Jazz / Soul / Funk

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冥丁 - 怪談 (5th Anniversary Edition) (CD)冥丁 - 怪談 (5th Anniversary Edition) (CD)
冥丁 - 怪談 (5th Anniversary Edition) (CD)Evening Chants / KITCHEN. LABEL
¥3,300
広島を拠点に活動するアーティスト・冥丁の2018年傑作デビューアルバム『怪談』が、ボーナストラック2曲追加した5周年記念盤として初CD化!

日本の幽霊話のジャンルの1つである怪談。その怪談の持つ闇の中の美しさや「Lost Japanese Mood」(失われた日本のムード)と称する雰囲気を、精巧な作曲構成に落とし込んだ冥丁の1stアルバム『怪談』(2018年)は、Pitchforkの「Best Experimental Albums of 2018」への選出をはじめ、Bandcamp、The Wireなど様々な海外メディアから賞賛され、世界のアンビエント〜エクスペリメンタルシーンに冥丁の名を確立し、その後リリースされる『小町』『古風Ⅰ』&『古風Ⅱ』などの「Lost Japanese Mood」を主題にしたシリーズの最初のアルバムであり、冥丁独自の音世界と卓越した音楽性を示した重要作。

日本各地に伝わる伝説や幽霊話に独自の解釈を加えて文学作品に昇華させた小泉八雲の名作『怪談』は、本作の方向性に大きなインスピレーションを与えており、「漣(さざなみ)」「骨董」「障子」「筵 (むしろ)」などの楽曲は、小泉八雲作品へのオマージュと言える。また、漫画家・水木しげるからも影響を受けており、「塔婆 」や「地蔵」は水木氏の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』へのオマージュとして制作された。

このように、日本の重要な芸術から影響を受けた本作には、明らかな不気味な要素だけではなく、ユーモア、情緒、そして哀愁も、まるで霧で濡れた苔のように視覚的に表現されている。さらに、ローファイ・ヒップホップの新しい波に興味を持った冥丁はその要素を再編して絶妙に織り混ぜ、繊細なバランスで怪談の持つ和の雰囲気を構築した。

本5周年記念盤は、オリジナルリリース元のEvening Chantsと、『古風』シリーズをリリースしているKITCHEN. LABELという2つのシンガポールのレーベルによる共同リリースとして、ボーナストラック2曲を追加したCD盤が先行発売、その後、カラーヴァイナル(スモークヘイズ) の発売も予定されている。冥丁本人の曲解説が掲載された8ページブックレットも付属。マスタリングはテイラー・デュプリーが担当。
Surya Botofasina, Nate Mercereau, Carlos Niño - Subtle Movements (2LP+DL)Surya Botofasina, Nate Mercereau, Carlos Niño - Subtle Movements (2LP+DL)
Surya Botofasina, Nate Mercereau, Carlos Niño - Subtle Movements (2LP+DL)Leaving Records
¥3,879

11月下旬再入荷。これは今年度でも最重要クラスの一枚かと!要チェック!ロサンゼルスのインディペンデントな音楽シーンの英気を一身に引き受ける屈指の名門〈Leaving Records〉より特大タイトルが登場!Alice Coltraneの愛弟子にして鍵盤奏者/作曲家 のSurya Botofasina、JAY ZやSHAWN MENDESといったビッグネームにも愛される名ギタリストNate Mercereau、そして、このレーベルの看板アクトとしても当店おなじみのパーカッショニスト/プロデューサーCarlos Niñoという、世界各地で演奏を共にしてきた名トリオによる破格のコラボ・アルバム『Subtle Movements』が2LP&カセット・リリース!万華鏡の様に神々しくシンセが息吹き、華を咲かせ、やがては宇宙へ、精神世界の深淵へと。ヤソスにジョン・ハッセル、アリス・コルトレーンが三位一体となった、絶景の第4世界アンビエント・ジャズが満載された恐ろしい内容の一枚!

Sun Ra And His Arkestra Featuring Pharoah Sanders Featuring Black Harold (LP)
Sun Ra And His Arkestra Featuring Pharoah Sanders Featuring Black Harold (LP)Superior Viaduct
¥4,198

1976年にEl Saturnよりリリースされていた、オリジナルは3万円級の激レア盤が、遂にオリジナルのアートワーク仕様で、信頼の審美眼光る名門Superior Viaductよりヴァイナル再発!! スピリチュアル・ジャズのリヴィングレジェンドであるPharoah Sandersをフィーチャーした(この時まだコルトレーンと会う以前)、1964年大晦日NYでのライブ音源。盛り上がりをみせる60年代フリージャズ・ムーヴメントの熱気を垣間みるかのような、ド渋の惑星空間名演。ジャケットのアートワークも秀逸です。

The John Betsch Society - Earth Blossom (LP)The John Betsch Society - Earth Blossom (LP)
The John Betsch Society - Earth Blossom (LP)HEAVENLY SWEETNESS
¥4,665

2024年リマスター仕様、180g重量盤。数々のカルト名盤を生み出したNYはジャズ伝説、Strata-Eastからの1974年レア盤。異国のロビーから涼しい風を開放する"Ode To Ethiopia"に始まり、ぜんぶ隙なくスピリチュアルに心地よい名作。

Pharoah Sanders - Moon Child (LP)
Pharoah Sanders - Moon Child (LP)Tidal Waves Music
¥2,879

