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サウンド・アートのみならず、ニューエイジ/アンビエント・リスナーにもレコメンドしたい素晴らしい一枚!40分間にも渡り水滴が静かに滴る音が反響し続ける、国産フィルレコ・アンビエント金字塔!先駆的音響技術者であり、実用系フィルレコ・ニューエイジ傑作『爽 ~目覚めと眠りの音風景~』でも知られる高野雅昭氏が、霊峰で「天啓」を受けた際における純朴な音との出会いの感動を再現すべく作り上げた伝説的スタジオ作品『しずくたち』が栃木の名店〈Art into Life〉より待望の再発。
50年代前半よりフリーの音響プランナーとして主に舞台音響を担当、80年代中頃からは自作音具と収集した民族楽器による"音あそび”と題したパフォーマンスを開始、主宰の「音あそびの会」では参加者と共に活動に取り組んだ高野昌昭氏(1927-2007)。音響効果の専門家としての傍ら70年代以降は自然音の録音に熱中、その再現の一つとして自作音具"水琴竹”のシステムをスタジオに組み、上質な水滴の音のみを捉えた78年の録音《しずくたち》。オリジナルLPの仕様である、特殊紙をあしらった美しい装丁のジャケット、透明度の高いクリアヴァイナルを再現、新たに金子智太郎氏(日本美術サウンドアーカイヴ主宰)による詳細な解説ブックレットを付属させた復刻版。

サウンド・アートのみならず、ニューエイジ/アンビエント・リスナーにもレコメンドしたい素晴らしい一枚!40分間にも渡り水滴が静かに滴る音が反響し続ける、国産フィルレコ・アンビエント金字塔!先駆的音響技術者であり、実用系フィルレコ・ニューエイジ傑作『爽 ~目覚めと眠りの音風景~』でも知られる高野雅昭氏が、霊峰で「天啓」を受けた際における純朴な音との出会いの感動を再現すべく作り上げた伝説的スタジオ作品『しずくたち』が栃木の名店〈Art into Life〉より待望の再発。
50年代前半よりフリーの音響プランナーとして主に舞台音響を担当、80年代中頃からは自作音具と収集した民族楽器による"音あそび”と題したパフォーマンスを開始、主宰の「音あそびの会」では参加者と共に活動に取り組んだ高野昌昭氏(1927-2007)。音響効果の専門家としての傍ら70年代以降は自然音の録音に熱中、その再現の一つとして自作音具"水琴竹”のシステムをスタジオに組み、上質な水滴の音のみを捉えた78年の録音《しずくたち》。新たに金子智太郎氏(日本美術サウンドアーカイヴ主宰)による詳細な解説ブックレットを付属させた復刻版。
リマスタリングはGiuseppe Ielasiが担当。
CD版には48ページブックレット(日本語/英語)が付属。

トータス、ヨ・ラ・テンゴ、スティーヴ・ライヒ他、多くのコラボレーションでも知られるアーティスト・作曲家、竹村延和が、米シカゴの名門インディー・レーベル、Thrill Jockey Recordsより、オリジナル・アルバムとしては2014年の『Zeitraum』以来となる約11年半振りの新作アルバム。
2016年から2024年の間にレコーディングされた珠玉の楽曲、全18曲(日本盤はボーナス・トラックを1曲追加し、全19曲収録)を収録。
このアルバムに収録されている楽曲は、アルバムのために新たに書き下ろしたものではなく、録り溜めていた過去の膨大な楽曲の中から竹村自身が厳選したものになります。
曲の構想が2000年代中頃からあったものも含まれており、レコーディングは竹村の京都にあるスタジオ(moonlit studio)で行われています。
作曲からプログラミング、演奏、レコーディング、編集まで、竹村がすべて一人で行っており、日本人シンガーdoroがゲスト・ヴォーカルとして参加しています。
スキマキ・アニメーションによるアニメーション作品『深海の虹』(2019年)のサウンドトラックも収録。
竹村によれば、
「「knot of meanings」は 直訳すると「意味の結び目」ですが、邦題の「意味のたま」は、洋裁で用いる毛糸の玉のようなもので、そこから意味が泉の様に導かれてくることを示しています。リスナーは単に多義的なものとしてジャケットのガラスの断片・ モザイクから、各自自由に全体像を描き、受け取ってもらえれば幸いです。」
