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Matthewdavid主宰のもと、モダン・ニューエイジやLAビート、現代ジャズに至るまでを送り届け、西海岸のインディペンデントな音楽シーンを牽引してきた〈Leaving Records〉からは、ウェールズのミュージシャン、Aisha Vaughanが最新アルバム『The Gate』を発表。2024年のケルティック・ニューエイジ重要アクトによる要注意の作品が到来。自身の故郷の風景へと捧げられた、深く重厚なメランコリーに包まれた天上ニューエイジ/アンビエントの一大傑作!音楽が禁止されていた幼少期の家庭でのトラウマ的な生い立ちと、ケルト~ブリテン諸島のニューエイジ音楽の芸術形態を取り巻く固有のオカルトの歴史から生まれたカタルシスまでが渾然一体となっています。限定100部。
ミステリアスな音響作家aisieによる、マニアックな教育系科学番組の音声、怪電波や乱数放送、擦り切れたレコードの盤面ノイズ、引き伸ばされた極小のフィールドレコーディングなど、異質なサンプリング源のみで構築された深遠な音響作品『Black Fire Dream』。人間の息づかいを感じさせない、AIや機械が密かに自己同期して処理を実行しているかのような不気味で夢幻的な世界を構築。細分化された細やかなリズムと霞んだメロディの断片が生成と霧散を繰り返し、初期Actressの澱んだ質感やCivilistjävel!の静謐な冷たさ、さらにはTopdown Dialecticをスクリュー処理したかのような密室的で茫洋とした音像へと誘っていく。無造作に切り取られたノイズや未知の音源が、魔法のようなコラージュの手法によって幻想的な影絵のように明滅するカルト・エレクトロニクス逸品!!

ブルックリン出身の詩人aja monetが、ジャズ・アンサンブル とスポークンワードの表現をさらに広げた新作『the color of rain』。音楽監督を務めるMeshell Ndegeocelloを中心に、Ambrose Akinmusire、Josh Johnson、Justin Brown、Georgia Anne Muldrowら多彩なミュージシャンが参加し、語りと演奏がひとつの呼吸でつながる。monetの声は朗読の芯を保ちながら、ブルースやソウルのニュアンスに寄り添う瞬間があり、言葉の重さと音の流れが自然に同調している。バンドの演奏はタイトすぎず、柔らかい揺れを保ちながら進み、エレピやシンセの湿度のある響き、深い余韻を残すベース、繊細なドラムが重なって、雨の夜の空気のような質感をつくり出す。現代的な精神テーマを扱いながら、音は常に個人の感情の近くにある、詩人としての声をジャズ・アンサンブルと結びつけて描く現代のブルース詩。

イーストNY出身の前衛的ブルース詩人にしてパフォーマー、教育者であり、伝説的なフォーラム〈Nuyorican Poets' Café〉のグランドスラムで最年少優勝を果たした人物としても知られるaja monetによるデビュー・アルバム『when the poems do what they do』が注目レーベル〈drink sum wtr〉よりアナログ・リリース。現代ジャズを経由したポスト・ヒップホップ世代の前衛詩人の最高峰とも言える人物。「黒人の抵抗、愛、そして喜びへの尽きせぬ探求」という原点から生まれた今年度最重要クラスの一枚にして、Christian Scott、Samora Pinderhughes、Weedie Braimah、Marcus Gilmoreといった豪華面々が参加した執拗で容赦のない音楽作品!

エストニア・アンダーグラウンドの象徴Ajukajaと、変幻自在のボーカリスト、パフォーマーMart Aviによる、13年にわたる制作期間を経て完成した異形のダブル・アルバム『Death of Music』。収録された楽曲は、ポップ、クラブ、アンビエント、ポストR&B、実験音楽が縫い合わされた万華鏡的構成で、Ajukajaのオーガニックで奇妙に歪んだ電子音と、Mart Aviの変幻する声が絡み合い、曲ごとに世界が激しく変容する。ノイズ、歪み、静寂、甘いメロディが交互に現れ、メロディは美しいのに、どこか歪んでいて、常に不安定な揺らぎがある。美しさと奇妙さが同居する、ポップの死骸を縫い合わせたような奇妙なポップネスは、音楽が壊れながら進化していく瞬間をそのまま封じ込めたよう。