特別価格にて最終入荷です。ジョン・コルトレーンやサン・ラーの命脈へと連なるスピリチュアル・ジャズの生ける伝説であるPharaoh Sandersが、Stafford James (Sun Ra)、William Henderson (Roy Ayers)、Eddie Moore (Sonny Rollins) というオールスターなラインナップを迎えて制作した1989年のアルバムである『Moon Child』が〈Tidal Waves Music〉より史上初のアナログ・リイシュー。キャッチーかつ神秘的なニューエイジ風のサウンドや占星術を引用しつつもディープなグルーヴを感じさせるなど、『The Creator Has a Master Plan』の時代を彷彿とさせるコンテンポラリー/フリー・ジャズの傑作に仕上がっています。180g重量盤仕様。帯付属。限定500部。

V.A.- Our Town: Jazz Fusion, Funky Pop & Bossa Gayo Tracks from Dong-A Records (Pink Vinyl LP)
V.A.- Our Town: Jazz Fusion, Funky Pop & Bossa Gayo Tracks from Dong-A Records (Pink Vinyl LP)Beat Ball Music
¥3,161

特別価格にて入荷です。(限定ピンク・カラー・ヴァイナル仕様)これまた凄いのが出ましたーーーー!韓国の名レーベル〈Beatball〉からは、韓国産のシティ・ポップ/AORな名曲たちを世界へと紹介する画期的コンピレーションが登場!80年代後半に設立された韓国のインディ・レーベル〈Dong-A Records〉に残されたレア音源の数々を一挙コンパイル。16年にLP再発も組まれた女性シンガーソングライターJang Pil-Soonや、キリンジやLampにも通じる音楽性で昨年の再発盤も注目されたLIGHT & SALT始め豪華楽曲を全10曲収録。Kwon Seo-young (tototatatu)によるジャケット・アートワークをフィーチャー。豪華ライナーノーツ(韓国語)を記載した4パネル・インサート、そして、〈Dong-A Records〉の会員証のレプリカまでもが付属。

Jimi Tenor & Cold Diamond & Mink - Is There Love In Outer Space? (7")Jimi Tenor & Cold Diamond & Mink - Is There Love In Outer Space? (7")
Jimi Tenor & Cold Diamond & Mink - Is There Love In Outer Space? (7")Timmion Records
¥1,567

フィンランド・ヘルシンキに君臨する我らがコズミック・ソウルの恒星間航行者ことJimi Tenorが、Cold Diamond & Minkと共に録音した、Sun Raへのオマージュが込められた最新シングル盤『Is There Love In Outer Space?』が〈Timmion Records〉より7インチ・シングル・リリース!宇宙的なシンセの華やかさとソウルフルなバックビート、ジミの滑らかなボーカルとフルートのスタイルを難なく融合させ、Sun Raの同名のステートメントに素晴らしい疑問を投げかけるという連続性を齎すタイトルトラックの"Is There Love In Outer Space?"、ビンテージSF映画のサウンドトラックとライブラリー・ミュージックのテーマをふんだんに盛り込み、土星の外輪へと聴き手を導く”Orbiting Telesto”という、Cold Diamond & Minkの荒々しくダーティーなエネルギーに伴われた珠玉のトラックが双璧をなす良好シングル盤!今年リリースされた同名アルバムと併せてぜひ!

V.A.- Eccentric Soul: Consolidated Productions Vol. 1  (Opaque Tan Vinyl 2LP)
V.A.- Eccentric Soul: Consolidated Productions Vol. 1 (Opaque Tan Vinyl 2LP)Numero Group
¥4,759

自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンドにグルーヴを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero Group〉の看板的名シリーズ『Eccentric Soul: Consolidated Productions Vol. 1』が登場!〈Consolidated Productions〉の創設者として、ロサンゼルスの熾烈な音楽ビジネスの片隅で活動してきた40年間の間、20世紀で最も長く続く黒人所有のインディペンデント・レコード複合企業の一つを経営しながら、合計73曲のオリジナル曲を書き上げたMel Alexanderの軌跡を辿るコンピレーション盤。

V.A. - Eccentric Soul : Minibus (Pink Glass Translucent Vinyl 2LP)
V.A. - Eccentric Soul : Minibus (Pink Glass Translucent Vinyl 2LP)Numero Group
¥4,759

自国のソウル、ゴスペル、ファンクにとどまらず、ニューエイジ・ミュージック始祖ヤソスや日本からは原マスミまで、世界各地のオブスキュアなサウンド&グルーヴを掘り起こしてきた米国の大名門〈Numero Group〉。2012年に7インチ45枚組で発表していた特大ボックス・セット『ECCENTRIC SOUL: OMNIBUS』に収録されていた楽曲を2枚組LPに収めたアルバム『Eccentric Soul : Minibus』が登場。アメリカン・ソウルの歴史の隅に埋もれたディアスポラから25曲のゆるい名残を収集した本作は、1966年から1980年の14年間に及ぶグループ・ハーモニー、ファンク、ディスコ、モダン・ソウルの点と線を見事に結んだ大変秀逸な内容となっています。豪華ゲートフォールド・チップオン・ジャケット仕様。膨大なメモと貴重写真の数々で彩られた必携盤!

