Electronic / Experimental

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コージュン - 水中庭園 (LP)コージュン - 水中庭園 (LP)
コージュン - 水中庭園 (LP)Em Records
¥3,630

「平和なアジア」の心象風景を託した琉球電子サロンミュージック。この二つとない逸品『水中庭園』(1993)の発表30周年を祝した初LPリリース。 ボーナス曲を加えてお届けします!!

沖縄の音楽家、コージュンこと國場幸順(こくば こうじゅん)は、70 年代から数々のバンドと関わって「裏方のコージュン」と呼ばれ、80 年代に六人組という幻のバンド(※註)を作ったことで一部に知られる。この 『水中庭園』は、琉球王朝交易時代に着想をえた「平和なアジア」をイメージした「BGM」を作ろうと制作着手されたが、予期せぬコンサートバンド結成(のちの六人組)のため制作は中断。その後、バンドが消滅してプロジェクトも白紙に返ったが、彼は機会を待ち 1993 年に本作を完成させた

『水中庭園』は、沖縄をルーツとしながら広くアジアの音楽にも影響されており、アジア各地の伝統的音階に由来するフレーズを重ね、改変し、典型的な西洋の和音ハーモニーの動きを排除した点に大きな特徴がある。電子楽器とマルチトラックを使い、彼いわく「線を積み重ねる」ようなメロディーの集積の実験は、沖縄からアジア世界へ向け新しいエネルギーの拡散を目指したかのようだ。そのすがすがしさと不思議さ、楽しさと色気のユニークな混合物であるサウンドはアジア由来の音階を束ねた結果に思われる。シンセとドラムマシンを駆使して心地よく特徴的なリズムを刻んでいるが、それはダンスフロアのためではなく、テクノロジーを駆使した「BGM=軽音楽」としての電子サロンミュージックをイメージしている。

國場のいう「平和なアジア」とは、海上交易で繁栄したかつての東アジア~東南アジアの営みを想像したもので、そのネットワークでは物だけでなく音も行き来し、どの音楽(音階)も新しく「ポップな」ものとして迎えられたと彼は思い描く。

※註:六人組は坂本龍一のレーベルメイトとして、ビル・ラズウェルのプロデュースで世界デビューする予定だったが、不運と事故が重なって解散した。

=作品仕様=
+ 12インチLP
+ インサート封入/シュリンク包装/ステッカー貼付け
+ 日本語・英語解説(『水中庭園』ストーリー)

toru yamanaka / Dumb Type - Suspense and Romance 1987 (CS+BOOK+DL)
toru yamanaka / Dumb Type - Suspense and Romance 1987 (CS+BOOK+DL)conatala
¥3,800

庭園の黄昏 - Every Dog Has His Day」「睡眠の計画 - Plan For Sleep」に続く、初期ダムタイプ音楽作品復刻プロジェクト第3弾。 本作は、1987年に兵庫県尼崎市・つかしんホールで開催された、ダムタイプ初の大規模展覧会『Suspense and Romance』の会期中に、展示会場で行われたライヴ・パフォーマンスの音源を収録したカセットテープ作品です。

山中透がダムタイプとして初めて全楽曲の作曲・制作を手がけた本作は、サックス奏者・ハリー切手氏とのコラボレーションから生まれた音楽プロジェクトを記録しています。 “サスペンスとロマンス”というテーマのもと、ジャズやシネマティックな叙情性と、ポスト・ミニマル以降の冷たく抽象的な音響が交錯する、山中らしいコンポジションに、切手氏による印象的なサックスのフレーズ、シーケンサーやサンプラー、PCM録音を用いた音作りが重なり、その後の「S/N」まで続くダムタイプ・サウンドを象徴する音響イメージが、この時期にすでに形成されていることに気づくでしょう。

さらに、当時の貴重な写真やドローイング、メンバーによる座談会を収録した、50ページ超のブックレットが付属。カセットブック仕様でのリリースとなります。 本ブックレットは、初期ダムタイプ・メンバーらによる「Early Dumb Type Archive Project」の主導のもと制作されたもので、初期ダムタイプの活動を多角的に捉える貴重な資料となっています。

