Ambient / Minimal / Drone
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イギリス・ヨークシャーを拠点に活動する音楽家、Kirk Barleyの新作『Lux』が〈Odda Recordings〉より登場!本作は霧がかかるヨークシャーの風景とともに紡がれた、静かで瞑想的なサウンドスケープで、前作『Marionette』の延長線上にありながらも、より抽象的で夢のような響きを持っている。『Marionette』ではフィールド録音のリアルな音が空間を彩っていたが、『Lux』ではBarleyの楽器演奏とサウンドデザインが前面に出ており、短いサンプルや特殊な調律法を用いたトラック群が、どこか異世界的な調和感を生み出している。特に「Vita」「Sprite」「Descendent」といった楽曲では、聴き慣れない音階が浮かび上がり、不思議な感覚に包まれる。構造としてはミニマルだが、音の配置やタイミングのズレが微細に仕組まれていて、ゆるやかにうねるメロディと解決しないリズムが、時間と空間の感覚をじわりと歪めていく。音の粒子ひとつひとつが、光と影の間を漂いながら、聴き手の感覚をそっと撹乱するような作風。クラシカルな静けさと現代的な音響実験が交錯する、音のランドスケープ作品として、深く繊細な魅力を放っている。静かな雨の降る朝にどうぞ。

かつてスウェーデンのアンダーグラウンド・シーンで注目を集め、インダストリアル・テクノから実験的なサウンドへと歩みを進め、2020年にはEditions Megoから『On Feather and Wire』をリリースして話題を呼んだRivet(Mika Hallbäck)によるニューアルバム『Peck Glamour』が〈Editions Mego〉より登場!Rivetは『On Feather and Wire』をリリース後、レーベル主宰者Peter Rehbergと最愛の愛犬Liloを相次いで失い、喪失感を色濃く反映させた前作『L+P-2』を2023年に発表。そして今作『Peck Glamour』では、再びEditions Megoに戻り、喪失と向き合いながらも前を向こうとするポジティブなエネルギーに満ちた音楽へと昇華されている。ジャンルや機材にとらわれない自由な制作スタイルのなかでも、彼はサンプリングに強いこだわりを持っており、そのざらつきや偶然性が本作にも色濃く表れている。YouTubeの語学レッスンやフィールド録音、マリンバのカバー、インターネットの音源などを縦横無尽に取り込み、テクノ、インダストリアル、ポップ、パンク、そしてスンゲリのようなリズムまでをも織り交ぜた音世界を展開。いい意味で“こじらせた”音作りといえ、聴くたびに新たな要素を感じさせるセンスは見事。痛みと再生、混沌と希望が同居する、人間的でどこか美しい音の旅という趣きがあり、クロージング・タイトル「We left before we came」では、ダブルベースと環境音が重なり合い、まるで映画のラストシーンのような余韻を残す充実の一枚!

Monolakeの名盤『Gravity』が、オリジナルリリースから24年を経て初めてアナログ盤として登場!!ダブ・テクノ、ミニマル、エレクトロニカの交差点に立ち、今やエレクトロニック・ミュージック史に刻まれる重要作のひとつとして再評価されている一枚が、今回は、主要メンバーであるRobert Henke自身によるリマスターでリリース。2000年初頭、Erhard Behlesの脱退後、Henkeがほぼ単独で制作にあたり、音の空間性やダブの原理に一層深く踏み込んでいった本作は、ミニマルな構造と静寂を活かした音作り、ディレイで揺らめくパーカッションや潜行するベースラインなど、瞑想的なテクノとしての側面が際立っている。ベルリンのスタジオから見える夜の景色がインスピレーション源だったというが、『Gravity』が描く空間は、都市の中でもどこでもない、抽象的で自由な広がりを感じさせる。温もりと質感に満ちた、時代やジャンルを超えた普遍的な一枚!!
アイヌ語で「歌を歌おう」を意味する「ウポポ・サンケ」。アイヌのアーティストの中でも最もよく知られた人物であり、当店でもおなじみの安東ウメ子(1932-2004)が2003年に発表したアイヌ音楽の珠玉の傑作が史上初のアナログ再発。Oki Dub Ainu BandのOKI(トンコリハープ)が参加、女性ボーカルグループ「マレウレウ」のメンバーやアイヌのパーカッション奏者、弦楽器奏者、男性歌手たちがサポート。2003年の夏、十勝の農場でレコーディングされた恐るべき一枚。伸縮自在にして、息もぴったりなボーカルスタイルのコール&レスポンスは、まるでマントラのような空気感を醸し出しています。2LP版に付属するライナーノーツには、安東ウメ子とOKIが奏でたこれらの14曲の物語に関する逸話的な思い出が集められています。Okiによって再び一部ミックスされた後、名匠Kassian Troyerの手によりマスタリングとカッティングが行われ、45回転仕様の素晴らしいサウンドが実現されています。