Christer Bothén Featuring Bolon Bata - Trancedance (LP)Christer Bothén Featuring Bolon Bata - Trancedance (LP)
Christer Bothén Featuring Bolon Bata - Trancedance (LP)Black Truffle
¥4,179
Oren Ambarchi率いる豪州前衛音楽名門〈Black Truffle〉から新物件!Don CherryのOrganic Music Societyにも参加したスウェーデンのアヴァンギャルド・ジャズ・ミュージシャン、Christer Bothénによる84年アフロ・フュージョン傑作『Trancedance』が史上初アナログ・リイシュー!1970年代からスウェーデンのジャズと即興音楽の中心的存在として活躍し、バス・クラリネットとテナー・サックスで聴かれることが多いBothén、作曲に特化したソロ名義での初のアルバム。アヴァンギャルド/フリー・ジャズの実験的スピリットと世界各地の民族音楽のエッセンスを取り込んだエネルギー溢れる長編を全4曲収録。
Carlos Niño & Friends - Placenta (CS)Carlos Niño & Friends - Placenta (CS)
Carlos Niño & Friends - Placenta (CS)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥2,897

Matthewdavid主宰のLAのインディペンデントなシーンを代表する一大聖地こと〈Leaving Records〉の看板アクトとしても当店おなじみなCarlos Niño & Friends。その第二の拠点というべきであろうシカゴの現代ジャズ名門〈International Anthem〉からの4枚目となるアルバム『Placenta』をカセット・リリース。先日惜しくもこの世を去ったニューエイジのパイオニア、IasosからNate Mercereau、Jamire Williams、Sam Gendel、Jamael Dean、Dexter Story、André 3000、Ariel Kalma、Surya Botofasinaまで新旧のシーンの立役者たちが実に豪華なゲストが一挙結集したスピチュアルで優美な瞑想的アルバム!

Carlos Niño & Friends - Extra Presence (CS)Carlos Niño & Friends - Extra Presence (CS)
Carlos Niño & Friends - Extra Presence (CS)INTERNATIONAL ANTHEM RECORDING COMPANY
¥2,657
ニューエイジ目線からもレコメンド!LAアンダーグラウンドの一大聖地こと〈Leaving Records〉の看板アクトとしても当店おなじみなCarlos Niño & Friends。シカゴの現代ジャズ一大聖地〈International Anthem〉から2022年に発表した最新2枚組LP&カセット『Extra Presence』、漸くストックしました!ここ数年旋風を巻き起こし続けている「アンビエント・ジャズ」の偉才Sam Gendelに、Iasos、Laraajiというニューエイジ巨匠、そして、Deantoni Parks, Jamire Williams、Jamael Dean、Miguel Atwood-Fergusonといった気鋭プレイヤーたちが大集結した、スピリチュアル/アヴァンギャルド・ジャズの大傑作!
Catpack (LP)
Catpack (LP)Tru Thoughts
¥3,458

確かな演奏力でLAジャズ〜R&B〜ネオ・ソウルを軽やかに横断し、グラミー賞にもノミネートされたムーンチャイルドのメンバーで、透き通るような歌声が人気のアンバー・ナヴランと、サム・ウィルクスとのデュオやルイス・コール作品への貢献でも知られるLAジャズ・シーン屈指のピアニスト/キーボード奏者、ジェイコブ・マン、そしてドクター・ドレーやジャスティン・ビーバー、レイラ・ハサウェイ、ザ・ゲーム 、 トラヴィス・バーカーらの作品に関わり、プロデューサーとして参加したジャスティン・ビーバーのスタジオ・アルバム『Changes』でグラミー賞にもノミネートされたフィル・ボードロー。彼ら3人が新たにスタートさせたスペシャル・ユニット、キャットパックがデビュー!
本作『Catpack』には、友情と互いへのリスペクトで結ばれた3人の卓越したミュージシャンによる音楽表現の有機的な探究が生んだ11曲が収録。ネオ・ソウル、ファンク、そして電子音楽のエッセンスを取り入れつつ、ジャズの影響を受けたR&Bサウンドを展開する彼らにしか成し得ない芸術性を高みまで極めたアルバムとなっており、ユニークなバンド名は、彼らがスタジオで発見した猫の鳴き声のようなシンセ・パッチが由来となっている。
本作のキー・トラックである「Next To Me」は、永続的な愛を手に入れるために「ビタミンCを摂取し、日焼け止めを塗る」ことをパートナーに促すという、誰かに全てを捧げる献身の極端さについての楽しいジョークである。ニャーニャーと鳴くシンセサイザーの音色の中で、アンバーとフィルの美しいハーモニーが響き渡る。
アンバー・ナヴランはLAを拠点に活動するミュージシャンで、キャットパックではボーカル、フルート、プロデュースを担当。彼女は日本でも人気のネオ・ソウル・トリオ、ムーンチャイルドの一人としても活躍する。ムーンチャイルドとして、ナヴランは5枚のアルバムをリリースし、2023年にはグラミー賞で『Best Progressive R&B Album』部門にノミネートされたことも記憶に新しい。透き通るような歌声はもちろん、プロデュース、パフォーマンスの面においても秀でた才能を発揮するアンバーは、カマシ・ワシントン、スティーヴィー・ワンダー、ザ・インターネット、ジル・スコット、レイラ・ハサウェイ、ロバート・グラスパーといったアーティストとコラボレーション/プロデュース/ツアーを行い、その評価を高めてきた。ソロ・アーティスト兼プロデューサーとして、ムーンチャイルド、キャットパックという2つのプロジェクトを抱え、ラプソディ、9thワンダー、R+R=NOW、ムム・フレッシュ、ノウワー、ルイス・コール、ジェイコブ・マン・ビッグ・バンド、クリス・デイヴ、ダニエル・クロフォード、ラケル・ロドリゲス等とも頻繁にコラボレートしている。
ジェイコブ・マンは、キャットパックでキーボード、クラリネット、そしてプロデュースを担当。ジェイコブ・マン・ビッグ・バンド (アンバーもメンバーとして参加) の活動やソロ名義の作品も発表している。その他、マックス・オックスや シュレック・イズ・ラブといったジャズ・ファンク・バンドとのコラボレーション・アルバムや、ベーシストのサム・ウィルクスとのデュオとしてもアルバムをリリースしている。
フィル・ボードローはキャットパックでトランペット、ボーカル、プロデュースを担当。ここ数年の間に、ドクター・ドレー、ジャスティン・ビーバー、レイラ・ハサウェイ、ザ・ゲーム 、 トラヴィス・バーカーなどと仕事をし、デビュー・アルバム『Ether』でメジャー・レーベルの注目を集めたボードローは、エレクトロニック・デュオAOEの片割れとしてデフ・ジャム・ユニバーサルと契約。2020年、ブラック・バイオリンの最新アルバム『Take the Stairs』のエグゼクティブ・プロデューサーとして、またジャスティン・ビーバーの最新スタジオ・アルバム『Changes』のプロデューサーとしてグラミー賞にノミネートされた。

