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日本のインディ・ロック・シーンの中心的存在never young beachのベーシストとしても知られる巽啓伍(たつみけいご)による、初となるソロ作品『AT US』がカセットで登場。写真家のタケシタトモヒロによる写真展『Across the United States』の場内音楽を担当した事をきっかけに制作されたオリジナル・サウンドトラック作品。「森は生きている」の元メンバーとしても知られるドラマー/パーカッショニスト増村和彦がパーカッショニストとして参加。同じく「森は生きている」の岡田拓郎がミックス/マスタリングを担当とバックアップも万全の一作!
家族との大切な思い出と影が滲んだ、浅瀬系アンビエント~エレクトロニカ傑作!イングランド・チェスターを拠点とするサウンド アーティストであり、フォーク・ミュージシャンでもあった経歴を持つCarl M Knott (Wonderful Beasts、Spacelab) によるソロ・プロジェクトの1つboycalledcrowによる最新アルバム『eyetrees』が〈Hive Mind Records〉よりカセット・リリース。多種多様なアコースティック音楽からインスパイアされた、ユニークかつ奇妙で美しい楽曲を生み出しながら、〈Mortality Tables〉や〈Subexotic Records〉といったレーベルから素晴らしい作品を送り出してきた人物。家族生活と、自宅や自然の中で妻や子供たちと過ごした素晴らしい時間から触発された作品。アルバムの一部は、死が迫り、世界の境界線がぼやけていると感じた悲しい時期に作られたもの。「何が起こるかわからない、人生は繊細で一瞬で奪われる可能性がある」という感覚が浸透したその音楽からは、ぼんやりとしたピンク、黄色、赤、オレンジで満たされた家族の物語と思い出が、不安定なアコースティック・ギターや壊れたエレクトロニクスによる調べ、そして、暖かく、別世界的なサウンドスケープと共に浮かび上がります。
レバノン・ベイルートを拠点に活動するマルチ・アーティスト/ビデオ・アーティスト/人形師のYara Asmarが以前カセットリリースしていた2作品『Home Recordings 2018 - 2021』と『Synth Waltzes & Accordion Laments』が〈Hive Mind Records〉よりリマスタリング仕様でアナログ化!ピアノや祖父母の家の屋根裏部屋で見つけた古いアコーディオン、メタロフォン、シンセ、オルゴールなど、様々な楽器での演奏から、レバノン各地の教会で歌われている賛美歌のフィールド・レコーディングをワルツに変形させた作品まで、メランコリーで白昼夢的な世界観を楽しめる『Home Recordings 2018 - 2021』、シンセサイザーや彼女の祖母が使っていたHohner Marchesaのアコーディオンによる、繊細で親密なドローン・アンビエント/モダン・クラシカル・サウンドを披露した『Synth Waltzes & Accordion Laments』、と共に卓越した内容の作品を収めています!限定500部。
HTRKやBlanck Massの作品にも参加しているConrad Standishと、F Ingers (Carla dal Fornoも在籍!!)のメンバーであったSam Karmelによる豪州・メルボルン拠点の人気ユニット、CS + Kremeによる最新作『The Butterfly Drinks The Tears Of The Tortoise』が、Will Bankhead主宰のロンドンの名レーベル〈The Trilogy Tapes〉よりアナログ・リリース!日本とインドネシアからはKAKUHANの中川裕貴と、TarawangsawelasのTeguh Permanaも各1曲ずつゲスト参加。幻想的な冬の情景を優しく喚起させる親密で珠玉なドリーム・フォーク"Corey"、〈Raster-Noton〉直系なグリッチ・エレクトロニカによる幻景と近未来的なシンセ・スケープが美しい"Master Of Disguise"、不協和音の旋律と共に螺旋する天上的ポスト・クワイア"Uki"に至るまで、冬化粧とそれらを覆う透明な空気に包まれた、耽美なエレクトロニック・サウンドを織りなす全8曲を収録。Rashad Beckerによるマスタリング&カッティング仕様と盤質も万全!
