Jazz / Soul / Funk
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オリジナルは1984年発表の、和製ジャズ・フュージョンの中でも特にAORの要素を強く含んだ隠れた名盤として知られる、Toshiyuki DaitokuとGregg LeeによるプロジェクトSafariのセルフ・タイトル・アルバムが〈WRWTFWW〉によって公式リイシュー。フュージョン特有の洗練された演奏技術と、メロウでスムーズなグルーヴを核として、楽曲の随所に聴かれるみずみずしいヴォーカル・ハーモニーが特徴的で、単なるインストゥルメンタルなフュージョンに留まらず、歌心のあるシティ・ポップ的な魅力も持ち合わせている。ジャズ・フュージョンとAOR、そしてシティ・ポップと言う幅広い層から長年にわたり評価され続けている、非常に質の高い一枚。
サンフランシスコのスケーターにしてマルチ奏者、トミー・ゲレロによる名盤『A little bit of somthin'』が、〈Be With Records〉による再発プロジェクトの一環として、もともと1枚に収められていた音源を、本人協力のもと高音質でリマスタリングし、重量盤2LP仕様・見開きジャケット仕様で再発。ブルースやフォーク、ラテン、ファンク、ソウル、ヒップホップといった多彩なルーツを感じさせつつも、誰が聴いてもトミー・ゲレロと分かる唯一無二の音。穏やかなグルーヴとメロディが、日差しに焼けた午後や夕暮れの空気にぴったりな、ゆったりとしたファンク/ソウル感を醸し出す。スケートカルチャーとインディペンデント音楽のクロスオーバーを象徴する存在による、時代を超えて愛されるサウンドスケープ。
アメリカのミュージシャンであり、プロスケートボーダーとしても知られるTommy Guerreroが1997年に発表した崇高なデビュー作『Loose Grooves & Bastard Blues』が信頼の〈Be With Records〉よりアナログ再発。レイドバックするギターやパーカッションのアコースティックな演奏による、涼しげでゆったりとしたダウンテンポ・ボッサの名曲の数々を収録。クラシカルなファンキー・ブレイクスの名盤としてもレコメンドします!
サンフランシスコのカリスマ・スケーターにしてマルチ奏者、トミー・ゲレロによる名盤『Soul Food Taqueria』が、〈Be With Records〉による再発プロジェクトの一環として、もともと1枚に収められていた音源を本人協力のもと高音質でリマスタリングし、180g重量盤2LP仕様・見開きジャケット仕様で再発。オリジナルは2003年リリースの3rdアルバムで、ジャズ、ファンク、ラテン、ヒップホップが融合したチルアウトな傑作。西海岸の陽光を感じさせるメロウなグルーヴと、内省的なムードが絶妙に溶け合っていて、どの曲もとにかく心地よい。アルバム全体が一つの流れのようにまとまっていて、どこから聴いても気持ちが上がる。まるでソウルフードのように滋味深く、聴く者の心を満たす名作。

77年リリースの大貫妙子の2NDアルバム。参加ミュージシャンも坂本龍一、今井裕、大村憲司、松木恒秀、後藤利、CRIS PARKER(STUFFのDr.)、斎藤ノブ、山下達郎、細野晴臣、
渡辺香津美、清水靖晃、向井滋春、鈴木茂、村上秀一、林立夫、松任谷正隆 etc,と最強の布陣。
STEVIE WONDERに影響を受けて作られた『都会』は大貫妙子の代名詞的な大名曲としても知られ、その当時の時代風刺的な意味合いを多く含んだ歌詞の内容も面白い。
Incl.『SUMMER CONNECTION』 『くすりをたくさん』 『何もいらない』 『都会』 『誰のために』 etc,収録!!
