Jazz / Soul / Funk
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アフリカのマニアックな音源を紹介しているブログ、Awesome Tapes from Africaが運営するレーベル第4弾。
エチオピアのワンマン・アコーディオン/キーボーディスト奏者Hailu Mergiaが、1985年にカセットテープのみでリリースしていた作品。アナログシンセ、ムーグ、アコーディオン、ローズ等を使用して、飛び出すそのサウンドはエチオピアの伝統音楽の旋律を基に、何とも言えないナマ緩いフニャフニャとしたムーグの音が攻め立てる、ユルユルなエチオピアン源泉掛け流し音源。何処となく日本的なアコーディオンのメロディも混ざって、なんとも形容し難い独特の聴き味です。黒人音楽や辺境音楽マニアは勿論、この珍味的ユルさは是非多くの人に聴いて頂きたい逸品です。Awesome Tapes From Africaの一連のリリースの中でもマストな内容。リマスターされており音質も完璧。

パリの<Beat X Changers>からMPCを使ったビートメイカーとしてデビューし今やロンドン・ニュージャズの要人となったNEUE GRAFIKの新作がBradley Zero主宰のもと、数々の名作を輩出、昨今は現代ジャズにも注力しているロンドンの大名門レーベル〈Rhythm Section International〉からリリース。ビートメイキングに惚れ直し、自身のルーツに立ち返ろうとするかのような一枚。ルーツに立ち返ろうとはするものの、デビュー以来、コンサートホールで演奏できるレベルの鍵盤を習得し、コントラバスに習熟し、また、ロンドンの自宅でのDIYとダルストンにある名レコーディングスタジオotal Refreshment Centre Studiosの両方で作曲、レコーディングをしたということなど相まって生まれたスムーズなジャズグルーヴに、初期衝動的なMPC使いの稀有なバランスさが生み出す異質なトラックが最高!

2023年のデビュー作『Magnolia』に続き、ピアニストでリーダーのSteve Okonskが、Durand JonesやAaron Frazerといった長年の音楽コラボレーターたちを引き連れた25年度最新アルバム『Entrance Music』をアナウンス。自発的であり瞑想的なスピリットに根ざした本作は、トリオの即興性が最高潮に達した作品であり、パストラルで静謐なスピリチュアル・アンビエント・ジャズ"October"での幕開けの時点で既に天上。The Bad PlusやGerald Claytonといったレジェンドの名前も引き合いに出される珠玉のピアノ・ジャズ・アルバムに仕上がっています。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライ・ストーンが1970年に興したSTONE FLOWERレーベルのシングル音源に、なんと10曲もの未発表曲を加えた驚愕のオムニバスが登場!
音楽史に燦然と輝く伝説の野外コンサート、ウッドストック・フェスティバルへの出演を経て1970年、スライ&ザ・ファミリー・ストーンは人気の絶頂にありましたが、同バンドの中心人物、スライ・ストーンの意識は別のところへ向かっていました。それは新しく立ち上げた自身のレーベル“STONE FLOWER”の存在を公表したことにより明らかになります。
所属アーティストはスライの妹であるヴァネッタ・ステュアートを中心とした3人の女性グループのリトル・シスターや、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「Dynamite」をカバーした6人組のロック・バンドのシックス、そして後にSTAXレーベル傘下のENTERPRISEでアルバムをリリースすることになるジョー・ヒックス。同レーベルからリリースされた作品全てをスライ・ストーンが作曲、プロデュースしており、そのドラムマシーンを使用しての実験的でローファイかつミニマムな内省的制作手法は、翌年1971年にリリースされる歴史的名盤『暴動』(原題:THERE'S A RIOT GOIN' ON)へと受け継がれることになります。
ここにはSTONE FLOWERに残された5枚のシングル音源と今回新たに発見された10曲の未発表曲を収録。さらにスライ・ストーンへの最新インタビューや、英ACEレーベルの顧問アレック・パラオ氏によるライナーノーツと資料性も非常に高い仕様となっています。あのマイルス・デイヴィスも影響を受けたと公言する、スライ・ストーンのキャリア絶頂期の圧巻のクリエイティヴィティに触れてください!