*お一人様一枚までとなります。かつてはInga Copeland (Lolina)とのHype Williams名義でも活動。エクスペリメンタル・シーンのカルトアイコンとして君臨してきたDean Bluntと、その作品にも複数参加しているカルト人気な女性フォーク・シンガーJoanne Robertsonの超限定コラボレーション作品がBlunt主宰の〈World Music〉から登場!コペンハーゲン・インディの最重要バンドIceageのフロントマン、Elias Rønnenfeltも参加。Dean Bluntの屈折的な実験精神と、Robertsonの幻想的なボーカルの夢のような邂逅。ローファイ、実験音楽、アンビエント・ミュージックをジャンルにとらわれないスタイルで融合させた、内省的なサウンドスケープが優美なドリーム・ポップ/シューゲイズ・アルバム。
11月下旬再入荷。遂に満を持して登場。あの『Green』を凌ぐ人気を誇る、長年失われていた吉村弘最高峰のアンビエント・クラシックこと1986年作品『Surround』が〈Light in the Attic〉配給の〈Temporal Drift〉レーベルより待望の公式アナログ再発!日本の環境音楽のパイオニアであり、都市/公共空間のサウンドデザインからサウンドアート、パフォーマンスに至るまで、傑出した仕事を世に残した偉才、吉村弘。その最難関の音盤として君臨してきた幻の一枚が、今回史上初の公式アナログ・リイシュー。ミサワホームから依頼されて録音された作品で、これらは同社の新築居住空間をより充実させるために設計された「アメニティ」として機能することを目的としていた環境音楽作品。吉村自身による当時のライナーノーツに加え、オリジナル・プロデューサーであった塩川博義氏による新規ライナーノーツも同封(日/英)。 MASTERPIECE!!!!!!!!!!!!!!!!!
遂に満を持して登場。あの『Green』を凌ぐ人気を誇る、長年失われていた吉村弘最高峰のアンビエント・クラシックこと1986年作品『Surround』が〈Light in the Attic〉配給の〈Temporal Drift〉レーベルより待望の公式アナログ再発!日本の環境音楽のパイオニアであり、都市/公共空間のサウンドデザインからサウンドアート、パフォーマンスに至るまで、傑出した仕事を世に残した偉才、吉村弘。その最難関の音盤として君臨してきた幻の一枚が、今回史上初の公式アナログ・リイシュー。ミサワホームから依頼されて録音された作品で、これらは同社の新築居住空間をより充実させるために設計された「アメニティ」として機能することを目的としていた環境音楽作品。吉村自身による当時のライナーノーツに加え、オリジナル・プロデューサーであった塩川博義氏による新規ライナーノーツも同封(日/英)。 MASTERPIECE!!!!!!!!!!!!!!!!!
故ジョン・ハッセルのレア音源を収録した『Psychogeography [Zones Of Feeling]』が初のLP化!
ジョン・ハッセルは、この50年間で最も影響力のある作曲家だ。 - Brian Eno
ジョン・ハッセルのコンテンポラリー・ミュージック史における偉大さは、マイルス・デイビス、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・ブラウン、もしくはヴェルヴェット・アンダーグラウンドに匹敵する。 - The Wire誌
2021年6月26日に84歳でこの世を去ったジョン・ハッセル。生涯で創り出した膨大な作品は、音楽、そしてアートの世界に多大な影響を及ぼした。第二次世界大戦後、メンフィスでジューク・ジョイントやブルース・パーティに通って育ち、カンのホルガー・シューカイやイルミン・シュミットと共にシュトックハウゼンに師事、テリー・ライリーと共に活動、名作『In C』にも参加し、ラモンテ・ヤングやマリアン・ザジーラとともにシアター・オブ・エターナル・ミュージック(Theatre of Eternal Music)で活動、そして北インド古典声楽家プランディッド・プランナートからラーガの指導も受けている。更にはUS実験音楽巨匠デヴィッド・ローゼンブームやブラジルの伝説的パーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロスによるアルバム参加、ブライアン・イーノとのコラボレーション、トーキング・ヘッズの「Remain In Light」での演奏、そのほかにもファラフィーナ、ライ・クーダー、レスリー・ウィナー、ホアン・アトキンス、モーリッツ・フォン・オズワルドなど、数え上げればきりがないほど多くのアーティストと共にレコーディングを行ってきた。今回、これまでLPではリリースされていなかった『The Living City [Live at the Winter Garden 17 September 1989]』と『Psychogeography [Zones Of Feeling]』の2作品の初LP化が決定!
