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Joseph Shabason  - Welcome to Hell (LP)
Joseph Shabason - Welcome to Hell (LP)Western Vinyl
¥3,374

1月中旬再入荷(12月下旬分は完売しました)。地獄ってどんな感じ?? 現行アンビエント・ジャズの重鎮ことカナダのJoseph Shabasonによる最新作『Welcome to Hell』が〈Western Vinyl〉よりアナログ・リリース。Toy Machineによる1996年のスケート・ビデオ・ドキュメンタリー『Welcome to Hell』にインスパイアされたコンセプト・アルバム!Sam Gendel作品にも顔を出している盟友Phil MelansonやThom Gillらがサポートした豪華編成で贈る2023年度ニュー・アルバム。Jon Hassellの第四世界のムードとファンキーなダンス・サウンドが溶け合う、プログレッシヴなアンビエント・フュージョン傑作に仕上がっています。

William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection “ (CD)William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection “ (CD)
William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection “ (CD)Temporary Residence Limited
¥1,864
John CageやSteve Reich、Brian Enoといった前衛的なヒーローたちの命脈やテープ・ミュージックの伝統を継承し、イージーリスニング〜ファッショナブルになるずっと前のミューザックまであらゆるものをサンプリング、スロウでメランコリックな倍音を通じてスクリュー・ミュージックやヴェイパーウェイヴさえも予言してきたパイオニアにして、アンビエント史に名を残すであろうNYの伝説的ドローン作家、William Basinski、そして、〈Room40〉や〈12k〉〈LINE〉といった名門レーベルに在籍するアンビエント/実験作家Janek Schaeferによる8年もの時を費やした2022年度共作『... on reflection』が登場。「時間や空間に捉われないアート作品」として制作された1枚であり、2014年から2022年にかけてロサンゼルスとロンドンの間で制作が行われてきた意欲的なアルバム!現代のポスト・クラシカル〜アンビエントの一大聖地である〈Temporary Residence Ltd.〉からのタイトルとしてふさわしい静謐にして計り知れない美しさを秘めた作品となっています。
Claire Rousay - everything perfect is already here (LP)Claire Rousay - everything perfect is already here (LP)
Claire Rousay - everything perfect is already here (LP)Shelter Press
¥3,374

1月中旬再入荷。現行エクスペリメンタル最重要角による今年度新作!Felicia Atkinsonら率いるフランスの実験系一大名門レーベルこと〈Shelter Press〉からは、テキサス・サンアントニオの女性ミュージシャンであり、対象物とその潜在的な音を用いて、クィアネス、人間関係、自己認識を探求する昨今大人気のClaire Rousayのニュー・アルバムが登場。〈American Dreams〉からの21年傑作『A Softer Focus』が大ヒットを飛ばした鬼才による今年度初ソロ作がこちらです。Alex Cunningham (violin)、mari maurice (electronics and violin)、Marilu Donovan (harp)、Theodore Cale Schafer (piano)といった豪華面々をフィーチャリングした意欲的な一枚。幻想とあちら側との境目を漂いっぱなしな暖かさ。まるで、Mary Lattimoreから吉村弘、Machinefabriek、Julianna Barwickのミッシング・リンクの如し、ラジカルかつ静謐なアンビエント・ミュージック。明証Stephan Mathieuがマスタリングを担当。限定300部。傑作盤!