ヨーロピアン/ブラジリアン・ジャズのクラシックとして愛される、北欧スウェーデンの歌姫メタ・ルースの1978年セカンド・アルバムが待望のアナログ・リイシュー!
北欧はスウェーデンが誇る歌姫、メタ・ルースがキーボーディスト、ニップ・シルヴェンズと組みリリースした、1978年のセカンド・アルバム。
エリス・レジーナの名演で名高いジョルジ・ベン作「Zazueira」とニール・セダカ「Here We Are Falling Love Again」という数多のフロアーを沸かせてきた2曲のクラブ・ジャズ・クラシックスをはじめ、ビリー・ジョエル「Just The Way You Are」、ロバータ・フラック「Feel Like Making Love」、マリーナ・ショウ「Street Walking Women」、キャロル・キング「You’ve Got A Friend」など、数々の名曲を素晴らしいポップセンスにて清涼感たっぷりにアレンジ。帯付仕様にて待望のリイシューです
50年というキャリアをもつフォーキー・ジャズ・シンガー・ソングライター、ゲイリー・マークスが残してきた数多くの作品の中でも特に評価の高い、70年代リリース3部作のうちの2ndアルバムがついにLPで初リイシュー!
独自の音楽性を持つフォーキー・ジャズ・シンガー・ソングライター、ゲイリー・マークス。1950年にニューヨークで生まれ、ファースト・アルバムを発表後1976年に活動拠点を西海岸に移し、そこでアート・ランデやオレゴンのメンバーであるポール・マッキャンドルスらとの交流を経て制作された、彼の数ある作品のなかでも特に名盤として高く評価されている1977年リリースの2ndアルバム『Upon Oanda’s Wing』がついにLPで初リイシュー決定! 現在オリジナル盤が高額で取引されている入手困難な、ケニー・ランキンやマイケル・フランクスのファンにも必携の激レア盤が、全曲最新リマスタリングで蘇る!
世界的大ヒットを飛ばした珠玉の名曲"Would I Lie To You"でも知られる90年代のソウル・デュオ、Charles & Eddieの一員としても活動していた名シンガーことEddie Chacon。Sam Gendelと並び、LAのシーンを騒がせる鬼才John Carroll Kirbyプロデュースのもとで制作し、2020年に〈Day End Records〉より発表したアルバム『Pleasure, Joy And Happiness』が待望のリプレス!Mac DeMarcoに「地球上でナンバーワン。昨日も、今日も、そしてこれからも。」と言わしめた偉才による、静かな自信に満ち溢れ、洗練され抜いたR&Bアルバム!プロデュースは、Frank OceanやSolangeなどとコラボレーションしていることでもおなじみのJohn Carroll Kirbyが担当。 Kanye West’のSunday Serviceのドラマー、Lamar Carterも参加!限定1000部。
オーガニックにして、エレクトリック、そして、フリーフォーム。〈A&M Records〉から1970年に発売されたPete Jollyのアルバム『Seasons』が〈Future Days Recordings〉よりアナログ・リイシュー。アンサンブルのグルーヴと卓越したミュージシャンシップの知られざる傑作であり、その静かな卓越性において、同じく卓越し、インスパイアされた完全で神聖なリスニング体験。Kevin Grayの手により〈Coherent Mastering〉にてオリジナルのアナログ・マスターテープからリマスタリング。想像しうる限り超越的な音楽の瞑想の化身に近い一枚。
音楽史上最も独創的で革新的な人物の1人であるLou Reed(1942- 2013)が、60年代半ばに廃業したレーベル〈Pickwick Records〉の専属ソングライター(および時折セッション ギタリスト/ボーカリスト)として書き下ろした音源の数々を一挙紹介した画期的コンピレーション・アルバム『Why Don’t You Smile Now: Lou Reed at Pickwick Records 1964-65』が、Laurie Andersonと〈Lou Reed Archive〉の協力のもとアナログ・リリース。The Velvet Undergroundの共同創設者/フロントマンであり、50 年にわたるキャリアを通じて、2 度ロックの殿堂入りを経験。