Jazz / Soul / Funk
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1950年代、10代の頃からジョアン・ジルベルトやヴィニシウス・デ・モライス、アントニオ・カルロス・ジョビンなど、ボサノバの音楽革命に参加した数人の歌手や作曲家と親交を深めてきた「ボサノバのミューズ」ことNara Leão。1968年に〈Philips〉に残したアルバムがアナログ・リイシュー。1963年までに、数年間アマチュアのシンガーとして活動した後、プロとなり、セルジオ・メンデスともツアーを共にする事に。Manuel Barenbeinによるプロデュースのもとで作り上げたトロピカリア〜バロック・ポップの一大傑作!
フランスを代表する映画監督/作曲家のSerge Gainsbourg (1928-1991)と、その長年のコラボレーターとしても知られるAlain Gouragerによる、パリの「夜の世界に迷い込んだストリッパー」を描いたNico主演の63年映画のカルト・サウンドトラック『Strip Tease』が待望のアナログ再発!薄暗いナイトクラブやいかがわしい売春宿のクールなジャズに、ゲンスブールのピアノ、ジュリエット・グレコの歌唱による息を呑むようなスルメのタイトル・トラックまで、ゲンスブールのファンにはたまらない一枚となっています。
名盤『Marchin On』等で知られるスピリチュアルジャズの名兄弟ヒースブラザーズの弟でありジャズドラマーのトゥディー・ヒースの1970年ソロ名義スピリチュアル・ジャズ名作『Kawaida』が〈Trading Places〉よりアナログ再発。ハービー・ハンコック、ドン・チェリー、バスター・ウィリアムス、ジミー・ヒース、エムトゥーメなど、オールスターとも言えるメンバーが参加した強烈なモーダル・ジャズ・アルバムである本作は、スピリチュアル・ジャズ、モーダル・ジャズ、アフロセントリック・ジャズを愛するすべての人にとって必携の一枚!
オリジナルは1974年に仏〈Le Chant Du Monde〉からリリースされたHal Singer と Jef Gilson によるアフロ・パリジャン・ジャズの代表作のひとつ『Soul of Africa』が〈Endless Happiness〉から登場。アメリカのレジェンド Hal Singer による熱量の高いテナーサックスと、フランスの鬼才 Gilson の霊的なピアノ、そして重厚でしなやかなリズム隊が渾然一体となり、冒頭からラストまで息を呑むような高揚感が続く。モーダルなコード進行の上でアフリカン・パーカッションが躍動し、スピリチュアルでダンサブル、かつどこか幻想的な雰囲気を纏った傑作。アフリカ的なリズム感覚とヨーロッパのジャズシーンの洗練が交わることで、独自の重層的な音世界が生まれている。45回転盤仕様での登場!
ジョン・コルトレーンの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説Pharaoh Sandersが69年に〈Impulse!〉から発表した傑作『Jewels Of Thought』がヴァイナル再発。スピリチュアル・ジャズファンのみならず、ニューエイジ~アンビエント系のリスナーにも大推薦。
John Coltraneの妻であり、Flying Lotusの叔母、そして、インド音楽からヒンドゥー哲学まで実践し、真理の探求者であったAlice Coltrane(1937–2007)。亡き夫の残した大きな遺産を乗り越えるべく録音したデビュー・アルバム『A Monastic Trio』へと続き、デビューから1年後、夫の死から2年後にあたる1969年半ばにレコーディングした2枚目のリーダー作『Huntington Ashram Monastery』がアナログ復刻。本作では、アリス・コルトレーンがピアノとハープを演奏し、ベースではロン・カーター、パーカッションではラシッド・アリという豪華面々がバックを担当。音楽的には、以前よりも少しリラックスした雰囲気となり、演奏は程よい密度で緩やかなものへと変化しています。冒頭のタイトル曲はその良い例で、カーターが深いグルーヴを作り、アリがすべてをフレームに収め、コルトレーンはハープで驚くほど軽快に演奏。スピリチュアルかつ東洋思想かつ大変素晴らしいトリオ作!