『The Living City [Live at the Winter Garden 17 September 1989]』は1989年9月にニューヨークのワールドフィナンシャルセンター・ウィンターガーデンで行われたオーディオビジュアルインスタレーションの一部としてジョン・ハッセル・グループが演奏し、ブライアン・イーノがライブ・ミックスを行った音源となっている。
『Psychogeography [Zones Of Feeling]』は、1990年に発売された『City: Works Of Fiction』を状況主義的に捉え直したものとなっており、2014年にギー・ドゥボールの哲学を指針としてまとめられた音源である。ジョン・ハッセル自身が何ヶ月もかけて90年当時のテープ・コレクションを集め、別テイク、デモ、スタジオ・ジャムのシーケンスを編集したものとなっている。
両作品は2014年に再発された『City: Works Of Fiction』の3枚組CDに収録された音源で、今回が初のLP化となる。LPはPoleことStefan Betkeによってカッティングが行われ、ジョン・ハッセル、ブライアン・イーノ、その他参加ミュージシャンのインタビューや当時のアーカイブ画像、アルバム全曲のダウンロード・カードが入った印刷インナースリーブ付きのデラックス・ゲートフォールド・ヴァイナル・エディションとして発売される。
2017年にリリースされたソロ・アルバム。
1年以上の病気療養を経て新境地を開いた意欲作で、このアルバムからの音源を主体にしたコンサートも海外で複数回行われている。
前作『out of noise』がオーガニックな音響作品だったのに対し、ここではヴィンテージを含むアナログ・シンセサイザーが多用されている。
制作当初のアイデアのひとつが架空のタルコフスキー映画のサントラということもあり、どの曲もリスナーにそれぞれの映像イメージを強く喚起させる。
実際、アルバム発表後には高谷史郎、アピチャッポン・ウィーラセタクン、Zakkubalanらによって本作とその収録曲が映像化されインスタレーションとしても発表された。
近年のコンサートでは必ず演奏されていた新たな代表曲ともいえる「andata」を収録。
また「fullmoon」では映画『シェルタリング・スカイ』からポール・ボウルズの、「Life, Life」ではデヴィッド・シルヴィアンの朗読がそれぞれ使用されたことも話題となった。
12月上旬再入荷。世界で最も知られた日本人作曲家、たなかひろかずのプライベート・デモ集「Lost Tapes」(CD 2021年)が海外で話題を集め、そのファンからの熱い要望に応え、アナログLPが全世界発売!
「メトロイド」「マザー」シリーズなどのゲーム音楽やTVアニメ・映画「ポケットモンスター」の音楽などで世界的に最も知られる日本人作曲家、たなかひろかず。
その1980年代から30年間に残した約400のプライベート・デモ・テープから編集された「Lost Tapes」(2021年FJSP428)および「More Lost Tapes」(2024年7月発売FJSP508)の収録曲から佐藤優介の監修・選曲で全世界向け仕様によるアブストラクト楽曲をメインにグリッチかつアンビエント、さらにミニマルなシンセ・ポップにエクスペリメンタル・ポップなレア楽曲17曲を厳選収録したベスト・アルバム(CD未収録曲2曲含む)。
12月上旬再入荷。LP2枚用A式ダブルジャケット仕様「キング・オブ・ノイズ」こと非常階段のオリジナル・メンバーにして、国産サイケデリック・ロック・バンド最高峰「渚にて」の一員としても活動する孤高のギタリスト、頭士奈生樹による幻の98年ソロ・アルバムが公式再発!98年当時のCDマスターを使用せずオリジナルミックスDATマスターからの最新マスタリング!
近年のモダン・ニューエイジ視点からも再発見のある頭士奈生樹の傑作『現象化する発光素』が〈オルグレコード〉と頭士氏の全面協力を得て、Sad Discoより待望のリイシュー!
