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1960年代アメリカ実験音楽の核心を捉えた歴史的録音、John CageとDavid Tudorによる『Variations IV vol.2』。1965年、ロサンゼルスのFeigen-Palmer Galleryで行われたライブ・パフォーマンスを収録した作品で、オリジナルテープからのリマスタリングを施した決定的リイシュー。Cageの不確定性音楽を象徴する本作では、短波ラジオ、環境音、電子音、テープ素材など、その場で得られる音を自由に組み合わせる手法が採用されている。Tudorは電子音響の操作を担当し、ラジオの断片やノイズと鋭く交差する金属的な音をリアルタイムで生成。音の流れは予測不能で、ノイズ、会話の断片、電子音が次々と現れては消え、音が勝手に動き出すようなコラージュ感が強い。Cageの思想とTudorの電子音響が交差した20世紀実験音楽の重要ドキュメント。
CD店の棚の一角を占めるほど並ぶケージのディスク群に、このような作品は見あたらない。国内外を問わず、これら劇薬作品は作曲当時以外にはほとんどリ リースされていないからで、ケージの容赦ないハードコアな側面を知ろうとしてもムリなのだ。結果、「ジョン・ケージ?プリペアド・ピアノとか音のない音楽 とかで有名な人ね。」耳にやさしい初期のピアノ曲や晩年の散文空虚作品しか聴いたことがない”現代音楽ファン”、そして音を聴きもしないで哲学的言葉遊び でケージを論じる評論家どもは、この「本当の衝撃」に正座して耳を傾け、平伏せよ!
-JOHN CAGE SHOCK Vol. 1-
1. 武満徹 - Corona for Pianists コロナ (9:34)
Performer: David Tudor (pf) + 高橋悠治 (pf)
2. Christian Wolff - Duo For Pianist & Violinist (12:09)
Performer: David Tudor (pf) + 小林健次 (vn)
3. John Cage - Variations II (19:16)
Performer: David Tudor (pf) + John Cage (pf)
自由に組み合わせることができる図形楽譜(杉浦康平デザイン)を使った、武満作品の中でも特異ともいえる不確定性の強い作品「Corona」の、この2 人による演奏も貴重で素晴らしいが、なんといっても「Variations II」での、ピアノの内部奏法や電気的ノイズと聴きまごうほどのバリバリいう破壊的騒音は、彼らの音楽思想が当時のシーンに与えた衝撃そのもの!他にクリ スチャン・ウルフの「Duo for Pianist & Violinist」を収録。
・全曲未発表/世界初登場
・貴重・初出写真多数掲載
・日本語・英語解説ライナー封入(一柳慧氏による巻頭辞収録)
・2 面見開き紙製ジャケット・帯付属
90年代のデジダブ名曲が、ベルギーの〈Roots Vibration〉から再発。コンシャス・ルーツの名シンガーDaweh Congoによる「Fi Years」は、闘争と抵抗をテーマにした力強いヴォーカルが響くアンセムで、Mikey “Jah Son” McNeilによるプロダクションは、吹き上がるホーン、揺らめくナイヤビンギ、重厚なベースが一体となり、強靭かつソウルフルな仕上がり。B面にはダブ・ヴァージョンを収録し、ルーツ・スタイルの真髄を静かに伝える。
オリジナルは2000年にリリースされた、コンシャス・ルーツの名シンガーDaweh Congoによる力強いメッセージを持つデジ・ルーツ・アンセム『Prophecy Reveal』が、ベルギーの〈Roots Vibration〉から25年ぶりに再発。スネアの効いた、少しよれながらルーズに揺れるデジタル・ドラムと分厚いサブベースに乗せて、ラスタ的な神秘思想を唱えるように歌うヴォーカルは健在。裏面には、エコーの効いたダブ・バージョンも収録されていて、よりミニマルかつ催眠的な仕上がりになっている。月明かりの下で聴きたくなるような、スピリチュアルで大地を感じる一枚!
〈Merge Records〉や〈Local Action〉をまたぐアメリカのシンガーソングライターDawn Richardと同国のマルチ奏者/作曲家で、〈Double Denim Records〉や〈Cascine〉等からも作品を送り出しているSpencer Zahnの最新コラボレーション作品『Quiet in a World Full of Noise』が〈Merge〉から登場。雰囲気に満ちたオーケストラによるサウンドスケープと甘美なソウル、ジャズが融合したアンビエントR&Bの傑作!