2017年にデビューを果たしたドイツ発のアナトリアン・サイケ・ポップ歌謡集団、Derya Yıldırım & Grup Şimşekの最新アルバムが〈Big Crown〉からアナウンス!トルコの民謡をベースにした音楽「ハルク」(Halk)の弦楽器バーラマの女性奏者Derya Yıldırımと、それぞれドイツ、フランス、イタリア、イギリス出身の男女4人のクインテットGrup Şimşekによる新機軸となる一作!日本語では「明日がなければ」と訳される本作は、「喪失や憧憬、変化への希望」という主題を軸に、深く個人的な苦悩と集団的な抵抗を掘り下げた作品。持ち前の中東サイケな味わいとここのレーベルカラーのモダン・ソウル/ファンク・サウンドが絶妙にマッチした、"アウターインターナショナル"な魅力を放つサイケデリック・ソウル・ミュージック傑作です!
レバノン出身でベルリン在住、フリー・インプロヴィゼーションからアラブ・ポップ、サンプル・コラージュまでを自在に横断するアーティストRaed Yassinによる、15分超のトラック2曲から成る高密度なモジュラーシンセ・ミニマリズム作品『Eternal Ghost』が〈Fourth Sounds〉からリリース!かすかなアラビアの雰囲気と、Terry Rileyやノーウェイヴやシンセポップのエッセンスを取りこみつつ、ジワジワと積み上がる電子音が、極限まで削ぎ落とされたビートとともに展開される。鍵盤や木管の即興演奏が、木製ドラムや金属打音と絡みながら、14〜15分の枠を通じてゆっくりと姿を変える、反復と展開を通じて聴き手を深い瞑想へと誘う実験的なサウンド・エクスペリエンス。音楽と美術が交差するインスタレーションのような、Raed Yassinの多層的な創作世界を体感できる充実作!
ブラジル音楽とジャズが美しく溶け合う、ミルトン・ナシメントの国際デビュー作『Courage』。アレンジと指揮はエウミール・デオダート、鍵盤にハービー・ハンコック、ドラムにアイアート・モレイラなど、当時のジャズ・シーンの名手たちが揃って参加。ナシメントのヴォーカルは、土の匂いを感じさせるフォルクローレのようでありながらも、空を漂うように浮遊感に満ち、そこに重なる繊細なオーケストレーションと相まって、ソウルフルで夢見心地な音世界が広がる。ボサノヴァ以降のブラジル音楽の扉を開いた、静かな革新の名盤。
ジョン・コルトレーンがアトランティックに残した最後のアルバム『Olé Coltrane』。彼の音楽的転換点を示す重要作で、録音はインパルス移籍直後、名門ヴァン・ゲルダー・スタジオにて行われ、レギュラー・クインテットに加え、アフリカン・ブラス組からアート・デイヴィスやフレディ・ハバードらが参加。スペイン風味のミニマルで催眠的な演奏を軸に、ビバップからスピリチュアルな探求へと進むコルトレーンの次の時代の幕開けを示す一枚。

各所で即完売となっていた人気盤です、お見逃しなく!ニューエイジ・ファンにも推薦!サックス、チェロ、ピアノ、フルートを中心に繰り広げられる親密で優美なコスミッシェ・アンビエント・ジャズ・サウンド。ポートランドの「偉大なブラックミュージック」の最高の実践者、The Cosmic Tones Research Trioが、母なる地球へと捧げる音楽『All is Sound』が〈Mississippi Records〉よりアナログで登場。ゴスペルやブルースのルーツやスピリチュアル・ジャズの要素も内包した、癒しと瞑想に捧げる、真摯で宇宙的なレコードに仕上がっています。

1970年代初頭、ポートランドのブラック・コミュニティが育んだジャズ、ファンク・バンドThe Gangstersによる40年以上も未発表のまま眠っていた幻の音源集。The Gangstersには、後にグラミー受賞やB.B.Kingのバンドへの参加など、それぞれが華やかなキャリアを歩むことになる若き才能たちが在籍しており、中心人物はトランぺッターで後に名教育者ともなるThara Memory。本作は彼の指揮のもと、Ripcord Studiosで1970~72年に録音されたセッション音源を収めたもの。タイトなグルーヴと、洗練されたアレンジのもと、若き才能たちが初めて交差し、炸裂した一瞬の閃光のようなアルバムで、その一体感とスリルは、今聴いても鮮烈。また、バンドメンバーによるオーラル・ヒストリーや未公開写真、現地文化団体の支援による豪華パッケージが付属しており、単なる再発にとどまらず、失われた地域文化と音楽遺産を掘り起こす重要な記録でもある作品。

グラミー賞受賞プロデューサー、Leon Michels=El Michels Affairの新作アルバムに坂本慎太郎が作詞と歌唱で1曲参加! その参加曲「Indifference」を、zelone recordsより国内7inchリリース決定!