Louis Cole - nothing (White Vinyl 2LP+DL+Obi)Louis Cole - nothing (White Vinyl 2LP+DL+Obi)
Louis Cole - nothing (White Vinyl 2LP+DL+Obi)Brainfeeder
¥6,129

超人ルイス・コールが3年連続となる〈Brainfeeder〉から
最新アルバムをリリース!!今作は世界有数のポップ&ジャズオーケストラである、メトロポール・オーケストラとの共演作!!グラミー賞にノミネートした「Let It Happen」のオーケストラ・バージョンも収録!

ルイス・コールの勢いが止まらない!ロサンゼルスの超人ルイス・コールが3年連続で〈Brainfeeder〉からリリースするアルバムの最新作『nothing』は、世界有数のポップ&ジャズオーケストラである、メトロポール・オーケストラとの共演作。

レッチリ、サンダーキャット、クインシー・ジョーンズ、フライング・ロータスなどから絶賛されていたルイス・コールは、2018年に〈Brainfeeder〉から『Time』をリリースしたことで、一気に注目を集める。超絶タイトなスーパードラマーというだけでなく、複数の楽器を操り自宅でレコーディング&撮影を行い、ミックスやビデオ編集も自分ひとりで完結させるDIY精神は世界的にも高く評価された。2022年の『Quality Over Opinion』からは「Let It Happen」が第65グラミー賞にノミネート、翌年にはアルバムも第66回グラミー賞でノミネートを果たしている。さらにここ数年は自身のビッグバンドやノウワーで来日しただけでなく、サンダーキャットのバンドでの来日、フジロック’23のホワイトステージで2日目のトリ、NHK Eテレ「天才てれびくん」へのまさかの出演など、話題を振りまき続ける最注目のアーティストという立ち位置で今作のリリースとなっている。

今作で奏でられる音楽は、彼がこれまでに手掛けたどの作品よりも大きく、大胆で、広がりがある。これはジャズである。クラシック音楽でもある。ファンクでもある。シンセやループも聴ける。バンド演奏や、もちろん生ドラムも聴ける。フルオーケストラの演奏もある。非常に簡潔な曲もある。10分をはるかに超える曲もある。ルイスにとって、ジャズとは常にあらゆる期待から解き放たれる場所であり、メトロポール・オーケストラとジュールズ・バックリーと共演した『nothing』において、彼はそれを音楽で体現している。

メトロポール・オーケストラは、ジャズのビッグバンドとクラシックの交響楽団が融合した、オランダの超有名オーケストラだ。参加作がグラミー賞に24回ノミネート、そのうち見事4回受賞している。1945年創設、エラ・フィッツジェラルド、ディジー・ガレスピー、パット・メセニー、ハービー・ハンコック、エルヴィス・コステロ、イヴァン・リンスなどのレジェンド達と共演。近年は首席指揮者ジュールズ・バックリーの指揮で、スナーキー・パピー、ジェイコブ・コリアーとの共演作がグラミー賞を受賞。さらにロバート・グラスパー、グレゴリー・ポーター、コーリー・ウォンなどの新世代のスターとも積極的に共演してきた。

ルイス・コールとは2021年から、ジュールズ・バックリーの指揮で何度となく共演。ライブではルイスに倣って皆がガイコツ・スーツを着るのが定番となっており、今作のジャケットでもその写真が使われている。

今作のリリースは驚くべきことだ。なぜならほぼ最後の最後まで、『nothing』は実のところアルバムではなかったからである。それはコラボレーションであり、一連のコンサートであり、ふたつの世界のクロスオーバーだった。ルイスはこうした機会を長年にわたって待ち望んでいた。父親がクラシック音楽の大ファンだったため、彼は子どもの頃、そうした音楽をたくさん吸収していた。