とのことで、ジャケットのガラスのオブジェクトの作成や撮影も竹村本人が手掛けており、その受け取り方は(様々なスタイルの収録曲が混在した)アルバムの内容ともども、リスナーそれぞれに委ねています。
竹村が長年、“Child’s View” (子供の視点)を用いて、知的好奇心を原動力として、表現や創作活動を続けてきた結晶が、このアルバムとなっています。
常に驚きと喜びを感じられるものを作るという理念を大切にし、同じことを繰り返すことはせず(停滞や反復に抵抗し)、新たな発見のあるような独創的な作品を探求して来たことの実証でもあります。
1941〜42年頃、国際文化振興会が制作したSP盤シリーズの一部で、戦前の日本で録音された伝統音楽の記録。当時制作された78回転盤は60枚に及ぶ大規模なセットだったが、戦争やその後の散逸で現存するものはごくわずかとなっており、本シリーズは、その失われかけた記録を修復する試みであり、日本の伝統音楽の真髄を伝える重要な歴史資料でもある。本作に収められたのは民謡で、田植え歌や機織り歌、マグロやニシン漁の歌、そして子どもたちの唄まで、匿名の歌い手による24曲が並ぶ。宮廷の雅楽や声明、能、歌舞伎、琵琶法師の叙事詩といった正統の音楽に比べても、農民や漁民の声にこそ凄まじい力が宿っている。いまでは失われてしまった日本の土着の音楽の力を体感できる一枚。
近年のシティ・ポップ再評価でさらに箔が付いた、言わずと知れた名盤がイタリアの〈Life Goes On Records〉から再発リリース。1973年からキャラメル・ママ名義で数々の作品のバックバンドとして活動していた細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫の4人によるバンドがティン・パン・アレーと改名し、1975年に発表された1stアルバム。南佳孝、山下達郎、大貫妙子、久保田麻琴、桑名正博などが豪華ゲスト参加している!細野晴臣のセルフ・カヴァー「Choo Choo Gatta Got '75」や、YMO結成の3年前にすでにここから始まっていたことを感じとれるMartin Dennyサウンドを彷彿させるトロピカルな名曲「イエロー・マジック・カーニバル」も収録!
友川かずき、三上寛を産み落とした津軽から、恐山、イタコ、ねぶた、化粧地蔵…。この世とあの世を通底するための呪的機関を唄わんとする陸奥(みちのく)のオルフェウス(吟遊伶人)=古川壬生が1978年に残した超激作! 衝撃のアナログLP復刻!
詩人でもある壬生が三歳で死んだ弟(壬生)の皮膜を生きるために死者を騙る。歌が念仏となり叫びとなりこの世を乱舞しあの世へと吸い込まれる。あまりにも強烈なフリンジ・ミュージック。アナログだからこそ魂も甦る。闇にするにはあまりにも勿体無い、「レココレ」23年11月号の「日本の新名盤1970-89」にも選出されたとんでもない傑作! 1978年制作、自主制作盤のみの流通の幻の一枚が遂に復刻!
20Pに及ぶ解説ブックレット「壬生 津軽の風と土へ」付き
★初アナログ化
★20P解説ブックレット付
★初回生産限定盤
★帯付き

Steven Julien主宰のUKレーベル〈Apron Records〉によるアジア圏のプロデューサーたちを中心にフィーチャーしたジャンル横断型のエレクトロニック作品コンピレーション『Apron East Vol.2』。日本からはYuka Sunflora、DJ Dreamboy、Ko Saito、J M S Khosah、韓国からはHookuo、DJ Jeyon & Isaac、アメリカ、UKからはBenedek、Jarren、Steven Julien、Kendall Timmonsが参加。DJ Dreamboyによる80年代後半NJSとメロウネスの融合、Ko Saitoによるロウでメランコリックなビート、Steven Julienによる捻れた電子ファンクなど、アジアの才能とUKのエレクトロニック感覚を融合させた未来のクラシックを探る多彩な楽曲を収録。カセットというフォーマットを通じてDIY精神とローカル感覚を強く打ち出した意欲作。
★初回完全限定生産 ★歌詞カード付き
なんと佐井好子の名作『胎児の夢』が、1977年ひっそりとカセットでも発売されていた! 知る人ぞ知るコレクターズ・アイテムがめでたくオリジナル仕様のカセットでリイシュー!
