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John Cage, Apartment House - Number Piece (4CD BOX)
John Cage, Apartment House - Number Piece (4CD BOX)Another Timbre
¥8,119

これはまたしても激ヤバ物件が登場。ヴァンデルヴァイザー楽派ともリンクする現行コンテンポラリー系の一大聖地〈Another Timbre〉より、John Cageが80歳の誕生日を迎える晩年の5年間で作曲した名作品『ナンバー・ピース』を、Julius Eastman、Cornelius Cardew、Linda Catlin Smithなどを始めとした名作家の演奏でも知られる誉れ高きアンサンブルApartment Houseが再現した4CDボックスが到着!!!ほぼすべての作品が実に15年振りに録音されたものとのこと。大変素晴らしいタイトルでありながらも、これまで顧みられることのなかった作品へと光を当てた今期重要リリースとして強力レコメンド。Arvinda Grayによるオリジナル・アートワーク仕様。44ページにも及ぶ豪華ブックレットが付属。

Chico Mello / Helinho Brandão (LP)Chico Mello / Helinho Brandão (LP)
Chico Mello / Helinho Brandão (LP)Black Truffle
¥5,195

Dieter Schnebelに師事したブラジルの現代音楽家であり、1980年代後半からベルリンで活動、同郷のSilvia Ocougneとともに、90年代のArnold DreyblattのOrchestra of Excited Stringsで演奏していたChico Melloと、アルト・サックス奏者Helinho Brandãoによる1984年のセルフ・タイトル作品が、Oren Ambarchi主宰の豪州の前衛レーベル〈Black Truffle〉よりアナログ・リイシュー。〈Edition Wandelweiser〉の初期の、かなり異例のリリース『musica brasileira de(s)composta』にて、MPBの名曲の急進的で陽気な解体をプロデュースしていたChico Melloが、渡欧前に残した唯一の録音作。ソロ・サックスの即興演奏から、ミニマリズム、アコースティック・サウンド・アート、そしてEdu LoboやMilton Nascimentoを彷彿とさせる哀愁漂うメロディックな感性を結びつける、緻密にレイヤーされたアンサンブル作品まで多岐にわたる全6曲を収録。

Magnus Granberg & Skogen - The Willow Bends and So Do I (CD)
Magnus Granberg & Skogen - The Willow Bends and So Do I (CD)Another Timbre
¥2,483

Magnus Granberg が自身のアンサンブル Skogen とともに作り上げた、静かな音がゆっくりと重なり合い、ほどけ、また寄り添うことで生まれる揺らぎの風景を描いた作品『The Willow Bends and So Do I』。Skogen のアンサンブルは、明確な旋律やリズムを提示するのではなく、薄い音の層をそっと重ね、離れ、また戻しながら、音と音のあいだに生まれる微細な関係性を浮かび上がらせる。その動きは控えめなのに、微妙なズレや滲みが、時間の流れを静かに変えていく。風にしなる柳のように、柔らかく、控えめで、しかし確かな存在感を持つ音楽。聴くほどに少しずつ景色が変わっていく静謐な一枚。

Kory Reeder & Apartment House - Homestead (CD)
Kory Reeder & Apartment House - Homestead (CD)Another Timbre
¥2,483

Kory Reeder が長年探求してきた、静けさ、持続、微細な変化という美学を、Apartment House が繊細に実現した『Homestead』。音はほとんど動かず、語らず、ただ空間にそっと置かれる。そのわずかな揺らぎや間合いが、広い土地に吹く風のようにゆっくりと変化し、静けさそのものが風景のように立ち上がる。Reeder の抑制された書法と Apartment House の透明な演奏が重なり、フェルドマン以降の静謐なミニマリズムと、アメリカの土地が持つ開放感が同時に息づいている。音と空気が溶け合い、静けさの中に豊かな色彩が立ち上がる一枚。

Catherine Lamb -  Muto Infinitas (CD)
Catherine Lamb - Muto Infinitas (CD)Another Timbre
¥2,483

