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フランス南部を拠点に活動するマルチ・アーティストIoa Beduneauによる、モジュラーシンセと中世のトランペットであるクラリオンの音色を再構築し、エレクトロアコースティック、ミュジーク・コンクレート的な手法で制作されたデビュー・アルバム『Mélodies pour Clairons』。鐘や金属的残響を思わせる有機的な質感と抽象的な電子音が交錯し、歴史的楽器音と現代的音響が融合。クラリオンというシンプルな楽器の可能性を極限まで押し広げ、制限された素材から無限の音響空間を創り出す、独創的な一枚。

過去作『Surrender』などで異彩を放ったプロジェクトIrisが「Irisplus」名義で〈Tax Free Records〉に帰還!フルートでFalyakon、ボーカルでTRii、Employee、Mo Chanなど多国籍・多様なゲスト陣をフィーチャーし、過去作譲りのメロディックでリフ主導のサウンドをベースに、心地よくヨレたビートとレイジーな浮遊感が漂うスラッカー・ソングを展開。多言語で紡がれるボーカルやフルート、パーカッションが多層的に交錯し、脱力感と独特の哀愁が同居する唯一無二のローファイ・ポップ。
アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズを代表するソウル、R&Bシンガーで、"Soul Queen of New Orleans"の愛称でも知られているIrma Thomasだが、この度は60年代マッスル・ショールズ録音の曲を集めたコンピレーションがMississippi recordsがディストリビューションする、このコアな黒人音楽遺産レーベル〈Cairo Records〉よりリイシュー!OTIS REDDINGのサザンソウル名曲「Security」、「I’ve Been Loving You Too Long」のカバーや、短い中にもじわじわとストーリーを伝えるようなグッと来る歌唱「Don't Make Me Stop Now」など、アーマが、ニューオーリンズだけでなく、しっかりソウルとして息づいていたことを証明するような作品で、選曲、曲の流れも素晴らしく、彼女の実力を改めて感じる一枚。
アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズを代表するソウル、R&Bシンガーで、"Soul Queen of New Orleans"の愛称でも知られているIrma Thomasの1966年作のセカンドアルバム『Take A Look』がMississippi recordsがディストリビューションする、このコアな黒人音楽遺産レーベル〈Cairo Records〉よりリイシュー!キャッチーなメロディとトーマスの屈託のない歌い回しが見事にマッチした「Teasing, But Your Pleasing」や陽気で間違いなくモータウンにインスパイアされた 「What Are You Trying to Do 」など、プロデューサーのAllen Toussaintの協力によって制作された本作は、彼女の作品群の中でも特に多くのR&Bヒット曲が収録されており、ソウルを感じれる重要な作品。

2017年9月にリリースされたIrreversible Entanglementsのセルフ・タイトル・デビューアルバムが〈International Anthem〉創立11周年記念リイシュー・シリーズとして、新しい帯と未公開写真、そしてベーシストLuke Stewartによる新しい解説を収録して、めでたくも再発。本作は詩人のCamae Ayewa(Moor Mother)、ベーシストLuke Stewart、サックスのKeir Neuringer、トランペットのAquiles Navarro、ドラムのTcheser Holmesという5人が初めて一緒に演奏した音源で、即興のフリージャズに詩の朗読が重なる強烈な作品で、彼らが初めて出会った「Musicians Against Police Brutality」というイベントがきっかけとなって生まれた。このバンドは、フリージャズの原点である「ブラック解放のための音楽」という精神を受け継ぎつつ、伝統を敬いながらも新しい未来を見据えた挑戦的なサウンドを作り出している。1960年代の東海岸のフリージャズの流れを汲み、Amiri BarakaやThe New York Art Quartetの影響も感じられる音楽性は、発売から10年経ち、ジャズ界やコミュニティに大きな影響を与え続けている。

ベルリンの作曲家 Mark Kanak を中心にしたプロジェクト Irrflug によるデビュー・アルバム。「腐食した空気感」と「リズムの研究」をキーワードに、金属的なノイズ、ざらついたテクスチャ、崩れかけたビートが交差し、インダストリアルとアヴァンギャルドの中間にある独自の音像を形成する。音はミニマルでありながら鋭く、リズムは一定の形を保ちながらも、常にどこか歪み、揺れ、崩れ、リズムなのにリズムとして機能しない、リズムそのものを素材として解体するようなアプローチが貫かれている。整った構造を拒むような荒々しさと、音の粒子を精密に配置する冷静さが同時に存在し、本作を単なるノイズやインダストリアルの枠に収めない異物感が生まれている。ベルリンの地下シーンの空気をそのまま吸い込んだような、生々しくも美しい一枚。