1枚目に続き大野雄二がアレンジャーとして参加し、より音楽的要素を支えた夢野久作的怪奇性極まる佐井ワールド。タイトルの「胎児」が示すようにより内なる精神世界への旅。佐井好子弱冠24歳、詩人で画家で歌手としての孤高なる存在。ジャケットはCD/LPと異なる本人のイラストを仕様。知る人ぞ知る正にコレクターズ・アイテム、ファンは必携の一本です!
2月上旬入荷予定。菅谷昌弘が1987年に制作した舞台音楽作品で、前衛舞踏団「パパ・タラフマラ」の公演『ALEJO』のために書き下ろされたサウンドトラック『Music From Alejo』が〈Ambient Sans〉より、初のヴァイナル・リイシュー!反復と間を活かした構成で、舞台の動きと呼応するようなミニマルで静謐な電子音響に、アンビエント的な広がりと、日本的な情緒を感じさせる旋律が共存。舞台芸術との融合を前提としながら、音楽単体でも成立する完成度を持つ、1980年代日本の実験音楽と舞台芸術の交差点を象徴する重要作であり、Sugayaの音楽家としての詩的感性と構造美が凝縮された一枚。今回の再発では、日本の自宅訪問時の写真と菅谷昌弘への独占インタビューを収録したインサートも付属。
2月上旬入荷予定。菅谷昌弘が1987年に制作した舞台音楽作品で、前衛舞踏団「パパ・タラフマラ」の公演『ALEJO』のために書き下ろされたサウンドトラック『Music From Alejo』が〈Ambient Sans〉より、初のヴァイナル・リイシュー!反復と間を活かした構成で、舞台の動きと呼応するようなミニマルで静謐な電子音響に、アンビエント的な広がりと、日本的な情緒を感じさせる旋律が共存。舞台芸術との融合を前提としながら、音楽単体でも成立する完成度を持つ、1980年代日本の実験音楽と舞台芸術の交差点を象徴する重要作であり、Sugayaの音楽家としての詩的感性と構造美が凝縮された一枚。今回の再発では、日本の自宅訪問時の写真と菅谷昌弘への独占インタビューを収録したインサートも付属。
徹底したアヒンサーを提唱実践、「ノイズ」の枠を超越したオルタナティヴな表現を試み続けるジャパノイズ伝説、Merzbowこと秋田昌美による2025年の最新作がイタリアの名門〈Old Europa Cafe〉から限定300枚でCDリリース。ハンドメイド楽器やコンタクトマイク、ファズ、ディストーション、グリッチペダル、アナログ・シンセなどを駆使し、18〜26分超の長尺トラック3曲で構成されている。アートワークにもAI生成の画像を採用するなど視覚的な意味も含めて、実験性と音響の暴力性が際立つ、純度の高い一作。

ヴァイナルには未収録のボーナスを収録した2CD版。Pulse DemonやNoisembryoと並ぶ、ジャパノイズ生ける伝説Merzbowの90年代名盤である『Tauromachine』が、発売25周年を記念して限定リマスター・エディションで登場!リマスターは、Sunn O))), ISIS, Pelican, そしてEarth等のミックスも手掛けたJames Plotkinによるもので、深重感抜群。当時の未発表音源も追加。お見逃しなく!