アメリカ出身の現代音楽作曲家で、微分音、持続音、音の重なりによる色彩的ハーモニーを探求する作風で知られるCatherine Lamb の、極めて静謐で深い没入感を持つ作品『muto infinitas』。音は明確な旋律やリズムを持たず、ゆっくりと重なり合いながら倍音が浮かび上がり、わずかな音程差が生む揺らぎが空間全体に広がっていく。Lamb 特有の精密なハーモニー設計と、音響空間を楽器の一部として扱う感覚が純度高く現れた本作は、ドローンやミニマリズムを超えて、音と空気の関係を探るかのよう。音の色彩、空間、倍音の揺らぎをじっくり味わい、メロディやリズムという概念を超えて、音が存在することそのものを聴くような音楽。

Horse Lords & Arnold Dreyblatt -  FRKWYS Vol. 18: Extended Field (LP)Horse Lords & Arnold Dreyblatt -  FRKWYS Vol. 18: Extended Field (LP)
Horse Lords & Arnold Dreyblatt - FRKWYS Vol. 18: Extended Field (LP)Rvng Intl.
¥3,439

アメリカのアヴァンロック・カルテットHorse Lordsと、ミニマル音楽の重鎮Arnold Dreyblattによる、〈RVNG Intl.〉の世代を超えた音楽家によるコラボレーションをテーマとしたFRKWYSシリーズ第18弾『FRKWYS Vol. 18: Extended Field』。Dreyblattが長年探求してきた純正律とHorse Lordsのポリリズミックで実験的な演奏スタイルが融合し、緻密でありながら身体的なグルーヴを持った作品となっており、金属製ダブルベースの弓奏、変則チューニングのギター、複雑なドラムパターンが交錯する。Dreyblattの緻密な音響とHorse Lordsのライブ感、ミニマリズムが持つ理論的な厳密さとアヴァンロックの肉体的強度、Horse Lordsの複雑なリズム構造とミニマリズムの反復美学という、ミニマリズムとアヴァンロックの新たな接点を提示しており、考えながら踊るような、知的でありながら感覚的にも深く響く一枚となっている。

Kelly Moran - Don't Trust Mirrors (LP)Kelly Moran - Don't Trust Mirrors (LP)
Kelly Moran - Don't Trust Mirrors (LP)WARP
¥4,558

クラシカルなピアノに、現代的・実験的なアプローチで挑み、現代音楽の旗手として不動の地位を築いてきたKelly Moran。2018年にはOneohtrix Point Neverのツアー・アンサンブルに参加し、FKA Twigsのライブでも活躍。クラシックの領域ではMargaret Leng Tanの作曲を手掛ける一方、Kelsey LuやYves Tumorといったアーティストとも共演してきた彼女が、最新作を〈Warp Records〉より発売!

自動演奏を取り入れた前作『Moves in the Field』に続く二部作を締めくくる本作は歪みや反射、そして自分自身を少しずつ取り戻していく緩やかな営みを探求する作品である。レーベルメイトであるBibioを迎えた本作の全10曲は、音のテクスチャーが屈折しながらきらめきを放ち、自己との再接続と集中へと向かう没入的な旅路を描き出している。

え

Jon Heilbron & Rebecca Lane - Jakob Ullmann Solo I / Solo IV (CD)
Jon Heilbron & Rebecca Lane - Jakob Ullmann Solo I / Solo IV (CD)Another Timbre
¥2,537

作曲家Jakob Ullmann の極限まで静かな音響を追求する美学を、コントラバスの Jon Heilbron とフルートの Rebecca Lane の精密な演奏によって鮮明に描き出した作品の『Solo I & Solo IV』。ほとんど聴こえないほどの微弱な音、息の流れ、弦のわずかな振動が、深い静寂の中でゆっくりと浮かび上がり、音が存在するという事実そのものを問いかけるように響く。Solo I では持続音の中に微細な音色の変化が生まれ、Solo IV では音の発生と消滅の境界が曖昧になり、深い静寂を感じさせる沈潜した世界が広がる。極めて精密な空間の扱いによって静寂の中の音を最大限に引き出した演奏もUllmann の美学を非常に繊細に再現している。