『Glass Lit Dream』で鮮烈な印象を残したボルチモアのDawunaことIan Mugerwaによる、最新作『African Family Laptop Musick』は、交通事故による外傷性脳損傷と記憶障害の回復期に録音されており、家族との会話の断片や、思い出せない記憶の影を高度に抽象化してコラージュした、極めてパーソナルなローファイR&B。2013年のMacBookとMS20 Miniだけで構築された音は、D'AngeloやPrince、Erykah Baduらが築いたNeo-Soul〜R&Bの黄金律を根底に敷きつつ、指でテーブルを叩いた素朴なビートや、グリッチノイズ、重厚なオルガンやシンセ、多重録音された声のレイヤーが混ざり合い、夢と現実の境界が曖昧なまま流れていく。ローファイの質感をまといながらも、ブラック・ミュージックの系譜を独自に再解釈するような静かな強度があり、ゆらめくような儚いボーカルと実験的音響処理が交錯し、独特のソウルフルな世界観を構築している。アウトサイダー・R&B〜レフトフィールド・ソウルの現在地を示す必聴盤!
ウガンダ系アメリカ人アーティスト、DawunaことIan Mugerwaによるニュー・アルバム『Naya』が、自身の創設した新レーベル〈Sun Royalle〉よりアナログ・リリース。「黒人の解放と西洋における植民地化された少数民族であることの矛盾」をテーマとした作品。前作のデジタル・ソウル路線の延長で、オーガニックかつロービットなサウンドを軸に、R&B、ソウル、ファンク、ヒップホップなどを網羅した実験的な内容となっています。Rashad Beckerによるマスタリング仕様。
Florentinoのレーベル〈Club Romantico〉から、オランダのバブリング・レジェンドであるStynとDe Schuurmanによるミックステープ『Bubbling Back 2 Back』が到着。スリナム系オランダ人コミュニティから生まれ、独自の進化を遂げてきたバブリングというジャンルの25年の歴史と最前線を一気に駆け抜ける作品。00年代前半のアーカイブ音源を中心に、MySpaceやLimewire、Bluetooth経由で流通していた激レア音源を発掘・再構成したルーツを再訪するかのようなA面、Styn & De Schuurmanの最新エクスクルーシブ音源に加え、Styn & DJ Rtjeによるラストトラックも収録した現在と未来のフロアを眺めるB面で構成されている。バブリングの過去と現在をつなぐ、アナログからデジタル感覚まで、その熱量と即興性を凝縮したミックスで、ミニマルに聞こえても、80年代から続くダンスの熱がしっかり込められた充実の一本。

オランダのアフロ・ディアスポリックなバブリングサウンドの先駆者であり、DJおよびプロデューサーGuillermo Schuurmanの新作『Bubbling Forever』がウガンダの首都カンパラを拠点とする、東アフリカの伝統的な音楽と現代の電子音楽を融合させたアンダーグラウンドで革新的なサウンドを世界に紹介するレーベル〈Nyege Nyege Tapes〉より登場!バブリングサウンドの魅力を最大限に引き出した作品で、鋭いレーザーシンセ、アントイリアンのタンブー・パーカッション、スワーリングボーカルの断片が特徴的。音楽はダンスホールの揺れるリズムを軸に展開し、エネルギッシュなビートとそれに反してどこか軽やかな感触があり、彼の音楽は激しく迫るのではなく、むしろ官能的に体を動かすように仕向ける力を持っている。伝統的なスリナムのメロディやパーカッションやカリブ風のステップまで取り込んだ、約40年近い歴史を持つバブリングを、さらに遠くへ押し広げる、エネルギッシュで開放感あふれる一枚。
カナダのエクスペリメンタル・ダブ魔人Seekersinternationalや本邦のポストクラブを牽引するT5UMUT5UMU、ダビーUKハードコア・レイヴ/ミュータント・グライムの魔人Low End Activistといった数々の尖鋭アクトを取り揃えるブリストルのベースミュージック/レフトフィールドダンスサウンドの聖地〈Sneaker Social Club〉から新物件!同地を拠点に活動するプロデューサー、DJ、ヴィジュアル・アーティストであり自身のレーベル〈Western Lore〉を中心に数々の卓越的な作品を送り出してきたAlex Evesonによるソロ・プロジェクトDead Man's ChestとKing Kutlassによる最新コラボレーション作『Trip II Insanity』が登場。レイヴィーで高速な凶悪ブレイクビーツ〜ジャングル〜ハードコアを全6曲収録!壮絶かつ破壊力満点の内容です!