ドイツのエレクトロニック・シーンを長年に渡って牽引してきた名門〈Kompakt〉からは、そのボスであるWolfgang Voigtの大人気名義”GAS”の最初のセルフタイトル・アルバムがアナログ・リイシュー。1996年に聖地〈Mille Plateaux〉から最初にリリースされて以来、オリジナルの形では入手出来ないでいた本作が、Wolfgang Voigtの最も謎めいた、奇抜なプロジェクトのデビュー・フルレングスとしてこの度完全復刻リリース。90年代中盤の、ダブ・テクノの全盛期で産み落とされた、果てしなく広大であり瞑想的な力に満ちた、チルアウト・ミュージックの極点と呼ぶべきアンビエント名作!


LambchopやSilver Jewsといった名グループと何年も練習やツアーを共にしていた米国の名ギタリスト/作曲家William Tyler。2020年の名作アルバム『New Vanitas』より5年ぶり、待望の新作をリリース。アメリカン・プリミティヴやブルースなどの要素を中核としながら、米国中西部の雄大な自然美とランドスケープを想起させる、微睡みと郷愁に満ちたドローン・ギター・サウンドがゆったりと展開していく傑作。

今年度最大級の編集盤リリース案件!完売必至につき、絶対にお見逃しなく。甲府在住の大学生だった音楽家の鎌田忠主宰のもと、1980年から1985年にかけて200タイトルを優に超える膨大な作品を送り出した幻の〈DD. Records〉。近年オブスキュア方面などから掘り起こされているこのレーベルからJumaやSetuna、K. Yoshimatuなど複数の名義でカセット作品を残している、山口市出身・広島在住の現役の映像作家・K. Yoshimatsu (吉松幸四郎)。その画期的なキャリアを紐解いた回顧録的コンピレーション・アルバム『Fossil Cocoon: The Music of K. Yoshimatsu』がブライトンの〈Phantom Limb〉より奇跡のアナログ・リリース。1980年から1985年にかけての猛烈に多作だった時期に、吉松は数年間で約40枚ものアルバムを作曲/録音/リリース。「オルタナティブ・ミュージック・シーンを記録するために行われた最も素晴らしいDIYの取り組み」と評されたこともある〈DD. Records〉の、カルト的であり、比類のないほどに豊かなカタログを作り上げる事に貢献した彼の膨大なディスコグラフィから選りすぐられた本作には、セピアに褪せた幻覚的な和レアリック・ニューエイジ"Violet"や幻想的なコスミッシェ・アンビエント"Poplar"など珠玉のトラックの数々を収録。和ンダーグラウンドの最後の秘境の一角と言えるでしょう。和レアリック、インダストリアル、ミニマルウェイヴ、ローファイ、アウトサイダー音楽に惹かれる全ての方マストです!
〈SEX TAGS〉運営でも知られるノルウェーのカルトDJ/プロデューサーDJ Sotofettが大名門〈Honest Jon's Records〉から2015年にリリースした超大人気2枚組アルバム『Drippin' For A Tripp』が再プレス!Jaakko Eino KaleviやPhillip Lauer、Gilb'Rといった様々なゲストとフィーチャリングした超人気作!青々としてどこまでも広がる幻想的アンビエントからサイケデリックで屈折的なバレアリック・ハウス、向こう側から聞こえるトライバルなアンビエント・ダンス・サウンドまで、バラエティ豊かな第四世界ダンス・ミュージックの数々を収録した凄まじい内容の一枚!