Heith - Escape Lounge (LP)Heith - Escape Lounge (LP)
Heith - Escape Lounge (LP)PAN
¥3,497
James Kらも参加!Puce MaryやWeightausendといったポストインダストリアル尖鋭ともコラボレーションしてきた伊地下シーンの影の重要人物。〈Hundebiss〉と並び、同国のエクスペリメンタル界隈屈指にサグで反骨のグルーヴ漂う尖端的な音楽の数々を擁する名門〈Haunter Records〉主宰のHeithが、ベルリンのクラブシーン最大の聖地〈PAN〉より最新作『Escape Lounge』をアナウンス!実験的電子音響と霊的なサウンドスケープが交錯する、Heithによる異世界的ドリフト。倍音の霞が立ちのぼり、アンビエント、ミニマル、フォークロアの断片が液状化するように溶け合っていく。打楽器の残響が儀式の記憶を呼び起こし、空間そのものが息づくような没入感です。
upsammy - Germ in a Population of Buildings (LP)upsammy - Germ in a Population of Buildings (LP)
upsammy - Germ in a Population of Buildings (LP)PAN
¥3,983
〈Nous'klaer Audio〉や〈Dekmantel〉、〈Whities〉などから先鋭的な作品を放ってきたアムステルダム拠点のアンビエント・テクノ/エレクトロニック・プロデューサーUpsammyが2023年にベルリンの実験的なシーンの中核である〈PAN〉からデジタル・リリースしたアルバム『Germ In A Population Of Buildings』が初アナログ化。彼女独自のサウンドスケープが有機的に展開されるアンビエント・エレクトロニック作品!名匠Rashad Beckerによるマスタリングというお墨付きです。
Joanna Brouk - Hearing Music (2CD)
Joanna Brouk - Hearing Music (2CD)Numero Group
¥2,497

ニューエイジに音の輝きがみちて、アンビエントに心やすらぐ、正真正銘のヒーリングミュージック。Robert AshleyやTerry Rileyのもとで学んだという電子音楽史の知られざる女性作家、Joanna Broukのコンピレーション盤が初登場!

自身を作曲家というよりも周波数であると考え、自然の環境から精神の世界を深め、Maggi Payne (Root Strata, Lovely Music) やBill Maraldoといった名うての演奏家たちの協力をえつつ、今日でいう"アンビエント"な音楽をつくっていったそう。その音はイルカが泳げば花々が咲き乱れ、沈みゆく夕陽にいつのまにか心うばわれ、しかし宇宙や自然の険しさもあわせ持ったような、素敵におどろく時間ばかり...
最初にカセットを発表したのは81年の事で、今作はそのレアになってしまった作品の数々からの抜粋や、未発表曲をふんだんに盛り込んだという構成です。この作家の音楽観を知るだけでなく、電子音楽に入りこんだ1人の女性がなにを想い、どのような道筋で自分の頭のなかを音楽に託していったのか、電子音楽史のほかになくユニークな試みとその結果が記録されたという点でもおもしろい1枚です。

The Cosmic Tones Research Trio (CD)The Cosmic Tones Research Trio (CD)
The Cosmic Tones Research Trio (CD)Mississippi Records
¥1,864

限定100部のCD版。前作『All Is Sound』は弊店でも大ヒット!ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioによる2作目のアルバムが登場!前作で打ち出された静けさ、空間性、ロングトーンの美学を引き継ぎつつ、さらにリズム的な力強さと肉体性が加わっており、表面的には癒しやメディテーショナルな穏やかな音楽に聴こえるが、じっくり耳を澄ませると、ルーツ音楽やスピリチュアル・ジャズの語法が下地にしっかり息づいているのがわかる。編成は、チェロ、サックス、ピアノ、フルートというアコースティックな楽器群で、即興を中心に据えながらも、それぞれの音は丁寧に間を取り、余白や沈黙までも音楽として活かすようなアンサンブルになっている。祈りや対話の気配がありつつ、ときにはゴスペル的な魂のこもったメロディが立ち現れ、またある瞬間にはブルースの深みを思わせるしみじみとしたトーンも顔を出す。精神性と有機的なグルーヴやうねりを両立する、心の静寂を求める人にも、深い音楽的な探究を求める人にも響く傑作。

Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)
Sister Irene O'Connor - Fire of God's Love (CD)Freedom To Spend
¥2,264

