Jazz / Soul / Funk
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「冬夏」
東京・原宿に2022年オープンしたTHE NORTH FACEの意欲的な新店舗ビル"THE NORTH FACE Sphere"。
そのサウンド・トラックとして 「春夏秋冬・四季に合わせた、それぞれ一枚のアルバムを」とのリクエストを受けharuka nakamuraが作った音楽は「Light years」と冠され、一年をかけて四枚のアルバムを制作するプロジェクトとなった。
LPでは制作時系列の世界観から「春秋」「冬夏」に分かれ、4枚のオリジナルアルバムからセレクトされたベスト盤になっている。
本作「冬夏」は第一作「Light years」と、第三作「from dusk to the sun」のベスト盤となる。
(「春秋」バージョンも同時発売となる。)
配信とカセットテープではすでに発売となっているが、
新たにアナログマスタリングをorbeの田辺玄(studio camel house)が行い、待望のリリースとなる。
稲垣次郎がはじめてヴォーカルをフィーチャーし、ニューロックを大胆に取り入れた作品。
妖しく黒光りするロック・グルーヴが唸りをあげる。
日本ジャズ界の異端児、稲垣次郎の作品の中でも特に異彩を放つジャズ・ロック作品がついにアナログリイシュー。初めてサミーと沢田靖司のヴォーカルをフィーチャーし、バックには佐藤允彦、水谷公生、柳田ヒロらを迎えて展開する、妖しく黒光りするロック・グルーヴ。
この一撃がジャズの歴史を変えた。才人にして怪人、稲垣次郎が叩き付けた宣戦布告。ジャズ・ロック・レジェンド、ここに極まる!
日本におけるジャズ・ロック発展の中心となったミュージシャンのひとり、稲垣次郎。既存のジャズに限界を感じていた稲垣は「ロックの匂いの強いバンドで、ジャズ・ロックはもちろん、今までになかったものをやる」と語り、1969年からソウル・メディアでの活動を本格化させる。その活動と音楽性を象徴する作品が1970年録音の本作『ヘッド・ロック』だ。
冒頭の「ザ・ヴァンプ」からラストを飾る「ヘッド・ロック」まで、持てるアイデアと情熱を注ぎ込んだ弩級の曲が並ぶ、息を吐く暇もないジャズ・ロック・ショウケースである。
ジャズの名門レーベル、タクトに残された異端にして、日本のジャズ史において圧倒的な存在感を放つ傑作である。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUND/DEEP JAZZ REALITY)
12月上旬入荷予定。Why?、Doseone、Odd Nosdamの3組からなる革新的なアンダーグラウンド・ヒップホップ・プロジェクト、cLOUDDEADが2000年から2001年にかけて発表した6枚の10インチEPをまとめたセルフタイトル・デビューアルバムが、名門〈Superior Viaduct〉より3LPアナログ再発!1998年から2000年の間にかけてオハイオ州シンシナティで書かれた楽曲を収録。最初の発表から20年の間に、無数のサブジャンル(クラウドラップ、ハウントロジー、ローファイヒップホップなど)に影響を与えた歴史的金字塔と言えるアルバムが待望の再来。シュールな Y2Kの輝きの中でヒップホップが独自解釈された作品であり、まるで、William Basinskiの『Disintegration Loops』とMF DOOMの『Operation: Doomsday』が奇妙な出会いを果たしたようなエポックメイキングな仕上がりの実験的なヒップホップの大傑作!
