Jazz / Soul / Funk
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魅力的なひびきをもつ「インディアン・ジャズ(もしくはインドジャズ)」は、60年代において欧米に出現したが、実のところ、西洋ジャズのアンサンブルに楽器としてシタールを加えただけのものがほとんど。つまり、少しインドっぽい響きのする、エスニックな香りのするモダン・ジャズの域を出なかった。
しかし!それを吹き飛ばすとんでもない作品があった!ここに紹介するT.K. ラマムーシーの1969年発表のアルバム『ファビュラス・ノーツ&ビーツ・オブ・ジ・インディアン・カルナーティック・ジャズ』は、南インドの古典音楽であるカルナーティック音楽の厳格な音楽形式をそのまま用いつつ、インドの音楽が果たしてジャズになるのか?と問うた前例のない実験作品。西洋楽器とインドの打楽器・弦楽器を混合し、全員インド人で演奏した(楽器を手に床に座ってジャズを演奏している風景を想像してほしい!)その成果は唯一無比、形容し難い独特のものであり、新しい音楽ジャンルすら要求できそうな怪作となっていた。
ザキール・フセインやL. シャンカールらが登場し、インド人によるジャズへのアプローチが世間の注目を浴びるのはこの試みのずっと後のこと。本作はインド以外でほとんど誰も知らなかった「インド人によるインドのジャズ」探求の源流で、異なる音楽が折衷・融合し、奇怪で突拍子もないが異様なクールさを兼ね備えたこの器楽曲は、カルナーティック音楽に聞こえるかと思えばジャズにも聞こえ、変幻自在のマジックのようだ。また、種々の音階(スケール)の使用で、モーダル・ジャズにもなり不意にエチオピアン・ジャズのようにも響くこの摩訶不思議さ!
T.K. ラマムーシーは南インド出身、1922年生まれで、もともとカルナーティック音楽のヴァイオリン奏者だったが、後に南インドの映画音楽の作曲家として大成。60年代よりM.S. ヴィシュワナータンと作家コンビを組み、80年代までチェンナイを拠点に実に700以上もの映画音楽を手がけた大作家である。本アルバムは作曲家である彼の腕試しの意味が強く、上向音形、下降音形、音階、ターラ(時間・拍の概念)といったラーガの厳格なシステムを守り、その上でジャズに出来るか挑戦している点で驚異的。音楽的にも聴き込むほどに深くなる作品だ。これほど南インドの映画界で活躍した彼だが、ソロ名義のアルバムはこれより他になく(?)、その意味でも非常に貴重な音源である。
「悲しみのない世界 (You Ishihara Mix) 」のMV制作をきっかけに交流が始まった坂本慎太郎とVIDEOTAPEMUSICの初の連名単独リリース。坂本とVIDEOTAPEMUSICの世界観が溶け込んで2017年邦楽ポップスのターゲットになりえる音楽に昇華した。A面「夢で見た町」はファンにはおなじみの中村楓子をヴォーカルにフィーチャーし、中盤からダブ接続するレゲエのディスコ・ミックスのような体裁の麻薬的長尺曲。B面には「バンコクの夜」「ディスコ・バンコク」と題したエキゾでエレクトロなインスト・チューン、そして「夢で見た町」のインスト・ヴァージョンを入れた全4曲入りEP。装丁:坂本慎太郎。
UK/ロンドンからDub界にとんでもない新星が現れた!!エレクトロ・ファンクのプロデューサー Lord Tuskのレゲエ・ダブ名義Sons of Simeon!キラーすぎるデビュー作ついにリリース!
Riddim Changoからの10枚目のレコードリリースは、UK/ロンドン拠点のプロデューサーLord Tuskのレゲエ・ダブ名義Sons of Simeonのデビューシングルとなる10インチ・レコードが登場!Funkin EvenのApronレーベルやJohn RustのLevelsレーベルでのハウステクノ寄りのリリースや、USのレジェンドMCであるMos Defとのアルバム制作、Sun Runners名義でVaporwave寄りのアルバムの発表など多方面で活躍するLord Tuskは大のサウンドシステムファンとしても知られている。幅広い音楽性を生かしたLord TuskならではのキラーなDub/StepperをDMZ等との仕事で知られているTransitionスタジオでマスタリング。サウンドシステムの鳴りは安定保証!
即興を用いた作曲法「comprovisation(コンプロヴィゼイション)」で一貫して作品を生み出しているローランドは、エレクトロニクスとアコースティックのミックス・センスが超一流で、ファラオ・サンダース、テクノ、電子音楽、クラシック音楽のセンスを併せ持った、スピリチュアルさとアンビエントさ、地に足がついた(<重要)演奏が魅力だ。常にメッセージを含ませているローランドの「今」の音は、バレアリック/テクノ/アンビエント・ジャズのリスナーにもど真ん中の必聴作!