カセットブック(箱入り)
カセットテープ:全10曲・48分収録 DLコード付
ブックレット:50ページ超(写真・ドローイング・小山田徹×高谷史郎×穂積幸弘 座談会ほか収録)

Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)
Copenhagen Clarinet Choir & Anders Lauge Meldgaard - Jeux d’eau (LP)conatala
¥3,500

デンマークのミニマル・アンサンブル、Copenhagen Clarinet Choirと作曲家Anders Lauge Meldgaard のコラボレーション・アルバム《Jeux d’eau》をリリース

《Jeux d’eau(ジュ・ドー)》は、実験的アンサンブル Copenhagen Clarinet Choir と、デンマークの作曲家・演奏家 Anders Lauge Meldgaard による探究的なコラボレーションから生まれた作品です。中心となるのは Meldgaard による作曲と、日本発の電子楽器 New Ondomo の演奏。この楽器は1920年代後半にフランスで生まれた最も古い電子楽器のひとつ オンド・マルトノ に着想を得て開発されたもので、Copenhagen Clarinet Choir の鮮やかなエネルギーと冒険心が、Meldgaard の音楽的ヴィジョンに生命を吹き込んでいます。 
プロジェクトの着想源となったのは、イタリア・ティヴォリにある Villa d’Este の庭園を Meldgaard が訪れたことに始まります。この場所はかつて Franz Liszt や Maurice Ravel にインスピレーションを与え、彼らは同名のピアノ曲《Jeux d’eau(水の戯れ)》を作曲しました。本作もその系譜を受け継ぎながら、新たな音の旅へと聴く者を誘います。従来の作曲家たちが厳格な構造に重きを置いていたのに対し、Meldgaard はより開かれた形式を採用し、演奏者が即興的に関与できる余地を残しています。
こうした柔軟性が、ミニマル・ミュージック特有の反復の性質に、よりしなやかで心地よい響きを与えています。
コペンハーゲンの The Village で録音されたこのアルバムでは、クラリネット・クワイアの有機的な共鳴と、New Ondomo および電子音の予測不能なテクスチャが交錯する音響体験が展開されます。
《Jeux d’eau》は、構造と自由、前進と反復を絶妙に行き来する音楽です。Terry Riley や Steve Reich といったアメリカの古典的ミニマル・ミュージックに影響を受けながらも、単なる模倣にとどまらず、後期ロマン派的な抒情性を帯びたメロディと豊かなハーモニーにより、反復の厳格さがやわらげられています。加えて、Jo Kondo や Sueko Nagayo のような日本の作曲家に通じる繊細さと明快さも感じられます。作品全体は、躍動と静寂が交差する、遊び心と深みを兼ね備えた音世界を生み出しています。
この作品は、水への賛歌であると同時に、人間と自然の繊細なつながりに対する静かな問いかけでもあります。流れるような形とオープンな記譜法により、音楽は自然のダイナミクスを映し出す鏡のような存在となり、演奏者には即時の気づきと、協調、バランスへの配慮が求められます。水のように、音楽もまた変化し続けるものであり、私たちの環境が常に移ろいゆく存在であること、そしてそれを守る責任があることを、優しくも力強く伝えています。

La Festa delle Rane - Che mi guardi attraverso una fiamma (CS)
La Festa delle Rane - Che mi guardi attraverso una fiamma (CS)conatala
¥2,200

現代イタリアのアンダーグラウンド・シーンから現れた、ナポリ出身の音楽家 Lucia Sole によるプロジェクト La Festa Delle Rane(カエルたちの祝祭) の新作カセット・テープを、英国の All Night Flight と共同でリリースします。

Luciaの音楽は、日常の中を通り過ぎていく断片的な風景をそっとすくい取るようにして綴られ、いつか見た夢の記憶を呼び起こすような、子どもの視点から覗いたような不思議な郷愁に満ちています。
メロディカ、アコースティック・ギター、笛などによるシンプルな楽器構成が生み出す静かな親密さと、太鼓や管楽器が加わることで広がっていく万華鏡のような即興性が共存しています。