英国・サルフォード出身/ベルリン拠点のDJ/プロデューサーであり、〈Lobster Theremin〉や〈Dekmantel〉などからのリリースも知られる大人気アクト・Palms Traxがセレクターとして参加!〈Love International〉と〈Test Pressing〉によるレーベル〈LIXTP〉の共同コンピレーション・シリーズの最新作『The Sound Of Love International #006』が登場!ディスコ/ハウスシーンの才人による、美意識の一貫したセレクトに唸りつつ、メロウなディスコからユーフォリックなプロトハウスなど、ヴァリエーション、多様性という意味でも楽しい内容!フロアを多幸感で包む事を意識したような、全編が鮮やかなムードに覆われた素晴らしいコンピレーション盤となっています。
ボーナストラック1曲収録してヴァイナル復刻!異国を想わせる、Yusef Lateefの1961年ファーイーストな最高傑作「Eastern Sounds」。スタンリー・キューブリック監督の大作映画「スパルカタス」からの名曲”Love Theme From Spartacus”を、美しくモダールにカヴァー。180g重量盤。
音楽史上最も独創的で革新的な人物の1人であるLou Reed(1942- 2013)が、60年代半ばに廃業したレーベル〈Pickwick Records〉の専属ソングライター(および時折セッション ギタリスト/ボーカリスト)として書き下ろした音源の数々を一挙紹介した画期的コンピレーション・アルバム『Why Don’t You Smile Now: Lou Reed at Pickwick Records 1964-65』が、Laurie Andersonと〈Lou Reed Archive〉の協力のもとアナログ・リリース。The Velvet Undergroundの共同創設者/フロントマンであり、50 年にわたるキャリアを通じて、2 度ロックの殿堂入りを経験。1972年の『Transformer』のような時代を象徴するアルバムや、1975 年の前衛ノイズ クラシック『Metal Machine Music』のような非常に実験的な作品など、多岐にわたる音楽活動に独自のビジョンを持ち込んだ彼が、不朽の象徴的なシンガー、ソングライター、ミュージシャン、詩人としての地位を確立する前に、当時の主要なポップ ・ヒットを模倣した録音を中心とするレーベル〈Pickwick〉のもとで残した、ガレージ ロックやガール・グループ・ポップからブルー・アイド・ソウルやティーン・アイドルのバラードまで、あらゆるジャンルを網羅する楽曲の数々を収録。常に進化し、真に無限のリードの芸術性を垣間見ることができる魅力的な作品。グラミー賞にノミネートされたマスタリング・エンジニアのJohn Baldwinによるリストア/リマスタリング仕様。本作は〈Pickwick〉のリードの作品の最初の公式アンソロジーとなり、レア曲から、The Primitivesの"カルトクラシックThe Ostrich"、そして、これまで未発表だったThe Beachnutsの"Sad, Lonely Orphan Boy"も収録。
12月中旬入荷予定。(変更になりました)ついに!!!ブラジル音楽史上最も重要な作品であり、「ミナス・サウンド」を決定づけた一枚、『クルビ・ダ・エスキーナ』がリイシュー!!
これは衝撃!!ミルトン・ナシメントとロー・ボルジェスがトニーニョ・オルタ、ベト・ゲチスらクルビ・ダ・エスキーナ(街角クラブ)の仲間たちと共に生み出したブラジル音楽史上最も重要な作品の一つ、『クルビ・ダ・エスキーナ』(1972)が待望のリイシュー!後に語り継がれることとなる「ミナス・サウンド」を決定づけた大名盤!
主にミルトンとローが作曲を手がけたナンバーにホナルド・バストス、フェルナンド・ブランチ、マルシオ・ボルジェスらが歌詞を提供し、アレンジはヴァグネル・チゾ、デオダートが手がけた。すでにアーティスト/SSWとしてブレイクしていたミルトンの楽曲が素晴らしいのはもちろん、本作においてロー・ボルジェスのソングライティングの才能が開花。ビートルズの影響を受けたメロディアスなポップ・ロックに、土着の教会音楽の要素が融合し、透き通るようなギターの音色が美しい傑作フォーク・ロック作品が誕生した。
オープニングを飾る大名曲「Tudo O Que Você Podia Ser」、ミルトン・ナシメントとエスペランサ・スポルディングとの共演盤でも取り上げられたアウトロのピアノが余韻を残す「Cais」、ローの作曲による名バラード「O Trem Azul」、後にローのスタジオアルバムのタイトルにもなった一際サイケデリックな「Nuvem Cigana」、近年ではゼー・イバーハによるカバーも話題になった「San Vicente」、後にローのソロアルバムに収録されたテイクが有名なスキャットのみの「Clube Da Esquina Nº 2」、エレキギターの煌めくような音色が美しい「Paisagem Da Janela」、「Cais」と同様に中盤突如ムードが一変する「Um Gosto de Sol」などなど、挙げればきりがないほどに名曲の応酬。どの楽曲も多くのアーティストからカバーされ、長く愛され続けている。
ブラジル音楽との出会いが本作という人も多く、かねてから人気盤なだけにリイシューはまさに待望。ぜひこの機会に!