goatやYPYなどでの活動や〈birdFriend〉運営でもおなじみ日野浩志郎主宰の注目レーベルにして、Keith Fullerton WhitmanやMark Fell & Will Guthrieといった強力な面々を送り出してきた〈Nakid〉からは、日野と中川裕貴によるユニット「Kakuhan」による2022年度ファースト・アルバム『Metal Zone』がアナログ・リリース。中川による弓弾きのチェロと日野の角ばったエレクトロクスとドラム・マシンのシンコペーションが、Photekの『Ni Ten Ichi Ryu』とArthur Russellの『World of Echo』を足し合わせたようなサウンドを生み出す、破格のエクスペリメンタル・クラブ・ミュージック作品!ZodiakことTakashi Makabeによるデザイン。Rashad Beckerによるマスタリング&〈Loop-o〉でのカッティング仕様。限定120部。
Basic Channel傘下のChain Reactionから2001年にデビュー以来、10年以上の沈黙を経て、2014年以降、UK・マンチェスターのレーベルDDSよりコンスタントにリリースを重ね、ダブテクノ/ミニマル等のクラブオーディエンスのみならず、全世界の熱心な音楽ファンを魅了する電子音楽家【Shinichi Atobe】。
Atobeが自身のプライベート・レーベル【Plastic & Sounds】を設立。第一弾となるリリース「 A.Whispers into the Void | AA.Fleeting_637」が12INCH(45RPM/Limited Press)レコードで7月25日にリリースされる。
ミニマルなシンセとリズムから、流麗なピアノのリフレインの導入と共に徐々に禁欲的に展開する「Whispers into the Void」。BPM125前後のフロアライクな没入ミニマル・ダブテクノ「Fleeting_637」の2曲。
マスタリング/レコード・カッティングには、Shinichi Atobeの作品を多数手がけてきたベルリンのRashad Beckerが担当。

「GREEN」「SURROUND」の続編として制作されながら、20年近く正式にリリースされなかった知られざる作品をTemporal Drift が世界初再発!! オリジナル盤はCDのみとなり、アナログ・レコード化は本邦初となる。
環境音楽の代表的な作品として知られ、近年再発された名盤である「GREEN」「SURROUND」。この2作に続く形で制作、1987年に完成したが当時発表されることはなかった。2003年に吉村が逝去、3年後の2006年にCDフォーマットで未発表音源としてリリースされた「FLORA 1987」。
植物を連想される楽曲タイトル、「GREEN」「SURROUND」と比較する限り色彩感覚が刺激される旋律が、受け手の想像力を柔和に包み込む。
『Flora』というアルバムが聴きつづけられている、聴きつがれている、
そこには、吉村弘という音・音楽を愛でるひとのかわいらしさが、
それとなく漂ってくるからかもしれません。
ちいさな花のかおりのように。
小沼純一
初の公式再発、吉村弘遺産管理団体の全面協力、小沼純一によるライナーノーツ付属、John Baldwinのリマスタリング
帯付き仕様
2LP:ゲートホールド・ジャケット/45rpm/独Optimal Mediaプレス
日本のアヴァンギャルド音楽の巨匠・灰野敬二を中心とするプロジェクトNijiumu(滲有無)による、深遠で幽玄な音響世界を記録したアルバム『When I sing, I slip into the microphone...』が、〈Black Truffle〉より再発。今回の再発では、1990年代初頭にP.S.F.からリリースされたオリジナル音源に加え、灰野が1973年に自作電子機材で録音した未発表ノイズ作品や未発表音源も収録し、彼の音楽的探求の軌跡をより広く捉える内容となっている。鉄や弦楽器のアンプリファイ処理による金属的な響き、リバーブに包まれた幽玄な音像、そして灰野の声が祈りのように空間を漂う構成は、チベット音楽やミニマリズム、フリー・インプロヴィゼーション、サイケデリックの要素が混在する独自の世界観を形成。ジャンルの枠を超え、音そのものが感情や霊性と結びつくかのような瞬間を捉えた本作は、灰野敬二の「音を祈りとして扱う」哲学が色濃く反映された、Nijiumuの本質を捉える貴重な記録。

佐渡をルーツに活動を展開する打楽器集団”鼓童”の運営するレーベルである〈0on ぜろおん-0音〉からは、”鼓童”の一員である打楽器奏者の中込健太と住吉佑太からなるユニット、ケンタタクユウタタクの自作打楽器も含めたパフォーマンスを収めた4thアルバムとなるカセット作品が登場。タイトルの「Goja(ごじゃ)」は、方言で「めちゃくちゃ」「でたらめ」という意味。
和太鼓、ドラム、ピアノ、マリンバ、アコーディオン、リズムマシーン、エフェクター、木片、たらい、鍋、インパクトドライバー、充電器など…
楽器、非楽器、自作楽器、すべての垣根を越えて、取り留めもなく自由な音楽性を詰め込んだ最新作。
全8曲収録。ダウンロードコードあり。

オリジナルは2006年にCDオンリーでリリースされていた、日本が誇るプロデューサーKuniyuki Takahashiのアルバム『We Are Together』が、mule musiqの300タイトル記念として初ヴァイナル化。国内外のアーティストから絶大な信頼を集め、南アフリカのシーンまでも魅了し続けるKuniyukiの原点的作品が、約20年の時を経て再構築されたかたちで蘇る。今回のヴァイナル版では、代表曲「Precious Hall」は未収ながら、未発表曲2曲、初公開バージョン1曲、CD『All These Things』収録曲1曲を新たに収録し、CD版とは大きく内容を刷新。アフリカ由来のパーカッシヴなリズム、ディープハウスの精神性、マニュエル・ゲッチングを思わせるダビーなサイケデリア、そしてクニユキらしい繊細なキーボードが交錯し、ハウスでありながらアンビエント、スピリチュアルを思わせる祈りすら感じさせる音世界を構築。国産ハウスの金字塔として名高い一枚。
吉村弘から高田みどり・・・全ニューエイジ~アンビエント・ファンは勿論、全ての音楽ファンへ。亜蘭知子の「色彩感覚」や、Pierre Barouhの「Le Pollen」、宮本典子「Vivid」などへの参加でも知られ、1970年代よりベーシストとしてジャズ・シーンの第一線で活躍、音楽理論家としても名高い本邦のジャズ・ベーシスト、濱瀬元彦が、ニューエイジ好きに名の知れた名レーベルであり、Kitaroや宗次郎も在籍するShi Zenに残した1986年の伝説的名盤「インタリヨ」が、30年以上の時を経て、再レコーディング!