Terry Riley, John Tilbury - Keyboard Studies (CD)
Terry Riley, John Tilbury - Keyboard Studies (CD)Another Timbre
¥2,537
Gruppo di Improvvisazione Nuova ConsonanzaやMusica Elettronica Vivaとも並ぶ前衛音楽集団AMMにも参加した英国のピアニストであり、Oren AmbarchiやEvan Parker、Derek Baileyとも共演、偉才Cornelius Cardewとも関係の深い人物John Tilbury。当店でもおなじみのミニマル・ミュージック巨匠、Terry Rileyが残した著名作品の演奏を収めた要注目作『Keyboard Studies』が〈Another Timbre〉より到着。ライリーの代表作『In C』と並んで、最も多く演奏されてきた作品である「Keyboard Studies」の2篇と、67年作品の『Reed Streams』のB面収録曲である「Dorian Reeds」という3つの楽曲がTilburyの手によって解釈され、恐らく1980年代初頭にハンブルクで録音されたとされる魅惑的な未発表アーカイブ音源を収めたアルバムとなっています。
Masaya Ozaki & Kaito Nakahori - Mythologies (LP)Masaya Ozaki & Kaito Nakahori - Mythologies (LP)
Masaya Ozaki & Kaito Nakahori - Mythologies (LP)IIKKI
¥3,586

NY在住の音響作家 Masaya Ozaki と、現代音楽作曲家 Kaito Nakahori によるコラボレーション作品で、写真家 Erwan Morère の作品世界と呼応するように制作された、静謐で映画的なアンビエント音響作品『Mythologies』。ピアノ、弦、電子音、フィールドレコーディングが繊細に重なり合い、抽象的でありながら深い情緒を湛えた音の風景を描き出す。〈IIKKI〉の「写真 × 音楽」というコンセプトのもと、二人の異なるバックグラウンドが融合し、現代音楽的な緊張感と、風景のように広がる静けさが同居する独特の音響空間が生まれている。Taylor Deupree によるマスタリングがその透明感と奥行きを際立たせ、全8曲がひとつの物語のように流れていく完成度の高い一枚。

Violeta García - IN/OUT (LP)Violeta García - IN/OUT (LP)
Violeta García - IN/OUT (LP)Les Disques Bongo Joe
¥4,686

作曲家でありサウンド・アーティストでもあるヴィオレタ・ガルシアのソロ・チェロ・アルバム『IN / OUT』が〈Bongo Joe〉より登場!スイス、ジュネーブの地下貯水池で録音された本作は、その場所の自然な音響を作曲の不可欠な要素ととらえており、ガルシアが空間で演奏するだけでなく、空間そのものを演奏していると言える。彼女は、近くの壁や遠くの壁に反射する反響や残響に合わせてアプローチを変えながら、ミニマルな現代音楽、ダーク・アンビエント、実験的なノイズを融合させていく。ラ・モンテ・ヤング、エリアーヌ・ラディーグ、ユルク・フレイ、アルヴォ・ペルトといった作曲家からインスピレーションを得たというガルシアは、チェロの拡張奏法、微分音、オルタナティヴ・チューニングを駆使し、マルチ・チェロ・アンサンブルの深みと複雑さを感じさせる音の風景をつくりだしており、洞窟のような空間の共鳴と残響のなかで、それぞれの音が環境と有機的に相互作用しし、響くエコーや陰影のあるドローンのひとつひとつが、彼女のコンポジションの織物に注意深く組み込まれているように感じられる。深いハーモニーと没入感を伴う聴覚の世界へと誘う!

Arvo Pärt - Silentium (CD)Arvo Pärt - Silentium (CD)
Arvo Pärt - Silentium (CD)Mississippi Records
¥1,864

聖なるミニマリズム の先駆者、エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトのアルバムが〈Mississippi Records〉よりリリース!このアルバムには、ペルトの最も有名な協奏曲『タブラ・ラサ』の第2楽章である「サレンティウム」の未発表演奏を中心に4つの作品が収録されており、ボストンを拠点とする室内オーケストラ、ア・ファー・クライが演奏している。「サレンティウム」は1984年にECMからリリースされた最もよく知られたバージョンのほぼ半分の速度で、死にゆく人を癒す効果があることで知られ、緩和ケア施設でもよく使われるこの曲は(ある患者はこの曲を「天使の音楽」と呼んだことで有名)、半分の速度では息をのむほど美しく、まるで時間そのものが静止しているかのよう。他の収録作である「Vater Unser (Arr. for trombone & string ensemble)」、「アリヌシュカのための変奏曲」、「弦楽と打楽器のためのフラトレス」も美しく、充実した内容!