Kali MaloneやMaria W. Hornといった、現行ドローン/ホーリー・ミニマリズムの名手たちが主宰する、北欧・スウェーデン屈指の前衛レーベル〈XKatedral〉より、25年度最新物件が到来!2012年から2014年までにかけて、Ellen ArkbroやMaria W. Horn、Mats Erlandssonらと共に実験的オーケストラGolden Offence Orchestraにも参加していた、スウェーデン・ストックホルム拠点の音楽家/作曲家、Isak Edbergによる25年度最新アルバム『Belt of Orion』がアナウンス!〈XKatedral〉からのリリースとしては2枚目となるソロ作品であり、ソロ・ピアノのための2曲の長尺作品という形で、器楽のみに焦点を当てた初めての作品との事。2016年から2018年にかけて、南フランスとストックホルムで作曲された2曲が収められており、冷たい風、星の輝く夜、プロヴァンスの秋の荒涼とした淡い光の景色、そして作曲家が人生の中で逃避と孤独を味わっていた時期の反省からインスピレーションを得たものとなっています。限定300部。
Emahoy Tsege Mariam Gebru、Mashu Hayasaka、Molly Drakeなどのファンにオススメのジャズをベースにした、素朴で純粋な響きが魅力のローファイ・ピアノ作品です。
アメリカを代表する小説家、劇作家、詩人として知られるIshmael Reed。その豊かな創作人生のなかで育まれた音楽への深い愛情が結実した、私的で親密なピアノ作品集『The Hands Of Grace』が、英All Night FlightとニューヨークのReading Groupの共同制作により待望のLP化。
ピアノの鍵盤を叩く爪の音、譜面をめくる音、椅子を引く音までをもそのまま収めた録音は、まるで演奏者のすぐそばに座っているかのような生々しい空気感を伝える。Mashu Hayasaka「Piano Études」に続く、同レーベルが送り出すローファイ・ピアノ作品の金字塔です。
作家として成功を収めたリードは、60歳を迎えてから本格的にジャズ・ピアノを学び始めました。2006年に前立腺がんと診断されたことを機に、「自分のアルバムを作る」という長年の夢を実現するため録音を開始。その後も創作を続け、コロナ禍には自身の戯曲のための作曲にも取り組むようになります。本作には、そうした人生の歩みのなかで生まれた素朴で純粋な音楽が収められています。
収録曲には、戯曲『The Slave Who Loved Caviar』のために書かれた楽曲と新たなオリジナル作品を収録。家族や親しい友人たちが演奏に参加し、リードの飾らないピアノを温かく支えています。妻カーラによるヴァイオリン、娘テネシーによる「How High The Moon」での詩の朗読も聴きどころのひとつです。
アルバムの最後には、亡き娘ティモシーへの追悼として、彼女が遺した留守番電話のメッセージを収録。家族の記憶と愛情が静かに織り込まれた、深い余韻を残す作品となっています。
CDとして初リリースされて以来、多くのリスナーにとって特別な一枚として愛され続けてきた『The Hands Of Grace』。創作の記録であり、家族の物語であり、そして長年抱き続けた情熱の結晶でもある珠玉の作品です。

10月下旬入荷予定。トルコ出身で現在グラスゴーを拠点に活動するIsik Kural による、世界各地で採取したフィールドレコーディングと室内楽的アンサンブルに囁くような声をのせた音の旅行記のようなアルバム『Motorcycles and Cherry Wind』が、〈RVNG Intl.〉より登場。マラケシュの市場、イスタンブールの乗合バス、古代リュキアの海辺、スコットランドの森で録音した鳥の声など、長年の旅で蓄積した環境音のアーカイブを丁寧に再構成し、ピアノやナイロン弦ギター、木管、弦楽器の柔らかな響きと自然に溶け合わせている。アンビエント的な静けさに自然な歌心が混ざり合い、現実の風景と夢の風景がゆっくり重なっていくような曖昧な質感。様々な文化的出自を持つミュージシャンも参加し、国境を越えたひとつの静かな風景画のような普遍性が生まれている。旅先で感じた空気や午後の光、土の匂いといった感覚の記憶が音として立ち上がる。詩的で奥行きのある、まだ行ったことのない懐かしい場所をそっと呼び起こすような音楽。