少女のように無垢な歌声、ささやくようなグロッケンシュピール、歪んだオルガンが空気に残す音の波紋は、ローファイな録音のなかで捉えられており、空間の気配や微かな息づかいまでがそのまま音に封じ込められています。

立花ハジメ - ZOUNDS! (12")立花ハジメ - ZOUNDS! (12")
立花ハジメ - ZOUNDS! (12")Slogan / TUFF BEATS
¥3,900

9月下旬再入荷。1986年、立花ハジメは手塚治虫氏のマンガのキャラクターをヴァイナルにレリーフした12インチ・シングル『Beauty and Modern Things』をリリースしました。
話題になりつつも、“みんな真似するだろうと思ったらそういう人がほとんどいなかった”と本人が語るテクノロジーですが、今回、レーザー・エッチング加工によるレリーフ・レコードが実現しました。40年ぶりのレリーフ・ヴァイナル・レコードです。
内容は新曲「自分のことだけ考えよう」のCornelius小山田圭吾リミックス、そして立花のテーマソングのひとつとも言える「Flow」のヤン富田リミックス。
どちらも両者の個性と才能が炸裂した凄まじい出来になっています。マスタリングはゆらゆら帝国で知られる中村宗一郎(Peace Music)。
こちらの12インチは超貴重な生産限定盤、ぜひお買い逃しのないようにご注意ください!

■収録楽曲:
Side A
1. 自分のことだけ考えよう (Remixed by Cornelius)
2. Flow (Remixed by YANN TOMITA  ”A BRAND NEW CADILLAC AND ETERNAL LIFE MIX”)
*裏面はレーザー・エッチング加工が施されています。

Jackie Mittoo - Stepping Tiger (LP)
Jackie Mittoo - Stepping Tiger (LP)Solid Roots
¥3,574

レゲエ音楽史を代表するキーボーディスト、Jackie Mitooが、1979年に無名のレーベルだった〈Rite Sound inc.〉より発売したレアなアルバムが待望の再発。オリジナル盤はジャケットなしで販売されたものであり、ミステリアスな雰囲気が漂っていた逸品!ジャッキーの宇宙的なサイケデリアが発揮されたキーボード・サウンドが、天国のような浮遊感あるダブと絡み合うスリルは、言葉では言い表せない魅力を放っています。

Metabolist - Hansten Klork (2LP)
Metabolist - Hansten Klork (2LP)Analogue Pulse
¥4,168

UKアンダーグラウンドの異端グループMetabolistが1980年に残した唯一のアルバム『Hansten Klork』。オリジナル音源に加えて、1979〜81年の7インチから6曲のボーナストラックを収録した決定版仕様で再発。 本作は当時から最も前衛的なアルバムのひとつと評され、ポストパンクの精神を基盤にしながら、ミニマリズム、クラウトロック、ポスト・インダストリアルへのオマージュを大胆に取り込んだ実験性が際立つ。 硬質なギターの反復、メタリックな質感のノイズ、淡々としたベースと軽やかなドラミング、時に攻撃的で神秘主義的なヴォーカルが交差し、工業的でありながらどこかユーモラスな異次元的なサウンドが展開される。鋭いテンション、ミニマルな推進力、不穏な構築感があり、どの曲もフォロワーを許さない独自性を持つ。 UKアンダーグラウンドの実験精神を凝縮したポストパンク、アヴァンギャルドの重要作。

Marcelo Expósito -  The Lost Tapes (LP)
Marcelo Expósito - The Lost Tapes (LP)GEOMETRIK
¥4,708