1972年の『Transformer』のような時代を象徴するアルバムや、1975 年の前衛ノイズ クラシック『Metal Machine Music』のような非常に実験的な作品など、多岐にわたる音楽活動に独自のビジョンを持ち込んだ彼が、不朽の象徴的なシンガー、ソングライター、ミュージシャン、詩人としての地位を確立する前に、当時の主要なポップ ・ヒットを模倣した録音を中心とするレーベル〈Pickwick〉のもとで残した、ガレージ ロックやガール・グループ・ポップからブルー・アイド・ソウルやティーン・アイドルのバラードまで、あらゆるジャンルを網羅する楽曲の数々を収録。常に進化し、真に無限のリードの芸術性を垣間見ることができる魅力的な作品。グラミー賞にノミネートされたマスタリング・エンジニアのJohn Baldwinによるリストア/リマスタリング仕様。本作は〈Pickwick〉のリードの作品の最初の公式アンソロジーとなり、レア曲から、The Primitivesの"カルトクラシックThe Ostrich"、そして、これまで未発表だったThe Beachnutsの"Sad, Lonely Orphan Boy"も収録。
スリナム人ミュージシャンのアメリコ・ブリトーと、日本でも人気のオランダのマルチ・アーティスト、アープ・フリークのアフリカン・ディスコ発掘のエキスパートふたりによるアフリカの島国・カーボ・ヴェルデの未知なるファンクをまとめたコンピレーションが待望のリプレス!一部70年代音源も含む、ほとんどが80年代の録音。跳ねるリズムとサイケなギターと、一聴してそれとわかるデジタル黎明期の特徴的なシンセの音色と。ブギー・リバイバルを通過した、いかにも今の時代ならではと言えそうなエレクトリックなアフロ・ブギーの知られざる逸品など好内容がLP2枚に渡って収録!アフリカ音楽ガイドの定本『ポップ・アフリカ800』でも紹介されていたゼカ&ゼゼの楽曲も収録!

チャールズ・ミンガスに見出され、コートニー・パインからジャイルス・ピーターソンまでをも魅了したUKジャズ界の重鎮トランペット奏者、故ハリー・ベケットと、〈On-U Sound〉総帥エイドリアン・シャーウッドが創り上げたジャズとダブが邂逅した2008年の傑作が待望の初ヴァイナル化!
ハリー・ベケットは、バルバドスに生まれ、若くしてロンドンに移住し、新興のUKジャズ・シーンの中心的存在となり、ヨーロッパ・ジャズの愛好家からはカルト的存在として崇拝されていた。チャールズ・ミンガスに演奏を目撃され、彼のバンドに誘われたことがきっかけでブレイクし、ドゥドゥ・プクワナ、グラハム・コリアー、マイク・ウェストブルック、イアン・カーといった同時代のミュージシャンとのコラボレーションを実現。やがて彼は、コートニー・パインなどの若い世代のミュージシャンにまで影響を与えるようになり、ジャイルス・ピーターソンも監修するコンピレーションにベケットの作品を多数収録している。
本作は2008年にハリー・ベケットと〈On-U Sound〉総帥エイドリアン・シャーウッドが創り上げたジャズとダブが邂逅した傑作。
ジャマイカのトップ・プロデューサー/トラックメイカーのジャズワドや、ジャマイカ出身のルーツレゲエ・シンガー、ジュニア・デルゲイド、ロンドンをベースに活躍するヴァイブラフォン奏者オーフィー・ロビンソン等が参加。また本作は、2005年に亡くなったジュニア・デルゲイドの遺作ともなっている。2008年リリース時はCDのみの発売だったが今回待望の初ヴァイナル化が実現。
日野皓正が熱望し、石川晶が惚れ込んだギタリスト、杉本喜代志。先鋭的で多彩なサウンドはモダン・ジャズでもジャズ・ロックでも常に最前線に立ち、時代の中心を鋭く射抜いてきた。その音楽表現の頂点のひとつを捉えたのが本作『バビロニア・ウインド』であることに異論はな いだろう。市川秀男の波紋のように広がるエレピ、池田芳夫の豊満でいながら抑制の効いたベース、日野元彦の粒立ちの良い推進力の強いドラム、植松孝夫の野趣と艶を兼ね備えたサックス、そして一閃する杉本の鋭角なギター。深海をたゆたうような「Babylonia Wind」から繊細で儚い余韻を残す「Hieroglyph」まで聴き通したとき、その表現の多様さに目を瞠り、グルーヴの深さに慄くだろう。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUND/DEEP JAZZ REALITY)