トラックリスト:
Side A
1.Summer Connection
2.くすりをたくさん
3.何もいらない
4.都会
5.からっぽの椅子
Side B
1.Law Of Nature
2.誰のために
3.Silent Screamer
4.Sargasso Sea
5.振子の山羊

いまだかつて、これほどまでにスリリングで美しいサウンドトラックがあっただろうか。名匠・前田憲男が手掛けた、シネジャズの最高峰。
1971年に公開された映画『3000キロの罠』。田宮二郎製作/主演、福田純監督による本作は、「鹿児島から北海道へ、日本を縦に裂いて突っ走るスポーツカー」のキャッチフレーズ通り、全編で三菱ギャランGTOが駆けるサスペンス・アクション。アメリカン・ニューシネマの傑作『バニシング・ポイント』と比較されることも多いロードムービーである。音楽を手掛けたのは名匠・前田憲男。華麗にコーナリングするピアノ、颯爽と駆け抜けるヴィブラフォン、力強く疾駆するベース、ギアを上げてゆくドラム。躍動と静寂、執念と欲望、歓喜と悲哀。スリリングな演奏と美しい旋律が、映画の魅力を最大限に引き出す。サウンドトラックとしてはもちろん、1971年当時の“日本のジャズ”としても尋常ならざるクオリティである。これほどの演奏。正確なパーソネルが判明していないのが残念だが、かねてから猪俣猛率いるサウンド・リミテッド(もしくはザ・サード)の関連が囁かれている。
text by 尾川雄介 (UNIVERSOUNDS / DEEP JAZZ REALITY)
トラックリスト:
Side A
1. ハイウェイの影~第一の疑惑
2. 待っていた女~第一の罠
3. ハイウェイの影~メイン・テーマ
4. 謎の女~罠!?
5. 待っていた女~メイン・テーマ
6. ハイウェイの影~罠への挑戦
Side B
1. 幸薄の女~奈美子の追憶
2. 謎の女~メイン・テーマ
3. ハイウェイの影~敵を求めて
4. 幸薄の女~メイン・テーマ
5. 待っていた女~ヴァリエーション
6. ハイウェイの影~悲しい結末
作曲・編曲・指揮:前田憲男

Say She Sheによる、ブルックリン発のディスコデリック・ソウルをさらに進化させた力作『Cut & Rewind』。前作『Silver』に続き、70〜80年代のソウルやファンク、ポストパンクの影響を吸収しながら、コズミックなシンセや残響の深いギター、うねるベースラインを加えた、ちょっと幻覚的で浮遊感のある空気、重なりやズレをあえて残したような三声ハーモニー、ファンクやディスコ特有の反復に乗りながら、意外なコード進行や即興的な展開を挟み、延々とリフに身を委ねる感覚など、現代的なアップデートを施したサウンドを展開している。Minnie RipertonやRotary ConnectionからESGやLiquid Liquidまで、多彩な系譜を背景に持ちながら、今回はLonnie Liston SmithやLijadu Sistersといったスピリチュアル/グローバルな要素も取り込み、より広がりのあるサイケデリックな音像を描き出している。煌めくディスコの熱気と、ブラックやクィア文化に対する抑圧への抵抗、ジェンダー的な視点など、鋭い社会的視点を併せ持った、今のニューヨークの空気をそのまま封じ込めた作品。身体を揺らしながら意識を拡張させる、踊れるプロテスト・ミュージックとも言うべき、Say She Sheの決定的な一枚。
限定カラーヴァイナル仕様。〈Favorite Recordings〉作品やジャパニーズ・シティポップ・リスナーにもレコメンドしたい大定番!自国のブルースやソウル、ゴスペルのみならず、世界各地のオブスキュア・グルーヴを掘り起こし、独自の視点でコンパイル&新たな価値を付与してきた名門〈Numero〉の手により編纂された極上の自主盤AOR/ヨット・ロック・コンピ!Ned Dohenyを筆頭に、寡作なサイケ/フォーク・バンドMajor Arcanaを率いたJim Spencer、ミネアポリスのSSW、Jeff Harringtonなどなど、豊穣なUSプライヴェート・ブルーアイド・ソウル/シティ・ソウルの数々を一挙収録した同レーベルでも大人気の一枚であり、全20組によるソフトネス&スムースネス溢れるサウンドが堪能できる傑作企画盤!オールド・スタイルなゲートフォールド・チップオン・スリーヴ仕様。
オリジナルは1970年にリリースされたFunkadelicのセルフタイトル・デビュー作が、〈Org Music〉による〈Westbound Records〉再発シリーズの一環として、マスターテープからの丁寧なリマスタリングを経て音質も格段に向上してのリイシュー。本作は、ジャンルの境界を突き破るカオティックでスピリチュアルなグルーヴに満ちており、Motown的な洗練とは真逆をいく、荒削りで予測不能なブラック・サイケの金字塔。歪んだギター、即興性、スピリチュアルな曖昧さを武器に、黒人音楽の可能性を一気に拡張してみせた。Eddie Hazelのギターをはじめとする若きバンドメンバーの熱量と、George Clintonのストリート哲学が融合した、混沌と自由の音楽革命。

ジュノー賞に2度ノミネートされ、ポラリス賞にも3度ノミネートされたカナダのソウル・スター、タニカ・チャールズが4枚目のスタジオ・アルバム『Reasons To Stay』をリリース。複雑な家庭から逃げて過ごした人生の深淵を掘り起こし、これまでで最も生々しく親密な本作は、彼女の家族、彼女自身、そしてリスナーに宛てた一連の手紙のようである。魂を剥き出しにした説得力、痛みを美に変え、忍耐を祝福に変えるような彼女のソウル・シンガーとしての生き様は、最高のソウル・ミュージックは、高度な錬金術であるという言葉を思い起こさせる。ブルース、ジャズ、ゴスペルに影響を受けたR&Bのエッセンスを取り込み、サイケデリアへと至るタニカ・チャールズの変わらぬ音楽性、モノフォニックスのフロントマン、ケリー・フィニガンによるタニカの艶やかさを際立たせるアナログの硬質さが活きたミックスも含めて完璧!