スペインの音響作家Marcelo Expósitoが1980年代に制作し、長らく行方不明となっていた未発表音源を復元し『The Lost Tapes』。当時のスペイン・アンダーグラウンドにおけるインダストリアル文化の初期衝動をそのまま伝える重要な内容で、金属的なノイズ、ざらついたテープの質感、断片的な音が生々しく層を成す。静かなテクスチャの中に不穏な倍音が滲み、アンビエントとノイズの境界が曖昧なままゆっくりと変形していく。Expósitoが当時関わっていたカセット文化の文脈とも強く結びつき、Maurizio BianchiやNurse With Wound、スペインのLa Otra Cara de un Jardínらと同じ国際的ネットワークの息遣いが感じられる。80年代の地下文化特有の粗さと自由さがそのまま刻まれた、スペイン実験音楽の系譜を補完する失われたピース。

Z-Factor (feat. Jesse Saunders) - Dance Party Album (Duck Yellow Opaque Vinyl LP)
Z-Factor (feat. Jesse Saunders) - Dance Party Album (Duck Yellow Opaque Vinyl LP)Numero Group
¥3,879

10月下旬入荷予定。Jesse SaundersとVince LawrenceによるZ‑Factorが 1984年に残したシカゴ・ハウス誕生直前の空気をそのまま封じ込めた、極めて初期のダンス・ミュージック史料『Dance Party Album』。エレクトロ、ブギー、シンセ・ファンクが混ざり合う荒削りなトラック群は、後のハウスのミニマルな反復へとつながる萌芽をすでに含んでおり、909の硬い打ち込みやシンセベースが原始的な推進力を生む。ハウス・ミュージック成立の直前に作られた数少ないアルバム作品ならではの跳ねたリズムやDIY感のあるミックスが、当時のローカルな熱量を鮮明に伝えてくれる。〈Numero〉によるオリジナルの希少性と歴史的価値を踏まえた丁寧な復刻は、初期シカゴ・ダンスミュージックの核心を再提示するもので、エレクトロ寄りの軽快さと、ハウスの胎動が同じフレームで響く、現在の耳で聴くとジャンルが生まれる瞬間の面白さが際立つ一枚。

Grimm Grimm - Hazy Eyes Maybe (LP)
Grimm Grimm - Hazy Eyes Maybe (LP)Tip Top Recordings
¥4,400

東京とロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、作曲家、Koichi Yamanohaによる音楽プロジェクトで、2014年頃より活動を展開。Le Guess Who?やAll Tomorrow’s Partiesなど、各国のオルタナティヴ系音楽フェスティバルに出演するほか、ゲームクリエイターの小島秀夫との協働、Death Stranding 2への楽曲提供およびカメオ出演など、映画やゲームなど多分野でも活動しているGrimm Grimmの1stアルバム『Hazy Eyes Maybe』。フォークの素朴さとエレクトロニカが同じフレームで呼吸する、独特の親密さを持った作品。アコースティックギターの柔らかい響きに、ノイズや残響、シンセの淡いテクスチャが重なり、歌と音響処理が自然に溶け合う。囁くようなボーカルは距離が近く、宅録的な質感とロンドンのアンダーグラウンド・シーンの雑多な空気が同時に立ち上がる。日本らしいある種の子供っぽさと現代ロンドンが交錯する、エクスペリメンタル・ポップの重要作。

The Melting Hours (12")
The Melting Hours (12")BEYOND SPACE AND TIME
¥3,019

10月中旬入荷予定。Wata IgarashiとKuniyukiによるライブ・プロジェクトThe Melting Hoursによる、スタジオ・リハーサルとDraaimolen Festival 2025のライブ録音を再構築した、電子音と生楽器がゆっくりと溶け合いながら形を変えていく、有機的なアンビエント、エレクトロニック作品。Igarashiの精密なシンセワークと、Kuniyukiの柔らかい音色やパーカッションが自然に交差し、即興性の中で生まれるその場の空気がそのまま音に刻まれている。アンビエント・ジャズやニューエイジの系譜を思わせる広がりを持ちながら、テクノの推進力も静かに潜み、ライブ由来の偶発的な音や、環境の変化がそのまま作品の一部となり、電子音楽でありながら生き物のように変化する質感が印象的。クラブとアンビエントの境界を横断し、長尺の流れの中で少しずつ表情を変えていく、現在の両者の成熟したコラボレーションが感じられる一枚。