20世紀で最も重要なフリー・インプロヴァイジング・サクソフォニストの一人であるジョン・チカイ(1936 - 2012)率いる幻のグループの1969~70年録音の未発表音源がALGA MARGHENからリリース!デンマーク人の母とコンゴ人の父を持つジョン・チカイは当初NYを拠点に活動を始めたが、1966年に母国デンマークに戻り、それを機にカデンティア・ノヴァ・ダーニカを結成した。カデンティア・ノヴァ・ダーニカは5年間の活動期間中、広範囲に演奏していたにもかかわらず、この驚異的なバンドの活動を垣間見ることのできる録音は『Cadentia Nova Danica』『Afrodisiaca』の2枚しか公開されていなかった。当未発表音源も、グレゴリオ聖歌と即興演奏を組み合わせたデンマークの作曲家スヴェン・エリク・ヴェルナーとのコラボレーション作「Ode To Skt. John」、78回転レコードの表面を抉り、フレーズやパターンをスキップして繰り返し見事なサウンド・コラージに仕立てた「Pladepip 」など盛りだくさんで素晴らしい内容!
当時アルバムはリリースされなかった、女性ソウル・シンガーEula Cooperの全7インチ音源を、当店おなじみの大名門レーベルこと〈Numero Group〉がアルバム化!アトランタのローカル・レーベルTragarに残された名曲『Let Our Love Grow Higher』等をはじめ、ノーザン・ソウル珠玉の音源が多数収録。
オリジナルは実に10万円以上という激高値も記録した骨董級の自主盤!The Charlatansのメンバーであったことも知られるパーカッショニスト/ドラマーのTerry Wilsonも参加した、サンフランシスコの知られざるアヴァンギャルド・ジャズ・グループであり、70年代初頭に同地のシーンに登場したPygmy Unitが74年に残した唯一作『Signals From Earth』が、イタリア地下屈指のカルト・レーベル〈Holiday Records〉より奇跡の史上初アナログ再発。ネイティヴ・アメリカンのスピリットとフリー・インプロヴィゼーション、実験的な電子音楽、スピリチュアル・ジャズの幻のミッシング・リンクと言える、西海岸のアメリカン・ジャズでも極めて特異なDIY音楽!限定300部。
Henning ChristiansenやMaria Monti、Cairo Free Jazz Ensembleなどによる、数多くの素晴らしい作品を送り出してきたイタリアの前衛的レーベル〈Holidays Records〉からの新物件をストック!アーケストラを驚異的な形で捉えたSun Raのライブ音源を収録した画期的アルバム『Live in Rome 1980』が3LP&2CDで登場。1980年3月28日にジュリオ・チェーザレ劇場でライブ録音された作品で、非常に評価の高い「Astro Black」、「Mr. Mystery」、「Romance of Two Planets」、「Space Is the Place」、「We Travel the Spaceways」、「Calling Planet Earth」を含む驚異的な27曲が収録されています。〈Outside Inside Studio〉のMatt Bordinが丁寧にマスタリングした本作は、バンドの多才さと幅広さをほぼ完璧に捉えたスナップショットとなっています。

デンマークの黒人系マルチ楽器奏者であり、Albert AylerやJohn Coltrane、Archie Shepp、Don Cherryなど数々の巨星たちと演奏を共にしてきたJohn Tchicai(1936-2012)。これまで未発表だった2つのレコーディングを収めた、〈Alga Marghen/Formalibera〉からの一連のリリースの第一弾が登場。New York Art Quartet、New York Contemporary Fiveなどの小規模なフリー・ジャズ・アンサンブルや、Albert Aylerとの 『New York Eye and Ear Control』、John Coltrane の『Ascension』などのアルバムで、ソロ演奏、集団即興演奏、作曲の関係を再定義し、拡大することに貢献してきた偉才。本作は、Don Cherry との"Beautiful United Harmony Happening"、Sahib Shihab との"Education Of An Amphibian"を収録した作品。