インダストリアルひいては電子音楽史に欠かせないUK伝説、Throbbing GristleにPsychic TVを渡り歩いたPeter ChristophersonとJohn Balanceによる伝説的ユニット= Coil。Peter Christophersonが参加していない唯一の異例なアルバムとしても知られる2000年の作品『Queens Of The Circulating Library』が〈Dais Records〉よりアナログ・リイシュー。「絶えず変化し続ける音楽的コンポジションの循環シリーズ」の第一部として宣伝された作品で、ThighpaulsandraとJohn Balanceのデュオによって制作された49分に渡る一枚。まさにTime MachinesやNurse With Woundの『Soliloquy For Lilith』と並び、ポスト・インダストリアルにおける、感覚的に歪んだロングフォーム・ドローンの頂点に立つ作品!

大名門〈Dais Records〉より新着物件が到着。インダストリアルひいては電子音楽史に欠かせないUK伝説、Throbbing GristleにPsychic TVを渡り歩いたPeter ChristophersonとJohn Balanceによる伝説的ユニット= Coilによる2000年作品『Constant Shallowness Leads to Evil』が、完全リマスタリング仕様にて史上初オフィシャル・ヴァイナル・エディションで再登場!都会からウェストン・スーパー・メアの海岸沿いの静かな場所に移ったことで、俗世の影響から完全に切り離され、よりフリンジなオブセッションを追求することができるようになったという当時の彼らが生み出した、Time Machinesにも匹敵する、瘴気と狂気に満ちた戦慄のサイコ・アクティヴ・ノイズ・アルバム。
アウトサイダー・ディスコからアンビエント〜即興フォークまでレフトフィールドを縦横無尽に駆け回った巨人Arthur Russellによる1970年代に数回しか演奏されなかったライヴ演目『Instrumentals』が〈Rough Trade〉盤としては初となるアナログ盤リイシュー!!
Pitchforkでは8.4点、「BEST NEW REISSUE」のスコアを獲得!12Pに渡る豪華ブックレット付属のリマスター仕様!実験音楽とディスコを繋ぐ歴史的作家、Arthur Russellの84年作「INSTRUMENTALS VOL.2」と83年作「TOWER OF MEANING」へ70年代の未発表音源が追加された2LP編集盤「First Thought Best Thought」が新たなタイトルとなりリマスター新装再発。
こちらの音源はほんの一握りの公演でしか演奏されていない楽曲で構成。ディスコ以前の彼のフォーク・サウンドもまた黄泉の情緒香るクラシカルな味わいで大変素晴らしい。前衛的なビートや表現は控えめながら、繊細に抑揚を付け、しなやかに波打つ柔らかな旋律と豊かな情緒が結びついた、モダン・クラシカルやエレクトロニカをも時代を超えて表現したサウンドスケープはあまりにも先駆的。Arthur Russell入門にもバッチリの一枚です!
『清澄黒河』で日本ヒップホップに突如切り込んだラッパー、Karavi Roushi(カラヴィ・ロウシ)の待望NEWアルバム『BLADE N』。前作同様サウンドデザインをAquadab(アクアダブ)が担当、ラッパーとトラックメイカーの密な双方向性で作られた本作は二人の連名リリースであり、また、Karavi Roushiの2ndソロ・アルバムにもなる入れ子のような作品です。
Karavi Roushiは、名古屋のヒップホップ・コレクティブHydro Brain Gangの一員として、Nero Imaiのアルバム『Return Of Acid King』(2017)に参加しシーンに登場。その後、Aquadabとレーベル《Super Lights》を立ち上げ、Takara Ohashiをデザイナーに迎えて2019年に1stソロ・アルバム『清澄黒河』を発表。無名の新人ながらiTunesのHip Hop Japanアルバムで総合15位を記録し、音楽だけでなくOhashiがデザインしたCD装丁でみせたトータルアートも衝撃を与えました。また、コロナ禍に制作されたコンピレーション『S.D.S =零=』(2020)で発表された「Tokyoite」は、参加アーティスト達のフェイバリット/裏アンセムに。