〈12k〉、〈Important Records〉、〈LAAPS〉などからのリリースでも知られる東京拠点の作家Akhira Sanoによる、電子音、ノイズ、フィールドレコーディングが繊細に溶け合い、静けさの奥に潜む影の気配を描き出すようなエレクトロ・アコースティック作品『Shadow’s Praise』。点描のように現れては消える乾いた音の粒子、深い呼吸のように膨らむドローン、埃をまとったようなテクスチャーが、まるで古い記憶を手探りで辿るように立ち上がってくる。フランスのアート・レーベル〈IIKKI〉のコンセプトに則り、写真家David Nissenのモノクロ写真との対話として制作された本作は、抽象的でありながら情緒的な余韻を残し、音とイメージが静かに交差する独特の世界を築いている。6つの楽曲はどれも、時間の流れがゆっくりとほどけていくようでAkhira Sanoの音響美学が深く息づく一枚となっている。

〈12k〉、〈Important Records〉、〈IIKKI〉などからのリリースでも知られる東京拠点の作家Akhira Sanoによる最新作『D‑R』。微細な電子音、さらさらとしたノイズ、雨音のように柔らかく揺れるシンセ、そしてフィールドレコーディングの淡い気配が溶け合い、静謐で抽象的な音響空間を描き出す。「Demande」と「Réponse」という対になる4曲で構成され、ガラスのように硬質な質感と、ぼやけたテクスチャーが重なり合う長尺の音の流れが、聴く者を深い集中へと誘う。電子音と具体音を繊細に編み込むSanoの美学が最も純度高く結晶した一枚。

日本の現代環境音楽の牙城〈Kankyo Records〉にもモダン・アンビエントの結晶的作品を残す実験音響作家──Yama Yuki主宰のもと、Marginal ConsortやEast Bionic Symphoniaでの活動も知られる前衛音楽家、多田正美や前衛劇団〈パパ・タラフマラ〉で音楽を指揮した環境音楽の名手・菅谷昌弘といった作家の貴重なカセットフォーマットの新譜まで手掛けてきた、現行国内最高峰の音響系カセット・レーベル〈ato.archives〉のタイトルが一挙到着! 今回はなんと、Sun Arawの〈Sun Ark Records〉や前衛/実験音楽老舗〈Important Records〉のカセット部門〈Cassauna〉、Taylor Deupree主宰の音響系聖地〈12k〉を始め、世界各地の名レーベルを練り歩き、ニューエイジ・リバイバル以降の国産モダン・アンビエントの名品の数々を残す東京の電子音楽家/ペインターのAkhira Sanoによる最新カセット作品! 電子音の粒子や微細なノイズ、淡いメロディの断片がゆっくりと浮かんでは消えていく、静謐で内省的なアンビエント作品で、デジタルの冷たさと有機的な温度が同居する音のレイヤーは、深夜の静けさや記憶の残響を思わせ、聴くほどに細部の美しさが立ち上がる逸品。

〈12k〉〈LAAPS〉〈IIKKI〉〈The Trilogy Tapes〉 などからのリリースで知られ、東京を拠点に、サウンド/ドローイング/インスタレーション/映像を横断するアーティストAkhira Sanoによるグロッケンシュピールとフィールドレコーディングのみで生み出されたミニマル・アンビエント傑作『To Material Past』がUKの〈SWIMS〉より50本限定のカセットとして登場。グロッケンシュピールの透明な響きと、環境音の柔らかなテクスチャが溶け合い、時間の流れをゆっくりとほどくような音世界が広がっている。静けさの中に微細な変化が漂う、白昼夢のような作品。
実験音楽家Aki Ondaが、アメリカ前衛映画の巨匠Ken Jacobsの代表的映像作品「Nervous Magic Lantern」のために制作したサウンドトラックが〈Room40〉よりアナログ化。Onda自身が長年にわたり自身のライフワークである『Cassette Memories』プロジェクトなどのために世界各地で録音・収集してきた音源を即興的にレイヤーし、構築。テープの歪みやノイズ、日常音の断片がレイヤー状に積み重なり、抽象映像と響き合う独特の感覚のずれを作り出している。長尺曲「Brooklyn Bridge」では、ゆっくりと音のレイヤーが積み重なり、聴くほどに深く入り込み、まるで音の中を漂うような体験へと誘う。日常音と抽象音響が交錯する、サウンドアートとしての完成度が非常に高い作品。