世界中のアンビエント~ニューエイジ・マニア達に愛され、国産アンビエント作品としても高騰を極めるオリジナル盤は、権利関係ゆえに再発出来なかったという代物が堂々の再録!あのジャコパスが来日した際には会いたいと指名されるほど高く評価されたベース奏者であり、多くの国産清水靖晃や鈴木勲等とも活動し、演奏家としてもフレットレスベースの新しい演奏スタイルを確立した人物。濱瀬本人の熱い情熱の元、再構築された本作は、原曲の世界観を損なうことなく、より高みへと向かった傑作!空想世界の果てへと向かうような創造性に満ち溢れた神秘的なサウンドに、ライヒ譲りのクリスタル・トーン澄み渡るミニマリズム、ジャズのエッセンスが息づく柔和なアプローチなどの数々が込められた孤高の響きです。まさに新たなるクラシック誕生の瞬間!
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、尺八奏者・福田輝久による禅宗の伝統に根ざしたソロ演奏を収録したアルバム。 虚無僧の修行音楽として知られる普化宗の古典曲を中心に、息遣いや間が際立つ静謐な音世界が展開、「虚鈴」「三谷」「鹿の遠音」など、侘び寂びの美学を体現する楽曲が並ぶ。尺八一本による音の少なさが逆に空間を満たし、聴く者の内面に静かに語りかける。本格的な録音が一般に流通することがあまりない日本の伝統音楽の中で、仏〈Ocora〉からもアルバムをリリースする定評ある奏者によるまとまった録音は大変貴重なもの。
仏〈Ocora〉にも比肩しうる広範かつディープな世界各地の伝統音楽のカタログを持つスイスのローザンヌ近郊に拠点を置く、長い歴史を持つレーベル〈VDE/Gallo〉より、日本の宮廷音楽「雅楽」の伝統的な演目を収録したアルバムで、「越天楽」や「蘇志摩」など、古代から伝わる管弦・舞楽の楽曲が収められており、笙・篳篥・龍笛などの雅楽器が響く。演奏は1887年に東京・小野照崎神社の宮司・小野良道によって創設された、仏〈Ocora〉からもアルバムをリリースする日本最古の民間雅楽団体のひとつ、Ono Gagaku Kaï(小野雅楽会)によるもの。本格的な録音が一般に流通することがあまりない雅楽の中で、民間団体でありながら、135年以上にわたって雅楽の伝統を守り続けている稀有な存在による荘厳で静謐な音世界が、日本古来の美意識を垣間見せてくれる貴重な録音。

世界中の良質レーベルを股にかける日本ダブ・テクノ界キーパーソンAltoneことYuki Takasakiによる、名門〈Echocord〉からの記念すべきデビュー作『Altone – Invincible Nature EP』。本作は静謐で硬派なダブ・テクノで、Rod ModellやQuantecの系譜に連なる、深く沈み込むような残響とコードの揺らぎが印象的。Altoneの硬質で無駄のないビートメイクと、上品なダブワイズ処理が際立っており、クラシックなダブ・テクノの様式美と現代的な空間処理が融合した、静かに深く響く一枚となっている、日本発の精緻なダブ・テクノの到達点!
