Ambient / Minimal / Drone
1973 products

伝説的ポスト・パンク・バンド、WireのメンバーであるGraham Lewisの娘であり、自身もその父に負けず劣らず、傑出した電子音楽作品の数々で現代のアンダーグラウンド・シーンを震撼させ続けてきたスウェーデンの鬼才Klara Lewis。先日〈The Trilogy Tapes〉からリリースしたYuki Tsujiiとのコラボカセットに続く最新作が早くも自身が長年の拠点としてきた〈Editions Mego〉から登場。長年の友人でありメンターであった〈Mego〉旧レーベルボスの故Peter Rehbergへの追悼とオマージュという主題を持った作品。アブストラクトなノイズが全編を覆いつつ、コラージュされるクワイアとダンス・ミュージック的なビート、鎮静のアンビエンスがどこまでも美しく響き渡る、鎮魂のノイズ/エレクトロニクス大傑作!マスタリングはStephan Mathieuが担当&Andreas Kauffeltの手による〈Schnittstelle〉でのカッティング仕様と盤質も万全。限定500部。
日本限定流通カラーヴァイナル仕様、限定100部。〈Werk Discs〉のマネージャーであり、London Contemporary Orchestraとのコラボレーションや、〈Ninja Tune〉などの名門からの作品も知られる英国のエクスペリメンタル・シーン屈指の鬼才Darren CunninghamことActressが、スペイン・バルセロナの先鋭レーベル〈Modern Obscure Music〉から日本限定カラー盤をリリース!エクスメリメンタルとテクノ〜ハウス・ミュージックを基軸に、没入感に溢れ、この作家特有の荒々しいノワール的な雰囲気を昇華させた逸品。お見逃しなく!
この狂った世界の中で安らぎを見つけたい人に捧ぐ。〈Business Casual〉や〈Glossy Mistakes〉などから作品をリリースし、孤高のアンビエント・ジャズ/ダウンテンポ・サウンドを展開してきたニューヨーク出身LA拠点のプロデューサー/ミュージシャン、Danny Scott Lane。『Home Decor』や『Shower』といった傑作を手掛けた才能による、スムーズなアンビエント・ジャズの名作『Caput』が初アナログ化。元々は2021年に〈Schematic Music Company〉からカセットのみでリリースされた作品。「都市からインスパイアされた砂漠の音楽」をテーマとした、暖かで静かなシンセ・サウンドとミニマルで心地よいグルーヴによる、珠玉のサウンドトラック。

高田みどりや芦川聡、イノヤマランドといった日本の環境音楽や『パト2』サントラなどもオブスキュア目線で掘り起こし、2010年代中盤以降のリバイバルを推し進めてきたスイスの名門〈WRWTFWW Records〉から新物件!ルイジアナ州在住の作曲家兼プロデューサー、Jammin' Sam Millerによる、1994年の探検/アクション・アドベンチャー/SF/エイリアン・ビデオ・ゲーム『Super Metroid』の伝説的なサウンドトラック盤。『AKIRA』や『Ghost In The Shell』サントラ盤が好きな方にもレコメンドできる実験的でフューチャリスティックなサウンドが展開される逸品に仕上がっています!


吉村弘や芦川聡とも並び、世界的に再評価される日本の環境音楽/アンビエント/サウンドスケープのパイオニアとして今や不動の地位を手にした名作家、広瀬豊による未発表楽曲11曲を収めた作品集『Trace: Sound Design Works 1986-1989』が〈WRWTFWW Records〉からアナウンス。広瀬豊がミサワホームの〈サウンドスケープ・シリーズ〉に残した世界的大名盤『Nova』をリリースした直後である、1986年から1989年にかけて、〈Sound Process Design〉のセッションで制作した未発表曲11曲を収録。本人によるライナーノーツ付属。吉村弘『Music For Nine Post Cards』や芦川聡『Still Way』、濱瀬元彦『樹木の音街』などと同様に、日本の環境音楽ファンにとっての重要なコレクションとなる一枚!
バンドとしてのアシュ・ラ・テンペルが解体後、1975年にマニュエル・ゲッチングのソロとして初の登場を果たした伝説的作品が2016年ヴァイナル・リイシュー。
4トラック・テープ・レコーダーとエレキギター、エフェクターだけを用いて、ゲッチング1人で作り上げられたという素晴らしいサウンド・プロダクション。ミニマルに展開していく無表情のディレイ・ギターが印象的。サイケデリックな宇宙的妄想が高次元で結実しています。70年代半ばにしてアンビエントやトランスミュージックの世界へと全世界を導いた歴史的名作品。テクノやエレクトロニカが好きな人にも自信を持って勧められる快作です!180g重量盤