サウンド・アート界の巨匠、鈴木昭男が超絶エコー空間と共に創り上げたサイト・スペシフィック音響作品。
1960年代より「聴く」ことを主体に置き、自らをエコー人間とも称して響きの場を求め、これまでに洞窟、トンネル、宮殿、石油タンクなど数々のエコー空間を訪れてきたサウンド・アートの先駆的存在=鈴木昭男。そんな巨匠が新潟・新発田市内の山奥に位置する内の倉ダム堤体内の残響40秒の異世界に導かれ、無観客レコーディングを敢行した記録が今作である。石、竹、スポンジ、手鏡、櫛、段ボール、ガラス瓶、そして自身の声。日常的に扱うオブジェクトや身体はたちまち「音器」と化し、叩く、転がす、擦る、回す、吹く、引っ張るなど、様々な作法によって演奏行為が行われ、電気的な増幅を一切持たない巨大なコンクリート空間の自然反射による特異なリバーブ効果とともにアコースティックな音響作品が立ち上がっていく。その様はミクロにもマクロにも変容し、私たち聴衆者に無限の宇宙をも想起させてくれる。
初版限定300部
+ コメント:鈴木昭男
+ ライナーノーツ:水沢勉
+ カバー写真:吉原悠博(吉原写真館)
【トラックリスト】
A1. キッコキキリキ / Kikkokikiriki
A2. ボコロボンボコ / Bokorobonboko
A3. キュルキュッツ / Kyurukyuttsu
A4. ヒャリヒャリウ / Hyarihyariu
A5. グルンメチュル / Gurunmechuru
B1. ジャルジルャジ / Jarujiruyaji
B2. コンロココンロ / Konrokokonro
B3. オーホッホーオ / Ōhohhōo

音響作家の内田輝と世界的写真家である山本昌男が、フランスの美術・音楽レーベル〈IIKKI〉を舞台に手掛けてきたコラボレーション三部作の完結編『Nusa』。光を描いた第1作『Sasanami』、闇を探求した第2作『Kurayami』を経て辿り着いた本作は、対立する二つの要素が互いを引き立て合い補完し合う光と闇の双極性をテーマとしており、2026年初頭に両者が共に赴いた北海道にて、流氷や極寒の自然現象から捉えられた透明なフィールド・レコーディングを組み込み構築。凛とした気品を漂わせる繊細な演奏と、厳しい冬の空気や氷の響きが交錯し、山本のモノクロームな写真世界と呼応するように静謐で詩的なグラデーションを描き出している。光と闇の狭間で静かに息づく、人間の気配と自然の静けさを捉えた音響作品。
音響作家の内田輝と世界的写真家である山本昌男が、フランスの美術・音楽レーベル〈IIKKI〉を舞台に手掛けてきたコラボレーション三部作の完結編『Nusa』。光を描いた第1作『Sasanami』、闇を探求した第2作『Kurayami』を経て辿り着いた本作は、対立する二つの要素が互いを引き立て合い補完し合う光と闇の双極性をテーマとしており、2026年初頭に両者が共に赴いた北海道にて、流氷や極寒の自然現象から捉えられた透明なフィールド・レコーディングを組み込み構築。凛とした気品を漂わせる繊細な演奏と、厳しい冬の空気や氷の響きが交錯し、山本のモノクロームな写真世界と呼応するように静謐で詩的なグラデーションを描き出している。光と闇の狭間で静かに息づく、人間の気配と自然の静けさを捉えた音響作品。