オーケストラとのプロジェクトに取り組むとすぐに、彼は作曲に“熱中”した。完成した録音は17トラック、1時間以上に及んだ。ルイスが探し求めていたものは非常に明確だった。その課題とは、深く感情を揺さぶる音楽を作ることであり、同時にシンプルでまっすぐなものにすることだった。

完成した17トラックは、ほとんどが新曲。すべての作曲・アレンジ・ミックス・マスタリングはルイス本人が行っている。オーケストレーションもすべてに携わり、内8曲は自分ひとりでオーケストレーションを完結させた。

外部のアレンジャーと仕事をするという選択肢は決してなかった。「結果に満足するためにはそれしかなかった。これは僕の純粋なヴィジョンなんだ。それは他の誰のものとも混ざることがない」

ジュールズ・バックリー指揮のメトロポール・オーケストラは、このプロジェクトの理想的なパートナーであった。このアンサンブルは、50人編成のオーケストラ、ルイスのバンド、そして彼の長年のクリエイティブ・パートナーであるジェネヴィーヴ・アルターディなどのゲスト・スターが参加するツアーを行い、ヨーロッパ各地で全日程が満員となった。いくつかのヴォーカルの再録音と楽器の重ね録りを除き、『nothing』で聴けるのはこの恍惚的なライブからの抜粋である。

今作に収録されるテイクには、2021年のスタジオセッション、2022年のノースシージャズフェスティバル、2023年のドイツとアムステルダムでのライブ録音などが使われている。ルイスによれば、これらの録音から一番良いテイクを自分で選んでミックスするために、60人以上いるオーケストラとバンドの音を全て聴いて確認したとのことだ。

ルイスにとってはミキシングの段階が仕事のハイライトだった。彼はまるまる9か月かけて最良のテイクを選び、オーケストラのパートが本当に輝くまで音響のバランスとフリーケンシーを調整した。「ミキシングが終わったときは悲しかったよ」と彼は笑う。「自分のソロ曲をミキシングしていると、曲に魔法の粉が必要だと感じることがある。 でも、オーケストラ全体と自分のリズムセクションをミキシングしていると、人間的なエネルギーが溢れてくる! 魔法を加える必要はない。魔法はずっとそこにあるんだ」。

そのリズムセクションとヴォーカルで、いつもの仲間が参加している。ノウワーなどでも一緒に演奏しているジェネヴィーヴ・アルターディ、サム・ウィルクス、ジェイコブ・マン、ライ・シスルスウェイティー、ペドロ・マーティン、フェンサンタなどだ。

彼らが参加する「Life」「High Five」などはノウワーの曲のようでもあり、さらにルイスの既存曲「Let It Happen」「Shallow Laughter」「Bitches」もオーケストラ・バージョンとして新しく生まれ変わっている。またライブで演奏していた「Who Cares」も初めてアルバムに収録された。

アルバム全体としてはこれまでのルイスの音楽世界をメトロポール・オーケストラがさらに拡張させた内容であり、いつも以上に美しく、いつも以上にカオスになっていると言えるだろう。アルバムの開幕を告げる「Ludovici Cole Est Frigus」では、ルイスはドイツのヴッパータール・シュタットハレで、大ホールにある巨大なオルガンを自ら弾いて荘厳な世界を創り出し——すぐに「Things Will Fall Apart」でタイト・ポップ・ファンクへ漕ぎ出していく。ルイスの過去作でシンセなどで表現されていたカオスなハーモニーが、メトロポール・オーケストラによって表現される瞬間は圧巻の一言。まさに、これぞルイスが語る「魔法」そのものだろう!

Federico Ughi, Leo Genovese, Brandon Lopez - Infinite Cosmos Calling You You You Vol. 1 (CD)Federico Ughi, Leo Genovese, Brandon Lopez - Infinite Cosmos Calling You You You Vol. 1 (CD)
Federico Ughi, Leo Genovese, Brandon Lopez - Infinite Cosmos Calling You You You Vol. 1 (CD)577 Records
¥2,521

〈577〉レーベルのボスにして自身もドラマーであるFederico Ughiが、The Mars VoltaでもプレイしていたキーボーディストのLeo Genoveseとコントラバス奏者Brandon Lopezという豪華ゲストを起用した5年ぶりとなる最新アルバム『Infinite Cosmos Calling You You You (Vol. 1)』をアナログ・リリース。Sun Raの音楽と哲学にインスパイアされた、境界を曖昧にさせるアコースティックとエレクトリックの即興アルバムであり、アヴァンギャルド・ジャズからオルタナティヴ・ロック、ノイズ・ロック、エクスペリメンタルまでが渾然一体となったアブストラクト極まりない逸品!シリーズ作との事で今後の展開もますます楽しみです。

冥丁 - 古風 III (LP)冥丁 - 古風 III (LP)
冥丁 - 古風 III (LP)KITCHEN. LABEL
¥5,500

日本の古い文化をモチーフにした唯一無二のオリジナリティーで、世界のエレクトロニック~アンビエントシーンで脚光を浴びる広島在住のアーティスト冥丁が『古風』篇三部作の最終章となる『古風 Ⅲ』をリリース。冥丁の解釈に基づいた、文学的で私的な香りが漂う日本の心象風景の琥珀。