Voice Actor / Lukid / Winkate - Good Luck (7")
Voice Actor / Lukid / Winkate - Good Luck (7")STROOM.tv
¥2,989

10月上旬入荷予定。Voice Actor、Lukid、Winkateによる、断片化された声のコラージュ、UKベース由来の低音、抽象的な電子テクスチャが交差するコラボレーション7インチ『Good Luck』。語りや環境音の断片が作品の核となり、曖昧なビートやダブ処理、電子音の膜や粒子状のノイズが重なり、音の層が複雑に絡み合う構造。声はメロディではなく、音の断片として配置され、電子音の中で浮かんだり沈んだりしながら、物語の気配だけを残していく。クラブ・ミュージックの影を感じさせつつも、完全にダンスへ向かうわけではなく、ポップの残響と抽象性のあいだを漂う独特の質感を形成。断片的なストーリーが電子音の中で漂うような独自の音世界。

Holy Tongue - Basilikum (LP)Holy Tongue - Basilikum (LP)
Holy Tongue - Basilikum (LP)AD 93
¥5,294

10月下旬入荷予定。Valentina Magaletti、Al Wootton、Susumu Mukai によるカルト的人気を誇る気鋭ダブ・バンドHoly Tongueが放つセカンド・アルバム『Basilikum』。スイス・アルプスとロンドンでの即興セッションをもとに構築された、ダブ、儀式的パーカッション、トランス、サイケデリアを横断するリズム作品。ヴィンテージ・ドラムマシンの太いビートを軸に、身体的なパーカッションと残響と空間の揺らぎで生まれる立体的なリズム構造。ベースや電子音は低域の推進力と奇妙なメロディの影を与え、ジャム的な自由さと構造的な緊張感を同時に形成。ゲストのDali De Saint Paulの声は歌というより音の層として機能し、トラックに儀式的な質感を加えている。実験的なダブの精神を核にしながら、ポストパンク、トランス、シネマティックな広がりが自然に混ざり合う、スピリチュアルなダブ・ダンス・ミュージック。

goat & Ricardo Villalobos - Without References / Cindy Van Acker (Ricardo Villalobos Variations) (12")goat & Ricardo Villalobos - Without References / Cindy Van Acker (Ricardo Villalobos Variations) (12")
goat & Ricardo Villalobos - Without References / Cindy Van Acker (Ricardo Villalobos Variations) (12")Latency
¥4,249

日野浩志郎率いるリズム・アンサンブルgoatが、スイスの振付家Cindy Van Ackerの舞台作品「Without References」のために制作した楽曲を、ミニマル・テクノの巨匠Ricardo Villalobosが再構築した12インチ。原曲「Orin」「Factory」の構造的なリズムを素材に、Villalobosが独自の長尺ミニマリズムへと変換。goatの打楽器主体の非音階的パターンは、Villalobosの手によってより流動的なグルーヴへと変貌し、低域のうねりと微細な揺らぎが持続する催眠的なサウンドへと深化する。「Factory」では同じ素材から2つのヴァリエーションを展開し、乾いたパーカッションが際立つミックスと、深い没入を生むクラブ仕様のミックスが対照的に並ぶ。goatの禁欲的な構造美が、Villalobosという快楽的なカオスを通過することで、別の生命体へと進化する刺激的なコラボレーション!

Tortoise (LP)Tortoise (LP)
Tortoise (LP)Thrill Jockey
¥5,164

シカゴ音響派の中心にいた5人が、録音スタジオを楽器として扱いながら作り上げた1994年の革新的デビュー作『Tortoise』。 ミニマル、ジャズ、ダブ、エレクトロニカを溶かし込み、後にポストロックと呼ばれるジャンルの基礎を形作った名盤。メンバー全員がマルチ奏者として楽器を持ち替えながら、リズムと質感を中心に据えたアンサンブルを構築。Tortoiseがもともとベース2名と打楽器3名という珍しい編成で結成されたことからも分かるように、複数のベースが重層的な低音の地形をつくり、3人のドラマーがミニマルな反復とダブ的な空間処理で立体的なグルーヴを生み出す。ヴィブラフォンやパーカッションも加わり、後に開花するアフロビート志向はもとより、ジャマイカン・ダブやエチオ・ジャズの影響が強く感じられ、ヴォーカルやギターソロが無いとは思えない豊かな音像が広がる。ポストロックの原点にして、Tortoiseの美学がすでに完成していたことを示す決定的デビュー作。