1月中旬再入荷。オリジナルは1973年リリースの、修道女Sister Irene O'Connorによる自主制作作品として長らくカルト的評価を得てきた伝説的アルバム『Fire of God’s Love』。オコナーはフランシスカン・ミッショナリーズ・オブ・メアリー修道会に所属するカトリック修道女で、教育や奉仕の傍ら音楽活動に携わってきた。1960年代にはシンガポールでギターを手にし、子どもたちと歌う中で作曲を始め、70年代に入り、同じ修道女で録音技師でもあったシスター・マリミル・ロブレガットとともにシドニーのカトリック放送局のスタジオでこのアルバムを制作。オルガン、ピアノ、アコースティックギターを主体に、チープなリズムボックスやベースペダル、そして大量のリヴァーブを駆使し、オコナーはソプラノで英語・ラテン語・マレー語の詞を歌い、同時にオルガンの全パートを演奏している。マリミルの技術と感性による録音・ミキシングは、清らかでありながら異世界的。霊的で恍惚感のある響きとなっている。歌詞のテーマは「慈悲」「光」「救済」といった聖書的題材に根差していながらも、音楽的には形式的な讃美歌ではなく、フォークや当時のサイケデリック、さらには早すぎたシンセポップを思わせる響きを含んでいるようで、モンド、電子音楽、カルト・アンビエント、フィメール・フォークなど多様な文脈で語られる稀有な作品となっている。修道院という閉ざされた環境から生まれながらも、時代もジャンルも超えてリスナーを魅了し続ける奇跡の一枚であり、無二のスピリチュアル・ポップ/サイケデリック・フォークの古典。長らく入手困難だったが、〈Freedom To Spend〉によってリマスターが施され、公式に復刻。詳細なライナーノーツと歌詞を収めたブックレットも付属した価値ある再発。

Space Afrika - Honest Labour (Ruby Wine Vinyl LP+DL)Space Afrika - Honest Labour (Ruby Wine Vinyl LP+DL)
Space Afrika - Honest Labour (Ruby Wine Vinyl LP+DL)Dais Records
¥3,374

ジョージ・フロイドの殺害事件を受けた世界的な反レイシスト抗議運動に刺激され、イギリスの人種差別に対する資金調達を目的として2020年に発表したミックステープ作品『hybtwibt?』が、PitchforkやBandcampでも「2020年のベスト・アンビエント・アルバム」の一つとしても取り上げられていた名ユニットの2021年人気作!!〈Where To Now?〉や〈Alter〉〈Sferic〉といった各地の尖鋭的なレーベルにも顔を出してきた英国・マンチェスター拠点の要注目エクスペリメンタル・デュオであり、Joshua Inyang & Joshua Tarelleからなる"Space Afrika"が名門〈Dais〉からニュー・アルバムをアナログ・リリース!ガラージ、ジャングル、グライム、ドリーム・ポップまでもパルスやパッドのきらびやかな軌跡の中へと液化させ、Dean Blunt、DJ Spooky、Cocteau Twins、Kleinの音楽までをも蝋燭のような物語へと煮詰めたような大作!!!

Coil - Time Machines (CD)Coil - Time Machines (CD)
Coil - Time Machines (CD)DAIS Records
¥1,864

1月中旬再入荷。Psychic TVやThrobbing Gristleでの活動も知られるPeter 'Sleazy' ChristophersonとJohn Balanceが率いたカルト・インダストリアル/エレクトロニック・ユニット、Coil。そのメンバーDrew McDowallが単独で録音した粗いデモ・テープを、バンドメイトのJohn BalanceとPeter Christophersonが完成させた、最小限のポスト・プロダクションで録音された4編のドローンを収めた傑作『Time Machines』が〈Dais Records〉よりアナログ再発。チベットやその他の宗教の儀式音楽からインスピレーションされ、音楽に没入して瞑想したり、トランス状態になることを目的とした、まさに時間を溶かすような深遠で幻覚的な長編ドローンの史上に残る傑作アルバム。