この3人のチームで、ガラス細工のように繊細に作り込まれた本作『BLADE N』は、音楽面で意識的に方法論を変え、従来NGとされてきたラッパーのヴォイスやフローに干渉する対旋律を積極的に採用した楽器法、複雑に音が編まれたトラックで、ラッパーとトラックメイカーは真に対等の関係をつくり得るのかという問いを発しています。時にシンセ機材のようなKaravi Roushiの超常ヴォイスは切れ味を加え、アートワークでは、「死なないこと」とファースト・トラックで歌い出される『BLADE N』に秘められた物語世界をOhashiがヴィジュアル抽出し、『清澄黒河』同様のインパクトを与えています。
本作の注目フィーチャーにはrawbaiとの共演でも話題のKuroyagi、 Emotionalな心の機微を歌うORIVA、Nipps率いるThe Sexorcistの C.J. CALが参加し、サウンド面ではCo-ProducerとしてSyntheticが1 曲参加しています。
『清澄黒河』で日本ヒップホップに突如切り込んだラッパー、Karavi Roushi(カラヴィ・ロウシ)の待望NEWアルバム『BLADE N』。前作同様サウンドデザインをAquadab(アクアダブ)が担当、ラッパーとトラックメイカーの密な双方向性で作られた本作は二人の連名リリースであり、また、Karavi Roushiの2ndソロ・アルバムにもなる入れ子のような作品です。
Karavi Roushiは、名古屋のヒップホップ・コレクティブHydro Brain Gangの一員として、Nero Imaiのアルバム『Return Of Acid King』(2017)に参加しシーンに登場。その後、Aquadabとレーベル《Super Lights》を立ち上げ、Takara Ohashiをデザイナーに迎えて2019年に1stソロ・アルバム『清澄黒河』を発表。無名の新人ながらiTunesのHip Hop Japanアルバムで総合15位を記録し、音楽だけでなくOhashiがデザインしたCD装丁でみせたトータルアートも衝撃を与えました。また、コロナ禍に制作されたコンピレーション『S.D.S =零=』(2020)で発表された「Tokyoite」は、参加アーティスト達のフェイバリット/裏アンセムに。
この3人のチームで、ガラス細工のように繊細に作り込まれた本作『BLADE N』は、音楽面で意識的に方法論を変え、従来NGとされてきたラッパーのヴォイスやフローに干渉する対旋律を積極的に採用した楽器法、複雑に音が編まれたトラックで、ラッパーとトラックメイカーは真に対等の関係をつくり得るのかという問いを発しています。時にシンセ機材のようなKaravi Roushiの超常ヴォイスは切れ味を加え、アートワークでは、「死なないこと」とファースト・トラックで歌い出される『BLADE N』に秘められた物語世界をOhashiがヴィジュアル抽出し、『清澄黒河』同様のインパクトを与えています。
本作の注目フィーチャーにはrawbaiとの共演でも話題のKuroyagi、 Emotionalな心の機微を歌うORIVA、Nipps率いるThe Sexorcistの C.J. CALが参加し、サウンド面ではCo-ProducerとしてSyntheticが1 曲参加しています。
先進的なミュージック・コンプレート作品『Operating Theatre』がNurse With Woundリストにも掲載された、アイルランドを代表する実験音楽家Roger Doyleの洗練された音楽性を示す1枚『Homemade Ivory Dreams』が登場!!本作には2011年から2017年にかけて書かれた楽曲群が収められている。アルバム全体に漂うのは、Doyleらしい詩的で夢幻的な雰囲気で、文学や詩、映画といった要素を巧みに取り入れながら、時にクラシックの静謐な美しさを、時には電子音の鋭い切れ味を見せつけている。Doyleの作り出す音楽の中には、視覚的なイメージや感情が巧妙に織り交ぜられており、聴いているだけで一つの物語に引き込まれるような感覚に陥る。ポストパンク的なエッジの効いたサウンドから、映画音楽的な壮大なスケールまで、多彩な音楽的アプローチを見せつつも、一貫して彼の独自の世界観が貫かれている。単なる音楽以上のものを見せてくれる一枚!
これまでCD-Rやカセット、限定LPでしか聴けなかった、フランスの音楽家Pierre BujeauことMegabasseによる陶酔感あふれるギター・アンビエントが、ついに〈Efficient Space〉からリリース!ディレイの効いたギターが生み出す、深い陶酔感。使用機材はシンプルながら、2台のフェンダーアンプを駆使し、ダブルネックのギターからツィターやダルシマーのような響きを引き出す独自の演奏スタイルで、スピリチュアルな「癒し」とは一線を画す、ラフでありながらも希望に満ちたDIY感あふれるサイケデリア。静かでありながら、どこかくすんだ美しさが滲むこの作品は、完璧な無の空間ではなく、誰もが共に夢を見ることができる、どこか懐かしくも不思議な音の領域へと誘ってくれる。

