Electronic / Experimental
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63分、15曲からなる連続した組曲、
実験的オーディオ劇とも言えるトータルな作品です。
このアルバムを貫く糸はヴェロニク・ヴァンサンのテキストで、
一連の登場人物が話し、歌うモノローグやダイアログを通して
展開する謎めいた哲学的で詩的な物語。
作曲、編曲はマルク・オランデル。
アクサク・マブール独自のスタイルで様々なサブジャンルを内包する作風。
BBC、the RTF、the RAI などの創造的なワークショップから生まれた実験的なラジオ劇、とりわけ話し言葉、楽器や電子音楽、歌、音の研究を組み合わせた
ドイツのHörspiels (ラジオドラマ)へのオマージュを込めた作品でもある。
大衆音楽にインスパイアされた要素を盛り込みつつ、
歌、台詞ースポークン・ダイアログを取り入れた
20世紀前半に冒険的な作曲家たちの舞台作品の控えめな引用も散見される。
当時の作曲家たちは作品を説明する際、
幻想的オペラ、ミーモドラマ、ジングシュピール
といったことばで作品を説明したという。
Alig Fodder ( Family Fodder)、Blaine L. Reininger (Tuxedomoon)、
Audrey Ginestet & Benjamin Glibert (Aquaserge), Lætitia Sadier (Stereolab) といった
過去~現在までアクサク・マブールの歴史に深く関わるミュージシャンたちが多数
「声」の出演をしているアルバムでもある。


「ミステリアスなマムーの世界で遭遇した巨大な二つの目玉にまつわる物語」というファンタジックなコンセプトのもと、EP作品に続いて京都を拠点に活動するドリーム・ポップ・プロデューサーである盟友Cuusheや、USの気鋭ラッパー/シンガー兼プロデューサーのMr. Yoteが参加。
ゼロ年代のLAニュービートや日本産エレクトロニカへの深い愛情が炸裂し、ビートフォームに脅威の躍動感を吹き込んだシングル「Bug Thief」や高速バブルガム・グライム「White Gum」、エキゾチックなニューエイジ・サウンドと声ネタが緩急自在の変則ビートとともに疾走する「ZenChamp」などを筆頭に底知れぬ才能が大噴火。
Kendrick LamarやThundercat、Kamasi Washingtonとともに近年はLAのブラックネスをレペゼンしてきたFlying Lotusのポップ・カルチャーへの偏愛とマッドでドープな側面を見事に引き継いだ〈Brainfeeder〉らしい快心作。
また本作のアートワークのデザインはIglooghost本人が手掛けている。今回の再発はスプラッター・ヴァイナルでリリースされる。





『ミュージック・マガジン』2月号の輸入盤紹介にも掲載しました!ジャケットの「サーシャ」という少女のヴィジュアルはどう見ても『バンドリ!』の美竹蘭(この点本人も自覚的!)版元完売につき再入荷は恐らくもありませんので、この機会を絶対にお見逃しなく。”インターネット”の深淵に屯する海外ナードたちの心の依り代であり、日本のワイヤードな同人音楽までも紹介しているYoutubeチャンネルに始まり、Discordコミュニティ、オンライン・フォーラム、マーチャンダイズテント、オンライン・ライブ・イベントまで実に多角的な活動を展開する、ポスト・インターネット以降の新時代の到来を象徴する巨大ワンストップ・ショップ〈Dismiss Yourself〉から一挙入荷!ブラジル・リオデジャネイロ拠点のアーティスト、André LuizによるプロジェクトAstrophysics(日本語で「天体物理学」を意味)が2022年に発表し、話題を呼んだ金字塔的傑作『Hope Left Me』のCD/カセット版をストック!昨年度にデジタル・シングルとして発表された楽曲を網羅したコンピレーション的なアルバム。「Fairybeat」を提唱し、電子音楽とシューゲイザーの折衷を試みた22年度の傑作『Webmaker』を昨年当店でも紹介したMurrumurやHarmful Logicといったゲストが参加。Sewerslvt以後のBreakgazeとシンセウェイヴ、Ian Curtisの内省、テン年代コペンハーゲン・インディの威風と北欧的異都憧憬の幻のミッシング・リンクというべき内容。ブレイクコアと同じく2020年代に息を吹き返し、変容を遂げた、新時代の「シューゲイザー」の名作。特に収録曲"Shadow Being"は、遠泳音楽の永遠の金字塔としてレコメンドしたいです。