「失日本」(LOST JAPANESE MOOD) = “失われつつある日本の雰囲気”をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史や文化をノスタルジックな音の情景に再構築した作品群で高い評価を得てきた冥丁。本作『古風Ⅲ』は、『古風』(2020年)、『古風Ⅱ』(2021年)に続く、『古風』シリーズ3部作の完結編となるアルバム。この最新作では、日本文化の本質を深く掘り下げながら、静けさや自己発見を通して心の闇を克服した冥丁の精神的な旅路にリスナーを誘っている。

『古風』篇とその前身である『怪談』は、冥丁の故郷である広島の尾道で制作が行われた。当時、精神的な不調を抱えていた冥丁は、賑やかな京都から尾道の田舎に移り住み、孤独に身を置きつつも尾道の静かで穏やかなエネルギーに安らぎを覚えながら、失われつつある神秘的な日本の本質を具現化させる「失日本」(LOST JAPANESE MOOD)をテーマとした音楽制作を始めた。本作『古風Ⅲ』には、その時期に経験した故郷の心象風景が特に色濃く映し出されており、また自己の内なる探求が深い癒しへと発展したことが示されている。

故郷の広島と冥丁自身の複雑な関係や思いと共に、刻々と変化する日本の姿を考察した「黎明」「廣島」、そして、広島の平和教育に対する冥丁の深い考察と歴史的悲劇を認識することの重要な意義が凝縮された「平和」など、冥丁の内なる心象風景を描き出した楽曲や、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、夏目漱石たちの日本文学からの影響を題材にした「江戸川乱歩」「刺青」「夢十夜」他、全9曲を収録。

「古風 III』は、冥丁の心の奥底にある不思議な風景を通して、私たちを見えない糸で過去へと結びつけ、日本のベールに包まれた匿名の歴史や私的な痕跡の残る隠された宝物へと導くだろう。

マスタリングは畠山地平が担当。32Pブックレット付き、特殊パッケージ。

Knower - Knower Forever (CD+Obi)
Knower - Knower Forever (CD+Obi)Knower
¥2,640

[解説書・歌詞対訳付 / ボーナストラック追加収録 / 国内盤CD] 圧倒的オリジナリティと高いミュージシャンシップで世界を魅了する超人ルイス・コール。そのルイス・コールが惚れ込み、フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉からも作品をリリースする個性派ボーカリストのジェネヴィーヴ・アルターディの2人による超絶ポップ・ユニット、ノウワーが最新アルバム『KNOWER FOREVER』をリリース。

エキセントリックなファッションやステージパフォーマンスが注目されがちなルイス・コールだが、超絶技巧のドラマーとしての実力はもちろん、盟友サンダーキャットら周辺のアーティストからは、音楽家としての秀才ぶりを称賛されるなど、ずば抜けたミュージシャンシップを持つ。そんな彼がクインシー・ジョーンズにその才能を認められたのが、2014年にノウワーとしてクインシー・ジョーンズ主催のイベントに招待されたときだった。2010年からソロ・アーティストとしてルイス・コール名義で作品をリリースしているが、ノウワーとして初作品をリリースしているのも同じく2010年からであり、ルイスにとって、ソロ名義での活動と同じだけの歴史を持つプロジェクトであると同時に、それぞれの活動が理想的な相互関係を持っている。そして、ノウワーの先鋭性や既成概念にとらわれない自由なスタイルには、相方を務めるボーカリストのジェネヴィーヴ・アルターディの才能が大きく貢献している。ルイス自身、そんな彼女からの影響を公言しており、単なるプロデューサーとボーカリスト以上の化学反応がノウワーでは発揮されているのだ。ルイス・コールのライブにもコーラスとして参加し、個性的なパフォーマンスが注目されているジェネヴィーヴだが、彼女もまた、アーティストとして非凡な才能を持ち、2023年3月にリリースされたソロ・アルバム『Forever Forever』は多くの賞賛を浴びている。
ルイス・コールがプロデューサーを務めた今作『KNOWER FOREVER』には、サックス奏者のサム・ゲンデル、ベーシストのサム・ウィルクスとモノネオン、キーボード奏者のサン・ライことライ・ティスルスウェイトやジェイコブ・マンなど、彼ら二人と親交があり、超絶技巧と個性を持ち合わせた様々なミュージシャンが参加している。

Sade - The Best Of Sade (2LP)
Sade - The Best Of Sade (2LP)Legacy Vinyl
¥6,139

ブリティッシュ・ソウル/スムーズ・ジャズの名バンドであり、ロンドンから名乗りを上げたファンク・グループ”Pride”の後進として結成されたSadeの94年発表のベスト・アルバムのアナログ盤!過去四枚のアルバムから、世界でも大ヒットを飛ばした”Smooth Operator”や”Sweetest Taboo”といった大名曲を収録。全16曲入り。ゲートフォールド仕様。180g重量盤。

K. Freund - Trash Can Lamb (LP)K. Freund - Trash Can Lamb (LP)
K. Freund - Trash Can Lamb (LP)Soda Gong
¥4,289

全アンビエントジャズ好きに推薦!〈Students of Decay〉主宰のAlex Cobbによる昨今注目の実験系レーベル〈Soda Gong〉より新物件!Lemon QuartetやAqueduct Ensembleといった〈Last Resort〉周辺のアンビエントジャズ系のグループにも参加するオハイオのKeith Freundによるソロ名義K Freundによる最新アルバムのアナログ版が遂に到着!淡い望郷の念が穏やかな凪の地平を漂う珠玉のアンビエント・ジャズ/モダン・クラシカル傑作!Kassian Troyerの手により〈Dubplates & Mastering〉でマスタリングとバックアップ万全!限定250部。