ヴァイナル・オンリー/デジタル無しとのことです。〈DD.Records〉や〈Vanity Records〉ファンにも推薦したい日本の初期DIYエレクトロニクスの遺産。芦川聡や広瀬豊、高田みどりといった日本の環境音楽/アンビエントのパイオニアによる歴史的名作から、『Patlabor 2: The Movie』に『Ghost In The Shell』、『Tokyo Fist』といったサントラ作品、イタリアン・ライブラリー/サントラ物まで、数々の秘宝を掘り起こしてきたスイスの一大名門レーベル〈WRWTFWW Records〉から特大物件!吉村弘『Pier & Loft』や濱瀬元彦『樹木の音階』、芝野さつき『Rendez-vous』といった傑作のプロデュースから、〈青山スパイラル〉(ワコールアートセンター)、〈東京オペラシティ ガレリア〉、〈キャナルシティ博多〉といった各種集客施設の館内音楽の制作なども手掛けている日本のアンビエント・ミュージックのレジェンドの一人、尾島由郎。自身の主宰していたレーベル〈複製技術工房〉から限定50部で83年に発表していた幻のカセット作品『Club』が、尾島氏本人をスーパーヴァイザーに据える形での完全公式再発が実現!これまで一度もレコードではリリースされることの無かった、世界中のコレクターが探し求め続けた伝説の逸品が待望のアナログ化。アヴァンギャルドなエレクトロニカ的サウンドからプロト・テクノ、メカ・アンビエント、耳に心地よく響く、タイムレスで美しいスタイリッシュな実験音楽を収めた、時代を超越したコレクション。オリジナルマスター音源からの復刻。まさに日本のエレクトロニカのルーツと言えるマスターピース的内容です。
コズミック・サイケデリア、アンビエント・テクスチャー、アヴァンギャルドなエレクトロニック・エクスペリメントを融合させ続けたドイツのクラウト・ロックの頂点の一角、Ash Ra Tempelの1973年作5thスタジオ・アルバム『Starring Rosi 』が50周年記念盤として180G盤でドイツ<MG.ART>より待望のリイシュー!本作はロージー・ミュラーの幽玄なヴォーカルとマニュエル・ゲッチングの幻想的なギター・ワークがフィーチャーされ、Ash Ra Tempelのディスコグラフィーの中でもユニークなポジションを占めており、ドリーミーなオープニング・トラック 「Laughter Loving 」から、瞑想的な 「Day-Dream」、ムーディーな「Interplay of Forces 」まで、初期の激しく即興的なアルバムからバンドが進化し、より内省的で内向的な一面を見せた一枚!
ハウス・ミュージック界のマイルス・デイヴィス。シカゴ~ディープなハウス界隈の名仕事の数々で知られる大重鎮ことLarry Heard (1960-)によるMr. Fingers名義で24年振りのフルアルバムとなる2018年発表の名作。シカゴ・ディープ・ハウスのクラシックとしてあまりにも先駆的なダンス・サウンドのいつの時代でも普遍的な美しさを放っています。