コルトレーンの影響を受けた「セミ・オクト」から、ハマースタイン/カーン、ファッツ・ウォーラー、エリック・サティのスタンダードをソウルフルに読み上げ、オリジナルの「バンブーフルート・ブルース」を美しく表現するなど、音楽的にあらゆる分野に渡った常に多才なユセフ・ラテーフの1965年のimpulse!作品。180g重量盤
〈パーソネル〉 Yusef Lateef (tenor sax, flute, oboe) Georges Arvanitas (p) Reggie Workman (b) James Black (ds)
トラックリスト:
1.Psychicemotus
2.Flute Blues
3.Semiocto
4.Why Do I Love You?
5.First Gymnopedie
6.Medula Sonata
7.I'll Always Be in Love With You
8.Ain't Misbehavin'
音楽家・Nujabes が旅立って10 年が経った2020 年2 月26 日。渋谷スクランブル交差点には彼を追悼する映像が全てのスクリーンに映し出され、「Reflection Eternal」など彼の音楽が鳴り響いた。映し出された映像はharuka nakamura と共作した「Lamp」のMV だった。
そして2021年。長い時が過ぎても、Nujabesの音楽を希求する世界中のリスナーは増え続けている。激動の世となった中、今も引き継がれているNujabes のレーベル・Hydeout Productions から「時が止まったままの10 年を進めて欲しい」と、没後10 年の節目となるトリビュートアルバムの依頼を受けたharuka nakamura。まずは夏に「Reflection Eternal」のMV と7 インチ・レコードをリリースし大きな反響を呼んだ。
その企画の集大成として、アルバム「Nujabes PRAY Reflections」をいよいよリリースする。
Nujabes が紡いだ美しい旋律をharuka nakamura がピアノやギターを基調に新たな解釈で演奏。二人の音楽が融合し、新たな地平線へと昇華された作品となった。Final View、Horizon、flowers、Another Reflection などNujabes の代表曲やReflection Eternal のワルツ・バージョン、let go のモチーフから生まれたピアノソロなど今作でしか聴くことの出来ない、リスナーにとっては感動的な楽曲が並ぶ。ゲスト・ミュージシャンには田辺玄(orbe)がNujabesの遺品であるフルートやエレキギターを使用し演奏。maika(baobab)が、フィドルや歌などでフォークロアなサウンドを提供しアルバムの世界観を深めている。
ジャケットはHydeout Productions「2nd collection」を担当した画家・Cheryl D.McClure に新作の提供を依頼。Nujabes が愛した鎌倉の海岸線のような、印象的な装丁に仕上がっている。また、レアなケースとなるnakamura 本人による全曲解説の制作ノートを記したライナーノーツ・ブックレットも封入。写真はMVも撮影したカメラマン・TKC。デザインは気鋭のデザイナー・suzuki takahisa が担当。これまでのNujabes 作品スタイルを丁寧にオマージュし、装丁を完成させた。
音楽は時間を旅している。Nujabes が紡いだ美しいメロディー。
その旋律を辿り、祈りにも似たharuka nakamura のピアノが物語の続きを奏でる。
これはいわゆるカバー・アルバムではなく、Nujabes のメロディーから想起されたharuka nakamura の新たな音楽。
リフレクションしていく心象風景。そこには今という時を越えた祈りが流れている。
僕らはいつまでもそこにある美しいもののなかに彼の存在を確かめることができる。
あなたは花 あなたは川 あなたは虹なのだから
「ブロー・アップ」以降、一曜人気ベーシストとなった、鈴木勲のTBM第4弾。鬼才・森剣治らと捻出する重厚なグルーヴィー・サウンドは時代を経ても決して色褪せない。(シリーズ監修:塙耕記氏より)
トラックリスト:
A1. ブルー・ロード
A2. ホエア・アー・ユー・ゴーイング?