即興を用いた作曲法「comprovisation(コンプロヴィゼイション)」で一貫して作品を生み出しているローランドは、エレクトロニクスとアコースティックのミックス・センスが超一流で、ファラオ・サンダース、テクノ、電子音楽、クラシック音楽のセンスを併せ持った、スピリチュアルさとアンビエントさ、地に足がついた(<重要)演奏が魅力だ。常にメッセージを含ませているローランドの「今」の音は、バレアリック/テクノ/アンビエント・ジャズのリスナーにもど真ん中の必聴作!
何かに怒って抗議しているかのごときヒリヒリした攻撃感のあったNY(ブルックリン)録音の『ミスティフォニック(Mystiphonic)』[EM1110CD/LP]の後、ヤングはアメリカを去りイスラエルに移住。創作環境をはじめとして、前作と明らかに異なるモチベーションで臨んだ新作であるこの『コンフルエンシズ(※人、思想、川などが合流する場所の意)』は、1st ソロ『アイソフォニック・ブギウギ』(1980)[EM1045CD/LP] の原点世界に立ち返ったような雰囲気も感じさせ、そこに『イステット・セレナーデ』(2007)[EM1087CD/LP] で確立した多重録音のテクニックを結びつけた新世界だ。
中近東系のスケールを用いたモード・ジャズのような謎めいた雰囲気の「Clutch」から始まり、パーカッション&キーボードの入り組んだミニマルなフレーズ、独特のリズム感、彼のトレードマークであるカリンバと管楽器を様々に混じり合わせ、今回はターンテーブル使用のスクラッチ音?も入れて、ヤング流の現在最新形エレクトロ・ミュージックを展開。彼の強固な「アイソフォニック」哲学をコアにした揺るぎない独自のエスニックさを聞かせ、相変わらずいつの時代の録音かよくわからない独特の音を提示する。ひとたび演奏が始まると一気に作品に引き込み耳を傾けさせてしまう説得力は本物だ。また、この数年で再復活しているNEW AGE ミュージック勢(*注)にも訴えかけるような作品になっている。
* 注:80 年代NEW AGE シーンを体現していない世代によるNEW AGE ミュージックを引用した作品群。
CD版:
+通常ジュエルケース
+日本語・英語両表記
RIN AWARDSで年間ベストアルバムにノミネートされたJuu & G. Jee『ニュー・ルークトゥン』に続き、OMK+エム+空族+STUDIO VOICE(アジア特集)連合が送るASIAN MUSIC必聴作!このKYHはクメール・ルージュによってレコードが焼き払われ音楽が消失したカンボジアにヒップホップという新しい種を撒き、文字通り「Doin' Our Own Things」を実現したレーベルだ。ヒップホップにおいてはUS以外のレーベルに焦点が当たること自体が珍しく、本作は「カンボジアでヒップホップがどう受容され変容したか」を示すと共に「ヒップホップがどうアジアに広がっていったか」を捉えたエキサイティングなドキュメントになっている。
現代カンボジア・レペゼンにまで駆け上がったKYHだが、この『KYH Vol.1: The Cream Of The Crop, 2001-2011』はブレイクするまでの前史、創設者のソック “Cream” ヴィサルが徒手空拳で生み出した初期作品を厳選したものだ。ここにあるのはかつて70年代パンク・ムーヴメントや90年代テクノにあったような「やってやろう!自分のやり方で!」というポップ・ミュージックを更新してきた尊い瞬間に他ならない。
ポル・ポトから逃れたヴィサルは80年代初頭、亡命先のパリでヒップホップに遭遇し次に移住したアメリカでヒップホップの爆発を体験。その後、故郷プノンペンに帰還した彼が取り組んだのはUS産の単なるコピーではなく、かつて隆盛を誇ったクメール・ロックを含めた黄金時代のカンボジア音楽を取り入れた<クメール・ヒップホップ>の創作だった。ヴィサルは「親世代がノスタルジーとして聴くもの」だったシン・シサモットやロ・セレイソティアといった歌手をあえてサンプリングすることで戦火で断絶した世代ギャップを飛び越し、再び命を吹き込んだ(しかし当初は冒涜だと罵られることも多々あった)。
本作を聴いていると<クメール・ロック>のイメージも変わってくる。数あるコンピレーションを聞くと主に<西洋音楽の追随>に着目されていることに気付かされ、洋楽のカンボジア・ヴァージョンと見なされがちだが実はそうではない。カンボジアの伝統楽器を使いローカル・ヴァイブスを洋楽コンボ編成に落とし込んだ、タイでいうルークトゥン的なチューンも数多く存在するのだ(というかそっちの方が多い)。ヴィサルはむしろそんな<ありふれた>曲から土着固有のリズムや音色や歌の節回しを見つけ出し、今度はそれをヒップホップのフォーマットへと落とし込んでいる。過去を引用してフレッシュなものを生み出すヒップホップの手法をここまでダイナミックに実現した例は世界でも珍しいのではないだろうか?