Peter BroderickとのLa NuitやJe Suis Le Petit Chevalier名義での活動も知られる、弊店でも毎度おなじみフランス拠点のエクスペリメンタル・アーティスト、Felicia Atkinsonの最新作が自身の本拠地〈Shelter Press〉から登場。フィールド・レコーディング風に録音された楽器、キーボードから作り出された楽器の音像、アトキンソンがキャラクターのように扱う楽器、彼女が「存在しないオーケストラのファンタジー」と呼ぶものから構成されたアルバム。白昼の幻想の中をただ漂いっぱなしな、虚ろな景色。インティメートでサイケデリックなモダン・クラシカル/アヴァンギャルド作品!名匠Stephan Mathieu によるマスタリング仕様。

Nurse With Woundのステイプルトンに見出され、[United Dairies]からの作品発表やSemaやOmni Trioとしての活動でもお馴染みの英国の名作家/ピアニスト、Robert Haighの最新タイトルが、ミニマル~アンビエント、コンテンポラリーにオブスキュアな音楽の地平を切り拓く大名門[Unseen World]から登場!弊店ベスト・セラーの前作から二年の歳月を経て、期待の一枚が遂にリリース。静謐なピアノの調べから零れ落ちるマイナー・キーのアンビエンス、凍てつくほどに無感情な音場、今にも冥界の扉が開いてしまいそうなほどの憂鬱が世界を支配。これは前作超えの予感?? ハロルド・バッドとドビュッシー、サティの音楽が溶け合ったかのような奇跡のモダン・クラシカル・ニューエイジ傑作。

2016年に発表後、入手困難でレア化していた中で嬉しいリプレス!Meditationsでもベストセラーな1960年代から活動するエチオピアの女性ピアニスト、Tsege Mariam Gebruの1960年代の秘蔵音源。
Erik Satie, Debussyなどの西洋音楽のエッセンスとエチオピア教会音楽の悠久の歴史が物語る神聖美が邂逅し、アフリカの約束の大地の上にて魂の脈打つ鼓動と瞑想の響きが混ざり合った孤高の音楽であり、女性版Dollar Brandとも言える感動的なモダン・クラシカル。ピアノのみの純粋な音楽性とレトロな音質がたまりません。スピリチュアルな音源がお好きな方は当然マストですが、幅広い音楽ファンへとお薦めしたい果てなき霊性漂うマスターピース。

全チルアウト・アンビエント/ニューエイジ・ファン要注目の素晴らしいタイトル!今も現役のニューエイジ巨匠LaraajiやPeaking lightsとの仕事も知られる、サイケ〜バレアリック~ニューエイジ〜AOR〜ディスコを繋ぐダンス・ユニットにして、英国のチルアウト・ミュージック界隈の代表格Seahawks。今年度最新アルバムとなる『Time Enough For Love』が名門〈Cascine〉より到着。60年代後半から70年代にかけて数々のヒット曲を残したアメリカのSSW、Harry Nilssonのデモ作品である"groove and mood"や、ローズ・ピアノ、ウーリッツァーといった、70年代固有の音楽的波長から得られた独特のインスピレーションを土台に、暖かく恍惚とするような、ポスト・レイヴと言うべき、幻想的で優美なアンビエント・エキゾチカを描いた至福の一枚。
坂本龍一が2020年12月12日、無観客のオンラインピアノソロコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」を開催。 ライヴ演出をRhizomatiks、撮影監督をZakkubalanが担当し、都内のスタジオから世界同時配信を行った。
このライヴはアーカイブなしの一夜限りの配信だったため、二度と視聴することができない貴重な内容となった。
そして遂にこの音源を、一年後の同日 2021年12月12日にリリース。
2021年8月にはこのライヴ音源より「Merry Christmas Mr. Lawrence - version 2020」が、TBSテレビ『終戦76年プロジェクト つなぐ、つながる』キャンペーンのテーマ曲として使用された。 また、2021年年3月末に発売した『2020S』 BOXセットでのみ聴くことができた、無印良品のCM曲「MUJI2020」もライヴの終盤に演奏し収録されている。 坂本龍一のベスト選曲とも言えるセットリストであり、最新ライヴ音源だ。
DJ SprinklesによるWill Longの「Acid Trax」のリワークが、ついにアナログ盤として登場。今回のリリースは、3部作のEPシリーズの第1弾で、Sprinklesの「Acid Dog」リミックスが収められている。このリミックスは11分にわたるトリッピーで官能的な音の旅で、深く響くサブベース、煌めくパーカッション、そして複雑に重ねられた303トーンが絡み合い、Sprinklesのカタログでも特に没入感のある作品となっている。そのサウンドはクラブミュージックでありながら、感情的な深さとヒプノティックな魅力を兼ね備えており、リスナーを引き込む。裏面に収められたLongのオリジナルは、よりミニマルなアプローチで、ドラムマシンのリズムと抑制的な303のシーケンスを広がりのある空間に浮かべるようなサウンドに仕上げられている。無駄な装飾を排除し、シンプルで広がりのある音響空間を作り上げるそのスタイルは、このプロジェクトの美学である禁欲的で内省的な要素を色濃く反映している。