Matthew Sage(M. Sage)が長いシカゴ生活を経て故郷コロラドに戻り、自然豊かな丘陵地帯や牧草地で制作した、彼が育った故郷の風景や、自分自身のアイデンティティに立ち返るようなアルバム『Tender / Wading』が〈Rvng Intl.〉より登場。ピアノとクラリネットを核に、ギターやモジュラーシンセ、パーカッション、さらには自宅周辺で録音した環境音が織り交ざり、まるで自然の中で過ごすような穏やかで深みのある音世界。自宅のDIY改装したスタジオで多彩な創作活動を続けてきたが、本作では特に1910年製のアップライトピアノとの出会いが曲作りに大きな影響を与えている。前作『Paradise Crick』のデジタルで幻想的な世界観から一転、『Tender / Wading』はより人間の経験に根ざした牧歌的でジャジーなエレクトロ・アコースティックな音像を描き出している。全9曲で構成され、自然の息吹や日常の細やかな気づきを大切にしながらも、M. Sage独特の実験精神と繊細なメロディ感覚が光る作品。彼自身は「庭仕事や家事の合間に聴きたい音楽」と言っており、肩の力を抜きつつも深みある音楽となっている。
1974年、名門〈Canopo〉レーベルからひっそりとリリースされたPaolo Ferraraの『Sound』が、〈Sounds From The Screen〉より初の正規リマスター再発。全編にわたってグルーヴあふれるパーカッションとキレのいいブラス、ファズの効いたギター、浮遊感あるエレピといった映画的で緊張感のあるサウンドスケープを展開。Ferraraらしい実験性とセンスの良さが、ライブラリー音源の枠を超えてアルバム作品としての完成度を保っている。今なお現役で通用するような生々しいファンク感覚と、ジャンルを横断するアレンジ力は驚異的で、レアグルーヴ、ジャズファンク、サイケデリック、イージーリスニング、電子音楽の間を縫う、まさに70年代イタリア音楽の粋が詰まった一枚。ライブラリー、サントラ好きはもちろん、現行のレアグルーヴやレフトフィールド・クラブ・ミュージックに惹かれるアピールする、真にエヴァーグリーンな一枚。
完全リマスター&ライセンス盤。ルーツ・レゲエの金字塔的名作!1978年に〈Ball Record〉からリリースされたブリティッシュ・レゲエ・バンドEclipseの唯一のアルバムを、エクステンデッド・ヴァージョンで初リイシュー!Steel Pulseと共にバーミンガム最高のレゲエ・バンドの座を争った、70年代後期から80年代中期にかけてのブリティッシュ・レゲエ・シーンの秘宝の一角!オリジナルに収録された8曲に加え、バンドのラスト・シングルの両面と未発表曲が数曲収録された拡張版仕様。限定500部。
オリジナルは世界中のコレクターを魅了している国産エキゾチカ・ジャズの大大大名作がなんとリイシュー!細野晴臣、石川鷹彦、松任谷正隆の三巨頭による79年傑作インストゥルメンタル・アルバム、エーゲ海(the AEGEAN SEA)がLP復刻です!アートワークからしてもう間違いなし。世界へと轟いた和ジャズ・フュージョンの威光とギリシアの伝統音楽が混じり合い、南欧の白塗りの街の風景へと想いを馳せる、潤沢なバレアリック・グルーヴが輝かしく響き渡る国産スムース・ジャズ・フュージョン一大傑作。これは音楽好きなら一度は聞いておきたい一枚。もちろん一推しです!限定につきお見逃しなく!