Marco Baldini - Untitled (CS)
Marco Baldini - Untitled (CS)The Trilogy Tapes
¥2,783

〈Another Timbre〉からリリースの、16世紀イタリアの作曲家の作品を再構成した作品『Vesperi』でも知られる現代音楽作曲家フィレンツェ出身の作曲家Marco Baldiniによる、彼自身の音楽的ルーツと美学を反映したミックステープ形式のコンセプチュアル・アルバム『Untitled』が〈The Trilogy Tapes〉より登場。本作は自身の作曲ではなく、影響を受けた音源を再構成したパーソナルな音響ジャーニーで、ジャンルを越えた音源が選ばれており、ドローン的な持続音、抽象的なテクスチャ、クラシカルな断片が交錯。静寂と音の間にある気配を捉えるような繊細な編集が印象的で、作曲活動とは異なり、Marco Baldiniの音楽的思考と感性を凝縮した聴くことの美学を提示する作品。

Mark Fell - Psychic Resynthesis (2LP)Mark Fell - Psychic Resynthesis (2LP)
Mark Fell - Psychic Resynthesis (2LP)Frozen Reeds
¥5,968

Mark FellがExplore Ensembleと共に制作したコンピュータによる構造とアコースティックの融合による緻密で抽象的な室内楽的音響作品『Psychic Resynthesis』が〈Frozen Reeds〉より登場。本作は、Mark Fellがアルゴリズムで生成した楽譜をアンサンブルが演奏するという実験的手法を採用しており、全10曲は「Combination #1〜#10」と題され、それぞれ異なる数値パターンで構成。電子音楽の思考法をアコースティック室内楽に転写する試みであり、その独自の構造によって、電子音響を用いずとも電子音楽的な設計思想が全編に貫かれた内容となっている。各曲は異なるリズムパターンや音の配置によって構成され、弦を弾く音や擦過音、沈黙も交えながら、録音空間の響きも音楽の一部として取り込んでいる。電子音楽特有の精緻なリズム構造に生楽器の持つ微妙なゆらぎやテクスチャが加わった、数学的な決定性と演奏家の柔軟性が拮抗する知的な音響探究!

Componium Ensemble - 8 Automated Works 八つの自動作曲作品集 (10"+DL)
Componium Ensemble - 8 Automated Works 八つの自動作曲作品集 (10"+DL)Em Records
¥3,520

Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの初リリース。紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させ、未来の音楽構想と美的基準を先取りするかのような驚くべきサイバーヒューマンミュージック作品集です。

本プロジェクトは、古代ギリシャのアルキメデスに始まり、9世紀バグダッドのバヌー・ムーサー兄弟によって発展した自動演奏楽器の長い歴史から着想を得ています。後者は水圧を利用し機械的に制御されたフルートと先見性のあるプロト MIDI 構造を持つパンチカード機構という、プログラム可能な自動演奏のコンセプトを初めて完成させていますが、この機械的な音楽制作は、千年後、筐体それ自体で自動作曲できる「コンポニウム」という機械音楽システムを発明したディートリッヒ・ニコラス・ウィンケルによって偶然性の原理を用いて拡張されました。ドーランは《コンポニウム・アンサンブル》でこの系譜をさらに発展させ、デジタル技術で膨大な数の仮想楽器を自動化し不確定性の要素を導入する機能を活用することで、人間の衝動や恣意の限界を超えた仮想演奏者という「新たな形態の出現」に扉を開いています。このサイバーヒューマン・ミュージックともいえる形態の先駆者であるノア・クレシェフスキーに捧げられた『八つの自動作曲作品集』は、プリペアドピアノ、ハープシコード、チェレスタ、バスクラリネット、フルート、チェロ、バリ島のティンクリックなど、多岐にわたる楽器を複数の仮想アンサンブルで演奏しています。一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。軽やかなタッチと洗練された旋律感覚は、ポップスファンとクラシック/コンテンポラリー音楽のリスナーの双方に響くことでしょう。音源はドーランの長年のコラボレーターであるジョー・ウィリアムズ(Motion Graphics、Lifted)がミキシングを行い、音楽を視覚面から解説するハイパーリアリスティック・アートは日本のビジュアルアーティスト/グラフィックデザイナ ー、吉澤風生(Kai Yoshizawa)が担当。10インチ・レコード/CD/デジタルのリリースで、CDエディションにはカール・ストーンによるリミックスがボーナストラックとして収録されます。