B1. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
B2. オランウータン
激動の60年代に残されたフリー・ジャズの名盤鬼才セシル大胆不敵なフリー・ジャズ・ピアニスト、セシル・テイラーは、トランペッターのエディ・ゲイル、サックス奏者のジミー・ライオンズとケン・マッキンタイア、ベーシストのヘンリー・グライムスとアラン・シルヴァ、ドラマーのアンドリュー・シリルをフィーチャーし。ここで演奏される4つの長大な作品は、1960年代半ばのジャズ・アヴァンギャルドの頂点を示すものである。大編成による変化自在のサウンド・タペストリーとなったフリー・ジャズの名盤。
〈パーソネル〉 Cecil Taylor (p) Eddie Gale (tp) Jimmy Lyons, Ken McIntyre (sax) Henry Grimes, Alan Silva (b) Andrew Cyrille (ds)
トラックリスト:
1.Steps
2.Enter Evening
3.Unit Structure/ As Of A Now/ Section
4.Tales (8 Whisps)

謎めいたメタルマスクの下に、アンダーグラウンドの伝説となる器量を隠し持つヒーロー。アンダーグラウンドラップの最も偉大な声である我らがMF DOOMがその変名にして「タイムトラベルするストリートハスラー」ことViktor Vaughn名義で2003年に発表したカルト傑作『Vaudeville Villain』が〈Rhymesayers Entertainment〉からアナログ再発。ヒップホップが禁止されている異世界からやってきたタイムトラベラーMCが、自身のスキルを磨くために異次元を旅していた中で、最終的に90年代のニューヨークに辿り着いて・・・・という奇想天外なコンセプト・アルバム!Sound-InkのプロデューサーであるKing Honey、Heat Sensor、Max Bill、そして、RJD2といった面々が提供した、エレクトロニカとヒップホップの間を自在に行き来するネクストスクールのビートにピッタリとラップを乗せていくViktorの姿を描いたユニークでクリエイティヴな作品!
〈Lou-Mood Pictures〉の金庫に63年間も眠っていた、幻のサウンドトラック作品という設定で2020年に発表された、煌びやかな戦後のポップスのコンピレーション・アルバム『Call Me Old Fashioned』が、当店お馴染み〈Numero Group〉の名シリーズ〈Technicolor Paradise〉よりアナログ・リリース。戦後のポップスのハイトーンの音色とハイボールを飲みながらうっとりするような雰囲気を醸し出す、知られざるオールド・クラシックの数々が収められた(架空の)ノワール風サウンドトラック作品!
(180g重量盤、帯付属)確信に満ちたタッチ、芯のあるスウィング感、ダイナミズムのなかに滲む情感。 ニューヨークに降り立った福居良が、師と仰ぐバリー・ハリスのリズム隊とともにバップの神髄に迫る。
わずか5枚の作品を残したのみで2016年に他界した福居良。本作は1999年録音の第4作。当時はCDのみでリリースされた作品の、これが初アナログ化となる。
師と仰ぐバリー・ハリスのリズム隊であるライル・アトキンソン(ベース)とリロイ・ウィリアムス(ドラム)とともにニューヨークで録音した本作は、福居のバップ・ピアニストとしての魅力を余すことなく伝える快作。
スタンダードを中心とした選曲や構成、そしてもちろんプレイにも意気込みと力感が漲っている。確信に満ちた重厚なタッチ、芯と弾力のあるスウィング感、そしてダイナミズムのなかに滲む情感と詩情。 福居の息吹と意志を感じる、生々しいサウンドである。代表曲である「Mellow Dream」の再演も嬉しい。Text by尾川雄介 (universounds)