日本のサイケデリック・アンダーグラウンドを代表する名門〈P.S.F. Records〉を主宰したモダーン・ミュージック店主の故・生悦住英夫氏が最大級の賛辞を寄せた、柴山伸二らとの伝説的サイケデリック・バンド「ハレルヤズ」や「Idiot O'Clock」にも参加。地下音楽の聖地として高名な京都のロック喫茶「どらっぐすとうあ」の住人のひとりであり、あの非常階段の結成メンバーとしても名高い頭士奈生樹。
本作は、柴山主宰の〈オルグ・レコード〉から98年に発表した極めて入手困難な2枚目のソロ作品。柴山、兄の頭士真砂樹、橋本清志の3名のゲストが参加した『現象化する発光素』は、たった3日で録音された前作『Paradise』とは対照的に、1990年から1998年にかけての、実に8年もの歳月を費やして録音。同名の収録曲があるように、「前瞑想的音楽」というコンセプトを追求した、精神世界への深い意識を帯びた内容である本作には、スロウダイヴの感傷/幻想と裸のラリーズの叙情的サイケデリアが眩い光の中で邂逅を果たす天上的ドリームゲイズ「1999: 白化」、RimarimbaやZazou Bikayeの空想民俗/トライバル・ニューエイジを想起させる「プララヤ」(サンスクリット語で「休息」を意味する)、初期ロバート・ヘイの耽美な影と宮沢正一の禍々しく孤独なイノセンスによる幻のミッシング・リンクを描くような「輝いている水面をずっと」、渚にて『太陽の世界』でもカヴァーされている屈指の人気曲であり、エヴァーグリーンで牧歌的なサマーポップ・フィーリングを帯びた、緩やかな時間を旅するドリーム・ポップ「結合の神秘」、兄弟で織りなすカリンバの反復が10分にも渡り瞑想的な時間を浮遊し続ける、深遠なミニマル・アンビエント「現象化する発光素」に至るまで、同氏の精神性と実験精神が余すところなく発揮されたキャリア屈指の異色作品!
映画音楽作品のリイシューが相次ぎ、再絶賛ブームの流れが来ていたことで数年ほど前より読み直しの進んだイタリアの作曲家、Piero Umiliani (Black Sweatが再発した怪盤M. Zallaもこの人!)が、1972年の傑作ライブラリー作品『Guerra E Distruzione』の初のアナログ再発!オーセンティックなライブラリミュージックとして非常に高内容。緊張と微睡み、緩みと張り詰めたテンションが入り交じるように展開する作品。ライブラリ・ミュージックの醍醐味とも言える流麗なピアノとSEと楽音の中間を行く弦楽器、管楽器の交錯が極めてスリリングで楽しい内容です。リマスタリング仕様。限定500部。
その3部作の延長をふまえたピアノの響きはとにかく素晴らしいの一言。竹林の水墨画のようでもあり、水辺に並んだ城下町のようでもあり、個人の頭に深く刻まれた思い出の断片のようでもあり、翼を広げて飛び立つ大鷲のようでもあり...創造性豊かなメロディを1つ1つ紡いで辿る新たな旅。
前作より深く研ぎすまされた空気感も手に取るように随所に散らばり、またインダストリアル時代の名義Semaの作風を思わす不穏な曲もあったり、89年の傑作"A Waltz In Plain C"収録曲の再解釈もあったりと、Robert Haighのこれまでの道と、今の全てがこの安らかな空気に浮かびます...マスターはお馴染みDenis Blackham。Andrew Chalk提供のアートワークで限定700枚。
Yellow SwansのPete Swansonが〈RVNG〉傘下でキュレーションしている名発掘レーベルであり、オブスキュア/ニューエイジのリバイバルを大いに牽引してきた〈Freedom To Spend〉から最新物件!1980年代のニューヨークのダウンタウン前衛音楽の熱狂的な時代に出会った、まったく異なる背景を持つ音楽家同士であるSussan DeyhimとRichard Horowitzによる未発表のコラボ・レコーディングを収めたアルバム『The Invisible Road: Original Recordings, 1985-1990』がアナウンス。イラン系アメリカ人女性作曲家、ヴォーカリスト、パフォーマンス・アーティスト・活動家のSussan Deyhimと、今年4月に惜しくもこの世を去った、David ByrneやJon Hassell、Ariel Kalma、Steven Halpernらとのコラボレーションでも知られる作曲家のRichard Horowitz。1986年には〈Crammed Discs〉からコラボ・アルバムを発表した、人生のパートナーである彼らが共有した、境界を押し広げる自由な前衛ポップの過激なビジョンを明らかにした画期的コレクション。デイヒムの独特の発声法、ホロウィッツの新しい音楽言語の発明、そして世界中の伝統音楽の試金石を組み合わせ、最終的に完全に独自の声を保持する新しい音楽を生み出す事に成功しています。オリジナルのマルチトラックリールからミックス&マスタリング。オーディオフィル品質のヴァイナルに〈RTI〉でプレスされた本作には、豪華ライナーノーツ、貴重写真、未発表のエフェメラを含む12ページのブックレットも付属。