イギリス出身ドイツ在住の鬼才CarrierことGuy Brewerによるソロシリーズ第3弾『Tender Spirits』が登場!本作はこれまで以上にロマンティックでスロウなベース&ドラムを追求した作品で、90年代以降の先鋭的なサウンドへのオマージュをにじませつつ、空間の扱いや繊細なリズム配置に独自の手腕を発揮している。3曲とも、パッドの霞んだレイヤーや、軽やかで芯のあるドラムが絶妙なバランスで絡み合い、ダブやアンビエントの精神とも深くつながる内容。特に「Light Candles, to Mark the Way」の静謐な美しさ、「Slow Punctures」の木魚のような音とガムラン的チャイムが複雑なずれを伴って響き、「Carpathian」ではブラシ・シンバルがジャズの幽霊のように揺れる。ディープ・ダブ、ミニマル・テクノ、ドラムンベースの抽象化と解体といった趣きだが、完全に自身の言語として再構築しているのが見て取れる。クラブでの機能も果たしながら、内省的な音楽としても傾聴に値する傑作!
ウガンダ・カンパラを拠点とする〈Hakuna Kulala〉から、同郷のアーティスト、Masaka Masaka(Ian Nnyanzi)によるデビュー作『Barely Making Much』が登場。本作は、ジャングル、実験的ヒップホップ、テクノ、ダブ、アンビエントなどが入り混じる、粒立ちのいいコラージュのような作品で、〈Nyege Nyege〉のスタジオで2年間にわたり断続的に制作されたもの。ヒップホップのビートメイクからキャリアをスタートさせたMasaka Masakaは、Dean BluntやJpegmafia、Slauson Maloneといった現代の先鋭アーティストたちに刺激を受けながら、南の世界から独自の言語を発信しようとしている。ジャンルを柔らかく解体・再構築しながら、街の夜のざわめきや、自分の中にある違和感、都市の片隅で感じる孤独といった、言葉にしにくい感覚を音にしようとするような作風で、その音楽は、カンパラのアンダーグラウンドが持つ静かな熱や、影のような雰囲気を映し出していて、繊細さに満ちている!