Godspeed You! Black Emperor  - NO TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28,340 DEAD (2LP)Godspeed You! Black Emperor  - NO TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28,340 DEAD (2LP)
Godspeed You! Black Emperor - NO TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28,340 DEAD (2LP)Constellation
¥4,978

1月中旬再入荷。world's end girlfriendの昨年作に惹かれた方にも!!!戦争犯罪、見て見ないふり、深い愛と嘆き。イスラエルとパレスチナの紛争を明確に示唆した、今年度最重要クラスの大傑作!ケベック・モントリオールで結成されたポスト・ロック・シーンを代表する屈指のバンド、Godspeed You Black Emperor!による8枚目となる”タイトル無し”の最新スタジオ・アルバムが〈Constellation〉から重量盤2枚組LPで登場!

7038634357 - Neo Seven (LP)7038634357 - Neo Seven (LP)
7038634357 - Neo Seven (LP)Blank Forms Editions
¥3,862
〈Genome6.66Mbp〉や〈Unseelie〉といったDeconstructed Club系の重要レーベルからポスト・クラブ以降のアンビエント/プログレッシヴ・エレクトロニック・サウンドを生み出していた米国・アーリントン拠点のアーティスト、”7038634357”による恐らく7枚目となる最新アルバム『Neo Seven』がブルックリンの名門〈Blank Forms Editions〉よりアナログ・リリース。主にこれまでは小ロットのCD-Rでセルフ・リリースされ、親密な環境で演奏されてきたものであり、本作は初のレコード作品。アルバムに収録された7つのトラックは、サウンドスケープ、歌、静寂の間で絶えず形成と変形を繰り返しながら、互いに出入りしています。Stephan Mathieuによるマスタリング仕様。180g重量盤仕様。
Mariolina Zitta - Concert For Bats, Voices And Natural Sounds (LP)Mariolina Zitta - Concert For Bats, Voices And Natural Sounds (LP)
Mariolina Zitta - Concert For Bats, Voices And Natural Sounds (LP)Black Sweat Records
¥4,281

イタリアの音楽家で洞穴学者でもあるMariolina Zittaによる、洞窟内で録音された神秘的なリチュアル・サウンドスケープ作品『Concert For Bats, Voices And Natural Sounds』。コウモリの鳴き声を特殊センサーで収録し、自然音と融合。使用楽器は石、鍾乳石、丸太、骨笛、チベタンベル、マウスボウ、ディジュリドゥなど、原始的かつ儀式的なものばかり。洞窟内の水滴音、足音、川のせせらぎなども取り入れ、自然環境そのものを楽器化。声のオーバートーンや洞窟の儀式的な響きが加わり、神秘的で没入感のあるサウンドスケープを形作っている。洞窟と、夜の神秘を象徴するコウモリを讃える儀式的作品。

Walter Maioli - Caverne Sonore (LP)Walter Maioli - Caverne Sonore (LP)
Walter Maioli - Caverne Sonore (LP)Black Sweat Records
¥3,995

Tomoko SavegeやRos Bandtなどのファンにもお薦めな地質学と旧石器時代のポリフォニー!〈Black Sweat〉や〈Die Schachtel〉〈Soave〉〈Archeo Recordings〉といった自国レーベルを中心とした発掘作業により10年代中盤から後半にかけて再評価が進展したイタリアの地下/前衛音楽。その命脈の中心部に位置し、Aktuala、Art Of Primitive Sound、Futuro Antico、Gruppo Afro Mediterraneoといったイタリアの名だたる名グループで活躍した孤高のフルート奏者、Walter Maioliが1985年から2002年にかけて残した録音物を収めたアルバム『Caverne Sonore』が、〈Black Sweat〉と〈Holidays Records〉の共同でアナログ&CDリリース。巨大な地底湖での水の滴りや鍾乳石、石灰岩といった天然の音響空間と対話する、オルガン、グロッケンシュピール、木琴、石のマリンバなどの演奏による「地球の中心への旅」ともいうべき壮大な作品。