ストリートなアシッド感が極彩色に溶け合い、唯一無二のミュータント・ダンスで心躍らせるカリフォルニアのプロデューサー、SFV Acid。その友人という触れ込みで彼の〈SFV Records〉より登場し、現行バレアリックの一大巡礼地〈International Feel〉やベルギーの老舗〈Crammed Discs〉からも傑出した作品を送り出していたLAのチルアウト・ミュージック名手Scott Gilmoreによる激レアな16年の1stカセット作品『Volume 01』が待望のアナログ・リイシュー決定。カセットの発売当時当店でも人気を博した傑作が8年振りに堂々再登場!彼の活動の舞台である、西海岸の自由で晴れやかな空気と麻の香り、様々なベッドルーム/ローファイ・ミュージックや地下インディからの影響、コンテンポラリー・ジャズの要素などが織り込まれた、温かくチルアウトに弾けるアンビエント/バレアリック・ポップ傑作!Mark BarrotやSuzanne Kraft、アンビエントジャズが好きな方も是非!

「GREEN」「SURROUND」の続編として制作されながら、20年近く正式にリリースされなかった知られざる作品をTemporal Drift が世界初再発!! オリジナル盤はCDのみとなり、カセット化は本邦初となる。
環境音楽の代表的な作品として知られ、近年再発された名盤である「GREEN」「SURROUND」。この2作に続く形で制作、1987年に完成したが当時発表されることはなかった。2003年に吉村が逝去、3年後の2006年にCDフォーマットで未発表音源としてリリースされた「FLORA 1987」。
植物を連想される楽曲タイトル、「GREEN」「SURROUND」と比較する限り色彩感覚が刺激される旋律が、受け手の想像力を柔和に包み込む。
『Flora』というアルバムが聴きつづけられている、聴きつがれている、
そこには、吉村弘という音・音楽を愛でるひとのかわいらしさが、
それとなく漂ってくるからかもしれません。
ちいさな花のかおりのように。
小沼純一
初の公式再発、吉村弘遺産管理団体の全面協力、小沼純一によるライナーノーツ付属、John Baldwinのリマスタリング
CD:デジパック

Ry CooderやVampire Weekend、Moses Sumneyといったビッグネームとのコラボレーションでも知られ、ジャズ・トリオ”Inga”ではリーダーとして活躍、サイケデリック〜アウトサイダー〜メディテーティヴといった多様に評される自由でユニークなサウンドを営んできた第四世界インスパイアなLAの大人気サックス奏者、Sam Gendelの新作アルバム『Live at Union Station』が名門〈LEAVING RECORDS〉より登場!!2019年5月19日、ロサンゼルスのユニオン・ステーションのウェイティング・ホールでの彼のポリサックスエフェクトの初期バージョンを使ったアルトサックスと、スズキのWaraku IIIシンセサイザーによるソロ・パフォーマンスで、アンビエント・ジャズにアヴァンギャルドなひねりを加えたような、ブライアン・イーノとヤン・ガルバレクの出会い、あるいはマーク・ターナー寄りのクールなトーンのジョン・ゾーン。美しくてちょっと不穏な、生演奏とリアルタイムに生成されるアンビエントサウンドの信じられないほど美しい融合!周囲の環境音や観客まで取り込みながら、沈黙すらも構成要素とするかのような動的な瞑想の痕跡と言うべき音像が素晴らしい!!