=作品仕様=
+ DLコード付き
+ シュリンク封入、ステッカー
+ 解説:スペンサー・ドーラン、英語・日本語併記

TRACKS:

A1. ブロック(三台のプリペアド・ピアノと室内アンサンブルのための)
A2. エフロレッセンス(三台のボウ・チェンバロ、二本のバス・クラリネット、フルートとチェロのための)
A3. オートマタ(チェレスタ、グロッケンシュピールとスプリングタンク・ギターのための)
A4. ロージン(四本のギター、五本のチェロ、クラリネット、オーボエとボウ・ピアノのための)

B1. ダイニーマ(フルート・アンサンブル、ピアノとティンクリックのための)
B2. インスタニテイション (三台のプリペアド・ピアノ、弦楽四重奏と金管アンサンブルのための)
B3. エア(三本のバスクラリネット、一本のトランペットとスティールドラムのための)
B4. カイト(弦楽四重奏とティンクリックのための)

Componium Ensemble - 8 Automated Works 八つの自動作曲作品集 (CD)Componium Ensemble - 8 Automated Works 八つの自動作曲作品集 (CD)
Componium Ensemble - 8 Automated Works 八つの自動作曲作品集 (CD)Em Records
¥2,750

Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの初リリース。紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させ、未来の音楽構想と美的基準を先取りするかのような驚くべきサイバーヒューマンミュージック作品集です。

本プロジェクトは、古代ギリシャのアルキメデスに始まり、9世紀バグダッドのバヌー・ムーサー兄弟によって発展した自動演奏楽器の長い歴史から着想を得ています。後者は水圧を利用し機械的に制御されたフルートと先見性のあるプロト MIDI 構造を持つパンチカード機構という、プログラム可能な自動演奏のコンセプトを初めて完成させていますが、この機械的な音楽制作は、千年後、筐体それ自体で自動作曲できる「コンポニウム」という機械音楽システムを発明したディートリッヒ・ニコラス・ウィンケルによって偶然性の原理を用いて拡張されました。ドーランは《コンポニウム・アンサンブル》でこの系譜をさらに発展させ、デジタル技術で膨大な数の仮想楽器を自動化し不確定性の要素を導入する機能を活用することで、人間の衝動や恣意の限界を超えた仮想演奏者という「新たな形態の出現」に扉を開いています。このサイバーヒューマン・ミュージックともいえる形態の先駆者であるノア・クレシェフスキーに捧げられた『八つの自動作曲作品集』は、プリペアドピアノ、ハープシコード、チェレスタ、バスクラリネット、フルート、チェロ、バリ島のティンクリックなど、多岐にわたる楽器を複数の仮想アンサンブルで演奏しています。一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。軽やかなタッチと洗練された旋律感覚は、ポップスファンとクラシック/コンテンポラリー音楽のリスナーの双方に響くことでしょう。音源はドーランの長年のコラボレーターであるジョー・ウィリアムズ(Motion Graphics、Lifted)がミキシングを行い、音楽を視覚面から解説するハイパーリアリスティック・アートは日本のビジュアルアーティスト/グラフィックデザイナ ー、吉澤風生(Kai Yoshizawa)が担当。10インチ・レコード/CD/デジタルのリリースで、CDエディションにはカール・ストーンによるリミックスがボーナストラックとして収録されます。

=作品仕様=
+ 通常ジュエルケース、帯
+ 8頁ブックレット
+ 解説:スペンサー・ドーラン、英語・日本語併記

TRACKS:

01. ブロック(三台のプリペアド・ピアノと室内アンサンブルのための)
02. エフロレッセンス(三台のボウ・チェンバロ、二本のバス・クラリネット、フルートとチェロのための)
03. オートマタ(チェレスタ、グロッケンシュピールとスプリングタンク・ギターのための)
04. ロージン(四本のギター、五本のチェロ、クラリネット、オーボエとボウ・ピアノのための)
05. ダイニーマ(フルート・アンサンブル、ピアノとティンクリックのための)
06. インスタニテイション (三台のプリペアド・ピアノ、弦楽四重奏と金管アンサンブルのための)
07. エア(三本のバスクラリネット、一本のトランペットとスティールドラムのための)
08. カイト(弦楽四重奏とティンクリックのための)

=CDボーナストラック=
09. ブロック(カール・ストーン Remix)

Richard Maxfield - Electronic Music (LP)
Richard Maxfield - Electronic Music (LP)PAROLE
¥3,391

実験音楽史における重要な一作であるリチャード・マックスフィールドの1969年作『Electronic Music』が〈PAROLE〉よりリイシュー!フルクサスに参加し、ラ・モンテ・ヤングやデヴィッド・チューダーらと深く関わっていた1960年代初頭に制作された電子音楽/ミュージック・コンクレート作品を収録しており、「Pastoral Symphony」は連続的な電子音によるサウンドスケープで、当時としては革新的な試み。「Bacchanale」では、ジャズや韓国民謡、スポークン・ワード、テリー・ジェニングスのサックスといった異種素材をコラージュ的にミックス。「Piano Concert for David Tudor」は、ピアノの内部奏法に加えてアンプリファイした金属音などが交錯し、アンダーグラウンドな緊張感を持っている。そして「Amazing Grace」では、異なるスピードのテープループを重ねることで、のちのスティーヴ・ライヒやテリー・ライリーを先取りしたようなミニマル的手法を見せている。60年代の電子音楽の可能性を大きく広げ、ミニマリズムや現代音楽の源流にも連なるこの作品は、今なお刺激的な響きを持っている。アナログ盤でこそ際立つヴィンテージ機材や手作業的コラージュの質感がたまりませんね!

高田みどり - You Who Are Leaving To Nirvana (LP)高田みどり - You Who Are Leaving To Nirvana (LP)
高田みどり - You Who Are Leaving To Nirvana (LP)We Release Whatever The Fuck We Want
¥4,837

この人の作品の新たな入門盤といっても過言ではないでしょう。今年度最高クラスの一枚!国産ミニマル/アンビエント金字塔的傑作『鏡の向こう側』でもお馴染み、もはや説明不要、初期の久石譲プロデュース仕事でも知られるMkwaju Ensembleにも参加、近年のニューエイジ・リバイバルを通じて吉村弘や芦川聡らと並ぶ不動の人気を獲得した作曲家、打楽器奏者である高田みどり(1951-)。自身の『鏡の向こう側』を掘り起こし、世界的人気作品へと押し上げた縁深いレーベルである〈WRWTFWW Records〉より、実に23年ぶりとなる最新ソロ・アルバムをリリース。

ベルリン・ラジオ・シンフォニーのソリストとしてデビュー後、1980年代に入りアフリカやアジア各国を巡り伝統音楽の探求を開始。ガーナ、ブルキナファソ、セネガル、韓国、等の音楽家とセッションを重ね(日本では佐藤允彦や演出家である鈴木忠志とも)、音と人体との一貫性というインデグラルなコンセプトを基に、アフリカの動的な音楽性とアジアの静的なスピリットを統合し、精神性を伴った独自の音楽性を確立。

2019年にロンドンの〈The Premises Studio〉と東京で録音。高田氏の監修した高野山真言宗の僧侶らによる般若心経や声明、御詠歌などの詠唱と、自身のパーカッションやマリンバによる音楽がコラボレーションを果たした、次元そのものが違うほどに凄まじいディープ瞑想ドローン大傑作!スイスの〈ジュネーブ民族学博物館〉に原盤が所蔵されているこの仏教唱歌の聖典へと新たな命を吹き込んだ破格のアルバムとなっています。今年度に発表されたサウンドアートものとしてはまさに随一の出来。アルバム・ジャケットには、彫刻家・舟越桂によるアートワークが起用。これはあらゆる音楽好きへ問答無用でMUST!!!!!!!!!!!!!!!!

Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Recordings from the Åland Islands  (IA11 Edition) (LP)Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Recordings from the Åland Islands  (IA11 Edition) (LP)
Jeremiah Chiu & Marta Sofia Honer - Recordings from the Åland Islands (IA11 Edition) (LP)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥3,964

レーベル設立11周年を記念して〈INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY〉の初期カタログから重要な作品を新たな装丁で再リリースする特別な再発シリーズ「IA11 Edition」として2022年発表の傑作盤が再登場。Brian Eno、坂本龍一、Terry Riley、Jon Hassellが好きな方にも激激レコメンド!コミュニティ・オーガナイザー、グラフィック・デザイナー、シンセシスト、教師といった多彩な顔を持つLAのアーティスト= Jeremiah Chiu、そして、同地のバイオリニスト、Marta Sofia Honerの2名による待望の初コラボ・アルバムが、シカゴの現代ジャズ一大聖地〈International Anthem〉から登場です!Chiuの繰るモジュラー・シンセとHonerのヴィオラの即興演奏が、バルト海のオーランド諸島で録音されたフィルレコ素材と折り重なり、美しくきらびやかでピースフルなサウンドスケープが大いに生まれた傑作アルバム!憂いと影と静かに揺れる、深遠なアンビエント・ジャズ。

Jameszoo, Asko|Schonberg - Music for 17 Musicians (LP)Jameszoo, Asko|Schonberg - Music for 17 Musicians (LP)
Jameszoo, Asko|Schonberg - Music for 17 Musicians (LP)Brainfeeder
¥5,202

エレクトロニック・ ミュージックとジャズをブレンドし、独自の作品を生み出し続ける異能、Jameszoo。Flyig Lotus率いる〈Brainfeeder〉より発売される本作『Music for 17 Musicians』はオランダのコンテンポラリー・アンサンブル、Asko_Schonbergとのコラボレーション・アルバムとなっている。タイトルは、スティーヴ・ライヒが1978年にECMからリリースした名作「Music for 18 Musicians」に因んだものとなっている。

本作は、“音楽から作曲者や演奏者の存在を切り離す”という大胆な問いかけから始まった。その鍵を握るのは、自動演奏ピアノだった。MIDIとアルゴリズムを駆使し、MarkovモデルやLSTMによって設計されたルールに基づいて、まるで人間の即興演奏のように“自律的”な判断で音を紡ぎ出した。これは単なるテクノロジーの実験ではなく、Kit Downes、Matthew Bourne、Niels Broosといった個性派ミュージシャンの演奏データをもとに生まれた音楽であり、知的でありながら情感豊かな感覚を併せ持っている。Jameszoo自身のバンドメンバーやHIIITのパーカッショニストFrank Wienkらも参加し、電子音と生音が自在に交差する多層的なサウンドスケープを創出している。

『Blind』(2022年)で提示されたテーマを発展させながら、より開かれた音楽体験へと昇華させた本作は実験音楽、現代音楽、ジャズ、エレクトロニカの垣根を越えて響く“未来のアンサンブル作品”となっている。

Disiniblud - Disiniblud (Carnelian Orange Vinyl LP)Disiniblud - Disiniblud (Carnelian Orange Vinyl LP)
Disiniblud - Disiniblud (Carnelian Orange Vinyl LP)Smugglers Way
¥4,715

Tujiko Noriko (ツジコ・ノリコ)やJulianna Barwick参加!OPNも作品を残す〈NNA Tapes〉からの作品『Heaven Come Crashing』がPitchforkのBest New Music獲得、さらにはThe New York Times、Stereogum、Fader、GQといったメディアの年間ベストにも選出されて大きな話題を呼んだ作曲家/プロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリストのRachika Nayarとチェロ、ピアノ、クラリネット、フルートなどを操る注目の逸材Nina Keithによるコラボレーション・プロジェクト、Disinibludがデビュー・アルバムを名門〈Domino〉傘下の〈Smugglers Way〉よりリリース!