Valby Vokalgruppe - Solids For Voices (LP)
Valby Vokalgruppe - Solids For Voices (LP)Hands In The Dark
¥4,257

デンマークの声楽集団Valby Vokalgruppeによる、電子機器を使わず声だけでリズムと構造を探求する実験的作品『Solids For Voices』。声を旋律ではなく素材として扱うアプローチで、ポリリズムや反復構造を用いてミニマルトランスな瞑想的音響空間を構築。紀元前128年の古代ギリシャの賛歌を再構築した楽曲も収録した、神聖な雰囲気漂う声の幾何学で、柔らかな不協和音と直感的な構造が深い集中へと誘う。声という最も原初的な音を用いて、静寂と響きの間にある間を丁寧に編み上げた、知的かつ感覚的な音響!

Mike Majkowski - Invisible (LP)
Mike Majkowski - Invisible (LP)Hands In The Dark
¥4,398

オーストラリア出身の作曲家/コントラバス奏者Mike Majkowskiによる、アンビエント・ダブとエレクトロニカの境界に没入するミニマル作品『Invisible』。ループと質感に焦点を当てた構成で、旋律よりも空間と存在感を重視。見えない存在をテーマとして、物理的な存在を超えた音の気配を描き出す。アンビエント・ダブの深みと、ミニマルな反復の美学が融合、ダウンテンポで瞑想的な音響が、時間と空間の感覚を曖昧にしてゆく。感情を抑えた静かな語り口が、聴く者の内面に静かに浸透し、音の粒子が空間に漂うような深い聴取へと誘う、静謐で詩的なアルバム。

Aphex Twin - Collapse EP (12"+Obi)Aphex Twin - Collapse EP (12"+Obi)
Aphex Twin - Collapse EP (12"+Obi)WARP
¥4,479

(数量限定/日本語帯付き/解説書封入)復活作『Syro』の発表以降、EP作品2枚のリリースやAFX名義の再起動作など完全復活を遂げたエイフェックス・ツインによる2018年リリース作。リード曲「T69 Collapse」は錯乱寸前のような超高速ビートと鮮烈なメロディが炸裂し、ビジュアル・アーティスト、ウィアードコアによる幻覚的な映像とともに世界を震撼させた。全編にわたり音響の複雑さとリズムの緻密さはかつてない領域に達しており、混沌と官能、暴力性と美しさが紙一重で同居する。エイフェックス・ツインが“現在進行形の鬼才”であることを証明し、IDMの未来をさらに切り拓いた決定的作品!

菅谷昌弘 - 海の動物園 (LP)
菅谷昌弘 - 海の動物園 (LP)P-Vine
¥4,620

★初回完全限定生産★帯付き グラミー賞にもノミネートされたUSのレーベル"Light In The Attic"による日本のアンビエントコンピ『Kankyo Ongaku』への楽曲収録など近年海外からの評価も著しい作曲家"菅谷昌弘"が、当時所属していた舞台芸術集団”パパ・タラフマラ”によるステージ・パフォーマンスのために制作した舞台音楽『海の動物園』(1988年)が世界初リイシュー&初LP化!

三枝成彰、湯浅譲二、松村禎三といった錚々たる作曲家に師事、NHK教育テレビ『中学生日記』の劇伴制作やギター・デュオ"ゴンチチ"の作品にもアレンジャーとして参加するなど80年代初頭から作曲家として活躍している菅谷昌弘。1987年から作曲家として在籍した舞台芸術集団“パパ・タラフマラ”のステージ・パフォーマンス『海の動物園』のために制作し当時はCDフォーマットのみでリリースされていた本作は、収録曲がUSのレーベル"Light In The Attic"によるグラミー賞にもノミネートされた日本のニューエイジ/アンビエントコンピレーション『Kankyo Ongaku』や、吉村弘、イノヤマランドといった日本を代表するアンビエント作家の再発を行う同じくUSの"Empire of Signs"から編集盤『Horizon Vol.1』がリリースされるなど単曲での再発はされていますが、アルバムとしての再発は世界初、そしてLPフォーマットとしては初のリリース!『Kankyo Ongaku』に収録された繊細なタッチのピアノと柔らかな電子音が入り混じる「海の砂粒」(M2)や、『Horizon Vol.1』収録のミニマルに織り重なるソフトなシーケンスで浮遊感に満ち溢れた「世界の果てまで」(M7)など、サンプラー、シンセサイザーといったデジタル機器を駆使しながらもオーガニックで暖かみのあるサウンドを聴かせており、近年世界的に再評価されているジャパニーズ・アンビエントの真髄を感じさせる歴史的な名盤!