リン「Hip Hop」に始まるこのコンピには、プノンペン・プレイヤーズ、クメール・ラップ・ボーイズ、ヤングスターズや今も影響力を持つラッパー、リーシャといった2010s世代にとってのレジェンド達が顔を揃え、クメール・ヒップホップ第一世代が存在した証が示されている。そして本作はKYHの立ち上げメンバーだった故アピンに捧げられている。
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注:レーベル名はDas EFXの「Klap Ya Handz」(1992)に因んでいる。過酷な内戦と圧政の末、感動した何ものかに自分の意志で拍手喝采することを忘れたカンボジアの同胞への応援メッセージだという。なおヴィサルさんはEPMDをはじめとするDef Squad勢の大ファンだった。
36頁ブックレット封入(日本語・英語訳詞/解説掲載)
選曲・解説:Sok “Cream” Visal
マスタリング・選曲協力:Young-G (OMK/stillichimiya)
装丁:高木紳介 (Soi48/OMK/EM Records)
Special thanks: 佐藤雄彦(俚謡山脈)、空族、STUDIO VOICE, Be-Wave
TRACKS:
1. Rin - Hip Hop [2001]
2. Phnom Penh Playaz - Ride with Us [2002]
3. Aping - Ereva Chanoy [2005]
4. Aping - Sangsa Lek 1 (feat. Dina) [2005]
5. Khmer Rap Boyz - Berk Chak [2007]
6. Kelly - K. E. L. L. Y. [2007]
7. Pou Khlaing - Yeak (feat. Adda) [2008]
8. Yungsterz - Luk Ko Luk Krobey [2008]
9. Khmer Kid - Laut Doch Besdoung (feat. Lisha) [2010]
10. Lisha - Srok Sre [2008]
11. Nen Tum - Dey Srok Khmer [2011]
12. Yungsterz - A Yap [2011]

6月下旬入荷。これはすごいですよ! 66年はNYCと79年はドイツでのアーケストラ公演をはじめとする膨大な未公開写真、ディスコグラフィー、クレジット、人物、レーベルのインデックスやジャケット、膨大な参加者によるエッセイ (Salah RagabやChris Cutlerの名前も!) を収録したSun Raの大辞典!! 94年の初版から20年経ったいま、豊富な資料を追加した改訂版。304ページのハードカバー仕様。

フィンランドの現行スウィート・ソウル・ファンにはおなじみ、良質な音楽を発信しつづける”TIMMION”からそのハウスバンドCOLD DIAMOND & MINKと、同じくフィンランド出身の鬼才サックス/フルート奏者JIMI TENORが手を組んだアルバム『July Blue Skies』がリリース!伸びやかなアナログ・シンセのイントロで始まり、やがて甘くロマンティックな呼び声へと発展し、無限の夏空を思わせる音のキャンバスを描くアルバムの冒頭を飾るタイトル曲や、70年代のサウンドトラック風の緊張感と幽玄なソウルの要素を持ち、ヒプノティックなグルーヴの『Summer Of Synesthesia』などメロウなグルーヴからサウンドトラック・ファンクまで、ソウルを鷲掴みにする6曲が収録!
自国のソウル、ゴスペルのみならず、ニューエイジからスムース・ジャズまでもリバイバル以降の目線で掘り起こしてきたシカゴの大名門〈Numero〉からの最新コンピ盤が登場。オハイオ州クリーブランドを舞台とした、オブスキュアでファンキーな珠玉のゴスペル・ソウル&ファンク・ジェムを満載した一枚!
オブスキュアな目線から再評価進むエモ/ポスト・ロック名作!自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero〉からは、ボストンの4人組バンド、Karateが2000年にリリースした『Unsolved』が25周年記念エディションとしてオリジナル・プレスのD面を再現し、『Death Kit 7"』と『Crown Hate Ruin』とのスプリットを収録した増補版で登場!かつての奔放な激しさの多くを受け継ぎながら、控えめなジャズのメロディーとスローコアの抑制によってもたらされる静かな瞬間は、Karateのインディー・ロックの成熟を示す到達点のような作品!