オランダのMarien Van Oersによるソロ・プロジェクトHet Zweetによる1983年リリースのセルフタイトルのカセットが、世界各地のオルタナティブなエレクトロニック・ミュージックやエクスペリメンタル系を自由に追求するレーベル〈Heat Crimes〉よりリイシュー!手作りの楽器を使い、原始的かつ儀式的なサウンドを作り上げた本作は、反復とドラムを軸にしたサイケデリックでプリミティブな音世界。タイトルのHet Zweet=汗が示す通り、ただのループではなく、持久力を試すような集中力を要求する音楽になっている。収録曲は4曲で、冒頭の「Vocus」は、スロウなチャントと不気味な音像が重なる、ドゥーム・メタル的な暗さを持つトラック。続く「Tribus」は、手作りパーカッションが前面に出たトライバルなビートに、不穏な声のレイヤーが加わる儀式音楽のような仕上がり。アルバム後半はさらに深みを増し、「Tribus」では歪んだビートと奇妙なノイズが交錯し、「Indus」では15分近くにわたるドラム・パフォーマンスと静かなヴォーカル・マントラが展開される。インダストリアル、ダークアンビエント、ニューウェーブ的な要素を持ちつつ、古代儀式の再解釈とも言える雰囲気の一枚。
Huerco S主宰のもと、現行ダブ/アンビエントの傑作の数々を産んだ新世代のカルト的名所〈West Mineral〉在籍でも知られる米国・フィラデルフィアのアンビエント作家、もはや現代アンビエントの重要角と言っても過言ではないUllaの『Hometown Girl』が到着!木管楽器、鍵盤楽器、弦楽器、ドラム、ヴォイスが幾重にも重なり、エレクトロニクスがまばらに散りばめられ、オープン・ウィンドウのフィールド・レコーディングの香りが漂う静かな室内学的作品。まるで手書きのメモの日記をめくりながら、さまざまな感情を振り返っているような気分になる切なくメランコリックで朧げなアンビエント・フォーク12曲を収録。マスタリングはRashad Beckerが担当しており、一音一音の質感がすばらしい!
La Monte Young, Terry Riley, ミニマル・ミュージックの創始者達と共に北インド古典ヴォーカリスト、Pandit Pran Nathに師事し、哲学者として、Fluxus等のコンセプチャル・アート、またVelvet Undergroundに参加していたことでも知られるHenry Flyntがフルクサス・ムーブメントの重要なギャラリーEdition Hundertmarkから1986年にカセットテープでリリースしていた、ドローン・ミュージックの中でも、最高最強にあたる爆裂持続音の超傑作が、目利き名門Superior Viaductより登場です!! 非合法とも言えるドラッギーなタンブーラによるモアレの中、ヒルビリー(アメリカ南部白人が演奏していたカントリー)やブルースミュージック等のアメリカン・フォークロアなテイストに、ディストーションをかけた強烈なエレキ・ヴァイオリン、終止尋常じゃないテンションによりインド音楽影響下のサイケデリックな演奏が永久に続く液状化瞑想持続音。音楽のスタイルとしても稀有な名演です。

カナダ人プロデューサー、Khotinの待望のニュー・リリース。
自身のレーベルKhotin Industriesから放つ6曲入りEP『Peace Portal』。彼ならではの、きらめくダウンテンポ〜エレクトロニカの融合が再び輝きを放つ。
2014年から活動を続けるKhotinは、長年にわたり、ドリーミーなダウンビートなエレクトロニカとアンビエントなテクスチャーの達人としての地位を長い間確立してきた。彼のアルバムは一貫して、心に響く没入感のあるサウンドデザインによって感情を喚起させるが、この最新作では、彼の広がり続ける音世界への深い旅が楽しめる。

パリ生まれのエレクトロニック・ミュージックのパイオニアであり、1970年代のGRMの卒業生でもあるAriel KalmaとMelati Malay、Tristan Arp、Kaazi による多国籍ミュージック・プロジェクトAsa Toneが第四世界の幻覚的アンビエントとも言うべきまさかの邂逅!コロナ・パンデミックの最中、オーストラリアの熱帯雨林にあるアリエルのスタジオで偶然彼に出会ったAsa ToneのMelatiとKaaziは、Kalmaと長時間のライヴ・テイクを録音し始め、遠隔地にいるTristan Arpのシンセの即興演奏を遠隔操作で織り交ぜていき、数年後、Asa Toneのメンバーのニューヨークとインドネシアのそれぞれの家でエディットし完成させたものが、極めてユニークなカタログで知られるフランスのカルト・カセット・レーベル〈Good Morning Tapes〉よりリリース!ひらひらと舞うアルペジオ、ドリーミーなパッド、木管、静謐なループなど、繊細な風の中を羽のように浮遊し、滑空する地球上の痛みを和らげるような素晴らしいサウンド!

ジャズ、即興、クラシック、ノイズなど、領域横断的な活動で知られるChris Ryan Williams(トランペット、エレクトロニクス)とLester St. Louis(チェロ、エレクトロニクス)によるデュオ、HxHのデビューアルバム『Stark Phenomena』が、KMRUが運営するレーベル〈OFNOT〉からリリース!アコースティック楽器とエレクトロニクスをリアルタイムで融合させることで、音楽に複雑さとアクセスしやすさを兼ね備えたサウンドを作り出しており、AutechreやRobert Hoodの影響を感じさせる一方で、独自の音空間を展開している。アルバムは彼らのライブセットや即興演奏から得た音源を多く使用しており、ジャイミー・ブランチからスタジオセッションを提供してもらった「BEACH」など、緻密な編集が行われており、KMRUもその音楽の流れについて「シンプルさの中に深い感情を呼び起こす美しいトラック」と絶賛している。自由で複雑なサウンドのモザイクを展開し、聴く者の記憶を呼び起こすような作品!!