Leon Michelsのメインプロジェクト、El Michels Affairの新作アルバム「24 HR SPORTS」が、9月5日にUSのレーベルBig Crown Recordsよりリリースされる事が発表されました。
その新作に坂本慎太郎が作詞と歌唱で1曲参加、その収録曲『Indifference』の7inch vinyl(日本限定盤)が、7月30日(水)にzelone recordsよりリリースが決定しました.。c/wにはアルバム収録曲から、東京の杉並児童合唱団をフィーチャーした『Clean The Line』を収録。zelone 7inchは、坂本慎太郎による二つ折アートワーク仕様になります。
Leon MichelsはBig Crown Recordsの創設者の一人で、US音楽界で現在最も注目を集めるプロデューサーの一人。そんな彼自らの名義のプロジェクト、El Michels Affairの新作「24 Hr Sports」に参加したアーチストは、Norah Jones,Clairo, 坂本慎太郎, Florence Adooni, Rahsaan Roland Kirk, Rogê & Dave Guyらをフィーチャーしています。間違いなく2025年最も注目を集めるリリースの一つとなります。新作の発表と同時に、アルバムのリードシングル『”Anticipate” feat. Clairo』も公開されました。
El Michels Affair (Leon Michels)
Leon Michelsは現在最も求められるUS音楽プロデューサーの一人。
彼の独特なサウンドは、アンダーグラウンドシーンに影響を与え続ける一方で、メインストリームの注目も集めています。
2023年の"El Michels Affair & Black Thought"による「アルバムGlorious Game」以来、Leon Michelsは他のアーティストの作品を手がけるのに忙しく、Norah Jonesのグラミー賞受賞作「Visions」、Clairoのグラミー賞ノミネート作「Charm」、Kali Uchisの「Moonlight」、さらにはレーベルメイトであるBrainstory、Derya Yıldırım & GrupŞimşek、Thee Heart Tones、Liam Baileyのアルバムなども制作しています。
そんな中、彼が自らの名義”El Michels Affair”としてリリースする新作『24 Hr Sports』は、待望の復帰作として注目されていて、2025年を代表する作品の一つとして高く評価されることは間違いないだろう。

Earl SweatshirtやPink Siifu、Navy Blueらと共にニューヨークのアンダーグラウンド・ラップ界を牽引するMIKEとTony Seltzerがデジタルで先行配信されていた作品をLP化!ディスク1には24年にリリースされた『Pinball』、ディスク2には最新作である続編『Pinball II』が収録されている。ファンに愛され、批評家からも高く評価された『Pinball』だが、当時はMIKEがこれほどストレートにラップするという意外性もあった。『Pinball II』ではMIKEはさらに研ぎ澄まし、キャリア屈指の力強くエネルギッシュなラップを披露している。Tonyのプロダクションも一段とスケールアップし、より大胆なサウンドへと進化している。
2作を経て、両者の間には確かなケミストリーが生まれ、これまでのMIKEの本質を損なうことなく、彼のキャリアの中でも最も親しみやすい作品が完成した。作品にはEarl Sweatshirt、Clams Casino、Jay Critch、Akachi、Lunchbox、Sideshow、Niontayなど、多彩なゲストやコラボレーターが参加している。
ブルックリンのラッパーとプロデューサーが、昨年の『Pinball』に続くハイエナジーな続編で再びタッグ。より親しみやすくなったMIKEの姿がありながらも、その本質はしっかりと保たれている。
− Pitchfork(8.1点)
創作ペースを加速させるブルックリンのラッパーが、ジャンルの枠を軽々と打ち砕くトラップ要素満載の楽曲群を披露。
− Rolling Stone(★★★★)
ラップファン全員が、MIKEがTony Seltzerと手を組んだことに感謝すべきだ。
− The FADER
ソロ・ピアノでのライヴ演奏の可能性、概念をも大きく変え、『ケルン・コンサート』をはじめとする数々の名盤を世に送り続ける孤高のピアニスト、キース・ジャレットが5月8日に80歳の誕生日を迎えたことを記念し、最後のヨーロッパ・ソロ・ツアーからのライヴ・アルバムが急遽リリース。