イタリアン・ライブラリーミュージックの黄金期に生まれた、幻の逸品『Il Ponte Dell’Asia』が再発。1967年、コッラード・ソフィアによるTVドキュメンタリーのためにピエロ・ウミリアーニが制作したこの作品は、わずかにプライヴェート・プレスで流通したのみだったが、近年その評価は再燃。ミッドセンチュリーのヨーロピアン・ジャズと東洋的モチーフを融合させた、ウミリアーニの最もエキゾチックかつ映像的なサウンドスケープのひとつとして知られている。バンブー・フルートやヴィブラフォン、モーダルなメロディー、密やかなストリングス、そして淡くサイケデリックなリズム。これらが層をなして立ち上がる音像は、ヨーロッパからアジアへの旅情をたっぷりと含んでいる。旅情とアヴァンギャルドな実験性が奇跡的に交差したそのサウンドは、聴く者をまるで異国の夢に誘うような魅力にあふれている。オリジナル・テープからの高音質リマスターに加え、当時のアートワークを忠実に再現した充実のリイシュー!

ムラトゥ・アスタトゥケやマハムド・アハメド、ハイル・メルギアらと並んで語られるべき70年代エチオピア音楽黄金期を彩った重要人物のひとり、Ayalew Mesfin。ムラトゥ・アスタトゥケのエチオ・ジャズが都市の夜を映すとすれば、Mesfinのサウンドはストリートの熱気をそのままぶつけたようなファンキーでソウルフルなエチオ・ファンクともいうべきもので、本作は、エチオピアの伝説的ファンク・シンガー による、未発表音源を中心に構成されたコンピレーション。1970年代エチオピア時代の未発表音源を中心に構成されており、ファンク/ソウル/アフロ・グルーヴを基調とつつエチオピア独自の旋律とリズムを持ったBlack Lion Bandとの演奏による熱量の高い楽曲群を収録。オリジナル・マスターテープから復元・リマスタリングされた高音質仕様。
オリジナルは1972年リリースのドン・チェリーによる、彼の音楽的ヴィジョンをもっとも広く伝える作品として、幅広いファンから支持されている名作『Organic Music Society』。この作品でチェリーは、フリー・ジャズの枠から大きく飛び出し、「音楽は世界共通の言語」という信念のもと、地球規模のサウンド・コラージュに挑戦している。録音は1970年代初頭のスウェーデンで行われ、スウェーデン、トルコ、ブラジル、アフリカ出身のミュージシャンたちが集まった多国籍アンサンブルが参加している。演奏も多彩で、チェリー自身はトランペットだけでなく、ハルモニウム、フルート、コンチ・シェル(ほら貝)、ピアノ、さらには歌まで披露。収録曲は彼自身のオリジナルに加え、テリー・ライリー、ファラオ・サンダース、ダラー・ブランドの楽曲も含まれている。音楽的には、宗教的な儀式を思わせるような瞑想的な曲から、エネルギッシュで奔放な即興演奏まで、振り幅のある構成。どの曲も実験精神に満ちていて、ジャンルを超えた自由さと、深い精神性が共存した一枚。
シドニー拠点の韓国系ドラマー&即興奏者 Chloe Kim によるソロ・パーカッション作品。本作では Randall Dunn が録音・ミックスを担当しており、Kim のテンポを自在に操る技巧や、トーンの探求が前面に出ている。メロディを演奏するわけではないが、調律されたゴングや擦られたシンバル、バランスの取れたタムなどから、幽かなメロディの輪郭が浮かび上がる。アルバム名や曲名には韓国の民間伝承が反映されており、韓国の「ラットスネーク(豊穣の象徴)」に由来。Kim が生まれる前に母親が見た夢ともリンクし、パーカッションの呼吸や変拍子のリズムにも民俗音楽の影響が息づいている。ジャズやフリー・インプロヴィゼーションに根ざしつつも、個人的で独自性のあるリズム感覚が随所に見られるのも魅力的。演奏は高度に即興的でありながら、韓国民謡的なリズム感覚や豊かな音色の探求が随所に組み込まれた、個性あふれるソロ・ドラム作品!