八王子の〈道程Records〉のレーベル部門や〈Constellation Tatsu〉からも極めて優れたニューエイジ/アンビエント・ダンス作品を送り出していた東京の要注目なDJ/プロデューサー、Soshi Takeda。〈Pitchfork〉でも紹介され、記録的なヒットを飛ばした〈100% Silk〉からのカセット作品『Floating Mountains』のアナログ化に併せ、その待望の続編となる6曲入りの作品『Secret Communication』が登場!「戦争が勃発した。一方で、子供が生まれた。悲しい瞬間も美しい瞬間もあった」と語るTakeda氏が、2022年から2023年にかけて、彼の自宅スタジオで80年代や90年代のハードウェアを用いて録音した、幻想と感情、意図とインスピレーションが一体となった、色鮮やかな美しいトラック群を収録。豊かなアンビエンスを引きつれたシンセ・パッドの波、軽快に跳ねるベース、ユーフォリックなテンポ感と共に巡る、珠玉のチルアウト・ダンス・サウンドが展開された一枚。新たな地平を思い描く、ヴィジョニストとしての眼差しが込められた今年度国産バレアリック/ドリーム・ハウスの傑作です。
〈Pitchfork〉でも紹介された事も記憶に新しい〈100% Silk〉からの傑作カセット作品が待望のアナログ化!八王子の〈道程Records〉のレーベル部門や〈Constellation Tatsu〉からも極めて優れたニューエイジ/アンビエント・ダンス作品を送り出していた東京の要注目なDJ/プロデューサー、Soshi Takedaによる21年の人気作『Floating Mountains』が初のレコード・フォーマットで登場!1980年代中期のアイコニックな中国の風景写真集からインスピレーションを得た作品。1990年代のハードウェア・シンセサイザーとサンプラーを使用し、パンデミック直下の2020年から2021年の冬から春にかけての8ヶ月間で自宅スタジオで録音された6曲を収録。コズミックな漂流感や水晶のようなエレトクロニカ・サウンドが実に優美で珠玉なドリーム・テクノ/バレアリック・ハウス大名作!
Gigi MasinやSuzanne Kraftのファンにも!インディからエクスペリメンタル、ヒプナゴジック・ポップ、ニューエイジに至るまで、類を見ないカルトなカタログを作り上げてきたUS地下カセット界隈最大の良心的レーベル〈Not Not Fun〉より新物件。同レーベルに優れた作品群を残すカナダのドリーム・ポップ名手White Poppyによる最新アルバム『Ataraxia』と、前者を含む、近年リリースしてきた3部作『Paradise Gardens』シリーズからのアウトテイク、B面、別ミックス音源を収めたカセット作品のバンドル盤が到着。前作から大きくモダン・ニューエイジ/バレアリック・サウンドへ飛躍しつつ、ドリーム・ポップのエッセンスを随所に散りばめた、親密で優美な楽曲がずらりと並ぶ、近年の〈Not Not Fun〉でも稀有な一枚。3部作の LP『Paradise Gardens』(2020 年)、『Sound Of Blue』(2023 年)、と今作『Ataraxia』(2024 年) のプロセスにおける流動性と探求の様子を記録したカセット盤『Paradise Regained』も大変秀逸でありこちらも見逃せない内容です。
普段は農家として働きながら、ディープ・ハウス・プロデューサーとしての活動も展開している千葉県船橋市在住のHiroyuki Tanakaによるソロ・プロジェクトCharles A.D.による最新カセット作品が〈100% Silk〉から登場。2017年にオーストリアの〈Dream Raw Recordings〉よりデビューして以来、東京のアンビエント・レーベル〈梅レコード〉や〈AvantRoots〉などから作品をリリース。ライブ・ハードウェアを用いたダブ・テクノやアシッド・テクノの作曲を静かに育んできた彼が、5年間にわたるスタジオでの探求を経て構想&録音したアルバム。『West Pontoon Bridge』という表題は、川の河口でボートの上に板を渡した仮設の橋に由来する日本の名所から取られたものであり、同じく即興的かつパノラマ的に展開されていく幻想的で優美なダンス・ミュージック。夕暮れの木々、苔むした滝、海霧に包まれた隠れた寺院といったグラデーションの風景を想起させる、ナイトスケープとチルアウトな雰囲気によく馴染むドリーム/アンビエント・ハウス美盤!