本作は、キース・ジャレットの最後のヨーロッパ・ソロ・ツアーからリリースされる4枚目のライヴ録音作品で『ミュンヘン2016』、『ブダペスト・コンサート』、『ボルドー・コンサート』に続くもの。すでに伝説的な『ウィーン・コンサート』(ウィーン国立歌劇場で1991年に録音)というライヴ作品があり、本人はかつてその作品を「長年の“炎の求愛”の末に“炎そのものの言葉”を語った」と主張していたというが、本作では2016年にウィーンに再び訪れ、インスピレーションの炎は、活気に満ちた音響特性を持つもうひとつの歴史的な場所、ウィーン楽友協会黄金の間にもたらされたものとなっている。
その瞬間に新しい音楽を形成しており、その範囲はほぼ百科事典的である。『ブレーメン/ローザンヌ』、『ケルン・コンサート』から『ウィーン・コンサート』に至るまで、ジャレットの初期のソロ・コンサートを代表する長大な形式は、彼の演奏人生の最終段階に入ったこの時期には、短い、自己完結的で対照的な曲で構成されるショーに取って代わられた。そして、2016年7月9日のウィーン楽友協会での公演がそうだった。 「パート 1」は、自然発生的な音の渦であり、渦を巻き、濃密で複雑である。「パート 2」は静寂の中で和音が浮かび上がり、ゆったりとした旋律が引き出される。 リズムが前面に押し出された「パート3」では、ジャレットがそれぞれの手で別々のパターンを展開し、それを織り交ぜる能力が際立っている。
「パート4」は讃美歌的で、栄光の雲をたなびかせ、「パート5」はエーテルからの純粋なバラード。「パート6」は叙情的な衝動を屈折させてより抽象的にし、「パート7」はジャレットのヨーロピアン・カルテットのために書き直されたような優しい曲だ。「パート8」はブルースで基本に立ち返り、「パート9」はゴスペルとカントリーのヒントを含み、ジャレットの音楽的ヴィジョンがいかに包括的であったかを思い起こさせる。アンコールに選ばれた「虹の彼方に」は、『ラ・スカラ』、『ア・マルティテュード・オブ・エンジェルズ』、『ミュンヘン 2016』で聴かれた素晴らしいヴァージョンとは少し異なるフレージングで、ジャレットはまたもや類まれな演奏を締めくくっている。
<パーソネル>
Keith Jarrett(p) ★2016年7月9日、ウィーン、学友協会黄金大ホールにてライヴ録音
トラックリスト:
1. Part I 2. Part II 3. Part III 1.Part IV 2. Part V
1. Part VI 2. Part VII 1. Part VIII 2. Part IX 3.Somewhere Over The Rainbow
NY出身のMC:Qティップ、ファイフ・ドーグ、ファイフ(2016年没)に、DJのアリ・シャヒードの4人で、1988年に結成された ア・トライブ・コールド・クエスト。ジャングル・ブラザーズやデ・ラ・ソウルらと共に「ネイティブ・タン」と呼ばれ、“ニュー・スクール”というヒップホップの新たな潮流を生み出した、90年代のヒップホップ黄金時代を代表するユニットである。本作は1993年にリリースされた3rdアルバム。前作のジャジー・ヒップホップ路線にこだわらず、再びサンプリングに立ち返り、「オー・マイ・ゴッド」や「アワード・ツアー」、「エレクトリック・リラクゼーション」などキャッチーなヒットが生まれた。サンプリングを主体にした90’sヒップホップの到達点ともいわれる最高傑作。

「Check The Rhime」「Jazz (We Got)」「Scenario」を収録したア・トライブ・コールド・クエストの傑作アルバム『The Low End Theory』の、緑と赤のスプラッターを施したレコード・ストア・デイ限定カラーヴァイナル。アメリカ以外では初のカラー・ヴァイナルで発売。■RECORD STORE DAY 2025限定盤
The Notationsによる1973年のソウル・クラシック「What More Can I Say」に、ローライダー・ソウル屈指の名曲「I’m Still Here」をカップリングして、大名門〈Numero〉より待望の7インチ再発、シカゴ・ソウルの名曲が蘇る!シカゴの名グループ、The Notationsによるこの2曲は、NxWorriesやAnderson .Paak、redveil、Snoop Doggといったアーティストにもサンプリングされ続ける不朽の名曲。ヴィンテージ・ソウルの温もりを宿した珠玉のメロディーと、時を超えて愛されるハーモニーが堪能できる、ソウル・ファン垂涎の限定盤。お見逃しなく!!