Martin Rev - Strangeworld (LP)
Martin Rev - Strangeworld (LP)BUREAU B
¥4,341

'70年代初頭のNYアンダーグラウンド・パンク~ニュー・ウェーヴ・シーンを代表するSuicideのサウンドを担ったシンセ/ドラム担当Martin Revの2000年にリリースされた5枚目のソロ・アルバム『Strangeworld』のジャーマン・ロック/ニューウェイヴ再興の地〈Bureau B〉による再発盤。チープでミニマルなリズムボックスにいかにもメロディックなシンセサウンド、鼻歌のような歌声、そこに突然現前する深すぎるリヴァーブ、エコー、ダブ処理。摩訶不思議なエレクトロ・サイケ・ポップ感が最高です!

Alvin Lucier - I Am Sitting In A Room (CD)
Alvin Lucier - I Am Sitting In A Room (CD)Lovely Music
¥2,769

「私は今あなたと違う部屋に座っています。私は自分の話し声を録音しています。部屋の共鳴周波数がそれ自身を強化していくことによって、リズムの要素のみを除いて私の話し声が完全に破壊するまで、録音と再生を繰り返します。その時点であなたが聞くものは、私の話し声によって表現された部屋の自然な共鳴周波数そのものであります。私はこの運動を、私の話し声が持つ帯域の不規則さを滑らかにする方法として考え、この現象自体を明らかにすることを意識はしていないのです。」

現代音楽家Alvin Lucier(1931-)による、オリジナルは1981年発表の名作「私は部屋に座っている(1969)」が再プレス。
特定の空間に響く話し声を、何度も声が不明瞭になるまで録音再生を繰り返すことによって、その空間にある特有の周波数を露わにする音響工学的探求作品。

小杉武久 Takehisa Kosugi - Violin Improvisations (CD)
小杉武久 Takehisa Kosugi - Violin Improvisations (CD)Lovely Music
¥2,769

タージ・マハル旅行団やFluxus、さらにマース・カニンガム舞踏団での活動など、前衛音楽の歴史に深く刻まれた小杉武久の探究心が最もストレートな形で結晶化した、1989年ニューヨーク録音のソロ作品 『Violin Improvisations』。ヴァイオリンという単一の楽器から驚くほど多層的な音響世界を引き出しており、擦過音、倍音、微細なノイズ、澄んだ高音、弱音のささやき、それらがディレイによって重なり、まるでひとりでアンサンブルを構築しているかのような立体感が生まれる。旋律を奏でるというより、音が生まれては消える瞬間そのものを扱う即興で、音の質感・空気の振動・空間の響きがそのまま作品の主題になっている。微妙に揺れる音程や間の扱いに漂う東洋的な感覚と極めて抽象的が両立した、小杉武久という音楽家の核心に触れられる重要作。 ※入荷時よりケースにヒビがございます。予めご了承くださいませ。

Sans Merit - Trolley Polly (LP)Sans Merit - Trolley Polly (LP)
Sans Merit - Trolley Polly (LP)KNEKELHUIS
¥5,137

Sans Meritによる、ローファイR&B、インディ・ポップ、実験電子音楽がひとつの部屋の中で静かに溶け合うような、親密で壊れかけたポップの魅力に満ちたアルバム『Trolley Polly』がオランダの名門〈Knekelhuis〉から登場。柔らかく曇ったSans Meritの歌声を中心に、ローファイなビート、淡いギター、くすんだシンセが重なり、夜の部屋でひっそり鳴っているようなベッドルーム感が漂う。レーベルらしい実験性も健在で、ノイズの粒子や変則的なリズムがポップの輪郭を少しずつ歪ませていく。ゲストにはJack JとLÉO LA NUITが参加し、後半に向かうにつれ、ドリーミーで官能的なムードが強まり、アルバム全体がひとつの夜の物語として立ち上がるかのよう。退廃的でメランコリック、しかしどこか温かい一枚。