Harold McKinney - Voices & Rhythms Of The Creative Profile (LP+7")
Harold McKinney - Voices & Rhythms Of The Creative Profile (LP+7")P-Vine
¥6,050

数々のTRIBE名盤に参加しレーベルの屋台骨を支えてきた鍵盤奏者Harold Mckinneyが1974年に発表した唯一のリーダー作品が新たなリマスタリングを施した最新仕様でリイシュー決定!Wendell HarrisonやMarcus BelgraveといったTRIBE / デトロイト・ジャズシーン屈指のホーン隊を従え、漆黒のグルーヴと強靭なファンクネスを兼ね備えたスピリチュアル・ジャズ決定盤!VINYLは同時期に7インチシングルとしてレコーディングされた「Ode To Africa(single version) / Jelly Loa」をそのまま7インチBONUS DISCとして追加した【LP+7inch】2枚組スペシャル限定仕様!

Wes MontgomeryやKenny Burrell、Sonny Stittといった大物ジャズメンが地元デトロイトに来る際にはハウスバンドのメンバーとして競演を重ね着実にキャリアを積んできたデトロイト屈指の鍵盤奏者Harold Mckinney。Wendell Harrisonがブラック・アメリカンズの真の独立を掲げて本拠地デトロイトで立ち上げたレーベルTRIBE一連の作品にも名を連ね、ジャズはもちろんのことブルース、R&B、ソウル、ファンクといったブラック・ミュージックのルーツを押さえたパフォーマンスで高い評価を得ていたHaroldが残した唯一のリーダー作である本作は、TRIBEからリリースされた数々の名盤の中でも最上級のグルーヴと強靭なファンクネスを備えたスピリチュアル・ジャズ決定盤!コンガの乱れ打ちとスピリチュアルな詠唱から始まる9分を超える大曲「Ode To Africa」(M1)やEddie Harrisのペンによるクラシック「Freedom Jazz Dance」(M6)といった極上のグルーヴを聴かせるジャズ・ファンクナンバーから総勢8名からなるコーラス隊がグルーヴに重ね合わせるゴスペル・クワイアでさらなる高みへと誘う「Heavenese」(M2)、「Dolphin Dance」(M7)、そして後年のデトロイト・テクノシーンへのつながりも想起させられるアグレッシヴな人力ブレイクビーツ「In The Moog」(M4)など聴きどころ満載の1枚! VINYLは同時期に7インチシングルとしてリリースされた「Ode To Africa(single version) / Jelly Loa」をそのまま7インチBONUS DISCとして追加した【LP+7inch】2枚組スペシャル限定パッケージ、さらに新たなマスタリングも施した最新仕様でのリイシューです!

Duval Timothy - 2 Sim (LP)Duval Timothy - 2 Sim (LP)
Duval Timothy - 2 Sim (LP)Carrying Colour
¥3,591

SolangeやKendrick Lamar、CKtrl、Mica Leviらとのコラボレーションを始めとして、ここ数年に渡り、傑出した作品群を送り出してきた、現代ジャズの新世代を代表するミュージシャンであり、イギリス・ロンドンとシエラレオネ・フリータウンを拠点とするDuval Timothy。2018年に自身の〈Carrying Colour〉より発表し、現在レア化しているアルバム『2 Sim』が2024年度アナログ・リプレス。2枚のSIMカードを搭載した携帯電話を指し、混血、二重国籍、または複数の居住地を持つ人々を表すフレーズ「2 Sim」。フリータウンを散歩中に見知らぬ人との会話中に「2 Sim」と呼ばれた後(この瞬間の録音がレコードに収録されています)、現代の西アフリカにおける「2 Sim」という経験を探り始めた彼が、フリータウンでの家族、友人、仲間との2ヶ月に渡るフィールド・レコーディングとインタビューから作り上げた意欲的な一作。これらの場所固有の録音は、シエラレオネと英国で録音されたソロピアノ録音とプロダクションとがコラージュされたものとなっています。

Barbara Moore - Vocal Shades And Tones (LP)
Barbara Moore - Vocal Shades And Tones (LP)Be With Records
¥4,679

英国の有名な作曲家/歌手/ボーカルアレンジャー、Barbara Mooreの天才的な頭脳が生み出した奇跡のレフトフィールド・ライブラリー・クラシック『Vocal Shades And Tones』が信頼の〈Be With Records〉からアナログ・リリース。伝説的なライブラリー・レーベル〈Music De Wolfe〉のために72年に録音されたラウンジ/イージーリスニングの聖杯であり、ジャズからラテン、ソフト・サイケ、フォーク・ファンク、ゴスペル・ソウルのエクセレントなグルーヴ・ベースなブレンドとして、半世紀もの時が経過した今この時にあっても大胆であり目も眩むような聴き物としての魅力を放ち続けています。

Austin Peralta - Endless Planets (Deluxe Edition) (2LP+DL+Obi)Austin Peralta - Endless Planets (Deluxe Edition) (2LP+DL+Obi)
Austin Peralta - Endless Planets (Deluxe Edition) (2LP+DL+Obi)Brainfeeder
¥6,129