大名門〈Numero〉のEccentric Soulシリーズの記念すべき100作目として、オハイオにルーツを持つ〈Capsoul〉レーベルから3枚の復刻7インチが登場。〈Capsoul〉を代表する4声ハーモニーグループ、ジJohnson, Hawkins, Tatum & Durrによる「You Can't Blame Me」は、荒々しくもソウルフルなコーラスが光るナンバー。B面の「You’re All I Need To Make It」も温かみのあるハーモニーが特徴で、A面との対比がまた魅力的。〈Eccentric Soul〉らしいディープで愛すべきオハイオ産ヴィンテージ・ソウルの再発盤。
自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンド&グルーヴを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero Group〉からは2010年にリリースされた大人気ゴスペル・ファンク・コンピ・シリーズ作品『Good God! Born Again Funk』が14年振りにアナログ・リプレス。ミシシッピ州のデルタ地帯から北に向かって歩いてくるブルース歌手なら誰しもが奏でる、暑く、汗だくで、土っぽい密造酒のリズムの中で生み出されたスピリチュアルで珠玉のゴスペル・ファンク満載の大傑作コンピ盤!

これは凄い!〈Another Timbre〉や〈Elsewhere〉系のモダン・クラシカル・ファンにも推薦!〈Pitchfork〉では8.0点の好スコアを獲得、今までもChristian MarclayやSteve Beresford、Phil Mintonを始め、数々の大物とコラボレーションしてきた韓国人チェロ奏者/即興演奏家のOkkyung Leeの今年度ベスト級の新作が〈Shelter Press〉から登場!ちょっと意外なレーベルから出ましたね。まさに極上のバラード。Okkyung Lee(Cello)、Eivind Opsvik(Bass)、Maeve Gilchrist(Harp)、Jacob Sacks(Piano)という編成で贈る夢見ごこちの室内楽アンサンブル。雪崩れ込む感傷的なメロディと穏やかでメランコリックなタッチ、チェンバーからスピリチュアル・ジャズ、民俗音楽を始めとした無数の側面を包みながら、芦川聡や吉村弘といった日本の環境音楽/アンビエントにも通じる引きの美や「間」の美学をも感じさせる一枚。Rashad Beckerによって〈Dubplates & Mastering〉にてマスタリング&カッティング。これは是非ヴァイナルで浴びましょう。

フィンランドの現行スウィート・ソウル・ファンにはおなじみ、良質な音楽を発信しつづける”TIMMION”からそのハウスバンドCOLD DIAMOND & MINKと、同じくフィンランド出身の鬼才サックス/フルート奏者JIMI TENORが手を組んだアルバム『July Blue Skies』がリリース!伸びやかなアナログ・シンセのイントロで始まり、やがて甘くロマンティックな呼び声へと発展し、無限の夏空を思わせる音のキャンバスを描くアルバムの冒頭を飾るタイトル曲や、70年代のサウンドトラック風の緊張感と幽玄なソウルの要素を持ち、ヒプノティックなグルーヴの『Summer Of Synesthesia』などメロウなグルーヴからサウンドトラック・ファンクまで、ソウルを鷲掴みにする6曲が収録!

フィンランドはヘルシンキを拠点とする、北のクルアンビンとも呼ばれるコンテンポラリー・ソウル・ミュージックバンドRosettesの新アルバムが同郷の名門Timmion Recordsからリリース!このアルバムに見られるサイケデリック・ソウル、ジャジーなファンク、内省的なグルーヴなどの要素は、Rosettesがジャンルを融合させた傑作を作り上げる能力を証明している。ソウルフルなオープニング曲「The Call」、アイザック・ヘイズにインスパイアされたタイトル曲「Lifestyles」、内省的なグルーヴァー「Spiral」など、傑出した楽曲を収録!
アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズを代表するソウル、R&Bシンガーで、"Soul Queen of New Orleans"の愛称でも知られているIrma Thomasの1966年作のセカンドアルバム『Take A Look』がMississippi recordsがディストリビューションする、このコアな黒人音楽遺産レーベル〈Cairo Records〉よりリイシュー!キャッチーなメロディとトーマスの屈託のない歌い回しが見事にマッチした「Teasing, But Your Pleasing」や陽気で間違いなくモータウンにインスパイアされた 「What Are You Trying to Do 」など、プロデューサーのAllen Toussaintの協力によって制作された本作は、彼女の作品群の中でも特に多くのR&Bヒット曲が収録されており、ソウルを感じれる重要な作品。