神奈川出身、東京を拠点に活動する音響作家iu takahashiによる、フランスの〈LAAPS〉からの2作目となるフルアルバム『Ipsum』。吉村弘や芦川聡らに代表される1980年代日本の環境音楽の精神を受け継ぎ、聴き手の無意識や日常の景色にそっと寄り添うサウンドを探求したもので、シンガーとしての背景を感じさせる繊細で澄んだ声の断片、アナログ/デジタル・シンセサイザーの静かな持続音、そして微細な環境音が優しく融和。余計な装飾を削ぎ落とした透明感あふれる音響テクスチャーが、澄み渡る空間の空気のように、柔らかくグラデーションを描いていく。空間の気配と美しく調和する余白の美学が惜しみなく注ぎ込まれたジャパニーズ・アンビエント。

神奈川出身、東京を拠点に活動する音響作家iu takahashiによる、フランスの〈LAAPS〉からの2作目となるフルアルバム『Ipsum』。吉村弘や芦川聡らに代表される1980年代日本の環境音楽の精神を受け継ぎ、聴き手の無意識や日常の景色にそっと寄り添うサウンドを探求したもので、シンガーとしての背景を感じさせる繊細で澄んだ声の断片、アナログ/デジタル・シンセサイザーの静かな持続音、そして微細な環境音が優しく融和。余計な装飾を削ぎ落とした透明感あふれる音響テクスチャーが、澄み渡る空間の空気のように、柔らかくグラデーションを描いていく。空間の気配と美しく調和する余白の美学が惜しみなく注ぎ込まれたジャパニーズ・アンビエント。

イタリア・ボローニャを拠点に、ミニマル・ダブやレフトフィールド・ベースの領域でストイックな低音を追求し続けるIvan Dubiousによる最新7インチが自身の主宰する〈Nun.kI.rec〉から登場。A面「Flamboyant」は、深く沈むサブベースとタイトなキックが牽引するミニマル・ステッパーズ。装飾を排した硬質なリズム構造が際立ち、タイトルとは裏腹に、ストイックで研ぎ澄まされたサウンド。一方、B面「Impassive」は、乾いたスネア、無機質な反復、抑制されたエフェクトによる、よりダークで冷徹な音像。アレンジからミックス、マスタリングまで本人が手がけたセルフ・プロダクションで、重量級の低音設計と精密な音作りが光る。

11月中旬入荷予定。GRMの歴史を支えた巨匠Ivo Malecが、1961年から1982年の約20年間に渡り手掛けた重要電子音響作品4曲を収めた『Luminétudes』が、〈Recollection GRM〉より初のLP復刻!初期のコンクレート作品からコンピュータ・ミュージックや電子シンセシスを導入した80年代作品まで、現代音楽/実験音響史に輝く不朽のアーカイブ。磁気テープの精緻な切り貼りによる極めて硬質な音像と、初期電子音が描き出す不穏でドラマチックなグラデーション。鋭利な電子音のカットアップから突如立ち現れる密度の高いドローン、そして緻密に設計された構造美まで、時代時代の最先端テクノロジーを取り入れながら強靭な美学で構築された唯一無二のサウンド・コラージュ。GRM主宰François Bonnetをして「現代音楽シーンにおける不可欠な作曲家」と言わしめた、妥協なき音響探求の記録。

ブルックリンを拠点に、フォーク・ミュージックの最も静かな形を追求するシンガーソングライターIvy Knightによる、50〜60年代のオールド・フォークやカントリーが持つ郷愁を、現代のミニマリズムで再解釈するデビュー・アルバム『Iron Mountain』。アコースティックギター、淡いシンセ、ささやくような歌声だけで構成された極限まで削ぎ落とした音数が特徴で、「Headlamp」「Red Rock」「Canyon」など曲名からも感じられるように、乾いた空気、岩肌、夕暮れの影といった、彼女が旅したアメリカ南西部の風景が音の余白とともに立ち上がる。Ivyの歌は語りのように親密で、過去の記憶や旅の断片が淡いフィルム写真のように重なっていく。ミニマルで親密、そして風景的。たった一人で静かに耳を傾けたい、旅の途中で感じる静かな孤独を共有するかのような一枚。