【菅谷昌弘】
1959年生まれ。1987年から2000年までパパ・タラフマラに在籍し舞台作品の音楽制作を中心に活動。退団後は8ch.マルチスピーカーシステムによるミュージック・コンクレート作品を制作、ひとりだけに聞いてもらう『井戸端部屋』を企画。また劇伴としてNHK『FMシアター』、同じく『新日曜名作座』での音楽、ギターデュオグループGONTITIの編曲もおこなっている。近作(2024年8月末頃発売予定)ではカセットテープによるアルバム『しるしまみれ』をリリース。

Horizonte - Funcionário (LP)Horizonte - Funcionário (LP)
Horizonte - Funcionário (LP)Holuzam
¥4,521

ポルトガルの新世代アンビエントを代表する作家Funcionárioによる、波打つようなオーガニックな感覚と、色彩豊かな音響が印象的な『Horizonte』。チェロやカリンバ、フィールドレコーディングなどを用いたドリーミーで内省的なサウンドは、過去作『Cavalcante』以降の第四世界志向をさらに深化させた内容。作曲の構造から解放された音楽が、地平線=Horizonteのようにどこまでも広がっていく一枚。

Rafael Anton Irisarri - A Fragile Geography: Reworks (CS)Rafael Anton Irisarri - A Fragile Geography: Reworks (CS)
Rafael Anton Irisarri - A Fragile Geography: Reworks (CS)Black Knoll Editions
¥2,877

アンビエント/ドローンの重鎮たちによる再解釈が光る、Rafael Anton Irisarriの2015年作『A Fragile Geography』のリワーク集『A Fragile Geography: Reworks』。原作の「壊れやすい地理」というテーマを、異なる文化・音楽的視点から再解釈。KMRU、Penelope Trappes、
Kevin Richard Martin(The Bug)、Mabe Fratti、Abul Mogard、William Basinski & Gary Thomas Wrightらによる静けさと深みを極めた音響世界。

Michaela Melián - music for a while (LP)
Michaela Melián - music for a while (LP)A-Musik
¥4,664

ドイツの実験音楽シーンで活動するMichaela Meliánによるエレクトロニカと実験音楽を融合した音響作品『music for a while』。チェロ、ギター、ツィター、カリンバ、シンセサイザー、声などを自ら演奏・録音し、音の層を丁寧に構築。反復と空間性を重視したミニマルな構成で、都市の記憶や個人の感情を抽象的に描写している。Giorgio MoroderやIrving Berlinの楽曲を再構成したカバーも収録。