ベルギー発のアヴァンロック/実験音楽グループで、活動初期から ロック、ジャズ、電子音楽、バルカン音楽、ミニマルミュージックなど多様なジャンルを融合し、既存の形式を解体する美学を持っていたAksak Maboul。本作は、Aksak Maboulの結成以前、1969年から1977年にかけて録音され、長らく未発表のまま眠っていた音源をまとめたアーカイブ作品。Marc Hollanderによって編集・アセンブルされた本作には、フリー・ロックの即興性、電子音の抽象的な実験、映画音楽のためのスケッチ、未完成の断片など、多様なアイデアがそのままの形で封じ込められている。Aksak Maboulの後の作品に通じるジャンル越境の萌芽が随所に見え、粗削りな録音、自由奔放な構成、アイデア優先のスケッチが連続し、完成されたアルバムというより、創作ノートや実験室の記録を覗き込むような生々しさが漂う。Aksak Maboulの音楽的源流をたどる貴重なアーカイブであり、同時に70年代ヨーロッパ実験音楽の自由さと混沌をそのまま伝えてくれる一枚。
内容はヴェロニクによる愛らしく親しみやすい歌とアクサク・マブール特有の遊び心と毒気のある楽曲が調和した、ポップス、アフリカ音楽、中東音楽、ダブ、ジャズ&フランス・シャンソン等が混在するアヴァン・ポップ。

マーク・オランデル率いるベルギーのチェンバー・ロック・バンド、アクサク・マブールの1977年発表のデビュー作。エリック・サティやZNR等に通じる、アコースティック楽器とエレクトロニクスが不思議に融合する摩訶不思議な空間。今、チェンバー界の古典として歴史に残る名盤。

マーク・オランデル率いるベルギーのチェンバー・ロック・バンド、アクサク・マブールの1980年発表のセカンド・アルバム。前作「偏頭痛のための11のダンス療法」で確立したスタイルをバンド編成で更に洗練させた、最高傑作の呼び声高い作品。チェンバー・ロック界の歴史的名盤。

63分、15曲からなる連続した組曲、
実験的オーディオ劇とも言えるトータルな作品です。
このアルバムを貫く糸はヴェロニク・ヴァンサンのテキストで、
一連の登場人物が話し、歌うモノローグやダイアログを通して
展開する謎めいた哲学的で詩的な物語。
作曲、編曲はマルク・オランデル。
アクサク・マブール独自のスタイルで様々なサブジャンルを内包する作風。
BBC、the RTF、the RAI などの創造的なワークショップから生まれた実験的なラジオ劇、とりわけ話し言葉、楽器や電子音楽、歌、音の研究を組み合わせた
ドイツのHörspiels (ラジオドラマ)へのオマージュを込めた作品でもある。
大衆音楽にインスパイアされた要素を盛り込みつつ、
歌、台詞ースポークン・ダイアログを取り入れた
20世紀前半に冒険的な作曲家たちの舞台作品の控えめな引用も散見される。
当時の作曲家たちは作品を説明する際、
幻想的オペラ、ミーモドラマ、ジングシュピール
といったことばで作品を説明したという。
Alig Fodder ( Family Fodder)、Blaine L. Reininger (Tuxedomoon)、
Audrey Ginestet & Benjamin Glibert (Aquaserge), Lætitia Sadier (Stereolab) といった
過去~現在までアクサク・マブールの歴史に深く関わるミュージシャンたちが多数
「声」の出演をしているアルバムでもある。
映画『アキラ』と日本の風景からインスパイアされたコズミックワールド、即完売したLPの再プレス盤が登場です
フランスのマルチインストゥルメンタリストであるパスカル・ビドーは、ガムランとゴングをエレクトロニカとジャズに融合させたアーティストで、彼ががインドネシアを訪れた際に伝統的なガムランとゴングの音楽に没頭したことが発端で制作された作品です。テーマ、モチーフ、メロディーの多くはガムランで使われる重要な調律法の一つである「スレンドロ」音階が使われ、シンプルなサックス のライン、シンセ、ブラス、ストリングスが徐々に変化して独特のコズミックな世界観を作り上げています。アルバムの中心である’Neo Tokyo’は大友克洋監督の「AKIRA」からインスピレーションを受けたもので広大な未来 の大都市を舞台にした目 まぐるしい芸術作品を想起させます。一方”Yurikamome”はビドーが日本への憧れを抱き日本の 風景や都市をドライブしているYoutubeのビデオを見てインスピレーションを受けた想像上のサウンドトラック。今作には Daniel Brandtを始めBrandt Brauer Frick(ドラムス/電子パーカッション)、Florian Juncker(トロンボーン)、Ruth Velten(サックス)が参加。