ソ連時代からの電子音楽、映画音楽の巨匠、Edward Artemievが、タルコフスキーの名作映画『Зеркало(Mirror)』(1975年)と『Сталкер(Stalker)』(1979年)の音楽を再録音したアルバム!タルコフスキー映画2作品の音楽の再録+新曲"Dedication to Andrey Tarkovsky"を収録した珠玉のネオ・クラシカル・アンビエント作品。リマスタリング、新規アートワークを採用したアルテミエフ自身による公式ライセンスのLP。
2010年国産アンビエント/サウンドスケープの傑作がアナログ再発!アンビエントや環境音楽に特化した東京の名店〈Kankyo Records〉店主であり、自身も吉村弘などの日本の80年代のアンビエントのパイオニアに触発された珠玉の作品群を送り出してきたH.Takahashi氏が2018年に〈Not Not Fun〉からカセットリリースしたアルバム『Escapism』がボーナストラック2曲を追加収録して待望のアナログ化!「日々感じている現実への不満」をインスピレーションに作り上げられた作品であり、静かで多彩たタッチと共に、色付きのガラスの螺旋の中に幻想と至福のスペクトルを誘い出します。
地下カセット界隈を代表するモダン・ニューエイジの重要格Wave TemplesとX.Y.R.もゲスト参加。今年1月にも〈Not Not Fun〉から秀逸なアンビエント作品を送り出したばかり。Akasha SystemやDJ Panthr、Opalineといった複数の名義を使い分け、卓越したアンビエント・ダンス~ニューエイジ作品のカタログを作り上げてきたHunter Thompsonが始動させたトライバル・ダブ名義=Teguによる、今年度2作目となる最新カセット・アルバム『Owl Island』が到着!24年初頭にフロリダの運河沿いで録音されたという10月発表のアルバム。古代の湿地を漂う温かい霧のように流れ込み、低音のうねりと湿気を帯びたシンセのループで揺れる、奥地系トライバル・アンビエント/アンビエント・ダブ秀盤!
11月中旬入荷予定。今年度の最重要再発物件の一角がまたも到来、お見逃し無く!昨今の地下シーンを大いに賑わせている、イタリア出身の前衛的打楽器奏者であり、Holy TongueやVanishing Twin、Moinといった人気プロジェクトにも参加するValentina Magalettiと、若くしてこの世を去った実験音楽家Tom Relleenによる名エクスペリメンタル・デュオTomaga。現在希少な作品となっているそのデビューアルバム『Futura Grotesk』の10周年を記念して、〈Hands in the Dark〉より奇跡のリプレス!13年にValentina MagalettiとTom Relleenによって結成されたTomaga。Relleenがこの世を去る2020年まで活動し、ロンドンを拠点に、音楽的な枠を超えた創造的な実験を継続し、通常の音の枠組みを解体しながら、斬新で未知の音の風景へ踏み込んできた彼らの初期の金字塔。レフトフィールドかつフリーキーなインプロ主体の演奏による、80年代の脱線パンク~DIY地下エレクトロニクスにも通じる異端的サウンドはこの人たちならでは。多様な楽器の演奏をシームレスに取り入れつつ、インダストリアル、ジャズ、サイケデリア、ミニマリズムの領域を行き来する素晴らしい内容です。限定300部。
Stefan Schneider (To Rococo Rot)による運営のもと、テンテンコやAsmus Tietchens & Miki Yui、Hinosch、Sam Prekopといった面々による作品リリースや、Non Bandや工藤礼子の名作の再発も行ってきたデュッセルドルフの〈TAL〉の新タイトル!バスクラリネットとエレクトロニック・サウンドを革新的に融合させたデビュー・アルバム『REIME』に続き、Susanna Gartmayer (バスクラリネット) とStefan Schneider (エレクトロニクス) からなるウィーンの実験的デュオ So Snerの2枚目のアルバム『The Well』が登場!約2年かけてさまざまなスタジオやスペースで録音された作品であり、So Snerの欧州各地での大規模なツアーの様相を反映した内容に。ミニマリズム、インダストリアル、ジャズ、インプロヴィゼーション・ミュージックの混交として、緩やかなアンビエンスを提示しつつ、管楽器の旋律が琴線をくすぐります。空間性や場に配慮しつつも、ある種のポップセンスからリラックスして聴ける一枚。限定400部。