Mister Water Wet - Things Gone and Things Here Still (LP+DL)Mister Water Wet - Things Gone and Things Here Still (LP+DL)
Mister Water Wet - Things Gone and Things Here Still (LP+DL)Soda Gong
¥4,498
プエルトリコ出身/カンザスシティ拠点の水属性アンビエント・ダブ/コラージュな実験的作家、Mister Water Wetによる最新作が〈Soda Gong〉からアナウンス。過去の痕跡と現在の呼吸が溶け合う、親密かつ深遠なサウンドスケープを描き出す、Dubient以降の深遠な実験音楽!more eazeやMemotone、Ben Bondy、Tom Skinner、K. Freundら豪華ゲストを迎えたアンサンブルは、自作サンプルやエレクトロニクスに弦やピアノ、木管といった生楽器を重ね、幽かなノイズや擦過音を水底の残響のように漂わせています。時間の層をずらすように進行する楽曲は、失われたものと今ここにあるものを同時に聴かせ、過ぎ去る瞬間を繊細に抱きとめ、記憶と現実を往還する儚い美を刻む。静かな哀感と光の残照を孕む、瞑想的エクスペリメンタルの傑作。限定300部。
Gonçalo F. Cardoso -  Impressões de Várias Ilhas (Macaronésia) (LP)Gonçalo F. Cardoso -  Impressões de Várias Ilhas (Macaronésia) (LP)
Gonçalo F. Cardoso - Impressões de Várias Ilhas (Macaronésia) (LP)Discrepant
¥4,798

Gonçalo F. Cardosoが紡ぐ島の記憶シリーズ第三章。アゾレス諸島、カーボヴェルデ、カナリア諸島というマカロネシアの島々でのフィールド録音をもとに編んだ音の旅日記のような作品で、水の洞窟、黒い石の浜、静かなラグーン、小さな港町の生活音……そうした実在する場所の響きが、加工や合成音と溶け合い、現実と夢のあいだを漂うようなサウンドスケープを形づくっている。観光的な華やかさとは無縁で、むしろ一瞬の感覚やうつろう境界線を音として封じ込めた作品で、寄せては返す波や夜の湿った空気、海の底を思わせるパッドの揺らぎなどが淡々と現れては消えていく。やわらかな波と反響音が広がる「Bufadeiros de São Vicente」、漁村の夜に潜む静かな不穏を描く「Noite em Rabo de Peixe」、ミュジーク・コンクレート的な質感を帯びた「Rãs em Xoxo」。そして「Salinas de Pedra Lume」では、ひび割れた録音と幽かな音色が重なり、旅の記録というよりも、場所と記憶、そして消えゆくものへの幽玄な追想として響く。現地の空気を生々しく伝えながらも、聴く者それぞれの中に別の島影を呼び起こす、不思議な浮遊感に満ちている。現実の旅の夢を聴くようでありながら、内なる風景への静かな旅でもあるような一枚。

Aphex Twin - Selected Ambient Works 85-92 (2LP)
Aphex Twin - Selected Ambient Works 85-92 (2LP)Apollo
¥4,658

Warp Recordsに「現代のエレクトロニック・ミュージックの基準であり、発祥の地でもある。また、すべての家にはこのレコードが必要(一家に一枚)だ。」とまで言わしめた、史上最強の奇人にして最大の天才Aphex TwinのベルギーR&Sから1992年に発表されたデビューアルバムにして金字塔。正に一家に一枚!電子音楽〜テクノ〜アンビエント、ジャンルを超えて今尚燦然と輝き続ける説明不要の歴史的名盤のヴァイナルがリマスターされ待望の再プレス!

エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムスが85年から92年にかけて作りためていたアンビエント・テクノ・トラックをまとめた本作。それまでハードコア・レイブなトラックによって頭角を現していたエイフェックス・ツインが突如リリースし、その美しくピュアな電子音によって大きな驚きと共にその評価を決定付けた傑作!! 本作がその後のシーンやアーティストに与えた影響は計り知れず、クラフトワークの『アウトバーン』を始めとしたマスターピースと肩を並べる1枚であると同時に、ジャンルと世代を越えて世界中で評価され続けている。モダン・エレクトノニック・ミュージックの起源であり、基準とされてきた作品であることは間違いないが、なによりもまず、すべての音楽リスナーが聴くべき、素晴らしい音楽作品であり、また何と12歳頃から作りためていたトラックを収録しているという逸話を始め、シンボルマーク、楽曲の記号性等、そのミステリアスなイメージも相まり、孤高のアーティストとしてエイフェックス・ツインのイメージを確立した作品でもある。

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