Grimm Grimm - Eternalise (LP)Grimm Grimm - Eternalise (LP)
Grimm Grimm - Eternalise (LP)TIP TOP RECORDINGS
¥4,400

東京とロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター、作曲家、Koichi Yamanohaによる音楽プロジェクトで、2014年頃より活動を展開。Le Guess Who?やAll Tomorrow’s Partiesなど、各国のオルタナティヴ系音楽フェスティバルに出演するほか、ゲームクリエイターの小島秀夫との協働、Death Stranding 2への楽曲提供およびカメオ出演など、映画やゲームなど多分野でも活動しているGrimm Grimm。その4作目のスタジオアルバム『Eternalise』。収録曲のうち3曲が『Death Stranding 2: On The Beach』に使用され、ピアノに石橋英子、ドラムに山本達久も参加!マスタリングは、Mica LeviやDean Blunt周辺のサウスロンドン・DIYシーンで活動するエンジニア、Amir Shoatが担当。アンビエント色の強いインストゥルメンタルと歌モノが交差する没入感に満ちた音像。

Grimm Grimm - Ginormous (LP)
Grimm Grimm - Ginormous (LP)TIP TOP RECORDINGS
¥4,400

かつてはロンドンのバンドScreaming Tea Partyのフロントマンとして活動し、その後、My Bloody ValentineのKevin Shieldsが設立した〈Pickpocket Records〉からソロ名義でデビュー、欧州インディー、実験音楽シーンで確かな存在感を築いてきた東京出身でロンドンを拠点に活動するKoichi Yamanohaによるソロ・プロジェクトで、ネオフォーク、バロック・ポップ、エクスペリメンタル・ロックを横断する独自の音楽性で知られているGrimm Grimmの、静謐なフォークと実験的な音響処理が洗練された形で結びついた2020年作『Ginormous』。アコースティック楽器の柔らかい響きと、祈りのように反復するメロディを中心に据えながら、ミニマルな電子音や淡いノイズが薄く重なり、静けさの中に複数の層がゆっくり立ち上がる独特の音像。Paz MaddioやStereolabのLaetitia Sadierが参加することで声のレイヤーが増え、複数の人格が同じ夢を語るような多層的な響きが生まれている。チェロやアコースティックギターが、電子音や不穏な倍音と自然に混ざり合い、壊れかけた室内楽のような世界観をつくり出す。The XX、Björkなどを手掛けるMarta Salogniのプロダクションによって、親密さと実験性のバランスがさらに研ぎ澄まされた一枚。

Kikù Hibino and Merzbow - Rococo ∞ Echomatter (LP)
Kikù Hibino and Merzbow - Rococo ∞ Echomatter (LP)Superpang
¥4,243

シカゴ拠点のサウンドアーティストKikù Hibinoと、Merzbowによる初のコラボレーション作品『Rococo ∞ Echomatter』。シカゴと東京のあいだで音素材を交換しながら制作され、スポークン・ボイス、サックス、ヴィオラといった生の音が、Merzbowのノイズの運動体へ鋭く切り込む。Hibinoの編集は、声や楽器をノイズの上に乗せるのではなく、ノイズそのものを切断し、構造を変形させる要素として機能させている。Merzbowのノイズは飽和した壁ではなく、密度の変化や加速が連続する運動体として扱われ、そこに声が物質的な存在感を持って割り込む。生の音がノイズの密度に別種の方向性を与え、音の増殖と断片化をさらに複雑にしている。非常に現代的な実験音響。限定100部