22歳で急逝した伝説の若き天才ピアニスト、オースティン・ペラルタの傑作『Endless Planets』が、フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉よりデラックス・エディションとして再発。本作には、伝説のスタジオBBC Maida Vale Studiosで録音された未発表のセッション音源4曲が追加収録され、当時はCDのみのリリースだったためレコードは今回が初レコード化となる。
オースティン・ペラルタとの契約、そして『Endless Planets』のリリースは、今年15周年を迎えた〈Brainfeeder〉の歴史においても、画期的な存在であり、レーベルにとって初のジャズ作品という記念すべきアルバムだ。友人であるサンダーキャットのデビュー・アルバム『The Golden Age of Apocalypse』より数ヶ月、カマシ・ワシントンの傑作『The Epic』より4年も前にリリースされている。天才ピアニストであるオースティンは、好奇心旺盛なフューチャリズムと驚異的なオリジナリティ、そしてジャズの伝統に対する純粋な敬意を、ものの見事に融合させている。そういう意味でも、〈Brainfeeder〉のその後を決定づけた最重要作品の一つと言っても過言ではないだろう。
今回リリースされるデラックス・エディションには、これまで初リリースとなる楽曲4曲が追加収録される。それらは2011年7月にロンドンの伝説的スタジオBBC Maida Vale Studiosで録音されたセッション音源で、オースティンの指揮のもと、リチャード・スペイヴン (drums)、トム・メイソン (bass)、ジェイソン・ヤード (alto sax)ら気鋭ミュージシャン、さらにザ・シネマティック・オーケストラのハイディ・ヴォーゲル (vocal)とジェイソン・スウィンスコー (electronics)も参加した貴重な音源となっている。またそこには、オースティン・ペラルタとフライング・ロータス、サンダーキャットが共同で作曲し、オリジナル・バージョン (フライング・ロータスのアルバム『Until the Quiet Comes』に収録)では、サンダーキャットがヴォーカルを務めた「DMT Song」が含まれる。
ドッグタウンのZ-BOYSのメンバーの一人、伝説のスケーター、ステイシー・ペラルタを父に持つオースティンは、LA出身のジャズ・ミュージシャンとして知られている。それは、単に彼の音楽スタイルがジャズだということではなく、長年の練習と献身が彼を真のジャズ・ミュージシャンに育て、チック・コリア、ハンク・ジョーンズ、ロン・カーターらと共演する人間性とスキルを備え、まるで熟練ミュージシャンのようにピアノを弾き、作曲したからだ。そして、彼はそれらすべてを20歳までに成し遂げた。エリカ・バドゥからシャフィーク・フセインのバンドのセッション・プレイヤーとして活躍し、パン・アフリカン・ピープルズ・アーケストラに参加するなどして広く知られる前の出来事なのだ。
『Endless Planets』は、故ゼイン・ムサ (alto sax)、ベン・ウェンデル (tenor & soprano sax)、ハミルトン・プライス (bass)、ザック・ハーモン (drums) と共にレコーディングされた。また長年の友人でもあるストレンジループがアルバム全体で電子音を担当し、ザ・シネマティック・オーケストラとハイジ・ヴォーゲルが「Epilogue: Renaissance Bubbles」に参加している。

サウンドの広大な探検。ペラルタはこのプロジェクトを通して、彼が何者であるかを明確に表現してる。俺が何年もそうしてきたように、君もこのアルバムを愛してくれることを願っているよ。『Endless Planets』をありがとう、オースティン。
-サンダーキャット-

芸術は、世俗的なしきたりの中に分類されるべきではないと思う。真の芸術はカテゴライズされることを拒み、あらゆる境界を越えていく。だから世俗的かそうでないか、という目線で語られるようなものじゃない。芸術に身を委ね、どこまでも流されていくと、それまでに体験したことのないような経験になるかもしれない。それは無限の世界への入り口になる可能性があるんだ。
-オースティン・ペラルタ-

Sefi Zisling - The Librarian (LP+DL)Sefi Zisling - The Librarian (LP+DL)
Sefi Zisling - The Librarian (LP+DL)Tru Thoughts
¥3,929

Gilles PetersonやAlice Russellからも支持され、世界的な注目を集めるテルアビブのトランペッターSefi Zislingによるサード・アルバム『The Librarian』が〈Tru Thoughts〉から発売!クラシックの要素に、サイケデリック・ファンク、ソウル、スピリチュアル・ジャズをブレンドした本作は、彼が親愛なるものすべてに捧げる作品であり、自身が受けた音楽的影響から、彼の妻や友人、そして彼に感銘を与えたパレスチナ人Eyadに敬意を表している。
「このタイトルを選んだのは、私がこの作品の司書(Librarian)だから。私は司書のように音楽を記憶し、頭の中でカタログ化し、それを堪能している。つまり、この作品には、私が愛聴している音楽ライブラリーから参照した「絵葉書」が散りばめられているんだよ。」
Bennie Maupinの『The Jewel in Lotus』から着想を得たタイトル曲「The Librarian」から、Sefiの妻を表現した「豊かで、力強く、生き生きとした」インストゥルメンタルの「Layla」、そして、警察の発砲により悲劇的な死を遂げた自閉症パレスチナ人に捧げる「Song for Eyad」まで、Sefi Zislingの作曲家、演奏家としての進化が凝縮された全6曲!

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