1950年代に活躍したトランペット奏者のTerry Brownを祖父に持ち、Radiohead、Lee Scratch Perry、Swing Out Sisterなどの作品にも貢献したバーレーン出身のトランぺッター、Yazz Ahmedが最新作『A Paradise In The Hold』を〈Night Time Stories〉からリリースする!
バーレーン系イギリス人女性である自身の経験を、伝統音楽やフォークロアに重ね合わせ、二つの文化的背景を表現した全10曲を収録。イノベーションと伝統が織りなす壮大なスケールの作品を通して、彼女は古代のリズムと現代の演奏技術を見事に融合させた。
本作は、バーレーンの真珠取りの悲哀歌や、アラブ人女性の強さ、伝統的な女性ドラムサークルのリズムなどに敬意を表したものだが、同時に、10年にわたるYazz自身の自己発見への旅路という物語でもある。さらに今作では、Yazzが英語とアラビア語の両方で歌詞を書くという、初の試みにも挑戦しており、彼女の豊かなサウンドに新たな次元が加わっている。共演者には、エスニック・トランスの女王Natacha Atlasをはじめ、パーカッショニストのCorrina Silvesterといった豪華コラボレーターたちが名を連ねている。

Yazz Ahmedのデビューアルバム『Finding My Way Home』が初めてヴァイナルにてリリース。
本作は、彼女のアラブ文化に根ざした影響と1950年代・60年代のクラシックジャズの影響を見事に融合させた作品であり、Yazzのトランペットの音色は、聴く者を魅了し彼女の音楽の探求心を強く感じさせる。
2011年に発表されたこのアルバムは、Yazzの祖父であるジャズトランペッター、Terry Brownからのインスピレーションを受けており、オリジナルの作曲と即興演奏が織り交ぜられている。
Steve Buscemiの映画『The Listener』のサウンドトラック収録曲「Conciliation」や、Yazzのオリジナル曲「Flip Flop」や、クラシックなジャズのセッティングで演奏されたクインテットによる演奏も特徴で、パーカッショニストのCorrina Silvesterやバス・クラリネット奏者Shabaka Hutchingsとの共演は、彼女の音楽が進化していく過程を垣間見ることができる。ジャズとアラビア音楽が融合したYazz Ahmedの音楽の魅力を存分に堪能できる一枚。

ジャズワイズの2019年トップ20アルバムの一つに選ばれた作品の『Polyhymnia』がカラー版で発売!
本作は、女性の勇気や決意、創造性を称える作品として、若いミュージシャンや女性アーティストを支援するイギリスの音楽教育団体のTomorrow’s Warriorsから2015年に依頼され、新しい才能を育成することを目的としたオーケストラのNu Civilisation Orchestraのために制作されたアルバム。この作品は、ロンドンでの国際女性デーに開催されたWomen of the World Festivalで演奏された。
アルバムのタイトルは、音楽や詩、舞踊の女神ポリヒムニアにちなんでおり、優れた女性たちへの賛辞として、いくつかの楽曲が制作された。 前作『La Saboteuse』とは異なり、よりポジティブなメッセージが込められている。

2017年にジャズの新たな方向性を示したアルバム『La Saboteuse』がカラー・ヴァイナルで発売!本作では、アラビアのメロディとイギリスのジャズの要素が見事に調和し、電子音響を取り入れることで独自の革新的なサウンドを生み出している。
このアルバムは、さまざまな背景を持つ人々が共感できるようなメロディやリズムを生み出しており、文化の壁を越えて聴く人に強い影響を与え、聴くことで異なる文化や経験が交差する新たな世界を感じることができる。
Lewis WrightやShabaka Hutchingsといった才能あるミュージシャンが参加。
「冬夏」
東京・原宿に2022年オープンしたTHE NORTH FACEの意欲的な新店舗ビル"THE NORTH FACE Sphere"。
そのサウンド・トラックとして 「春夏秋冬・四季に合わせた、それぞれ一枚のアルバムを」とのリクエストを受けharuka nakamuraが作った音楽は「Light years」と冠され、一年をかけて四枚のアルバムを制作するプロジェクトとなった。
LPでは制作時系列の世界観から「春秋」「冬夏」に分かれ、4枚のオリジナルアルバムからセレクトされたベスト盤になっている。
本作「冬夏」は第一作「Light years」と、第三作「from dusk to the sun」のベスト盤となる。
(「春秋」バージョンも同時発売となる。)
配信とカセットテープではすでに発売となっているが、
新たにアナログマスタリングをorbeの田辺玄(studio camel house)が行い、待望のリリースとなる。
