーナスとは異なります)。
オーストラリアの実験音楽アンサンブル、ループ・オーケストラの一員、アンソニー・メイハーがシェリフ・リンド(リンド保安官)の名で、セヴァードヘッズらの助けを借りて250枚制作した伝説的1stアルバム。レゲエ・マニアの度が過ぎたそのポストパンク実験精神はキング・タビーを飛び越え、デヴィッド・カニングガム、デヴィッド・トゥープらの英実験アヴァン勢、果てはインダストリアル・ミュージックの域をも侵蝕。1981年から1988年にかけ宅録された機材とテープの実験をまとめた『テン・ダブス...』は非ジャマイカン・ルーツ・ダブの金字塔であり、ジャマイカ由来の手法「DUB」が音楽ジャンルとして自律した以降のDUB作品の原型となる歴史的重要作です。『テン・ダブス...』を制作指揮したループ・オーケストラ主宰でオーストラリア・インディー要人ジョン・ ブレイズ(2011年逝去)、セヴァードヘッズ創設メンバーでループ・オーケストラ一員、リチャード・フィールディングス、そしてリンド保安官によるクロス解説は資料としても重要!
=作品仕様=
+ 12インチVINYL
+ 最新リマスター&高音質プレス
+ インサート付き
+ 英語・日本語解説掲載(2005年版・2013年度版と同内容)
+ シュリンク封入+ステッカー
TRACKS:
1. Dub House Of Horrors
2. ! (Dub)
3. Grossly Overweight Dub>
4. Fatal Dub
5. Dub Express
6. Dread-ging The River
7. And On The Seventh Day...Dub
8. Eastern Bloc

2000年代のベストセラーとなった新型ルーツロックレゲエ『Walatta』で一躍有名になったブレンダ・レイは、ポストパンク/ニューウェーヴ時代から活躍し た人で、リヴァプールやマンチェスターを拠点に、スリッツ、ポップグループ、ニューエイジステッパーズ(A. シャーウッドと交流があった)等と同じく、レゲエ/ダブ/ファンク/ロックのクロスオーヴァーの先端音楽をやっていた。彼女にはPOP なずば抜けたセンスがあり、80 年代半ばはソロとして英Virgin 等で作品を発表。かの『Walatta』はその「後」のブレンダのソロ・キャリア集成のようなアルバムであった。
本作『ドゥヤ・ヒア・ミー!(聞いてんの!?)』は『Walatta』以前の、初期の名作選集である。
収録曲はNaafi Sandwich / Naffi Sandwich または Naffi (ナッフィー)と名乗って活動したバンド時代の音源で、当時のリリースはもっぱらD.I.Yなカセットテープと7 インチ。彼らはライブ・バンドとして結成されたわけではなく、アイデアにまかせて作品を録音制作するユニットだった。
本コンピで聴けるのはもうひとつの『Walatta』の世界で、リズムや手法にジャマイカ音楽の影響が濃厚だが、「レゲエを演奏する気はなく、 “Dub-up”したかった(= ダブのヴァージョンをやりたかった)」という彼らの音としてのレゲエ・クロスオーヴァーを演奏する。
表題曲の「D'ya Hear Me!」はリズムボックスを使って4 トラのテレコで録ったD.I.Y 魂炸裂のPOP チューン。「Naffi Take Away」、「Krazee Music」などヘヴィーでキュートなレゲエ・クロスオーヴァー、ド・ディープでダークなルーツレゲエ風インスト「Spring Thing- Hippy Dread」、『Walatta』人気曲「Starlight」の原曲(!)「Moonbeams」、ヤング・マーブル・ジャイアンツ風の 「Everyday Just Another Dream」、未発表のオリジナル長尺版などなど。最後に今回彼女が“発掘” した「D'Ya Hear Me!」のデモを収録。ポストパンク/ネオアコ・ファンにも大推薦!!
限定グレイマーブル・カラーヴァイナル仕様。New Age Steppers"The New Age Steppers"と"Action Battlefield"、そしてCreation Rebel"Psychotic Jonkanoo"から選曲した曲をAdrian Sherwoodが再度ダブ・ミックスを施した1981年発表の名作が180g重量盤でヴァイナル再発!
レゲエ音楽史を代表するキーボーディスト、Jackie Mitooが、1979年に無名のレーベルだった〈Rite Sound inc.〉より発売したレアなアルバムが待望の再発。オリジナル盤はジャケットなしで販売されたものであり、ミステリアスな雰囲気が漂っていた逸品!ジャッキーの宇宙的なサイケデリアが発揮されたキーボード・サウンドが、天国のような浮遊感あるダブと絡み合うスリルは、言葉では言い表せない魅力を放っています。
オリジナルは1981年にリリースされたOn-U Sound主宰、Adrian Sherwoodプロデュースによる激ヤバコンピレーションがヴァイナル再発!タイトル通り、当時のサブカルチャーをほぼ網羅したパーティーミュージック詰め合わせで、ダブ、パンク、ニューウェーブ、エクスペリメンタル、アヴァンギャルドなど実に多様な音楽が彼の審美眼によって選ばれており、実に楽しい。ポストパンク的なヴォーカルが特徴的なダブ・アドベンチャー、London Underground”Dreams Are Better”、ドラッグまみれ確実なチキン・グラニーの その名も”Quit The Body “、神秘的なポストインダストリアルトリップとも言えるMothmen “Afghani Dub”などなど、聞き飽きるということがないです。どの曲も個性的でトリッピーなリズムがいいですね!Fully remastered、180g重量盤で500枚限定です、お見逃しなく!!

シカゴ音響派の中心にいた5人が、録音スタジオを楽器として扱いながら作り上げた1994年の革新的デビュー作『Tortoise』。 ミニマル、ジャズ、ダブ、エレクトロニカを溶かし込み、後にポストロックと呼ばれるジャンルの基礎を形作った名盤。メンバー全員がマルチ奏者として楽器を持ち替えながら、リズムと質感を中心に据えたアンサンブルを構築。Tortoiseがもともとベース2名と打楽器3名という珍しい編成で結成されたことからも分かるように、複数のベースが重層的な低音の地形をつくり、3人のドラマーがミニマルな反復とダブ的な空間処理で立体的なグルーヴを生み出す。ヴィブラフォンやパーカッションも加わり、後に開花するアフロビート志向はもとより、ジャマイカン・ダブやエチオ・ジャズの影響が強く感じられ、ヴォーカルやギターソロが無いとは思えない豊かな音像が広がる。ポストロックの原点にして、Tortoiseの美学がすでに完成していたことを示す決定的デビュー作。