世界的大ヒットを飛ばした珠玉の名曲"Would I Lie To You"でも知られる90年代のソウル・デュオ、Charles & Eddieの一員としても活動していた名シンガーことEddie Chacon。Sam Gendelと並び、LAのシーンを騒がせる鬼才John Carroll Kirbyプロデュースのもとで制作し、2020年に〈Day End Records〉より発表したアルバム『Pleasure, Joy And Happiness』が待望のリプレス!Mac DeMarcoに「地球上でナンバーワン。昨日も、今日も、そしてこれからも。」と言わしめた偉才による、静かな自信に満ち溢れ、洗練され抜いたR&Bアルバム!プロデュースは、Frank OceanやSolangeなどとコラボレーションしていることでもおなじみのJohn Carroll Kirbyが担当。 Kanye West’のSunday Serviceのドラマー、Lamar Carterも参加!限定1000部。
アヴァンギャルド・ジャズ史に刻む要注意物件がアナウンス。70年代黒人解放音楽最前線であったフィラデルフィアのジャーマンタウン地区出身のスーパーグループにして、スピリチュアル・ジャズとフリーファンクの秘宝Sounds Of Liberationにも参加。Sun Raとも共演する伝説的サックス奏者、Byard Lancasterが、1973年から74年にかけて、フランスの前衛ジャズのカルト名所、Jef Gilson主宰の〈Palm Records〉に残した作品を網羅した7枚組LP BOXが〈Souffle Continu〉より堂々出版!このレーベルでランカスターが録音した全ての作品を、貴重な当時の写真とパリ時代の同氏の詳細な記事が掲載された20ページの小冊子と共に振り返る画期的ボックス。限定700部。
歴史的再発案件!!! デレク・ベイリーの記念すべきソロデビュー作が46年ぶりのヴァイナル・リイシュー。1972年のヨーク大学でのソロ演奏を含む二枚組でのリリースです!!!! フリーインプロヴィゼーションという概念を確立した歴史的演奏家の最重要作!デレクベイリーのソロギター、幽幻な伸びのある即興演奏、ワウフランジャー類を使ったような演奏から、アコースティック、クラシックギターを使ったメシアンを思わせるリズム。弦楽器における極限演奏の極み、熱しやすく冷たい石のような曖昧さと迷うことのない決定を奏でる音がここに!そしてRashad Beckerによる、あの名門アビーロード・スタジオで行なわれた絶好のリマスタリングとカンペキです。
11月下旬再入荷。現在のロンドンの豊穣なジャズ・シーンを明るく照らす要注目ジャズ・グループ、Unknown To Knownによる2024年9月発売の自主タイトル。2023年夏、イーストロンドンのドックランドにあるスタジオ〈Lightship〉で録音された最初のスタジオ・アルバム。メンバーの個人的な変化と彼らが住む急速に進化する周りの世界を反映した、長編の即興演奏から構成される、徐々に明らかになる複雑さと、色彩と深みに富んだサウンドスケープを備えた、インティメイトで白昼夢的ジャズ・アルバム。限定300部。
初版骨董級のメガレア盤が堂々アナログ復刻。〈Nimbus〉関連の希少作品を始め、スピリチュアル・ジャズ~ジャズ・ファンク~インド・ジャズまで横断し意欲的な発掘リリースを繰り広げてきた名所〈Outernational Sounds〉から凄まじい物件。クラブでのライブやスタジオでのバックアップの仕事なども務めていたオクラホマ出身の女性ジャズ・シンガー、Betty Lou Landrethが79年にリリースした伝説の自主盤が再発!モータウンのセッション・グループであるThe Funk BrothersやデトロイトのTribe CollectiveのMarcus Belgraveといった実力派のセッション・プレイヤーを起用した唯一作。底知れない妖しさと有り余るエネルギーが壮絶に溶け合い、ありとあらゆる聴衆を異次元へと呑み込むジャズ・ボーカルのカルト・アルバム。オリジナル盤は8万近い値段も付けている、まさに別格なレア盤につきこの機会に是非。
RCA、Strata-Eastを経て改めて自身のレーベルであるNodlewからのリリースとなった7thアルバム! 80年代を中心に行われたセッションを中心にSteve Grossman参加の最初期録音など貴重な音源も収録した1989年発表のクロスオーヴァー・ジャズ名盤!