オランダ・アムステルダムを拠点に、オブスキュア~ニューエイジ以降のリバイバルを大いに牽引した世界的名門〈Music From Memory〉より新物件!〈Safe Trip〉の主宰者であり、Gigi Masin、Jonny Nashらとの名トリオ、Gaussian Curveでも活躍するYoung Marcoと、The Zenmennの22年の傑作にも参加していたJohn Moodsによるコラボ・プロジェクトDead Soundがデビュー作を発表!強烈なニューエイジのエッセンスとバレアリスへの憧憬、天上的なヴォーカル・ワークが秀逸な、Brian Mcbrideの作品群などを想起させるアンビエント・ポップの傑作!深遠な精神世界と親しみやすい柔らかさが同居する素晴らしい内容です。
Kazufumi KodamaやBabe Rootsも作品を残す、2017年始動の本邦のエクスペリメンタル・ダブ・レーベル〈Newdubhall〉からは、〈BLKRTZ〉の創設者としても知られるベルリンのダブ・テクノ尖鋭Deadbeatの10インチ・シングル作品『Things Fall Apart』がアナログ・リリース。まるで、Alice Coltraneの2020年代の新曲を聴いているようなアヴァンギャルド・ジャズ&ダブ・テクノ"Things Fall Apart"、サイケデリックで魅惑的な重量級レフトフィールド・ダブ・テクノ"Adieu Chez Cherie"の全2曲を収録。
カナダ出身のプロデューサーDeadbeatことScott Monteithと、Basic Channel、Rhythm & Sound等の作品で知られるPaul St. Hilaire(Tikiman)によるコラボレーション作『The Infinity Dub Sessions』が2026年リイシュー。深く沈み込むベース、果てしない空間処理、そしてTikimanのスモーキーでスピリチュアルな声が重なり合い、独自の深遠な音響世界を構築する。ミニマルな反復が生む瞑想的なグルーヴは、深海のように沈み込む静けさに満ち、Deadbeatの精密なプロダクションがいっそうの奥行きを与える。今回のリイシューではリマスタリングによって音像がよりクリアに整えられ、アナログ向けに低域の存在感も強化。ゆっくりと深い場所へと誘う、現代ダブの金字塔。


ジャマイカ・ミュージック黄金時代の偉大なサックス奏者にして最重要サイドマン、長く輝かしいキャリアの中で何百枚もの作品への参加で知られる、故 デッドリー ・ヘッドリー・ベネットが1982年にリリースした唯一無二のソロLPが遂に待望の再発決定!
デッドリー ・ヘッドリー・ベネットは、本作のタイトルにもなっている名ミュージシャンを多数輩出したジャマイカのアルファ・ボーイズ・スクールを経て、1960年代から70年代にかけてはボブ・マーリーやアルトン・エリスといったスターたちのバックを務め、サウンド・ディメンション、アグロベーターズ、レヴォリューショナリーズ、ソウル・シンジケートなどの有名なグループで重要な役割を果たし、コクソン・ドッドやバニー・リーといった伝説的なプロデューサーたちとも仕事をした。 1982年にリリースされた本作は、エイドリアン・シャーウッドがプロデュースしヘッドリー・ベネットのユニークな才能のショーケース作品として、スタイル・スコット、ビム・シャーマン、ジョージ・オーバン、リザード・ローガン、クルーシャル・トニー、ボンジョ・アイヤビンギ・ノアなど、当時の<ON-U Sound>が誇る精鋭部隊をこのセットのために集結させ完成。また、アルファ・ボーイズ・スクール時代からの盟友である名トロンボーン奏者リコ・ロドリゲスも2曲に参加している。 Vinylはフランク・メリットがThe Carveryでリカット。
ノルウェーのアンビエント・デュオ、Deaf Centerが長い沈黙を経てリリースする新作『REVERIE』が〈SONIC PIECES〉より登場。今回は、2024年10月にベルリンのMorphine Raumで行われたライブ音源を収めた2曲入りの作品で、ピアノのOtto A Totlandと、ギター/チェロ/エレクトロニクスのErik K Skodvinによる即興演奏で、約5年ぶりの共演となった。「Rev」は、深くエフェクトがかかったピアノの反響音がループと電子音の中で変化しながら広がっていく、陶酔的で幻想的なサウンドスケープ。一方「Erie」は、ピアノとチェロによる静かなデュオから始まり、やがて重厚なオルガン・ドローンへと移行。終盤には再びピアノの旋律が現れ、静かな哀しみに沈んでいく。全体として、Totlandの叙情的な旋律とSkodvinの抽象的な音響処理が対比しながら溶け合い、「光と影」「静と動」の緊張感を生み出している。Deaf Centerの次なる章を予感させる一枚!

ノルウェーのデュオDeaf Centerによる、時間の流れをテーマにした音響の旅『Through Time』。前半はTotlandのピアノが少ない音数で置かれ、その余白にSkodvinの暗いテクスチャが静かに広がっていく。霧の中をゆっくり歩くような、影と光が交互に現れる音の風景が続く。中盤以降は、ドローン、微細な電子音、ストリングスが重なり、空間がゆっくりと変化していくような感触が強まる。特に後半では、ストリングスが深い音響の中に柔らかな光を差し込み、静けさの中に高揚が立ち上がる瞬間が印象的。静かな音のレイヤーが少しずつ形を変えながら進む、Deaf Centerの成熟を感じるアンビエント/エレクトロアコースティック作品。 夜の読書や深夜の作業に寄り添う、静かで奥行きのある一枚。
" dean blunt & Elias Rønnenfelt - lucre LP. Single-sided, 180g vinyl "

戦前のブルースから移民の音楽、南米のフォルクローレを始め、各地の骨董音楽を掘り起こす一大名所〈Death Is Not The End〉の十周年記念の限定Tシャツ。Gildan Heavy cottonのボディでサイズはLサイズになります。