Koen Holtkamp - Nightlife (LP)Koen Holtkamp - Nightlife (LP)
Koen Holtkamp - Nightlife (LP)Western Vinyl
¥3,634

10月上旬入荷予定。Mountainsの片翼として知られるKoen Holtkampによる、ブルックリンからハドソン・バレーの自然環境へ移住したことを契機に生まれた、静けさと観察のための実験室内楽作品『Nightlife』。深夜のセッションを中心に制作され、モジュラー・シンセの実験から派生した電子的撥弦楽器のような物理モデリング音を核にしながら、Greg Fox(ドラム)、Matt Bauder(サックス/フルート)、Ben Vida(シンセ・ベース)らの生演奏がしっかりとした身体性とリズムを与えている。電子音の質感は繊細だが、演奏の呼吸が作品の中心にあり、ドラムの推進力、サックスやフルートの柔らかな揺らぎ、電子的撥弦音の微細なニュアンスが同じ空間で交差し、アンサンブルのようでありながら、各音が独立したレイヤーとして配置される多層的な音場が広がる。レイヤーは薄いのに奥行きが深く、静けさの中で音がゆっくりと動き続ける、夜の時間特有の集中と観察の感覚がそのまま音楽として立ち上がる。実験音響の精度と生楽器の演奏感が自然に溶け合う、空間と質感への意識が研ぎ澄まされた作品。

Arca - XXXXX (LP)Arca - XXXXX (LP)
Arca - XXXXX (LP)XL RECORDINGS
¥4,558

11月13日発売予定。ベネズエラ出身のミュージシャン、プロデューサー、ボーカリスト、ビジュアル・アーティストとして、現代の音楽シーンに欠かせない存在となったアルカ。
2度のグラミー賞ノミネートを受けた2020年作『KiCk i』から続くKICK シリーズ 5部作(『Kick II』(2021), 『Kick III』(2021), 『Kick IIII』(2021), 『kiCK iiiii』(2021) )より5年の月日を経て、待望のフル・アルバム『XXXXX』で待望のカムバックを果たす。

KICK シリーズの時代がアルカのユニバースを外へと拡張したとすれば、最新作『XXXXX』は内側へと向かい、それを粉砕していくアルバムとなった。16トラックを通じて、一定の形に収まることを拒み、多岐にわたる感情を掘り起こしながら、よりダーク、より攻撃的で、より実験的な姿を表している。当初はミックステープとして構想されながらも、アルバムとして結実した本作『XXXXX』は、前作のミックステープ『@@@@@』(2020年) および『&&&&&』(2013年) の精神を引き継いでいる。

アルバムの印象的なアートワークには、バイオメカニカルな存在としてのアルカが、2羽のフクロウ(ギリシャ神話において守護と冥界の象徴)と共に描かれている。ポストヒューマン的な拡張と生の感情の狭間に宙吊りにされた『XXXXX』は、アルカにとって生涯のプロジェクトとなる問い ? 機械の一部として、そして機械に抗う人間として、人間であることの意味とは何か? ? を表出している。アルカにとって、再生 - 自己変容 はメタファーではなく実践である。彼女は複数の状態として同時に存在し続け、人間と機械、ハイカルチャーとローカルチャー、実験的ノイズとポップ・ミュージックの境界を融解する。

ここ1年の間、アルカは精力的にクリエイティブな活動を続けてきた。両A面シングル「Puta」/「Sola」を発表し、次世代ポップアイコンであるアディソン・レイや、最新作『Sexistential』も話題となったポップレジェンドのロビン、宇多田ヒカルらのトラックをリミックスしている。さらに、トキシャとのコラボ作「Chama」を発表し、マドンナの『CONFESSIONS II』にプロダクションで参加。主要な国際ファッション・ウィークでランウェイ出演を果たしながら、千葉雄喜のMVなども手掛けるスティルズが脚本・監督を務めた映画『Barrio Triste』のサウンドトラックも手掛けている。長年にわたり水面下で続いてきた自身の変容を経て、アルカの次なる音楽的進化が最新アルバム『XXXXX』として、今、明らかになる。

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