自身のレーベルであるNodlewからのリリースを皮切りに、RCA、Strata-Eastでのキャリアを積みながら改めてNodlewから1989年に発表した本作は、時にはアグレッシヴに弾きまくり時には流麗なタッチを披露するWeldon Irvineのピアニストとしての矜持を感じさせられるアコースティックなジャズアルバム!RCA時代の名盤『Sinbad』に収録されDon Blackmanのヴォーカル曲としても知られた名曲を新たに女性ヴォーカルをフィーチャーしてメロウなソウルナンバーへとアップデートした「Music Is The Key」(M1)やSonny Fortuneとの共演でも名高いTom Browneをトランペットに迎えたクロスオーヴァー・ジャズ「Have You Met Miss Jones?」(M6)といった80年代のセッションを中心に収録されていますが、マイルス・バンドでも活躍したSteve Grossman(T.Sax)、Lenny White(Drums)らが参加した最初期1968年録音「Mr.P.C.」(M5)といった非常に貴重な音源も収録! 2023年最新リマスタリング!
NYはブルックリンのレジェンダリーなヒップホップ・ユニット、ブラック・ムーンが1993年にリリースしたヒップホップ史に残る名盤であり、“Who Got Da Props?”や“How Many MC's...”、“I Got Cha Opin”等々の名曲を生んだ説明不要のヒップホップ・クラシックなアルバム『Enta Da Stage』が完全限定生産のカセットで復刻! オリジナルにボーナストラックを追加した全16曲を収録!
バックショットとファイヴ・フットの2MC+プロデューサー・チーム、ビートマイナーズのイヴィル・ディーからなる3人組=NY・ブルックリン出身のブラック・ムーンが93年にリリースしたファースト・アルバムにして問答無用のクラシック『Enta Da Stage』が完全限定生産のカセットで復刻!
NYのNervous Recordsが新設したヒップホップ・専門レーベル=Wreck Records第1弾アーティストとして鮮烈なデビューを飾ったブラック・ムーン。“Who Got The Props?”、“Buck‘ Em Down”、“How Many MC’s”などを筆頭に、バックショットのハードなフロウと、ビートマイナーズのイヴィル・ディー&MR.ウォルトによるラフで黒光りした重低音が腹の奥底に突き刺さる! リリース当時のオリジナルCD/カセットの全14曲に2曲のボーナス・トラックを追加した全16曲収録のファン垂涎なブツ!
12月下旬入荷予定。モダン・ソウルから〈Numero Group〉ファンまで、ジワジワと支持を獲得している弊店お馴染みの〈Colemine Records〉からは、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動する要注目新鋭ミュージシャン、Salvator DragattoによるデビューLP『Thoughts of You』がアナウンス。このレーベルの作品としても一際前衛的な内容で攻めてきました!ジャズやビートミュージックを経由した、極めて現代的なムード・ミュージックでありつつ、雰囲気の演出的な側面には絶対に留まらない強靭な音楽。エクスペリメンタル音楽として、ライブラリ・ミュージック以降の音楽として極めて美しいです!
Antoino Carlos Jobimが1972年12月にニューヨークで録音した8枚目のスタジオアルバム。ジョビンのアルバムの中では比較的知られていない作品ながら、彼の最高傑作ともいわれる催眠的でキラーな"Aguas de Março"を収録。微睡みとサウダージ、パッションと美しさの音楽としてこれ以上の作品を見つけるのは中々困難でしょう。緩やかに進行する安息と鎮静が、ブラジル音楽特有の鮮やかで美しい旋律と和声に沿って進行する、この音楽をぜひ浴びて頂きたいです。
11月下旬再入荷。(11月上旬分は完売しました)カリフォルニア州サンディエゴを拠点にファンクやアフロビート、クンビア、レゲエ、ソウルなどを取り扱う気鋭レーベル〈All-Town Sound〉からは、同地の要注目アクト、Mitchum Yacoubによる23年の傑作アルバムがリプレス!地元のグループであるSure Fire Soul EnsembleやBoostiveから親しい友人のミュージシャンたちがゲスト参加。トロピカル・ファンクやアフロビート、クンビア、ソウルなどの多彩なスタイルを横断しながら、重厚で催眠的なリズム・セクションと活気あるホーンラインと共に、孤高のアウトナショナルなグルーヴを展開しています。
Essential Outernational Sounds!! 偉才オーネット・コールマンの右腕としてフリー・ジャズの先駆者となり、コルトレーンとのコラボレーションでも注目を集めていた世紀の名プレイヤー、ドン・チェリーが、1973年にスウェーデンの小規模レーベル〈Sonet〉レーベルのシリーズ〈Universal Folk Sounds〉に残したアヴァンギャルド・ジャズのマスターピース『Eternal Now』がアナログ再発。その5年前に発表された傑作であり、フリー・ジャズとワールド・ミュージックが奇跡の融合を果たした『Eternal Rhythm』の続編ともいうべき立ち位置のアルバムで、『Eternal Rhythm』同様に、再びヨーロッパのアヴァンギャルド・シーンを代表する面々をフィーチャーして臨んだ一枚。西洋のスタンダードな楽器はピアノだけであり、他の楽器はアフリカ、チベット、中国、インド、ルーマニア、インドネシアのものという気合の入りっぷり。非常に緩やかにして冒険的なムードの作品で、収録曲のうち4曲は約8分以上もの大ボリューム(!) 真っ先にレジェンド= The Art Ensemble Of Chicagoの存在を思い起こさせる、新しい音楽の可能性と文化館の共通性を探求した新鮮で予測不可能な大名盤!