ジャズ・ピアニストBob Jamesが1974年に〈CTI〉レーベルから発表したソロ・デビュー作で、スムース・ジャズの原点とも言える重要作が〈Endless Happiness〉より高音質45回転盤仕様で嬉しい再発。洗練されたアレンジとエレクトリック・ピアノの美しい響きが印象的な冒頭の「Valley of the Shadows」から、パッヘルベルのカノンをベースにした「In The Garden」、後に数多くのヒップホップ楽曲でサンプリングされ、伝説的なトラックとなった「Nautilus」など多彩な名演と名曲が揃う。アレンジにはストリングスやホーンも用いられ、映画音楽のようなドラマティックな構成も魅力で、クラシック、ファンク、ジャズが融合したサウンドは、ジャンルを超えて多くのリスナーに影響を与えた。Bob Jamesの洗練された音楽性と、豪華なプロダクションが融合した傑作。

稲垣次郎と彼のバンドによる1975年録音のジャズ・ファンク/ディスコ・カバー集『Funky Best』。Stevie Wonder、Kool & The Gang、Ohio Playersなど、当時のソウル/ファンクの名曲を大胆かつ洗練されたアレンジで再構築した作品で、ホーンセクションの力強さとリズム隊のグルーヴが際立ち、原曲の魅力を活かしながらも、ジャズ的な即興性と日本人ならではの繊細な音作りが融合している。演奏陣には、日本のジャズ・ファンク・シーンを牽引した実力派ミュージシャンが揃い、スタジオ・セッションの熱量をそのままパッケージしたような臨場感溢れる一枚。ジャズとファンク、ディスコの境界を越えたジャンル横断的な魅力を持ち、時代を超えて響く稲垣次郎のセンスと演奏力が詰まった作品として、今なお新鮮な輝きを放っている。

The Beatlesの名曲The Long And Winding RoadやAcross The Universeのアレンジを手掛けたことでも知られる才人Richard Anthony Hewsonによるソロ・プロジェクトRAH Bandによるスペースエイジ・ポップの金字塔『Mystery』が、リリースから40周年を記念して待望のリイシュー。クラシック、ジャズ、ファンク、エレクトロ・ポップを独自の手法で融合させてきた彼のキャリアにおいても、本作は音楽性とチャート・ヒットの両立を見事に果たした重要作。先行シングル「Are You Satisfied?」で披露された進化系ジャズ・ファンク・サウンドもさることながら、特筆すべきは「Clouds Across The Moon」。宇宙を越えた恋愛劇というレトロ・フューチャー的な世界観を、ヴィヴィッドなエレクトロと共に描いたこの楽曲は、1985年のUKチャートで6位を記録し、一躍ポップ史にその名を刻むこととなる。クラシック由来の陶酔感のあるスウィートでスペイシーなストリングス・アレンジに、黒人音楽由来のベース、ソウルフルでメロウな女声ヴォーカルが奇跡的に混ざり合った傑作。チープになりかねないコンセプトと、抜群のメロディとアレンジが出逢った、重厚感はないけれど薄っぺらでもないという、けっこう不思議な魅力が尽きない一曲。その他にも、現在もクラブでプレイされるシンセ・ジャズの名曲「Float」や、Steven Julien aka Funkinevenの『DJ Kicks』にも収録されたサックスが冴える「Out On The Edge」など、全8曲が粒ぞろい。ジャンルの垣根を越えた音作り、そして時代を超えて愛されるポップ感覚は、RAH Bandの本質を最も端的に示す傑作!!
William Devaughnによる1974年のフィリー・ソウル名曲を収録した12"『Be Thankful For What You Got / Blood Is Thicker Than Water』がリイシュー! 「Be Thankful For What You Got」は、キャデラックを持たなくても誇りを持てというメッセージを込めたメロウ・グルーヴで、後にN.W.AやMassive Attackなどにサンプリングされた名曲。 B面の「Blood Is Thicker Than Water」も同様に温かみのあるソウル・トラックで、彼のキャリアを代表する両面とも高品質な名作シングル。