Ninaはこの作品を、"自分とRachikaの若い頃の自分がかばんに荷物を詰め、手をつないで一緒に感傷と驚嘆の世界に逃げ込んで、ポスト・ロック、グリッチなインディー・エレクトロニカ、ネオ・クラシック、ポップといったジャンルを融合して、予期せぬ音楽を作り出したような感じだ"と話す。

また、本作には、Tujiko Noriko(ツジコノリコ)、Julianna Barwick、Cassandra Croft、ASPIDISTRAFLY、Katie Dey、June McDoom、Willy Siegel(Ponytail)らがゲスト参加している。

先行シングル「Blue Rags, Raging Wind (ft. Amigone)」はミニマルな鉄琴がユーフォリックに鳴り響く中、IDM/エレクトロニカ由来のビートや豊かなメロディと歌声がエモーショナルに展開していく必聴曲!

Gianni Marchetti - Solstitium (LP)
Gianni Marchetti - Solstitium (LP)DIALOGO
¥4,583

イタリア産ライブラリー音楽屈指の入手困難盤がついに正規リイシュー。RCA傘下の「Original Cast」レーベルからプロモーション用にのみ制作されたオリジナルは極少数しか流通せず、長年コレクター垂涎の的となってきた1枚。ジャズ、サイケ、アンビエント、ラウンジが絶妙に溶け合うサウンドは、完全にライブラリー用途を超えた“作品集”として成立している。同レーベルが手がけたMorricone、Nicolai、Piccioniらによるシネマティックな作品群と比較しても、より抽象的かつ内省的なサウンドが印象的で、深い余韻を残すアンビエント調の曲から、緻密なビートが印象的なジャズ・ファンクまで、多彩な楽曲群は、現代のビートメイカーやDJたちにも高く評価されている。オリジナルパッケージを忠実に再現、全曲リマスター済で安心の再発!

Gianni Marchetti - Equinox (LP)
Gianni Marchetti - Equinox (LP)DIALOGO
¥4,583

Gianni Marchettiが1977年に制作した幻のアルバム『Equinox』が、リマスターされ限定300枚で〈DIALOGO〉より再発!!RCAの「Original Cast」シリーズから当時プロモ盤のみで極少数流通した本作は、長年にわたりレコード・ディガーやサンプリング・アーティストにとって国宝級の物件とされていた。感情の起伏を繊細に描きながらも、実験的で挑戦的な要素を兼ね備えた作品。広がりのあるダイナミックなサウンドは、まるで幻の映画のサウンドトラックのように聴こえ、リスナーを没入させる。RCAの「Original Cast」シリーズは、Bruno NicolaiやEnnio Morricone、Piero Piccioni、Franco Micalizziといった伝説的作曲家たちの作品を世に送り出し、'60から'80のイタリア音楽界で最も価値の高いカタログを形成したが、その中でも特に傑出した 伝説のライブラリー・ミュージック!!

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Giovanni Di Domenico & Rutger Zuydervelt - Painting A Picture / Picture A Painting (LP)Giovanni Di Domenico & Rutger Zuydervelt - Painting A Picture / Picture A Painting (LP)
Giovanni Di Domenico & Rutger Zuydervelt - Painting A Picture / Picture A Painting (LP)Moving Furniture Records
¥5,264

ベルギー拠点の鍵盤奏者Giovanni Di Domenicoとオランダの音響作家Rutger Zuyderveltによる静かな対話『Painting A Picture / Picture A Painting』が〈Moving Furniture Records〉より登場。本作は、Di Domenicoが自身のピアノ/ローズの一発録り録音に「きっとあなたの音と合うと思う」というメッセージを添えてZuyderveltに送ったことから始まる音による往復書簡のような一枚。アルバムには長尺の2曲を収録しており、一方は、Giovanniの鍵盤演奏をもとにRutgerが加工・音響構築を加えていく。他方は、Rutgerが前曲の素材を変奏・再構築した土台を先に作り、それにGiovanniが応答するかたちで鍵盤を重ねるという、どちらも片方の楽曲がもう片方の素材となる反響し合うような制作プロセスを踏んでいる。静かにさざめく音響と即興的な音の連なりは、時間の中に滲む絵筆の跡のように流れていく。作曲と非作曲の境界線をぼかす、静かに深く響く一作。

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