オリジナルは高価で取引される一作!ブッダの様な佇まいで笑顔のチェリーが眩しいグッドなジャケ。偉才オーネット・コールマンの右腕としてフリー・ジャズの先駆者となり、コルトレーンとのコラボレーションでも注目を集めていた世紀の名プレイヤー、ドン・チェリー。マハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーとしても知られたNarada Michael Waldenによるプロデュースのもとチェリーが作曲(1曲を除く)を手がけた1977年のアルバム『Hear and Now』が〈Klimt〉からアナログ復刻。1976年12月にニューヨークの〈Electric Lady Studios〉にてレコーディングされ、〈Atlantic〉から発表。チェリーの社会的メッセージが込められたエッセンシャルな一枚であり、Neil Jason (bass)、Sammy Figueroa (congas)、Collin Waicott (SItar)、Raphael Cruz (percussion)といった豪華な面々を迎えて制作された人気作品。インド音楽からフュージョン、ジャズ・ファンクまでが都会的で黄昏なムードの中で華やかに溶け合った、夕暮れ時の陽気なバックグラウンド・ミュージック。これは、AORやシティポップ好きにもオススメ!
ブラジル音楽が誇る大巨匠、カエターノ・ヴェローゾ。軍事政権の政権批判を行なったとして理由も明らかにされないままに逮捕・拘置されてしまった彼が亡命先のロンドンで作り上げたソロ名義では4枚目となるスタジオ・アルバムである72年作『Transa』がアナログ・リイシュー。ジャジーな”Nine Out of Ten”から、加速するブラジリアン・パーカッションが特徴的なギア・シフトの”Triste Bahia”、そして、美しく絶望的な”You Don't Know Me”は、世界初のバイリンガルのボサノバ/フォーク・パンクのアイデンティティ・アンセムと言っても過言ではないでしょう。まさにこのヴェローゾという人物が現代ブラジル音楽の中で最も個性的で、最も重要な声の持ち主であることを示す金字塔的大名作。
ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharoah Sandersが1969年に〈Impulse!〉から発表したスピリチュアル・ジャズの傑作『Karma』の〈Audio Clarity〉からの23年度リイシュー盤!Ron Carter、Lonnie Liston Smith、Leon Thomasらも参加したスピリチュアル・ジャズとしても先駆的な作品であり、サンダースの作品の中でも非常に高い人気を誇るアルバム。
Stevie Wonderが1973年に〈Motown Records〉から発表したマスターピースにして16枚目のスタジオ・アルバム、そしてグラミー賞最優秀アルバム賞受賞作『Innervisions』がアナログ再発。自身のクラシック期に残された画期的な録音!"Higher Ground"や"Living for the City"、"Don't You Worry ‘bout a Thing"といった名曲の数々を収録。
John Coltraneの妻であり、Flying Lotusの叔母、そして、インド音楽からヒンドゥー哲学まで実践し、真理の探求者であったAlice Coltrane(1937–2007)。亡き夫の残した大きな遺産を乗り越えるべく録音したデビュー・アルバム『A Monastic Trio』へと続き、デビューから1年後、夫の死から2年後にあたる1969年半ばにレコーディングした2枚目のリーダー作『Huntington Ashram Monastery』がアナログ復刻。本作では、アリス・コルトレーンがピアノとハープを演奏し、ベースではロン・カーター、パーカッションではラシッド・アリという豪華面々がバックを担当。音楽的には、以前よりも少しリラックスした雰囲気となり、演奏は程よい密度で緩やかなものへと変化しています。冒頭のタイトル曲はその良い例で、カーターが深いグルーヴを作り、アリがすべてをフレームに収め、コルトレーンはハープで驚くほど軽快に演奏。スピリチュアルかつ東洋思想かつ大変素晴らしいトリオ作!